JPH10250245A - 記録用紙 - Google Patents

記録用紙

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JPH10250245A
JPH10250245A JP6283497A JP6283497A JPH10250245A JP H10250245 A JPH10250245 A JP H10250245A JP 6283497 A JP6283497 A JP 6283497A JP 6283497 A JP6283497 A JP 6283497A JP H10250245 A JPH10250245 A JP H10250245A
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JP
Japan
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heat
thermal transfer
type thermal
adhesive
fusion
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JP6283497A
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English (en)
Inventor
Yuji Iguchi
裕二 井口
Katsuaki Arai
克明 新井
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】加熱接着性溶融型熱転写記録用紙と葉書との貼
合せにおいて、電磁波加熱装置を用いて効率的な貼合せ
を行うことのできる加熱接着性溶融型熱転写記録用紙を
提供することである。 【解決手段】水分を十分含んだ保湿剤が加熱接着層中、
支持体中、あるいは支持体と溶融型熱転写受像層または
加熱接着層との間にある層中に含まれている加熱接着性
溶融型熱転写記録用紙。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱溶融性バインダ
ー中に着色剤を分散させてなる熱転写性インクを塗布し
た熱転写媒体から、熱ヘッドにより溶融したインクを受
容する受像層を設けた溶融型熱転写用記録用紙と、他の
上質紙、コート紙、不織布、合成樹脂シート、ガラス、
金属などを貼合せることが可能な加熱接着型の記録用紙
に関するものであり、特に電子レンジを用いた加熱接着
が容易な加熱接着型記録用紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードコピーの一手段として、溶
融型熱転写記録方式を利用する装置が軽量、安価且つコ
ンパクトで騒音が無く、操作性、保守性にも優れている
などの利点からコンピューター、ワードプロセッサーな
どの記録方式として広く利用されている。このような溶
融型熱転写記録方式のプリンターの原理は、画像を電気
信号に変換し、さらにこの電気信号をサーマルヘッドに
より熱信号に変換して、熱溶融性色素が塗工された熱転
写媒体(以下、インクドナーシートという)を加熱し、
インクドナーシートから熱転写用受像シートの受像層へ
色素が転写することで情報を記録するものである。
【0003】溶融型熱転写記録方式でカラー画像を出力
する場合は、単色のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックによる多諧調画像ドットを面順次方式により重ね印
字し、これによって、レッド、グリーン、ブルー、その
他の多数の中間色相と濃度の画像を形成し、天然色写真
調の画像を形成する。
【0004】この様な溶融型熱転写記録はポスターやカ
ラーコピーなどの商業用途に用いられる一方、作成部数
が少ない個人等での用途としてははがき等に使用し、通
信面に写真風の画像を設けたり、通信文を記録したりす
ることができる。しかしながら、熱転写記録で良好な画
像記録を得るには、その解像性に応じた受像層の平面性
が必要であるし、さらに転写した染料が滲んだりぼやけ
たりしないように受像層に固定化する必要がある。この
ため、通常の上質紙である官製はがきなどの裏面に良好
な熱転写記録することは困難であった。
【0005】しかしながら、はがき用に溶融型熱転写記
録用紙を用いた場合、通常の官製はがき、抽選番号付き
料金前納はがき(お年玉付郵便はがき、籤付暑中見舞い
用郵便はがき”かもめーる”)などが使えず私製はがき
となり、抽選に関する機会を利用できずに利用価値が低
い他、官製はがき等と料金が同じとはいえ切手を貼り付
ける手間が必要で、かつ郵便番号枠、郵便はがきあるい
はこれに類する記述などを表面に施す必要がある。
【0006】溶融型熱転写記録用紙と官製はがきとを
糊、あるいは接着剤で一体化することで溶融型熱転写記
録と官製はがきの利用という問題は両立できるが、溶融
型熱転写記録用紙の裏面に糊、あるいは接着剤を塗布し
て官製はがきと貼合わせるという方法では、年賀状など
一度に多くのはがきを同時に処理しなければならないよ
うな場合には非常に煩わしい工程であった。
【0007】葉書と同大にプリントした写真を年賀葉書
に貼り付けるポストカードサービスもかなり一般家庭に
浸透してきた。しかし、写真を年賀葉書に貼り付けるの
を家庭ですることは、印画紙の貼合せ面がポリエチレン
樹脂であるため一般の糊剤との接着性が悪く接着強度が
低いので、通常、家庭で使用する接着剤では郵送途中で
剥がれてしまうというトラブルが発生することがある。
そのため、専門の業者に依頼することになり、ある程度
まとまった枚数でないとかなり割高なものとなってしま
う。
【0008】一方、近年のコンピューター、特にワード
プロセッサの一般家庭への急速な普及により、一般家庭
で画像の印字を美麗に溶融型熱転写記録方式で行うこと
ができるようになってきている。そのため、年賀状の裏
面を自分でデザインし、自分で官製お年玉付き年賀葉書
に溶融型熱転写記録方式のプリンターを用いて画像を印
字する人が増えてきている。しかし、官製お年玉付き年
賀葉書は普通の上質紙であり、溶融型熱転写記録方式に
対応した用紙となっていない。そのため、いくら美麗に
画像データを作製してもほどほどの見栄えのする画像で
しか印字することができない。
【0009】そこで、本発明者らは溶融型熱転写記録専
用紙の裏面に加熱接着層を設け、上質紙と貼り合わせた
貼り合わせ記録用紙とその製造方法を発明し特許出願し
た。該貼り合わせ記録用紙で用いられている加熱接着性
溶融型熱転写記録用紙の加熱接着層が常温でタックをも
たないため、位置合わせがしやすく、手軽に家庭にある
アイロンで加熱接着することが可能であった。さらにそ
の製造方法では家庭にある電磁波加熱装置(電子レン
ジ)を用いて一度に複数枚を葉書と加熱接着させること
が可能となる。その原理は、電磁波により加熱接着型記
録用紙、葉書中に含まれる水分が加熱され、その熱によ
り加熱接着層が接着性を発現させるというものであっ
た。そのため、加熱接着性溶融型熱転写記録用紙、葉書
中に含まれる水分が多いほど加熱は容易になり、葉書と
の接着に有利に働く。しかし、加熱接着性溶融型熱転写
記録用紙中にあまりに多く水分を含ませると記録層と加
熱接着層との間でブロッキングが発生してしまったり、
少しの湿度変化で大きなカールが発生してしまったりす
るため、おのずと加熱接着性溶融型熱転写記録用紙中に
含ませることのできる水分量の上限値は決まってきてし
まい、その程度では加熱状態に大きな差をもたらすこと
ができないというジレンマがあった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明が解決
しようとする課題は、加熱接着性溶融型熱転写記録用紙
と葉書との貼合せにおいて、電磁波加熱装置を用いて効
率的な貼合せを行うにあたり、より短時間で、より均一
に加熱接着することのできる加熱接着性溶融型熱転写記
録用紙を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、以上のよ
うな問題点を解決するために鋭意研究の結果、以下の発
明に至った。
【0012】本発明の加熱接着性溶融型熱転写記録用紙
には、水分を十分含んだ保湿剤が加熱接着層中、支持体
中、あるいは支持体と溶融型熱転写受像層または加熱接
着層との間にある保湿層中に含まれているため、加熱接
着性溶融型熱転写記録用紙を全体的に見た場合の含有水
分量は高いものの、その水分は局在化し、溶融型熱転写
受像層、あるいは加熱接着層に水分が多いために起こる
塗層剥がれ等の問題が発生することがない。さらに、保
湿剤が水分をしっかり保持し離しにくく、また、保湿層
が表面に露出していないため、重ねて置かれたり巻き取
り形態で置かれても該加熱接着性溶融型熱転写記録用紙
がブロッキングを起こしてしまうことはない。さらに、
含有水分率が高いため、電磁波加熱装置で加熱接着する
際の加熱時間を短くすることができる上、記録層に熱が
与えるダメージも低くできる。
【0013】また、溶融型熱転写記録で使用されている
インクは熱溶融性であるため、記録後、用紙に定着して
も熱がかかれば再溶融する可能性がある。しかし、本発
明のような加熱接着性溶融型熱転写記録用紙において、
該加熱接着性溶融型熱転写記録用紙を葉書に電子レンジ
を用いて加熱接着させる程度の温度では完全に溶融し、
重なり合っている他紙に該インクが転写してしまうこと
はなかった。しかし、該加熱接着性溶融型熱転写記録用
紙中の水分が主に加熱され、加熱接着層の温度が上昇す
るためか、溶融熱転写記録による印字部の輪郭が若干に
じむ傾向があった。ところが、当初予想していなかった
が、本発明の保湿層が設けられた加熱接着性溶融型熱転
写記録用紙を用いれば印字部の輪郭がにじむといったこ
とが起こらず、保湿剤を使用していないはがき大貼り合
わせ用紙より良好な画像を記録できることが判明した。
【0014】具体的には、支持体の片面に溶融型熱転写
受像層を有し、他面に通常状態では粘着性、接着性とも
に示さず加熱時に接着性を示す加熱接着層を設けた加熱
接着性溶融型熱転写記録用紙において、該加熱接着層中
に保湿剤を含むことを特徴とする加熱接着性溶融型熱転
写記録用紙の発明である。
【0015】支持体の片面に溶融型熱転写受像層を有
し、他面に通常状態では粘着性、接着性ともに示さず加
熱時に接着性を示す加熱接着層を設けた加熱接着性溶融
型熱転写記録用紙において、該支持体中に保湿剤を内添
していることを特徴とする加熱接着性溶融型熱転写記録
用紙の発明である。
【0016】支持体の片面に保湿剤と結着剤とからなる
保湿層を設け、さらにその上に溶融型熱転写受像層を有
し、他面に通常状態では粘着性、接着性ともに示さず加
熱時に接着性を示す加熱接着層を設けたことを特徴とす
る高保湿性加熱接着性溶融型熱転写記録用紙の発明であ
る。
【0017】支持体の片面に溶融型熱転写受像層を設
け、その反対面に保湿剤と結着剤とからなる保湿層、お
よび該保湿層上に通常状態では粘着性、接着性ともに示
さず加熱時に接着性を示す加熱接着層を設けたことを特
徴とするインク受容性の良好な加熱接着性溶融型熱転写
記録用紙の発明である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる保湿剤として
は、水分を吸収、吸着し、保持するものであれば、特に
制限するものではなく、構造中にカルボキシル基、水酸
基、スルホン基、アミノ基、イミノ基を少なくとも1つ
持つ塩、3級アンモニウム塩、4級アンモニウム塩であ
ればよい。具体的には、変性デンプン、アクリル酸誘導
体、ポリエチレングリコール化合物などである。さら
に、厳密な意味では保湿剤ではないが、広い意味で水を
内包したカプセルを保湿剤として用いても良い。
【0019】アクリル酸誘導体としては、アクリル酸に
共重合可能な単量体、具体的には、2−アクリルアミド
−2−メチルプロパンスルホン酸、2−アクロイルエタ
ンスルホン酸、2−アクロイルプロパンスルホン酸、メ
タクリル酸、又はそれらのアルカリ金属塩或はアンモニ
ウム塩、(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル
(メタ)アクリルアミド、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート、2−ビニルピリジン、4−ビニルピ
リジン又はそれらの塩、イタコン酸、マレイン酸、フマ
ール酸、ビニルスルホン酸、又はそれらのアルカリ金属
塩或はアンモニウム塩、(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸エチル等の(メタ)アクリル酸エス
テル等が挙げられる。
【0020】ポリエチレングリコール化合物とは、活性
水素基を2個有する有機化合物、例えば、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、ビスフェノールA、ポリプロピレングリコール、ポ
リテトラメチレングリコール、アニリン、ブチルアミ
ン、オクチルアミン、ラウリルアミン、ヘキシルアミン
等を原料としてエチレンオキサイドを重合させるか、エ
チレンオキサイドを単独重合させて得られる化合物であ
る。
【0021】本発明で保湿剤として水を内包したカプセ
ルを用いる場合、該マイクロカプセルのマイクロカプセ
ル化の方法やマイクロカプセルの壁材については、特に
制限されることなく、従来から公知のものを使用でき
る。
【0022】マイクロカプセル化法としては、界面重合
法(特公昭47−1763号公報等)、インサイチュー
重合法(特開昭51−9079号公報等)、液中硬化
法、スプレードライ法等が使用できる。
【0023】マイクロカプセルの壁材としては、ポリウ
レタン、ポリ尿素、エポキシ樹脂、尿素/ホルマリン樹
脂、メラミン/ホルマリン樹脂等が使用できる。
【0024】本発明の保湿剤を支持体に内添するには、
従来公知の顔料やバインダーおよびサイズ剤や定着剤、
歩留まり向上剤、カチオン化剤、紙力増強剤などの各種
添加剤と共に保湿剤を内添させればよく、特にその手段
も限定するものではない。
【0025】本発明の保湿層を形成する結着剤も特に限
定するものではなく、具体的には、デンプン類、ヒドロ
キシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロースなどのセルロース
誘導体、カゼイン、ゼラチンなどのプロテイン、酸化デ
ンプン、エステル化合物デンプンなどのサッカロースの
如き水性天然高分子化合物、ポリビニルアルコール、変
性ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ
アクリル酸、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸アミド
/アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸アミド/ア
クリル酸エステル/メタクリル酸3元共重合体、スチレ
ン/無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩、ラテック
ス、ポリアクリルアミド、スチレン/無水マレイン酸共
重合体などの如き水溶性合成高分子化合物やラテックス
類、エチレン/無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩等
の水溶性接着剤、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリ
アクリル酸エステル、スチレン/ブタジエン共重合体、
アクリロニトリル/ブタジエン共重合体、アクリル酸メ
チル/ブタジエン共重合体、アクリロニトリル/ブタジ
エン/アクリル酸共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重
合体等のラテックスなどが挙げられる。
【0026】本発明の保湿層を支持体の一方の面に塗布
する方法として、ブレード塗工法、グラビア塗工法、グ
ラビアオフセット塗工法、バー塗工法、ロール塗工法、
エアナイフ塗工法、Uコンマ塗工法、AKKU塗工法、
スムージング塗工法、マイクログラビア塗工法、リバー
スロール塗工法、4本あるいは5本ロール塗工法、ディ
ップ塗工法、落下カーテン塗工法、スライド塗工法、ダ
イ塗工法、等公知の塗工方法が利用可能である。
【0027】本発明の支持体に好ましく用いられる原紙
は、木材パルプと顔料を主成分として構成される。木材
パルプとしては、LBKP、NBKP等の化学パルプ、
GP、PGW、RMP、TMP、CTMP、CMP、C
GP等の機械パルプ、DIP等の古紙パルプ等のパルプ
を含み、必要に応じて従来公知の顔料やバインダー及び
サイズ剤や定着剤、歩留まり向上剤、カチオン化剤、紙
力増強剤等の各種添加剤を1種以上用いて混合し、長網
抄紙機、円網抄紙機、ツインワイヤ抄紙機等の各種装置
で支持体の製造が可能であり、酸性、中性、アルカリ性
で抄造できる。又、該原紙は、金属ロールと合成樹脂ロ
ールからなるカレンダー装置をオンマシン処理しても良
い。その際、オフマシン処理しても良く、処理後に、更
にマシンカレンダー、スーパーカレンダー等でカレンダ
ー処理を施して平坦性をコントロールしても良い。
【0028】填料としては、例えば、軽質炭酸カルシウ
ム、重質炭酸カルシウム、カオリン、クレー、タルク、
硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜
鉛、硫化亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、ケ
イソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、合成シ
リカ、水酸化アルミニウム、アルミナ、リトポン、ゼオ
ライト、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウムのよう
な白色無機顔料、スチレン系プラスチックピグメント、
アクリル系プラスチックピグメント、ポリエチレン、マ
イクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂のような有機
顔料などが挙げられる。
【0029】サイズ剤としては、例えば、酸性抄紙用ロ
ジンサイズ剤、中性抄紙用変性ロジンサイズ剤、AK
D、ASA、カチオンポリマー型サイズ剤などを挙げる
ことができる。
【0030】一般に、溶融型熱転写記録による印字品質
は紙の特性に大きく影響されるが、特にインクドナーシ
ートと接する溶融型熱転写記録用紙の密着性を上げるた
めに記録用紙表面の平坦性が高いこと、および熱ヘッド
で発生した熱を効率よくインクドナーシートから紙への
転写に使うという観点から、断熱性を高めるために記録
用紙の密度が低い方が好ましい。これらの特性を満たす
ために紙の製造工程におけるプレス条件やカレンダー条
件をコントロールし、非塗工タイプの溶融型熱転写記録
用紙としては印字面のベック平滑度40〜550秒、密
度0.65〜0.95g/cm3の特性のものが使用さ
れる。
【0031】また、更に高い印字品質を得るために、シ
リカ、アルミナ、酸化チタン、カオリン、クレー、タル
ク、酸化亜鉛、硫酸バリウムなどの無機顔料、澱粉粒、
セルロースパウダー、メラミン系樹脂微粒子、グアナミ
ン系樹脂微粒子、ウレタン系樹脂微粒子、エポキシ系樹
脂微粒子、シリコーン系樹脂微粒子、ビニル系樹脂微粒
子などの有機顔料、ビニル系樹脂中空微粒子、メラミン
系樹脂中空微粒子などの中空顔料、澱粉、カゼイン、ゼ
ラチン、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロースなどの水溶性樹
脂、スチレンブタジエン系、アクリル系、酢酸ビニル系
などの樹脂エマルション、分散剤、架橋剤、染料、蛍光
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、界面活性剤、
消泡剤、増粘剤、導電剤などを含む顔料塗工層をグラビ
アコーター、ロールコーター、ロッドコーター、ダイコ
ーター、カーテンコーター、ブレードコーターなどによ
り塗工し、更に平坦化および断熱性を向上させた塗工タ
イプの溶融型熱転写記録用紙も使用できる。
【0032】また、本発明において、ブロッキング防止
の目的で熱転写受像層中に離型剤を添加しても良い。か
かる離型剤の具体的な例としては、高級脂肪酸またはそ
のエステル、アミドまたはその金属塩、セラミックワッ
クス、モンタンワックス、カルナバワックス、ポリエチ
レンワックスなどのワックス類やテフロンパウダー;フ
ッ素系、燐酸エステル系の界面活性剤;シリコーンオイ
ルなどが挙げられる。また、シリコーンオイルとして
は、アミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、
アルキッド変性シリコーン、ポリエステル変性シリコー
ンなどの変性シリコーンオイルなども使用される。ま
た、シリコーン化合物として、硬化型のシリコーン化合
物も必要により用いることが出来る。硬化型のシリコー
ン化合物としては、反応硬化型、電離放射線硬化型、触
媒硬化型などが挙げられる。
【0033】更に、必要に応じて、染料、顔料、湿潤
剤、消泡剤、分散剤、帯電防止剤、蛍光増白剤、紫外線
吸収剤、光安定化剤などの添加剤を溶融型熱転写受像層
中に含有することもできる。特に、顔料に関しては、シ
リカ、アルミナ、酸化チタン、炭酸カルシウム、カオリ
ン、クレー、酸化亜鉛、硫酸バリウムなどに代表される
無機質粒子を添加することもできる。
【0034】本発明における加熱接着層には、ヒートシ
ール層、ディレードタック層、ホットメルト層を用いる
ことができる。それぞれについて、以下に具体的に説明
する。
【0035】本発明で用いられるヒートシール層を構成
するヒートシールコーティング剤は、”コンバーティン
グのすべて”(加工技術研究会発行、1993年、P3
51〜)で述べられるようないわゆる狭義のヒートシー
ルコーティング剤であり、無溶剤のホットメルトコーテ
ィング樹脂とは別なものである。例えば、その構成樹脂
としては、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル、エチレ
ン/酢ビ共重合樹脂、ポリアクリレート、塩酢ビ、エチ
レン/アクリル酸共重合樹脂、などの有機溶剤溶液、あ
るいは水分散溶液などの形で用いられる。これの樹脂を
用いて塗液を調製して塗工、最低造膜温度より高い温度
で乾燥させることにより得られるヒートシール層は、通
常状態では指で触ってもベトツキのない状態に乾燥され
ており、一般のインクジェット記録プリンターに問題な
く通紙することが可能であるが、一旦融点以上に加熱す
るとヒートシール層が可塑化され粘着性を帯び、上質
紙、ガラス、金属、合成樹脂シート、木材などへ軽い圧
力により貼合すことが可能で、ここで生じた接着性は再
冷却しても残存する。
【0036】ヒートシール層の塗工は、溶剤溶液とし
て、あるいはエマルジョンとして塗工、乾燥して用いる
ことが可能である。
【0037】本発明で用いられるディレードタック層を
構成する塗液は、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、
酢酸ビニル系樹脂、スチレン/アクリル共重合系樹脂、
スチレン/ブタジエン共重合樹脂、ポリスチレン樹脂、
ポリアミド樹脂などの分散液に1種あるいは数種の結晶
性(固体)可塑剤、たとえばジシクロヘキシルフタレー
ト、ジフェニルフタレート、N−シクロヘキシル−p−
トルエンスルホンアミド、o/p−トルエンスルホンア
ミドなどが含まれる。この塗液を塗布、可塑剤の融点以
下で乾燥させることにより得られるディレードタック層
は、普通の状態では指触乾燥しており、一般の溶融型熱
転写記録プリンターに問題なく通紙することが可能であ
るが、一旦可塑剤の融点以上に加熱するとディレードタ
ック層が可塑化され粘着性を帯びる。このため上質紙、
ガラス、金属、合成樹脂シート、木材などへ軽い圧力に
より貼合わすことが可能で、ここで生じた接着性は可塑
剤が再結晶化しても残存する。ディレードタック層中に
3〜50重量%の顔料を含有させプリンター通紙性を向
上させることが可能である。
【0038】本発明で用いられるホットメルト層を構成
する樹脂は、一般に60℃〜180℃の温度範囲で溶融
する熱可塑性材料(100%固体)であり、以下に示す
ようなポリマー、樹脂およびワックスが用いられる。す
なわちアルキッド(変性ポリエステル)、アスファルト
およびコールタールれき青質、クマロン−インデン樹
脂、ロジンおよびその誘導体、テルペン樹脂、ワックス
(鉱物、植物および石油)、エチレン/アクリル酸エチ
ル共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体、ポリエチ
レン、ポリ酢酸ビニルおよびその共重合体、ポリカーボ
ネート、ポリスチレンおよびその共重合体、ポリスチレ
ンおよびその共重合体、ポリプロピレン、ポリビニルエ
ーテル、ポリアミド、ポリエステル(熱可塑性)、フェ
ノキシ樹脂(可塑化)、ポリイソプレン、ポリウレタ
ン、熱可塑性エラストマー(SBS、SIS、SEBS
など)などの樹脂が使用される。ホットメルト接着剤
は、以下の3つの機能を有する樹脂を基本的に含む。す
なわち、溶融物に粘性を、固体に凝集性を与える高分子
量ポリマー、粘着性、弾性、および強度を増加させる合
成エラストマー、粘性と流動性を与え、ぬれ性を促進す
る合成樹脂または天然樹脂である。これにコストを低減
させ、混合物の粘度を低下させ塗布しやすくするワック
スを含有しても良い。ホットメルト層の塗布は、溶剤溶
液として、あるいはエマルジョンとして塗布、乾燥して
用いるか、熱溶融押しだしにより行うことが可能であ
る。本発明のホットメルト層中に最大で50重量%まで
の顔料を含有することでプリンター通紙性を向上させる
ことが可能である。
【0039】第1の本発明において、保湿剤を加熱接着
層中に含むことができる。電磁波により加熱されるのは
水分であることから、加熱接着層中の水分の大部分を占
める保湿剤に取り込まれている水分が加熱される。保湿
剤の近傍には加熱接着剤があることより加熱された水分
の熱は大きくロスされることなく、加熱接着剤に伝えら
れ、加熱接着層の効率的な加熱が行われる。しかし、極
端に多くの保湿剤、すなわち水分を加熱接着層中に含ま
せると、いくら水分は保湿剤に取り込まれているとはい
えブロッキングを起こしやすくなり、逆に極端に少なす
ぎると効果が薄くなる。
【0040】第1の発明については、図1に加熱接着性
溶融型熱転写記録用紙の断面概略図を示す。図1におい
て、支持体2の片面に溶融型熱転写受像層1を設け、他
面に保湿剤を含んだ加熱接着層3を設けた構成からなる
ものである。
【0041】第2の発明において、保湿剤を支持体中に
内添することができる。保湿剤が加熱接着層、およびイ
ンク受理層に直接に接していないため、第1の本発明の
加熱接着層中に保湿剤を添加するより他層への影響が少
なく保湿剤を多く内添することができる。
【0042】第2の発明については、図2に加熱接着性
溶融型熱転写記録用紙の断面概略図を示す。図2におい
て、保湿剤を内添した支持体4の片面に溶融型熱転写受
像層1を設け、他面に感熱接着層5を設けた構成からな
るものである。
【0043】第3の発明において、支持体のどちらかの
面に保湿剤と結着剤からなる保湿層を設け、その上に溶
融型熱転写受像層を設けることができる。保湿剤は支持
体から独立した保湿層に局在しているため、支持体に保
湿剤が含まれているために紙質強度が低下してしまうよ
うなことがない。
【0044】第3の発明については、図3に加熱接着性
溶融型熱転写記録用紙の断面概略図を示す。図3におい
て、支持体2の片面に保湿剤と結着剤からなる保湿層
6、溶融型熱転写受像層1を順次積層し、他面に加熱接
着層5を設けた構成からなるものである。
【0045】第4の本発明において、支持体のどちらか
の面に保湿剤と結着剤からなる保湿層を設け、その上に
通常状態では粘着性、接着性ともに示さず加熱時に接着
性を示す加熱接着層を設けることができる。保湿層が溶
融型熱転写受像層、支持体とも独立しているため、溶融
型熱転写受像層のインク受理性を低下させることもな
く、紙質強度を低下させてしまうこともない。
【0046】第4の発明については、図4に加熱接着性
溶融型熱転写記録用紙の断面概略図を示す。図4におい
て、支持体2の片面に溶融型熱転写受像層1を設け、他
面に保湿剤と結着剤からなる保湿層6、加熱接着層5を
順次積層した構成からなるものである。
【0047】本発明の加熱接着性溶融型熱転写記録用紙
は適当な道具を用いて葉書と貼り合わせることができ
る。具体的には、本発明の加熱接着性溶融型熱転写記録
用紙と葉書とを加熱接着面と葉書裏面が向き合うように
適当な枚数重ね合わせ、耐熱性のあるプラスチック製の
板で両側から挟んだ後、輪ゴムで固定すればよい。
【0048】加熱接着性溶融型熱転写記録用紙は、印字
前に葉書と貼合せることも可能であるし、印字後に葉書
と貼合せることも可能である。葉書貼合せ記録用紙で
は、葉書と加熱接着性溶融型熱転写記録用紙とが等大で
あるばかりでなく、葉書のコバ面をきれいに揃える目
的、および端部で葉書貼合せ記録用紙同士が接着(ブロ
ッキング)することを防ぐ目的で、葉書貼合せ記録用紙
の縦寸法が140mm以上で横寸法が90mm以上の大
きさに断裁されていても良い。この大きさよりも小さい
と葉書としての規格を満たさず好ましくない。このよう
な大きさを得る目的で、かつ葉書貼合せ記録用紙の全部
の辺(端部)で不要な接着をなくす目的で、加熱接着性
溶融型熱転写記録用紙と葉書が貼合せられた後、葉書部
分の全周を打ち抜いて所定の大きさに仕上げ、打ち抜き
葉書貼合せ記録用紙とすることができる。
【0049】以下、本発明について簡単に作用を説明す
る。本発明の加熱接着性溶融型熱転写記録用紙を用いる
と、該加熱接着性溶融型熱転写記録用紙を葉書大に断裁
後、官製年賀葉書と重ね合わせ、電磁波加熱装置(電子
レンジ)で貼合せることが手軽に失敗せずにできる。該
加熱接着性溶融型熱転写記録用紙には保湿剤が含有させ
ているため、電磁波で該加熱接着性溶融型熱転写記録用
紙を加熱した場合、塗層中に含まれる水分も加熱される
が該保湿剤に取り込まれている水も加熱される。そのた
め、保湿剤を含有していない加熱接着性溶融型熱転写記
録用紙よりも電磁波による加熱が効率よく行われ短時間
で接着が終了する。さらに、水は保湿剤に取り込まれて
いるため、加熱接着型記録紙に含まれる水分量が保湿剤
を含有していない加熱接着性溶融型熱転写記録用紙と同
じであれば、接着の際の加熱により発生する水蒸気量が
保湿剤を含有しない加熱接着性溶融型熱転写記録用紙よ
り減り出来上がった葉書に付着する水蒸気に起因するシ
ミが減る。加熱接着面の単位面積当たりの水分量をかな
り増やすことができるため、加熱ムラがなくなり均一に
該加熱接着性溶融型熱転写記録用紙と葉書を接着するこ
とができる。
【0050】また、溶融型熱転写記録で使用されている
インクは熱溶融性であるため、記録後、用紙に定着して
も熱がかかれば再溶融する可能性がある。しかし、本発
明のような加熱接着性溶融型熱転写記録用紙において、
該加熱接着性溶融型熱転写記録用紙を葉書に電子レンジ
を用いて加熱接着させる程度の温度では完全に溶融し、
重なり合っている他紙に該インクが転写してしまうこと
はなかった。しかし、該加熱接着性溶融型熱転写記録用
紙中の水分が主に加熱され、加熱接着層の温度が上昇す
るためか、溶融熱転写記録による印字部の輪郭が若干に
じむ傾向があった。ところが、当初予想していなかった
が、本発明の保湿層が設けられた加熱接着性溶融型熱転
写記録用紙を用いれば印字部の輪郭がにじむといったこ
とが起こらず、保湿剤を使用していないはがき大貼り合
わせ用紙より良好な画像を記録できる。
【0051】
【実施例】以下に、本発明の実施例を挙げて説明する
が、本発明はこれらの例に限定されるものではない。ま
た、実施例において示す「部」および「%」は、特に明
示しない限り重量部および重量%を示す。
【0052】〈支持体の抄造1〉支持体は、LBKP
(濾水度420mlcsf)72部とNBKP(濾水度
440mlcsf)28部からなる木材パルプ100部
に対して、軽質炭酸カルシウム/重質炭酸カルシウム/
タルクの比率が32/33/35の顔料25部、市販ア
ルキルケテンダイマー0.12部、市販カチオン系アク
リルアミド0.03部、市販カチオン化澱粉1.2部、
硫酸バンド0.5部を調製後、長網抄紙機を用いて坪量
100g/m2で抄造した。この支持体を支持体Aとす
る。
【0053】〈支持体の抄造2〉支持体は、LBKP
(濾水度420mlcsf)72部とNBKP(濾水度
440mlcsf)28部からなる木材パルプ100部
に対して、軽質炭酸カルシウム/重質炭酸カルシウム/
タルクの比率が32/33/35の顔料25部、保湿剤
(サンフレッシュ ST−100、三洋化成製)10
部、市販アルキルケテンダイマー0.12部、市販カチ
オン系アクリルアミド0.03部、市販カチオン化澱粉
1.2部、硫酸バンド0.5部を調製後、長網抄紙機を
用いて坪量100g/m2で抄造した。この保湿剤を内添
した支持体を支持体Bとする。
【0054】〈支持体へ保湿層の塗設〉保湿層組成物と
して、保湿剤(サンフレッシュ ST−100、三洋化
成製)20部とポリビニルアルコール(PVA117、
クラレ製)100部を混合して作製し、エアナイフコー
ターにて上記の支持体Aに塗工量10g/m2となるように
塗工し、乾燥して、片面に保湿層が塗工された支持体を
作製した。これを支持体Cとする。
【0055】実施例1 予備操作で得られた支持体Aの片面にエアーナイフコー
ターにより乾燥塗工量5.5g/m2となるように溶融型熱
転写受像層として濃度10%のポリビニルアルコール水
溶液を塗工し、乾燥して溶融型熱転写受像層を形成して
溶融型熱転写受像紙を得た。この溶融型熱転写受像紙の
非記録面に、加熱接着層としてヒートシール剤(アクア
テックスEC1200、中央理化工業製、固形分51
%)80部、保湿剤(スミカゲルS−50、住友化学)
20部からなるヒートシール塗液を固形分が15g/m2
なるように塗工して80℃の温風下で20秒間乾燥し、
加熱接着層を設け、次にスーパーカレンダーで溶融型熱
転写受像層のベック平滑度が300秒以上になるように
平滑化処理し、加熱接着性溶融型熱転写記録用紙とし
た。出来上がった加熱接着性溶融型熱転写記録用紙の含
有水分率は10%であった。
【0056】実施例2 予備操作で得られた支持体Aの片面にエアーナイフコー
ターにより乾燥塗工量5.5g/m2となるように溶融型熱
転写受像層として濃度10%のポリビニルアルコール水
溶液を塗工し、乾燥して溶融型熱転写受像層を形成して
溶融型熱転写受像紙を得た。この溶融型熱転写受像紙の
非記録面に、加熱接着層としてディレードタック型粘着
剤(ヒートマジックDW2000、東洋インキ製、固形
分52%)に保湿剤(スミカゲルS−50、住友化学)
を全固形分に対して15%となるように混合し、総固形
分が15g/m2となるようにエアーナイフコーターにより
塗工して45℃の温風下で20秒間乾燥し、ディレード
タック層を設け、次にスーパーカレンダーで溶融型熱転
写受像層のベック平滑度が300秒以上になるように平
滑化処理し、加熱接着性溶融型熱転写記録用紙とした。
出来上がった加熱接着性溶融型熱転写記録用紙の含有水
分率は11%であった。
【0057】実施例3 予備操作で得られた支持体Bの片面にエアーナイフコー
ターにより乾燥塗工量5.5g/m2となるように溶融型熱
転写受像層として濃度10%のポリビニルアルコール水
溶液を塗工し、乾燥して溶融型熱転写受像層を形成して
溶融型熱転写受像紙を得た。この溶融型熱転写受像紙の
非記録面に、加熱接着層としてヒートシール剤(アクア
テックスEC1200、中央理化工業製、固形分51
%)を固形分が15g/m2となるように塗工して80℃の
温風下で20秒間乾燥し、加熱接着層を設け、次にスー
パーカレンダーで溶融型熱転写受像層のベック平滑度が
300秒以上になるように平滑化処理し、加熱接着性溶
融型熱転写記録用紙とした。出来上がった加熱接着性溶
融型熱転写記録用紙の含有水分率は9%であった。
【0058】実施例4 予備操作で得られた支持体Bの片面にエアーナイフコー
ターにより乾燥塗工量5.5g/m2となるように溶融型熱
転写受像層として濃度10%のポリビニルアルコール水
溶液を塗工し、乾燥して溶融型熱転写受像層を形成して
溶融型熱転写受像紙を得た。この溶融型熱転写受像紙の
非記録面に、加熱接着層としてディレードタック型粘着
剤(ヒートマジックDW2000、東洋インキ製、固形
分52%)を総固形分が15g/m2となるようにエアーナ
イフコーターにより塗工して45℃の温風下で20秒間
乾燥し、ディレードタック層を設け、次にスーパーカレ
ンダーで溶融型熱転写受像層のベック平滑度が300秒
以上になるように平滑化処理し、加熱接着性溶融型熱転
写記録用紙とした。出来上がった加熱接着性溶融型熱転
写記録用紙の含有水分率は10%であった。
【0059】実施例5 予備操作で得られた支持体Bの片面にエアーナイフコー
ターにより乾燥塗工量5.5g/m2となるように溶融型熱
転写受像層として濃度10%のポリビニルアルコール水
溶液を塗工し、乾燥して溶融型熱転写受像層を形成して
溶融型熱転写受像紙を得た。この溶融型熱転写受像紙の
非記録面に、加熱接着層として合成ゴムベースのホット
メルト型粘着剤(MU74、コニシ製)を塗工量が50
g/m2となるようにスプレー塗工して後冷却し、加熱接着
層を設け、次にスーパーカレンダーで溶融型熱転写受像
層のベック平滑度が300秒以上になるように平滑化処
理し、加熱接着性溶融型熱転写記録用紙とした。出来上
がった加熱接着性溶融型熱転写記録用紙の含有水分率は
13%であった。
【0060】実施例6 予備操作で得られた支持体Cの保湿層が塗布された面に
エアーナイフコーターにより乾燥塗工量5.5g/m2とな
るように溶融型熱転写受像層として濃度10%のポリビ
ニルアルコール水溶液を塗工し、乾燥して溶融型熱転写
受像層を形成して溶融型熱転写受像紙を得た。この溶融
型熱転写受像紙の非記録面に、加熱接着層としてヒート
シール剤(アクアテックスEC1200、中央理化工業
製、固形分51%)を固形分が15g/m2となるように塗
工して80℃の温風下で20秒間乾燥し、加熱接着層を
設け、次にスーパーカレンダーで溶融型熱転写受像層の
ベック平滑度が300秒以上になるように平滑化処理
し、加熱接着性溶融型熱転写記録用紙とした。出来上が
った加熱接着性溶融型熱転写記録用紙の含有水分率は1
0%であった。
【0061】実施例7 予備操作で得られた支持体Cの保湿層が塗布された面に
エアーナイフコーターにより乾燥塗工量5.5g/m2とな
るように溶融型熱転写受像層として濃度10%のポリビ
ニルアルコール水溶液を塗工し、乾燥して溶融型熱転写
受像層を形成して溶融型熱転写受像紙を得た。この溶融
型熱転写受像紙の非記録面に、加熱接着層としてディレ
ードタック型粘着剤(ヒートマジックDW2000、東
洋インキ製、固形分52%)を総固形分が15g/m2とな
るようにエアーナイフコーターにより塗工して45℃の
温風下で20秒間乾燥し、ディレードタック層を設け、
次にスーパーカレンダーで溶融型熱転写受像層のベック
平滑度が300秒以上になるように平滑化処理し、加熱
接着性溶融型熱転写記録用紙とした。出来上がった加熱
接着性溶融型熱転写記録用紙の含有水分率は11%であ
った。
【0062】実施例8 予備操作で得られた支持体Cの保湿層が塗布された面に
エアーナイフコーターにより乾燥塗工量5.5g/m2とな
るように溶融型熱転写受像層として濃度10%のポリビ
ニルアルコール水溶液を塗工し、乾燥して溶融型熱転写
受像層を形成して溶融型熱転写受像紙を得た。この溶融
型熱転写受像紙の非記録面に、加熱接着層として合成ゴ
ムベースのホットメルト型粘着剤(MU74、コニシ
製)を塗工量が50g/m2となるようにスプレー塗工して
後冷却し、加熱接着層を設け、次にスーパーカレンダー
で溶融型熱転写受像層のベック平滑度が300秒以上に
なるように平滑化処理し、加熱接着性溶融型熱転写記録
用紙とした。出来上がった加熱接着性溶融型熱転写記録
用紙の含有水分率は10%であった。
【0063】実施例9 予備操作で得られた支持体Cの保湿層が塗布されいない
面にエアーナイフコーターにより乾燥塗工量5.5g/m2
となるように溶融型熱転写受像層として濃度10%のポ
リビニルアルコール水溶液を塗工し、乾燥して溶融型熱
転写受像層を形成して溶融型熱転写受像紙を得た。この
溶融型熱転写受像紙の非記録面に、加熱接着層としてヒ
ートシール剤(アクアテックスEC1200、中央理化
工業製、固形分51%)を固形分が15g/m2となるよう
に塗工して80℃の温風下で20秒間乾燥し、加熱接着
層を設け、次にスーパーカレンダーで溶融型熱転写受像
層のベック平滑度が300秒以上になるように平滑化処
理し、加熱接着性溶融型熱転写記録用紙とした。出来上
がった加熱接着性溶融型熱転写記録用紙の含有水分率は
11%であった。
【0064】実施例10 予備操作で得られた支持体Cの保湿層が塗布されていな
い面にエアーナイフコーターにより乾燥塗工量5.5g/
m2となるように溶融型熱転写受像層として濃度10%の
ポリビニルアルコール水溶液を塗工し、乾燥して溶融型
熱転写受像層を形成して溶融型熱転写受像紙を得た。こ
の溶融型熱転写受像紙の非記録面に、加熱接着層として
ディレードタック型粘着剤(ヒートマジックDW200
0、東洋インキ製、固形分52%)を総固形分が15g/
m2となるようにエアーナイフコーターにより塗工して4
5℃の温風下で20秒間乾燥し、ディレードタック層を
設け、次にスーパーカレンダーで溶融型熱転写受像層の
ベック平滑度が300秒以上になるように平滑化処理
し、加熱接着性溶融型熱転写記録用紙とした。出来上が
った加熱接着性溶融型熱転写記録用紙の含有水分率は1
0%であった。
【0065】実施例11 予備操作で得られた支持体Cの保湿層が塗布されていな
い面にエアーナイフコーターにより乾燥塗工量5.5g/
m2となるように溶融型熱転写受像層として濃度10%の
ポリビニルアルコール水溶液を塗工し、乾燥して溶融型
熱転写受像層を形成して溶融型熱転写受像紙を得た。こ
の溶融型熱転写受像紙の非記録面に、加熱接着層として
合成ゴムベースのホットメルト型粘着剤(MU74、コ
ニシ製)を塗工量が50g/m2となるようにスプレー塗工
して後冷却し、加熱接着層を設け、次にスーパーカレン
ダーで溶融型熱転写受像層のベック平滑度が300秒以
上になるように平滑化処理し、加熱接着性溶融型熱転写
記録用紙とした。出来上がった加熱接着性溶融型熱転写
記録用紙の含有水分率は13%であった。
【0066】比較例1 予備操作で得られた支持体Aの片面にエアーナイフコー
ターにより乾燥塗工量5.5g/m2となるように溶融型熱
転写受像層として濃度10%のポリビニルアルコール水
溶液を塗工し、乾燥して溶融型熱転写受像層を形成して
溶融型熱転写受像紙を得た。この溶融型熱転写受像紙の
非記録面に、加熱接着層としてヒートシール剤(アクア
テックスEC1200、中央理化工業製、固形分51
%)を固形分が15g/m2となるように塗工して80℃の
温風下で20秒間乾燥し、加熱接着層を設け、次にスー
パーカレンダーで溶融型熱転写受像層のベック平滑度が
300秒以上になるように平滑化処理し、加熱接着性溶
融型熱転写記録用紙とした。出来上がった加熱接着性溶
融型熱転写記録用紙の含有水分率は4%であった。
【0067】比較例2 予備操作で得られた支持体Aの片面にエアーナイフコー
ターにより乾燥塗工量5.5g/m2となるように溶融型熱
転写受像層として濃度10%のポリビニルアルコール水
溶液を塗工し、乾燥して溶融型熱転写受像層を形成して
溶融型熱転写受像紙を得た。この溶融型熱転写受像紙の
非記録面に、加熱接着層としてディレードタック型粘着
剤(ヒートマジックDW2000、東洋インキ製、固形
分52%)を総固形分が15g/m2となるようにエアーナ
イフコーターにより塗工して45℃の温風下で20秒間
乾燥し、ディレードタック層を設け、次にスーパーカレ
ンダーで溶融型熱転写受像層のベック平滑度が300秒
以上になるように平滑化処理し、加熱接着性溶融型熱転
写記録用紙とした。出来上がった加熱接着性溶融型熱転
写記録用紙の含有水分率は5%であった。
【0068】比較例3 予備操作で得られた支持体Aの片面にエアーナイフコー
ターにより乾燥塗工量5.5g/m2となるように溶融型熱
転写受像層として濃度10%のポリビニルアルコール水
溶液を塗工し、乾燥して溶融型熱転写受像層を形成して
溶融型熱転写受像紙を得た。この溶融型熱転写受像紙の
非記録面に、加熱接着層として合成ゴムベースのホット
メルト型粘着剤(MU74、コニシ製)を塗工量が50
g/m2となるようにスプレー塗工して後冷却し、加熱接着
層を設け、次にスーパーカレンダーで溶融型熱転写受像
層のベック平滑度が300秒以上になるように平滑化処
理し、加熱接着性溶融型熱転写記録用紙とした。出来上
がった加熱接着性溶融型熱転写記録用紙の含有水分率は
4.5%であった。
【0069】比較例4 予備操作で得られた支持体Aの片面にエアーナイフコー
ターにより乾燥塗工量5.5g/m2となるように溶融型熱
転写受像層として濃度10%のポリビニルアルコール水
溶液を塗工し、乾燥して溶融型熱転写受像層を形成して
溶融型熱転写受像紙を得た。この溶融型熱転写受像紙の
非記録面に、加熱接着層としてヒートシール剤(アクア
テックスEC1200、中央理化工業製、固形分51
%)を固形分が15g/m2となるように塗工して50℃の
温風下で10秒間乾燥し、加熱接着層を設け、次にスー
パーカレンダーで溶融型熱転写受像層のベック平滑度が
300秒以上になるように平滑化処理し、加熱接着性溶
融型熱転写記録用紙とした。出来上がった加熱接着性溶
融型熱転写記録用紙の含有水分率は12%であった。
【0070】なお、含有水分率は、出来上がった直後の
加熱接着性溶融型熱転写記録用紙を用いて測定した。1
00cm×100cmの寸法の加熱接着性溶融型熱転写
記録用紙を10枚用意し、重量を測定した後、105℃
に加熱した乾燥機で30分乾燥し、さらに乾燥機から取
り出し直後に重量を測定する。(乾燥後の重量)/(乾
燥前の重量)×100の値をもって含有水分率とした。
【0071】<試験方法> 1)貼り合わせ性 電子レンジを3種類(ナショナル製NEAB80,東芝
製ERV55、三菱電機製ROCS2)を用意し、ポリ
カーボネート製の板2枚で、加熱接着性溶融型熱転写記
録用紙と被着体を50組重ね合わせた積層物を挟み込
み、輪ゴムを十字に渡して固定する。被着体として官製
葉書を使用し、加熱時間を60秒とした。加熱終了後、
加熱接着性溶融型熱転写記録用紙と官製葉書とで貼り合
わせが不完全なものの枚数を確認する。未接着のものが
全くないのが最も良い。未接着のものが50枚中5枚ま
でであれば、どうにか加熱時間60秒で使えるレベルに
あり、未接着のものが6枚を越えてしまうと加熱時間が
60秒よりも必要となり著しく作業効率を低下させると
考えることができる。
【0072】2)印字性 1)貼り合わせ性試験にて官製葉書と完全に貼り合わさ
れた加熱接着性溶融型熱転写記録用紙を用い、4色イン
クドナーシートを使用して、市販溶融型熱転写プリンタ
ー付きワードプロセッサーでカラー画像印字を行ない、
溶融型熱転写記録部分を拡大ルーペで観察した。溶融型
熱転写記録部分に全くにじみがなく、シャープさを有す
る記録用紙を印字性が優、非常に少量のにじみがあり注
意してみれば先鋭さを損なっていると見れる場合を印字
性が良、ややシャープさに欠けるが十分に画像が鮮明で
いる場合を印字性が並、にじみが発生し、溶融型熱転写
記録性に劣る場合を印字性が劣で判定した。
【0073】3)ブロッキング性 得られた加熱接着性溶融型熱転写記録用紙を10cm×
5cmに断裁後、加熱接着面とインク受理面が接するよ
うに10組重ね、ガラス板に挟む。加重を100g/cm2
掛け、室温40℃湿度90%環境下で24時間保持す
る。24時間経過後、加重を取り外し重ねたまま室温2
0℃湿度65%環境下で24時間保持する。その後、サ
ンプルをほぐしてみて加熱接着面とインク受理層がブロ
ッキングを起こしていないものを優、ブロッキングを起
こしているものを劣と判定した。
【0074】
【表1】
【0075】評価:表から明らかなように、本発明の加
熱接着性溶融型熱転写記録用紙は用紙の含有水分量が比
較例1〜3の保湿剤を含まない加熱接着性記録用紙より
多いため、同じ時間でも電磁波加熱装置(電子レンジ)
での貼り合わせの際、失敗する確率が劇的に減少してい
ることがわかる。また、単に用紙の含有水分量を乾燥条
件を弱くすることにより増やした比較例4では、電磁波
加熱装置による貼り合わせは良好となるものの熱転写印
字、ブロッキングが不良となり使用できるレベルにない
ことがわかる。さらに、実施例の中で、加熱接着層を保
湿層上に設けた実施例9〜11では、熱転写印字が他の
実施例より良好となっていることがわかる。特に保湿剤
を添加せず単に乾燥条件だけを調節し、含有水分率を高
くした比較例4では、熱転写印字のにじみが顕著で精細
な画像を印字するには不向きであることがわかる。
【0076】
【発明の効果】本発明の加熱接着性溶融型熱転写記録用
紙を用いれば、葉書との貼り合わせを電磁波加熱装置
(電子レンジ)を使用して一層効率的に行うことがで
き、貼合せ時において溶融熱転写記録を損なうことな
く、その利用価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の本発明の加熱接着性溶融型熱転写記録用
紙の断面概略図。
【図2】第2の本発明の加熱接着性溶融型熱転写記録用
紙の断面概略図。
【図3】第3の本発明の加熱接着性溶融型熱転写記録用
紙の断面概略図。
【図4】第4の本発明の加熱接着性溶融型熱転写記録用
紙の断面概略図。
【符号の説明】
1 溶融型熱転写受像層 2 支持体 3 保湿剤を含んだ加熱接着層 4 保湿剤を内添した支持体 5 加熱接着層 6 保湿剤と結着剤からなる保湿層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の片面に溶融型熱転写受像層を有
    し、他面に通常状態では粘着性、接着性ともに示さず加
    熱時に接着性を示す加熱接着層を設けた加熱接着性溶融
    型熱転写記録用紙において、該加熱接着層中に保湿剤を
    含むことを特徴とする加熱接着性溶融型熱転写記録用
    紙。
  2. 【請求項2】 支持体の片面に溶融型熱転写受像層を有
    し、他面に通常状態では粘着性、接着性ともに示さず加
    熱時に接着性を示す加熱接着層を設けた加熱接着性溶融
    型熱転写記録用紙において、該支持体中に保湿剤を内添
    していることを特徴とする加熱接着性溶融型熱転写記録
    用紙。
  3. 【請求項3】 支持体の片面に保湿剤と結着剤とからな
    る保湿層を設け、さらにその上に溶融型熱転写受像層を
    有し、他面に通常状態では粘着性、接着性ともに示さず
    加熱時に接着性を示す加熱接着層を設けたことを特徴と
    する高保湿性加熱接着性溶融型熱転写記録用紙。
  4. 【請求項4】 支持体の片面に溶融型熱転写受像層を設
    け、その反対面に保湿剤と結着剤とからなる保湿層、お
    よび該保湿層上に通常状態では粘着性、接着性ともに示
    さず加熱時に接着性を示す加熱接着層を設けたことを特
    徴とするインク受容性の良好な加熱接着性溶融型熱転写
    記録用紙。
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