JP2015524759A - マイクロ波加熱方式の圧縮式アルバム製造装置 - Google Patents

Abstract

本発明はマイクロ波加熱方式の圧縮式アルバム製造装置に関し、より詳しくは、 圧縮式アルバム製造過程でマイクロ波照射で水分を含有する多数支持体に熱を発生させ、発生した熱は積層されたホットメルト接着剤層またはホットメルト接着フィルムに均一に伝達されてアルバムシートの圧搾位置に関わらず、均一な接着性能を提供して製品品質を向上させるようにする圧縮式アルバム製造装置に関する。【選択図】図１

Description

本発明はマイクロ波加熱方式の圧縮式アルバム製造装置に関し、より詳しくは、圧縮式アルバム製造過程で水分含有量を２０〜５０％に高めた支持体と、ホットメルト接着剤層またはホットメルト接着フィルムと、ＵＶコーティング写真が順次に積層された半アルバムシートを複数個整列して圧縮した後、熱を加え、かつ上記熱を加える手段には、マイクロ波を使用して水分を含有する多数支持体を通じて熱を発生させて積層されたホットメルト接着剤層またはホットメルト接着フィルムに均一に伝達させてアルバムシートの圧搾位置に関わらず、均一な接着性能を提供して製品品質を向上させるようにする圧縮式アルバム製造装置に関するものである。

アルバムは写真を保管するための冊子であり、個別的に写真を挟み込むアルバムの他に、卒業アルバムなどのように多量を一括的に写真を印刷製本して製造するか、または結婚アルバムや初誕生日アルバムのような個人的写真を写真紙形態にして内紙の表面に付着して製造するアルバムがある。

このようなアルバムを製造する方法は２つに大別されることができ、そのうちの１つは圧縮式アルバムであり、他の１つは粘着式アルバムである。

上記圧縮式アルバムは粘着剤処理されていない内紙と表紙を製本した後、接着剤を用いて内紙の表面に写真を付着し、付着仕上げのために圧力を加える方法により作られる。この際、接着剤は通常粘度を有する液状であって、押圧は液状の接着剤で付着させた写真の表面にシワが発生することを防止するために行うことが大部分であり、場合によって、接着剤を加熱する場合もある。

次に、上記粘着式アルバムは内紙自体の表面が粘着剤で処理されるように製造されて、粘着剤で処理された内紙の表面に離型紙である間紙を付着して表紙と共に製本状態に冊子型の半製品アルバムを製造した後、実際にアルバムを完成する時には内紙の表面異型紙を除去し、写真を内紙に付着するように構成される。

特に、結婚アルバムや卒業アルバム、初誕生日アルバムなど、記念的な写真を保管する高級アルバムの場合には、写真が多様な方向に配置され、多数の写真が１つのシート内に配置されるなど、アルバムシート一面当たり多様な形態に多数のイメージを編集した写真一枚に配置されて、写真のみ外部に露出するように製造されるので、粘着式よりは圧縮式によりアルバムが製造されている。

しかしながら、圧縮式により製造される高級アルバムの場合には、一々に接着剤により写真を付着する面倒な作業が遂行されなければならないので、量産には相当な時間がかかり、人件費によってアルバム製造費用も増加する短所があった。

このような短所を解消するために、本出願人は特許文献１では、支持体と、上記支持体の表面に積層されたホットメルト接着フィルムで構成された内紙を設けるステップと、ＵＶコーティングされた写真と上記内紙を順に整列した半アルバムを複数個作るステップと、複数個の上記半アルバムの間に電熱板を入れて整列させた後、上記写真の流動を阻止するために上記半アルバムを１次圧縮するステップと、１次圧縮された上記半アルバムと上記電熱板をオーブンに入れて熱風で加熱して上記ホットメルト接着フィルムを溶かすステップと、上記オーブンから上記半アルバム及び上記電熱板を取り出した後、上記半アルバムを２次圧縮した後、冷却させるステップと、上記半アルバムを裁断した後、表紙を結合させてアルバムを完成するステップとを含んでなる圧縮式アルバムの製造方法を提示した。

上記先登録件は多数の半アルバム（シート）の間に部分的に熱伝逹率の高い電熱板を挿設してオーブン熱を内部まで伝達して均等な熱伝逹によるホットメルト接着フィルムによる支持体と写真の接着がなされるようにしたものである。しかしながら、先登録件も半アルバムでの熱伝逹の均一性は向上させたが、直接的に外部に表出される部分及び電熱板と接する面と他の部分は熱伝逹差が発生して接着不良が発生できる。

また、上記熱伝逹差を解消するために、各半アルバムシート間毎に電熱板を挿設することができるが、これは電熱板の厚さによって１回生産量が減少することは勿論、電熱板を半アルバムの間に挟み込んだり引き出したりする作業が面倒で、作業時間もたくさんかかる短所がある。

大韓民国特許登録第１０−１０１８５００号（２０１１年０２月２２日登録）

ここに、本発明の従うマイクロ波加熱方式の圧縮式アルバム製造装置は、水分含有量の高い支持体の表面にホットメルト接着剤層を塗布したりホットメルト接着フィルムを積層したりし、上記ホットメルト接着剤層またはホットメルト接着フィルムに安着する写真を１つの半アルバムシートに形成して、別途の電熱板を挿入する作業無しで多数の半アルバムシートにマイクロ波を照射して支持体を通じて発生した熱がホットメルト接着剤層またはホットメルト接着フィルムに均等に伝達されて均一な接着力を提供するなど、製品品質を向上させる方法及びその装置の提供を目的とする。

上記課題を達成するための本発明のマイクロ波加熱方式の圧縮式アルバム製造装置は、多数の半アルバムを固定させたトレイを定置する収容空間が形成された本体と、上記本体の一側に１つまたは複数で設置されてマイクロ波を本体の収容空間に照射するマイクロ波発生手段と、上記マイクロ波発生手段の操作部を含む制御部とを含んで構成され、かつ、上記トレイは半アルバムが定置される底板と、上記底板の側面に付着されて底板面と垂直をなす複数の支持棒と、上記複数の支持棒を連結する連結棒とから構成され、上記支持棒は底板に定置される半アルバムの側面を支持して整列がなされるようにする支持台と、上記支持台の複数の支持棒にスライディング可能に装着されて位置を固定することができるクランプ本体と、上記クランプ本体で底板と対向する端部には底板と並んでいる面を有する押圧部が形成されて積層された半アルバムを押圧するようにする固定クランプと、を含んで構成される。

上記解決手段による本発明のマイクロ波加熱方式の圧縮式アルバム製造装置は、多数の半アルバムシートの内部まで熱を伝達するための電熱板の挿入工程無しで多数の半アルバムシートを積層した後、マイクロ波を照射して２０〜５０％の水分含有量を有する支持体で発生した熱がホットメルト接着剤層またはホットメルト接着フィルムに均一に伝達されてホットメルト接着剤層またはホットメルト接着フィルムを溶かして支持体と写真との付着がなされるようにするなど、作業工程を単純化しながら接着品質を向上させて量産を可能にする圧縮式アルバム製造方法及び装置の提供が可能になった。

本発明の実施形態に従う圧縮式アルバムの製造方法を示すブロック図である。 圧縮式アルバムの製造過程の半アルバムを概略的に示す断面図である。 本発明に従う圧縮式アルバム製造装置を示す概略斜視図である。 本発明の実施形態に従うトレイが定置された圧縮式アルバム製造装置である。 本発明の他の実施形態に従う圧縮式アルバム製造装置を示す概略図である。 本発明の更に他の実施形態に従う圧縮式アルバム製造装置を示す概略図である。

以下、添付した図面を参照して本発明をより詳細に説明する。しかしながら、添付した図面は本発明の技術的思想の内容と範囲を容易に説明するための例示であり、これによって本発明の技術的範囲が限定または変更されるものではない。また、このような例示に基づいて本発明の技術的思想の範囲内で多様な変形と変更が可能であることは当業者には当然である。

図１は、本発明の実施形態に従う圧縮式アルバムの製造方法を示すブロック図である。

図示したように、本発明に従う圧縮式アルバムの製造方法は、支持体の水分含有量を２０〜５０％に高めるように加湿がなされる第１ステップがなされる。

上記支持体は撓みが防止される位の強度を有し、ホットメルト接着剤層またはホットメルト接着フィルムが容易に塗布または積層できる多様な材質で使用することができ、代表的には紙材質のハードボードがある。

このような支持体に水分を加えて、追って照射されるマイクロ波により熱が発生するようにする。上記水分を加える方式には、加湿により供給するか、または直接水を噴射して供給する方式が適用されることができ、供給される水は粒子サイズを最大限小さくして支持体面のある一側に集中されず、均等に吸湿がなされるようにすることができる。上記水分含有量が２０％以下の場合にはマイクロ波の照射により充分な熱発生が困難であり、５０％以上の場合には多過ぎる吸湿により乾燥時に支持体に歪みが発生する問題点があるので、上記範囲内に水分含有量がなされることが好ましい。

次に、上記２０〜５０％の水分含有量を有する支持体と、上記支持体の表面に塗布されたホットメルト接着剤層または支持体の表面に積層されるホットメルト接着フィルムで構成された内紙を設ける第２ステップがなされる。

上記ホットメルト接着フィルムまたはホットメルト接着剤層は、支持体の表面に圧搾されるものであって、常温では粘着性質がなく、常温以上の所定温度で溶けて接着力が提供されるようにしたものである。上記ホットメルトフィルムまたはホットメルト接着剤層を形成するホットメルト接着剤の材質には、エチレンビニールアセテート７０〜７５重量％、ラノプレスＭＰ４５ ２０〜２５重量％、石炭酸樹脂１〜１．５重量％、Ｋｐｓワックス１〜１．５重量％、ナイロンパウダー１〜１．５重量％が含まれて構成される。

上記内紙を形成する順序には、支持体の両面に各々ホットメルト接着フィルムを積層または塗布によりホットメルト接着剤層を形成するか、または支持体の一面のみにホットメルト接着フィルムまたはホットメルト接着剤層を形成するようにすることができる。即ち、半アルバムの最初のページと最終のページを形成する内紙の場合には一面のみにホットメルト接着フィルムまたはホットメルト接着剤層を形成して後述する過程での隣接した他の半アルバムと互いに付着されることを防止することができる。

次に、上記内紙の表面にＵＶコーティングされた写真を積層してシートを設けて、上記シートを順に整列して半アルバムを作る第３ステップが遂行される。上記写真は高い熱に耐えることができるように写真の外面にＵＶコーティングをしたものである。即ち、支持体の両面にホットメルト接着フィルムが積層またはホットメルト接着剤層が形成されれば、支持体の両側のホットメルト接着フィルムまたはホットメルト接着剤層の面に各々写真を積層し、支持体の一面のみにホットメルト接着フィルムが積層またはホットメルト接着剤層が形成されれば、ホットメルト接着フィルムまたはホットメルト接着剤層が積層された面のみに写真を積層して支持体とホットメルト接着フィルムまたはホットメルト接着剤層と写真で構成されたシートを設ける。このようなシートは、アルバム順序に従ってイメージが形成されたシートを順次に積層して半アルバム状態に配置する。勿論、上記アルバム順序の以外に同一なイメージを多数配置して追って過程を遂行した後、再配列して半アルバムを製造するようにすることができる。

上記したように製造される半アルバムは、トレイを用いて多数積層固定させた後、各半アルバムのシートを密着させて圧縮する第４ステップが遂行される。上記圧縮ステップは半アルバムシートを構成する写真とホットメルト接着フィルムまたはホットメルト接着剤層が弱い接着がなされて流動しない程度に圧力を押圧することが好ましい。

上記第４ステップの圧縮を遂行した多数の半アルバムは、トレイに固定された状態でマイクロ波チャンバーに投入してマイクロ波を照射してシートを構成する支持体の吸湿した水分子を振動させて熱が発生するようにし、発生した熱は支持体に積層されたホットメルト接着フィルムまたはホットメルト接着剤層に伝達してホットメルト接着フィルムまたはホットメルト接着剤層を融解させて支持体と写真を付着させる第５ステップが遂行される。

上記マイクロ波（microwave）は、３００ＭＨｚ〜３００ＧＨｚの振動数（周波数）を有する１ｍｍ〜１ｍの電磁気波領域をいう。本発明では２〜３ＧＨｚの振動数（周波数）を有するマイクロ波を使用し、対象物である支持体の水分子を振動させて熱を発生させる。

このようなマイクロ波の出力の範囲は多様に設定することができ、代表的には、一般的に家庭用に使用する範囲である６００〜１２００Ｗに形成して、人体に及ぼす影響を最小化することが好ましい。また、照射される時間には、内容量によって可変できるが、大抵３〜１０分の範囲に照射して２０〜５０％の含水率を有する支持体の水分子を振動させて発生した熱によりホットメルト接着フィルムまたはホットメルト接着剤層の融解がなされて付着力が発生するようにするものである。

また、上記ホットメルト接着フィルムまたはホットメルト接着剤層は加熱により融解されながら体積が増加するが、上記多数の半アルバムは両端に固定されているので、ホットメルト接着フィルムまたはホットメルト接着剤層の体積増加力は多数の半アルバムを構成するシートを押圧する押圧力として作用するようになる。

上記マイクロ波チャンバーで加熱された半アルバムが固定されたトレイを取り出した後、冷却させる第６ステップが遂行される。上記冷却は室温で遂行するか、または恒温槽で徐々に冷却がなされるようにすることができる。即ち、マイクロ波照射により高温で加熱した半アルバムを急速に冷却させれば、部分的な冷却速度不均衡により写真が歪む変形が発生することがある。勿論、圧縮により変形幅を縮小させているが、微細な変形まで防止できないので、これを根本的に防止するためには徐々に冷却がなされるようにするものである。

したがって、上記２０〜２５℃に温度を維持する恒温槽で１０〜３０分間定置して徐々に冷却がなされるようにすることができる。勿論、上記恒温槽の温度を上記範囲に固定されず、可変されるようにすることができる。例えば、マイクロ波により加熱された半アルバムは４０℃以上の温度を有するようになるので、半アルバムを定置した恒温槽の初期温度を３５℃に設定し、一定時間毎に温度が低くなるようにして徐々に冷却がなされるようにすることができる。一例に、上記時間と温度変化は５分に５℃ずつ下降する方式のように、多段式温度設定がなされるようにして半アルバムの温度と恒温槽の温度差を最小化しながら冷却がなされるようにすることができる。

冷却が完了すれば、上記トレイに固定された半アルバムを分離し、裁断した後、表紙を結合させてアルバムを完成する第７ステップが遂行される。

このような本発明の製造方法は、従来の登録件のように電熱板を挿設しなくても 半アルバムの内部まで均等に熱伝逹がなされるようにすることができるので、作業工程を単純化することができる。また、均一な熱伝逹によりホットメルト接着フィルムまたはホットメルト接着剤層の接着力が均一に作用するようにすることができ、恒温槽により急速な冷却を防止して冷却過程の差による製品の歪み現象が防止できるなど、製品品質を向上させることができる。

図３は、圧縮式アルバムの製造過程の半アルバム７０を概略的に示す断面図である。以下、ホットメルト接着フィルムとホットメルト接着剤層はホットメルト接着フィルムに統合して説明する。

参照したように、本発明のシート７１は、水分含有量が２０〜５０％である支持体７２の両側面にホットメルト接着フィルム７３が積層され、ホットメルト接着フィルムの表面に写真７４が積層されて構成される。上記多数のシートを順に配列して半アルバム７０を構成し、裁断後、表紙を結合してアルバムが完成される。

図２は本発明に従う圧縮式アルバム製造装置を示す概略斜視図であり、図４は本発明の実施形態に従うトレイが定置された圧縮式アルバム製造装置を示す概略図である。

参照したように、本発明の圧縮式アルバム製造装置１０は、収容空間２１が形成された本体２０、上記本体収容空間にマイクロ波を照射するマイクロ波発生手段３０、及びマイクロ波発生手段の操作部を含む制御部４０を含んで構成される。

上記本体２０は内部に収容空間２１が形成されて多数の半アルバム７０を圧縮させた状態で定置するか、または図示した半アルバムを圧縮及び固定させたトレイ５０を定置するようにする。

この際、上記本体の収容空間２１の底面にはトレイ５０を固定させるための係止手段が形成できるので、トレイが定位置に結合されるようにすることができ、モータにより回転する回転板を設置して定置されたトレイを回転させながら上記マイクロ波照射が半アルバム全体面に均等に伝達されるようにすることができる。

上記本体２０に１つまたは複数で設置されるマイクロ波発生手段３０は、本体の両側面に設置されたり、上部または後面空間に設置されたりして、収容空間へのマイクロ波照射がなされるようにすることができる。

上記マイクロ波発生手段３０は、代表的にマイクロ波を発生させるマグネトロンと、マグネトロンで発生したマイクロ波を一側に移動させる導波管と、移動したマイクロ波を分散させて本体収容空間に照射されるようにするファンで構成されて本体内部の収容空間を区分する隔壁に多数の通孔を形成してマイクロ波照射がなされるようにする。

また、上記制御部４０はマイクロ波の作動時間と強さを調節する操作部を含んで製造装置への電源オンオフなど、多様な機能の制御がなされるようにする。

併せて、上記トレイ５０は、半アルバム７０が定置される底板５１、上記底板の一側面に付着される支持台５２、及び上記支持台にスライディング移動可能に設置された固定クランプ５３から構成され、上記トレイ５０の材質はマイクロ波に影響を受けない材質で形成し、かつ好ましくはプラスチックやガラス材質を使用するものである。

上記底板５１は半アルバムが定置される面であって、半アルバムの上部面、または下部面が底板に接するように定置されながら半アルバム側面は支持台５２に接するようにして順次に積層されながら整列がなされるようにする。

上記支持台５２は、底板の側面に付着または結合されて底板面と垂直に形成される２つの支持棒５２１、上記２つの支持棒を連結する連結棒５２２から構成され、上記支持棒は底板に定置される半アルバムの側面を支持して整列がなされるようにする。上記支持棒５２１は、２つ以上の複数で形成して半アルバムの側面を安定的に支持しながら固定クランプのスライディング移動を可能にしたものであり、上記支持台は図示した形態の以外に固定クランプのスライディング移動可能な板体構造でも形成することができる。

併せて、上記固定クランプ５３は円形リングまたは半円を互いに対向するように結合した形態のクランプ本体５３１を支持棒５２１にスライディング可能に結合し、上記クランプ本体には支持棒方向に締め具５３２を形成して締めボルト５３４により締めまたは緩めにより支持棒に位置固定またはスライディング移動可能に結合され、上記クランプ本体５３１で底板と対向する端部には底板と並んでいる面を有する押圧部５３３が形成されて積層された半アルバムを押圧するようにする。上記押圧部は図示された形態の以外に積層された半アルバムを押圧する面積を増加させるように押圧部を板形態に形成されるようにするか、または押圧部と半アルバムとの間に押圧板を追加定置して押圧板を通じて半アルバムへの押圧がなされるようにすることができる。また、上記クランプ本体５３１と支持棒５２１との固定及び緩めは、前述した締めボルト５３４の以外に支持棒に多数の固定ホールまたは係止段を形成し、クランプ本体に固定ピンまたは鉤を形成して結合されるなど、長手方向に位置が可変しながら固定できる多様な方式が適用できる。

上記トレイ５０は、傾斜定置台５４に装着してトレイ５０の支持台５２と底板５１を傾斜するようにして半アルバム７０を整列させながら積層されるようにすることができる。即ち、支持台５２と底板５１とが交差する部分を最低点とする傾斜配置により底板５１に半アルバムを定置した時、半アルバムの一側面と底面は支持台５２と底板５１面に支持されるようにして、整列が容易になされるようにしたものである。

このような傾斜定置台５４は、水平に配置された水平フレーム５４１と、上記水平フレームの一側端部に形成されてトレイの底板の一側がかかるようにする係止段５４２と、上記水平フレームの他側端部から垂直に形成されてトレイ支持台の連結棒の一側を支持する垂直棒５４３で形成される。上記垂直棒５４３は、垂直に長さが可変されるようにして定置されるトレイ支持台との傾斜角が調節されるようにすることができる。この際、垂直棒は水平フレームに回転可能に装着されて垂直棒と水平フレームとの間の角度を自由に調節するようにするか、または水平フレームの水平長さも調節可能にして多様な構造の角度に結合されるようにすることができる。

また、上記傾斜定置台５４はトレイ５０と一体形成されるようにして、本体収容空間２１に内入されるようにするか、トレイ５０に結合された状態で本体収容空間２１に内入されるか、またはトレイに半アルバムを積層し、固定クランプにより固定されるまでのみトレイと傾斜定置台を結合し、本体収容空間には傾斜定置台を分離したトレイのみ内入してマイクロ波照射がなされるようにすることができる。

図５は、本発明の他の実施形態に従う圧縮式アルバム製造装置を示す概略図である。

参照したように、本発明の他の実施形態に従う製造装置１０は本体の収容空間２１を区画する内部側壁を円形の回転側壁２２で形成し、上記回転側壁の外面にマイクロ波発生手段３０を装着して回転側壁が垂直の回転軸２２１を中心に回転しながら内側にマイクロ波が均一に照射されるようにすることができる。

ここで、上記回転側壁２２は下端の内外側のうちのいずれか一側にマイクロ波が回転側壁を通じて回転側壁と本体外壁との間の空間に流入することを防止するために可撓性を有する遮断部２２２がさらに設置できる。

また、内外側のうち、他の面にはローラー２２３が３個またはその以上に設置されて回転側壁の回転時、摩擦を最小化することができる。

また、上記回転側壁２２の上端には中心軸に回転軸２２１を設置し、本体２０の一側壁にはモータ２２４を固定させてモータ２２４と回転軸２２１をベルトまたはギアにより連結して回転動力の伝達を受けるようにすることができる。

このような回転側壁の外壁に装着されたマイクロ波発生数回転側壁の上部または側面に設置されて回転側壁と共に回転しながら収容空間に定置される半アルバムの外側に均等にマイクロ波を照射するようにする。

図６は、本発明の更に他の実施形態に従う圧縮式アルバム製造装置を示す概略図である。

図示したように、本体２０の上部には恒温槽６０をさらに形成して加熱した半アルバムが恒温槽内で徐々に冷却されるようにすることができ、以外に本体を上下に２層のチャンバーで構成し、そのうちの１つをマイクロ波が照射される加熱チャンバーに使用し、他の１つを恒温槽６０に使用するようにすることができる。

上記恒温槽６０は、内部を１つの温度範囲に持続維持するようにするか、または設定温度を時間単位別に可変されるようにすることができる。例えば、２０〜２５℃の温度を続けて維持するようにするか、または作動初期には４０℃を維持しながら５分後には３５℃に低くなり、また５分後には３０℃に低くなるようにするなど、時間に従う温度が可変されるようにして、加熱された半アルバムと恒温槽内部温度の差を最小化しながら冷却がなされるようにすることができる。

上記したような冷却を通じて支持体と写真の接着品質を向上させながら歪みのない半アルバムを製造することができ、製造された半アルバムはトレイから分離して裁断した後、表紙を結合して完成された圧縮式アルバムの製作がなされる。

１０ アルバム製造装置
２０ 本体
２１ 収容空間
２２ 回転側壁
２２１ 回転軸
２２２ 遮断部
２２３ ローラー
２２４ モータ
３０ マイクロ波発生手段
４０ 制御部
５０ トレイ
５１ 底板
５２ 支持台
５３ 固定クランプ
５４ 傾斜定置台
５２１ 支持棒
５２２ 連結棒
５３１ クランプ本体
５３２ 締め具
５３３ 押圧部
５３４ 締めボルト
５４１ 水平フレーム
５４２ 係止段
５４３ 垂直棒
６０ 恒温槽
７０ 半アルバム
７１ シート
７２ 支持体
７３ ホットメルト接着フィルム
７４ 写真

Claims (5)

1. 水分含有量が２０〜５０％の支持体７２と、支持体の表面に塗布されたホットメルト接着剤層または支持体の表面に積層されるホットメルト接着フィルム７３と、前記ホットメルト接着剤層またはホットメルトフィルムの表面に積層される写真７４とからなるシート７１を多数積層した半アルバム７０にマイクロ波を照射してホットメルト接着剤層またはホットメルトフィルムを融解させて支持体７２と写真７４とを付着させる圧縮式アルバム製造装置であって、
   多数の半アルバム７０を固定させたトレイ５０を定置する収容空間２１が形成された本体２０と、前記本体の一側に１つまたは複数で設置されてマイクロ波を本体の収容空間に照射するマイクロ波発生手段３０と、前記マイクロ波発生手段の操作部を含む制御部４０とを含んで構成され、かつ、
   前記トレイ５０は、
   半アルバムが定置される底板５１と、
   前記底板の側面に付着されて底板面と垂直をなす複数の支持棒５２１と、前記複数の支持棒を連結する連結棒５２２で構成され、前記支持棒は底板に定置される半アルバムの側面を支持して整列がなされるようにする支持台５２と、
   前記支持台の複数支持棒にスライディング可能に装着されて位置を固定することができるクランプ本体５３１と、前記クランプ本体で底板と対向する端部には底板と並んでいる面を有する押圧部５３３が形成されて積層された半アルバムを押圧するようにする固定クランプ５３と、
   を含んで構成されることを特徴とする、圧縮式アルバム製造装置。
2. 前記固定クランプは、
   前記クランプの本体には支持棒と垂直方向に締め具５３２が形成されて締めボルト５３４の締めにより位置固定及びスライディング移動がなされるようにしたことを特徴とする、請求項１に記載の圧縮式アルバム製造装置。
3. 前記トレイ５０は傾斜定置台５４に結合されてトレイの支持台５２と底板５１を傾斜するように配置して半アルバム７０が整列されながら積層されるようにし、かつ、
   前記傾斜定置台は、水平に配置された水平フレーム５４１と、前記水平フレームの一側端部に形成されてトレイの底板の一側がかかるようにする係止段５４２と、前記水平フレームの他側で垂直に形成されてトレイ支持台の連結棒の一側を支持する垂直棒５４３で形成されることを特徴とする、請求項１に記載の圧縮式アルバム製造装置。
4. 前記マイクロ波発生手段３０は、マイクロ波を発生させるマグネトロンと、発生したマイクロ波を一側に移動させる導波管と、前記移動したマイクロ波を分散して排出させるファンとから構成され、かつ、
   前記本体２０には内部側壁を円形の回転側壁２２で形成し、前記回転側壁の外面にマイクロ波発生手段３０を装着して回転側壁が上部の回転軸２２１を中心に回転しながら内側にマイクロ波を均一に照射されるようにしたことを特徴とする、請求項１に記載の圧縮式アルバム製造装置。
5. 前記本体の上部には２０〜２５℃を維持する恒温槽６０をさらに形成してマイクロ波照射が完了した半アルバムを投入して徐々に冷却がなされるようにしたことを特徴とする、請求項１に記載の圧縮式アルバム製造装置。

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