JPS6133568Y2 - - Google Patents

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JPS6133568Y2
JPS6133568Y2 JP577980U JP577980U JPS6133568Y2 JP S6133568 Y2 JPS6133568 Y2 JP S6133568Y2 JP 577980 U JP577980 U JP 577980U JP 577980 U JP577980 U JP 577980U JP S6133568 Y2 JPS6133568 Y2 JP S6133568Y2
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moisture
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dust
oil
wind
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JP577980U
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は感湿素子の改良に係り風や油・塵など
による影響が小さく、かつ信頼性の高い性能を示
す感湿素子に関する。
一般に感湿素子は、感湿素体が風の影響を受け
にくい構造にしたり、油や塵などの汚染が受けに
くい構造にして信頼性を向上させている。例えば
透湿性フイルムを用い、上記の如き風や油・塵か
らの影響を防いでいる構造がある。透湿性フイル
ムの場合、通気孔としての穴は非常に細かく、風
の影響を防ぐには適しているが、応答性に充分で
ないという欠点がある。また感湿素体の油や塵か
らの汚染を防ぐにも適しているが、フイルム自体
の表面に油や塵が付着し、フイルム自体の透湿性
が乏しくなり、応答性、信頼性に欠けるという欠
点がある。
一方上記の如き欠点の一部を改良した加熱方式
という構造も試みられている。この方式は感湿素
体の外周に細いヒーター線を巻回し、このヒータ
ーによつて感湿素体の温度を上げ感湿素体表面に
付着した油・塵を除去し、信頼性を向上させると
いうものである。しかしながら、この方式での構
造では風の影響を防ぐことはできず、また細いヒ
ーターで数百度℃以上温度をあけるためヒーター
自体の信頼性も乏しく、目的を充分に果たしては
いない。
本考案は上記の点に鑑み、風や油・塵などによ
る影響が小さく、かつ信頼性の高い感湿素子を提
供することを目的とする。
本考案は感湿素体と外囲器とからなり、この外
囲器の少なくとも一部に通気孔を兼ね200℃以下
の加熱を行なう発熱体を設けたことを特徴とする
感湿素子である。
次に本考案に係わる感湿素子をその具体的な構
造例をあげて説明する。
つまり第1図に断面図、第2図に上面図に示す
如く感湿素体4は1対のリード端子6により保持
されている。外囲器1は上部に発熱体を兼ねた部
分として金属網を取り付けており、かつリードを
保持している。また金属網2には通電を可能とす
るためのリード3が取り付けられている。尚、感
湿素体は例えば酸化リチウム5モル%、酸化バナ
シウム5モル%、酸化亜鉛90モル%の組成比より
成り比較的低い温度850℃で焼結を行なつた焼結
体に金ペーストを750℃で片面に櫛形状に焼付け
電極を形成したものを用いた。
また外囲器の材料は例えば耐熱性のあるテフロ
ン樹脂を用い金属網は50μmの細線を使用した
100メツシユの網を用いた。
上記の如き構造より成る感湿素子を風速
1m1sec、10m1secの各条件で相対湿度に対す抵
抗変化を測定した。その結果は第3図(風速
1m1secの条件)、第4図(風速10m1secの条件)
に示す如く、細かい金属網を用いているために風
の影響は殆んど受けていない。また油、塵等の汚
染に関しては、長時間油、塵がある所で感湿素子
を使用すると金網が目づまりを生じ、応答性が悪
くなり、その結果相対湿度に対する抵抗が充分に
信頼できる値を得ることができなくなるが、本考
案による如く金網に通電が可能となつており、通
電することで油や塵を除去することが可能なため
信頼性を充分回復することができる。あまり高温
で加熱を行なうと外囲器の熱変形、発熱体の劣
化、感湿素体への悪影響等が生じやすくなるた
め、加熱温度は200℃以下とする。第5図に油・
塵等の汚染のない場合、第6図に長時間汚染さ
れ、目づまりが生じた場合、第7図に金網に通電
し目づまりを除去した場合の各々の応答特性を示
す。第5図〜第7図からわかるごとく応答特性は
通電をすることで充分にもとの特性に復帰し、充
分信頼性を保つことがわかる。
尚、通電はヒーター部分が200℃になるように
電流を流し10分間通電を行なつた。また応答特性
は25℃30%R.H.の低湿度から25℃90%R.H.への
高湿度に変化させた場合の抵抗の時間変化で示し
た。次にヒーター部分が150℃になるように通電
した。この場合20分間の加熱で、前述の場合と同
様の効果を得ることができた。
以上の如く、本考案による構造の感湿素子は、
風の影響を受けにくく、また油や塵等の汚染に対
しても金属網に電流を通電することによつて汚染
を除去することが可能であり、高い信頼性を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案による素子構造例を
示す断面図及び上面図。1……外囲器、2……金
属網、3……リード線(通電用)、4……感湿素
体、5……電極、6……リード線。 第3図及び第4図、25℃に於ける風速
1m1sec、10m1secの条件での相対湿度に対する
抵抗変化を示す曲線図、第5図は汚染前の応答性
を示す曲線図、第6図は汚染後の応答性を示す曲
線図、第7図は汚染除去後の応答性を示す曲線
図。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 感湿素体と外囲器とからなり、この外囲器の少
    なくとも一部に通気孔を兼ね、200℃以下の加熱
    を行なう発熱体を設けている事を特徴とした感湿
    素子。
JP577980U 1980-01-23 1980-01-23 Expired JPS6133568Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP577980U JPS6133568Y2 (ja) 1980-01-23 1980-01-23

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JP577980U JPS6133568Y2 (ja) 1980-01-23 1980-01-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56109044U JPS56109044U (ja) 1981-08-24
JPS6133568Y2 true JPS6133568Y2 (ja) 1986-10-01

Family

ID=29602445

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JP577980U Expired JPS6133568Y2 (ja) 1980-01-23 1980-01-23

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JPS56109044U (ja) 1981-08-24

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