JPS6130656B2 - - Google Patents

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JPS6130656B2
JPS6130656B2 JP12612978A JP12612978A JPS6130656B2 JP S6130656 B2 JPS6130656 B2 JP S6130656B2 JP 12612978 A JP12612978 A JP 12612978A JP 12612978 A JP12612978 A JP 12612978A JP S6130656 B2 JPS6130656 B2 JP S6130656B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
indole
acetaldehyde
phenylhydrazine
catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12612978A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5553269A (en
Inventor
Tadamitsu Kyora
Yasuo Kogure
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP12612978A priority Critical patent/JPS5553269A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフエニルヒドラジンとアセトアルデヒ
ドまたはパラアルデヒドとを反応させてインドー
ルを製造する方法に関するものである。
従来、フエニルヒドラジンとアルデヒド基を持
つた化合物とを反応させインドール誘導体を製造
する方法は古くから、フイツシヤーのインドール
合成法として、よく知られている。しかしなが
ら、アルデヒド化合物がアセトアルデヒド以外で
あれば上述したフイツシヤーのインドール合成法
が適用でき、高収率でインドール誘導体が取得で
きるが、アルデヒド化合物がアセトアルデヒドの
場合には、反応が進行せず、インドールは生成し
ないとされていた。近年、フエニルヒドラジンと
アセトアルデヒドとを反応させインドールを取得
しようという試みが種々行なわれ、アルミナ触媒
の存在下に300〜400℃の高温で反応させる方法
(特開昭48−76864)が提案されるに至つた。
上記のアルミナ触媒の存在下に反応させる方法
は、反応は確かに進行し、インドールの生成が認
められるが、収率も十分なものではなく、特に触
媒の寿命が極端に短かく、0.5〜1時間の使用
で、触媒は全く失活するという大きな欠点があつ
た。
本発明の目的とするところは、フエニルヒドラ
ジンとアセトアルデヒドとを反応させインドール
を製造する際に用いる、高収率、長寿命な触媒を
提供するところにある。
本発明者らは、フエニルヒドラジンとアセトア
ルデヒドとを反応させて、インドールを製造する
際に用いる触媒に関し種々研究した結果、本反応
に対し、シリカ−マグネシア触媒が有効であるこ
とを見出し、本発明を完成するに至つた。
本発明の要旨とするところは、フエニルヒドラ
ジンとアセトアルデヒドとを反応させてインドー
ルを製造するに際しシリカ−マグネシア触媒の存
在下に反応させるところにある。
すなわち、本発明の方法によれば、フエニルヒ
ドラジンとアセトアルデヒドとから、直接一段の
反応で従来法の如き欠点も無く効率よくインドー
ルを製造することができ、工業的に極めて有利で
ある。
本発明の方法に用いるシリカ−マグネシア触媒
は、常法、たとえば、水ガラスに塩化マグネシウ
ムなどのマグネシウム塩の水溶液を撹拌しながら
滴下し、シリカとマグネシアの混合ゲルを析出さ
せ、これを洗浄後過し、成形、乾燥、焼成して
製造する。市販のシリカ−マグネシア触媒も同様
に使用できる。シリカとマグネシアの比率は
SiO2/MgOのモル比で1〜10の範囲が適してい
る。
本発明の方法に用いるフエニルヒドラジンは、
アニリンに亜硝酸ソーダを作用させて生じたジア
ゾニウム塩を亜硫酸ソーダ等の還元剤で処理し容
易に製造できる。工業的にも大量に製造されてい
て、インドール原料として工業的に使用し得る化
合物である。また、フエニルヒドラジンは、純品
の結晶を用いる必要はなく粗製品の油状物を用い
ることができる。
本発明の方法において用いるアセトアルデヒド
は、アセトアルデヒドまたはパラアルデヒドのご
とく、反応時にアセトアルデヒドを与えるもので
あれば、何れのものでも用いることができる。ア
セトアルデヒド中に少量の水を含むものでも使用
できる。
本発明の方法は、通常、気相で実施する、反応
の方式は、固定床または流動床で、反応温度、
200〜500℃、特に250℃〜350℃の範囲が多用され
る。反応圧は、通常は、常圧で実施するが、減圧
または加圧下でも実施できる。
フエニルヒドラジンとアセトアルデヒドとの反
応時におけるモル比は、広範囲に変化させること
ができるが、通常はフエニルヒドラジン/アセト
アルデヒド=0.2〜5の範囲が好ましい。液空間
速度(LHSV)は、単位時間に供給するフエニル
ヒドラジンとアセトアルデヒドの混合液の体積
と、用いる触媒床の体積とで表わすと、0.1〜
5Hr-1の範囲が適している。
反応器を流出した反応液は冷却してあるトラツ
プに捕集し、蒸留により、容易にインドールを取
得することができる。
本発明の方法により製造したインドールは、各
種医薬品の合成原料、香料またはトリプトフアン
等のアミノ酸の合成原料として重要な化合物であ
る。
以下、実施例により本発明を説明する。
比較例 1 内径20m/mのパイレツクスガラス管に、粒径
2〜3m/mのγ−アルミナ30mlを充填し、外部
から砂流動浴によつて、触媒床の温度を285℃に
保つた。アセトアルデヒドとフエニルヒドラジン
との等モル混合物を、気化器で蒸発させ、窒素ガ
ス同伴させて、液空間速度0.4Hr-1で反応させ
た。
反応管を流出した反応液を氷冷トラツプで捕集
し、液体捕集物中のインドール含有量を経時的に
ガスクロマトグラフにより測定した。反応開始直
後から30分の間に捕集した液体中のインドール含
量は52wt%であつた。30分から1時間の間に捕
集した液体中のインドール含量は28wt%、1時
間から2時間の間に捕集した液体中のインドール
含量は7wt%であり、触媒の活性は急激に低下す
ることが認められた。
実施例 1 比較例1と同様の反応装置と反応方法で、用い
る触媒のみをシリカ−マグネシア触媒に変えて反
応を行なつた。シリカ−マグネシア触媒は、マグ
ネシアの含有量が25wt%の市販品を破砕し粒径
2〜3m/mに篩分けたものを30ml反応管に充填
して反応に供した。
フエニルヒドラジンとアセトアルデヒドの等モ
ル混合液を0.5Hr-1の液空間速度で窒素ガスに同
伴させ、気化器で蒸発後、285℃に加熱してある
触媒床に通した。
反応管を流出した反応物を氷冷トラツプで捕集
し、捕集した、液体中のインドール含有量を経時
的に測定した。
反応開始直後から、30分間に捕集した液体生成
物中のインドール含量は58wt%、30分〜1時間
後のそれは63wt%、1時間〜2時間60wt%、4
時間〜5時間64wt%、7〜8時間61wt%、9〜
10時間63wt%であつた。
用いる反応原料をアセトアルデヒドの代わりに
パラアルデヒドとしフエニルヒドラジンと共に触
媒層に供給し反応させたところ、アセトアルデヒ
ドと同様の反応成績を示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 フエニルヒドラジンとアセトアルデヒドまた
    はパラアルデヒドとを反応させてインドールを製
    造するに際しシリカ−マグネシア触媒の存在下に
    反応させることを特徴とするインドールの製造
    法。
JP12612978A 1978-10-16 1978-10-16 Preparation of indole Granted JPS5553269A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12612978A JPS5553269A (en) 1978-10-16 1978-10-16 Preparation of indole

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JP12612978A JPS5553269A (en) 1978-10-16 1978-10-16 Preparation of indole

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5553269A JPS5553269A (en) 1980-04-18
JPS6130656B2 true JPS6130656B2 (ja) 1986-07-15

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ID=14927374

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JP12612978A Granted JPS5553269A (en) 1978-10-16 1978-10-16 Preparation of indole

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS567761A (en) * 1979-06-29 1981-01-27 Sumitomo Chem Co Ltd Synthesis of indole
KR100303662B1 (ko) * 1998-06-10 2001-12-12 황기준 N-아세틸-5-메톡시트립타민의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5553269A (en) 1980-04-18

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