JPS61289057A - α−ナフチルプロピオン酸のラセミ混合物の光学分割法 - Google Patents

α−ナフチルプロピオン酸のラセミ混合物の光学分割法

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JPS61289057A
JPS61289057A JP61087849A JP8784986A JPS61289057A JP S61289057 A JPS61289057 A JP S61289057A JP 61087849 A JP61087849 A JP 61087849A JP 8784986 A JP8784986 A JP 8784986A JP S61289057 A JPS61289057 A JP S61289057A
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acid
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naphthyl
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ビンチェンツォ・カンナタ
ジアンカルロ・タメルラーニ
マウロ・モロッチ
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ALPHA CHEM IT SpA
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ALPHA CHEM IT SpA
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
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    • C07C51/487Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by treatment giving rise to chemical modification

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、一般式(■): (式中、R1は炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐鎖アル
キル基 R2は水素原子または)\ロゲン原子をあられ
す)であられされるα−ナフチルプロピオン酸のラセミ
混合物の光学分割法に関する。
[従来の技術] α−ナフチルプロピオン酸は、その生物学的特性が文献
によって知られている。すなわち、ナフチル核に結合し
た不斉炭素原子の存在によって、α−ナフチルプロピオ
ン酸はラセミ混合物および対応するdもしくはgの光学
活性異性体の両方の形で存在することが可能である。
一般式(1)においてR1がメチル基でR2がノ10ゲ
ン原子である化合物のd異性体、すなわち米国特許第3
904882号明細書に記載され、ナプロキセン(IN
N、国際非環有名(InternationalNon
proprietary Name))として国際的に
知られているd−2−([i−メトキシ−2−ナフチル
)−プロピオン酸は、その非常にすぐれた消炎活性によ
って顕著な重要性を有する。
その製法は、文献、とりわけ主に特許文献中に数多く報
告されている。通常これらの製法は、d、N−2−(6
−メドキシー2−ナフチル)−プロピオン酸またはその
前駆体を合成し、ひきつづいてシンコニジン、デヒドロ
アビエチルアミン(dehydroabietylam
ine) 、N−メチル−〇−グルカミンまたはN−ア
ルキル−D−グルカミンのような光学活性な有機塩基と
の塩を形成して光学対掌体に分割することを意図してい
る(フランス特許出願公開第2035848号公報、米
国特許第3883015号、同第4248184号、同
第4248193号および同第4423244号各明細
書参照)。
[発明が解決しようとする問題点] これらの分割法は、すべて多かれ少なかれ重大な欠点を
有する。たとえば所望の異性体の塩を所望の純度でうる
ために何回か再結晶を行なうことがしばしば必要であり
、さらに、分割される混合物の純度が分割それ自体に著
しく影響する。
これらの欠点を回避するために、ナプロキセン、および
一般に光学活性なα−ナフチル−プロピオン酸の立体特
異的合成(ヨーロッパ特許出願公開第81993号およ
び同第110671号各公報参照)が試みられている。
しかし、われわれの経験によると、これらの方法はグリ
ニヤール試薬を用いたり、光学純度が必ずしも充分に高
くないことや、光学活性な中間体を用いる必要があるな
どの多くの問題を含んでいるように思われる。それゆえ
、α−ナフチル−プロピオン酸の技術的および経済的に
有効な分割法がなお必要である。
[問題点を解決するための手段] 本発明の分割法は、一般式(II) :?ll3 R’ (式中、R1およびR2は前記と同じ、R3はハロゲン
原子;水酸基;)\ロゲン原子もしくはフェニル基もし
くはその両方で置換された炭素数1〜8の直鎖もしくは
分岐鎖アルコキシ基:炭素数2〜6の直鎖もしくは分岐
鎖脂肪族アシロキシ基;ベンゾイロキシ基;置換ベンゾ
イロキシ基;スルホニロキシ基;ベンゼンスルホニロキ
シ基;4−メチルベンゼンスルホニロキシ基および2−
イミダゾリル−カルボニロキシ基よりなる群から選ばれ
た話をあられす)であられされるα −ナフチルプロピ
オン酸誘導体の実質的なラセミ混合物を、一般式旧): (式中 R4はカルボキシル基で任意に置換された炭素
数1〜8の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基、フェニル基
または置換フェニル基、mは0〜4の整数をあられす)
であられされるアミノ酸のd−もしくはΩ−エナンチオ
マーと溶媒もしくは溶媒系および有機もしくは無機塩基
の任意の存在下で反応させて一般式(M: 000M (式中、R1,R2、R4および印は前記と同じ、Hは
ハロゲン原子、アルカリ金属カチオンまたはを機塩基カ
チオンをあられす)であられされるアミドのジアステレ
オアイソマーの対をうろことからなる。
えられたアミドのジアステレオアイソマーの対は、つい
で適当な溶媒もしくは溶媒系中において有機もしくは無
機塩基の任意の存在下、一般式M: 000M 「 R2(d、dまたはΩ、dまたはdlgまたはg、Ω) (式中、R1,R2、R4、mおよびHは前記と同じ)
であられされるアミドの単一のジアステレオアイソマー
の1つに、非常に高い収率、とりわけ実験的条件におい
てはほぼ定量的な収率で分割される。
このアミドは、ひきつづいて酸加水分解によって一般式
(+7D: CI+3 曜 (式中、R1およびR2は前記と同じ)であられされる
所望の光学活性なα−ナフチルプロピオン酸にかえられ
る。
[実施例] 本発明の方法は、つぎのような化学反応式であられすこ
とができる。
(1)工程(A) ([) COOI+ (dまたはρ) (Nl 000M ([Vl   ([d、d + N 、dlまたは[d
、  R十 g 、Ω]) (2)工程(B) 000M [d、  Ω  + Ω 、fI]) ■ 000M d、Ωまたはg、Ω) (3)工程(C) 000M ■ はd、47  また、はg 、iJ) ■ 叙上の工程(A)および(13)でえられた一般式Nお
よび一般式(■であられされるアミドは新規であり、そ
れゆえ本発明の他の目的を構成する。
一般式剪および一般式Mに関してd、d 、Ω、d1d
、ΩおよびΩ、Ωの各記号の最初の文字はα−ナフチル
−プロピオン酸残基に関し、一方、2番目の文字はアミ
ノ酸残基に関する。
一般式(II)であられされる出発物質は、本発明の目
的を達成するために、R1がメチル基でR2か水素原子
またはハロゲン原子であるのが好ましい。
一般式(III)であられされるアミノ酸は、R4がカ
ルボキシル基で置換された炭素数1〜4の直鎖もしくは
分岐鎖アルキル基でmが0であるもの、好ましくはアス
パラギン酸またはグルタミン酸であるのが好ましい。
実際には、一般式(1)であられされる化合物の実質的
なラセミ混合物のモル当量が、一般式(I[Ilであら
れされるアミノ酸のd−またはΩ−エナンチオマーのモ
ル当量と、溶媒もしくは溶媒系および有機もしくは無機
塩基の任意の存在下、約O℃から反応混合物の沸点のあ
いだの温度で反応させられる。
この反応には多くの溶媒が適しており、たとえばベンゼ
ン、トルエン、ニトロベンゼン、キシレンのような芳香
族炭化水素;塩化メチレン、四塩化炭素および1,1,
2.2−テトラクロロエタンのような炭素数1〜4のハ
ロゲン化炭化水素;モノおよびジアルキルアミド;テト
ラヒドロフラン;ジオキサン;脂肪族ケトン;アセトニ
トリル;およびそれらの水との混合物があげられる。
好ましい溶媒は、脂肪族ケトンおよびその水との混合物
である。
アミド化の行なわれる温度は、用いた試薬に依存して0
℃から反応混合物の沸点までの広い範囲にわたって変化
してよい。
一般式(II)であられされる出発物質においてR3が
ハロゲン原子であるときは、反応は低温、好ましくは約
0〜約20℃で充分進行する。さらに、反応のあいだに
生ずる酸性度を緩衝するために有機もしくは無機の強塩
基、好ましくはアルカリ金属の水酸化物の存在すること
が必要である。これらの反応の収率は実際定量的であり
、いかなるばあいも80%より下がることはない。
一般式Nであられされるアミドのジアステレオアイソマ
ーの対かえられ、それは用いた光学活性なアミノ酸がd
異性体であるかΩ異性体であるかに依存して[d、d−
1、dlの対であるかまたは [d、R十Ω、g]の対
である。こうしてえられたアミドのジアステレオアイソ
マーの対は、もし望むなら単離して特徴づけられ、また
は工程(B)にしたがって反応生成物をそのままアミド
のjlt−のジアステレオアイソマーに分割することが
できる。
分割は、一般式■であらイつされるアミドのジアステレ
オアイソマーの対[d、d十g、dlまたは[d、g+
l) ’+ N ]を適当な溶媒、たとえば芳香族炭化
水素、炭素数1〜4のハロゲン化炭化水素、炭素数1〜
6のアルコール、モノもしくはジアルキルアミド、脂肪
族ケトン、グリコール、グリコールのモノエーテル、ジ
オキサン、アセトニトリル、テトラヒドロフランまたは
それらの水との混合物に溶解または懸濁させることによ
っ′て行なわれる。
溶液または懸濁液は、アルカリ塩基の任意の存在下、約
50℃から反応混合物の沸点のあいだの温度に加熱され
る。ばあいによってはアルカリ塩基を溶解させるために
用いられているかもしれない水を反応環境から留去しな
がら、反応混合物はついで反応混合物の沸点に30分か
ら24時間のあいだ加熱される。
分割を行なうのに適した溶媒は、炭素数3〜5のアルコ
ール、とりわけn−ブタノール、それらの水との混合物
または水である。好ましいアルカリ塩基は水酸化ナトリ
ウムおよび水酸化カリウムである。
用いるアルカリ塩基の量は広い範囲で変化してよく、好
ましくは分割されるべきアミドのジアステレオアイソマ
ーの対各1モル当量に対して約1〜約3モル当量のアル
カリ塩基が用いられる。分割反応が水中で行なわれると
きは、たとえばジベンジルアミンのような有機塩基の1
モル当量またはそれ以上を加熱の終りに加えることがで
き、アミドの単一のジアステレオアイソマーの有機塩基
との塩の結晶かえられる。
ひきつづいて反応混合物を冷却することによって結晶化
が完了し、一般式MにおいてHが用いた有機もしくは無
機塩基のカチオンであるアミドの単一のジアステレオア
イソマーが、結晶固体を濾過し、つづいて洗浄および乾
燥することによって回収されてよい。有機もしくは無機
酸の水溶液で液塩を処理することによって、一般式■)
においてMが水素原子であるアミドが沈澱する。叙上の
方法によってえられたd、d 。
Ω、d、 d、ΩまたはΩ1gのアミドのit−のジア
ステレオアイソマーは、たとえば分割工程に用いた適当
な溶媒から再結晶させることによってさらに精製するこ
とかできる。
アミドの単一のジアステレオアイソマーの収率はこの方
法において例外的に高い。実際それは、アミドのジアス
テレオアイソマーの対に含まれるアミドの単一のジアス
テレオアイソマーにもとづいてではなく出発物質のアミ
ドのジアステレオアイソマーの対にもとづいて計算して
ほとんどつねに70%よりも高い。いいかえると、アミ
ドのジアステレオアイソマーの対[d、d+Ω、dlま
たは [d、Ω十Ω、Ω]はこの方法によって分割され
て、ジアステレオアイソマーの対に含まれている単一の
ジアステレオアイソマーの最大量、すなわち 0.5モ
ルではなく、少なくとも 0.7モルかえられる。さら
に光学活性なdまたはΩアミノ酸とのα−ナフチルプロ
ピオン酸の実質的なラセミ混合物からなるアミドが分別
結晶によって分割されるという事実は全く新規である。
本発明に記載された方法を用いて、一般式■であられさ
れる光学活性なα−ナフチルプロピオン酸の最終的な前
駆体が、文献によって知られる8典的な分割法に比べて
まったく高い収率でうろことか可能であることは指摘さ
れなければならない。事実、すべて光学活性な有機塩基
との塩のジアステレオアイソマーの対の生成にもとづく
これらの方法のいずれにおいても、分割されるべき塩の
ジアステレオアイソマーの対にもとづいて計算して50
%より高い収率ではえられない。
本発明の目的とする方法にお′いては、一般式■であら
れされる酸の前駆体である所望のアミドのジアステレオ
アイソマーは、出発物質のアミドのジアステレオアイソ
マーの対にもとづいて計算して70%よりも高い収率で
えられる。
ひきつづく工程(C)の加水分解の収率がつねに8o%
よりも高いことをも考慮に入れると、本発明は光学活性
なα−ナフチルプロピオン酸の新規でイイ用な製造方法
を提供することになる。
一般式■)であられされる最終化合物をうるために、工
程(B)でえられた一般式Mであられされるアミドの単
一のジアステレオアイソマーは、たとえば無機もしくは
有機酸の水溶液またはそれらの混合物の存在下、3〜2
4時間のあいだ沸点に加熱することによって酸加水分解
に供される。
必要ならば、かくしてえられた一般式■であられされる
所望の酸は、最大の純度でそれをうるために知られた技
術によってさらに精製してもよい。
一般式■、Mおよび■であられされる化合物においてR
2がハロゲン原子であるときは、たとえば米国特許第4
423244号明細書に記載された水素添加法によって
該ハロゲン原子を水素原子で触媒反応により置換するこ
とが可能である。
つぎに本発明を実施例を用いてさらに詳しく説明するか
、本発明はもとよりこれらに限られるものではない。
なお以下の実施例において、比旋光度の測定はパーキン
 エルマー(Perkin Elmer)241装置を
用いて行なった。出発物質である一般式(If)であら
れされる化合物は文献に公知の方法にしたがって製造し
た。一般式[1[Dであらオ〕される光学活性なアミノ
酸は市販のものを用いるかまたは文献に公知の方法にし
たがって製造した。
実施例I N−[d、g−2−(5−ブロモ −6−メドキシー2
−ナフチル)−プロピオニルコーΩ−アスパラギン酸[
d、ρ十g、pコの製造 無水アセトン 180 ml中のd、jll −2−(
5−ブロモ−6−メドキンー2−ナフチル)−プロピオ
ン酸の塩化物78.3g(0,239モル)の溶i(K
を、水180m1および水酸化ナトリウムの30%(W
ハ)水溶液47 、88 ml(0,478モル)から
なる混合物中のD−(−)−アスパラギン酸31.87
g(0,239モル)の溶液に激しく撹拌しながら滴下
してゆっくり加え、そのあいだ温度を約10℃にだもち
、水酸化ナトリウムの15%(Wハ)水溶液を用いてI
’llを約9.5にだもった。
滴下終了後、反応混合物をさらに1時間撹拌し、そのあ
いだ温度を約20°Cに上昇させ、ついでン濾過しアセ
トンを真空下に蒸発させて除去した。
水溶液を濃塩酸を用いてpH6,5の酸性にし、酢酸エ
チルでときどき洗浄した。水溶液中に残っている痕跡量
の酢酸エチルを真空下に蒸発させて除去し、ひきつづき
水溶液にギ酸150m1を加えた。沈澱をメチルブチル
ケトンで抽出した。
有機層を最初に水で、つぎに硫酸ナトリウムの10%(
W/V)水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ
脱色用土類で濾過したあと真空下で蒸発させて[αコ2
0 m+1.2°(c−1%、メタノール中)の生成物
82gを理論収率の80.7%の収率でえた。
実施例2 N−[d、 N −2−(5−ブロモ−6−メドキシー
2−ナフチル)−プロピオニル]−d−アスパラギン酸
[d、d+g、dコの製造 D−(−)−アスパラギン酸のかわりにL−(+)−ア
スパラギン酸を用いたほかは実施例1と同様の操作を行
なうことによって [α120 −−1.ピ(e=1%
、メタノール中)の標題の化6合物をえた。
実施例3 N−[d−2−(5−ブロモ−6−メドキシー2−ナフ
チル)−プロピオニル]−g−アスパラギン酸[d、 
g]の製造 80℃に加熱することによってN−[d、Ω−2−(5
−ブロモ−6−メドキシー2−ナフチル)−プロピオニ
ル]−g−アスパラギン酸10.6g(0,025モル
)をn−ブタノールl OOml中に溶解し、ついで水
酸化すl−!J ラムノ30X(W/W)水溶液0.2
5 ml (0,083モル)を加えた。えられた懸濁
液を6時間還流し、さらにn−ブタノール50m1を加
え、蒸留によって水を取り除くことによって還流下に加
熱し、最終的に温度を 117°Cにした。混合物を2
0°Cに冷却し、沈澱した固体を浄過して集め、水50
m1中に溶解させた。えられた溶液を脱色用土類で漢過
し、約80°Cに加熱してギ酸50m1を加えた。約4
0°Cに冷却することによって生成物が結晶化し、これ
をフィルター」二において水で洗浄した。融点が170
〜172°Cで比旋光度が[α]曾−−10.3” (
e−1%、メタノール中)の目的生成物7.5gが、出
発物質のアミドのジアステレオアイソマーの対にもとづ
いて計算して70,7%の収率でえられた。
実施例4 N−[d−2−(5−ブロモ−6−メドキシー2−ナフ
チル)−プロピオニルゴーΩ−アスパラギン酸[d、Ω
]の製造 無水アセトン 100m1中のd、Ω−2−(5−ブロ
モ−6−メドキシー2−ナフチル)−プロピオン酸の塩
化物65.2g(0,20モル)の溶液を、水100 
mlおよび水酸化ナトリウムの30%(W/W)水溶液
40m1(0,40モル)からなる混合物中のD−(−
)−アスパラギン酸2[i、60g(0,20モル)の
溶液に激しく撹拌しながら滴下してゆっくり加え、その
あいだ温度を約10℃にだもち、水酸化ナトリウムの1
5%(W/W)水溶液を用いてpHを約9.5にだもっ
た。滴下終了後、pH値が9.5に安定したとき、アセ
トンを真空下に留去した。ついで水溶液を水100 m
lで希釈し、19塩酸を用いてpHを6.5にしたあと
酢酸エチルで4回洗浄し最後に痕跡量の溶媒を取り除い
た。濃塩酸を加えることによって水溶液をp112.5
の酸性にし、11−ブタノール 100m1で2回抽出
した。集められた9機層を水で洗浄し、還流下に加熱し
て水を取り除き、最終的に蒸留の温度が11ピCをこえ
るようにした。ついで反応混合物を約80℃に冷却し、
さらにn−ブタノールG OOmlおよび水酸化ナトリ
ウムの30%(W/W)水溶液50m1を加えた。反応
混合物を還流下に1時間加熱し、ついでN−[d−2−
(5−ブロモ−6−メドキシー2−ナフチル)−プロピ
オニル]−1−アスパラギン酸のニナトリウム塩か結晶
化した。これを浄過し、フィルター上においてn−ブタ
ノールで洗浄したあと真空下に乾燥させてN−[d−2
−(5−ブロモ−6−メドキンー2−ナフチル)−プロ
ピオニル]−g−アスパラギン酸のニナトリウム塩11
0.2gを85.6%の収率てえた。
液塩81gを約90℃の水250m1に溶解し、ギ酸2
50 mlを加えた。冷却することによってN−[d−
2−(5−ブロモ −6−メトキシ −2−ナフチル)
−プロピオニル]−1)−アスパラギン酸が結晶化しは
じめ、これを約20℃で浄過し、フィルター−Lにおい
てまずギ酸/水(1/l)の混合物で、ついで水で洗浄
した。真空下で乾燥したのち、比旋光度が[α]20=
−10,2°(c−1%、メタノール中)で融点が17
0〜172°Cの純粋な生成物か理論収率の69.3%
の収率でえられた。
全1−程の総収率は、d、N −2−(5−ブロモ−6
−メドキシー2−ナフチル)−プロピオン酸の塩化物に
もとづいて計算して59.3%であった。
実施例5 N−[d−2τ(5−ブロモ−6−メドキシー2−ナフ
チル)−プロピオニル]−g−アス、パラギン酸[d、
 N ]の製造 80℃に加熱することによってN−[d、Ω−2−(5
−ブロモ−6−メドキシー2−ナフチル)−プロピオニ
ルー−N−アスパラギン酸10g(0,0235モル)
をn−ブタノール100 mlに溶解し、ついで水0゜
2mlに溶解した86%水酸化カリウム 3.83g(
0,0589モル)を加えた。えられた懸濁液を還流下
に加熱して蒸留によって水を取り除いた。ついで反応混
合物を約20℃に冷却し、沈澱した固体をン濾過し、フ
ィルター上においてn−ブタノールで洗浄したあと真空
下に乾燥させてN−[d−2−(5−ブロモ−6−メド
キシー2−ナフチル)−プロピオニル]−N−アスパラ
ギン酸のニナトリウム塩11.4gを96.7%の収率
でえた。液塩を約80℃で水50m1に溶解し、溶液に
ギ酸50m1を加えた。冷却することによってN−[d
−2−(5−ブロモ−6−メドキシー2−ナフチル)−
プロピオニル]−1−アスパラギン酸が結晶化しはじめ
た。懸濁液を濾過し、固体をフィルター上において水で
洗浄した。真空下に乾燥したのち、実施例4でえられた
生成物と同じ物理化学的性質を宵する生成物7.4gを
出発物質のアミドのジアステレオアイソマーの対にもと
づいて計算して74%の収率でえた。
実施例6 d−2−(5−ブロモ−6−メドキシー2−ナフチル)
−プロピオン酸の製造 実施例4でえられたN−[d−2−(5−ブロモ−6−
メドキシー2−ナフチル)−プロピオニル]−g−アス
パラギン酸30g(0,071モル)を、水30m1、
氷酢酸30m1および濃塩酸17 、6 mlよりなる
混合物中に懸濁させた。混合物を撹拌しながら約4時間
還流下に加熱し、ついで約20℃に冷却した。結晶化し
た固体を濾過し、フィルター上でまず水/酢酸の1=1
混合物で、ついで水で洗浄し、最後に真空下で乾燥させ
た。比旋光度が[αコ20−+46°(c−1%、りo
cyホルム中)の純粋なd−2−(5−ブロモ−6−メ
ドキシー2−ナフチル)−プロピオン酸20.7gが理
論収率の94.7%の収率でえられた。
実施例7 N−[d、 47−2−(5−ブロモ−6−メドキシー
2−ナフチル)−プロピオニル]−J?−グルタミン酸
[d、Ω+j? 、 42 ]の製造 無水アセトン200 ml中のdll−2−(5−ブロ
モー6−メドキシー2−ナフチル)−プロピオン酸の塩
化物114.3g(0,349モル)の溶液を、はげし
く撹拌しながら水200 mlおよび水酸化ナトリウム
の30%(W/W)水溶液よりなる混合物中のD−(−
)−グルタミン酸51.4g (0,349モル)の溶
液にゆっくり滴下し、そのあいだin度を約lO℃にた
もちpH値を水酸化ナトリウムの15%(W/W)水溶
液を用いて約9.5にだもった。滴下終了後、反応混合
物を撹拌しなから10°Cに1時間だもち、ついで濾過
してアセトンを真空下に蒸発させて取り除いた。
水溶液を1)118.5にし、酢酸エチルでときどき洗
浄した。水溶液中に残っている痕跡−の酢酸エチルを真
空下に蒸発させて取り除き、ついで水溶液のpH値が2
.0の一定になるように濃塩酸を加えることによって酸
性にした。沈澱した生成物を濾過し、フィルター上にお
いて水で洗浄し、真空下で乾燥した。比旋光度が[α]
會−+10.9″(c−1%、メタノール中)で融点が
160〜1B1.5°Cの生成物137.5gが理論収
率の89.9%でえられた。
実施例8 N−[d、Ω−2−(5−ブロモ−6−メトキシ −2
−ナフチル)−プロピオニル]−d−グルタミン酸[d
、d+1) 、dlの製造 D−(−)−グルタミン酸のかわりにL−(+)−グル
タミン酸を用いたほかは実質的に実施例7と同様の操作
を行なって、比旋光度が[α]翌−−11.4°(c−
1%、メタノール中)で融点が160〜162℃の標題
の化合物をえた。
実施例9 N−[d−2−(5−ブロモー6−メドキシー2−ナフ
チル)−プロピオニル]−N−グルタミン酸[d、 、
Ill ] の製造 N−[d、 、& −2−(5−ブロモ −6−メトキ
シ −2−ナフチル)−プロピオニル]−N−グルタミ
ン酸20gをn−ブタノール200 ml中に懸濁し、
約80 ’Cに加熱したのち水酸化ナトリウムの30%
(W/W)水溶液11.5mlを加え反応混合物を還流
下に3時間加熱した。約20℃にゆっくり冷却したのち
、結晶化した固体をン濾過し、フィルター上においてn
−ブタノールで洗浄した。真空下で乾燥したのちN−[
d−2−(5−ブロモ−6−メトキシ −2−ナフチル
)−プロピオニル]−g−グルタミン酸のニナトリウム
塩21.6gをえた。この塩を水200 mlに溶解し
、溶液を脱色用上類で浄過し、100℃にしたあとギ酸
を加えてpHを3.0にした。0℃にゆっくり冷却した
のち、結晶化した固体を浄過し、水で洗浄して真空下で
乾燥させた。比旋光度が[α]  −+15.2’ (
c−1%、メタノール中)で融点が144〜147°C
の純粋な生成物が、出発物質のアミドのジアステレオア
イソマーの対にもとづいて計算して91%の収率でえら
れた。
実施例l0 N−[d−2−(5−ブロモ−6−メドキシー2−ナフ
チル)−プロビオニルコーg−グルタミン酸[d、Ω]
の製造 無水アセトン 100 ml中のd、、Q −2−(5
−ブロモ−6−メドキシー2−ナフチル)−プロピオン
酸の塩化物65.52g(0,20モル)の溶液を、水
100 mlおよび水酸化ナトリウムの30%(Vハ)
水溶液40 ml(0,40モル)よりなる混合物中の
D−(、−)−グルタミン酸29.40g(0,20モ
ル)の溶液にはげしく撹拌しながら滴下し、そのあいだ
温度を約lO°Cにだもち、pH値を水酸化ナトリウム
の15%(W/W)水溶液を用いて約9.5にだもった
。滴下終了後、pH値が9.5に安定したときアセトン
を真空下に留去した。ついで水溶液を水100m1で希
釈し、濃塩酸でpH値を6.5にし酢酸エチルで3回洗
浄したあと、最後に真空下で蒸発させて痕跡全の溶媒を
取り除いた。
つぎに水溶液を濃塩酸でpH2,5の酸性にし、n−ブ
タノール200 mlで2回抽出した。集められた存機
層を硫酸ナトリウムの10%水溶液で洗浄し、ついで還
流下に加熱して水を取り除き蒸留の温度を最終的に10
8°Cをこえるようにした。
つぎに反応混合物を約80℃に冷却し、さらにn−ブタ
ノール400 mlおよび水酸化ナトリウムの30%(
Wハ)水溶液50 mlを加えた。反応混合物をさらに
1時間還流下に加熱し、そうして蒸留の温度が100℃
になるまで再び水を取り除き、ついで約20℃に冷却す
るとN [d−2〜(5−ブロモ−6−メドキシー2−
ナフチル)−プロピオニル]−411−グルタミン酸の
ニナトリウム塩が結°晶化した。これをン濾過し、フィ
ルター上(こおいてn−ブタノールで洗浄し、真空下に
乾燥させてN−[d−2−(5−ブロモ−6−メドキン
ー2−ナフチル)−プロピオニル]−g−グルタミン酸
のニナトリウム塩92.4gを95.8%の収率でえた
えられた塩50gを約90℃で水200 mlに溶解し
、ギ酸200 mlを加えて還流下に加熱した。冷却す
ることによってN−[d−2−(5−ブロモ−6−メド
キシー2−ナフチル)−プロピオニル]−、Q−グルタ
ミン酸が結晶化しはじめた。20°Cで浄過し、フィル
ター上においてまず水/ギ酸の171混合物で、ついで
水で洗浄した。真空下に乾燥したのち、比旋光度が[α
瞠0−  +15.4°(c−1%、メタノール中)で
融点が145〜147°Cの純粋な生成物35gが77
%の収率でえられた。全工程の総収率は、出発物質のd
、47−2−(5−ブロモ−6−メドキシー2−ナフチ
ル)−プロピオン酸の塩化物にもとづいて計算して73
.8%であった。
実施例11 d−2−(5−ブロモ−6−メドキシー2−ナフチル)
−プロピオン酸の製造 N−[d−2−(5−ブロモ−6−メドキシー2−ナフ
チル)−プロピオニル]−g−グルタミン酸30g(0
,089モル)を、水30m1酢酸30 mlおよび濃
塩酸17.1mlよりなる混合物中に懸濁し、反応混合
物を14時間還流下に加熱した。ついで反応混合物を約
20℃に冷却し、沈澱した固体を浄過し、まず酢酸/水
の1:l混合物で、ついで水で洗浄したあと真空下に乾
燥させた。比旋光度が[αコ2〇−+45.2°(C−
1%、クロロホルム)のクロマトグラフ的に純粋な生成
物17.3gが理論収率の81,1%の収率でえられた
実施例12 N−[d−2−(5−ブロモ−6−メドキシー2−ナフ
チル)−プロピオニル]−d−グルタミン酸のニベンジ
ルアミン塩[d、d]の製造 N−[d 、Ω −2−(5−ブロモ −6−メトキシ
 −2−すフチル)−プロピオニル]−d−グルタミン
酸20g(0,0456モル)を水100m1に懸濁し
、水酸化ナトリウムの30%(W/W)水溶液4.56
 ml (0,0456モル)を加え、反応混合物を還
流下に加熱して完全に溶解させた。えられた溶液にジベ
ンジルアミン8.73 ml (0,0456モル)を
加え、ついで90℃に冷却し、少量の純粋なN−[d−
2−(5−ブロモ−8−メトキシ−2−ナフチル)−プ
ロピオニル]−d−グルタミン酸のニベンジルアミン塩
を種晶として用いて結晶化を行なった。周囲温度に冷却
したのち、懸濁液を水100m1で希釈し、0℃に冷却
して浄過した。固体をフィルター上において水で洗浄し
、真空下に乾燥させて純粋な標題の化合物18.2gを
、アミドのジアステレオアイソマーの対の中に含まれる
アミドのd、d−ジアステレオアイソマーの量にもとづ
いて計算して85.3%の収率でえた。この生成物は比
旋光度が[α]2゜−+4.7’ (c−1%、メタノ
ール中)で融点は159〜1G3℃であった。実施例1
3 N−[d−2−(5−ブロモ−8−メトキシ−2−ナフ
チル)−プロピオニル]−tl−グルタミン酸[d、d
lの製造N−[d−2−(5−ブロモ−6−メドキシー
2−ナフチル)−プロピオニル]−d−グルタミン酸の
ニベンジルアミン塩15gを水150m1および塩化メ
チレン150 ml中に懸濁させ、撹拌しながら完全に
溶解するまで水酸化ナトリウムの30%(wハ)水溶液
をゆっくり加えた。二相溶液を脱色用土類を用いてン濾
過し、ついで2つの相を分離した。有機層を捨て去り、
水層を塩化メチレン50m1で洗浄し、約90°Cに加
熱し、ギ酸を用いてpl!3.0の酸性にした。約20
℃に冷却したあと懸濁液を浄過し、固体をフィルター上
において水で洗浄し、真空下に乾燥させて比旋光度が[
α]20−−7.9°(C一1%、メタノール中)で融
点が175〜17[ioCの純粋な生成物7.5gを理
論収率の9B%の収率でえた。
実施例l4 d−2−(5−ブロモ−6−メドキシー2−ナフチル)
−プロピオン酸の製造 N−Cd−2−(5−ブロモ−6−メドキシー2−ナフ
チル)−ブロピオニルコーd−グルタミン酸4.38g
(0,01モル)を、これに見合う量の試薬を用い実施
例11の操作にしたがって加水分解した。比旋光度が[
α]ξ9.−+46.3°(c−1駕、クロロホルム中
)のクロマトグラフ的に純粋な生成物2.6gが理論収
率の84%の収率でえられた。
特許出願人  アルファ・ケミカルズ・イタリアーナ・
エッセ・ピ・ア

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(A)一般式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^1は炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐鎖ア
    ルキル基、R^2は水素原子またはハロゲン原子、R^
    3はハロゲン原子;水酸基;ハロゲン原子もしくはフェ
    ニル基もしくはその両方で置換された炭素数1〜8の直
    鎖もしくは分岐鎖アルコキシ基;炭素数2〜6の直鎖も
    しくは分岐鎖脂肪族アシロキシ基;ベンゾイロキシ基;
    置換ベンゾイロキシ基;スルホニロキシ基;ベンゼンス
    ルホニロキシ基;4−メチルベンゼンスルホニロキシ基
    ;および2−イミダゾリル−カルボニロキシ基よりなる
    群から選ばれた基をあらわす)であらわされるα−ナフ
    チルプロピオン酸誘導体の実質的なラセミ混合物を、一
    般式(III): ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R^4はカルボキシル基で任意に置換された炭
    素数1〜8の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基、フェニル
    基または置換フェニル基、mは0〜4の整数をあらわす
    )であらわされるアミノ酸のd−もしくはl−エナンチ
    オマーと溶媒もしくは溶媒系および有機もしくは無機塩
    基の任意の存在下、約0℃から反応混合物の沸点のあい
    だの温度で反応させて一般式▲数式、化学式、表等があ
    ります▼(IV) ([d,d+l,d]または [l,d+l,l]) (式中、R^1、R^2、R^4およびmは前記と同じ
    、Mはハロゲン原子、アルカリ金属カチオンまたは有機
    塩基カチオンをあらわす)であらわされるアミドのジア
    ステレオアイソマーの対をうる工程、 (B)工程(A)でえられたアミドのジアステレオアイ
    ソマーの対1モルを適当な溶媒もしくは溶媒系において
    約1〜約3モル当量のアルカリ塩基の任意の存在下、約
    50℃から反応混合物の沸点のあいだの温度に30分か
    ら24時間のあいだ加熱し、ついで結晶化を助けるため
    に反応混合物を冷却し、濾過することによって一般式(
    V): ▲数式、化学式、表等があります▼(V) (d,dまたはl,dまたはd,lまた はl,l) (式中R^1、R^2、R^4、Mおよびmは前記と同
    じ)であらわされる所望のアミドの単一のジアステレオ
    アイソマーを回収することによってアミドのジアステレ
    オアイソマーの対をアミドの単一のジアステレオアイソ
    マーに分割する工程であり、工程(B)でえられたアミ
    ドのジアステレオアイソマーの対が一般式(IV)におい
    てMが水素原子以外の置換基であるときは、有機もしく
    は無機酸の水溶液でひきつづき処理することによって一
    般式(V)においてMが水素原子である化合物がえられ
    る、および (C)工程(B)でえられたアミドの単一のジアステレ
    オアイソマーを酸加水分解に供するため、有機もしくは
    無機酸の水溶液もしくはそれらの混合物の存在下、沸点
    に3〜24時間加熱し、一般式(VI): ▲数式、化学式、表等があります▼(VI) (dまたはl) (式中R^1およびR^2は前記と同じ)であらわされ
    るd−またはl−体のα−ナフチルプロピオン酸をうる
    工程 該工程(A)、(B)および(C)において一般式(I
    V)、(V)および(VI)におけるR^2がハロゲン原
    子であるときは触媒反応により該ハロゲン原子を取り除
    いてR^2が水素原子であるそれぞれ一般式(IV)、(
    V)および(VI)であらわされる化合物をうることがで
    きる、 からなる一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中R^1およびR^2は前記と同じ)であらわされ
    るα−ナフチルプロピオン酸のラセミ混合物の光学分割
    法。 2 一般式(II)であらわされるα−ナフチルプロピオ
    ン酸誘導体においてR^1がメチル基であり、R^2が
    水素原子または臭素原子である特許請求の範囲第1項記
    載の光学分割法。 3 一般式(III)であらわされるアミノ酸においてR
    ^4がカルボキシル基で置換された炭素数1〜4の直鎖
    もしくは分岐鎖アルキル基であり、mが0である特許請
    求の範囲第1項記載の光学分割法。 4 一般式(III)であらわされるアミノ酸がアスパラ
    ギン酸またはグルタミン酸である特許請求の範囲第3項
    記載の光学分割法。 5 一般式(II)であらわされるα−ナフチルプロピオ
    ン酸誘導体および一般式(III)であらわされるアミノ
    酸が等モル量で用いられる特許請求の範囲第1項記載の
    光学分割法。 6 一般式(II)であらわされるα−ナフチルプロピオ
    ン酸誘導体と一般式(III)であらわされるアミノ酸が
    その中で反応させられる不活性な有機溶媒が芳香族炭化
    水素、炭素数1〜4のハロゲン化炭化水素、モノもしく
    はジアルキルアミド、グリコール、グリコールのモノエ
    ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、脂肪族ケト
    ン、アセトニトリルおよびそれらの水との混合物よりな
    る群から選ばれたものである特許請求の範囲第1項記載
    の光学分割法。 7 有機溶媒が脂肪族ケトンまたは水とのその混合物で
    ある特許請求の範囲第6項記載の光学分割法。 8 工程(B)が水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウ
    ムよりなる群から選ばれたアルカリ塩基の存在下で行な
    われる特許請求の範囲第1項記載の光学分割法。 9 工程(C)が酢酸、塩酸および水の混合物中で行な
    われる特許請求の範囲第1項記載の光学分割法。 10 一般式(IV): ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) ([d,d+l,d]または[d,l+ l,l]) (式中、R^1は炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐鎖ア
    ルキル基、R^2は水素原子またはハロゲン原子、R^
    4はカルボキシル基で任意に置換された炭素数1〜8の
    直鎖もしくは分岐鎖アルキル基、フェニル基または置換
    フェニル基、mは0〜4の整数、Mは水素原子、アルカ
    リ金属カチオンまたは有機塩基カチオンをあらわす)で
    あらわされるアミドのジアステレオアイソマーの対。 11 N−[d,l−2−(5−ブロモ−6−メトキシ
    −2−ナフチル)−プロピオニル]−l−アスパラギン
    酸である特許請求の範囲第10項記載の化合物。 12 N−[d,l−2−(5−ブロモ−6−メトキシ
    −2−ナフチル)−プロピオニル]−d−アスパラギン
    酸である特許請求の範囲第10項記載の化合物。 13 N−[d,l−2−(5−ブロモ−6−メトキシ
    −2−ナフチル)−プロピオニル]−l−グルタミン酸
    である特許請求の範囲第10項記載の化合物。 14 N−[d,l−2−(5−ブロモ−6−メトキシ
    −2−ナフチル)−プロピオニル]−d−グルタミン酸
    である特許請求の範囲第10項記載の化合物。 15 一般式(V): ▲数式、化学式、表等があります▼(V) (d,dまたはl,dまたはd,lまた はl,l) (式中、R^1は炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐鎖ア
    ルキル基、R^2は水素原子またはハロゲン原子、R^
    4はカルボキシル基で任意に置換された炭素数1〜8の
    直鎖もしくは分岐鎖アルキル基、フェニル基または置換
    フェニル基、mは0〜4の整数、Mは水素原子、アルカ
    リ金属カチオンまたは有機塩基カチオンをあらわす)で
    あらわされるアミドのジアステレオアイソマー。 16 N−[d−2−(5−ブロモ−6−メトキシ−2
    −ナフチル)−プロピオニル]−l−アスパラギン酸で
    ある特許請求の範囲第15項記載の化合物。 17 N−[d−2−(5−ブロモ−6−メトキシ−2
    −ナフチル)−プロピオニル]−l−グルタミン酸であ
    る特許請求の範囲第15項記載の化合物。 18 N−[d−2−(5−ブロモ−6−メトキシ−2
    −ナフチル)−プロピオニル]−d−グルタミン酸であ
    る特許請求の範囲第15項記載の化合物。 19 N−[d−2−(5−ブロモ−6−メトキシ−2
    −ナフチル)−プロピオニル]−d−グルタミン酸であ
    る特許請求の範囲第15項記載の化合物。
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