JPH0383969A - インドール―3―カルボニトリル化合物の製造方法 - Google Patents

インドール―3―カルボニトリル化合物の製造方法

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JPH0383969A
JPH0383969A JP21960289A JP21960289A JPH0383969A JP H0383969 A JPH0383969 A JP H0383969A JP 21960289 A JP21960289 A JP 21960289A JP 21960289 A JP21960289 A JP 21960289A JP H0383969 A JPH0383969 A JP H0383969A
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hydroxylamine
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Akira Kasahara
晃 笠原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、インドール−3−カルボアルデヒド化合物を
原料とするインドール−3−カルボニトリル化合物の製
造方法に関するものである。インドール−3−カルボニ
トリル化合物は医薬、農薬等の合成中間体として有用な
化合物である。
【従来の技術】
従来、インドール−3−カルボアルデヒド化合物を原料
としてインドール−3−カルボニトリル化合物を製造す
る方法としては、以下の方法が公知である。 ■インドールー3−カルボアルデヒドを塩酸ヒドロキシ
ルアミンと反応させてインドール−3−アルドオキシム
とし、次いでこれを塩化チオニルによりインドール−3
−カルボニトリルとする方法(J、Chem、Soc、
 、 1956.2853 ) ;アルドオキシムにD
MF中二酸二酸化セレン応させる方法(Synthes
is、 1979.722) ;アルドオキシムにジシ
クロカルボジイミドを反応させる方法(Chew、 B
er、 。 107、1213(1974) ) ■インドールー3−カルボアルデヒドをl−二トロプロ
パン・酢酸溶液中で燐酸水素二アンモニウムと反応させ
てインドール−3−カルボニトリルとする方法(Org
、 5ynth、、 col、 vol、V、 656
)■酢酸または無水酢酸溶媒中、酢酸ソーダなどの有機
酸金属塩と塩酸ヒドロキシルアミンを反応させてインド
ール−3−カルボニトリルを得る方法(特開平1−10
0157号) しかしながら、■の方法は、中間体としてインドール−
3−アルドオキシムを製造して単離した後にインドール
−3−カルボニトリルとするために、反応工程が2段階
となり、また■の方法では高価な1−ニトロプロパンを
溶媒とするため、これらいずれの方法もインドール−3
−カルボニトリル化合物の工業的製造方法としては適当
ではない、■の方法は、簡便な方法であるが、原料のイ
ンドール−3−アルデヒドに対して1〜5倍モル当量の
有機酸金属塩を必要とし、かつ反応時間も2〜24時間
、通常10時間も要し、かならずしも工業的に満足でき
る方法ではない。
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、インドール−3−カルボアルデヒド化
合物から収率よくかつ経済的にインドール−3−カルボ
ニトリル化合物を製造することができる新規なインドー
ル−3−カルボアルデヒド化合物の製造方法を提供する
ことにある。
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、一般式(I) 占 〔ただし、式中Rは水素原子または低級アルキル基を表
し、Xは水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、低級アル
コキシ基、低級アルキル基およびアルコキシカルボニル
基から選ばれる1種を表す〕で示されるインドール−3
−カルボアルデヒド化合物をギ酸溶媒中でヒドロキシル
アミンの酸塩と反応させることを特徴とする一般式(I
I)斐 〔ただし、式中RおよびXは前記定義に同じ〕で示され
るインドール−3−カルボニトリル化合物の製造方法に
関するものである。 本発明方法の原料となるインドール−3−カルボアルデ
ヒドは、公知の方法により容易に製造するとが可能であ
る0例えば、インドールとジメチルギ酸アミドを反応さ
せて、高収率で得ることができる(Org、 5ynt
h、、 39.30 )。 本発明方法で使用するヒドロキシルアミンの酸塩は特に
限定されないが、好ましくは塩酸塩、硫酸塩などの鉱酸
塩である。ヒドロキシルアミンの酸塩の使用量について
は、上記インドール−3−カルボアルデヒド化合物に対
して等モル以上であればよいが、好ましくは1〜2倍モ
ル当量の範囲で使用される。 本発明方法において使用されるギ酸溶媒は、そのギ酸の
濃度が75%以上であればよいが、好ましくは85〜9
5%の範囲の濃度のギ酸である。 95%以上の濃度のギ酸を使用する場合は、反応は10
〜20分で完結する。このギ酸溶媒の使用量は、原料イ
ンドール−3−カルボアルデヒド化合物に対して5〜5
0重量倍、好ましくは8〜20重量倍である。 本発明方法によって得られるインドール−3−カルボニ
トリル化合物としては、例えばインドール−3−カルボ
アルデヒド、1−N−メチルインドール−3−カルボニ
トリル、1−N−エチルインドール−3−カルボニトリ
ル、5−または6−プロムインドールー3−カルボニト
リル、5−または6−クロルインドール−3−カルポニ
トリル5−または6−ニトロインドール−3−カルボニ
トリル、5−または6−メドキシインドールー3−カル
ボニトリル、3−シアノインドール−5−カルボン酸エ
ステル等が挙げられる。 本発明方法の一実施態様を例示すると、所定量のインド
ール−3−カルボアルデヒド化合物、ヒドロキシルアミ
ンの酸塩を所定量のギ酸に溶解または懸濁させ、これを
ギ酸の還流温度で加熱し、通常30分〜2時間程度反応
させればよい、この際、特開平1−100157号公報
にあるような有機酸の金属塩を添加する必要はない0反
応終了後、好ましくは溶媒のギ酸を留去し、水を添加し
て反応混合物中の無機塩を溶解し、濾過などの手段で結
晶を分離するか溶媒抽出など公知手段で分離し、必要に
より再結晶や吸着処理などの適当な方法で精製すればよ
い。
【作用】
本発明方法において、インドール−3−カルボアルデヒ
ド化合物とヒドロキシルアミンの塩類とにより、まずイ
ンドールのアルドオキシムを生じ、これに溶媒として用
いたギ酸が反応し、アルドオキシムのギ酸エステルを生
ずる。さらにこのアルドオキシムのギ酸エステルの熱分
解によりギ酸が脱離し、アルデヒドよりニトリルまで連
続して反応が進むものと考えられる。 以下実施例により、本発明をより詳細に説明する。
【実施例1】 インドール−3−カルボアルデヒド1.45g(0,0
1モル)、塩酸ヒドロキシルアミン0.83g(0,0
12モル〉を還流冷却器を反応容器に入れ、ギ酸(90
%)40+sl中で1時間加熱還流した。 反応終了後、ギ酸溶媒を留去した後、水150■Iを加
え生じた結晶を濾過し、乾燥してほぼ定量的に粗結晶1
.41gを得た。得られた粗結晶を酢酸エチルにより再
結晶して、融点178〜179℃(文献値:178〜1
825℃〉の橙色の目的物であるインドール−3−カル
ボニトリルを1.34g(収率95%)得た。 実施例2 N−メチルインドール−3−カルボアルデヒド1.59
g(0,01モル〉、塩酸ヒドロキシルアミン0.83
g(0,012モル)をギ酸(90%)40ml中で1
時間加熱還流した0反応終了後、ギ酸溶媒を留去した後
、水150m1を加え生じた油状物を酢酸エチルで抽出
し、有機層を食塩水で洗い中性とした後、乾燥し、さら
に溶媒を留去し減圧蒸留して、沸点150〜151℃/
 3 mmHg、融点65℃(ベンゼン−ヘキサン〉の
1−N−メチルインドール−3−カルボニトリル1.4
5g(収率94%〉を得た。 【発明の効果] 本発明方法により、インドール−3−カルボアルデヒド
化合物を原料に1段階反応で、しかも短時間かつ高収率
でインドール−3−カルボニトリル化合物を製造するこ
とができ、インドール−3−カルボニトリル化合物の工
業的製造が可能となった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔ただし、式中Rは水素原子または低級アルキル基を表
    し、Xは水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、低級アル
    コキシ基、低級アルキル基およびアルコキシカルボニル
    基から選ばれる1種を表す〕で示されるインドール−3
    −カルボアルデヒド化合物をギ酸溶媒中でヒドロキシル
    アミンの酸塩と反応させることを特徴とする一般式(I
    I) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 〔ただし、式中RおよびXは前記定義に同じ〕で示され
    るインドール−3−カルボニトリル化合物の製造方法。
  2. (2)ヒドロキシルアミンの酸塩がヒドロキシルアミン
    の塩酸塩である特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7726939B2 (en) 2004-08-27 2010-06-01 Delta Electronics, Inc. Heat-dissipating fan and its housing

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