JPS61287907A - α−オレフイン重合用触媒成分の製造法 - Google Patents

α−オレフイン重合用触媒成分の製造法

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JPS61287907A
JPS61287907A JP13124085A JP13124085A JPS61287907A JP S61287907 A JPS61287907 A JP S61287907A JP 13124085 A JP13124085 A JP 13124085A JP 13124085 A JP13124085 A JP 13124085A JP S61287907 A JPS61287907 A JP S61287907A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、α−オシフィン重合用触媒成分の製造法に関
するものである。さらに詳しくは、本発明は、立体規則
性を有するα−オレフィン重合体製造の−ための高度の
立体規制重合能と活性を有する、いわゆる担体型チタン
含有固体触媒成分の製造法に関するものである。本発明
に゛よる担体型チタン含有固体触媒成分は、さらに有機
アルミニウム化合物と組み合せて、α−オレフィンの重
合用触媒として用いられる。
先行技術 チタン担持型触媒系に関しては、重合体の立体規則性を
向上させることを目的として触媒系に各種の電子供与性
化合物を添加することは古くから知られており(J、 
Polymer 5cience 、 Polymer
Letters、 3.855 (1965)、特にチ
タン担持固体触媒成分中に電子供与性化合物を含有きせ
る多くの触媒製造法が提案されている。エステル、アミ
ン、ケトン、エーテルなどの電子供与性化合物のうちで
も、エステル、特に特定の構造を有するポリカルボン酸
のエステルや、特定の構造のアルキル基を有するモノカ
ルボン酸のエステルなど、が立体規則性重合体を得るに
は優れた効果を発揮することが示されている(%開昭5
4−94590号、特開昭57−63310号、特開昭
57−63311号、および特開昭58−145707
号各公報)0 また、これらの電子供与性化合物とインターハロゲン化
合物、ハロゲン又は金属ノ・ロゲン化合物の様なハロゲ
ン化剤とを組合せることにより、触媒の性能が改良され
ることは知られている(特開昭54−3894、同54
−31092各号公報)。
発明の概要 本発明者らは、先に特願昭58−239098号におい
て、特定の構造を有する電子供与性化合物を使用すると
、優れたα−オレフィン重合用固体触媒成分が製造でき
ることを明らかにした。本発明者らは、上記先願で使用
したものと同じ電子供与性化合物及びインター・・ロゲ
ン化合物またはハロゲンとを組み合わせることにより、
上記公知技術で示されている電子供与性化合物とインタ
ーハロゲン化合物またはハロゲンを組み合わせる場合よ
りも優れたα−オレフィン立体規則性重合のためのチタ
ン含有固体触媒成分が得られることを見い出し、本発明
を完成したものである。
即ち、本発明は、 成分(A):ハロゲン化マグネシウム含有固体、を有す
る電子供与性化合物(但し、RはC□〜□2構造部位を
有する02〜1□の有機残基である)、成分(C):チ
タンのハロゲン化合物、及び、成分(D):インターハ
ロゲン化合物及び/又はハロゲン、 を接触させることを特徴とするα−オレフィン重合用触
媒成分の製造法を提供するものである。
発明の効果 固体チタン触媒成分中に導入すべき電子供与性化合物と
して有機カルボン酸モノエステルヲ使用することは周知
であり、特にα−オレフィンの立体規則性重合において
、有機アルミニウム化合物と5i−0−C結合を有する
ケイ素化合物からなる助触媒と固体チタン触媒成分とを
組み合せてチーグラー散、触媒を形成する際に、固体チ
タン触媒成分に含まれる有機カルボン酸モノエステルと
しては、芳香族カルボン酸エステル(特開昭54−94
590号公報)やR−C−0−R’ (R、R’の少く
とも1ケが炭素数3〜20の飽和もしくは不飽和の分枝
鎖状炭化水素残基)(特開昭57−63310号公報)
が効果的であることが公知である。
これら公知の電子供与性化合物の代りに本発明の成分(
B)で定義される化合物を使用すると、そのことだけの
効果によってもより高度のα−オレフィン立体規則性重
合が可能となる(特願昭58−239098号参照)。
本発明の方法においては、成分(A)、成分(B)、成
分(C)及びインターハロゲン化合物及び/又はハロゲ
ン〔成分(D)〕を接触させることにより、上記先願の
方法により得られるチタン含有固体触媒成分より更に優
れた活性及び立体規則性重合性能を有するチタン含有触
媒成分が製造できる。
発明の詳細な説明 本発明のチタン含有固体触媒成分は、成分(A)、成分
(B)、成分(C)及び成分(D)を接触させて製造さ
れる。
〔成分(A)〕
成分(A)は、ハロゲン化マグネシウム含有固体である
。ハロゲンとしてはフッ素、塩素、臭素およびヨウ素が
用いられうるが、このうち塩素が好ましい。
ここで、「ハロゲン化マグネシウム含有固体」というこ
とは、ハロゲン化マグネシウムそのもの自体、ハロゲン
化マグネシウムを成分(B)以外の別の電子供与性化合
物で変性処理したもの、あるいはハロゲン化マグネシウ
ムの溶解剤(たとえば、テトラブチルチタネート、エー
テル、リン酸エステル)を含む炭化水素溶液から公知の
方法(たとえば、メチルハイドロジエンポリシロキサン
、四塩化チタンの添加)により析出処理して得られる固
体酸物などの固体化合物も包含するものである。
〔成分(B)〕
成分(B)は、下式で示される構造部位をその分子内に
有している電子供与性化合物である。
(ここで、Rは炭素数1〜12(C□〜、2)の炭化水
数2〜12(C1!〜□2)の有機残基である)・上記
の構造において、Rは炭素数1〜4の比較的短鎖の非分
岐炭化水素残基が好ましく、また! 一〇−C−の炭素は非分岐炭素原子であることが■ 好ましい。そして、この化合物は、一般に上記の特定の
構造以外の部分において0、SおよびNのような極性原
子を持たないものが用いられる。さ造を分子内に1個持
つものであることが好ましい。
このような化合物のうちの好ましいものは、下式(B′
)で示されるものである。
R−C−0−R−0−R”      (B’ )ここ
で、Rは前記式のRと同じ、R1およびR2はそれぞれ
炭素数1ないし12の、アルキル基、アリール基、アル
キル置換アリール基、またはアリール置換アルキル基を
示す。この式(B′)で示される化合物のうち特に好ま
しいものは、低級脂肪族モノカルボン酸(R”が炭素数
1〜12程度のもの)または安息香酸(R’がフェニル
基)のエチレンオキシドまたはプロピレンオキシド付加
物(1モル)のエーテル、特に低級(C1〜1□)アル
キルまたはフェニルないしトリルエーテル、である。
このような電子供与性化合物の具体例を挙げれば、たと
えば、2−メトキシエチル=アセテート(CHs CO
*CHtCHgOCH3)、2−エトキシエチル;アセ
テ−) (CH3CO2CH3C02CHICH)、2
−ブトキシエチル=アセテ−) (CH3CO3CH,
CH。
QC4H,)、3−メトキシブチル=アセテート(CI
(3Co2(CH2)2CH(OCH3)CH3)、2
−(2−エトキシエトキシ)エチル=アセテ−) (C
H3CO,CH2CH20CH2CH20C2H5)、
2−p−トリロキシエチル=アセテート(CH3CO2
CH2CH20C,H4(Cf(a) )、エトキシル
メチル=アセテ−) (CHaCO2CH20C1H5
)、3−エトキシプロピルナアセテート(CHaCO3
CH2CH2CH20Cz Hs )、4−エトキシブ
チル=アセテート(CH3CO3CH2CH2CH2C
H20C2Hs )、n−ブチルカルピトール=アセテ
ート(6H3co。
(CH2CH20)2 C4H9)、2−ブトキシエチ
ル=プロピオネート(CH3CH2Co2CH2CH2
QC4He )、2−インブトキシエチル=プロピオネ
ート(CH3CE(2COzCHgCH20CHgCH
(CHa )g )、2−エトキシエチA/ = fi
−プチレー) (C4HeCOtCHxCHzOC2H
s )、2−エトキシエチル=インブチレート((CH
3)。
CHCO2CH2CHzOC4Hs )、2−エトキシ
エチル=ベンゾエート(CsH5CO2CHgCH20
C2Hs )、2−イソプロポキシエチル=ベンゾエー
ト(C,H2CO。
CH2CH20CH(CH3)i )、p−メトキシベ
ンジル−アセテート(CH3C02CHt−CsH40
CH3)、4′−エトキシフェニル=4−n−7”チル
ベンゾエート(CH3(CHI)3csH4cOicg
H40CgH4) 、テトラヒト07 A/ 7すA/
 = H−ブチレート(CH3(CHI)11CO2C
H2(C4H70) )などがある。これらのうちでは
、2−エトキシエチル−アセテートや2−メトキシエチ
ル=アセテートなどが好ましい。
〔成分(C)〕
成分(C)は、チタンのハロゲン化合物である。
チタンのハロゲン化合物としては三価j・よび四価のチ
タンのハロゲン化合物、特に好ましくは四価のチタンの
ハロゲン化合物、が適当である。ハロゲンとしては、塩
素が好ましい。好ましいチタンハロゲン化合物は、一般
式Ti (OR’ )Hcz4−n(R’はC□〜C6
の炭化水素残基)で示される化合物のうち、n = 0
または1のものである。具体的には、四塩化チタン、ト
リクロロブトキシチタンなどが挙げられる。
〔成分(D)〕
成分(D) H、インターハロゲン化合物およびノ・ロ
ゲンであり、一般式XYnで定義されるものである。(
X=Yのとき、X8、xyのとき、n=1.3.5又は
7、X及びYはハロゲン)。
具体的には、CLF、 BrF、 IFSBrC/、、
 ICt。
IBr、 CjF3、BrF3、IF3、工C43(又
は1.Ct、)、C1F、、BrF5、IF5、I F
7 、Ct2、Br2、工2などがある。これらのイン
ターノ・ロゲン化合物またはノ・ロゲンのうち、ICt
、 ICl3、工2、Ct2が好ましく、特にIC4及
び/又はICl3が好ましい。また、これらを2つ以上
混合して用いることも可能である。
〔量比〕
四成分(A)〜(D)の成分比は、本発明の効果が認め
られる限ゆ任意であって限界的なものではない〇 一般的には、成分(B) a、成分(A)中に存在する
マグネシウムハロゲン化合物に対する電子供与性化合物
成分(B)のモル比〔成分(B)/MP)が0.001
〜6、好ましくは0.001〜0.6の割合で使用され
る。
成分(C)は広範囲の割合で使用できるが、一般に各種
の方法で製造したチタン含有固体触媒成分中に含まれる
チタン原子の量が0.5〜15重量%、好ましくは0.
5〜10重量%の範囲内になるように調節することが好
ましい。
成分(D)も広範囲の割合で使用できるが、一般には成
分(A)中のマグネシウムハロゲン化合物に対して成分
(D)のモル比〔成分(D) /My)が0.001〜
10、好ましくは0.005〜2の範囲で使用される。
〔チタン含有固体触媒成分の調製〕
本発明のチタン含有固体触媒成分は、構成成分(A)、
成分(B)、成分(C)および成分(D)を一括ないし
段階的にあるいは一回ないし複数回接触させることによ
り得られる。四成分の接触頭圧および接触方法は任意で
ある。具体的な調製法のいくつかを示せば、下記の通り
である。
1)  MPXg (ハロゲン化マグネシウム)と成分
(段とを混合粉砕し、得られた粉砕処理物と成分(C)
および成分(D)の混合物を液相で接触ζせる。
■)成分(A)、成分(B)および成分(C)を混合粉
砕し、得られた粉砕処理物と成分(D)を不活性溶媒中
で液相で接触させる。
III)  MyX、 (ハロゲン化マグネシウム)を
アルコール、エーテル、チタンのアルコキサイド、リン
酸トリアルキルなどの溶解剤を用いてMP X。
を含む炭化水素溶液を調類し、この溶液とチタンやケイ
素のノ・ロゲン化剤を接触させて固体を析出てせ〔成分
(A)の形成〕、この析出固体と成分(B)、成分(C
)および成分(D)とを同時ないしは逐次的に接触させ
る。
lv)  iil )の方法において得られるMP X
、を含む炭化水素溶液に成分(B)を添加し、この溶液
とハロゲン化剤とを接触きせて固体を析出ζせ(成分(
A)と成分(B)の接触処理物)、この析出固体と成分
(C)とを液相中で接触し、さらに成分(C)と成分(
D)の混合物で接触処理する。
V)’MfX2をブチルチタネートを用いて炭化水素溶
媒に溶解し、メチルハイドロジエンポリシロキサンと反
応芒せて固体を析出させ、このMyXzを含む析出固体
と成分(B)を接触させ、さらに成分(C)、成分(D
)を逐次的あるいは同時にまたは複数回接触させる。
なお、本発明の特徴は、特異的分子構造を有する電子供
与性化合物とインターハロゲン化合物及び/又はハロゲ
ンをチタン含有固体触媒成分の製造工程で必らず使用す
るところにあり、この画成分を使用する限り、他の各種
のチタン含有固体触媒成分の調製法においてもその効果
は発現嘔れる。
従って、本発明のチタン含有固体触媒成分の製造法は、
上記に例示した方法に限定きれるものではない。
〔α−オレフィンの重合〕
本発明のチタン含有固体触媒成分は、有機アルミニウム
化合物と組み合せることにより、α−オレフィンの重合
に使用することができる。
有機アルミニウム化合物は、一般式AtRnX3−n(
ただし、Rは炭素数1〜12の炭化水素残基、xhハロ
ゲン、nはO(n=3を示す)で表わされる化合物であ
る。
このような有機アルミニウム化合物は、具体的には、た
とえば、トリエチルアルミニウム、トリn−プロピルア
ルミニウム、トリーn−ブチルアルミニウム、トリイソ
ブチルアルミニウム、トリーn−ヘキシルアルミニウム
、トリイソヘキシルアルミニウム、トリオクチルアルミ
ニウム、ジエチルアルミニウムハイドライド、ジイソブ
チルアルミニウムハイドライド、ジエチルアルミニウム
モノクロライド、エチルアルミニウムセスキクロライド
などがある。勿論、これらのアルミニウム化合物を2種
以上併用することもできる。
これらの中でもトリアルキルアルミニウムが好ましく、
特にトリエチルアルミニウムが好ましいものである。
炭素数3以上のα−オレフィンの重合反応を行なう場合
に、生成重合体の立体規則性を向上させることを目的と
して、本発明によるチタン含有固体触媒成分および有機
アルミニウム化合物からなる触媒系に、これまでチーグ
ラー重合触媒に使用することが提案されて立体規則性に
効果を有する多くの化合物をさらに添加することができ
る。このような目的で使用される化合物としては、芳香
族モノカルボン酸エステル、ESt−0−C−結合を有
する有機ケイ素化合物およびアルキル置換基を有する窒
素または酸素の複素環化合物などが挙げられる。具体的
には、たとえば、安息香酸エチル、p−)ルイル酸エチ
ル、p−アニス酸エチル、フェニルトリメトキシシラン
、フェニルトリエトキシシラン、ジフェニルジメトキシ
シラン、ジフェニルジェトキシシラン、t−ブチルメチ
ルジメトキシシラン、テトラエチルシリケー)、2,2
,6゜6−チトラメチルピペリジン、2,2.6.6−
チトラメチルピランなどである。
チタン含有固体触媒成分と有機アルミニウム化合物の使
用比率は広範囲に変えることができるが、一般に、固体
触媒成分中に含まれるチタン原子当り1〜1000.好
ましくは10〜500(モル比)、の割合で有機アルミ
ニウム化合物を使用することができる。
α−オレフィン重合体の立体規則性を向上させることを
目的として使用される前述の立体規制向上剤の量は、本
発明のチタン含有固体触媒成分を使用すると、非常に少
量でもその目的は達成されるのであるが、通常、有機ア
ルミニウム化合物1モルに対して0.001〜1モル、
好ましく Fio、。
1〜0.5モル、の比率で使用される。
チタン含有固体触媒成分、有機アルミニウム化合物およ
び立体規制向上剤の接触ないし混合順序ないし回数は任
意である。
また、本発明によるチタン含有固体触媒成分はα−オレ
フィンの重合に先立って、有機アルミニウム化合物との
共存下、少量のオレフィンでもって予備接触処理(いわ
ゆる予備重合処理)を行うこともできる。予備重合処理
に使用できるオレフィン類は重合に使用するのと同一の
α−オレフィンであってもよいし、異なるα−オレフィ
ンであってもよい。
重合に用いるオレフィンとしては、エチレン、プロピレ
ン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチルペンテン−
1などがあり、これらは単独重合だけではなく、これら
相互のランダム共重合、ブロック共重合を行なうことが
できる。また、共重合に関しては共役ジエンや非共役ジ
エンのような多不飯湘化合物も共重合オレフィンとして
用いることができる。
重合法としては、ヘキサン、ヘプタン等の不活性炭化水
素を溶媒とするいわゆるスラリー重合法、液化モノマー
を溶媒とする液相重合法あるいはモノマーがガス相とし
て存在する気相重合法などが可能である。
重合温度は一般に20〜150℃程度、好ましくは40
〜100℃程度、重合圧力は大気圧〜100気圧程度、
好ましくは大気圧〜50気圧程度である。重合体の分子
量調節は、主として水素を用いる方法により実施される
実験例 実施例1 (チタン含有固体触媒成分の製造)充分に窒
素置換した300dフラスコに、脱水および脱酸素した
n−ヘプタン50dを導入し、次いでMPC2z  (
塩化マグネシウム)を0.1モル、Ti (OBu)4
(テトラブトキシチタン)を0.2モル導入後、90℃
にて2時間反応でせて、My C1tの炭化水素溶液を
調製した。次いで、メチルノ・イドロジエンボリシロキ
サン(20cps )を12d加えて40℃で3時間反
応させたところ、約401の灰白色の固体が析出した。
この析出固体をn−へブタンで充分洗浄して分析したと
ころ、この析出固体には12.1重量%のMPC12が
含まれていた。
この析出固体から2 Of (MyCt2=2.42F
 )をサンプリングし、n−へブタン80dに希釈し、
2−エトキンエチルアセテートを0.37 d (CH
3C02CE(、CH20C,H5/MP= 0.11
モル比)を添加し、n−へブタン50mに希釈したTi
Ct、 1.0 mを添加し室温下1時間反応ざ騒る。
反応終了後、生成物をn−へブタンで洗浄する。次に、
TiC24を1.7dを加え、50℃で1時間反応させ
る。生成物をn−へブタンで洗浄する。次に、TiCt
4を25m1加え、70℃で1時間反応きせる。生成物
をn−ヘプタンで洗浄しチタン含有固体成分を得る。
得られたチタン含有固体成分に、ICl30.1 yを
1,2−ジクロロエタン50m/に溶解して加え、80
℃で1時間加熱処理する。静置し上澄み除去後、TiC
4425dを加えて80℃で2時間反応ジせる。静置し
上澄み除去後、嘔らにTict4を25d加えて80℃
で2時間処理する。反応終了後、デカンテーションによ
り固体を洗浄して(n−へブタン200dで5回)、目
的とするチタン含有固体触媒スラリーを得た。このスラ
リーの一部をサンプリングしてn−へブタンを蒸発乾燥
後に分析したところ、固体中には3.099重量%チタ
ンが含まれていることがわかった。
(プロピレンの重合) (イ)重合−1 内容積1リツトルの攪拌装置を備えたオートクレーブに
、乾燥および脱気したn−ヘプタン500d1ジフエニ
ルジメトキシシラン107■、トリエチルアルミニウム
2 s OW (Si/A7 = 0.2モル比)およ
び上記のチタン含有固体触媒成分スラリーよりTi原子
換算で0.5■をプロピレン雰囲気下でこの項序で導入
し、水素150dを加えて重合を開始した。重合は、プ
ロピレン圧カフ kl/aAG。
70℃/3時間の条件で行なった。重合終了後、残存モ
ノマーをパージし、ポリマースラリーを戸別して、粉体
ポリマーの乾燥およびF液の濃縮によりそれぞれの生成
ポリマー量を求めた。
この粉体ポリマーの立体規則性(以下製品IIという)
は、沸騰n−へブタン抽出試験により求めた。まだ、全
II(全生成ポリマー量に対する沸騰n−ヘプタン不溶
性ポリマー量の割合)は、全II=粉体ポリマー量×製
品II/(粉体ポリマー量十戸液濃縮ポリマー量)なる
関係式で求めた。これらの結果を表−1に記す。
(ロ)重合−2 重合−2は、プロピレン重合条件を7 岬/1−dG。
70℃/8時間にし、チタン含有固体触媒成分スラリー
をTi原子換算で0.3■にする以外はすべて重合−1
と全く同じ条件で実施したものである。
これらの結果を表−1に記す。
e→ 重合−3 重合−3は、ジフェニルジメトギシシランのかわりにt
ert−ブチルメチルジメトキシシラン72゜s tq
 (St/Az = 0.2モル比)にする以外はすべ
て重合−1と全く同じ条件で実施したものである。
これらの結果を表−1に記す。
(以下余白) 実施例2 実施例1と同様の方法で得られるチタン含有固体成分を
TiCl225 stlを用い80℃で2時間接触処理
する操作を2回繰り返し、上澄みを除去、デカンテーシ
ョンによる固体のへブタン洗浄を行った後、1,2−ジ
クロルエタン50に/おxヒxct0.4yを加え、7
5℃、1時間の条件で成分(D)との接触処理を行った
。反応終了後、デカンテーションにより固体を洗浄して
目的とするチタン含有固体触媒成分スラリーを得た。(
Ti含量4.44重量%) 得られたチタン含有固体触媒成分を用いて実施例10重
合−1の方法によりプロピレンo重合を行った。その結
果を下記に示す。
活性:      32.8 X to’ (Ppp/
yTi)11.3 Q O(ypp/y固体触媒)アタ
クチック生成率に 0.73% 製品II:    97.8チ。
全II:     96.9チ MFR二4.2 B  D :          0.4 5実施例3
〜6 チタン含有固体触媒成分の製造に際して、成分(D)で
定義されているインターハロゲン化合物またはハロゲン
の種類および処理量を表−2に示す通りに変えた以外は
実施例1と同一条件、方法にてチタン含有固体触媒成分
を製造した。
上記で得られたチタン含有固体触媒成分をそれぞれ使用
した以外は、実施例1の重合−1と同様にしてプロピレ
ンの重合を行った。その結果を表−2に示す。
実施例7 チタン含有固体触媒成分の製造に際して、実施例1で得
られた千タン含有固体成分に、ICto、tlとTiC
l425 dを加えて80℃で2時間処理する。上澄み
除去後、さらにTiCl425−を加えて80℃で2時
間処理を行った。反応終了後、デカンテーションにより
固体を洗浄して(n−へブタン200dで5回)、目的
とするチタン含有固体触媒成分スラリーを得た。
プロピレンの重合は重合−1の条件で行った。
この結果を併せ′C表−2に記す。
(以下余白) 比較例1 チタン含有固体触媒成分の製造に際して、成分(D)で
定義される周期表第VB及び/又はVIB族の金属ハロ
ゲン化合物を使用せずに、実施例2と同一条件、方法に
て固体触媒成分を製造した。
得られた固体触媒成分を用いたこと以外は重合−1と同
様にプロピレンの重合を行った。この結果を併せて表−
3に記す。
比較例2 チタン含有固体触媒成分の製造に際して、成分(B)で
定義される電子供与性化合物のかわりに、公知のエチル
ベンゾニー) 0.40 w (C,H2CO。
C!H5/Mj* = 0.11モル比)を加える以外
は比較例1と同一条件、方法にて固体触媒成分を製造し
た。
得られた固体触媒成分を用いたこと以外は重合−1と同
様にプロピレンの重合を行った。この結果を表−3に記
す。
比較例3 チタン含有固体触媒成分の製造に際して、成分(B)で
定義される電子供与性化合物のかわりに、公知のエチル
ベンゾニー) 0.40 * (C,H2CO。
C,H5/ My = 0.11モル比)を加える以外
は実施例2ど同一条件、方法にて固体触媒成分を製造し
た。
得られた固体触媒成分を用いたこと以外は重合−1と同
様にプロピレンの重合を行った。この結果を表−3に記
す。
(以下余白) 実施例8 (チタン含有固体触媒成分および、その予備
重合処理触媒の製造) 実施例1の方法および条件でチタン含有固体触媒成分を
製造し、予備重合処理を実施した。予備重合処理は、チ
タン含有固体触媒成分3y(チタン含量3.09重量%
)を用いてヘプタンスラリーを調製しく30y固体触媒
/lスラリー)、10℃の温度でトリエチルアルミニウ
ム0.44 y (A4/Ti (モル比)=2)を加
えた後、プロピレン6Fを20分間に渡って導入接触し
て実施した。
得られた本発明による予備重合処理触媒を用い、70℃
の温度条件下沓触媒成分を導入して実施例1の重合−1
と同様にプロピレン重合を行った。
得られた結果を以下に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)成分(A):ハロゲン化マグネシウム含有固体、 成分(B):▲数式、化学式、表等があります▼で示さ
    れる構造 部位を有する電子供与性化合物(但し、R はC_1_〜_1_2の炭化水素残基または▲数式、化
    学式、表等があります▼で示される構造部位を有するC
    _2_〜_1_2の有機残基である)、 成分(C):チタンのハロゲン化合物、及び、成分(D
    ):インターハロゲン化合物及び/又はハロゲン、 を接触させることを特徴とするα−オレフィン重合用触
    媒成分の製造法。
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