JPS61287743A - 防眩性を有する導電性プラスチツクシ−ト、フイルムまたはプレ−トの製造法 - Google Patents

防眩性を有する導電性プラスチツクシ−ト、フイルムまたはプレ−トの製造法

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JPS61287743A
JPS61287743A JP60131181A JP13118185A JPS61287743A JP S61287743 A JPS61287743 A JP S61287743A JP 60131181 A JP60131181 A JP 60131181A JP 13118185 A JP13118185 A JP 13118185A JP S61287743 A JPS61287743 A JP S61287743A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明け、防眩性を有する導電性プラスチックシートフ
ィルムまたはプレート、特に透明プラスチック基材上に
防眩性、導電性を兼ねそなえた塗膜が形成され、その塗
膜が優れた透明性、硬度、強度および耐擦過傷性をそな
えている防眩性を有する導電性プラスチックシート、フ
ィルムまたはプレートの製造法に関する。
(従来の技術) 電子、電機、コンピュータ一部材である各種計器ノ曵ネ
ル等は、防眩性を有するものが望まれている。そのため
に従来は、各種計器/<ネル上を無機粒子や有機粒子を
含む塗料でコーティングし、内部散乱を発生させること
で防眩性を出すことや、プラスチック計器ノ曵ネル上を
表面処理して凹凸を形成し、光を計器パネル表面で散乱
させることで防眩性を出すことが行われている。しかし
従来法では、防眩性計器ノ曵ネル等の表面が、プラスチ
ックまたはガラスであるため、簡単に静電気が帯電する
欠点があった。プラスチックが帯電防止効果を有する丸
めKFi、プラスチック表面を、カーボン粉末や金属粉
末入り塗料でコーティングしたり、あるいはカーボン粉
末、カーボン繊維、金属繊維などを樹脂Kmり込んで成
型することが行われている。しかしこれらの従来法では
塗膜および成型品自体が着色しているため不透明であり
、内容物を透視することができず、計器、ノ曵ネル等の
用途には使用できない。
特開昭57−85866号公報VCH1酸化錫を主成分
とする導電性微粉末を塗料バインダー、中に含有した塗
料が開示されている。この塗料は透明でかつ帯電防止機
能を有する塗膜を形成しうるが、塗料バインダーは熱可
塑性の樹脂であるため得られる塗膜は一般に耐擦過傷性
のみならず耐溶剤性をも発現し得ない。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記従来の欠点を解決するものであり、その目
的とするところは、防眩性を有し、硬度、強度および耐
擦過傷性に優れた導電性プラスチックシート、フィルム
またはプレートを提供することにある。本発明の他の目
的は、容易に光硬化もしくは放射線硬化しうる導電性塗
料の塗膜層が表面に形成された防眩性を有し、硬度およ
び耐擦過傷性の高い導電性プラスチックシート、フィル
ムまたはプレートを提供するととKある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の防眩性を有する導電性プラスチックシート、フ
ィルムまたはプレートの製造法は、(a)分子内に少な
くとも2個のラジカル反応性不飽和基を有するオリゴマ
ーを主成分とするバインダー;および平均粒径α2μm
以下の酸化錫を主成分とする導電性粉体を含有する透明
導電性塗料を得る工程、(b)該透明導電性塗料の塗膜
層を該塗gK対し密着性が低く、しかも塗膜層側が表面
処理により凹凸面とされたプラスチックフィルム上に形
成して第一の積層体を得る工程、(c)分子内に少なく
とも2個のラジカル反応性不飽和基を有するオリゴ寸−
を含有し常温又は加熱時粘着性を示す樹脂組成物層を透
明なプラスチック基材上に形成し第二の積層体を得る工
程、(d)上記第一積層体と上記第二積層体とを、該第
一積層体の塗膜層面と該第二積層体の粘着性樹脂組成物
層面とが対応するように積層する工程、そして(e)該
(d)工程で得られた積層体に紫外線もしくは放射線を
照射する工程、を包含し、そのことにより上記目的が達
成される。本発明方法によれば、まず、表面が凹凸面と
されたプラスチックフィルム上に透明導電性塗料の塗膜
層が形成される。
透明導電性塗料のバインダーは分子内圧少なくとも2個
のラジカル反応性不飽和基を有するオリゴマーを主成分
とする。このオリゴマーは光または放射線により高度に
架橋して硬化する性質を有する。このようなオリゴマー
に#′i、例jtば、(メタ)アクリルオリゴマーがあ
る。これ#′i2個以上のアクリロイル基もしくけメタ
クリロイル基を有する。この(メタ)アクリルオリゴマ
ーKR、エチレングリコールジアクリレート、エチレン
グリコールジメタクリレート、プロピレングリコールジ
アクリレート、プロピレングリコールジメタクリレート
、テトラエチレングリコールジアクリレート、テトラエ
チレングリコールジアクリレートなどの三官能のアクリ
レートもしくはメタクリレートが、またトリメチロール
プロパントリアクリレート、トリメチロールプロパント
リメタクリレート、グリセロールトリアクリレート、グ
リセロールトリメタクリレート、ペンタエリスリトール
トリアクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリ
レート、トリス(2−ヒドロキシエチル)インシアヌル
酸エステルアクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチ
ル)インシアヌル酸エステルメタクリレートなどの三官
能以上の1クリレートもしくはメタクリレートもある。
塗料の粘度を下げたいとき、もしくは塗膜の所望の特性
を得たいときVCFi反応性単官能のアクリレートまた
はメタクリレートが添加されうる。
分子骨格にフレタン結合を有する(メタ)アクリルオリ
ゴマーを用いると塗膜の耐摩耗性や耐擦過傷性が向上す
る。このような分子末端にアクリロイル基もしくけメタ
クリロイル基を有するフレタンオリゴマーの調製は、ポ
リオールと1分子に2個以上のインシアネート基を有す
る化合物とを重合させ、その分子末端のインシアネート
基に1活性水素を有するアクリレートまたはメタクリレ
ートを作用させて行われうる。
上記ポリオールには例えばエチレングリコール、1・2
−プロパンジオール、1・3−プロパンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、1・2−ブタンジオール、1・3
−ブタンジオール、1・4−ブタンジオール、2・3−
ブタンジオール、1−5−へペタンジオール、1−6−
ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ジエチレン
グリコール、トリメチロールプロパンなどの短鎖のジオ
ールがある。またポリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコール
などもある。アジピン酸とエチレングリコール、アジピ
ン酸とプロパンジオール、アジピン酸とネオペンチルグ
リコール、アジピン酸とブタンジオール、アジピン酸と
ヘキサンジオールとの結合ポリエステルグリコールもあ
る。ε−カプロラクトン関環重合体もポリオールとして
使用可能である。1分子VC2個以上のイソシアネート
基を有する化合物として例えばヘキサメチレンジイソシ
アネート、メチレンジフェニルジイソシアネート、トル
エンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、メ
チレンジシクロヘキシルジイソシアネートなどがある。
活性水素含有のアクリレートもしくはメタクリレートと
しては、例えば2−ヒドロキシエチルアクリレート、2
−ヒドロキシエチルメタクリレート、3−ヒドロキシプ
ロピルアクリレート、3−ヒドロキシプロピルメタクリ
レート、アクリル酸などがある。
以上のように本発明方法に用いられる透明導電性塗料V
C#−i、バインダーとして少なくとも2個のラジカル
反応性不飽和基を有するオリゴマー、好ましくは三官能
以上の(メタ)アクリルオリゴマーの1種あるいは2種
以上が含有される。
透明導電性塗料に含有される導電性粉体は酸化錫を主成
分とし、七〇粒径は平均α2μm以下である。平均粒径
がα2μmを越えると可視光線を散乱させるため得られ
る塗膜の透明性が劣る。その含量は、塗膜の透明性上導
電性を確保するうえで塗料バインダー100重量部に対
し、100〜350重量部の割合である。この導電性粉
体が100重量部を下まわるとその分散度合いけ充分で
あっても得られる塗膜が充分な導電性を示さず、したが
って、本発明の目的のひとりである帯電防止作用が充分
に発揮され得ない。350重量部を越えると過密状とな
るため粉体の分散が悪くなり、その結果、得られる塗膜
の透明性が損なわれる。
本発明では、導電性粉体の分散を高めるために、分散剤
としてメチルメタクリレートと一般0=CO(cH2C
HO)n  H (R1=H,CH3; R2=H,C)t3 ; n=
 1〜10 )で表される七ノ′マーとの共重合体が必
要に応じて添加されうる。このような、水酸基をもつメ
タクリル系共重合体の添加により、得られる塗膜は導電
性を保持しつつ透明性に優れしかもその耐擦過傷性も向
上する。加えて塗料の沈降性および再分散性にも優れる
。このような優れた効果を得るうえで必要な共重合体の
添加量はバインダー100重量部に対して01重量部以
上であることが好ましい。
塗料パイングーの光硬化性を向上させる目的で、光増感
剤が必要に応じて適宜添加される。
この光増感剤としては例えばベンゾイン、ベンジル、ペ
ンツインイソプロビルエーテル、ベンゾインイソメチル
エーテル、α−メチルペンツイン、α−フェニルペンツ
インベンジル、ジアセチルメチルアントラキノン、クロ
ルアントラキノン、ベンゾフェノン、アントラキノン、
ミフイラーケント、4・4/−ビス(N −N’−ジエ
チルアミノ)ベンゾフェノン、アセトフェノンなどのカ
ルボニル化合物;ジフェニルスルフィド、ジフェニルジ
スルフィド、ジチオカーバメートなどの硫黄化合物;α
−クロルメチルナフタレン、アントラセンなどのす7ク
レン、アントラセン系化合物;テトククロル7タル酸ジ
メチル、ヘキサクロルブタジェンなどのハロゲン化炭化
水素;硫酸クラニル、塩化鉄、塩化銀々どの金属塩類;
アクリフラビン、フルオレセイン、リボフラビン、ロー
ダミンB々ど色素類などが挙げられる。これら増感剤の
添加量は前記オリゴマーに対して好ましく t−1O,
01重量%以上である。光硬化反応の助剤としては例え
ばアミン類が用いられ得る。アミン類としては例えばト
リエチルアミン、トリブチルアミン、ジエチルアミノエ
チルメタクリレートなどがある。
本発明方法に用いられる透明導電性塗料は、上記バイン
ダー、酸化錫を主成分とする導電性粉体、さらに必要に
応じて上記分散剤、光増感剤などを有機溶媒に加え、混
合して得られる。
導電性粉体を塗料中に充分分散させるために塗料の分散
や配合に通常用いられる機器、例えばサンドミル、ボー
ルミル、高速回転撹拌装置、三木ロールなどが使用され
得る。この微粉末の分散をより高めるためKは、シラン
カップリング剤、チタネートカップリング剤、界面活性
剤、オレイン酸、レシチンなどの分散助剤も併用され得
る。
このようにして得られた透明導電性塗料に第一図(a)
 K示されるように、表面処理により凹凸面とされ、か
つ該塗料の塗g!に対し密着性の低いプラスチックフィ
ルム11上にツーターなどで塗布され、平均厚さ1〜2
μmの透明導電性塗膜層12が形成される。このプラス
チックフィルム11と透明導電性塗膜層12とで第一の
積層体1が形成される。表面が凹凸面とされたプラスチ
ックフィルム11の素材VCは、例えば、ポリエステル
、ポリエチレン、ポリプロピレンが用いられる。プラス
チックフィルム11の塗料塗布面は、あらかじめ、離型
処理を施しておくことが推奨される。
加えて、プラスチックフィルム11表面の凹凸の大きさ
は、深さα1〜2μm1かつ、凹凸の周期Filo〜3
00μmが望ましい。これより凹凸の深さが大きいとき
もしくは周期が小さいとき、透明性が著しく低下する。
また、凹凸の深さが小さいときあるいは周期が大きいと
きけ、上記透明導電性塗膜表面の乱反射が低下し、防眩
の効果が薄れる。
次に、プラスチックプレート、プラスチックシート、プ
ラスチックフィルムなどの透明なプラスチック基材21
を準備し、第1図(b)に示すように1この基材表面に
透明な常温又は加熱時粘着性を示す樹脂組成物を塗布し
樹脂組成物層22を形成する。このプラスチック基材2
1と樹脂組成物層22とで第二の積層体2が形成される
。プラスチック基材21の素材にはアクリル、塩化ビニ
ル、ポリカーボネートなどが用いられる。樹脂組成物も
上記透明導電性塗料と同様に、分子内に少なくとも2個
のラジカル反応性不飽和基を有するオリゴマーを含有す
る。このオリゴマーは、上記第一の積層体1を調製する
ときて使用した透明導電性塗料に含有されるオリゴマー
と同種であることが好ましい。粘着性樹脂組成物は、好
ましくけ、上記オリゴマーとポリメタクリル酸メチルと
の混合物である。
このような樹脂組成物は常温又は加熱時適度の粘着性と
粘度とを有するため、後述の積層体を形成する工程で、
前記第一の積層体1の塗膜層とよく接着し、粘度が低い
ために流れ出るようなことは々い。この樹脂組成物に#
′i、必要に応じて、光増感剤が添加されていてもよい
。光増感剤は、透明導電性塗料に含有されるのと同種の
ものが利用されうる。粘着性樹脂組成物層22けプラス
チック基材21上に厚みが47+m以上となるように形
成される。
このようKして得られた第一積層体1と第二積層体2と
倉、第1図(c) K示すように、第一積層体1の透明
導電性塗膜層12面と第二積層体2の常温又は加熱時粘
着性を示す樹脂組成物層22とが対応するように積層し
、ラミネーターなどで、必要に応じて加温しながら、接
着させる。このようKして得られた積層体に紫外線もし
くは放射線を照射すると、透明導電性塗料および樹脂組
成物層に含有されるオリゴマーの架橋反応が進み、硬化
する。積層体のプラスチックフィルム11を剥離すると
、第1図(d) K示すように、透明導電性塗膜層12
を表面に有する所望のプラスチックシート、フィルムま
たはプレートが得られる。
(作用) 本発明方法で得られたプラスチックシート、フィルムま
たはプレートの導電性塗膜層表面は、第一積層体に用い
たプラスチックフィルムの表面状態が転写されるため、
凹凸面とされこれK ′より塗膜層表面での光の乱反射
が発生し、防眩効果を発揮することができしかもプラス
チックシートを通して物を見ることができる。
さらに1第一積層体に用いたプラスチックフィルムの表
面形状#′i第2図(a) (b) (c)のようなも
のが考えられる。
本発明方法により得られたプラスチックシート、フィル
ムまたはプレートはプラスチック基材上に1硬化した樹
脂組成物層と硬化した透明導電性塗膜層とが順次積層さ
れた形態をとるため、透明導電性塗膜層が薄くまたは塗
膜層表面が微細な凹凸面とされていても、高硬度な樹脂
組成物層がプライマ一層として存在し、結局、硬度、強
度、耐擦過傷性および防眩性に優れた導電性プラスチッ
クシート、フィルムまたはプレートが得られる。
(実施例) 以下に本発明を好適な実施例について説明する。
共施例1 (A)  フレクン結合を有するオリゴマーの合成:冷
却管、撹拌機および滴下ロフトを備えたセ/(ラブルフ
ラスコ反応器にε−カプロラクトン開環重合体(平均分
子量530:グイセル社プラクセル205)53(M+
を仕込み、窒°素ガスを流しながら80℃まで昇温させ
た。
これにフレタン生成触媒としてジブチルチンラフレート
IPを加えた。4・4′−ジ7工二ルメクンジイソシア
ネート5242を滴下ロットに仕込み1時間かけて滴下
し、さらVC80℃で1時間撹拌を続けた。次いて、こ
の反応系に重合禁止剤としてノ・イドロキノン1りを加
エタ後、2−とドロキシエチルアクリレ−)232Fを
加え、撹拌を1時間続けた。得られたオリゴマーの重量
平均分子量#−tLOO0であった。
(B)  水酸基含有メタクリル系共重合体(分散剤)
の合Fs、:冷却管、撹拌機および滴下ロットを備えた
七パラグルフラスコ反応器にトルエン130りを仕込ん
だ。これを窒素気流下で110℃まで昇温させた。他方
、メチルメククリレート115F、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート35P1そして重合開始剤としてアゾ
ビスイソブチロニトリルQ、7fからなる混合液を調製
し、これを滴下ロットから反応器内へ2時間かけて滴下
し重合させた。
その後、反応器内の温度を90℃とした。次いでアゾビ
スイソブチロニトリル2Fをトルエン207に溶解し、
これを滴下ロットから2時間かけて反応器内へ滴下した
。滴下後さらに90℃で2時間重合を継続した。得られ
た水酸基含有メタクリル系共重合体の重量平均分子量F
iA乳000であった。
(c)  透明導電性塗料の調製=(B)項で作成した
水酸基含有メタクリル系共重合体溶液842、平均粒径
α2μm以下の二酸化アンチモン含有酸化錫280Fお
よびメチルエチルケトン400Fをボールミルに仕込み
24時間かけて分散させた。次にこれK(A)項で調製
したフレタン結合を有するオリゴマー2051.)リメ
チロールプロ/(ントリメタクリレート202、ジエチ
レングライコールジメタクリレー)105’、ペンタエ
リスリトールテトラアクリレート38 F、ベンゾフェ
ノン14Fおよびミフイラーケトン2.9yを加え、さ
らに24時間撹拌を継続し塗料を得た。
(D)  導電性プラスチックプレートの調製および性
能評価二表面に深さtoμm1周期50μmの凹凸を持
ち厚さ15μmの透明延伸ポリエチレン(HDPE)フ
ィルムIc (c)項でli製した透明導電性塗料を乾
燥後の平均厚さが10μmと々るように塗布した。溶剤
を50℃にて乾燥・除去し第一積層体を得た。
分子量10万のポリメチルメタクリレート302、囚項
で調製したフレタン結合を有するオリゴマー20P1 
トリメチロールプロノ曵ントリメタクリレート20り、
ジエチレングライコールジメタクリレート10g、ペン
タエリスリトールテトラアクリレート382および光増
感剤として2ヒドロキシ−2メチル−17エニループロ
ノ曵ン1オン10Fをメチルエチルケトン60F?!−
エチルセロソルブ10との混合液に溶解させた。この溶
液を透明アクリル板上に乾燥後の厚さが10μmとなる
ように塗布・乾燥し第二積層体を得た。   ′第二積
層体の粘着性樹脂面と第一積層体の透明導電性塗膜面が
接するように積層し、ラミネーターを用い常温で接着さ
せた。この積層体のHDPF、フィルム片側から高圧水
銀ランプ(出力5.6KW:有効ランプ長170国)に
より、25国の距離から10分間照射したのち、上記ポ
リエチレンフィルムを剥離した。
得られた導電性プラスチックプレートの透明アクリル液
上の塗層の表面固有抵抗率、全光線透過率および防眩度
を測定した。さらに1スチールクールによる耐擦過傷性
テストを行った。それぞれの結果を下表に示す。表面抵
抗率FiAsTM−D−257,全光線透過率および防
眩度FiJIs  K  7105  Kもとづく試試
験法により測定した。スチールクールによる耐擦過傷性
テストで#11cm当り500Fの荷重をかけ500回
こすった後の傷の有無により判定を行った。O印は塗膜
層表面に傷がつかない状態を示す。
(施例2 囚 フレタン結合を有するオリゴマー〇合成実施例1(
A)項と同様である。
(B)  水酸基含有メタクリル系共重合体の合成実施
例1(B)項と同様である。
(c)  透明導電性塗料の調製:本実施例(B)項で
調製した水酸基含有メタクリル系共重合体溶液60f1
平均粒径0.2μm以下の二酸化アンチモン含有酸化錫
270Fおよびメチルエチルケトン4002をボールミ
ルに仕込み24時闇かけて分散させた。これに本実施例
(3)項で得られたフレタン結合を有するオリゴマー3
0y;トリメチロールプロノ曵ントリメタクリレー)2
0P;テトラエチレングリコールジメタクリレート10
P;ジペンタエリスリトールへキサアクリレート30P
;光開始剤としてベンゾフェノン140りとミフイツー
グトン3F=そしてエチルセロソルブ300りを仕込み
、さらに24時間分散を行い塗料を得た。
(D)  導電性プラスチックプレートの調製および性
能評価;実施例1(D)項に準じて第一積層体を得たが
、上記第一積層体に用いたプラスチックフィルムが、表
面に深さへ5μm1周期Zooμmの凹凸を持ち、厚さ
100μmのポリエチレン(PR)74ルムであること
が異なる。
分子量10万のポリメチルメタクリレート30g、未実
施例(4)項でll製じたフレタン結合を有するオリゴ
マー30F、)リメチロールプロ/曵ントリアクリート
20P1テトラエチレングリコールジメタヤリレート1
0j1、ジペンタエリスリトールへキサアクリレート3
0Fおよび光増感剤として2ヒドロキシ−2メチル−1
フエニループロノ曵ンlオン7Fをメチルエチルケトン
60Fとエチルセロソルブ60Fとの混合液に溶解させ
た。この溶液を透明アクリル板上へ乾燥後や厚さが10
μmとなるように、塗布・乾燥し、第二積層体を得た。
得られた第一積層体および第二積層体を用いて実施例I
K準じてプラスチックプレートを得た。
実施例1と同様にプラスチックプレートの塗膜表面の性
能評価を行った。その結果を下表に示す。
比較例1 第一積層体に用いたプラスチックフィルムに表面平滑で
凹凸のない厚さ38μmの二軸延伸ポリプロピレン(O
PP)フィルムt−用いていること、かつプラスチック
基材として透明アクリル板の代わりに透明塩化ビニル板
を用いたこと以外Fi実施例2と同様である。
実施例1.2と比較例1の防眩性を肉眼で識別してみる
と、実施例1及び2で防眩層4o%、95%では計器ノ
ミネルに使用すると、表示部が鮮明に見え、防眩性も優
れており眩しさを感じないが、比較例1の防眩層148
%では計器/曵ネルに使用すると外部からの反射光で眩
しさを感じる。
(発明の効果) 本発明方法によれば、このように導電性はもとより透明
性、硬度、強度、耐擦過傷性、および防眩性に著しく優
れた導電性プラスチックシート、フィルムまたは、プレ
ートが得られる。
プラスチックシート、フィルムまたはプレート表面に微
細な凹凸が存在するが、硬度、強度において優れている
ため、長期に渡って使用したときKも微細な擦過傷によ
り、防眩性・透明性が損なわれない。
最外面に位置する透明導電性塗膜層が比較的薄くてもそ
の内側に樹脂組成物層がプライマ一層として存在するた
め、本発明のプラスチックシート、フィルムまたはプレ
ートは充分な透明性・硬度・強度・耐擦過傷性、防眩性
を有し得る。透明導電性塗膜層が薄いため高価な導電性
粉体の量は極少量ですみ、プラスチックシート、フィル
ムまたはプレートが安価に得られうる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a) #−を本発明方法において調製される第
一の積層体の断面図、第1図(b)は第二の積層体の断
面図、第1図(c) #′i第一の積層体と第二の積層
体とを積層した状態を示す断面図、そして第1図(dl
 Fi本発明方法によって得られる防眩性を有する導電
性プラスチックプレートの断面図である。 1・・・第一の積層体、2・・・第二の積層体、11・
・・表面が凹凸面とされたプラスチックフィルム、12
・・・透明導電性塗膜層、21・・・プラスチック基材
、22・・・粘着性組成物層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)分子内に少なくとも2個のラジカル反応性不
    飽和基を有するオリゴマーを主成分とするバインダー;
    および平均粒径0.2μm以下の酸化錫を主成分とする
    導電性粉体を含有する透明導電性塗料を得る工程、 (b)該透明導電性塗料の塗膜層を該塗膜層に対し、密
    着性が低く、しかも塗膜層側が表面処理により凹凸面と
    されたプラスチックフィルム上に形成して第一の積層体
    を得る工程、 (c)分子内に少なくとも2個のラジカル反応性不飽和
    基を有するオリゴマーを含有し、室温又は加熱時、粘着
    性を示す樹脂組成物層を透明なプラスチック基材上に形
    成し第二の積層体を得る工程、 (d)上記第一積層体と上記第一積層体とを、該第一積
    層体の塗膜層面と該第二積層体の樹脂組成物層面とが対
    応するように積層する工程、そして (e)該(d)工程で得られた積層体に紫外線もしくは
    放射線を照射する工程、 を包含する防眩性を有する導電性プラスチックシート、
    フィルムまたはプレートの製造法。 2、前記密着性が低く、しかも塗膜層側が表面処理によ
    り凹凸面とされたプラスチックフィルムの凹凸の深さが
    0.1〜2μmかつ凹凸の周期が10〜300μmであ
    る特許請求の範囲第1項記載の製造法。 3、前記密着性が低く、しかも塗膜層側が表面処理によ
    り凹凸面とされたプラスチックフィルムの素材がポリエ
    ステル、ポリエチレンまたはポリプロピレンである特許
    請求の範囲第1項記載の製造法。 4、前記密着性が低く、しかも塗膜層側が表面処理によ
    り凹凸面とされたプラスチックフィルムの凹凸面側が離
    型処理されたものである特許請求の範囲第3項記載の製
    造法。 5、前記導電性粉体が、バインダー100重量部に対し
    100〜350重量部の割合で含有されたものである特
    許請求の範囲第1項記載の製造法。 6、前記透明導電性塗料および/または前記第二積層体
    樹脂組成物が光増感剤を含有するものである特許請求の
    範囲第1項記載の製造法。 7、前記透明導電性塗料がメチルメタクリレートと下記
    式で示されるモノマーとの共重合体を含有するものであ
    る特許請求の範囲第1項記載の製造法: ▲数式、化学式、表等があります▼ (ここで、R_1はHもしくはCH_3;R_2はHも
    しくはCH_3;そしてnは1〜10の自然数)。
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