JPS61286823A

JPS61286823A - 一眼レフカメラのモ−タドライブ機構

Info

Publication number: JPS61286823A
Application number: JP12967285A
Authority: JP
Inventors: Masao Tsujimura; 辻村　正男; Kazuo Ishikawa; 和男石川; Fumio Niizawa; 新沢　二三男
Original assignee: Kyocera Corp
Current assignee: Kyocera Corp
Priority date: 1985-06-14
Filing date: 1985-06-14
Publication date: 1986-12-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、フィルムの巻き戻しの際に自動的にスプロケ
ットとクイックリターン機構とを分離して、フィルム巻
き上げ完了と同時にフィルムの巻き戻し動作を可能にし
た一眼レフカメラのモータドライブ機構に関する。

（従来の技術）従来のモータドライブ機構を内蔵した一眼レフカメラの
フィルム巻き上げ、巻戻し機構では、フィルム巻戻しの
際にスプロケットと他機種であるクイックリターン機構
を分離させるリワインドボタン等を押すと同時にスイッ
チを切換えて、フィルムの自動巻戻しを行うのが一般的
であった。

（発明が解決しようとする問題点）したがって、従来のように巻戻しの際に、手動によって
スプロケットと他機種とを分離するようにした場合、フ
ィルム巻き上げを完了すると同時に自動的にフィルムの
巻戻しを行うことはできなかった。

本発明の目的は、フィルムの巻き戻し方向にスプロケッ
トが回転したときには、その回転がクイックリターン機
構に伝達しないようなワンウェイクラッチを設けること
により、フィルム巻き上げ完了と同時にフィルムの巻き
戻し動作ができるようにした一眼レフカメラのモータド
ライブ機構を提供することにある。

（問題点を解決するための手段）前記目的を達成するために本発明による一眼レフカメラ
のモータドライブ機構は、ミラー、自動絞り等を行うク
イックリターン機構とフィルム巻き上げ機構とフィルム
巻き戻し機構とを備えた一眼レフカメラであって、１つ
のモータの第１の方向の回転で前記クイックリターン機
構のセット前記フィルム巻き上げ機構の巻き上げ動作を
行い、第２の方向の回転で前記フィルム巻き戻し機構の
巻き戻し動作を行う一眼レフカメラのモータドライブ機
構において、前記モータを第１の方向に回転したときに
は、前記モータの回転を前記タイツクリターン機構と前
記フィルム巻き上げ機構に接続し、前記モータを第２の
方向に回転したときには、前記フィルム巻き戻し機構の
巻き戻し動作に連動する前記フィルム巻き上げ機構の回
転を前記クイックリターン機構に接続しないようにする
ワンウェイクラッチを設けて構成されている。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面を参照して詳しく説明する
。

第１図は、本発明による一眼レフカメラのモータドライ
ブ機構の実施例を示した斜視図、第２図は、前記機構の
クラッチ部を詳細に示した斜視図である。

図示していないレリーズ機構により、ミラーアップ、絞
り込み、先幕走行、後幕走行の一連の動作が行われる。

゛後幕走行信号から所定時間経過したのち、モーターが通
電され、モーターは巻き上げ方向に回転する。モーター
の回転は、フリクションばね２によりピニオンギヤ３に
伝達される。ピニオンギヤ３の回転は、減速ギヤ列Ａに
より太陽ギヤ４に伝えられ、太陽ギヤ４と一体の軸５．
ギヤ６を回転させ、アイドルギヤ７を介してスプールギ
ヤ８に伝達される。スプールギヤ８には、キックスプリ
ング９が取付られており、キックスプリング９は、これ
と係合している一点鎖線で示したスプール１０を回転さ
せる。

一方、太陽ギヤ４の回転は、巻き上げ時に遊星ギヤ１１
を介して一回転ギヤ１２に伝達され、アイドルギヤ１３
を介してスプロケットギヤ１４を回転させる。スプロケ
ットギヤ１４と一体のスプロケット１５が、フィルムを
所定量送り出し、スプール１０で巻き取る。このとき、
スプール１０の巻き取り量は、スプロケット１５の送り
出し量より多いが、キックスプリング９とスプールギヤ
８とのすべりによりその差分が吸収される。

一回転ギヤ１２は、図示されていないばねにより下向き
の力が与えられており、第２図に示すように、一回転ギ
ヤ１２の突出部１２ａとチャージカム１６の突出部１６
ａとが係合し、一回転ギヤ１２の回転をチャージカム１
６に伝達する。

レバー１７は、図示していないばねにより反時計方向の
回転力が与えられおり、チャージカム１６の摺動面１６
ｂに接している。このとき、タイミングスイッチ１８は
、レバー１７に植設されたビン１７ｂに押され、また、
チャージレバー１９は、チャージカム１６のカム面１６
ｃを摺動し回転運動を行う。チャージレバー１９には、
ピン１９ａが植設されており、ミラーボックス側のクイ
ックリターン機構、シャッタ機構等のチャージを行う。

チャージカム１６の回転が続き、レバー１７の突出部１
７ａがチャージカム１６の切欠き部１６ｄに入り込むこ
とにより、チャージカム１６の回転を停止させ、同時に
タイミングスイッチ１８がオフとなりモータ１を停止さ
せる。モータ１のイナーシャによる回転は、フリクショ
ンばね２により吸収される。

チャージカム１６が一回転する間に、フィルムの巻き上
げ、クイックリターン、シャッタ等のチャージが行われ
、撮影待機状態となり・図示されていないレリーズ機構
により以上の動作が繰り返される。チャージカム１６の
係止は、ミラーアップ時に、図示されていないレバーに
より、チャージレバー１９に植設されたピン１９ａが時
計方向に押され、同時に、レバー１７のビン１７ｂがチ
ャージレバー１９に押され解除が行われる。さらにタイ
ミングスイッチ１８をオン状態にする。

スプロケット１５の近傍には、スプロケット１５の回転
を検知する図示されていないスイッチが配設されており
、フィルム給送中ば信号を発生している。フィルムの撮
影枚数が全て終ったときにフィルム給送中のスプロケッ
ト１５の回転が停止すると信号が発生しなくなり、図示
されていない回路によりモータ１は巻き上げ時とは逆方
向に回転を始め、フィルムの巻戻しを行う。モータ１め
回転は、ギヤ列を通しスプール１０を巻き上げ時とは逆
方向に回転させ、巻取っていたフィルムを送り出す。

また、一回転ギヤ１２とかみ合っていた遊星ギヤ１１は
、モータ１の逆回転に伴い軸５と遊星ギヤアーム２０間
のばね２１によるフリクションにより、図示されていな
いストッパに当たる点線の位置まで移動しギヤ２２と噛
み合う、ギヤ２２にはプーリが一体に形成されており、
ギヤ２２は破線で示したミラーボックスＢの右側のプー
リ２３にベルト２４を介してその回転を伝達する。プー
リ２３と一体の軸２５．ギヤ２６が回転しギヤ２７を介
して巻戻しギヤ２８に回転が伝達される。

カブラ２９は巻戻しギヤ２８と一体に回転をしカブラ２
９の切欠き部２９ａがパトローネと係合してフィルムを
巻戻す、このとき、カブラ２９の巻戻し量は、スプール
１０の送り出し量より少なくなっている。

フィルムの巻戻しによりスプロケット１５は巻き上げ時
とは逆方向に回転し、スプロケット１５の回転を検知す
る前記スイッチが信号を発生する。

フィルムの巻戻しが完了すると、回転検知スイッチが信
号を発生しなくなり図示されていない回路　　　　　１
によりモータｌを停止する。以上の動作により巻戻しが
行われる。

巻戻し中スプロケット１５の回転は、スプロケットギヤ
１４．アイドルギヤ１３．一回転ギヤ１２を回転させる
。一回転ギヤ１２は、図示されていないばねによる下向
きの力に抗して、チャージカム１６の突出部１６ａを一
回転ギヤ１２の突出部１２ａが乗り越えてチャージカム
１６には回転を伝えない。

このクラッチは巻き上げ時のカメラの一動作を制御する
一回転制限動作等と連動しているが、クラッチ部におい
て確実に連結しないとフィルムの１コマ分が少なくなる
可能性があり、スベリのないクラッチであ４爪方式がボ
ールクラッチ方式等より望ましい。

再び撮影が行われるときは、モータ１の巻き上げ方向の
回転により遊星ギヤ１１が、ばね２１のフリクションに
より図示されていないストッパに当接する実線の位置ま
で移動し、前記動作が行われる。

（発明の効果）以上詳しく説明したように、本発明によれば、フィルム
の巻き戻し方向にスプロケットが回転したときには、そ
の回転がクイックリターン機構に伝達しないようなワン
ウェイクラッチを設けたので、フィルム巻き上げ完了と
同時にフィルムの巻き戻し動作が自動的にできるように
なった。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による一眼レフカメラのモータドライ
ブ機構の実施例を示した斜視図、第２図は、前記機構の
クラッチ部を詳細に示した斜視図である。１・・・モータ　　　　　　２・・・フリクションばね
３・・・ピニオンギヤ　　　４・・・太陽ギヤ５・・・
軸　　　　　　　　６・・・ギヤ７・・・アイドルギヤ
　　　８・・・スプールギヤ９・・・キックスプリング
　１０・・・スプール１１・・・遊星ギヤ　　　　１２
・・・一回転１３・・・アイドルギヤ　　１４・・・ス
プロケットギヤ１５・・・スプロケット　　１６川チャ
ーシカ五１７・・・レバー１８・・・タイミングスイッチ１９・・・チャージレバー　２０・・・遊星ギヤアーム
２１・・・ばね　　　　　　２２・・・ギヤ２３・・・
プーリ　　　　　２４・・・ベルト°２５・・・軸　　
　　　　　２６・・・ギヤ２７・・・ギヤ　　　　　　
２８・・・巻戻しギヤ２９・・・カプラ特許出願人　　　　京セラ株式会社代理人　弁理士　井　ノ　ロ　　壽２２図

Claims

【特許請求の範囲】

ミラー、自動絞り等を行うクイックリターン機構とフィ
ルム巻き上げ機構とフィルム巻き戻し機構とを備えた一
眼レフカメラであって、１つのモータの第１の方向の回
転で前記クイックリターン機構のセット、前記フィルム
巻き上げ機構の巻き上げ動作を行い、第２の方向の回転
で前記フィルム巻き戻し機構の巻き戻し動作を行う一眼
レフカメラのモータドライブ機構において、前記モータ
を第１の方向に回転したときには、前記モータの回転を
前記クイックリターン機構と前記フィルム巻き上げ機構
に接続し、前記モータを第２の方向に回転したときには
、前記フィルム巻き戻し機構の巻き戻し動作に連動する
前記フィルム巻き上げ機構の回転を前記クイックリター
ン機構に接続しないようにするワンウェイクラッチを設
けて構成したことを特徴とする一眼レフカメラのモータ
ドライブ機構。