JPS61282078A - B型肝炎ウイルス遺伝子を組込んだ組換えdna、形質転換動物細胞およびb型肝炎ウイルス蛋白質の製法 - Google Patents

B型肝炎ウイルス遺伝子を組込んだ組換えdna、形質転換動物細胞およびb型肝炎ウイルス蛋白質の製法

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JPS61282078A
JPS61282078A JP60122641A JP12264185A JPS61282078A JP S61282078 A JPS61282078 A JP S61282078A JP 60122641 A JP60122641 A JP 60122641A JP 12264185 A JP12264185 A JP 12264185A JP S61282078 A JPS61282078 A JP S61282078A
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hepatitis
dna
virus
recombinant dna
hbv
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JP60122641A
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Satoshi Omura
智 大村
Hideo Takeshima
竹嶋 秀雄
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Kitasato Institute
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Kitasato Institute
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Publication date
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/005Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from viruses
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2730/00Reverse transcribing DNA viruses
    • C12N2730/00011Details
    • C12N2730/10011Hepadnaviridae
    • C12N2730/10111Orthohepadnavirus, e.g. hepatitis B virus
    • C12N2730/10122New viral proteins or individual genes, new structural or functional aspects of known viral proteins or genes

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野] 本発明は大腸菌シラスミドDNAよシ誘導されたシャト
ルベクター中にB型肝炎ウィルスの遺伝子を組込んだ新
規な組換えDNAに関し、またかかる組換えDNAによ
シ形質転換を行なったアフリカミドリザルのベロ細胞に
関し、更にそれを用いたB型肝炎ウィルス蛋白質の製法
に関する。さらに詳しくは、本発明は大腸菌と動物細胞
の双方で増殖し得るいわゆるシャトルベクターを用い、
これにB型肝炎ウィルス(以下、HBVと略す)の遺伝
子をλ偏置列に組込んだ組換えDNAを得、これをベロ
細胞に導入させて形質転換ベロ細胞とし、この細胞を培
養してHBV個有のプロモーターの支配下にHBV蛋白
質を生産、収集する方法に関する。
(従来の技術とその問題点) B型ウィルス肝炎(血清肝炎)は主として血液を介して
感染する疾患で一過性感染のほかに持続性感染のあるこ
とが特徴である。持続性感染の場合には徐々に重症の肝
臓障害、初期癌から死亡へ々漸時進行する。特にアジア
およびアフリカ諸国における人口の多数は持続性感染者
であって、この病気を広い範囲に伝染させるという危険
な潜在性を有している。B型肝炎感染からの完全な回復
を期待できることもあるが治療薬が無く大抵の場合、完
全治癒が困難である。そこでこの疾患には予防策を講じ
ることが重要でアシ、そのためにはHBV表面抗原(以
下、HBs抗原またはHBsAg ’!たは単にS抗原
と略す]から成るワクチンが最も有効であると考えられ
ている。しかしながらHBVはヒトとチンパンジーのみ
にしか感染せず、しかも培養細胞への感染の試みも成功
していない。
このような事情からHBsAgの供給源としてはキ清に
よらず、組換えDNA技術を用いて細菌、特に   □
゛ヤリアー血清に頼るしか無く肝炎ワクチンの量産に限
界がある。この対策としてHBsAg fヒト血大腸菌
にHBVのコード遺伝子を導入し、HBsAgを生産し
ようとする試みはすでに提案されている。
(特開昭37−409−タ1号;特開昭rr−タ0!r
/7号公報ン。
近年、組換えDNA技術を用いて、真菌の一種である酵
母によってHBsAgを生産させる手段も開発されてい
る〔例えば特開昭!ター3/7タタ号〕。
しかし、酵母細胞を用いる場合には、患者血清中に見出
されるHBsAgと同様にグリコジル化され、天然に産
生される動物性蛋白質に一層近縁の糖質および脂質が結
合され九HBsAgの生産は不可能である。酵母宿主に
おいては、動物細胞と同じレベルの洗練された工程によ
る産生機能をもたないからである。さらにこのような形
質転換された酵母細胞においては培養液中にその産生物
を放出するに当って、人間に望ましくない物質の放出を
伴うことがあるので、目的のHBsAg蛋白質の回収お
よび精製法が著しく困難である。
また、組換えDNA技術を用いて動物細胞を形質転換さ
せ、かかる形質転換動物細胞によるHBsAgの産生を
行なう試みが提案されている。(例えば特開昭j7−3
27r≠号;特開昭sr−タタ!号;特開昭5r−st
trz号;特開昭j1−15P弘!27号;特開昭jタ
ー366り2号公報)。
特に特開昭夕ざ−16615号公報には、ベロ細胞の利
用可能性が示唆されてはあるけれども、現在までに帰属
性が認められておらずしかも現に他のヒト用ワクチンの
生産に実用されて来たベロ細胞を用いるHBV蛋白質の
生産の具体的な例は従来全くない。
(問題点を解決する手段) 本発明者らはこのような背景のもとに新しい形質転換動
物細胞を用いてHBV蛋白質の量産を図るべく種々研究
を重ねた結果、大腸菌と動物細胞の双方で増殖し得る大
腸菌プラスミド由来の組換えDNAをシャトルベクター
として用い、このベクターにHBV遺伝子のBByI 
HI開裂片のλ偏置列に連結した連結片を、所望ならば
大腸菌由来ネオマイシン耐性遺伝子と共に、組込んだ新
規な組換えDNAを作製することに成功し、しかもこれ
が所望の安定したHBV蛋白質産生能力を獲得した形質
転換ベロ細胞の取得に適すること、前記の新規な組換え
DNAがこの形質転換ベロ細胞中に安定に存続すること
、またかかる形質転換ベロ細胞を用いることによってヒ
ト血清由来のHBV蛋白質と同等の生物学的、並びに物
理学的、化学的性質を有するHBV蛋白質を生産し得る
ことを見い出し、本発明を完成するに至った。
従って、第1の本発明の要旨とするところは、大腸菌と
動物細胞の双方で増殖し得るシャトルベクターのBam
HI開裂部位の間に、Bi[nHI開裂部位でλ偏置列
に連結されたB型肝炎ウィルス遺伝子のlamHI開裂
片の2個を組込んでなることを特徴とする、新規な組換
えDNAにある。
本発明者が得た知見として重要な点は、HBV遺伝子の
llhm HI開裂片を2個直列に連結した連結(In
前記シャトルベクターのBam HI開裂部位に挿入し
て得られた組換えDNAは以下に掲げる利点を有するこ
とである。即ちHBVDNAは本来環状を形成しており
、各遺伝子は連結したり、重複したりして構成されてい
る。このようなりNAを一カ所で、例えばBamHI開
裂部位で切断してベクターに組込んだ際、この8M1H
工切断部位に遺伝子発現に必要な情報が存在している場
合にはこの部位に関連する遺伝子の発現が完全に行なわ
れにくくなる懸念があるはずである。しかるに、そのB
tmHI切断部位の所で最少λ個直列に連結された場合
には、すなわちBamHI部位で一旦切断した後に、同
じBamHI部位で再び2個のByI HI開裂片を直
列接続させてなる連結片においてはs BjJnHI切
断部位は完全に又は実質的に完全に修復されているはず
であり、上記の懸念は解消され、HBV遺伝子のどの部
位にも支障は起きないと考えられる。一方、lamHI
開裂片の3個以上での連結では、組換えプラスミド自体
が不安定となり、調製も使用も難しくなると考えられる
更に、第1の本発明の組換えDNAにおいては、HB 
V遺伝子のBJJII HI開裂片が使用されているの
で、この11jL01H工開裂片の内部でHBV遺伝子
のS抗原遺伝子の上流にプレーS遺伝子が存在しており
、従ってか\る開裂片を含む第1の本発明の組換えDN
Aで形質転換された40細胞は、 HBsAgのみなら
ず、HBVのHBaAg遺伝子の上流に存在するプレー
S遺伝子をも同時に発現して、プレー8を伴なったHB
 sAgも産生し得ることが特色でおる。このプレーS
遺伝子のコービする蛋白はHBVが肝嘘を攻撃する際肝
臓表面上にあるポリアルブミンに結合するためのレセプ
ターとされている。このことから、WIJlの本発明の
組換えDNAを用いると、プレーSワクチンぞ生産する
ことが可能でちゃ、プレー8ワクチンがあればHBv感
染の第一段階を特異的に阻止できると考えられている。
Hlの本発明に係る組換えDNAの好ましい具体例とし
ては、本発明者が後述の実施例1の方法で創製してps
VNH2と命名し且つ添付図面の第1図に制限酵素切断
地図で示した組換えプラスミドがある。この組換えシラ
スミドp8VNH=は、後に詳述する方法で作製された
ものであシ、全体の大きさが//、0キロペースペアで
あシ、大腸菌プラスミPpBRJコλ由来の断片(2,
3キロペースペア)と、サル発癌ウィルスSv≠0DN
Aの複製開始部(3弘Jペースペア〕と、大腸菌由来の
プラスミドpKO7から切り出されたネオマイシン耐性
遺伝子領域を含む部分Nmr(/、r≠!キロペースペ
ア〕とs !LtmHI切断部位で直列に連結されたH
BV遺伝子(3,2キロペースペア、プレーS遺伝子も
含有している)の2個の連結片とを含み、添付図面の第
1図に示された制限酵素切断地図を示すものである。こ
の組換えプラスミ)1pSvNHユは、ベロ細胞に導入
されると、形質転換されたベロ細胞はHBV蛋白質の生
産能を積取し、しかもその形質転換ベロ細胞を/コ0代
継代培養した後も細胞中にHBV遺伝子が安定に存続し
、従ってHBV蛋白質生産能を低減せずに持続するとい
う顕著に優れた特性を示す。
この組換えシラスミドpsVNHJを導入された大腸菌
形質変換法KMBJ J O&は、昭和50年弘月JO
日以来、工業技術院、微生物工業技術研究所に微工研珈
寄第1200号(FIRM P −4200)として寄
託されである。
更に、第λの本発明によると、大腸菌と動物細胞の双方
で増殖し得るシャトルベクターのBam HI開裂部位
の間に、シュHI開裂部位でλ側面列に連結されたB型
肝炎ウィルス遺伝子のBamHI開裂片の2個を組込ん
でなる組換えDNA1、導入されて形質転換されたこと
を特徴とする、形質転換ベロ(Vero)i胞が提供さ
れる。
また、第3の発明によると、大腸菌と動物細胞の双方で
増殖し得るシャトルベクターのBamHI開裂部位の間
に、11amHI開裂部位でλ側面列に連結されたB型
肝炎ウィルス遺伝子のBamHI開裂片の2個を組込ん
でなる組換えDNA1&:、導入されて形質転換された
形質転換ベロ細胞を動物細胞培養培地中で培養させ、そ
あ培養物中にB型肝炎ウィルスの表百抗原 プレS付表
面抗原並びにHBe抗原蛋白質を産生させ、それを収集
することを特徴とする、B型肝炎ウィルス蛋白質の製法
を提供する。
この第3の本発明の方法によると、HBV蛋白質として
、HBsAgのみならずプレS付表面抗原(以下pre
s + HB s A gと略すこともある)及びHB
e抗原(以下、HBe抗原はHBeAg又は単にe抗原
ということもある)も産生じ得ることが特色である。
以下に、第1の本発明の組換えDNA、第2の本発8A
Kよる形質転換ベロ細胞、および第3−++g−?の本
発明によるHBV蛋白質の製法についてさらに詳細に説
明する。
(1)  HBV遺伝子 第1の本発明による組換えDNAの作製に用いられるH
BV遺伝子は日本や東南アジアなどで多く見られるサブ
タイプadrのものを大腸菌によシクローニングさせて
得られたHBVDNAである。このHBVDNAは次の
ようKして調製される。まずHBsAg  t−保有す
るヒト血液中に含まれるディン(Dane)粒子と呼ば
れるウィルス粒子を後記するように調製する。このHB
VDNAは3200塩基対(以下、bpと略す)を有す
る環状2本鎖構造をとっているが、通常DNA全体の7
!チ〜rockの領域は7本鎖である。そのため遺伝子
のクローニングを行なうに先立って1本鎖部分をHBV
に含まれるエンビジナスDNAポリメラーゼを利用して
コ本積に修復する。このあとDNAを抽出し、これを適
当な制限酵素によって開裂してから、大腸菌のシラスミ
ドに組込みクローニングを行なう。このadrタイプの
HBVDNAは制限酵素ル工および!1aJIDHI認
識部位を各々/個所ずつ有しており、大腸菌でのHBV
ゲノムのクローニングのためには通常これら認識部位の
いずれかが利用されて大腸菌、゛ プラスミドに組込まれる。
クローニングしたHBVDNAを大腸菌内で増幅したの
ち、通常はさらに適当な制限酵素で処理して所定の断片
として後述のプラスミドの構築に供するが、このよりな
HBVDNAの大腸菌内クローニングは例えば特開昭!
ター317タタ公報に記載される公知の手法で実施でき
る。
(コ) シャトルベクター 第1の本発明の組換えDNAの作製に用いられるシャト
ルベクターは、例えば0olFX/に由来する大腸菌プ
ラスミドにSvμ0DNAの複製開始部位を挿入したも
のであって、大腸菌と動物細胞の双方で増殖し得るシャ
トルベクターであシ得る。このように大腸菌プラスミド
に挿入されるS V # ODNAはサルに感染してガ
ンを惹起するウィルスの一種で哨乳動物のガンウィルス
としてよく研究されている公知のウィルスDNAである
。本発明においては、このようなりv4Aoの複製開始
部位(一般に8V4’00rlと略称される)約j !
 Obpのみを大腸菌プラスミドに挿入したシャトルベ
クターを用いるのが好ましい。かかる組換えDNAより
なるシャトルベクターは大腸菌およびベロ細胞のような
動物細胞の両方で増殖でき、本発明で所望の組換えDN
Aを作製するのに適する。
第1の本発明に用いるシャトルベクターでは、更に動物
細胞内での複製阻害部分を欠損させておくことが好まし
い。例えば、そのようなシャトルベクターの一例として
は、大腸菌プラスミドpBR32コから動物細胞に毒性
の部分、即ち動物細胞内での複製阻害部分(/ 442
 & bp−コ0島bp)を除き、しかもSVφ117
DNAの複製開始部分(j17/bp〜270 bpの
3≠2 bp)のみを挿入した公知の組換えプラスミド
I)L−/が挙げられる(OkayamaABerg著
「モレキュラー・アンド・セルラー・)々イオロジイ(
Molecular and Ce1lular Bi
ology)J 3 。
210−2に’?(1913)f参照)。コノベクター
1)L−/は添付の第1図の地図の一部領域に示す構造
を有し、大腸菌での選択マーカーとしてアンピシリン耐
性遺伝子(Apr)を有している。このようなシャトル
ベクターは、これをHBV遺伝子と結合させて、所望の
組換えDNAを調製する場合には適当な制限酵素、例え
ばBamHIやXILOIなどで処理して開裂した断片
として用いられる。
(3)第1の本発明による組換えDNA(HBV遺伝遺
伝子発現プラスコドン築 前記シャトルベクターを制限酵素Lun HIで処理し
て得られるDNA断片と、HBV遺伝子を含む一■開裂
断片とを混合して、適当な条件下でDNAリガーゼを用
いた結合反応に付すことによって所望の組換えDNAが
得られる。
本発明において所望する組換えDNAプラスミドはシャ
トルベクター/分子に対しHBVDNAが2分子直列に
連結されて該ベクターのflam HI認識部位で挿入
された組換えDNAであり、これの調製にはベクター1
分子に対し、HBVDNA/〜数分子の比率で両者を混
合して結合反応を行ない、混成した組換えDNAを、制
限酵素による切断ツリー/で調べることによって所望の
聾の組換えDNAを確認し、こうして容易に収得できる
第1の本発明によるHBV遺伝子を組込んだ組換えDN
Aは、動物細胞を形質転換させる際に選択マーカーとし
て利用されるネオマイシン耐性遺伝子を含有するのが好
ましい、適当なネオマイシン耐性遺伝子(ト)mつはT
n j由来の公知のプラスミドpKO7(Molecu
lar and General Geneticm 
、 L7J 。
tよ。/!P7り)から制限酵素狙1111[とBam
HIで処理、切り出して得られる約/、JKbpの断片
である。この断片(Nm’)は第1の本発明の組換えD
NA中にHBVDNAと一諸に組込むこともできるが、
或いは別途に別個のシャトルベクターにネオマイシン耐
性遺伝子(Nmr)を組込んだ独立の選択マーカー−プ
ラスミド(例えば後述のプラスミドp8VNP)として
構築して、第1の本発明による組換えDNAと混合して
用いてベロ細胞に導入したシすることもできる。このよ
うにネオマイシン耐性遺伝子(Nm’)を組込んだ独立
の選択マーカー・シラスミドは、第1の本発明による組
換えDNAがすでにそれ自体の中に゛Nm’ジーンを組
込んでいても、並行して40細胞に導入することもでき
る。
悴)ベロ細胞の形質転換による第λの本発明の形質転換
40細胞の作製 前記のHBVDNA t−組込んだ組換えDNAは、こ
れをベロ細胞に作用させて培養することによシベロ細胞
の形質転換を行うと、第λの本発明による形質転換ベロ
細胞が得られる。このベロ細胞の形質転換は遺伝子操作
技術上公知の動物細胞の形質転換法で、例えば特開昭j
ター3662を号に開示される手法で実施できる。この
場合、HBVDNAを組込んだ組換えDNAに予めネオ
マイシン耐性遺伝子を組込んである場合には、その組換
えDNAを単独で、また組込んでいない場合にはネオマ
イシン耐性遺伝子の含まれているプラスミドと併用して
ベロ細胞に作用させる。
次にベロ細胞の形質転換の好ましい操作法について、具
体的に述べる。
ベロ細胞をIO%牛脂児血清を含むダルベツコ改良イー
グル培地(以下、DMEと略す、Dulbecco。
R& Freeman、 G著「)々イロロジイ(V 
i r o I o gY )、+32t、lりjり)
にて培養し、これに、 HB■N人組込み済みの組換え
DNAと、ネオマイシン耐性遺伝子含有の選択マーカー
・プラスミドとをリン酸カルシウム溶液中に混合した溶
液を加えてl−211時間培養する。さらに培地を交換
して24cm、4c1時間培養した後、ジエネテシン(
Genetlcln、以下、Q4A/rと略す]を≠0
0μf/dの濃度に加えたDMEで置換し、同じ薬剤を
含む培地で3〜4c日毎に培地交換しながら培養を続け
ると、所望の形質転換ベロ細胞を得る。この場合、出発
ベロ細胞はcyiirに感受性であるが、ネオマイシン
耐性遺伝子を導入された細胞は(JIA/I耐性細胞と
して生き残)、含G≠/r培地で生育するため上記の所
望の形質転換ベロ細胞のみが選択的に得られる。
(よ)第3の本発明の方法による形質転換ベロ細胞の培
養および)(BV蛋白質の生産 前記の方法で得られた形質転換ベロ細胞を動物細胞培養
技術上の常法に従って培養することによって生育細胞内
に大量のHBV蛋白質、即ちS抗原のみならずプレS付
S抗原及びe抗原蛋白質が産生され、培地中に放出され
る。培地としては、牛胎児血清が好ましく用いられ、こ
の血清量は1〜”%(v/v)の範囲で変えることがで
きる。また、無血清培地で代替することもできる。
本発明の方法においては、通常、S抗原、プレS付S抗
原並びにe抗原などの蛋白質が混合して産生されるが、
これらの蛋白質は超遠心による分画や、抗体を用いたア
フィニティーカラムなトノ常法によって分離精製される
上記の本発明の方法で得られるHBV蛋白質は免疫学的
にヒト血清から得られるものと全く同一であ〕、ヒト血
清によるものと同様にして)(BV用ワクチン又は診断
用試薬として利用し得る。
つぎに実施例を挙げて本発明の組換えり、N Aの調製
、形質転換ベロ細胞、HBV蛋白質の生産についてさら
に具体的に説明する。
寒星fi−/ (1)  HBVDNA 0ill製 (1)  ウィルスDNAの調製 HBs抗原、HBe抗原共に陽性の供血者(血清型ad
r )からのヒト血漿13人分のプール、1000 r
dを44℃で1010000rp久保田R人is)、2
0分間遠心し、不溶物を除去した。上清をペックマン!
0. /ローターでμ℃にてλj000rpm、20時
間遠心して沈査をJOWtの緩衝液A(70mMトリス
塩酸、pH7,!、0./MNa01./mMEDTA
、)に溶解させた。!’01d容の遠7C?管に底部か
ら1014.4CO%、30qA及び20%(w/v)
の甲に緩衝浪人に溶解した蔗糖液を各10Wd、ずつ重
層した頂部に先の試料10rntを重層し、ペックマン
5w−270−ターにて≠℃で2≠00Orpm、/1
時間遠心した。3−ずつに分画し、後述する方法でウィ
ルス粒子内のDNAポリメラーゼ活性を測定し、ウィル
ス粒子を含む両分を集めた。このプールを緩衝液AKて
約2倍に希釈した後、ペックマンto、iローターでp
℃にて2!000rpm、20時間遠心して沈査をj@
gの緩衝浪人に溶解した。この溶液にメトリズアミド(
metrizamide )を加えて屈折率を/、≠λ
10に調整した。底部から屈折率1.弘13−2.1.
3140.及び/、 J Aj Oに調整したメトリズ
アミド溶液(緩衝浪人に溶解)を各1rntずつ重層し
たjwIt容遠心管の最下層に先の溶液をシリンジで注
ぎ込みペックマン6!ローターでφ℃、釘ooo r 
pm 。
/7.1時間遠心分離を行なった。0.2−ずつ分画し
て、前記と同様の方法によ〕ウィルス粒子を含む両分を
集めた。のちの操作を容易にするために、このHBV粒
子について、HBVのもつDN人ポリメラーゼによる反
応を以下のように行なった。即ち、10mMトリス塩酸
(pi(7,4’入20 mMM g 012.3mM
ジチオスレイトール、/チノニデットpuo、(NP’
IO%8he11社製)、それぞれ100μMのdo’
I’P (デオキシシチジントリホスフェート)、dG
TP(デオキシグアノシントリホス7エート)、dTT
P(7’オキシチミジントリホスフエート)及び20μ
MCjH:]dA’rP(デオキシアデノシントリホス
フェ−トンの混合液にウィルス粒子懸濁液を加え全量f
t/m!、として37℃にて≠時間反応を行なった。
これにキャリアーとして酵母トランスファーRN人を1
00μf加え、次いでDNAに強く結合している蛋白質
を消化するために終濃度/mW/mAになるようにプロ
テイナーゼK (Sigma社!りを加えて37℃で3
0分間インキュベートした。終了後、終濃度がそれぞれ
1%、/−0mMになるように8DS及びコーメルカプ
トエタノールを加え37℃で/時間インキエベートした
。次いで終濃度o、it’4〕4hコシルを加えた後、
TE(/ OmM トリス塩酸、pH7、≠、/ mM
EDTA)飽和フェノールで常法に従つて除蛋白質を行
ない、エタノール沈殿させた。得られる沈査をiooμ
tのTBに溶解後、TFSで充填したセファデックス(
)−100によるゲル濾過を行なって素通りする両分を
集め、これに30μtの酵母トランスファーRNAを加
えて、再度エタノール沈殿した。得られる沈査はHBV
DNAであり、これを水に溶かして保存した。
1i)  Hs V D N Aのクローン化前記(1
)の方法で調製された環状二本鎖のHBVDNAを下記
のように公知のプラスミドpBR3−2−2をベクター
としてクローン化する。
即ち、前記(1)で得たHBVDNAloo μffA
mM トリス塩酸(pH7,7)、A mMM g O
t2、/jOmMNnOLの混液−20μL中にて30
単位の制限#素1皿HIによシ37℃、μ時間処理した
後、TE飽和フェノールコOOμLにて抽出し、次いで
エーテル抽出後、その水層に20μVの酵母トランスフ
ァーRNA。
2.5倍容量の冷エタノールを加えてE12LHI開裂
DNAを沈殿させた。この混液を一70℃で2時間保持
したのち、irooorpmにて、io分間遠心分離シ
テ沈殿するHBVDNAのLun HI開裂DNAを回
収した。分離した沈査(]llamHI開裂DN人)を
TBjrrLに溶解させた二次いでこのHBVDNAと
等モル量のプラスミドルBa32−2を前記と同様の手
法にて制限酵素Lun HI を作用させることにより
開裂させた。得られたプラスミドpBRj12DNAの
IhimHI開裂DN人鎖と、上記の如くして得られた
HBVDNAのJ3jJln HI開裂DN人鎖との両
者を混合してj OmM )リス塩酸(pH7,4’ 
)、/ OmMMg”2.10mMジチオスレイトール
、iooμf/ml牛血清アルブミン、0.jmMAT
Pを含む10μtの反応液中でT4’DNAIJが−ゼ
を参℃、を時間作用させて結合反応させた。この反応混
合液を前記と同様にして頭次フェノール及びエーテル抽
出、更にエタノール沈殿を付すると、得られた沈査は、
プ、ラスミドpBRJ2コDNAのJ3JJ21HI開
裂DN人鎖とHBVDNAのLaJH工開裂DN人鎖と
の結合反応生成物(混成状態である)である。・これを
TBioμを中に溶解させて保存した。
大腸菌HBi O/の培養液を「メソッド・・イン・エ
ンザイモロジイ(Methods in Enzymo
logy)J la 1巻、326−33/頁に記載の
方法で処理、調製された菌液0./mlに対して、上記
アニールされたDNA調製物(即ち、前記の結合反応生
成物として得られた組換えDNA)10μtを加えてよ
く混合させ、0℃で≠θ分間時々混合しながら放置した
後、弘2℃、2分間加温した。次いで弘mAのL培地(
トリゾトンlチ、酵母エキス0.jチ、食塩’5spl
−17,0)を加えて更に1時間、37℃で加温する。
この間に、大腸菌HB/ 0 /細胞は上記の組換えD
NAを取り込んで形質転換したものが生成された。
このように処理された菌液をアンピシリン2jμf/m
Aを添加し九り寒天平板上に塗沫して37℃で一夜培養
した。出現したコロニーを1個ずつツマ楊子で釣り上げ
、テトラサイクリン(10μf/nL)及びアンピシリ
ン(コ!μf/nL)を含むL寒天平板上にそれぞれ対
応させて塗沫し、アンピシリン上でのみ増殖したコロニ
ーを選択する。シラスミP1)BRJ J Jはアンピ
シリン耐性遺伝子をテトラサイクリン耐性遺伝子を有し
ているがテトラサイクリン耐性遺伝子中にあるflam
、HI部位にHBVDNAが挿入されたことにより、テ
トラサイクリン耐性が消失するので、上記の組換えDN
Aを取シ込んで形質転換された大腸菌細胞はテトラサイ
クリン耐性を示さないのでテトラサイクリン含有培地で
は死滅する。このようにして選択されたコロニーはpB
RJ22DNA−HBVDNAという組換えDNAを保
持している。このように選択されたコロニー数個を用い
て「人nalytical Biochemi@try
JムL41/りJ(/りII)に記載される方法に従っ
てプ −ラスミドを調製した。
こうして得られたプラスミドはpBRJ22 DNA−
HB V D NA (JlamHI部位で相互に結合
したもの)の組換えDNA(以下、pHBR/ 0jD
N人と称する)である。これのjθμ2を前記のBam
HI反応条件下で処理し、この反応液をo、t@アガロ
ースゲル電気泳動にかけ、エチジウムプロミドで染色後
3.2キロペースペアのHBVDNAをゲルごと切シ出
す。このゲル断片を透析チューブにTEと共に入れ、電
気泳動槽中でDNA f:TE中に溶出させた後、TE
浴溶液みを取り出し、TEE和フェノール、TE飽飽和
−ブタノールで顆次抽出してアガロースとエチジウムプ
ロミドを除去する。水層を2−ブタノールで濃縮した後
、エタノール沈殿させると、沈殿物としてl!μfのH
BVDNA−BamHI開裂断片が得られた。
−) シャトルベクター(プラスミドpL/DN人のX
JLQ I %Lun HI開裂断片) ノ処理、調a
前述したプラスミドp L / (r Mo1ecul
ar andOellular BiologyJ−4
(コ)コto、2rり参照)70μfを4 mM )リ
ス塩酸(pH7,j ) 、 /jOmMNaOt%A
 mMMgOL2.7 mM j−メルカプトエタノー
ル、0.0 / % (v/v) ト リ トyX−1
00の混合液jOμL中にて制限酵素XhoI / を
単位を加え、37℃で6時間反応させた。この混合反応
液を等量のフェノール・クロロホルム(/ :/容量比
]にて抽出し、次いでエーテル抽出後、その水層にl1
fl量の一20チ酢酸ナトリウム(pHj−J)を加え
、更にその混合液のJJ倍容量の冷エタノールを加えた
。この混合液を一70℃で1時間保持したのち、2!0
00rpmにて21.5′分遠心して沈殿するDNA(
シラスミドl)L /のDNAのXhoI開裂断片)を
回収した。
このようにして分離した沈査のDNAを−oomMヘペ
ス(N−コーヒドロキシビペラジンーN−コーエタンス
ルホン酸)CpH&−1)、10mMMg022.10
mMジチオスレイトール、O,コmMdATP、 dG
TP。
dTTP%dOTPの混合液100μを中にてクレノー
断片7.j単位を加え、73℃で1.5時間反応させる
と、制限酵素XhoIによって開裂されたDNAの末端
部位が修復し、平滑末端になった。この反応溶液を前記
と同様にしてフェノール・クロロホルム抽出、エーテル
処理及びエタノール沈殿に付した。
このようにして得られた沈査のDNA’i40mM)リ
ス塩酸(pH7,タン、/ j OmMNaOL %4
mMMg0L2の混合液中jOμtにて制限酵素Bam
HI / j単位加え、37℃で4時間反応させた。こ
の反応液をO,タチアガロースゲル電気泳動させ且つ実
施例1(/lの最終段階に記載したHBVDNA−Ba
mHI開裂断片の単離法と同じ要領で処理することによ
fi 、u、rキロペースペアの大きさをもつpL−/
 DNAの幻」I 、jLamHI開裂断片を得た。こ
れはシャトルベクターとしての機能をもつDNAである
(3)  プラスミドpKO7からネオマイシン耐性遺
伝子領域DNAの調製 プラスミドpKC!7の300μtを7mMトリス塩酸
(pH7−7)、To OmMNaOL、 7mMMg
0t2.、o、imW/mA牛血清アルブミンの混合液
iooμを中にて制限酵素HInd1[440単位を加
え、37℃で6時間反応させた。この反応液をフェノー
ル・クロロホルム(/:/)混液で抽出し、水層をエー
テル抽出し、次いでエタノールで沈殿させた。その沈査
として得られたpK○7DNAの旦uu、I[[開裂断
片全、200mMヘペス(pH4,r)、/ OmMN
aOL2、/ OmMジチオスレイトール、 0.2 
mMdATP @dGTP’dTTP −dOTPの混
合液コ00μを中にてクレノー断片/J単位を加え73
℃で、2,5時間反応させ、制限酵素LLn d II
Iによって開裂されたDNAの末端部位を修復し平滑末
端とした。この反応溶液をフェノール・クロロホルム(
/:/)混液で抽出、エーテル抽出及びエタノール沈殿
を行ないDNAの沈査を得た。この沈査を60mMトリ
ス塩酸(pH7,り入/ j OmMNaot%A m
MNaOL2の混合液/ t Oμを中にて制限酵素B
MJHI≠O単位を加え、37℃で6時間反応させる。
この反応液をo、rqbアガロースゲル電気泳動法及び
実施例1(1)の最終段階に記載されたDNA断片の単
離方法に付すことにより、ネオマイシン耐性遺伝子領域
を含む/、I≠jキロペースペアのDNA断片(第1図
の地図でNmrの部分を構成する)を得た。
(リ シャトルベクターヘネオマイシン耐性遺伝子(N
mr)の組込み 前項(2)で得られたpL−/プラスミドDNAのQI
・jlam HI開裂断片lμ?と、前項(3)でネオ
マイシン耐性遺伝子全含むDNA断片として得られたp
KO7プラスミドDN人のHindl[・!L!JLH
I開裂断片lμ2とを、! OmM )リス塩酸(pH
7,7)の混合液−20μを中にてT4DNAリガーゼ
により、73℃でIO暇反応させて結合させた。この反
応溶液に最終濃度がo、iMとなるように0aO62i
加え、さらに大腸菌HB/ 0 /株のコ/ピア’ント
セル(r MethodsIn Enzymology
J ” 、32 A−321%/りr o)100μt
を加え水中で1時間保持したのち、≠J’Cで4分間反
応させた。この菌液にL培地j mAを加え37℃で1
時間インキュベートした。この菌液をカナマイシン(1
0μf/mA )含有のL寒天平板とアンピシリン(2
よμf/mA )含有のL寒天平板で/、2時間培養後
、寒天平板に出現するコロニーの中からカナマイシンと
アンピシリンの両方で生育可能なコロニーを選択した(
ネオマイシン耐性遺伝子を有するプラスミドは、カナマ
イシン中で生゛育可能)。これらのコロニー(クロー7
)t−各々アンピシリンを含むL培地で培養後JPIa
smidJLミ、lター36、(lりr≠)に記載され
る方法に従い種々な組成のプラスミドを抽出した。こ 
   □れらを種々の制限酵素(LシHI、111m、
Luりにてその切断パターンを分析することによシ、そ
れら各種組成のプラスミドのなかから、シャトルベクタ
ーpL−/にネオマイシン耐性遺伝子が挿入された組換
えDNAを得た。これをpsVKO7と命名した。
(j)  HBVDNA−p8VKO7組換えDNA0
調製実施例/ (/Hii)の方法で中間生成物として
得られた前記のpHBR/ Oj DNAは、制限酵素
BamHIで開裂したHBVDNAt” p B RJ
 J 2 OLauoHI開裂部位に挿入した組換えD
NAプラスミドである。このプラスミドpHBR/ 0
 !の、200 ptf t OmM)リス塩酸(pH
7、り)、/ j OmMNaOA、6 mMNaOL
2の混合液コ00μを中にて制限酵素LLmHI≠O単
位を加え、37℃で4時間反応させた。この反応液を実
施例/ (/H1l)の後段の方法と同様にしてo、r
チアガロ−スゲルミ気泳動法によ5、j、Jキロベース
ペアのHBVDNAを分離した。前項(りで得られたp
sVKO7も前記のBamHI反応条件下で処理し、こ
の反応液を前記と同様05り慢アガロースゲル電気泳動
によF) 、 p8VKO7LIuoHI開裂断片を調
製した。
上記の如くして得られたHBVDNA LLmHI開裂
断片−μ?及びp8VKO7LtmHI開裂断片/ f
itを−含む混合液30μLt−TiDNAリガーゼに
より11℃で10時間反応させ両者の断片を結合させた
。得られた反応液を用いて大腸菌HB/ 07株を前記
の実施例1(りの方法と同様の方法にて形質転換させ、
アンピシリン(27μf/mL)含有のL寒天平板上で
12時間培養後、寒天平板上に出現したコロニー(クロ
ーン)を採取した。これらのクローンを各々アンピシリ
ンを含むL培地にて培養後、前記の方法によシブラスミ
ドを抽出した。種々の制限酵素(JLtmHI、工LC
II、1ム五■)にてそのプラスミドの切断ノゼターン
を分析することKよシ、これら各種プラスミドのなかか
ら、  98VKO7DNAの1個に対し1(BVDN
人の2個が直列に連結した形で挿入された第1の本発明
による組換えDNAプラスミドを取得した。このシラス
ミド’If: psVNH2と命名した。このプラスミ
ドp8VNH2,の制限酵素切断地図は添付図面の第1
図に示す。なお、このプラスミド98VNH2,を導入
、形質転換された大腸菌は微工研菌寄第jコ00号とし
て寄託されである。
(6)選択マーカーとして用いるためのプラスミドの作
製 動物培!細胞内でネオマイクン耐性遺伝子が効率良く発
現し、種々の形質を有する細胞の集合体から形質転換細
胞を容易に選択することができるようにするために、以
下に述べるように、前項(4c)で得られた組換えプラ
スミド98TKO7中に含まれるネオマイシン耐性遺伝
子の下流K 8Vl’ 0由来のポIJ Aシグナルの
DNA断片を挿入することによシ、ネオマイシン耐性(
口細抱の選別用の選択マーカーΦプラスミドを作製した
p8VKO7の弘θOpfをt OmM )リス塩酸(
pH7、り)、/ j OmMNaOA 、 6 mM
NaOL2の混合液J 00 mt中にて制限酵素し−
11O単位を加え、37℃で6時間反応させた。この反
応溶液を順次等量のフェノール・クロロホルム(/:/
容量比)及びエーテル抽出後、エタノール沈殿に付した
次いでこのLtmHI部位開裂p8VKO7DNA断片
を制限酵素圧Loffllllで処理することになるが
、この断片にはL二d切断部位がコケ所存在する丸めに
穏やかな条件で処理し、完全にλケ所とも切断されない
ように注意した。上記で得られたpsV’KO7DN人
断片のJ ! Opfを7mM)リス塩酸(p)i7.
j入A OmMNaOt、7 mMNaOL2.0. 
/ mf/mAウシ血清アルブミンの混合液!00μを
中にて制限酵素H1ndmjO単位を加え、37℃で6
時間反応させた。この反応溶液を上記と同様の溶媒処理
を施した後、0.タチアガロースゲル電気泳動によって
精製し、コ、lキロペースペアのDNA断片(p8VK
O7LtmHI ・HI ndI[DNA断片)を収得
した。このDNA断片はSV≠OのDNA複数開始起点
及びBy4co初期プロモーターの下流にネオマイシン
耐性遺伝子が結合されたものである。−万、公知のプラ
スミドpODV−/ (rMolecular and
 0ellular BiologyJ↓、2110−
212参照ンを以下の処理で開裂しベクターDNAとし
た。pODV−/の200 fi?′1に7mMトリス
塩酸(pH7,j)、A OmMNaOL、 7mMM
g022.0、/m□を牛血清アルブミンの混合液20
0μL中にて、制限酵素HIndm弘O単位を加え、3
7℃で6時間反応させた。この反応溶液を上記と同様に
溶媒抽出しエタノール沈殿に付した。この沈査DNAを
A OmM )リス塩酸(pH7,タン、/jOmMN
a01.4mM Mg0L2の混合溶液/ r Oli
t中にて制限酵素B a mH−Iを弘θ単位加え、3
7℃で6時間反応させた。この反応溶液をそのままO,
タチアガロースゲル電気泳動を行ない、2.6キロペー
スペ7(7)DNA断片(pODV−/ 且辷BIII
 !LLAIHI DNA断片]を回収し、このベクタ
ーDNA K、は5y4Ao由来のボvhシグナル領域
が含まれている。次いでp8VKO7JLtmHI咄上
−11[DNA断片とpODV/且ムuLI[[BLI
IHI DNA断片の各/ 11fずつをponMトリ
ス塩酸(pH7−2)、/ OmMMgOL2、−20
mMジチオスレイトール、/ mMATPの混合液20
μ沖にて%T4 リガーゼにより両DN人断片の連結反
応を行なった。この反応液を用いて前記と同様の方法に
よって大腸菌1(13/ 07株を形質転換させ、カナ
マイシン(jOμf/mL)及びアンピシリン(コ!μ
f/mA)をそれぞれ含有するL寒天平板上に塗抹し、
これらの双方で出現したコロニーを採取した。これらの
クローン化された各コロニーのうちいくつかを選んでプ
ラスミFDを抽出し、制限酵素且ムuL−m及びLaJ
nHIによって処理されて得られる切断パターンを分析
し、目的とするプラスミド、即ちpCDv/にネオマイ
シン耐性遺伝子及びその下流にポIJ Aシグナルが挿
入された組換えプラスミドを得、これをpsVNPと命
名した。このプラスミドは大腸菌及び動物培養細胞での
シャトルベクターで、しかもネオマイシン耐性遺伝子が
双方の宿主中で発現できる。シラスミドp8VNPは≠
700bpの大きさをもち、その遺伝子配置図は添付図
面の第2図に示すとう)である。
8287号(FEBM P−8287)として寄託され
である。
遣1」」 (1)  ベロ細胞の形質転換 下記の溶液を調製する。
人液:0.コr M Na 01 、 / ! mM 
Na 2HPO4、よOmMヘペス(pH7,/)から
成る溶液/、0m1 B液:実施例/ (j)で得られた組換えDNAである
p8VNH2o 4cOafJ−1実施例/ (4) 
テ得られた組換えDNAであるpsVNP のコμfを
0./ mMBDT人、/、OmM トリス塩酸(pH
f、O)から成る溶液o、ymtニ溶かし、j、 ! 
M Oa Ot 2を0,1mtを加えた混合液 上記B液を攪拌しながらこれに人液をゆっくシ滴下し、
加え終ってから室温に30分間放置した。
このDNA−リン酸カルシウム懸濁液□、!mAを、前
日に継代したベロ細胞(米国、ATOOから入手し −
たもの)(約/、OX / 0” Oe l l s/
60mm dishjm4]に添加し、!tsco2.
37℃で16時間培養した。
DMFi (牛胎児血清1096を含む]を交換後、更
にコ参時間培賽し、次いでG−≠/ ff(≠00μf
/rrL)を含むDMEに交換し約3遇 ベロ細胞(p8VNH−2とpsvNMとの両者が導入
されて形質転換された細砲株)を分離し、これを第2の
本発明による所望の形質転換ベロ細胞として得た。
二良10乙1 本例は第3の本発明の方法によるHBV蛋白質の生産を
例示するものである。
実施例−で得られた形質転換ベロ細胞CG−4Air耐
性)を/ D % ( v/マン牛脂児血清を含むDM
Eで培養し、その培養上清についてHBsAg及びHB
eAg検出用キット(アゼット社製〕を用いて、それぞ
れの生産性を測定した。
直径tcmのプラスチックシャーレに2.0x105個
の細胞をj mAの上記DMEと共に接種し、37℃で
0027ラン器中において培養した。毎日培地を交換し
ながら7日1回培養液中に産生された(BsAg及びH
BsAg量を測定した結果を次の表−7に示す。
表−7 他方、細胞接種後培地の交換無しに3日目から、培養液
中と細胞内のHBsAg生産量を夫々に上記と同じ方法
でしらべた結果を表−λに示す。使用培地をIO%牛脂
児血清にし九場合(表2−a)と、合成の血清代替品(
JOチ)にした場合と(表2−b)について調べた。
表コーb 牛胎児血清培地を用いて3〜4c日に1回培地を交換し
ながら前記の形質転換ベロ細胞を培養して!θ日日間わ
たってHBsAg及びHB e A gの生産量の変化
をしらべた結果を表3に示す。この培養開始時における
細胞の世代数は、1日1回の分裂回数として計算すると
、約20伏目であシ、表3の結果から少なくとも70代
にわたって安定にHBsAg及びHBeAgの生産が可
能であることがわかった。
培養6日目に得られた上記の培養液を集めて11000
0 rpm (Hitachl 、 RP A j T
ローター) 、ti℃、にてIt時間遠心分離して濃縮
したのち、塩化セシウム平衡密度勾配遠心を行なった〔
10mMトリス塩酸(、p)I 7.す、/ j Om
MNaOt、 7mM BDTA。
/、 21f/mA塩化セシウム、+000Orpm、
62時間t/!’r:、、FLPtタTローター〕。得
られた画分にっきHBsAg及びHBeAgの有無を調
べたところHBsAgは7.20〜/、2r f/cr
rI3、HBeAgは/、2〜/、 /4’f/am’
及び/、JO〜/、J! 97cm3の密度(それぞれ
存在することがわかった。
次に上記培養液izoμtと家兎抗HB@λg(Hλt
iter / : 、27 ) / j OAtと室温
で72時間反応−後、/j000rpm、30分間遠心
させ、その沈査を酢酸ウラニル染色して電子顕微鏡端察
すると、同様の処理を施したヒト血清由来のHBsAg
粒子と同様の直径22 nmの球形及び管状粒子の凝集
像の他に直径約A Onm位までの種々の大きさの球形
粒子も散在しているのが認められた。但し、ヒト血清中
に見られるようなディン粒子は認められなかった。
上記、塩化セシウム平衡密度勾配遠心によって得られた
1、λ〜/、2j?/am’の密度の両分をi、i3%
ポリアクリルアミドゲル”電気泳動法を行なってシルバ
ースティンで染色したところ分子量約j J 000.
31.000及びuzoooのバンドが検出されたが、
分子量からこれらの/々ンドの一つ又は全一てはプレー
SとHBsAgとの融合蛋白質と考えられた。また、こ
れらの蛋白質の混合物についてプレーS部分を勢か否か
をノゼーオキシグーゼ結合ポリアルブミンを用い九公知
のgX、18人法によってプレーS部分を直接定量する
ことによって確認した。このELISA法は陽性対照(
eAg(ト)血清〕と陰性対照(eAb(+)血清ンと
を用いてプレーS部分を特異的に定食が可能となるよう
に設定されている。
【図面の簡単な説明】
第1図はHBVDNAの断片がλ個直列に挿入された本
発明による組換えDNA(p8VNH2)の制限酵素切
断地図を示す。第2図はp8VNHコのベロ細胞への導
入の際に同時に加えた選択マーカー用のプラスミ)′(
psVNP)の遺伝子配置図を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 大腸菌と動物細胞の双方で増殖し得るシャトルベク
    ターの¥Bam¥H I 開裂部位の間に、¥Bam¥H
    I 開裂部位で2個直列に連結されたB型肝炎ウィルス
    遺伝子の¥Bam¥H I 開裂片の2個を組込んである
    ことを特徴とする新規な組換えDNA。 2 大腸菌と動物細胞の双方で増殖し得るシャトルベク
    ターの¥Bam¥H I 開裂部位の間に、¥Bam¥H
    I 開裂部位で2個直列に連結されたB型肝炎ウィルス
    遺伝子の¥Bam¥H I 開裂片の2個を組込んでなる
    組換えDNAを、導入されて形質転換されたことを特徴
    とする、形質転換ベロ(Vero)細胞。 3 大腸菌と動物細胞の双方で増殖し得るシャトルベク
    ターの¥Bam¥H I 開裂部位の間に、¥Bam¥H
    I 開裂部位で2個直列に連結されたB型肝炎ウィルス
    遺伝子の¥Bam¥H I 開裂片の2個を組込んでなる
    組換えDNAを、導入されて形質転換された形質転換ベ
    ロ細胞を動物細胞培養培地中で培養して、その培養物中
    に、B型肝炎ウィルスの表面抗原、プレS付表面抗原並
    びにHBe抗原の蛋白質を産生させ、それを収集するこ
    とを特徴とするB型肝炎ウィルス蛋白質の製法。 4 形質転換ベロ細胞を継代培養させて、B型肝炎ウィ
    ルスの表面抗原、プレS付表面抗原並びにe抗原の蛋白
    質の産生を継続させる特許請求の範囲第3項に記載の方
    法。
JP60122641A 1985-06-07 1985-06-07 B型肝炎ウイルス遺伝子を組込んだ組換えdna、形質転換動物細胞およびb型肝炎ウイルス蛋白質の製法 Pending JPS61282078A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63287487A (ja) * 1987-05-20 1988-11-24 Japan Found Cancer Res B型肝炎ウィルスの複製を可能とする新規な培養細胞

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63287487A (ja) * 1987-05-20 1988-11-24 Japan Found Cancer Res B型肝炎ウィルスの複製を可能とする新規な培養細胞

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