JPS63287487A - B型肝炎ウィルスの複製を可能とする新規な培養細胞 - Google Patents

B型肝炎ウィルスの複製を可能とする新規な培養細胞

Info

Publication number
JPS63287487A
JPS63287487A JP62123492A JP12349287A JPS63287487A JP S63287487 A JPS63287487 A JP S63287487A JP 62123492 A JP62123492 A JP 62123492A JP 12349287 A JP12349287 A JP 12349287A JP S63287487 A JPS63287487 A JP S63287487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dna
hbv
plasmid
fragment
virus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62123492A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2514033B2 (ja
Inventor
Katsuro Koike
克郎 小池
Katsuyuki Yaginuma
克幸 柳沼
Yumiko Shirakata
由美子 白形
Midori Kobayashi
みどり 小林
Haruo Sugano
晴夫 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japanese Foundation for Cancer Research
Original Assignee
Japanese Foundation for Cancer Research
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japanese Foundation for Cancer Research filed Critical Japanese Foundation for Cancer Research
Priority to JP62123492A priority Critical patent/JP2514033B2/ja
Publication of JPS63287487A publication Critical patent/JPS63287487A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2514033B2 publication Critical patent/JP2514033B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/005Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from viruses
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2730/00Reverse transcribing DNA viruses
    • C12N2730/00011Details
    • C12N2730/10011Hepadnaviridae
    • C12N2730/10111Orthohepadnavirus, e.g. hepatitis B virus
    • C12N2730/10122New viral proteins or individual genes, new structural or functional aspects of known viral proteins or genes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ・ 〈産業上の利用分野〉 この発明は、例えばヒト肝細胞癌由来の培養細胞に、B
型肝炎ウィルスの複製に必要な転写単位を含むB型肝炎
ウィルスDNA断片が組込まれた組換プラスミドを導入
し培養することによって、ヒト血液中にみられるものと
同一の感染性のB型肝炎ウィルス粒子をインビトロで複
製させる系を確立することに関する。
(従来の技術および発明が解決しようとする問題点〉 B型肝炎ウィルス(以下HBウィルス、ウィルス粒子又
は単にウィルスという)の感染によって起る肝臓病は、
急性肝炎、慢性肝炎、劇症肝炎、肝硬変と多様である。
更に、HBウィルスの持続感染と肝細胞筋の発生が密接
に関係している。HBウィルスに起因する病態について
遺伝子レベルでの解析、肝炎の発症、肝発癌とウィルス
感染の因果関係等を明らかにするための分子生物学的研
究には培養細胞を用いてのウィルス感染増殖系が確立さ
れる必要がある。ところがHBウィルスはヒトおよびチ
ンパンジー個体にのみ感染し増殖するというごく限られ
た宿主特異性を示すことが知られている。現在まで培養
細胞を用いた感染増殖実験が数多く試みられてきたが全
て失敗に終ってきた。
く問題点を解決するための手段〉 本発明者らは、前記問題点を解決すべく種々研究してき
たところ、HBウイスルの遺伝子を再構築し、これをベ
クターを介して直接培養細胞にとり込ませることにより
HBウィルスを複製可能な組換プラスミドが得られるこ
とを見い出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は複製開始点と薬剤耐性選択マーカー
を含む大腸菌プラスミドベクターのクローニング部位に
、3.6Kb RNA (プレゲノム)合成の鋳型とな
るDNA領域、エンハンサ−および遺伝子発現領域から
なる転写単位を少なくとも一つ含むB型肝炎ウィルスD
NA断片が組込まれていることを特徴とする閉環状の組
換プラスミドおよびこれを含むヒト肝細胞癌又ははヒト
胚芽細胞癌由来の培養細胞を提供するものである。
以下にその解決手段を詳細に説明する。
(1)HBウィルスDNA B型肝炎患者血清から得られる感染性のウィルス粒子に
は、約3200bpの一部一本娘部分を含む環状2本$
1 D N Aが含まれる。このHBウィルスDNA(
以下HBV−DNA)に存在する唯一の制限酵素部位は
XholおよびBamH1部位であり、通常これらの制
限酵素で処理したゲノム全長のXhol或いはBamH
1断片を大腸菌系プラスミドベクターにクローニングし
て組換材料に供する。その調製方法は公知であり概路次
の手順で行われる。HBs抗原陽性かっ)IBe抗原陽
性の供血者の血液中に含まれるウィルス粒子を常法によ
り分離する0次に内在性DNAポリメラーゼにより完全
な環状2本鎖に修復したのち単一の切断点を持つ制限酵
素、例えばBamH1により切断しプラスミドベクター
の同一酵素部位に組込みこれを大腸菌によりクローニン
グして増幅し後述の組換プラスミドの構築に供する。
(2)組換プラスミドの構築 本発明の第一の特徴である組換プラスミドは次のように
して構築される。
ゲノム全長のHBV−DNA断片を含むプラスミドベク
ターを常法により宿主大腸菌から抽出精製し、 Bam
H1又はXholでHBV−DNA断片を切り出す。第
1図にこれらHBV−DNA断片の遺伝子構成と転写さ
れるmRNAの配置を示す。s、c、pおよびXは翻訳
可能な構造遺伝子を示す。S遺伝子の上流にはpre−
31、pre−32と呼ばれる領域が同じフレームで存
在しており、C遺伝子の上流にもpre−Cと呼ばれる
領域が同じフレ−ムで存在している。主たる転写物のう
ち3.6 Kb RNAではC遺伝子のN末端に近接し
た位置に転写開始点が、また2、2KbRNAではS遺
伝子上流のpre−S領域に転写開始点が存在する。p
O1yA付加点はゲノム上1カ所しかないことが明らか
にされている。
3.8 Kb RNAはプレゲノムRNAとも称され、
ウィルス複製のさい逆転写酵素により(−) 鎖D N
 Aへ転写されさらにDNAポリメラーゼにより(+)
!jlDNAが形成され、コア蛋白、外被蛋白で覆われ
ウィルス粒子となる。
本発明の組換プラスミドを構築する場合に用いるゲノム
全長のHBV−DNA断片は第1図から分るように3.
6 Kb RNAの鋳型となるDNA領域ががBamH
1部位或いはX ha 1部位で分断されている0本発
明の第一の特徴は3.6KbRNAの鋳型となるDNA
領域、エンハンサ−および遺伝子発現領域からなる転写
単位について、Bawl 1断片或いはXhol断片を
材料としてHBV−DNA断片を再構築することにある
。なお転写活性を上昇させるエンハンサ−領域はC遺伝
子の上流的450bpの位置にあるとされている。
本発明の第一の態様によれば、上述の転写単位を含むH
BV−DNA断片が、単一の切断点をもつ制限酵素(B
aa)I 1およびXhol)により切り出されたゲノ
ム全長のHBV−DNA断片を複数個−列に連結した状
態で大腸菌系プラスミドベクターのクローニング部位に
組込まれた組換プラスミドである。この場合複数個のH
BV−DNA断片を一列に連結するのに方向性を考慮す
ると転写単位を順方向に完結したHBV−DNA断片が
得られる0本発明に用いられる大腸菌系プラスミドベク
ターは大腸菌を宿主(例えばE、collzl)IB、
 E 、coli HB 101)とし宿主細胞中で複
製可能な複製開始点と薬剤耐性選択マーカーを含みクロ
ーニング部位としてBa■H1又はXho1部位をもつ
ものが望ましい。具体的にはEK2ベクターとして現在
量も多用されているpBR322がクローニング部位と
してBamH1部位をもち、その詳細な制限酵素切断地
図がつくられ全塩基配列も決定されているので好適であ
る。このベクターはアンピシリンおよびテトラサイクリ
ン耐性遺伝子を有し、前述のBamH1部位はテトラサ
イタリン部位に存在する。Xho1部位をクローニング
部位としてもつベクターとしてはpc R1或いはpK
C7等がある。
本発明の好適な態様はHBV−DNAのBamH1又は
Xhol断片がそれぞれの部位で2分子が順方向に一列
に連結(今後タンデム配置という)された状態でベクタ
ーに組込まれたものである。これらをクローニング部位
に含む組換プラスミドの作成手順は次の通りである。
プラスミドベクターpBR322のBamH1部位或い
はpc R1のXho1部位にクローニングされている
ゲノム全長のHBV−DNA断片をそれぞれの同一酵素
で切り出しタンデム配置の2量体)IBV−DNA断片
を構築するための材料とする。一方ベクターpBR32
2或いはpc R1を同様にBamH1或いはXhol
で開裂し、開裂部位のリン酸基をアルカリ性ホスファタ
ーゼ処理で除去し本発明の組換プラスミドベクターの材
料に供する0次にベクターに対し過剰のHBV−DNA
断片(BamH1又はXhol断片)と開裂処理済のベ
クターDNA (pBR322又はpc R1)とをT
4DNAリガーゼの存在下反応させる。この時の反応分
子数比はHBV−DNA3 :べ’)ター〇NA 1が
好ましい、この反応液をカルシウム処理したE、col
i HB 101或いはE 、coli z 1776
株に取り込ませて、BamH1の場合はアンピシリンを
含む寒天プレート上にまいて一装置くとプラスミドを含
むアンピシリン耐性の大腸菌のコロニー(形質転換菌)
が多数出現してくる。このコロニーの中からいくつかを
選びそれぞれのプラスミドDNAを調製し種々の制限酵
素によってこれらプラスミドDNAを切断し得られたD
NA断片をアガロースゲル電気泳動にかけて分析し目的
のタンデム配置の2量体HBV−DNAを含む組換プラ
スミドを得る。以上各段階に用いた遺伝子操作技術およ
びクローニング技術は公知である。このようにして得ら
れるタンデム配置の2量体HBV−DNA断片の転写単
位以外の非本質的な部分を欠失しているHBV−DNA
断片も本発明の技術思想から本発明に包含される。たと
えば、タンデム配置の2量体HBV−DNAのうち転写
単位下流の余分なりNA配列部分は除去可能である。
次に本発明の第二の態様によれば組換プラスミドに組込
むHBV−DNA断片は本質的に必要な転写単位以外の
余分な部分をなるべく除いたものである。この態様によ
ればベクターDNAに組込まれる)IBV−DNA断片
の長さが短くなる利点があるが作成の操作手順はタンデ
ム配置の場合より複雑である。
ベクターに組込むDNAの構築に供されるHBV−DN
Aは3.6Kb RNAの鋳型の約374以上の長さを
含むBamH1断片が好ましく、BamH1部位を含み
かつその両サイドの近傍に平滑末端を生じさせる制限酵
素部位、例えばStu1部位を各々1ケ所有するひと続
き(DHBV−DNA断片(例えばXhO1断片或いは
前述のBamH1タンデム配置)が用いられる。本発明
の好適な態様を以下に記述する。
HBV−DNAのXhol断片又はBamH1断片のタ
ンデム配置の2量体から約0.9Kbの5tuI断片(
平滑末端を生ずる)を切り出す。該断片は上流末端から
約290bpのところにBamH1部位が、また下流末
端から約3obp以上のところにBg1II部位が各々
1ケ所存在す葛、この断片をベクターpBR322のB
amH1部位に組込むためにabpの8g1IIDNA
リンカ−をつないだのち同酵素で消化し、上流末端のS
tu I部位をBamH1付着末端に相補的な末端に変
化させ下流末端のBgl11部位を切断させて同様の相
補的末端を生じさせる。こうして得られたHBV−DN
A断片をアルカリ性ホスファターゼ処理済のpBR32
2のBamH1部位に組込む。この組込みの結果pBR
322由来のBamH1部位は消失し組込まれたH B
V−DNA断片の有する Bam81部位のみとなる。
この組換プラスミドをBamH1で開裂し、同様にアル
カリホスファターゼで処理したのちゲノム全長のHB 
V −D N A Baa+H1断片を組込む、このよ
うにして得られた組換プラスミドを前記と同様にカルシ
ウム処理したE、coli HB 101或いはE 、
coli z 1776株に取り込ませ、アンピシリン
を含む寒天プレートに上にまいて一装置くとプラスミド
を含むアンピシリン耐性の大腸菌のコロニーが多数出現
してくる。このコロニーの中からいくつかを選び前記と
同様な方法により1コピーの転写単位を含むように再構
築された)IBV−DNA断片が組込まれている組換プ
ラスミドを同定した。
(3)閉環状組換プラスミドの調製 組換プラスミドを保持する大腸菌(HBIOI)から閉
環状プラスミドを公知の方法で調製する。
本発明では純度の高いプラスミドDNAが得られるエチ
ジウムプロミド存在下の平衡密度勾配遠心法を用いて閉
環状組換プラスミドを調製し、後述の培養細胞への導入
に用いる。
(4)培養細胞への組換プラスミドの導入用いた細胞は
ヒト肝細胞癌又は、ヒト胚芽細胞癌由来の株細胞である
。例えばヒト肝細胞癌由来のものとしてはHuH−7(
文献2)、ヒト胚芽細胞癌由来のものとしてはHepG
 2(文献5)などが使用し得る。
これらの培養細胞への組換プラスミドの導入(以下DN
A感染又は単に感染という)方法としてはリン酸カルシ
ウム共沈法(文献7)が用いられる。この方法は特別の
機器を必要とせず簡便に行え、しかも一時に多くの細胞
が扱えることから本発明に好適である。
培養細胞に感染した前記第一の態様および第二の態・様
の組換プラスミドはレプリコンとして独立に複製できな
いが比較的安定に細胞内に存在し長時間感染性のウィル
ス粒子を培地中に放出する。これを一時的形質発現(t
ransient expression)という、こ
の一時的形質発現を利用している点が本発明の第二の特
徴である。
〈発明の効果) 本発明者らが新しく開発したHBウィルスの複製系はい
くつかの優れた特徴をもつ。
第一に、その方法がきわめて簡便でかつ短時間にウィル
ス粒子の複製を観察できる点があげられる。したがって
これまで増殖系がないために実験的に制約されていた抗
ウィルス剤のスクリーニングの有力な手段となることが
考えられる。
第二に、この実験系では外から感染導入するHBV−D
NAを人為的に操作してそのウィルス複製に対する影響
を解析で縫る点で画期的である。これによって)IBウ
ィルスの各構造遺伝子および調節領域の機能の解析が進
展するものと期待される。
第三に、HBV−DNA(7)細胞DNAへ(7)組込
みに関してこれまではヒトの組織から得られた組込み型
HBV−DNAの構造解析だけに限定されていたが、こ
のようなインビトロ増殖系の開発によフて)IBM−D
NAの組込みのメカニズムの問題も直接解析できる可能
性が開けたといえる。
〈実施例〉 以下に本発明を実施例に基づいてさらに具体的に説明す
る。
実施例に使用する記号および反応液の意義は次の通りで
ある。
反応液(1)  10mMトリス−塩酸(pH7,5)
1 0 mM  MgCj! 2.50 aM  Na
Cl2 。
1 mMジチオスレイトール 反応液(2)50a1Mトリスー塩酸(pH7,5) 
5 mM MgCf 2.5 mMジチオスレイトール
、1mMアデノシン三リシリ ン酸液(3)66mMトリス−塩酸(PH7,5)。
1mMアデノシン三リシリン 酸 0mM MgCfL2.15mMジチオスレイトー
ル、 0.2mg/ mj2ゼラチンEDTA  エチ
レンジアミン四酢酸 HEPESN−2−ヒドロキシエチルピペラジン−N′
−2−エタンスルホン酸 SDS   ドデシル硫酸ナトリウム MOPS  3−(N−モルホリノ)プロパンスルホン
酸 実施例1   pHBV−dimerの調製HBV−D
NAの供与体としてはサブタイプadr型HBV−DN
AのBamH1断片をプラスミド pBR322のBa
mH1部位にクローン化したI)HBVI−t(文献1
)を用いた。
pHBVl−I DNA  107.tgを含む50μ
mの反応液(1) に20単位のBamH1を加え37
℃で1時間反応させた。この反応液をそのまま1%アガ
ロースゲルのサンプル穴に移し、4V/c+a一定電圧
で2時間電気泳動を行った。
泳動用緩衝液は40mMトリス−塩酸(pH8,3)、
20+aM酢酸ナトリウム、  2mM EDTA N
asである。泳動終了後ゲルを0.5μg/IIIfl
のエチジウムプロミドを含む泳動用緩衝液中で染色し、
p)I B V 1−1から切り出したBamH1断片
を確認した。このBawl(1断片を含むゲル片をカミ
ソリで切り出し電気泳動抽出緩衝液(5mMトリス−塩
酸(p)18.0) )を入れた透析チューブ内に封入
し前記抽出緩衝液の入った泳動槽中で15V/cmの一
定電圧を1時間かけBamH1断片をチューブ内の[T
液中に抽出した。チューブ内のBamH1断片を回収し
フェノール抽出1回、エタノール沈澱を3回くりかえし
て混入物を除去しHBV−DNAのBamH1断片3u
gを得た。
次にBamH1部位で゛開裂されその5′末端のリン酸
基の除去されたBamH1消化pBR322DNAを以
下のようにして調製した。pBR3225μgを含む反
応液(1)にBamH110単位を加えて37℃で1時
間反応させた0反応終了後50μにの蒸留水を加えて倍
に希釈し、アルカリ性ホスファターゼ(E、coli 
A 19由来)0.08単位を加えて65℃で1時間反
応させBamH1切断個所における5′末端のリン酸基
を除去した。 0.25M EDTA  10μ互を加
えて反応を停止させた後、フェノール抽出1回、エタノ
ール沈澱を3回くり返してホスファターゼ処理済のpB
R322のBamH1断片を48M得た。
次に前記のBamH1断片1.IJJgとBamH1消
化pBR322DNA 0.5μg (分子数比3:1
)とを含む50μmの反応液(2)に74DNAリガー
ゼ(350単位/μm宝酒造)0.1μmを加えて12
℃で16時間反応させた。この反応液の一部をMand
elらの方法(文献12)によりカルシウム処理した大
腸菌H8101株にDNA感染させ、その大腸菌をアン
ビシリナトリウムを50Mg/mJlの濃度で含む寒天
プレート(1,5%バクトアガーを含むLB培地)上に
まき37℃で一晩培養した。
出現した多数のアンピシリン耐性に形質転換したコロニ
ーからいくつかを選び、各々の大腸菌のプラスミドDN
Aを調製しこれらのプラスミドDNAを各種の制限酵素
(BamHL 。
EcoR1、Xbal等)で切断し、得られたDNA断
片をアガロース電気泳動で解析する。
切断地図を作成することによって、HBV−DNAのB
a■H1断片が2分子タンデムに並んで組込まれた目的
の組換プラスミドを同定し、これをpHB V −di
merと名付けた。その模式図を第2図に示す0図中B
はBamH1切断部位を、EはpBR322のEcoR
1切断部位を示す。また、X、 C,pre S、およ
びSはHBV−DNAの構造遺伝子を示す。
次に前記pHB V −diaperを保持する大腸菌
株からのpHB V −dimerの調製は以下のよう
にして行った。該大腸菌株をLB培地(バクトドリブト
ン10g、酵母エキス5g%NaCf5gを水tfLに
溶かしたもの、DH7,2)中で、波長600 nmに
おける吸光度が約0.8になるまで37℃で振とう培養
した。その時点で11当り180mgのクロラムフェニ
コールを加えてさらに12〜14時間37℃で振とう培
養した。培養終了後遠心分離(5000rpm、10分
)により集菌した。得られた大腸菌を溶菌用の1II街
液(50mMトリス−塩酸(p)18.0)、62.5
mM EDTA。
1%B rij 58 、0.3mg/ mllリゾチ
ーム)中に懸濁し37℃で8分間処理した後、遠心分離
(30000rpm、 30分)してプラスミドを含む
上清を得た。この上清をフェノール処理して除タンパク
を行い、さらに50Mg/ml!のRNaseAを加え
て37℃で1時間処理しRNAを分解した。次にこの溶
液に最終濃度がIMのNaCJ!と10%のポリエチレ
ングリコールを加えて0℃で2時間静置した。これを遠
心分l!II (10000rpm。
30分)してプラスミドDNAを含む高分子のDNAの
みを沈澱させた。この沈澱を緩衝液(201Mトリス−
塩酸、 (pH7,5)、0.1mM EDT^〕に溶
解してフェノール抽出によりRNaseAを除いた後、
溶液1 tail当り0.95 gのC5CfLと0.
2Bのエチジウムプロミドを加えた。これを遠心分II
 (35000rpm、 40時間)してスーパーコイ
ル状のプラスミドDNAを分画した0分画後C5CAと
エチジウムプロミドを除きエタノール沈澱によってpH
B V−dinner D N Aを回収した。このよ
うにして得られたpHB V −dimer D N 
Aをそのまま後述の培養細胞へのDNA感染実験に用い
た。
実施例2  pHBV−2の調製 実施例1で得たpHB V−dimer D N A 
30Mgを含むtooμnの反応液(1)に5tuI3
0単位を加えて37℃で2時間反応させた。
反応後実施例1の方法と同様にして1%アガロースゲル
電気泳動にかけて得られた約0.9KbpのStu I
断片を含むゲル片から電気泳動抽出法によフて5tul
断片を抽出しフェノール抽出とエタノール沈澱を行って
混入物を除去し5tuI断片1.5μgを得た。
このStu I断片0.4μgと5′末端をリン酸化し
た8g1IIリンカ−DNA (宝酒造)1.0μgと
を含む20μmの反応液(3) に74DNAリガーゼ
(350単位/μj2)0.5μ℃を加えて12℃で1
6時間反応させた。
0.25MEDTA  2μ℃を加えて反応を停止しフ
ェノール抽出1回、エタノール沈澱を3回くり返して8
g1IIリンカ−DNAの連結した5tul断片を得た
。この5jul断片を100μmの反応液(1)に溶解
してBgll120単位を加えて37℃で2時間反応さ
せた。0.25MEDTA  10μmを加えて反応、
を停止させた後、フェノール抽出とエタノール沈澱によ
って両端にBg1IIの切断個所をもったO40 K 
bpのBg1II断片を得た。
このBg1II断片全量と実施例1と同様の方法で調製
したBamH1消化pBR322DNA0.5μgとを
含む50μAの反応液(2) に74DNAリガーゼ(
350単位/μj2 ) 0.1μAを加えて12℃で
16時間反応させた。この反応液を実施例1と同様の方
法でカルシウム処理した大腸菌H8101株にDNA感
染させアンピシリン含有培地に出現した多数のコロニー
からいくつかを選びプラスミドを調製し各種制限酵素(
BamH1、EcoR1、Hind III。
Dral等)による切断地図を作り検討した結果、0.
87 K bpのBg1II断片がpBR322のBa
mH1部位に挿入されたプラスミドを同定しこれをpi
(BVX−1と名付けた。
このpHBVX−I DNA5μg’を含ム50μmの
反応液(1)にBa+sH110単位を加えて37℃で
1時間反応させた後、蒸留水50μL加えて倍に希釈し
、実施例1と同様の方法でアルカリ性ホスファターゼを
作用させフェノール抽出、エタノール沈澱によってBa
wl(1消化pHBVX−IDNA3μgを得た。
このpHBVX−IDNA18gと実施例1の方法によ
り得たHBV−DNA+7)BamH1断片0.6μg
とを含む50μmの反応液(2) に74DNAリガー
ゼ(350単位/μA)  0.1μmを加えて12℃
で16時間反応させた。この反応液を実施例1と同様な
方法でカルシウム処理した大腸菌1(8101株にDN
A感染させアンピシリン含有培地に出現した多数のコロ
ニーからいくつかを選んでプラスミドを調製し、各種制
限酵素(Hind III、  BamH1、Xbal
等)による切断地図を作成し検討した結果、pi(BV
X−1のBamH1部位に3.2 KbpのHBV−D
NAのBam)(1断片が挿入されており、しかもその
遺伝子の配置の方向性が$1)IBVX−1中17) 
0.87 K bpのHBV−DNAのそれと同一であ
るものを見い出しこれをpHBV−2と名づけた。その
構造の模式図を第3図に示す。図中BはBall1l 
1切断部位を、EはpBR322のEcoR1切断部位
を示す。
またX、 C,pre SおよびSはHBV−DNAの
構造遺伝子を示す。
pHBV−2DNAを保持する大腸菌株からのpHB 
V −2の調製は実施例1と同じ方法で行った。
実施例3 培養細胞への組換プラスミドDNA感染 (1)細胞と培養条件 用いたヒト由来の6種類の培養細胞のうちHeLa細胞
以外はすべて肝由来の細胞である。
HuH−7(文献2参照)、HLEC−1(文献3参照
)とhuH2−2(文献4参照)の3種は肝細胞癌由来
の細胞でhuH2−2にのみHBV−DNAの組み込み
が認められる。
HepG2(文献5参照)は胚芽細胞癌由来であり、H
BV−DNAの組込みはない、ざらにhuL−1(文献
6参照)は正常ヒト胎児肝から樹立された細胞株である
。その他ヒト以外の細胞としてNIH3T3も試みた。
培養は、NIH3T3以外は、io%FBS(仔牛脂児
血清)を含むDM160(極東製薬工業■)培地で行フ
た。N I H3T3は10%CS(牛血清)を含むD
MEM (日本製薬■)培地を使った。37℃5%C0
2の条件下で培地交換(8〜10IlfL/φ100m
l11プレート)は3日ごとに行った。
(2)DNA感染 培養細胞へのpl(B V −dimerの感染にはリ
ン酸カルシウム共沈法(文献7参照)を用いた。感染の
前日(24時間前)に細胞を3〜5×106細胞数/φ
1100aプレートの密度でまいておき当日感染の2時
間前に培地交換をしておく、  pHBV−dimer
 DNAとリン酸カルシウム共沈澱の調製法は次の通り
である。10MgのpHB V−dimer D N 
Aをエタノール沈澱によりペレットにして乾燥後187
.5μlの滅菌水に溶解する。これに250μmの2倍
濃度の)IBS溶液(1倍濃度は水IJZ中に8.Og
 NaCj! 、 0.37g KCf 。
0.125g NaJPO4,t、ogデキストローズ
5、OgHE P E Sを含む、 pHは7.05に
調整後フィルター滅菌する)を加えて室温におく、この
DNA溶液に62.5JJ nのI M CaCIt 
2溶液(滅菌済)を加えて即攪拌し室温で10〜15分
間静置する。うずく白濁した沈澱溶液を培養プレート中
に均一に滴下してそのまま培養器中で培養を続ける。約
6時間後プレートから培養液を吸引して除き、10%グ
リセリンを含むDM160培地を5 ff1L加えて室
温で約3分間放置する。その後グリセリン溶液を除き5
 mIlのPBSによる洗浄を2回くり返してから新し
い培養液と交換して培養を4〜5日間続ける。
(3)RNAの調製とプロットハイブリダイゼーション 前記7種の培養細胞を用いてpHBV−dimerの感
染を行い各細胞におけるHBV−DNA+7)発現効率
を、HBV−DNAの+*RNA転写効率を指標に検討
した。
感染後のRNAの調製はグアニジニウム/塩化セシウム
法(文献8参照)を用いて行なった。感染後の3日目の
細胞を集め2.5mj2のグアニジウム溶液(4Mグア
ニジウムチオシアネート、5mMクエン酸ナトリウム、
0.5%ラウリルサルコシン酸ナトリウム、0.1%β
−メルカプトエタノール)を加えて激しく攪拌して蛋白
を変性させる。この溶液に1gのCs(:J2を加えて
溶解しベックマンS W 50.1の遠心管(滅菌済)
に入れた2filftの5.7M C5Cj! 、  
100 mM EDTA溶液(滅菌済)の上に重層して
遠心分1ml (35000rpm、 14時間)した
、遠心後RNAは管底に沈澱するがDNAおよびタンパ
ク質は浮遊するので、上清部分を丁寧に除き70%エタ
ノールで沈澱を乱さないようにまわりを洗う。次に緩衝
液(0,1%ドデシル硫酸ナトリウム、10mMトリス
−塩酸(pH7,5)、1 mM EDTA )に溶解
し、等量のクロロホルム/n−ブタノール(4:1)を
加えて再抽出を行う。水層部分を回収しエタノール沈澱
をくり返してRNA分画を得た。
RNAの電気泳動は2.2Mホルムアルデヒドを含む1
%アガロースゲルで行った。泳動用&ll液液組成は0
.02M M OP S (pH7,0)。
5IIIM酢酸ナトリウム、 0.5mM E D T
 Aである。泳動前のRNAサンプルの変性にはRNA
溶液4.5μmに2μlの100倍濃泳動用緩衝液、3
.5μmのホルムアルデヒド。
10μlのホルムアミドを加えて65℃で15分間熱処
理した。泳動後ゲルをそのままニトロセルロース膜にプ
ロッティング(文献9参照)して80℃で2時間処理し
た後、HBV−DNAプローブ(後述)でハイブリダイ
ゼーションを行った。
HBV−DNAプローブの調製はHBV−DNAのBa
mH1断片(ゲノム全長で3215bp)を用いてRi
gbyらの方法(文献13参照)に基くニックトランス
レーション法により32P標識HBV−DNAを作成し
た。
実験結果を表1に示すようにHu)I −7およびHe
pG 2においてのみ効率の良いmRNAの発現が見ら
れた。iにHu)I−7が最も効率が良かったことから
、 )luH−7細胞における)(BV−DNAの一時
的形質発現で実際にウィルスのコア粒子およびウィルス
粒子の合成が起きているかについて検討した。
表1 細胞株        pHBV−dimer DN^
RNA転写物 3、[iKb   (2,6Kb)   2.2KbH
uH−7+ +    (+ )    + +huH
2−2±    (+)    ±HuL−1−−− HepG2      +     (+ )    
+)ILEC−1−−− HeLa             −−−NIH3T
3          −        −    
    −各種培養細胞でのHBVmRNAの発現++
:強く検出される + :明らかに検出される (+):検出されるがバンドかうすい ± :バンドが不明瞭 −二検出されない (4)コア粒子およびウィルス粒子の調製調製はすべて
4℃で行った。コア粒子の調製は次のようにして行った
。DNA感染の5日後の細胞をプレートから掻き取り遠
心して集めた。得られた細胞を2  mftの低張緩衝
液(20mMトリス−塩酸(pH7,5) 。
50 mM NaCJl、  5 mM MgCJ22
.0.1%β−メルカプトエタノール、 O,SmM 
P M S F )に懸濁して水中に10分間装いた後
、Dounce型ホモジナイザーでホモジナイズを行う
。ストロークの回数は核と細胞質の分離の程度を顕微鏡
で観察しながら決定する。ホモジナイズ後40%庶糖溶
液0.5mlを加えて溶液を等張にし遠心分@ (20
00rp+o、 10分間)で核分画を除く、上清をさ
らに遠心分!I! (110000rp。
20分間)しミトコンドリア分画を除く、この上清画分
を、ベックマン5W50.1の遠心管に入れた2、5I
lfLの30%庶糖を含むTNE緩衝液(20mMトリ
ス−塩酸(pH7,5) 。
150mM NaCft、  1 mM  EDT^〕
の上に重層し35000rpmで16時間遠心する。こ
の遠心による沈澱をTNEIJi衝液に懸濁して粗コア
粒子分画とした。さらにこの分画を4.5mftのC5
CJl密度勾配(1,1g/cm’ −1,6g/cm
’)に上層し35000rpmで18時間遠心して精製
する。
遠心後管底から10滴ずつ分画し、各分画についてHB
c抗原/ HB e抗原の検出をアボットHBeRIA
キット(ダイナボット■)で行った。
また各分画を透析後1%SDSと2 mg/mfLのブ
ロティナーゼK (Proteinase K)で処理
し、1%アガロースゲル電気泳動にかけてからニトロセ
ルロース膜へのプロッティング(文献10参照)を行っ
た。HBV−DNAの存在はこの膜に対するI(BV−
DNAプローブのパイプリダイゼーションによって検出
した。
その結果、第4図に示すようにフラクションNo18か
ら21にかけてHBV−DNAの複製中間体を伴ったコ
ア粒子の存在が認められた。その密度は1.35〜1.
368/cm3(第5図)で通常血液中から得られるH
Bウィルスのコア粒子の値(文献11参照)と一致した
。フラクションNo22から23に認められる高いピー
クは)IBV−DNAが伴わないことがらHBc抗原あ
るいはHBe抗原のみの凝集体と、考えられる。得られ
たコア粒子分画を電顕て観察すると第6図に示すように
直径約27nmのコア粒子の存在が確認された。
次に培地中に放出されたウィルス粒子の調製は次のよう
に行った。
培養液を遠心分@ (30000rpm、  12時間
)し、ウィルス粒子画分を濃縮する。この遠心で得られ
た沈澱をTNE溶液によく懸濁した後、ベックマン5W
50.1遠心管の2.Sm旦の庶W20%を含むTNE
緩衝液の上に重層し遠心分離(30000rpm、  
16時間)した。この沈澱を少量のT N E is街
液によく懸濁して粗ウィルス粒子画分とした。精製は、
さらにこの両分を4.5mILの(:s(4密度勾配(
11g7cm3−1.8g/cm3)に重層し3500
0rpmで18時間遠心をすることにより行った。10
滴ずつ分画後、各分画についてオースリアIIキット(
ダイナボット■)でHBs抗原の検出を行う。またHB
V−DNAの存在についてはコア粒子の場合と同様にパ
イプリダイゼーションを行った。その結果、第7図に示
すようにフラクションNo29を中心としてフラクショ
ンNo25か631にかけてHBV−DNAの存在が認
められ、それと一致してHBs抗原も検出された(第8
図)、ウィルス様粒子の密度は122g/cm’ −1
,24g/cm’  (第8図)で血液中にみられるも
のと同一のウィルス粒子(文献11参照)が形成されて
い、ることが示された。電顕写真によっても第9図に示
すように約42nmのHBBウイルス子が約22nmの
小さいHBg抗原粒子とともに存在していることが確認
された。
このようにHuH−7細胞にpHB V −dinar
を感染させ一時的形質発現させることによってHBBウ
イルス感染したヒトあるいはチンパンジーの場合と同様
のHBウィスル粒子の合成が起きることが明らかになっ
た。この結果はpHBV−2を用いても同じであった。
(文 献〉 1、 Kobayashi、M、 & Koike、に
、(1984) Gene 30゜227−232゜ 2、 Nakabayashi、H,、Taketa、
に、、 Miyano、に・・Yamane、T、 &
 5ato、J、(1982) Cancer Res
42、3858−3863 3、 Doi、1.、 Naa+ba、M、 & 5a
to、J、(1975) Gann6’6.385−3
92゜ 4、 Yaginuma+に、、にobayashi、
M、、 Yoshida、E。
& KoikeJ、(1985) Proc、 Nat
l、 Acad、Sci。
USA 82.4458−4462゜ 5、  Knowles、B、B、、  )Iowe、
C,C,&  Aden、D、P。
(1980) 5cience 209.497−49
9゜6、 Katsuta、Il、、 Takaoka
、T、 & Huh、N、(1980)Japan、 
J、 Exp、 Mad、 50.329−3377、
 Graham、F、L、 & Van der Eb
、 A、 J、(1973)J、Virol、  52
. 456−467゜8、ChirgwLn、J、M、
、Przybylaj、E、、Macdonald。
R,J、&  Rutter、W、J、(1979)B
iochemistry18、 5294−5299゜ 9、Thomas、P、S、(1980)Proc、N
atl、  Acad。
Sci、tls^ 77、 5201−5205゜10
.5outhern、E、M、(1975)J、1Jo
1.Rlal、98゜503−517゜ 11、  Kaplan、l’、M、、  Ford、
E、C,、Purcell、R,H,&Gerin、J
、L、(1976)J、Virol、17,885−8
93゜12、Mandel、M、and  A、)li
ga  (1970)J、Mo1.Biol。
53、 154゜ 13、  Rigby、P、W、J、、Dieckma
nn、M、A、、Rhodes、C。
&  Berg、P、(1977)J、Mo1.8io
1,113,237−251゜
【図面の簡単な説明】
第1図a、bはHBBウイルス遺伝子構成と転写を示し
、第2図および第3図は本発明の組換プラスミドpHB
 V −dimerおよびpHB V−2のそれぞれの
構造を示す模式図であり、第4図は実施例3におけるコ
ア粒子画分に含まれるHBV−DNA+73プローブD
NAによルパイプリダイゼーシコン像であり、第5図は
同じく。 コア粒子画分のC5Cj!密度勾配におけるそれぞれの
密度と、HBc抗原/ HB e抗原の活性を示し、第
6図は同じく合成されたコア粒子の電顕像を示し、第7
図は同じくウィルス粒子画分に含まれるHBV−DNA
(7)プローブDNAによるパイプリダイゼーション像
であり、第8図はウィルス粒子画分のC5CJi密度勾
配におけるそれぞれの密度と、HBs抗原の活性を示し
、第9図は合成されたHBウィルス様様子子よび小型の
HBs抗原粒子の電顕像を示す。 以上 b  HBV −DNAのXho l断片pHBV−d
imer 第3図 図面の浄書 SSSニ一本復複製中間体位置 RC:開環状の複製中間体の位置 第4図 HBcAg+HBeAg  (1251kcpm)図面
0::、4距 第6図 Q方の序と SSSニ一本復複製中間体位置 RC=開環状の複製中間体の位置 第7図 HBsAQ   (1251kcpm)贋 卜 図面の浄書 第9図 2、 発明の名称 B型肝炎ウィルスの複製を可能とする新規な組換シラス
ミドおよびこれを含む培養細胞 3、補正をする者 事件との関係  出願人 名 称 財団法人 癌研究會 4、代理人 α 補正の対象 明細書の「図面の簡単な説明」の欄および図面 7 補正の内容 (1)明細書中筒38頁、第5〜6行 「第6図は同じく合成されたコア粒子の電顕像を示し、
」とあるを 「第6図は同じく合成されたコア粒子の構造を示す電顕
写真であり、」と訂正する。 (2)同第38頁、第12行 「粒子の電顕像を示す。」とあるを 「粒子の構造を示す電顕写真である。」と訂正する。 (3)  図面中、第4.6.7および9図を添付の通
し訂正する。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複製開始点と薬剤耐性選択マーカーを含む大腸菌
    プラスミドベクターのクローニング部位に、3.6Kb
    RNA(プレゲノム)合成の鋳型となるDNA領域、エ
    ンハンサーおよび遺伝子発現領域からなる転写単位を少
    なくとも一つ含むB型肝炎ウィルスDNA断片が組込ま
    れていることを特徴とする閉環状の組換プラスミド。
  2. (2)プラスミドベクターpBR322のBamH1部
    位に、ゲノム長のB型肝炎ウィルスDNAのBamH1
    断片が2分子連結して組込まれている特許請求の範囲第
    1項記載の閉環状の組換プラスミド。
  3. (3)B型肝炎ウィルスDNAのStu I 断片(Ba
    mH1部位を含む)の5′末端側が Bg1II付着末端に変化されており3′末端側がBg1
    II部位で切断されているDNA断片のBamH1部位に
    ゲノム全長の該ウィルスDNAのBamH1断片を含む
    HBウィルスDNA断片が組込まれている特許請求の範
    囲第1項記載の閉環状の組換プラスミド。
  4. (4)複製開始点と薬剤耐性選択マーカーを含む大腸菌
    プラスミドベクターのクローニング部位に、3.6Kb
    RNA(プレゲノム)合成の鋳型となるDNA領域、エ
    ンハンサーおよび遺伝子発現領域からなる転写単位を少
    なくとも一つ含むHBウィルスDNA断片が組込まれて
    いる閉環状の組換プラスミドを有することを特徴とする
    ヒト肝細胞癌又はヒト胚芽細胞癌由来の培養細胞。
  5. (5)一時的に形質発現する特許請求の範囲第4項記載
    の培養細胞。
  6. (6)ヒト肝細胞癌由来の細胞がHuH−7である特許
    請求の範囲第4項又は第5項記載の培養細胞。
  7. (7)ヒト胚芽細胞癌由来の細胞がHepG2である特
    許請求の範囲第4項又は第5項記載の培養細胞。
JP62123492A 1987-05-20 1987-05-20 B型肝炎ウィルスの複製を可能とする新規な培養細胞 Expired - Lifetime JP2514033B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62123492A JP2514033B2 (ja) 1987-05-20 1987-05-20 B型肝炎ウィルスの複製を可能とする新規な培養細胞

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62123492A JP2514033B2 (ja) 1987-05-20 1987-05-20 B型肝炎ウィルスの複製を可能とする新規な培養細胞

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63287487A true JPS63287487A (ja) 1988-11-24
JP2514033B2 JP2514033B2 (ja) 1996-07-10

Family

ID=14861969

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62123492A Expired - Lifetime JP2514033B2 (ja) 1987-05-20 1987-05-20 B型肝炎ウィルスの複製を可能とする新規な培養細胞

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2514033B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003530123A (ja) * 2000-04-07 2003-10-14 ユニバーシティ オブ リードズ イノベイションズ リミテッド B型肝炎コア抗原融合タンパク質
CN116376945A (zh) * 2023-03-28 2023-07-04 中国药科大学 一种I型Casposase基因插入工具及应用

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61282078A (ja) * 1985-06-07 1986-12-12 Kitasato Inst:The B型肝炎ウイルス遺伝子を組込んだ組換えdna、形質転換動物細胞およびb型肝炎ウイルス蛋白質の製法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61282078A (ja) * 1985-06-07 1986-12-12 Kitasato Inst:The B型肝炎ウイルス遺伝子を組込んだ組換えdna、形質転換動物細胞およびb型肝炎ウイルス蛋白質の製法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003530123A (ja) * 2000-04-07 2003-10-14 ユニバーシティ オブ リードズ イノベイションズ リミテッド B型肝炎コア抗原融合タンパク質
JP4713809B2 (ja) * 2000-04-07 2011-06-29 ユニバーシティ オブ リードズ イノベイションズ リミテッド B型肝炎コア抗原融合タンパク質
CN116376945A (zh) * 2023-03-28 2023-07-04 中国药科大学 一种I型Casposase基因插入工具及应用
CN116376945B (zh) * 2023-03-28 2024-01-23 中国药科大学 一种I型Casposase基因插入工具及应用

Also Published As

Publication number Publication date
JP2514033B2 (ja) 1996-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Liao et al. Phosphorylation and nuclear localization of the hepatitis B virus core protein: significance of serine in the three repeated SPRRR motifs
Wu et al. Production of hepatitis delta virus and suppression of helper hepatitis B virus in a human hepatoma cell line
Tsurimoto et al. Stable expression and replication of hepatitis B virus genome in an integrated state in a human hepatoma cell line transfected with the cloned viral DNA.
Sureau et al. Production of hepatitis B virus by a differentiated human hepatoma cell line after transfection with cloned circular HBV DNA
Shih et al. Suppression of hepatitis B virus expression and replication by hepatitis C virus core protein in HuH-7 cells
Spandau et al. Trans-activation of viral enhancers by the hepatitis B virus X protein
López-Cabrera et al. Multiple liver-specific factors bind to the hepatitis B virus core/pregenomic promoter: trans-activation and repression by CCAAT/enhancer binding protein.
Zhou et al. Emergence of drug-resistant populations of woodchuck hepatitis virus in woodchucks treated with the antiviral nucleoside lamivudine
EP0038765B1 (fr) Vaccin contre l'hépatite virale B, procédé et cellules eucaryotes transformées pour la production de ce vaccin
Whitten et al. Identification of the hepatitis B virus factor that inhibits expression of the beta interferon gene
Raney et al. Regulation of transcription from the hepatitis B virus large surface antigen promoter by hepatocyte nuclear factor 3
JPH0587518B2 (ja)
Ulrich et al. A precore‐defective mutant of hepatitis B virus associated with e antigen‐negative chronic liver disease
WO2022077968A1 (zh) 基于SARS-CoV-2S蛋白RBD区域的靶向性外泌体及其制备方法
Lucifora et al. Initiation of hepatitis B virus genome replication and production of infectious virus following delivery in HepG2 cells by novel recombinant baculovirus vector
JPH08502167A (ja) Hcvタンパク質の翻訳を制御するための方法および組成物
Bichko et al. Introduction of hepatitis delta virus into animal cell lines via cationic liposomes
Galle et al. Production of infectious duck hepatitis B virus in a human hepatoma cell line
FR2559159A1 (fr) Vecteurs viraux de clonage et d'expression d'une proteine dans une cellule eucaryote, comportant au moins une partie du genome d'un retro-virus; cellules eucaryotes transfectees; procede utilisant de telles cellules et proteines obtenues
JP2020513421A (ja) B型肝炎の予防または治療用医薬組成物
JP3621355B2 (ja) 遺伝子治療用組換b型肝炎ウイルスプラスミドベクター
Zhou et al. Production of hepatitis B virus nucleocapsidlike core particles in Xenopus oocytes: assembly occurs mainly in the cytoplasm and does not require the nucleus
JP2002530085A (ja) 後期導入遺伝子の発現を有するウイルスベクター
JPS63287487A (ja) B型肝炎ウィルスの複製を可能とする新規な培養細胞
Choo et al. Transgenome transcription and replication in the liver and extrahepatic tissues of a human hepatitis B virus transgenic mouse

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080430

Year of fee payment: 12