JPS61278530A - ポリアミドエラストマ−の製法 - Google Patents

ポリアミドエラストマ−の製法

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JPS61278530A
JPS61278530A JP60120599A JP12059985A JPS61278530A JP S61278530 A JPS61278530 A JP S61278530A JP 60120599 A JP60120599 A JP 60120599A JP 12059985 A JP12059985 A JP 12059985A JP S61278530 A JPS61278530 A JP S61278530A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はポリアミドエラストマーの製法に関する。さら
に詳しくはポリカプラミドをハードセグメントとし、ポ
リテトラメチレングリコールをソフトセグメントとした
、優れた機械的性質及び透明性を有するポリエーテルエ
ステルアミド型のポリアミドエラストマーの製法に関す
る。
[従来の技術] ポリアミドをハードセグメントとし、ポリエーテルをソ
フトセグメントとし、両者をエステル結合で連結したポ
リエーテルエステルアミド型のポリアミドエラストマー
の製法としては1両末端にカルボキシル基を有するポリ
アミ・ドとポリテトラメチレングリコールをTiあるい
はZr触媒を用いて迅速に脱水縮合させる方法〔特公昭
5B−45419号や特公昭58−1145f9号〕、
炭素数10以上のアミノカルボン酸あるいはラクタムと
ポリテトラメチレングリコール及びジカルボン酸の混合
物にさらに水を添加して重合させる方法(特公昭57−
24808号)、あるいはε−アミノカプロン酸、ポリ
テトラメチレングリコール及びジカルボン酸を反応させ
る方法(特開昭58−21095号〕などが知られてい
る。
又、ポリエーテルジオールとジカルボン酸から得られる
ポリエステルとカプロラクタムとの反応についても知ら
れている(西ドイツ公開特許第2135770号)。し
かしながら、安価な原料であるカプロラクタムを用いた
、透明で強靭なポリエーテルエステルアミド型のポリア
ミドエラストマーはいまだ知られていない。
[発明が解決しようとする問題点] ポリアミドとポリテトラメチレングリコールは相溶性が
悪く、特にポリカプラミドはポリテトラメチレングリコ
ールとの相溶性が悪く、シかもポリテトラメチレングリ
コールの分子量が大きくなる程、ポリカプラミドとの相
溶性は悪くなる。特公昭5B−45419号や特公昭5
8−11459号の方法はカルボキシル基末端ポリアミ
ドとポリテトラメチレングリコールの脱水縮合を迅速に
行うよう特殊な触媒を用いており、なおかつ、ナイロン
−11、ナイロン−12などではポリテトラメチレング
リコールとの相溶性が比較的良いので、均質な重合がで
きるが、ポリカプラミドを用いた場合には、粗大相分離
が起こって、均質な重合は困難である。
特公昭57−24808号では炭素数10以上のラクタ
ムあるいはアミノカルボン酸、ポリテトラメチレングリ
コール及びジカルボン酸の混合物にポリアミド形成性成
分に対し、2〜30重量パーセントの水を添加して重合
を行うものである。この重合系でハ、ティ・アンゲパン
テ・マクロモレキュラーレ8ヘミ−(Die Ange
wandte MakromolekulareCbe
taie) 74 (1978) 49に示されている
如く、ラクタムの重合が優先して起こり、一方、エステ
ル化はほとんど起こらず、重合系は主としてカルボキシ
ル基末端ポリアミドとポリテトラメチレングリコールの
混合物となる。ついで両者を脱水縮合してポリエーテル
エステルアミドとするものである。この系にカプロラク
タムを適用すると上記と同様、カルボキシル基末端のポ
リカプラミドが優先的に生成するが、これはポリテトラ
メチレングリコールと相溶性が悪く、重合系中で粗大相
分離を起こし、重合を進めても、層分離は解消されず、
乳白色の機械的物性の劣るポリアミドエラストマーしか
得られない。
又、特開昭58−21095号は6−アミノカプロン酸
、ポリテトラメチレングリコール及びジカルボン酸の混
合物を加熱溶融した後重合せしめる方法であるが、ε−
7ミノカブロン酸は重合が速く、しかも重合時に多量の
水を発生する。この方法においても加熱溶融する均質化
工程あるいは重合初期にエステル化はほとんど起こらず
優先的にポリアミドが生成し、生成したポリアミドはポ
リテトラメチレングリコールとは相溶化しにくいため。
粗大相分離が起こり、透明なポリアミドエラストマーは
得られない。
さらに、西ドイツ公開特許第2135770号ではポリ
エーテルジオールとジカルボン酸を脱水縮合して、あら
かじめカルボキシル基末端を有するポリエーテルポリエ
ステルを合成し、これにカブロラクタムを重合させる方
法について開示している。
この方法で得られるのはもろいポリマーで、強靭なエラ
ストマーとはなり難いものである。
これらの既知のポリエーテルエステルアミド型のポリア
ミドエラストマーの製造法は条件は異っていても、反応
の木質はあらかじめ、あるいは反応の場で優先的に重合
されたカルボキシル基末端ポリアミドとポリテトラメチ
レングリコールを縮合するものである。又、もう一方の
製造方法はジカルボン酸とポリエーテルジオールを反応
させて、ポリエステルとし、このポリエステルとラクタ
ムとを反応させるものである。いずれにしてもエステル
化とポリアミド化を区別して行う重合法をとっている。
さて、工業的に入手が容易で、かつ安価なカプロラクタ
ムをポリアミド成分とする、透明でしかも機械的物性の
優れたポリアミドエラストマーは工業上、極めて有用で
あると考えられるが、以上に述べた如く、満足すべき製
造方法はいまだないのである。
L問題を解決するための手段及び作用]そこで本発明者
等はカプロラクタムをポリアミド成分として使用し、機
械的物性の優れた物質なエラストマーを合成すべく、重
合中のポリアミド成分とポリエーテル成分の相溶化につ
いて、鋭意検討したところ、末端にカルボキシル基を有
するポリカプラミドとポリテトラメチレングリコールを
縮合させる際に、ポリカプラミドの少なくとも0.7重
量倍のカプロラクタムを添加して重合し、かつ重合中に
生成する)120を除去しながら重合すると、添加した
カプロラクタムがポリアミド鎖をさらに延長するアミド
化反応とポリアミドとポリテトラメチレングリコールと
のエステル化反応とが同時に進行し、反応の進行と共に
、重合初期には淡乳白色を呈していた重合物はしだいに
相分離が解消され、均一透明な溶融重合物となり、均一
な重合が進行して透明で機械的強度の大きいエラストマ
ーが得られることを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。
すなわち、本発明は、 A)脂肪族ジカルボン酸、脂環式ジカルボン酸、芳香族
ジカルボン酸から選ばれるジカルボン酸とカプロラクタ
ムとの反応で得られる、平均分子量300〜4000で
、両末端にカルボキシル基を有するポリカプラミドと B)平均分子量800〜5000のポリテトラメチレン
グリコール又は、ジオールをエーテル成分として共重合
したジオール変性ポリテトラメチレングリコール、又は
これらの混合物 とを反応させて、ポリエーテルエステルアミド型のポリ
アミドエラストマーを製造するに際して、上記ポリカプ
ラミドの少なくとも0.7重量倍のカプロラクタムを添
加して重合し、かつ重合は生成する水を除去しながら、
150〜300℃でおこない、次いで未反応カプロラク
タムを除去すること、あるいは未反応カプロラクタムを
除去した後、さらに200〜300℃で後重合すること
を特徴とする透明性を有するポリアミドエラストマーの
製法に関する。
本発明のポリアミドエラストマーを製造するに当り、ポ
リマー中のハードセグメント(カルボキシル基末端のポ
リカプラミドとカプロラクタムが反応したセグメントと
して表わされるもの〕の量はlO〜70重量パーセント
が好ましく用いられ、さらに好ましくは10〜60重量
パーセントが用いられる。重合時に用いるカルボキシル
基末端のポリアミドの平均分子量は300〜4000が
用いられ、4000を越えるものを用いると、重合時の
相溶性が低下し、透明なエラストマーが得にくくなるの
で好ましくない。重合時に添加するカプロラクタムは少
なくともポリカプラミドの0.7重量倍以上を必要とし
、これよりもカプロラクタムが少ないと重合中に粗大層
分離が解消されず、透明なエラストマーが得にくくなる
ので好ましくない。重合時に添加するカプロラクタムは
ポリカプラミドの0.9重量倍以上とするのがより好ま
しい、また、用いるポリカプラミドの分子量やカプロラ
クタムとの比は目的とするポリアミドエラストマーの組
成やポリテトラメチレングリコールの分子量によって、
前記の範囲の中から選ばれる。
ざらに、本発明に用いるカルボキシル基末端ポリカプラ
ミドはポリテトラメチレングリコールに対しC00H1
0H= 1.1〜0.9となる様に用いるのが好ましく
、カルボキシル基末端ポリカプラミドの量が上記した範
囲より多くとも少なくとも、生成したポリアミドエラス
トマーの分子量が大とならず、機械的物性の低下をきた
すので好ましくない。
又、かかるカルボキシル基末端ポリカプラミドはカプロ
ラクタムとジカルボン酸の反応により合成され、ここに
用いられるジカルボン酸としては、コハク酸、アジピン
酸、セバシン酸、アゼライン酸、ドデカンニ酸などの脂
肪族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、デカ
リンジカルボン酸などの脂環式ジカルボン酸、テレフタ
ル酸、イソフタル酸、ナフタリンジカルボン酸などの芳
香族ジカルボン酸などが挙げられる。
ポリテトラメチレングリコールは平均分子量800〜5
000のものが使用でき、ポリテトラメチレングリコー
ルの平均分子量が800より小さいと組成にもよるが、
エラストマーの融点が低くなったり、十分な物性がでな
いなどの欠点が生じてくるので好ましくない。又、平均
分子量が5000よりも大きくなると用いるポリカプラ
ミドの分子量にもよるが、相溶性が低下し、均一重合が
しにくくなるので好ましくない。
’I性ポリテトラメチレングリコールを構成する一ec
H2j0−以外の構成は、次にあげるものに駆足される
ものではないが、ジオール又は構造上ジオール由来のも
のと同一になるもの(例えば、環状エーテル)であり、
これをジオールの形として例示すれば、■アルキレング
リコール類、たとえば、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ネオペンチルグリコール、 1.6ヘキ
サンジオールなど、■主鎖に酸素原子を含有するジオー
ル、例えば上記アルキレングリコールの縮合エーテルで
ある、モノあるいはポリエーテルグリコール、■主鎖に
イオウを含有するジオール類、例えばチオエーテルジオ
ール、具体的にはチオジェタノール、ポリチオジェタノ
ールオリゴマー、に)主鎖に窒素を含有するジオール、
例えば第3級アミンのジオール、具体的にはN−ブチル
ジェタノールアミン、N−ブチルジブロバノールアミン
など挙げられる0本発明にいう変性ポリテトラメチレン
グリコールは上記ジオール類、あるいはジオールの縮合
物である環状エーテルとブタンジオール、あるいはポリ
テトラメチレングリコール、あるいはこれらの縮合物で
ある環状エーテルの縮重合あるいは開環付加重合などに
よって製造される。
これらの変性ポリテトラメチレングリコールはエラスト
マーのソフトセグメントとなるもので、その組成はエラ
ストマーの要求性能、例えば低温特性、耐熱性、あるい
は耐候性により選ばれるものである。
本反応ではカルボキシル基末端ポリカプラミド、ポリテ
トラメチレングリコール及びカプロラクタムを150〜
300℃で、より好ましくは180〜280℃で溶融重
縮合させるが、反応温度は段階的に昇温させることもで
きる。又、一部のカプロラクタムが未反応で残るが、こ
れは減圧下に留去することができるし、さらに高重合体
とするようにカプロラクタム留去後、減圧下200〜3
00℃、より好ましくは220〜280℃で後重合する
こともできる0重合温度が150℃より低い場合は著し
く重合速度が遅くなるので好ましくなく、300℃を越
えると熱劣化が起こるようになるので好ましくない。
本発明の様な透明性を有し、しかも強靭なエラストマー
を得るには均質な重合が必要であり、このためにはカル
ボキシル基末端ポリカプラミドに対し0.7重量倍以上
のカプロラクタムを添加して重合し、かつ重合中に生成
する水を除去しながら重合して、重合中に前記ポリカプ
ラミドがカプロラクタムと反応するアミド化反応とポリ
テトラメチレングリコールと反応するエステル化反応を
同時に起こさせることが重要であることを見いだした6
重合系に水を添加したり、あるいは生成する水を除去し
ない場合、前記ポリカプラミドとカプロラクタムの反応
が優先的に起こり、重合物の粗大相分離が解消されず、
不透明なエラストマーしか得られない。又、エステル化
が優先して起これば、目的の組成のエラストマーが得ら
れにくくなったり、機械的強度が不足するなどの欠点が
生じる。従って生成する水を除去しながら重合すること
が重要であり、重合系中の水の濃度としては1重量パー
セント以下とするのが好ましく1反応で生成する水を除
去するには不活性ガス気流下あるいは減圧下で行うこと
ができる。
本反応にはエステル化触媒を重合促進剤として用いるこ
とができ、たとえばリン酸、テトラブチルチタネートな
どのテトラアルギルチタネート、ジブチルスズオキサイ
ド、ジブチルスズラウレートなどのスズ系触媒、酢酸マ
ンガンなどのマンガン系触媒及び酢酸鉛などの鉛系触媒
等が好ましく用いられる。触媒の添加時期は重合初期で
も重合中期でも良い。又、得られたポリアミドエラスト
マーの熱安定性を高めるために、各種の耐熱老化防止剤
、酸化防止剤などの安定剤を用いることができ、これら
は重合の初期、中期、末期のどの段階で添加してもよい
。又、重合後成形前に添加することもできる。耐熱安定
剤としては、たとえばN、N’−へキサメチレン−ビス
(3,5−ジ第3ブチル−4−ヒドロキシ桂皮酸アミド
) 、 4.4’−ビス(2,6−ジ第3ブチルフェノ
ール) 、 2.2’−メチレンビス(4−エチル−6
−第3ブチルフエノール)などの各種ヒンダードフェノ
ール類、N、N’−ビス(β−ナフチル)−p−フェニ
レンジアミン、N、N’−ジフェニル−p−フェニレン
ジアミン、ポリ(2,2,4−)ジメチル−1,2−ジ
ヒドロキノリン〕などの芳香族アミン類、塩化銅、ヨウ
化銅などの銅塩、ジラウリルチオジプロピオネートなど
のイオウ化合物やリン化合物などが挙げられる。さらに
、本発明のポリアミドエラストマーには紫外線吸収剤、
帯電防止剤、着色剤、充填剤、耐加水分解改良剤などを
任意に含有せしめることができる。
C発明の効果J 本発明によって得られるポリエーテルエステルアミド型
のポリアミドエラストマーは従来技術によって得られる
ものとは異なり、透明でかつ、強靭な物性を有するエラ
ストマーであり、透明性を要求される分野、たとえばホ
ース、チューブ、シートなどの分野には特に有利に使用
され、工業的価値の高いものである。
[実施例] 以下実施例によって本発明を説明する。なお、実施例中
、相対粘度はメタクレゾール中30℃、0.5wt/v
oβ2で測定した。重合物は熱プレスにより肉厚1〜2
mmのシートに形成し、引張試験を23℃で行った。
実施例1 攪拌器、還流冷却器を取り付けた500mj)セパラブ
ルフラスコにアジピン酸46.8g 、カプロラクタム
253.2g、水4g及びN、N’−へキサメチレン−
ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ桂皮酸
アミド)(商品名゛イルガノッスクス1098” :酸
化防止剤) 0.2gを仕込み、260℃で6時間反応
して両末端がカルボキシル基のポリカプラミドを得た。
酸価測定からこのものは数平均分子量836であった。
撹拌器、窒素導入口及び留去管を取り付けた500mj
)のセパラブルフラスコに上記ポリアミド32.3gポ
リテトラメチレングリコール(数平均分子量3187)
 109.4g、カプロラクタム33.7g 、  リ
ン酸0.2g及び“イルガノックス10!98” 0.
2gを仕込み、窒素を20mj)/winで流しながら
、220℃で2時間、240℃で2時間、260℃で3
時間重合した。
重合物ははじめ、淡い乳白色を呈していたが、重合開始
後4時間目頃から透明となり、以後透明状態を保持した
まま重合が進行した。次いで減圧下で未反応カプロラク
タムを留去し、さらに260℃、lトールで2時間重合
した。ポリテトラメチレングリコール含量68.7%、
相対粘度1.8B、引張強度430kg/cm2 、伸
度850%、融点206〜214℃の淡黄色透明エラス
トマーが得られた。
実施例2 実施例1と同様装置にアジピン酸とカプロラクタムより
調製された末端カルボキシル基ポリカプラミド(平均分
子量581 ) 34.0g 、ポリテトラメチレグリ
コール(平均分子量2150) 128.1g、カプロ
ラクタム40.0g 、  リン酸0.2g及び゛°イ
ルガノッスク1098“0.2gを仕込み、実施例1と
同様に重合して、ポリテトラメチレングリコール含量7
2%、相対粘度1.80、引張強度300kg/cmZ
 、伸度820%、融点175〜191℃の淡黄色透明
エラストマーが得られた。
比較例1 実施例1と同様装置に平均分子量2150のポリテトラ
メチレングリコール111g、アジピン酸とカプロラク
タムより調製した平均分子量800の末端カルボキシル
基ポリカブラミド47.8g 、テトラブチルチタネー
) 1.2g及び“イルガノックス1088”0.3g
を仕込み、1ト一ル240℃で1時間、1ト一ル260
℃で4時間重合した。重合中、重合物は乳白色を呈し、
乳白色は解消されることなく、乳白色不透明エラストマ
ーが得られた。このものはポリテトラメチレングリコー
ルの含量が70%で、引張強度40kg/cm2、伸度
700%のもろいものであった。
比較例2 比較例1と同様にして末端カルボキシル基ポリカブラミ
ド(数平均分子量110B) 100g、数平均分子9
1110のポリテトラメチレングリコール100g及び
テトラブチルチタネート0.8gを仕込み、260℃l
トールで4時間重合した0重合中、重合物は乳白色を呈
し、乳白色不透明のエラストマーが得られた。このもの
は相対粘度1.72であるが、引張強度100kg/c
m2 、伸度300%のもろいものであった。
比較例3 内容積500層!のオートクープにカプロラクタム15
1g、ポリテトラメチレングリコールll1g(数平均
分子量111σ)、アジピン酸15.6g 、リン酸0
.15g 、水8.8g及び−イルガノックスIn、9
”0.15gを仕込み、270℃に加熱するとオートク
レーブ内の圧力は8 kg/c+w2のゲージ圧を示し
た。
この温度で7時間反応し、オートクレーブを急冷して内
容物をとりだしたところ、2層に分離しており、上層は
白色の固体で赤外吸収スペクトルから末端カルボキシル
基のポリカブラミドであり、下層は液状で主としてポリ
テトラメチレングリコールであり、一部カプロラクタム
がとけ込んでいるものであった。この内容物を実施例1
と同様の装置に入れ、260℃に加熱して水を留去し、
同温度で8時間重合した。重合物は乳白色で租大相分離
を起こしており、重合が進んでも乳白色のままであった
0重合後、同温度で30分間、減圧にして未反応カプロ
ラクタムを留去して、乳白色不透明のエラストマーが得
られた。このものはポリテトラメチレングリコールを4
0重量パーセント含有し、融点202〜207℃、相対
粘度1.31.引張強度115kg/cm2で伸度は1
00%で、もろしλものであった。
比較例4 実施例1と同様装置にε−アミノカプロン酸172g、
ポリテトラメチレングリコール111g (数平均分子
量1110) 、アジピン酸15.8g 、テトラブチ
ルチタネート0.3g及び−イルガノックス1088″
0.15gを仕込み、220℃で30分間反応させた。
溶融した直後は均一透明であったが、30分間で約18
gの水が留出し、溶液は乳白色となって、その赤外吸収
スペクトルから末端カルボキシル基のポリアミドが生成
しており、エステル結合がほとんど見られないことから
ポリテトラメチレングリコールはほとんど反応していな
いことが分った。
又、この間の反応液中の水量は2,5〜3.0重量パー
セントであった。続いて温度を280℃に上げ、徐々に
減圧にして最終的に1トールとして4時間重合して、乳
白色不透明のエラストマーを得た。このものは相対粘度
1.35で引張強度90kg/cm2、伸度20〜30
%のもろいものであった。
比較例5 実施例1と同様の装置に平均分子量1500のポリテト
ラメチレングリコール114.9g、アジピン酸11.
13gを仕込み、窒素を20mj)/+inで流しなが
ら12時間反応してポリエーテルエステルを得た。これ
にカプロラクタム124gを添加し、245℃で12時
間反応し、次いで同温で減圧にして未反応のカプロラク
タムを留去して重合物を得た。この重合物はポリテトラ
メチレングリコールを74重量パーセント含有しており
、引張強度50kg/c+++2、伸び100%のもろ
いものであった。
実施例3 実施例1と同様装置に実施例2で用いたポリカブラミド
50g、ポリテトラメチレングリコール(数平均分子1
1110) 95.5g 、カプロラクタム93.3g
、リン酸0.2g及び“イルガノックス1098”0.
2gを仕込み、窒素を20g#/winで流しながら、
220℃で2時間、240℃で2時間、260℃で8時
間重合した0次いで未反応のカプロラクタムを減圧下除
去して淡黄色透明性を有するエラストマーを得た。
なお、重合開始後、2 、4 、7 、11時間目にサ
ンプリングをしてエステル化速度に対応する酸価の減少
率及びカプロラクタムの転化率を調べたところ、それぞ
れ40%、28%:59%、40%:83%。
59%、95%、63%であった。重合中、重合物は重
合開始後4時間目頃から透明となり、以後、透明状悪を
保持して重合が進んだ。得られたエラストマーはポリテ
トラメチレングリコールの含量45%、相対粘度1.8
0で引張強度350kg/c履2、伸度700%の透明
性のあるものであった。
比較例6 実施例3のカプロラクタム93.3g ヲ25g ニ代
工て用いる以外は実施例3と同様にして重合したが、乳
白色は解消されず、白色不透明のエラストマーが得られ
た。このものはポリテトラメチレングリコールを58重
量パーセント含有し、引張強度140kg/cm2 、
伸度600%のものであった。
実施例4 実施例1と同様にしてアジピン酸とカプロラクタムから
調製されたカルボキシル基末端ポリアミド48g(数平
均分子量490 ) 、ポリテトラメチレングリコール
ll1g(数平均分子量1110) 、カプロラクタム
130gを6時間重合した0次いでテトラブチルチタネ
ー) 0.13g及び酸化防止剤としてポリ(2,2,
4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン)(商品名
;ツクラック224 ) 0.8gを添加し、280℃
、減圧下、未反応カプロラクタムを除去しながら、3時
間重合した。引張強度420kg/cm2 。
伸度800%、相対粘度1.82を示す無色透明なエラ
ストマーが得られ、このもののポリテトラメチレングリ
コール含量は60重量%であった。
実施例5 実施例4と同様にしてアジピン酸とカプロラクタムから
調製されたカルボキシル基末端ポリカブラミド62g(
数平均分子量3100) 、数平均分子量3170のポ
リテトラメチレングリコールEi3.4g 、カプロラ
クタム85gを用いて、リン酸及び“イルガノックス1
098”存在下で重合し、相対粘度1.75゜ポリテト
ラメチレン含量48重量%、引張強度380kg/cm
2 、伸度500%の透明エラストマーを得た。
実施例6 実施例1と同様にしてテレフタル酸とカプロラクタムか
ら調製されたカルボキシル基末端ポリカブラミド52.
8g  (数平均分子量1800) 、 ポリテトラメ
チレングリコール50g(数平均分子量1500)及び
カプロラクタム43gを用いて、リン酸及び゛イルガノ
ックス1098”存在下重合して、透明エラストマーを
得た。このものはポリテトラメチレングリコールを43
重竜%含有し、相対粘度1.f30゜引張強度320k
g/cm2 、伸度600%であった。
実施例7 攪拌装置と還流冷即器を付けた容器に、テトラヒドロフ
ラン(THF ) 800gとエチレングリコール25
.5gを仕込む、ついで、250℃で3時間加熱して無
水の状態にしたリンタングステン酸(H3PW+z04
o )を300g加エル(エチレンクリコールのモル数
はリンタングステン酸のモル数の約4倍である)、温度
を60℃に設定して、4時間攪拌を続けた後、室温で静
置して二相に分−する、上層から未反応のTHFを蒸留
で除き、透明で粘性のあるポリマーを126g得た。得
られたポリマーのIH−NMR(400MHz) 、 
13G−NMR(400MHz)測定の結果、ポリマー
は、エチレングリコール/THF=  ′1/9  (
mol比)で共重合したポリエーテルグリコールであり
、エチレングリコールはブロック的でなく、ランダムに
共重合したものであり、水酸基価を測定した結果、数平
均分子量は1500で融点は14℃であった。
実施例4と同様にして、上記エチレングリコール変性ポ
リテトラメチレングリコール45g、実施例1に用いた
ポリカプラミド28.2. 、カプロラクタム30gを
重合させ、透明エラストマーを得た。
このものはポリテトラメチレングリコール含量45重量
%、相対粘度1.75、引張強度310kg/c+s2
、伸度700%であった。
実施例8 エチレングリコールの代わりにネオペンチルグリコール
を用い、実施例8と同様にしてネオペンチルグリコール
がT)IF /ネオペンチルグリコール= 213/1
で共重合した数平均分子量1870のポリテトラメチ1
/ングリコールが得られ、これを実施例2のポリテトラ
メチレングリコールに代えて用いる他は実施例2と同様
に重合してネオペンチルグリコール変性テトラメチレン
グリコール88重量%含有ノ透明エラストマーを得た。
このものは引張強度280kg/cm2 、伸度800
%であった。
実施例9 実施例7と同様にしてジオールとしてビス−(2−ヒド
ロキシエチル)−n−ブチルアミンを用いて、THF 
/ビスニ(2−辷ドロキシエチル)−n−ブチルアミン
=25/1で共重合した、数平均分子量1700のポリ
エーテルグリコールを合成し、このポリエーテルグリコ
ール51g、デカンジカルボン酸とカプロラクタムから
調製したポリカブラミド24.9g  (数平均分子量
830 ) 、カプロラクタム36gを実施例1と同様
にして重合し、ポリエーテルグリコール含量51%、引
張強度270kg/c■2、伸度600%の淡黄色透明
エラストマーを得た。
実施例10 ジオールとしてチオジェタノール(HOCH2−CH2
5−CHz CH20H)を用いて実施例8と同様にし
て数平均分子量2000でTHF /チオジェタノール
=2271の共重合ポリエーテルグリコールを得、実施
例2と同様条件で重合して、ポリエーテルグリコール含
量71%、相対粘度1.8、引張強度280kg/cm
2.伸度800%の淡黄色透明エラストマーを得た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)A)脂肪族ジカルボン酸、脂環式ジカルボン酸、
    芳香族ジカルボン酸から選ばれるジカルボン酸とカプロ
    ラクタムとの反応で得られる、平均分子量300〜40
    00で、両末端にカルボキシル基を有するポリカプラミ
    ド、及び B)平均分子量800〜5000のポリテトラメチレン
    グリコール とを反応させて、ポリエーテルエステルアミド型のポリ
    アミドエラストマーを製造するに際して、上記ポリカプ
    ラミドの少なくとも0.7重量倍のカプロラクタムを添
    加して重合し、かつ重合は生成する水を除去しながら、
    150〜300℃でおこない、次いで未反応カプロラク
    タムを除去すること、あるいは未反応カプロラクタムを
    除去した後、さらに200〜300℃で後重合すること
    を特徴とする透明性を有するポリアミドエラストマーの
    製法。
  2. (2)A)脂肪族ジカルボン酸、脂環式ジカルボン酸、
    芳香族ジカルボン酸から選ばれるジカルボン酸とカプロ
    ラクタムとの反応で得られる、平均分子量300〜40
    00で、両末端にカルボキシル基を有するポリカプラミ
    ド、及び B)平均分子量800〜5000でポリテトラメチレン
    グリコールの−(CH_2)_4O−を、ジオール成分
    に由来する他の構造式で示されるものと一部おきかえて
    なる変性ポリテトラメチレングリコール とを反応させて、ポリエーテルエステルアミド型のポリ
    アミドエラストマーを製造するに際して、上記ポリカプ
    ラミドの少なくとも0.7重量倍のカプロラクタムを添
    加して重合し、かつ重合は生成する水を除去しながら、
    150〜300℃でおこない、次いで未反応のカプロラ
    クタムを除去すること、あるいは未反応カプロラクタム
    を除去した後、さらに200〜300℃で後重合をする
    ことを特徴とする透明性を有するポリアミドエラストマ
    ーの製法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0249460A2 (en) * 1986-06-10 1987-12-16 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Hydraulic clutch
CN112695403A (zh) * 2020-12-11 2021-04-23 杭州津源新材料有限公司 一种抗静电聚酰胺弹性体纺丝及其加工方法
CN113861412A (zh) * 2021-11-09 2021-12-31 美瑞新材料创新中心(山东)有限公司 一种聚醚酰胺弹性体的制备方法及其产品

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CN113861412B (zh) * 2021-11-09 2023-08-22 美瑞新材料创新中心(山东)有限公司 一种聚醚酰胺弹性体的制备方法及其产品

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