JPS61271632A - 光学ピツクアツプ - Google Patents

光学ピツクアツプ

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JPS61271632A
JPS61271632A JP11469785A JP11469785A JPS61271632A JP S61271632 A JPS61271632 A JP S61271632A JP 11469785 A JP11469785 A JP 11469785A JP 11469785 A JP11469785 A JP 11469785A JP S61271632 A JPS61271632 A JP S61271632A
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JP
Japan
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bobbin
objective lens
lens holding
force
support shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP11469785A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Miwa
三輪 弘光
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、支持軸により少なくともその支持軸の周方向
に回動可能に支持される対物レンズ保持用ボビンを備え
る光学ピックアップに関するものである。
〔発明の概要〕
軸に対して摺動及び回動可能に支持された対物レンズ保
持用ボビンに略矩形状のコイルを設けてボビンを回動さ
せてトラッキングを行なうようにした光学ピックアップ
において、ボビンの共振を抑制するように磁気回路に対
してコイル形状、配置を決定することにより、複共振の
Q値を下げてサーボの安定性を得るようにしたものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、この種の光学ピックアップにおいて対物レンズを
駆動する装置、例えば対物レンズを光軸方向に駆動制御
するためのフォーカス制御機能と、この光軸方向に対し
て直交する方向に駆動制御するためのトラッキング制御
機能とを備える2軸駆動制御の対物レンズ駆動装置とし
ては、第9図乃至第11図にて示されるものがある。こ
の、第9図乃至第11図について対物レンズ駆動装置を
説明する。
図において(1)は円筒部(1a)と端板部(1b)と
による一体的構成になる対物レンズ保持用ボビンで、そ
の軸心位置に軸受け(2)の上端部が挿通されて固着さ
れている。一方、この軸受け(2)には、はy′円形状
になる基台(3)にその下端部が固着される支持軸(4
)が挿通されている。すなわち、対物レンズ保持用ボビ
ン(1)は、軸受け(2)を介して支持軸(4)によっ
てその軸線の周方向に回動自在にかつその軸線方向に摺
動自在に軸支されている。
そして、対物レンズ保持用ボビン(1)の端板部(1b
)の突起部(1c)での支持軸(4)の軸線から離間す
る位置には、光軸がその支持軸(4)の軸線にはソ゛平
行になるようにレンズ枠(5)を介して対物レンズ(6
)が保持されている。
また、対物レンズ保持用ボビン(11の支持軸(4)の
軸線を中心とする円周に沿う周側壁(1d)には、その
周方向に沿ってフォーカスコイル(7)が巻回されてい
る。更に、この巻回されるフォーカスコイル(7)の外
表面に層状に重ね合わされて、4個のはソ′方形状に巻
回されるトラッキングコイル(8A)〜(80)がその
周方向に等間隔に、かつ、方形状を形成する相対向する
一組の辺a、bが支持軸(褐の軸線に沿うように接着固
定されている。
一方、基台(3)の上面(3a)には、中央側に一対の
内ヨーク部(3b)  (3e)が対物レンズ保持用ボ
ビン(1)の内側に配されて、支持軸(4)を介して相
対向するように設けられている。また、これによって支
持軸【4)の両側であって一対の内ヨーク部(3b)(
3c)に挟まれる箇所には、一対の切欠部(3d)(3
e)が形成されている。そして、内ヨーク部(3b) 
 (3c)および切欠部(3d)  (3e)の外周側
には、リング状のマグネット(9)とその上側面に連接
される一対の互いに連結状態にある外ヨーク部(10a
 )  (10b )とが対物レンズ保持用ボビン<1
)の外側に配されて取付けられている。また、これによ
って外ヨーク部(10a )  (10b )間には第
2の切欠部(10c )  (10d )が形成されて
いる。なお、外ヨーク部(10a )  (10b )
と第2の切欠部(loc )  (10d )とは、夫
々対物レンズ保持用ボビン(1)の周側壁(ld)を介
して内ヨーク部(3b)(3c)と第1の切欠部(3d
)  (3e)に対向するように配設されている。
これら内ヨーク部(3b)  (3c)と外ヨーク部(
10a )  (10b )とマグネット(9)とによ
り構成される磁気回路の磁気空隙内、つまり内ヨーク部
(3b)  (3c)と外ヨーク部(10a )  (
10b )との間に形成される磁気空隙内には、層状に
重ね合わされたフォーカスコイル(7)とトラッキング
コイル(8A)〜(8D)の−辺aとが配置されるよう
にして対物レンズ保持用ボビン(1)の周側壁(1d)
が位置されている。
しかして、前記磁気空隙内にて対物レンズ保持用ボビン
(1)の周側壁(1d)に直交するような方向に形成さ
れる磁界に対して、フォーカスコイル(7)の周側壁(
1d)に周方向に流れる電流、つまり支持軸(4)の軸
線を中心とする円1周の周方向に流れる電流によって、
対物レンズ保持用ボビン(1)はフォーカス方向である
支持軸(4)の軸線方向に電磁駆動がされる。また、ト
ラッキングコイル(8A)〜(8D)の夫々の一辺aに
は第5図Aに示すように磁束がボビン周側壁(1d)に
直交する方向(図中■印方向)に作用することにより支
持軸(4)の軸線方向にて同一方向に流れる電流(図中
矢印l)によって、対物レンズ保持用ボビン(1)はト
ラフキング方向になる支持軸(4)の軸線のまわりでの
回動力向(図中矢印F方向)に電磁駆動される。
なお、(11)は対物レンズ保持用ボビン(11と基台
(3)との間に介装されて、対物レンズ保持用ボビン(
11のフォーカス方向やトラッキング方向への駆動解除
時に対物レンズ保持用ボビン(1)を、自動的に中立位
置に復帰させるためのゴム等により形成される中立点保
持機構としてのダンパ部材である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで上記の如(構成される光学ピックアップにおい
て、2軸駆動制御する対物レンズ保持用ボビンには第7
図において矢印+V、−Vで示す如き力が作用し、ねじ
れ振動が発生することが本件発明の発明者によって解析
された。そしてこの機械的なねじれ振動が周波数伝達特
性に複共振として表れ、この複共振はその鋭さくQ値)
によって位相余裕、利得余裕等の制御機能の安定性にま
つわる諸条件を阻害することになる。
これを解決するために対物レンズ保持用ボビンを材質、
形状等の改良により、高削性でがっ軽量化して複共振周
波数をなるべく高く、またダンピング材等の使用によっ
てQ値を小さくする手段がとられているが対物レンズ保
持用ボビンをこのまま支持軸の軸線方向に薄くすること
によって軽量化を図るようにすればこのボビンの内側に
配される部材である内ヨーク部の先端部がボビンの端部
に当たることになり、これを当たらないように内ヨーク
部に低く抑え込むと内ヨーク部と外ヨーク部との対向面
積が小さくなって十分な磁気力が得られなくなり、フォ
ーカシングおよびトラッキングのための駆動力が確保で
きず感度が悪くなる等の問題点が生じる。
本発明はかかる点に鑑み、対物レンズ保持体の材質、形
状に無関係に複共振のQ値を小さくし、制御機能の安定
性を図ることができる光学ピックアップを提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記の問題点を解決するために、支持軸に対
して摺動及び回動可能に支持された対物レンズ保持用ボ
ビンに略矩形状のコイルを設けてボビンを回動させてト
ラツキングを行なうようにした光学ピックアップにおい
て、略矩形状のコイルの有効辺部を所定の角度傾斜させ
てボビンの共振を抑制するように構成したものである。
〔作用〕
このようにトラッキング用コイルの有効辺部を所定の角
度傾斜させることにより、このコイルの有効傾斜辺部に
おいて、対物レンズ保持用ボビンを回転駆動させる方向
の力とコイルの傾斜辺部を流れる電流によって生じる力
とによりボビンの固有振動モードを打ち消す方向の力が
発生されてボビンの共振が抑制され周波数伝達特性が改
善される。
〔実施例〕
以下、本発明にかかる光学ピックアップの一実施例につ
き第1図乃至第8図を参照して説明する。
第1図は全体の分解斜視図、第2図は収納カバーを取外
した平面図、第3図は収納カバーを取付けた第2図にお
けるA−A線断面図、第4図は同B−B線断面図、第5
図はトラッキングコイル部の展開した説明図、第6図は
トラッキングコイルによる力成分の発生説明図、第7図
は対物レンズ保持用ボビンの振動説明図、第8図はその
特性曲線図である。
図において(21)は磁性材から成る基台でその中央部
に穿設された透孔(22)に支持軸(23)が圧入固着
されて突設されている。
この基台(21)の上面に支持軸(23)の軸線を中心
にして描かれる同一円周上に、夫々外周面が円弧状とな
る一対の内ヨーク(24a )  (24b )が後述
する対物レンズ保持用ボビン(25)の内側に配されて
支持軸(23)を介して相対向するように設けられてい
る。この内ヨーク(24a )  (24b )の内面
側は内方へやや膨曲する形状で、また内面下部には支持
軸(23)の近傍に達する突部(24c)(24d )
が形成されている。
また、一対の内コーク(24a )  (24b ) 
(7)外側における基台(21)の上面にはこれら内ヨ
ーク(24a )  (24b )夫々にその円弧状外
周面に沿って一定間隔a、bを置いて対向配置されるよ
うにして支持軸(23)の軸線を中心として描がれる同
一円弧内面を有する一対のヨーク台(21a )  (
21b )が設けられ、これら内ヨーク(24a ) 
 (24b )及びヨーク台(21a )  (21b
 )は基台(21)に磁性材料による一体形成でもって
設けられている。なお、一対のヨーク台(21a ) 
 (21b )の両端間は内ヨーク(24a )  (
24b )間よりやや幅広の間隔に形成され、基台(2
1)には光窓(26a )が設けられてこの光窓(26
a)を介してレーザ光が通るようになっており、またこ
の光窓(26a )と支持軸(23)を挟んで相対する
位置に透孔(26b )が設けられている。
そして一対のヨーク台(21a )  (21b )上
には夫々その上端面と略同大同形状の一対のマグネット
(27a )  (27b )が固着されてこれらマグ
ネット(27a )  (27b )は対物レンズ保持
用ボビン(25)の外側に配される。また、一対のマグ
ネット(27a >  (27b )夫々の上側面には
その上端面と略同大同形状に形成されるヨーク片(28
a )(28b)が一体的に設けられており、このヨー
ク台(21a )  (21b ) 、マグネット(2
7a )  (27b )及びヨーク片(28a ) 
 (28b )により外ヨーク(29a )  <29
b )が形成され、この外ヨーク (29a )(29
b )は基台(21)に対して内ヨーク(24a )(
24b )と同一高さに形成されている。
一方、対物レンズ保持用ボビン(25)は、その軸線方
向の幅がヨーク部の高さの略半分、即ち外ヨーク(29
a )  (29b )のマグネット(27a)(27
b)とヨーク片(28a )  (28b )とを接合
した厚みと略等しい円筒部(25a)と、この円筒部(
25a )の内周面の路上半部に直径方向に所要幅で設
けられる連結部(25b)とから一体的に構成されてい
る。この対物レンズ保持用ボビン(25)の材質として
は比重が小さいアルミニウムやジュラルミンを用いるの
が好ましいが、渦電流損の発生を防止するために合成樹
脂やセラミック等の非金属材料を用いてもよい。
そして、対物レンズ保持用ボビン(25)の軸心位置即
ち連結部(25b)の中心には貫通する軸受孔(30)
が設けられており、この軸受孔(30)に基台(21)
に立設された支持軸(23)の上部側が挿通される。こ
の支持軸(23)によって対物レンズ保持用ボビン(2
5)が軸受孔(30)を介してその支持軸(23)の軸
線まわりに回動自在に、かつその支持軸(23)の軸線
方向に摺動自在に支持される。また対物レンズ保持用ボ
ビン(25)の連結部(25b )の両側即ち軸受孔(
30)に挿通される支持軸(23)を介して両側に、前
記一対の内ヨーク(24a )  (24b )の上半
部を支持軸(23)の軸線方向に遊挿する挿通孔(31
a )  (31b )が設けられ、この挿通孔(31
a )  (31b )は断面において対物レンズ保持
用ボビン(25)の円筒部(25a)の周側壁に沿う円
弧状内壁と連結部(25b )の側壁により断面かまぼ
こ状で内ヨーク(24a )  (24b )よりやや
幅広に形成されており、対物レンズ保持用ボビン(25
)は円弧状内壁が内ヨーク(24a )(24b )の
円弧状周面に沿って所定範囲で往復回動される。
そして、これら挿通孔(31a )  (31b )に
挟まれるボビン連結部(25b)には軸受孔(30)か
ら一方へ離間する部位に、支持軸(23)の軸線方向に
貫通するレンズ孔(32)が設けられている。
このレンズ孔(32)に対物レンズ(33)を嵌め込ん
だレンズ枠(34)が挿入されて固定保持され、これに
よって光軸が支持軸(23)の軸線に平行になるように
対物レンズ(33)が保持されており、またボビン連結
部(25b )にレンズ孔(32)の下面側に位置して
ビームスプリッタ(35)が固着され、このビームスプ
リッタ(35)の反射側面に対応して光検出器(36)
が固定されている。
そして、対物レンズ保持用ボビン(25)の周部となり
、支持軸(23)の軸線を中心とする円周面である円筒
部(25a )の外周側壁には周方向にフォーカスコイ
ル(37)が巻回されている。更に、フォーカス(37
)の外周面には層状に重合わされて、4個の略方形状に
巻回されるトラッキングコイル(38) 、  (39
) 、  (40)及び(41)がその周方向に所定間
隔に、即ち支持軸(23)を挾んで対向して接着固定さ
れている。
本発明においてはこのトラッキングコイル(38)と(
39)及び(40)と(41)はその相対向する辺部(
38a)と(39a )及び(40a)と(41a )
が支持軸(23)の軸線に対して、対称的に所要角度、
即ちトラッキングコイル(38)〜(41)の支持軸(
23)の軸線に直交する方向の辺部(38b)。
(39b) 、  (40b) 、  (41b)に対
して所要角度θで傾斜しである。
このようにして、内ヨーク(24a )  (24b 
)と、ヨーク台(21a )  (21b ) 、マグ
ネット(27a )(27b)及びヨーク片(28a 
)  (28b )により形成される外ヨーク(29a
 )  (29b )とによって磁気回路が構成されて
おり、この磁気回路の内ヨーク(24a )  (24
b )と外ヨーク(29a )  (29b )との間
に形成される一対の磁気空隙(42a )  (42b
 )自失々には対物レンズ保持用ボビン(25)に周方
向に巻回されるフォーカスコイル(37)に層状に重ね
合わされて接着固定されたトラッキングコイル(38)
  (39)と(40)  (41)の夫々の傾斜辺部
(38a )  (39a )と(40a )  (4
1a )が配置されるようにして対物レンズ保持用ボビ
ン(25)の円筒部(25a)が位置されている。
そして対物レンズ保持用ボビン(25)はフォーカスコ
イル(37)に時計方向に電流が流れると下方向に駆動
され、逆に反時計方向に電流が流れると上方向に駆動さ
れてフォーカシングが行なわれる。またトラッキングコ
イル(3B)  (39)と(40)(41)の相対向
する辺部(38a )  (39a )と(40a)(
41a )に上方向に電流が流れると時計方向に回転駆
動され、逆に下方向に電流が流れると反時計方向に回転
駆動されてトラッキングが行なわれる。
ところで対物レンズ保持用ボビン(25)は電磁駆動さ
れることから、フォーカシングやトラッキングの駆動解
除時に自動的に中立位置に復帰させる必要があり、この
ため、中立点保持機構として弾性支持部材(43)が基
台(21)と対物レンズ保持用ボビン(25)との間に
介装されている。この弾性支持部材(43)は金属板等
の取付金具(44)の一端側にシリコンゴム等の弾性支
持板(45)をたとえば焼き付は加工等によって接合す
ることにより構成されている。そして取付金具(44)
を内ヨーク(24a )  (24b )の内面下部に
形成された突部(24c )  (24d )に固定す
ることによって弾性支持部材(43)を基台(2工)に
取付けている。
一方、対物レンズ保持用ボビン(25)の連結部(25
b)に支持軸(23)を介してレンズ孔(32)に相対
させて設けられる支持軸(23)の軸線方向に貫通する
通孔(46)に下端に小径部(47a )を形成した導
電性バランサービン(47)の上部を嵌着して下部を連
結部(25b)から下方へ突出させである。そしてこの
バランサービン(47)の下端小径部(47a)を前述
の弾性支持部材(43)の弾性支持板(45)にその略
中央部において穿設された小孔(45a )に挿通して
その下端にカラー(48)を正大固着することにより弾
性支持部材(43)とバランサービン(47)とを結合
し、この結合により対物レンズ保持用ボビン(25)は
弾性支持板(45)と連結される。なお、バランサービ
ン(47)の小径部(47a )へのカラー(48)の
圧入は基台(21)に光窓(26a )と相対して設け
られている透孔(26b )を通して行なう。
また、対物レンズ保持用ボビン(25)の連結部(25
b ) の対物レンズ装着部と相対する上面にフレキシ
ブルプリント基板(49)を取付けてバランサービン(
47)き上端突起<47b)に半田付けされており、光
検出器(36)から導出される3本のリード線(50)
即ち左右のトラッキング信号用リード線(50R,) 
 (50L )とアース用リード線(50G)を捩り合
わせてボビン連結部(25b)に穿設した通孔(51)
を通してその上面側に導出し、アース用リード線(50
o)をフレキシブルプリント基板(49)のパターンに
半田付けしてバランサービン(47)を介して対物レン
ズ保持用ボビン(25)に電気的に接続した後再び信号
用リード線(50R)(50L )と捩り合わせて対物
レンズ装着部側から外部へ導出させて外部のサーボ電気
回路に接続する。この接続によりサーボ回路にトラッキ
ング信号用リード線(50R)  (50L )よりト
ラッキングエラー信号が供給され、また対物レンズ保持
用ボビン(25)はアース用リード線(50G)を介し
てアースに接続され、光検出器(36)及びそのリード
線は、シールド効果が高められ、安定したサーボ系を現
実できる。
図中(52)は対物レンズ保持用ボビン(25)等を収
納すると共に対物レンズ(33)の対応する位置に開口
孔(53)が設けられた収納カバー、(54)と(55
)は基台(21)に穿設したネジの挿入孔とネジ孔であ
る。
以上のような本実施例によればトラッキングコイル(3
8)  (39)  (40)  (41)夫々の内外
ヨーク(24a )  (24b )と(29a ) 
 (29b )の間に形成される磁気空隙(42a )
  (42b )に配される有効辺部、即ち対向辺部(
38a )  (39a )と(40a)(41a)は
傾斜しているのでこの辺部に流れる電流によって対物レ
ンズ保持用ボビン(25)にはこの固有振動を抑制する
推力が発生する。
即ち、第5図Aに示すように従来の方形状のトランキン
グコイル(8A)〜(8D)の場合は内外ヨーク間の磁
気空隙に配される有効辺部aは軸線方向であるため、磁
気空隙における磁束の向きを■印で示すように紙面に対
して垂直方向とすると有効辺部aに流れる電流iによっ
て軸線方向と直交する方向の力Fが作用し、そのため対
物レンズ保持用ボビンは回転されることになるがこの回
転において前述した如く第7図において矢印+V、−V
で示すごとき力が作用し、対物レンズ保持用ボビンにね
じれ振動が発生する。
そこで本実施例においては第5図Bに示すようにトラッ
キングコイル(38)〜(41)の有効辺部(38a)
〜(41a )は軸線方向に対して傾斜されているため
電流iは傾斜有効辺部(38a)〜(41a)に沿って
斜め方向に流れ、磁気空隙(42a )  (42b 
)における磁束の向きを■印で示すように紙面に対して
垂直方向とすると、この電流と磁束によってトラッキン
グコイル(38)〜(41)には第6図に示すように矢
印f方向の力を受けることになるが、この力の方向は電
流の流れる方向が傾斜されているため軸線方向とは直交
せず、即ち対物レンズ保持用ボビンの回転方向(水平方
向)とは一致せず成る角度を持って傾斜され、この矢印
「方向の力は水平方向の成分子1と垂直方向の成分子2
の合成したものであり、水平方向(軸線方向と直交する
方向)の成分子1は対物レンズ保持用ボビンを回転させ
る方向の成分即ち駆動力成分で、また垂直方向(軸線方
向)の成分子2は対物レンズ保持用ボビンを支持軸の軸
線方向に移動させる力の成分となる。
従って各トラッキングコイル(38)〜(41)におい
ては第5図Bに示す如く水平方向の力F1と軸方向即ち
上下方向の力F2を受けることになり水平方向の力F1
は対物レンズ保持用ボビン(25)の回転方向と同方向
であって、対物レンズ保持用ボビン(25)を回転駆動
する力となり、軸方向の力F2は交互に逆方向となり、
このため軸方向のカーF2 、 十F2 、−F2 、
+F2は第7図に示す如く対物レンズ保持用ボビン(2
5)に発生する固有のねじれ振動+v、 −v、  +
v、  −vに対して逆方向に加わることになってその
固有のねじれ振動を抑制することになる。
この効果をボード線図で示すと第7図に示す如くなり、
従来の利得余裕度(実線g)に対して本発明構成による
利得余裕度(点線G)が大きくなり、即ち複共振のQ値
が下がりサーボの安定性が増していることがわかる。な
お第7図においてPは位相曲線である。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば対物レンズ保持用ボビンに
トラッキング駆動用として設ける略矩形状コイルの有効
線分を所定の角度傾斜させたことにより、このコイルの
有効線分に流れる電流によって、対物レンズ保持用ボビ
ンの固有振動モードを打ち消す力が発生されて対物レン
ズ保持用ボビンの複共振のQ値をボビンの材質、形状に
無関係に小さくすることができて周波数伝達特性を改善
でき、また環境条件及び経時変化を受けにくく、サーボ
の安定性が向上され、しかも構成は従来の構成において
コイルの形状、配置を変えるだけであるため、製作は既
存の部材を利用できてコスト的にも有利である等の効果
を有し、特に光学式のコンバストディスクプレーヤの光
学ピックアップに適用してその効果が大である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明による光学ビックアンプの一例の分解斜
視図、第2図は同、収納カバーを取外した平面図、第3
図は第2図における収納カバーを取付けた状態のA−A
線断面図、第4図は同、B−B線断面図、第5図はトラ
ッキングコイル部の展開した説明図、第6図はトランキ
ングコイルによる力成分の発生説明図、第7図は対物レ
ンズ保持用ボビンの振動説明図、第8図はボード線図、
第9図は従来の光学ピックアップの分解斜視図、第10
図は同、斜視図、第11図は同、縮断面図である。 図中、(23)は支持軸、(24a )  (24b 
)は内ヨーク、(25)は対物レンズ保持用ボビン、(
29a )  (29b )は外ヨーク、 (38) 
 、  (39) 。 (40) 、  (41)はトラッキングコイル、(3
8a)。 (39a) 、  (40a) 、  (41a)は傾
斜辺部である。 @8図 I+え爪内力s<−it収取外n平面図第2図 第3図 1iQ、枕図の8−B訣断面凹 第4図 t#勢し一スイ米格用ボビン鵜撮勤説明図第7図 第8図 b L(

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 軸に対して摺動及び回動可能に支持された対物レンズ保
    持用ボビンに略矩形状のコイルを設けてボビンを回動さ
    せてトラッキングを行なうようにした光学ピックアップ
    において、 上記略矩形状のコイルの有効線分を所定の角度傾斜させ
    て、上記ボビンの共振を抑制したことを特徴とする光学
    ピックアップ。
JP11469785A 1985-05-28 1985-05-28 光学ピツクアツプ Pending JPS61271632A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007102837A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Hitachi Media Electoronics Co Ltd 光ピックアップ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007102837A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Hitachi Media Electoronics Co Ltd 光ピックアップ装置
US8037488B2 (en) 2005-09-30 2011-10-11 Hitachi Media Electronics Co., Ltd. Optical pickup device

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