JPH0778347A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JPH0778347A
JPH0778347A JP24741293A JP24741293A JPH0778347A JP H0778347 A JPH0778347 A JP H0778347A JP 24741293 A JP24741293 A JP 24741293A JP 24741293 A JP24741293 A JP 24741293A JP H0778347 A JPH0778347 A JP H0778347A
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JP
Japan
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lens holder
objective lens
driving device
attached
filling
Prior art date
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Pending
Application number
JP24741293A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Wada
拓也 和田
Hirotoshi Tomita
浩稔 冨田
Toru Nakamura
徹 中村
Hiroyuki Nakamura
裕行 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対物レンズ駆動装置においてサスペンション
である板ばねの組立性を向上すること。 【構成】 固定部材12には粘性材を充填する穴として
充填部12aを左右に設ける。対物レンズ1とフォーカ
スコイル3及びトラッキングコイル4をレンズホルダ2
に取付ける。連結部11bで互いに連結された弾性部1
1aでレンズホルダ2を微動自在に保持する。板ばね1
1を固定部材12の挿入孔12bに挿入した後、充填部
12aに粘性材を入れて固定し、連結部11bを外す。
こうするとレンズホルダ2の取付け作業が容易になり、
レンズホルダ2が位置決め制御されても共振振動しにく
くなる。又振動周波数特性の温度依存性が改良される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクの記録再生
装置に設けられる対物レンズ駆動装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、現在使用されている映像音響用
光ディスク(以下、ディスクという)の再生装置では、
ディスクを所定の回転数で回転させ、レーザダイオード
から発射されたレーザ光を対物レンズによってディスク
上に集光させている。そしてディスクからの反射光をフ
ォトディテクタで電気信号に変換し、ディスクに記録さ
れた情報を再生する。対物レンズ駆動装置は対物レンズ
を微動自在に保持しており、レーザ光をディスク上に集
光させるように対物レンズに位置決めサーボ制御をかけ
る。
【0003】従来例の対物レンズ駆動装置について説明
する。図5は従来の対物レンズ駆動装置の構成例を示す
斜視図である。図5において、対物レンズ1はレンズホ
ルダ2に接着されている。レンズホルダ2の外周部には
フォーカスコイル3、トラッキングコイル4が夫々取付
けられている。フォーカスコイル3は対物レンズ1を光
軸方向に微動させるコイルで、レンズホルダ2の外周側
面に沿って水平に回巻されている。トラッキングコイル
4は対物レンズ1をディスクの径方向に微動させるコイ
ルで、レンズホルダ2の外周側面の四方に配置され、平
円盤状に巻かれている。以上の対物レンズ1、レンズホ
ルダ2、フォーカスコイル3、及びトラッキングコイル
4は可動部を構成している。
【0004】レンズホルダ2には4本の板ばね5が取付
けられている。板ばね5は可動部を弾性的に支持すると
共に、フォーカスコイル3とトラッキングコイル4に駆
動電流を流す導体の機能を有している。各レンズホルダ
2の両端には円状の孔が形成されており、夫々レンズホ
ルダ2と固定部材8に設けられた円柱状の突起に挿入及
び固定されている。図示のように対物レンズ1の光軸を
Zとし、ディスクの径方向、周方向を夫々X,Yとする
と、可動部は固定部材8に対してX及びZ方向に可動自
在に支持されている。板ばね5の固定部材8に近接する
部分にはシート状の粘着材6が貼り付けられている。粘
着材6はレンズホルダ2の共振を防止するダンパーであ
る。
【0005】トラッキングコイル4と対向する位置には
2組の磁石7がヨークベース9に固定されている。磁石
7はY方向に着磁された磁石であり、ヨークベース9の
両端部に形成された垂直のヨーク9a,9dに固定され
ている。ヨーク9bは一方の磁石7を挟んでヨーク9a
と対向し、ヨーク9dは他方の磁石7を挟んでヨーク9
cと対向している。磁石7、ヨーク9a〜9d、ヨーク
ベース9は磁気回路を構成している。手前及び向側に位
置する2組の磁気回路は+Y方向、−Y方向の磁束を夫
々発生する。
【0006】以上のように構成された従来の対物レンズ
駆動装置の動作について説明する。板ばね5の固定部材
8側から外部電源によってフォーカスコイル3、トラッ
キングコイル4に夫々駆動電流が供給される。フォーカ
スコイル3に電流が流れると磁気回路内の磁束によって
Z方向の力が発生し、レンズホルダ2がZ方向に微動す
る。同様にトラッキングコイル4に電流が流れると、ヨ
ーク9a,9b間の磁束と、ヨーク9c,9d間の磁束
によってX方向の力が発生し、レンズホルダ2がX方向
に微動する。
【0007】対物レンズ1,レンズホルダ2,フォーカ
スコイル3,トラッキングコイル4よりなる可動部の質
量と、板ばね5のスティフネスとにより、可動部の共振
周波数f0が決まる。可動部が共振周波数f0によって
共振しようとすると、板ばね5が変形し、これに貼り付
けられた粘着材6は圧縮,引っ張り,剪断等の歪を生じ
る。このとき粘着材6はこの歪を吸収しながら元に戻ろ
うとし、可動部の共振は抑制されることとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の対物レンズ駆動装置では、組み立て時に4本の
板ばね5に粘着材6を夫々貼り付けなければならない。
又4本の板ばね5も夫々独立してレンズホルダ2と固定
部材8に固定しなければならず、対物レンズ駆動装置の
組み立て工数が多く、また組み立てが大変困難となる欠
点があった。
【0009】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、組み立てが容易で、対物レンズ
を含む可動部のダンピング特性に優れた対物レンズ駆動
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は対物レンズが取
り付けられ、ディスク状記録媒体の径方向及び回転軸方
向に微動自在に保持されるレンズホルダと、一端がレン
ズホルダに取付けられ、他端が固定部に取付けられ、デ
ィスク状記録媒体の径方向及び回転軸方向に弾性変形す
る複数の線状の弾性部、隣接する弾性部の他端間を連結
するコ字状の連結部、を夫々含む複数の支持部材と、弾
性部の他端と連結部の一部が挿入され、粘性材の充填口
が設けられた充填部、充填部の内面から外部に連通し、
弾性部の他端を保持するスリット状の挿入孔、を夫々含
む固定部材と、を具備することを特徴とするものであ
る。
【0011】
【作用】このような特徴を有する本発明によれば、対物
レンズを含むレンズホルダを支持部材を介して固定部材
に取付ける際、支持部材の弾性部が連結部でつながって
おり、挿入部を固定部材の挿入孔に挿入することにより
支持部材の位置決めと取り付けが確実にできる。又固定
部材の充填部に粘性材を入れることにより、レンズホル
ダを微動自在に保持できる。このため支持部材の共振振
動が粘性材で吸収され少なくなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例における対物レンズ
駆動装置について、図面を参照しながら説明する。図1
は本実施例の対物レンズ駆動装置の構成を示す分解斜視
図である。本実施例の対物レンズ駆動装置には、従来例
と同一の対物レンズ1,レンズホルダ2,フォーカスコ
イル3,トラッキングコイル4が可動部として取付けら
れている。又磁石7、ヨーク9a〜9d、及びヨークベ
ース9を含む固定部が設けられることも従来例と同一で
ある。
【0013】図1に示すようにレンズホルダ2には支持
部材として従来例と異なる形状の板ばね11が2組取付
けられている。板ばね11は2つの弾性部11a、略コ
字型の連結部11b、弾性部11aの端と連結部11b
をつなぐ挿入部11cを有している。弾性部11aの一
端はレンズホルダ2の外周部に固定され、図示の座標軸
のX及びZ方向にレンズホルダ2を微動自在に保持して
いる。
【0014】図2及び図3は板ばね11と固定部材12
の詳細を示す斜視図である。図1及び図3に示すように
板ばね11の連結部11bは、左右の弾性部11aを連
結し、板ばね11をレンズホルダ2と固定部材12に取
付容易にしたもので、固定部材12に取付け完了後は不
要となる。図3に示すように連結部11bにはV字型の
溝である欠如部11dが形成されている。欠如部11d
は、連結部11bが固定部材12の充填部12aに取付
けられた後、外部に露出する部分を削除するための折曲
部である。
【0015】固定部材12は従来例と同様、可動部を微
動自在に保持するもので、ヨークベース9に取付けられ
る。図2,図3に示すように固定部材12には可動部と
対向する側に2組の角穴状の充填部12aが形成されて
いる。充填部12aは板ばね11の末端部を挿入して、
粘性の接着材を充填するための充填孔である。図2に示
すように各充填部12aにはスリット状の挿入孔12b
が上下位置に夫々形成されている。挿入孔12bは貫通
しており、板ばね11の挿入部11cを挿入して弾性部
11aを位置決めすると、後述するようにフォーカスコ
イル3とトラッキングコイル4の駆動電流の端子とな
る。
【0016】以上の構成部品を有する対物レンズ駆動装
置を組み立てるには、先ず対物レンズ1、フォーカスコ
イル3、トラッキングコイル4をレンズホルダ2に取付
け、板ばね11の先端をレンズホルダ2に接着固定す
る。そして板ばね11の挿入部11cを固定部材12の
充填部12aを介して挿入孔12bに挿入して、接着固
定する。このとき挿入部11cは弾性部11aの先にあ
り不安定な状態にあるので、連結部11bを支持してお
くと挿入部11cと挿入孔12bとの位置合わせがしや
すくなる。次に図3に示すように上下の連結部11bを
矢印Aの方向に折り曲げ、欠如部5dの部分で連結部1
1bを切り離す。次に充填部12aにゲル状の粘性材を
充填し、板ばね11を固定部材12に支持させる。更に
固定部材12をヨークベース9に固定すると、対物レン
ズ駆動装置が完成する。この状態を図4に示す。
【0017】外部から板ばね11の弾性部11aを通し
てフォーカスコイル3、トラッキングコイル4に通電す
ると、可動部がX及びZ方向に動く。可動部が動くと弾
性部11aもX,Z方向に変位する。この変位によって
充填部12a内の粘性材は圧縮,剪断等の歪を生じる。
粘性材はこの歪を吸収しながら板ばね11の変位を戻そ
うとし、この作用によって変位は抑制される。従って板
ばね11の共振振動は制動されることとなる。
【0018】尚、本実施例では欠如部11dは連結部1
1bの厚み方向のV字型の溝によって構成したが、連結
部の板幅を一部狭くしてそこを折るようにしても良い。
又、本実施例では板ばね11とレンズホルダ2及び固定
部材12とを接着により固定したが、レンズホルダ2,
固定部材12に銅板などの導体部を設けて、板ばね11
とはんだ付けによって固定しても良い。更に、本実施例
では可動部にフォーカスコイル3、トラッキングコイル
4を設け、ムービングコイル型としたが、固定部にフォ
ーカスコイル及びトラッキングコイル4を設け、可動部
に磁石を取付けた固定コイル型の場合、板ばね11によ
る通電の必要がないので、連結部11bの一部を取り除
く必要はない。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、支持部材
に連結部と挿入部を設けることにより、支持部材と固定
部材との位置決めが容易にできる。また固定部材の充填
部にゲル状の粘性材を充填することにより、レンズホル
ダを共振させずに保持することができる。このため従来
行われた支持部材へのシート状粘着材の貼り付けが不要
になり、対物レンズ駆動装置の組立工数の削減ができる
効果が得られる。充填部に充填される粘性材は、従来の
シート状粘性材より弾性特性の温度変化が少なくできる
ので、温度特性の良い対物レンズ駆動装置が実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における対物レンズ駆動装置
の構成を示す分解斜視図である。
【図2】本実施例における対物レンズ駆動装置の板ばね
の取付け部分を示す斜視図(その1)である。
【図3】本実施例における対物レンズ駆動装置の板ばね
の取付け部分を示す斜視図(その2)である。
【図4】本実施例における対物レンズ駆動装置の構成を
示す斜視図である。
【図5】従来例の対物レンズ駆動装置の構成を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 レンズホルダ 3 フォーカスコイル 4 トラッキングコイル 7 磁石 9 ヨークベース 9a〜9d ヨーク 11 板ばね 11a 弾性部 11b 連結部 11c 挿入部 11d 欠如部 12 固定部材 12a 充填部 12b 挿入孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 裕行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズが取り付けられ、ディスク状
    記録媒体の径方向及び回転軸方向に微動自在に保持され
    るレンズホルダと、 一端が前記レンズホルダに取付けられ、他端が固定部に
    取付けられ、前記ディスク状記録媒体の径方向及び回転
    軸方向に弾性変形する複数の線状の弾性部、隣接する前
    記弾性部の他端間を連結するコ字状の連結部、を夫々含
    む複数の支持部材と、 前記弾性部の他端と前記連結部の一部が挿入され、粘性
    材の充填口が設けられた充填部、前記充填部の内面から
    外部に連通し、前記弾性部の他端を保持するスリット状
    の挿入孔、を夫々含む固定部材と、を具備することを特
    徴とする対物レンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材の連結部に、前記連結され
    た複数の弾性部を分離するための板厚又は板幅を小さく
    した欠如部を設けたことを特徴とする請求項1記載の対
    物レンズ駆動装置。
JP24741293A 1993-09-07 1993-09-07 対物レンズ駆動装置 Pending JPH0778347A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11242820A (ja) * 1998-02-26 1999-09-07 Alps Electric Co Ltd レンズアクチュエータ
CN100336119C (zh) * 2002-04-03 2007-09-05 松下电器产业株式会社 用于制造光学传感器的方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11242820A (ja) * 1998-02-26 1999-09-07 Alps Electric Co Ltd レンズアクチュエータ
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