JPS61271462A - 車輪回転速度検出装置の隙間調整構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、車両における車輪の回転速度を検出する装
置の改良に関し、特に、車輪回転速度検出装置のピック
アップセンサの感知部とセンサロータとの間隔を微調整
出来るようにした、車輪図゛転速度検出装置の隙間調整
構造に関する。

〔従来の技術〕

従来の車輪回転速度検出装置としては、特公昭５６−１
６３８０号公報に開示されたものがある。

この従来装置においては、ピックアップセンサの感知部
をセンサロータに対し、半径方向に、即ち遠近方向にス
ライドさせて、その感知部とセンサロータとの間隔を調
整している。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、この従来装置においては、ピックアップ
センサの感知部を、センサロータの半径方向に移動させ
るため、その移動距離が、即隙間調整距離となり、微調
整を行うことが至難となる問題点があった。

この発明は、このような従来の問題点を解消しようとす
るものであり、ピックアップセンサの感知部とセンサロ
ータとの隙間の微調整を可能とすることを目的としてい
る。

〔問題点を解決するための手段〕

そこで、この発明は、車輪側に固定されて車輪と一体に
回転し、且つ外周に凹凸を有するセンサロータと、該セ
ンサロータに近接した位置で車体側に取り付けられ、前
記凹凸の近接を感知する感知部を有するピックアップセ
ンサとを備えた車輪回転速度検出装置において、前記感
知部を、センサロータの接線上、又は接線に対して平行
な軌道で、移動可能とした構成としている。

〔作用〕

このため、この発明に係わる車輪回転速度検出装置の隙
間調整構造によれば、ピックアップセンサの感知部が、
センサロータの接線上または接線に対して平行な軌道上
を移動されると、この感知部は、移動距離より短い範囲
でセンサロータに接近し、又は離れる。このため、該感
知部とセンサロータとの間隔の微調整が可能となる。

〔実施例〕

以下、この発明の詳細を図面に示す一実施例について説
明する。

第１図は、この発明に係わる車輪回転速度検出装置の隙
間調整構造の第１実施例を示している。

同図において、車輪側に固定されたナックルスピンドル
１に、ベアリング２，３によってハブ４が回転自在に装
着され、このハブ４のフランジ部４ａに例えば４本のハ
ブボルト６によってブレーキディスク５が固定される。

そして、ハブ４の内端部４ｂの外周にセンサロータ７が
一体的に設けられ、このセンサロータ７の外周には等間
隔の多数の凹凸７ａが形成されている。

一方、ナックル基部８にピックアップセンサ９が固定さ
れ、このピックアップセンサ９の感知部９ａがセンサロ
ータ７の凹凸７ａの近傍に臨んでいる。

そして、このピックアップセンサ９は、ナックル基部８
に対してボルト１０で固定されている。

このボルト１０は、ピックアップセンサ９のブラケッ）
９ｂに開設された長大（図示しない）を通って、ピック
アップセンサ９をナックル基部８に固定するもので、該
長穴は、ピックアップセンサ９をナックル基部８に沿っ
て、センサロータ７の接線に対して平行な方向にスライ
ドさせるためのものである。

第２図は、ビックア・ノブセンサ９とセンサロータ７と
の位置関係を示している。

同図によれば、ピックアップセンサ９の感知部９ａの移
動方向は直線ａで示され、センサロータ７の所定位置で
の接ＮＩＡｂと平行になるように直線ａを設定している
。即ち、ピックアップセンサ９の感知部９ａは、前記所
定位置の側方でセンサロータ７に最も近づく。なお、感
知部９ａの移動距離に比較し、感知部とセンサロータ７
との距離の変化は小さいため、感知部とセンサロータと
の隙間の微調整を行うことができる。

なお、この実施例においては、感知部９ａがセンサロー
タ７と接触しないよう、予めその隙間の最小値が設定さ
れている。

第３図は、第２実施例を示している。

同図においては、ピックアップセンサの感知部９ａの移
動方向が、接線に対して傾いたものであって、距離Ｃだ
け感知部９ａがスライドすると、感知部９ａとセンサロ
ータ７との距離は１１から１２となり、その変化量１□
−１，は、Ｃよりも著しく小さいため、ピックアップセ
ンサ９をスライドさせることにより感知部９ａとセンサ
ロータ７との間隔を微調整することが可能となる。

その他の構成は、第１実施例と同様である。

上記した２つの実施例においては、ピックアップセンサ
のスライドを、長大にボルト１０を挿入した構成による
ものであり、該ボルト１０を締めることによりピックア
ップセンサ９をナックル基部に固定しているものである
が、この構成に限らず、例えば、スライド溝内を摺動す
る構成とすることも可能であり、各種の設計変更が予定
されるものである。

〔発明の効果〕 以上説明したように、この発明に係わる車輪回転速度検
出装置の隙間調整構造によれば、ピックアップセンサの
感知部を、センサロータの接線上又は接線に対して平行
な軌道で、移動可能としたので、移動距離に対して感知
部とセンサロータとの間隔が小さくなり、隙間の微調整
を容易に行える効果がある。

そのため、隙間が合わない場合も、従来のように部品交
換などの煩わしさがない効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係わる車輪回転速度検出装置の隙間
調整構造の第１実施例を示す断面図、第２図は同説明図
、第３図は第２実施例を示す説明図である。 １・・・・・・ナックルスピンドル、４・・・・・・ハ
ブ、７・・・・・・センサロータ、８・・・・・・ナッ
クル基部、９・・・・・・ピックアップセンサ、９ａ・
・・・・・感知部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車輪側に固定されて車輪と一体に回転し、且つ外周に凹
   凸を有するセンサロータと、該センサロータに近接した
   位置で車体側に取り付けられ、前記凹凸の近接を感知す
   る感知部を有するピックアップセンサとを備えた車輪回
   転速度検出装置において、前記感知部を、センサロータ
   の接線上、又は接線に対して平行な軌道で、移動可能と
   したことを特徴とする車輪回転速度検出装置の隙間調整
   構造。