JPS61265063A - 種子類の粉末化または顆粒化方法 - Google Patents

種子類の粉末化または顆粒化方法

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JPS61265063A
JPS61265063A JP60105890A JP10589085A JPS61265063A JP S61265063 A JPS61265063 A JP S61265063A JP 60105890 A JP60105890 A JP 60105890A JP 10589085 A JP10589085 A JP 10589085A JP S61265063 A JPS61265063 A JP S61265063A
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JP
Japan
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cyclodextrin
powdering
granulating
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JP60105890A
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JPH0458306B2 (ja
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Hitoshi Hashimoto
仁 橋本
Takuzo Shibata
柴田 卓三
Teruo Nagano
永野 照男
Kozo Hara
耕三 原
Nobuhiro Kuwabara
桑原 宣洋
Ikuo Yashiki
幾雄 屋敷
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ENSUIKOU SEITO KK
Ensuiko Sugar Refining Co Ltd
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ENSUIKOU SEITO KK
Ensuiko Sugar Refining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は種子類の粉末化または顆粒化方法に関する。
〔従来技術及び発明が解決しようとする問題点〕種子類
とは果実以外の植物の種子であり、野菜類の種子や油料
作物の種子等が含まれる。
これらの種子類はいずれも脂質含量が高く (通常、約
30〜55%程度)、かつ高エネルギー(500kca
l/ 100 g以上)であり、極めて栄養価の高い食
品として重宝されている。しかし、一方では多量の脂質
を含むことから空気中に放置すると、油脂が酸化されて
風味が著しく低下するので長期保存を避けなければなら
ない。また、吸湿すると、酸化が促進されるばかりでな
く、歯ざわりも不良となるので、保存に際しては空気の
少ない容器を用いて湿気を避けるように配慮する必要が
ある。
種子類の用途としては、調理や製菓の副材料に用いられ
るほか、酒のつまみ等に単独で食用に供することもある
。いずれの場合も、種子類は原形のままあるいは比較的
大きな顆粒状で利用されており、利用範囲が制限されて
いる。
ところで、種子類の粉末加工品や顆粒加工品等が出来れ
ば、食品加工への利用範囲が大幅に拡大すると同時に、
その利用地図が一変する。すなわち、種子類についての
既成の利用法はもとより、種々の食品生地(たとえばハ
ンバーグ、コロノケ等の冷食)に均一に混合できたり、
カレー、ハンバーグ、チャーハン等に振りかけ用として
使用したり、さらにはスナック菓子、麺類等への利用も
可能である。
このように、種子類の利用範囲拡大には粉末化あるいは
顆粒化が望まれているにも拘らず、種子類は多量の脂質
を含むために、粉砕しても油分が出てきてペースト状に
なり、乾燥粉末が得られず、また油分の抽出を抑制する
ため荒砕きの状態にしても保存中に油分が酸化し、商品
価値が著しく劣ったものとなる。
本発明の目的は、上記のような問題点を解消した種子類
の粉末または顆粒を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、種子類を粉末化または顆粒化するにあたり、
サイクロデキストリンを添加することを特徴とする種子
類の粉末化または顆粒化方法である。
本発明を適用しうる種子類は前記した如く果実以外の植
物の種子を意味し、野菜類の種子、油料作物の種子等が
含まれ、可食性のものであれば制限がなく、各種のもの
を使用することができる。
代表的な種子類を例示すると以下の通りである。
(1)南瓜の種子 水 分  5% 脂質の内訳 脂 質 52%  リノール酸   52%蛋白質 2
7%  オレイン酸   27%灰 分 4.7%  
パルミチン酸  13%ステアリン酸   5% (2)胡 麻     脂質の内訳 水 分  5%  リノール酸  40〜45%脂 質
 50%  オレイン酸  37〜42%蛋白質 20
%  パルミチン酸 9〜12%ステアリン酸   5
% (3)西瓜の種子   脂質の内訳 水 分  6%  リノール酸   66%脂 質 4
6%  オレイン酸   14%蛋白質 30%  パ
ルミチン酸   9%ステアリン酸   7% (4)ひまわりの種子 脂質の内訳 水 分  4%  リノール酸   62%脂 質 5
5%  オレイン酸   22%蛋白質 20%  パ
ルミチン酸   8%ステアリン酸   5% サイクロデキストリンはブドウ糖が数個α−1゜4結合
した環状オリゴ糖であり、種々のものが知られており、
たとえばブドウ糖の数が6個のものをα−サイクロデキ
ストリン、7個のものをβ−サイクロデキストリン、8
個のものをγ−サイクロデキストリンと称している。本
発明を実施する場合、サイクロデキストリンは単品を用
いてもよく2種以上を組合せて用いてもよい。
サイクロデキストリンは、その環状構造の内側に親油性
を、外側に親水性を示すために、空洞内に種々の油性物
質を取り込み、安定化する作用を有している。すなわち
種子類を粉末化または顆粒化するにあたり、種子類に一
定量のサイクロデキストリンを加えて攪拌、混合すると
、種子類の油分がサイクロデキストリンに包接され、安
定化されて均質で安定した種子類の粉末品あるいは顆粒
品が得られる。
種子類に対するサイクロデキストリンの添加量は0.1
〜300重量%が適当であり、特に粉末品を製造する場
合はサイクロデキストリンを10〜300重量%、好ま
しくは50〜150重量%および水200〜1000重
量%、好ましくは500〜700重量%を加え、磨砕機
等にて処理する。
かくして得られた液体を常法により噴霧乾燥することに
より均質な微細粉末を得る。なお、種子の有する風味を
より引出すために、予め種子を荒砕きし、焙煎機で焙煎
したり、油で揚げた後、上記方法で粉末化してもよい。
一方、顆粒品を望む場合は、上記の方法により得た粉末
品を、たとえば流動層の造粒機にかげて所望の大きさに
造粒することができる。また、より大きな顆粒品が必要
な場合は、種子類を荒砕きし、ミキサーに入れてサイク
ロデキストリンの溶液を噴霧しながら、攪拌、混合した
のち、乾燥すればよい。この場合、種子類に対するサイ
クロデキストリンの使用量は1〜10%、好ましくは4
〜6%が適当である。
〔発明の効果〕
本発明の方法によって得られる種子類の粉末品や顆粒品
は油分がサイクロデキストリンに完全に包接されている
ために、空気にふれても酸化が進み難く、長期保存が可
能である。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例により説明する。
実施例1 南瓜の種子1部を焙煎機を用いて170°C215分間
焙煎した。予めサイクロデキストリン(サイクロデキス
トリン含量50%1分岐デキストリン50%の混合品)
1部の20%溶液を調製しておき、その溶液を湿式磨砕
機を通して循環させた。上記の焙煎した南瓜の種子を湿
式磨砕機に供給し、循環しているサイクロデキストリン
溶液中で磨砕した。(同時に南瓜の種子中の脂質はサイ
クロデキストリンに包接される。)以上のようにして得
られた南瓜の種子とサイクロデキストリンとの乳化混合
液をノズルタイプのスプレードライヤーにて熱風入口温
度180°C2熱風出ロ温度90〜95°C9送液量1
307!/ h rの条件で粉末にした。その結果、流
動性が良く取り扱いやすい安定した乾燥粉末品が得られ
た。
実施例2 ひまわりの種子を、ガスオーブンで170℃。
15分間焙煎した後、破砕機で荒砕きした。(得られた
顆粒品の一部はそのまま乾燥して保存試験に供した。) 次に、荒砕きしたひまわりの種子を流動層タイプの造粒
機に入れ、下部より60°Cの温風を供給してひまわり
の種子を流動させつつ、上部より40%サイクロデキス
トリン溶液(実施例1と同様のサイクロデキストリン含
量)をひまわりの種子の重量に対してサイクロデキスト
リンが10%となる量を噴霧して種子の表面をサイクロ
デキストリン溶液でコーティングしてひまわりの種子の
顆粒状乾燥品が得られた。
このようにして得られた顆粒状の製品と破砕機で荒砕き
したままの顆粒品について過酸化物質(P、O,V、)
を測定した結果、サイクロデキストリンでコーティング
した顆粒品は室温に6ケ月放置した後においてもp、o
、v、は5〜8meq/kg程度で極めて安定したもの
であった。一方、破砕したままでサイクロデキストリン
でコーティングしていない顆粒品は、僅か1ケ月後に既
にP、○、■、が30meq/kg以上となり、商品価
値を失なった。
特許出願人  塩水港精糖株式会社 同  柴田卓三

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)種子類を粉末化または顆粒化するにあたり、サイ
    クロデキストリンを添加することを特徴とする種子類の
    粉末化または顆粒化方法。
  2. (2)種子類に対してサイクロデキストリンを0.1〜
    300重量%添加する特許請求の範囲第1項記載の方法
  3. (3)種子類にサイクロデキストリンと水を加え、磨砕
    して得た液体を噴霧乾燥し、次いで必要に応じ造粒する
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP60105890A 1985-05-20 1985-05-20 種子類の粉末化または顆粒化方法 Granted JPS61265063A (ja)

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JPS61265063A true JPS61265063A (ja) 1986-11-22
JPH0458306B2 JPH0458306B2 (ja) 1992-09-17

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1360988A4 (en) * 2001-01-19 2004-04-14 Hayashibara Biochem Lab DEHYDRATING AGENT AND METHOD FOR DEHYDRATING A DAMP ARTICLE WITH THE MEDIUM AND DEHYDRATED ARTICLE OBTAINED thereby

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6185177A (ja) * 1984-10-03 1986-04-30 Ensuikou Seito Kk ナツツ類の粉末化または顆粒化方法

Patent Citations (1)

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JPS6185177A (ja) * 1984-10-03 1986-04-30 Ensuikou Seito Kk ナツツ類の粉末化または顆粒化方法

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JPH0458306B2 (ja) 1992-09-17

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