JPS61258840A - 熱成形プラスチツク物品の製造方法 - Google Patents

熱成形プラスチツク物品の製造方法

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JPS61258840A
JPS61258840A JP61076426A JP7642686A JPS61258840A JP S61258840 A JPS61258840 A JP S61258840A JP 61076426 A JP61076426 A JP 61076426A JP 7642686 A JP7642686 A JP 7642686A JP S61258840 A JPS61258840 A JP S61258840A
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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    • C08L25/02Homopolymers or copolymers of hydrocarbons
    • C08L25/04Homopolymers or copolymers of styrene
    • C08L25/08Copolymers of styrene
    • C08L25/12Copolymers of styrene with unsaturated nitriles
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は、真空成形または熱成形によるプラスチック物
品の調製方法に関する。
(従来の技術) スチレン系単量体とエチレン性不飽和ニトリルの共重合
体、とくにスチレン/アクリロニトリル共重合体(SA
N樹脂)をベースとする樹脂組成物は、その靭性ならび
に耐薬品性、耐日光性および耐光性が良好なため各種用
途に供されている。
斯かる共重合体の未変性物は比較的脆く、その衝撃強度
を改善するために、スチレン系単量体/ニトリル共重合
体の連続相に耐衝撃性改良剤の分離ゴム相を均一に分散
させる方法が古くから知られている。連続相と分散相と
の相溶性を改善するため、耐衝撃性改良剤は、通常、ポ
リL4−ブタジエンまたはL4−ブタジエンとスチレン
もしくはアクリロニトリルあるいはその両者との共重合
のようなゴム状の幹と、スチレン系単量体/ニトリル共
重合体のグラフト枝からなるグラフト共重合体である。
その結果得られる分散体は、ABS樹脂の形態で最もよ
く知られている。
スチレン系単量体/ニトリル共重合体をベースとする樹
脂組成物は、変性物も未変性物も、エンジニアリングプ
ラスチックとして真空成形または熱成形など延伸流れに
係る方法てより、各種の形状物品、頻々、薄壁構造の形
状物品に成形するため使用される。例えば冷蔵庫ライニ
ングおよびボートなどの物品は、ABS樹脂組成物シー
トを真空成形または熱成形に得られる。斯かる物品を成
形する際の問題は、壁厚の不均一すなわち隅部など高度
の変形を受ける部域の壁厚が真直な長い延伸など低度の
変形を受ける部域よシも薄くなる問題である。この問題
を克服し、物品に十分な強度と一層均一な壁厚を付与す
るためには、これまで成形プロセスで使用する樹脂組成
物シートの厚みを増大させる必要があった。しかしなが
ら、このシート厚みの増大は、樹脂の使用量を高め、低
度の変形を受ける部域の壁厚が実際に必要とされる厚み
よシ大となる無駄をもたらすものである。
英国特許A第2111514号は、熱可塑性ベース樹脂
Aおよび、それと相溶し、1種以上のビニル単量体の重
合で得られる分子量106 以上の熱可塑性樹脂Bから
なる二軸配向材料の調製に適切な熱可塑性樹脂組成物に
ついて記載している。
二軸配向材料の調製には、ベース樹脂Aのガラス転位温
度に近い温度と比較的高水準の応力(通常2×106乃
至107Pa)を使用する必要がある。
この条件下では、樹脂分子の緩和時間は長くなり、分子
は最終製品中でも配向された状態に留シ、製品に所望の
機械的諸性質を付与する。使用温度が高過ぎて例えばベ
ース樹脂のガラス転位温度よシ30乃至40℃高くなっ
たり、あるいは応力水準が低過ぎて例えば1 x 10
6Paであったりすると、樹脂分子の緩和時間は短かく
なり、残存配向が不十分となって最終製品の物理的緒特
性に所望のバランスが得られない。
(発明が解決しようとする問題点) これとは対照的に、真空成形または熱成形操作は、通常
、ベース樹脂のガラス転移温度よシかなり高い温度(4
0℃以上)と比較的低応力下(使用減圧に対応して10
6Pa以下)で行なわれる。
その際の問題は、前述のように物品成形時のその形状に
因る著るしく異なる変形度に対して、壁厚の均一性をい
かに妥当なものとするかである。換言すれば、成形条件
下での成形組成物の延伸粘度(elongationa
lviscosity) e、応力水準を高めることに
よシできるだけ低下させねばならないのである。
(問題点を解決するだめの手段) 本発明は、スチンン系単量体/ニトリル共重合体k ”
?−スとし、形状物品の壁厚を更に均一とするような改
善された延伸流れ特性を有する成形組成物を真空成形ま
たは熱成形して、形状物品を調製する方法を提供する。
更には、本発明に従って調製される形状物品のクリープ
抵抗も著るしく改善される。
本発明は、ベース樹脂としての数平均分子量が3 X 
10’乃至1×105、好ましくは3..5 X 10
’乃至7 X 10’、更に好ましくは4 X 10’
乃至5.5X10’のスチレン系単量体とエチレン性不
飽和ニトリルの第一共重合体連続相を有する樹脂、およ
び添加樹脂としての数平均分子量が3×105乃至3 
X 106、好ましくは5×105乃至2X106、更
に好ましくは8×105乃至1.6X106のスチレン
系単量体とエチレン性不飽和ニトリルの第二共重合体を
、ベース樹脂100重量部当D 0.1乃至20重量部
、好ましくは1乃至6重量部、更に好ましくは2乃至4
重量部含有するブレンドからなる成形組成物を、ベース
樹脂のガラス転移温度よシ40℃以上、好ましくは50
℃以上、更に好ましくは60℃以上(可塑剤入りブレン
ドの場合)の温度、および106Pa以下の応力水準で
成形することからなる形状物品の調製方法を提供するも
のである。
本発明で使用する成形組成物中の第一共重合体および第
二共重合体は、共にスチレン系単量体どエチレン性不飽
和ニトリルからなる。スチレン系単量体は、スチレン自
身、ベンゼン環とビニル基のいずれか、あるいはその双
方が、例えばアルキル基もしくはハロゲン原子で置換さ
れた各種スチレン誘導体である。すなわち、スチレン系
単量体の例ハ、スチレン、オルト−、メタ−およびパラ
−メチルスチレン、24−’)メチルスチレン、オα−
エチルスチレン、α−メチルーツセラーメチルスチレン
、オルト−、メタ−1およびパラ−クロルスチレン、;
44−)fロムスチレンナラヒニ2.       ″
14−ジクロルスチレンである。使用可能なエチレン性
不飽和ニトリルには、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリルおよびエタクリロニトリルが含まれる。所望なら
ば、スチレン系単量体とニトリルとの混合物も使用可能
である。第一および第二共重合体は、通常、65乃至9
0重量%のスチレン性単量体と35乃至10重量%のニ
トリル単量体からなる。
第一および第二共重合体ができるだけ相溶性となシ、か
つ応力による延伸粘度ができるだけ低下するためには、
両共重合体中のスチレン系単量体/ニトリル単量体の重
量比を同等にすることが望ましい。すなわち、前記添加
樹脂のスチレン系単量体/エチレン性不飽和ニトリルの
重量比は11乃至0.9倍なることが好ましく、ベース
樹脂のスチレン系単量体/エチレン性不飽和ニトリルの
重量比よりも若干高目(例えば1.1乃至l、05倍)
であると更に好ましい。第一および第二共重合体ハ、共
にスチレン/アクリロニトリル共重合体であることが好
ましい。
本発明で使用する成形組成物の第一および第二共重合体
は、分子量の点で相異なる。第一共重合体の分子量は、
エンジニアリングプラスチックに供される代表的スチレ
ン系単量体/ニトリル共重合体の分子量である。分子量
の上限は、通常、加工性の限界によシ定まり、一方その
下限は頻々成形物を耐衝撃性にする必要から定まる。第
一および第二共重合体に関して述べた分子量は、数平均
分子量である。第一共重合体の分子量分布は、通常、重
量平均分子量/数平均分子量が2乃至2.5、好ましく
は2.2乃至2.4となる分布である。第二のスチレン
系単量体/ニトリル共重合体の分子量分布は、分子量範
囲の下端域が幅広であってもよく、すなわち、分子量範
囲の下端域の重量平均分子′#/数平均分子量の比を約
2.2 / 1とすることができ、上端部での比は1.
2 / 1乃至1.3 / 1程度の低さが好ましい。
本発明の方法で使用する成形組成物のベース樹脂は、第
一共重合体の連続相を有するものでなければならない。
好適ベース樹脂は、前述のようにABS樹脂である。そ
の他のベース樹脂の例には、未変性SAN樹脂、塩素化
ポリエチレンCA CS )変性のSAN樹脂、エチレ
ン/プロピレン二元共重合ゴムで変性したSAN樹脂(
AEs)、アクリル゛ゴム変性のSAN樹脂(ASA)
およびこれらの混合物がある。唯一要求される事項は、
加工操作時にスチレン系単量体/ニトリル共重合体が連
続相を形成せねばならぬことである。連続相は、その内
部にゴム状耐衝撃性改良剤、好ましくけL4−ブタジエ
ンのゴム状共重合物を分散させたものが好適である。特
に好適な耐衝撃性改良剤は、幹としてポリブタジェンゴ
ムまたはブタジェンとスチレンもしくはアクリロニトリ
ル、あるいはその両者との共重合ゴム、例えば9o乃至
95重量%のブタジェンと5乃至10重量%のスチレン
および/またはアクリロニトリルを含有する共重合体お
よび枝としてスチレン/アクリロニトリル共重合体を含
有するグラフト共重合体である。斯かるグラフト共重合
体中のブタジェン含量は、単量体含量基準で10乃至6
0%が適当である。
本発明の方法で使用する成形組成物の第二のスチレン系
単量体/ニトリル共重合体は、ベース樹脂の連続相を与
える第一共重合体よシも分子量がはるかに高い添加樹脂
である。この第二共重合体は、超高分子量(ultra
−high molecular weight。
UHMW)共重合体と称し得るものである。斯かるUH
MW−共重合体は、標準的重合技術を用い、重合に連鎖
移動剤を使用せぬか、あるいは極く少量に限ることによ
シ調製可能である。斯く製造された重合体は、可成シの
量の低分子量重合鎖を含有することもあシ、UHMW−
共重合体を組成物のその他成分と混合する前にこの低分
子量を除去してもよいし、あるいは除去しなくともよい
。市販のUHMW−3AN樹脂の一つに、ニージン ク
ールマン社(Ugine Kuhlmann)  製の
「プラスティア。
(Plastiflo’) A OL J がある。第
一のスチレン系単量体/二) IJル共重合体の連続相
中に少量のTJHMW−共重合体が存在すると、「歪硬
化(strainhardening) Jとして知ら
れる効果が促進され1、その結果、組成物成形時の変形
は専ら比較的変形されていない域で起り、延伸流れが支
配的な本発明の成形方法でも、壁厚が更に均一な物品が
製造される。また、第一および第二のスチレン系単量体
/ニトリル共重合体の両者が乳化重合で製造される場合
、それらを単にラテックス混合するだけで、本発明の方
法に使用する成形組成物を製造することができる。
本発明に従って為される「歪−硬化」は、UHMW−共
重合体を含有せぬ、あるいは種々の量で含有する組成物
の140℃における定応力クリープ曲線を比較して説明
することができる。斯かる曲線を図1乃至図3に示す。
図1は、メチルエチルケトンに不溶で約105℃のガラ
ス転移温度を有する材料約3.0重量%を含有するAB
S樹脂の定応力クリープ曲線を示す・ABS樹脂のポリ
ブタジェン含量は20重量%である。本樹脂中の連続相
SAN重合体は約42,000の数平均分子量を有し、
S/AN重量比は18/1、重量平均分子量/数平均分
子量の比は約35である。
図2は、図1の曲線を得るのに用いたABS樹脂に、A
BS樹脂樹脂1電0 量1.5XIQ6 のσHMW−8AN共重合体を2重
量部添加した組成物の定応カクリープ曲線である。
このUHMW−3ANはニージン クールマン社製の市
販[プラスティフロ AOtJであって、スチレン/ア
クリロニトリル比は71/29である。
図3は、ABS樹脂100重量部当,!l)UHMW−
8AN  を4重量部含有する図2の曲線を得るのに用
いたものと類似の組成物から得られた曲線を示す。
図1、2および3から判るように、−全変形速度に達す
る変形水準(ヘンキイ(Hθncky)変形)は、UH
MW−8ANの添加により増大する。定常剪断流れ停止
後の応力緩和速度はUH MW − SAN共重合体の
存在にあまシ影響を受けないが、「ダイスエル」すなわ
ち「押出物スェル」はUHMW −3AN共重合体の存
在に強く影響されて増大する。
ベース樹脂として第一のスチレン系単量体/ニトリル共
重合体のみならず、他の熱可塑性重合体とくに塩化ビニ
ル共重合体をも含有する成形組成物も、諸性質が同様に
改善されることが見出された。ABSとPvCの重合体
ブレンドは、一般に各構成重合体の中間性質を有する。
真空成形あるいは熱成形など延伸流れに係る方法では、
ブレンド中のPvC成分は、破壊せずに到達し得る最大
延伸比を減少させ、このことはPvCブレンド物の用途
を厳しく制限する。
PvCベース組成物の加工特性は、少量の高分子量アク
リル加工助剤の添加により改善され、高温溶融延伸特性
の改善ももたらされる。(Pureand Appli
ed Chemistry、第55巻第1号、第177
乃至190頁、1983年)少量のUHMW−スチレン
系単量体/ニトリル共重合体を使用する際にも、ABS
−PVCブレンドの熱延伸特性の改善が認められた。必
要量は加工要求に関連し、UHMW−スチレン系単量体
/ニトリル共重合体の相対的効率、他のブレンド成分の
性質およびブレンド中でのその相対比に応じて変化する
。物性改良剤(たとえばニトリルゴムおよび塩素化ポリ
エチレン)、可塑剤、安定剤および潤滑剤などの添加物
も、延伸特性に効果を与える。一般にベース樹脂100
重量部当り01乃至20重量部、好ましくは1乃至6重
量部、更に好ましくは2乃至4重量部の量の第二共重合
体が有効である。
図4は、下記の同−基本処決を用いた王妃合物に対し、
150℃で行なったこと以外は図1乃至3の曲線を得た
ときと同様にして得られた延伸熱。
時クリープ曲線を示す。
ABS  40phr(ポリブタジェン含量は300重
量部ゲル浸透クロマトグラフで測定した5ANO数平均
分子量は約48000)P V C40phr (懸濁
重合ポリマー、K−因子は71) 可塑剤20 phr (フタル酸ジイソドデシル)安定
剤  3 phr (S n型、市販のイルガスタップ
(工rgastab) l 7 M )(phr=樹脂
100重量部当りの重量部)参照配合物は、一つは重合
体添加剤を含まぬものであり、もう一つは5 phrの
アクリル加工助剤(ロームアントゞハース社(Rohm
 and Haas)の「パラロイド(Paraloi
d) K 120 N J、メタクリル酸メチル95係
とアクリル酸エチル5%の高分子量共重合体)を含有す
る組成物であった。本発明に従って製造した配合物は、
図1乃至3の曲線を得るのに用いたUHMW−8AN、
すなわち[プラスティフロ A O’−Ji5 phr
含有した。図4の曲線で示されるように、UHMW−8
AN共重合物は、サンプル破壊が生ずる前に得られる変
形水準が非常に高いという点で、アクリル加工助剤より
もはるかに良好な結果をもたらすものである。図1乃至
4の曲線を得るのに用いたUHMW−3ANの代りに、
分子量分布が二つの極大値を有し、かつS/AN比が8
0/20(重量基準)のUHMW−8AN(高分子量部
分の数平均分子量は約1.8X106で、低分子量部分
の数平均分子量は約84000)を使用すると、低分子
量部分は延伸粘度ならびに剪断粘度の双方で、ブレンド
物の粘度を低下させる効果を有することが見出された。
UHMW −8AN含有組成物は、その分子量分布の極
大値が1つであろうと2つであろうと、破断伸び特性を
著るしく改善した。(分子量分布の)二極大値を有する
重合体の高分子量部分は、破断伸びを高水準にする有効
成分である。
UHMW−スチレン系単量体/ニトリル共重合物を含有
する組成物を形状物品に成形する際、本発明に従って得
られる厚みの分布は、図5から判るように明らかに改善
される。図5は、UHMW−3AN共重合体(「プラス
ティフo  AOLJ)ko、2または4 phr含有
するABS樹脂配合物を成形した際の隅部厚みの結果を
示すものである。
図6および7は、150℃における延伸粘度/応力のプ
ロットであり、添加樹脂中めスチレン系単量体/エチレ
ン性不砲和ニトリルの重量比を、ベース樹脂中のそれに
多少とも一致させることが望ましいことを示している。
図6および7は、夫夫65/35と70/30のスチレ
ン/アクリロニトリル重量比を有する樹脂のプロット曲
線、およびベース樹脂94. phrとスチレン/アク
リロニトリル重量比が90/10.85/15.80/
20.75/25.70/30および65/35なる各
種のUHMW添加樹脂6 phrからなるブレンドのプ
ロット曲線である。結果から判るように、応力増大に対
する延伸粘度の変化が最小となる好適応答は、添加樹脂
のスチレン/アクリロニトリル重量比がベース樹脂のそ
れよりも若干高目である際に得られる。(図6の70/
30および図7の75/前述のように、本発明に従って
調製される形状物品のクリープ抵抗は、著るしく改善さ
れる。
UHMW−3ANを2 phr Lか含有せぬパイプグ
レードのABS組成物は、UHMW−3ANを含有せぬ
組成物と比較して、3×105秒を超える時間にわたり
15MPaの応力を加えたあとの変形が著るしく減少す
る。これらの実験に用いたベース樹脂は、スチレン/ア
クリロニトリル重量比が65/35で、分子量が580
00の代表的圧力、oイブ用樹脂である。スチレン/ア
クリロニトリル重量比が1.8 / 1 、分子量が4
8000および44000で、ブタジェン含量が30チ
のベース樹脂を含有する組成物では、クリープ抵抗の改
善傾向は更に良好となる。
驚くべきことにUHM’//−8ANi添入しても耐衝
撃性にあまり影響を与えず、ビカット加熱性能を改善し
、かつ剪断粘度への影響は比較的小さい。
すなわち、本発明は驚くべき利益をもたらし、しかも欠
点がほとんどないのである。
【図面の簡単な説明】
図1は、メチルエチルケトンに不溶で約105℃のガラ
ス転位温度を有する材料を約30重置部含有するABS
樹脂の定応力クリープ曲線を示す。 図2は、図1の曲線を得るのに用いたABS樹脂に、A
BS樹脂100重量部当9、数平均分子量1.6X10
6 のUHMW−8AN共重合体を2重量部添加した組
成物の定応カクリープ曲線を示す。 図3は、ABS樹脂100重量部当り、UHMW−8A
Nを4重量部含有する図2の曲線を得るのに用いたもの
と類似の組成物から得られた曲線を示す。 図4は、本文記載の基本処決を用いた王妃合物に対し、
150℃で行なったこと以外は図1乃至図3の曲線を得
たときと同様にして得られた延伸熱時クリープ曲線を示
す。 図5は、UHMW−8AN共重合体(「プラテイフc+
AOLj)を0.2または4phr含有するABS樹脂
配合物を成形した際の隅部厚みの結果を示すものである
。 図6および7は、夫々65/35と70/30のスチレ
ン/アクリロニトリル重量比を有するに−ス樹脂の15
0℃における延伸粘度/応力のプロット曲線である。 (外5名) IPHRUHMW−5ANI − タ遇−4中7代・力(−2呻 Fig、7 泣伸危力(P′L)″ 手  続  補  正  書 昭和61年6月3日 1、事件の表示 昭和61年特許願第76426号 2、発明の名称 熱成形プラスチック物品の製造方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 名称 ボーズ・ワーナー・コーポレーシシン4、代 理
 人 明#III書の[特許請求の範囲]の欄(別紙) [特許請求の範囲]の記載を次の通りに訂正します。 「1)ベース樹脂としての数平均分子量が3×104乃
至lXIO3、好ましくは3,5×104乃至7X10
’、更に好ましくは4×104乃至5.5×104のス
チレン系単量体とエチレン性不飽和二) +フルの第一
共重合体の連続相を有する樹脂、および添加樹脂として
の数平均分子量が3×104乃至3X10’、好ましく
は5×104乃至2×106、更に好ましくは8×10
4乃至1.6×106のスチレン系単量体とエチレン性
不飽和ニトリルの第二共重合体を、ベース樹脂100重
量部当たり0.1乃至20重量部、好ましくは1乃至6
重量部、更に好ましくは2乃至4重量部を含有するブレ
ンドからなる成形組成物を、ベース樹脂のガラス転移温
度より40℃以上、好ましくは50℃以上、更に好まし
くは60°C以上の温度および10’Pa以下の応力水
準で成形することからなる形状物品の調製方法。 2)前記添加ff1(脂のスチレン系単量体/エチレン
性不飽和ニトリルの重量比が、前記ベース樹脂のスチレ
ン系単量体/エチレン性不飽和ニトリルの重量比の1.
1乃至0.9倍好ましくは1.1乃至1.05倍である
特許請求の範囲第1項に記載の方法。 3)前記の第一および第二共重合体が、共にスチレン/
アクリロニトリル共重合体である特許請求の範囲第1項
または第2項に記載の方法。 4)ベース樹脂が、前記の連続相に分散されたゴム状の
耐衝撃性改良剤を含有する特許請求の範囲第1項、第2
項または第3項に記載の方法。 5) ゴム状の耐衝撃性改良剤が、1,4−ブタジエン
重合体を含有する特許請求の範囲第4項に記載の方法。 6)ゴム状耐衝撃性改良剤が、幹としてゴム状のポリブ
タジェンまたはブタノエンとスチレンもしくはアクリロ
ニトリル、あるいはスチレンと7クリロニトリルの両者
との共重合体、および枝としてスチレン/アクリロニト
リル共重合体を含有するグラフト共重合体である特許請
求の範囲第5項に記載の方法。 7) グラフト共重合体のブタジェン含量が、単量体含
量基準で10乃至60%である特許請求の範囲第6項に
記載の方法。 8)ブレンド物が、ポリ塩化ビニルを更に含有する特許
請求の範囲第1項乃至7項に記載の方法。 」以   上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ベース樹脂としての数平均分子量が3×10^4乃
    至1×10^5、好ましくは3.5×10^4乃至7×
    10^4、更に好ましくは4×10^4乃至5.5×1
    0^4のスチレン系単量体とエチレン性不飽和ニトリル
    の第一共重合体の連続相を有する樹脂、および添加樹脂
    としての3×10^5乃至3×10^6、好ましくは5
    ×10^5乃至2×10^6、更に好ましくは8×10
    ^5乃至1.6×10^6のスチレン系単量体とエチレ
    ン性不飽和ニトリルの第二共重合体を、ベース樹脂10
    0重量部当り0.1乃至20重量部、好ましくは1乃至
    6重量部、更に好ましくは2乃至4重量部を含有するブ
    レンドからなる成形組成物を、ベース樹脂のガラス転移
    温度より40℃以上、好ましくは50℃以上、更に好ま
    しくは60℃以上の温度および10^6Pa以下の応力
    水準で成形することからなる形状物品の調製方法。 2)前記添加樹脂のスチレン系単量体/エチレン性不飽
    和ニトリルの重量比が、前記ベース樹脂のスチレン系単
    量体/エチレン性不飽和ニトリルの重量比の1.1乃至
    0.9倍好ましくは1.1乃至1.05倍である特許請
    求の範囲第1項に記載の方法。 3)前記の第一および第二共重合体が、共にスチレン/
    アクリロニトリル共重合体である特許請求の範囲第1項
    または第2項に記載の方法。 4)ベース樹脂が、前記の連続相に分散されたゴム状の
    耐衝撃性改良剤を含有する特許請求の範囲第1項、第2
    項または第3項に記載の方法。 5)ゴム状の耐衝撃性改良剤が、1,4−ブタジエン重
    合体を含有する特許請求の範囲第4項に記載の方法。 6)ゴム状耐衝撃性改良剤が、幹としてゴム状のポリブ
    タジエンまたはブタジエンとスチレンもしくはアクリロ
    ニトリル、あるいはスチレンとアクリロニトリルの両者
    との共重合体、および枝としてスチレン/アクリロニト
    リル共重合体を含有するグラフト共重合体である特許請
    求の範囲第5項に記載の方法。 7)グラフト共重合体のブタジエン含量が、単量体含量
    基準で10乃至60%である特許請求の範囲第6項に記
    載の方法。 8)ブレンド物が、ポリ塩化ビニルを更に含有する特許
    請求の範囲第1項乃至第7項に記載の方法。
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