JPS612528A - 易滑透明性フイルムの製法 - Google Patents

易滑透明性フイルムの製法

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JPS612528A
JPS612528A JP58238358A JP23835883A JPS612528A JP S612528 A JPS612528 A JP S612528A JP 58238358 A JP58238358 A JP 58238358A JP 23835883 A JP23835883 A JP 23835883A JP S612528 A JPS612528 A JP S612528A
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water
polyester
dicarboxylic acid
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克彦 野瀬
Hajime Suzuki
肇 鈴木
Osamu Makimura
牧村 修
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、透明性、易滑性にすぐれたポリエステルフィ
ルムに関する。
ポリエチレンテレフタレート延伸フィルムはすぐれた機
械特性、電気特性、寸法安定を有するため、電気用途、
装飾用途、包装用途、磁気テープ用途等多用な分野の素
材として有用である。しかしながら従来からよく知られ
ている様にポリエステルフィルムの摩擦係数が大きいと
フィルム同士がすべらず極端に悪いとブロッキングを起
こし、フィルムの取り扱いのみならず製膜上特に巻取り
が固辞になる。このため従来までは、フィルムの摩擦係
数を下げるために該フィルムに無機もしくは有機物質を
単独あるいは混合して添加することによりその目的を達
してきた。しかしこの様なフイルムでもその添加量が少
ないとその効果は小さく多量の添加がなされるため該フ
ィルムの透明性濁度などが急激に低下する。
すなわち、透明性を無添加のものとほぼ同一にして該フ
ィルムの摩擦を大巾に低下させたフィルムは得難かった
のである。さらに同一の添加物を同−t[だけポリエス
テルに添加しても摩擦係数の低下の割合は、熱処理条件
に大きく依存し、熱履歴が大きいほどこの低下割合は大
きくなり、また一方ポリエステルフイルムにポリ有機シ
ロキサンなどを添加することにより、易滑透明性に優れ
たフィルムを得る方法が提案されているが、ポリ有機シ
ロキサンの添加量を増すと共に易滑性になるが逆にフィ
ルムの透明性低下はいなめず寸法安定性及びヤング率な
どの機械的性質も低下する傾向があり、更にナール加工
を巻きとる前に施す方法があるが二次加工でのスIJ 
ソ)でナール加工部分がトリミングされたり片側のみに
存在するようになるなど、従来の製造法は難点がある。
本発明者らは、上記の問題を解決すべく鋭意研究の結果
、外部滑剤量が特定量以下のポリエステル樹脂より得ら
れるフィルムに水に不溶性である特定のポリエステル共
重合体を水溶性有機化合物と共に水に分散させ更に無機
粒子、反応性多官能化合物を含有したコーテイング液を
インラインコート法によって積層することにより透明且
つ易滑性の改善されたコーティングポリエステルフィル
ムを製造する方法を提供するものである。
即ち、本発明は溶融押出された未延伸ポリエステルフィ
ルム又は一軸延伸ポリエステルフィルムの少なくとも片
面に (A)全ジカルボン酸成分に0.5〜15モル%のスル
ホン酸金属塩基含有ジカルボン酸を含有する混合ジカル
ボン酸からなる水不溶性ポリエステル共重合体、ω)沸
点60〜200℃の水溶性有機化合物、(C)水、(2
)無機粒子及び(ト)多官能性反応性化合物からなり、 (A)/■)=100/20〜5000  (B)/(
C)=100150〜10000(A)/(D)= 1
0000010.5〜300  (4)/(E)=10
0/1〜40の重量割合に配合されたポリエステル樹脂
の水分散液を塗布したのちこの塗布フィルムを更に二軸
延伸又は、一軸延伸することを特徴とする易滑透明性フ
ィルムの製造法に関する。
この発明の水系分散液に含有されるポリエステル共重合
体(A)は、スルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸0.
5〜15モル%と、スルホン酸金属塩基を含有しないジ
カルボン酸85〜99.5モル%との混合ジカルボン酸
をポリオール成分と反応させて得られた実質的に水不溶
性のポリエステル共重合体である。実質的に水不溶性と
は、ポリエステル共重合体を80℃の熱水中で攪拌して
も熱水中にポリエステル共重合体が消散しないことを意
味し、具体的にはポリエステル共重合体を過剰の80℃
熱水中で24時間像拌処理した後のポリエステル共重合
体の重量減少が5重量%以下のものである。
上記のスルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸としては、
スルホテレフタル酸、5−スルホイソフタル酸、4−ス
ルホフタル酸、4−スルホナフタレン−2,7−ジカル
ボン酸、5[4−スルホフェノキシ〕イソフタル酸等の
金属塩があげられ、特に好ましいのは5−ナトリウムス
ルホイソフタル前、ナトリウムスルボテレフタル酸であ
る。これらのスルホン酸金属塩基含有ジカルボン′e!
成分は、全ジカルボン酸成分に対して0.5〜15モル
%好ましくは0.5〜5モル%であり、15モル%を越
えると水に対する分散性は向上するがポリエステル共重
合体の耐水性が著しく低下し、また0、5モル%未満で
は水に対する分散性が著しく低下する。
ポリエステル共重合体の水に対する分散性は・共重合組
成分、水溶性有機化合物の種類および配合比などによっ
て異なるが、上記スルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸
は水に対する分散性を拶わない限り、少量の方が好まし
い。
スルポン酸金属塩基を含まないジカルボン酸としては、
芳香族、脂肪族、脂環族のジカルボン酸が使用できる。
芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタ
ル酸、オルソフタル酸、2゜6−ナフタレンジカルボン
酸等をあげることができる。これらの芳香族ジカルボン
酸は全ジカルボン酸成分の40モル%以上であることが
好ましく、40モル%未満ではポリエステル共重合体の
機械的強度や耐水性が低下する。脂肪族および脂環族の
ジカルボン酸としては、コハク酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、1.3−シクロペンタンジカルボン酸、1.2−
シクロヘキサンジカルボン酸、1.3−シフ1ffヘキ
サンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸などがあげられる。これらの非芳香族ジカルボン酸成
分を加えると、場合によっては接着性能が高められるが
、一般的にはポリエステル共重合体の機械的強度や耐水
性を低下させる。
上記混合ジカルボン酸と反応させるポリオール成分とし
ては、炭素数2〜8個の脂肪族グリコールまたは炭素@
6〜12個の脂環族グリコールであり、具体的には、エ
チレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1
,3−プロパンジオール、1.4−ブタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、1.6−ヘキサンジオール、1
,2−シクロヘキサンジメタツール、1,3−シクロヘ
キサンジメタツール、1,4−シクロヘキサンジメタツ
ール、P−キシリレングリコール、ジエチレングリコー
ル、Fジエチレングリコールなどである。またポリエー
テルとして、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリテトラメチレングリコールなどがあげ
られる。
ポリエステル共重合体は、通常の溶融重縮合によって得
られる。すなわち上記のジカルボン酸成分およびグリコ
ール成分な直接反応させて水を留去しエステル化したの
ち、重縮合を行なう直接エステル化法、あるいは上記ジ
カルボン酸成分のジメチルエステルとグリコール成分を
反応させてメチルアルコールを留出しエステル交換を行
なわせたのち重縮合を行なうエステル交喚法などによっ
て得られる。その他、溶液重縮合、界面重縮合なども使
用され、この発明のポリエステル共重合体は重縮合の方
法によって限定されるものではない。
上記のポリエステル共重合体の水系分散液を得るには、
水溶性有機化合物とともに水に分散することが必要であ
る。例えば、上記ポリエステル共重合体と水溶性有機化
合物とを50〜200℃であらかじめ混合し、この混合
物に水を加え攪拌して分散する方法、あるいは逆に、混
合物を水に加え攪拌して分散する方法、あるいはポリエ
ステル共重合体と水溶性有機化合物と水とを共存させて
40〜120℃で攪拌する方法がある。
上記水溶性有機化合物は、20℃で1tの水に対する溶
解度が202以上の有機化合物であり、具体的に脂肪族
および脂環族のアルコール、エーテル、エステル、ケト
ン化合物であり、例えばメタノール、エタノール、イソ
プロパツール、n−ブタノール等の1価アルコール類、
エチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコ
ール類、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、n−ブ
チルセロソルブ等のグリコール誘導体、ジオキサン、テ
トラヒドロフラン等のエーテル類、酢酸エチル等のエス
テル類、メチルエチルケトン等のケトン類である。これ
ら水溶性有機化合物は、単独または2種以上を併用する
ことができる。上記化合物のうち、水への分散性、フィ
ルムへの塗布性からみて、ブチルセロソルブ、エチルセ
ロソルブが好適である。
上記の(4)ポリエステル共重合体、(B)水溶性有機
化合物および(C)水の配合重量割合は(4)/ω)=
 100/20〜5000CB)/ (C) = 10
0150〜10000を満足することが重要である。ポ
リエステル共重合体に対して水溶性有機化合物が少なく
(A)/(B)が100/20を越える場合は、水系分
散液の分散性が低下する。この場合、界面活性剤を添加
することによって、分散性を補助することができるが、
界面活性剤の量が多過ぎると接着性、耐水性が低下する
。逆に(4)/(B)がtoo / 5000未満の場
合、または(B) / (C)が100.>50を越え
る場合は、水系分散液中の水溶性有機化合物量が多くな
りインラインコート時の溶剤による爆発の危険性が生じ
、このために防爆対策を構する必要があり、さらに環境
汚染、コスト高となるので化合物回収を考慮する必要が
ある。(6)/(C)がZoo/10000未満の場合
は、水系分散液の表面張力が大きくなり、フィルムへの
濡れ性が低下し、塗布斑を生じ易くなる。この場合、界
面活性剤の添加によって濡れ性を改良することができる
が、界面活性剤の量が多過ぎると上記したと同様に接着
性や耐水性が低下する。
更にこの分散液に添加する(C)無機粒子としては、胡
粉、チョーク、重質炭カル、軽微性炭カル、極微細炭カ
ル、塩基性炭酸マグネシウム、ドロマイト、特殊炭酸カ
ルシウム、カオリン、焼成りレー、パイロフィライト、
ベントナイト、セリサライト、ゼオライト、ネフェリン
・シナイト、タルク、アタパルジャナイト、合成珪酸ア
ルミ、合成珪酸カルシウム、珪藻土、珪 粉、含有微粉
珪酸、無水微粉珪酸、水酸化アルミニウム、パライト、
沈降硫酸バリウム、天然石膏、石膏、亜硫酸カルシウム
などがあり透明性と滑り性との関連でどれを用いてもよ
いが、特に好ましいのは珪酸の天然及び合成品である。
粒径は0.01μ〜10μのものを用いたのが好ましい
。0.01μ以〒の粒径のものでは多足に用いなければ
ならず、10μ以上では粗大突起が生じ逆にすべり性は
悪くなる。
(4)に対して■)の用いる量は、(4)/(D)=1
00000/(15〜300の割合が良く、好ましくは
(4)/■)=1000/20〜100である。
更に本発明の特徴は反応性多官能化合物を併用すること
にある。反応性多官能化合物はエポキシ基、ハロヒドリ
ン基、アジリニル基、イソシアナート基及びそのプンテ
塩、ブロックイソシアナート基、アルコキシル基、アル
キロール基、ビニルスルホン基、ビニルスルホン基発生
体、アクロイル基または活性ハロゲン基を同一分子内に
2つ以上有する化合物であるのが通常である。
エポキシ基を有する化合物としてはエチレングリコール
ジグリシジルエーテル、トリエチグリコールジグリシジ
ルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエー
テル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポ
リプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ネオペ
ンチルグリコールジグリシジルエーテル、1,6ヘキサ
ンジオールジグリシジルエーテル、グリセリンジグリシ
ジルエーテル、トリメチロールプ四パントリグリシジル
エーテル、ビスフェノールAジグリシジル、水添ビスフ
ェノールAジグリシジルエーテル、ビスフェノールAプ
ロピレンオキサイド付加物ジグリシジルエーテルなどが
例示される。
ハロヒドリン基を有する化合物としては上記化合物のプ
リカーサ−がある。
アルキロール基及びアルコキシル基を有する化合物とし
ては、ジメチロール尿素、メチル化トリメチロールメラ
ミン、ジメチロールエチレン尿素ジメチロールアルギル
トリアシン、メチル化ジメチロールウロン、ヘキサメチ
ロールメラミン、ジメチロールプロピレン尿素、ジメチ
 −ルヒドロキシエチレン尿素、テトラメチロ−アセチ
レンジ尿素、4メトキシ5ジメチルプロピレン尿素ジメ
チロール化物、ジメチロールエチルカーバメートなどが
示される。
アジリニル基を有する化合物としては、トリス−2−メ
ヂルートアジリジニル、ホスフィンオキサイドなどがあ
る。
インシアナート基を有する化合物としては、トリレンジ
イソシアナート、ジフェニルメタンジイソシアナート、
ヘキサメチレンジイソシアナート、トリフェニルメタン
トリイソシアナート、トリス(p−イソシアナート化合
物ル)チオホスファイト、ポリメチレンポリフェニルイ
ソシアナート、イソホロンジイソシアナート、キシリレ
ンジイソシアナート、トリメチルールプロパンのトリレ
ンジイソシアナート3モル付加物、そのブロック物とし
ては上記イソシアナート化合物とフェノール、及びフェ
ノール誘導体ラクタムなどとの反応物などが示される。
又、そのプンテ塩としては上記イソシアナート化合物と
亜硫酸ソーダとの反応物がある。
ビニルスルホン基を有する化合物としては、ジビニルス
ルホン、ジヒドロキシエチルスルホン、ジビニルスルホ
ンと亜硫酸ソーダ又はピリジンの付加体などがある。
アクロイル基を有する化合物としては、1,3.5−ト
リアクロイルへキサヒドロ−8−)リアジン活性ハロゲ
ン基を有する化合物としては、ジクロルトリアジン、ジ
フルオロモノクロルピリミジン、ジクロ四キノキザリン
、ジクロロビリミジンなどがあげられるがこれらに限定
されるものでない。
水分散性ポリエステル共重合体に対して上記した多官能
反応性化合物は化合物の種類によっても異なるが、1〜
40重量%併用する事が好ましく、更に好ましくは5〜
20重量%併用する方法であり、1重量%以下では架橋
効果による易滑性向上が少なく、40重量%以上では、
水分散性ポリエステル共重合体の易滑性を減少せしめる
このようにして得られるポリエステル樹脂の水系分散液
をポリエステルフィルムに塗布するには、ポリエステル
フィルムが溶融押出された未延伸フィルム、あるいは二
軸延伸フィルムである。二軸延伸フィルムに塗布するの
は、フィルムが広幅になっており、かつフィルムの走行
速度が速くなっているため均一に塗布しにくいので好ま
しくない。
ポリエステルフィルムに塗布される水系分散液の塗布量
は、二軸延伸後のフィルムに対してポリエステル共重合
体として0.01〜5f/−である。
塗布量が0.01 t /−未満の場合は無機粒子を固
着・する力が弱くなり耐久性能がわるくなる。5.Of
/lr?以上塗布すると逆にすべり性が悪くなる。
以上述べた方法で得られるポリエステルフィルムは透明
性易滑性にすぐれている。
また上記ポリエステル樹脂の水系分散液を塗布スル前に
、ポリエステルフィルムにコロナ放電処理を施すことに
よって、水系分散液の塗布性力(よくなり、かつポリエ
ステルフィルムとポリエステル共重合体塗膜との間の接
着強度が改善さね、るつまたイシラインコート後あるい
は二軸延伸後のポリエステル共重合体層に、コロナ放電
処理、窒素雰囲気下でのコロナ放電処理、紫外線照射処
理などを施すことによってフィルム表面の濡れ性や接着
性を向上させることができる。
上記の方法によって製造されたコーチインク°ポリエス
テルフィルムは、磁気テープ用ベースフィルム、ラベル
ステーカ用ヘースフイルム、ケミカルマット用ベースフ
ィルム、オーツくヘッドプロジェクタ用フィルム、食品
包装用フィルム、その他以下にこの発明の詳細な説明す
る。実施例中部、%は重量基準を示す。
実施例1 (1)  透Ijffポリエチレンテレフタレートの製
造エチレングリコール200m/中に水醗化鉛pbo 
pb(OH)、2.2 y (pb O,95X10−
2モル)を溶解し、この溶液にGem、 2.0 ? 
(1,9X10  ”モル)を添加して197℃のエチ
レングリコールの沸点で還流加熱すると約30分で透明
な溶液が得られた。次にこの溶液を重縮合触媒とするポ
リエチレンテレフタレートの製造を行なった。ジメチル
テレフタレート620部、エチレングリコール480部
、エステル交換触媒として酢酸亜鉛Zn(OAc)2.
2Hρ0.036部をエステル交換反応器にとり、エス
テル交換反応は150℃より230℃に徐々に昇温しつ
つ行ない、120分を要してメタノールの面出を終った
。次いで内容物を重縮合装置に移し、重縮合触媒として
上記触媒溶液2.7部を加え徐々に昇温すると共に減圧
し1時間を要して280℃とし0 、5 mmHyの高
減圧下の重縮合反応を25分間行なって得られたポリマ
ーは極限粘度0.63、融点262℃であった。
(2)  ポリエステル共重合体の水系分散液の製造ジ
メチルテレフタレート117部(49モル%)、ジメチ
ルイソ7タレート117部(49部モル%)、・エチレ
ングリコールio、[(soモル%)、ジエチレングリ
コール58部(50モル%)、酢酸亜鉛0.08部、三
酸化アンチモン0.08部を反応容器中で40〜220
℃に昇温させて3時間エステル交換反応させ、次いで5
−ナトリウムスルホイソフタル酸9部(2モル%)を添
加して220〜260℃、1時間エステル化反応させ、
更に減圧下(10〜0.2 ttanHy )で2時間
重縮合反応を行ない、平均分子量18000 、軟化点
140℃のポリエステル共重合体を得た。このポリエス
テル共重合体300部とn−プチルセpソルブ140部
とを容器中で150〜170℃、約3時間攪拌して、均
一にして粘 な溶融液を得、この溶融液に水560部を
徐々に添加し約1時間後に均一な淡白色の固形分濃度3
0%の水分散液を得た。これに更にサイロイド150を
ポリエステル共重合体に対して500ppms)リメチ
ロールメラミンlO%(トリメチ四−ルメラミンに対し
て塩化マグネシウム3%)を添加混合し、水4500部
、エチルアルコール4500部を加えて希釈し、固形分
濃度3%の塗布液を得た。
(3)  インラインコートフィルムの製造(1) テ
?j 造したポリエチレンテレフタレートを280〜3
00℃で溶融押出し、15℃の冷却ロールで冷却して厚
さ1000ミクロンの未延伸フィルムを得、この未延伸
フィルムを周速の異なる85℃の一対のロール間で縦方
向に3.5倍延伸し、前記の塗布液をエアナイフ方式で
塗布し、70℃の熱風で乾燥し、次いでテンターで98
℃で横方向に3.5倍延伸し、さらに200〜210℃
で熱固定し厚さ100ミクロンの二軸延伸コーティング
ポリエステルフィルムを得た。
実施例2〜3 実施例1においてトリメチロールメラミンの代りにエチ
レングリコールジグリシジルエーテル及び1,3.5 
)リアクロイルへキサヒト四−8−) IJアジンを用
いた以外実施例1と同様にして二軸延伸フィルムを得た
実施例4 実施例1においてポリエステル共重合体のジエチレング
リコールの代りにネオペンチルグリコール、トリメチロ
ールメラミンの代りにヘキサメチロールメラミンを用い
た以外は実施例1と同様にして二軸延伸フィルムを得た
実施例5〜6 実施例4においてサイロイド150の量を変えた以外は
実施例4と同様にして二軸延伸フィルムを得た。
実施例7 実施例4においてポリエチレンテレフタレート中にサイ
ロイド240添加及びポリエステル共重合体のサイロイ
ド150の量を変えた以外実施例4と同様にして二軸延
伸フィルムを得た。
実施例8 実施例4においてポリエステル共重合体の5−ナトリウ
ムスルホイソフタル酸量を増加した以外は実施例4と同
様にして二軸延伸フィルムを得た。
比較例1〜3 実施例1においてトリメチロールメラミンの添加量を変
えた以外実施例1と同様にして二軸延伸フィルムを得た
比較例4 実施例1においてサイロイド150の代りに粒径の大き
いサイロイド620を変えた以外は実施例1と同様にし
て二軸延伸フィルムを得た。
比較例5 実施例1においてポリエステル共重合体中の5ナトリウ
ムスルホイソフタル酸を全ジカルボン酸に対して20モ
ル%に変えた以外は実施例1と同様にして二軸延伸フィ
ルムを得た。
比較例6 実施例5においてポリエチレンテレフタレート中のサイ
ロイド240を400 ppm添加した以外は実施例5
と同様にして二軸延伸フィルムを得た。
比較例7 実施例5においてポリエステル共重合体中のサイロイド
150を5000ppm添加した以外は実施例5と同様
にして二軸延伸フィルムを得た0表中、TPAはテレフ
タル酸換算、IPAはイソフタル酸換算1.SSIは5
ナトリウムイソフタル酸、EGはエチレングリコール、
DEGはジエチレングリコール、NPCはネオペンチル
グリコールである。
第2表中ヘーズはJIS K6714に準じ日本精密光
学社製ヘーズメーターを用いて測定した。
摩擦係数は、ASTM −1894に準じ、東洋精機社
製テンシロンを使用し、塗布面と未塗布面とを合わせて
測定した値である。
ブロッキング性は、塗布面と未塗布面とを密着させて8
X126nに切断し、これを2枚のシリコーンゴムシー
トで挟着し、更にガラス板で挟み、ガラス板上から2 
Kgの荷重を掛け、これを40℃80%RHの雰囲気中
で24時間放置し、しかる後にフィルムを取外してフィ
ルム間のブロッキング状態を目視で判定し、ブロッキン
グ面積の5%以下をOx 5〜20%を△、20%以上
゛を×で示した。
第  2  表 」−記第2表より本実施例に比べて無機粒子のみの添加
の場合(比較例1)、多官能反応性化合物の量が少ない
場合(比較例2)、多い場合(比較例3)は、摩擦係数
が大きく、無機粒子の粒径が大きい場合(比較例4)は
へイズ、摩擦係数共に悪く、ポリエステル共重合体中の
5−スルホイソフタル酸が15モル%以上の場合(比較
例5)はブロッキングしやずく、ポリエチレンテレフタ
レート中の無機粒子が300 ppmを越えた場合(比
較例6)及びポリエステル共重合体中無機粒子が300
0 ppmを越えた場合(比較例7)の場合はへイズが
恕いことがわかる。
特許出願人  東洋紡績株式会社 手  続  補  正  書 昭和58年12月28日 特許庁長官 若 杉 和 夫  殿 昭和58年12月16日付特許願 区 発明の名称 易滑透明フィルムの製法 8、 補正をする者 事件との関係  特許出願人 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 (3工り東洋紡績株式会社 (2)  同第11頁第10行「珪 粉」を「珪石粉」
と訂正する。
(3)  同第18頁第15行「粘 な」を「粘稠なコ
と訂正する。
手続補正書(方式) %式% L 事件の表示 昭和58年特許願第238358号 区 発明の名称 ノIt 易滑透明フィルムの製法 & 補正をする者 4キ 事Iとの関係  特許出願人 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 手  続  補  正  書 昭和60年7月18日 特許庁長官 宇 賀 道 部  殿     ◆1 事
件の表示 昭和58年特許願第238358号 区 発明の名称 易滑透明性フィルムの製法 & 補正をする者 事件との関係  特許出願人 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 昭和58年12月28日付手続補正書の発明の名称の欄 轄J線) 手  続  補  正  書 昭和58年12月28日 特許庁長官 若 杉 和 夫  殿 L 事件の表示 昭和58年12月16日付特許願 2 発明の名称 1穫 易滑透明へフィルムの製法 8 補正をする者 事件との関係  特許出頒人 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 明細書の発明の詳細な説明の欄

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溶融押出された未延伸ポリエステルフィルム又は
    一軸延伸ポリエステルフィルムの少なくとも片面に (A)全ジカルボン酸成分に0.5〜15モル%のスル
    ホン酸金属塩基含有ジカルボン酸を含有する混合ジカル
    ボン酸からなる水不溶性ポリエステル共重合体、(B)
    沸点60〜200℃の水溶性有機化合物、(C)水、(
    D)無機粒子及び(E)多官能性反応性化合物からなり
    、 (A)/(B)=100/20〜5000(B)/(C
    )=100/50〜10000(A)/(D)=100
    000/0.5〜300(A)/(E)=100/1〜
    40の重量割合に配合されたポリエステル樹脂の水分散
    液を塗布したのちこの塗布フィルムを更に二軸延伸又は
    、一軸延伸することを特徴とする易滑透明性フィルムの
    製造法。
  2. (2)ポリエステルフィルムがポリエチレンテレフタレ
    ートフィルムである特許請求の範囲第1項記載の易滑透
    明性フィルムの製造法。
  3. (3)無機粒子の平均第一次粒径が0.01〜10μで
    ある特許請求の範囲第1項記載の易滑透明性フィルムの
    製造法。
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