JPS6092829A - 易滑透明フイルムの製法 - Google Patents

易滑透明フイルムの製法

Info

Publication number
JPS6092829A
JPS6092829A JP58202015A JP20201583A JPS6092829A JP S6092829 A JPS6092829 A JP S6092829A JP 58202015 A JP58202015 A JP 58202015A JP 20201583 A JP20201583 A JP 20201583A JP S6092829 A JPS6092829 A JP S6092829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
film
component
polyester
dicarboxylic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP58202015A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0347178B2 (ja
Inventor
Katsuhiko Nose
克彦 野瀬
Hajime Suzuki
肇 鈴木
Osamu Makimura
牧村 修
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP58202015A priority Critical patent/JPS6092829A/ja
Priority to US06/664,199 priority patent/US4605591A/en
Priority to EP19840112863 priority patent/EP0172269B1/en
Priority to DE8484112863T priority patent/DE3478610D1/de
Priority to KR1019840006700A priority patent/KR890002367B1/ko
Publication of JPS6092829A publication Critical patent/JPS6092829A/ja
Publication of JPH0347178B2 publication Critical patent/JPH0347178B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は,透明性、易滑性にすぐれたポリエステルフィ
ルムに関する。ポリエチレンテレフタレート延伸フィル
ムはすぐれた機械特性.電気特性,寸法安定性を有する
ため,電気用途、装飾用途,包装用途、磁気テープ用途
等多用な分野の素材として有用である。しかしながら、
従来からよく知られている様にポリエステルフィルムの
摩擦係数が大きいとフィルム同士がすべらず極端に悪い
とプロラギングを起こし,フィルムの取り扱いのみなら
ず製膜上特に巻取りが困難になる。このため従来までは
フィルムの馴擦係数を下げるために該フィルムに無機も
しくけ有機物質を単独あるいは混合して添加することに
よりその目的を達してきた。しかし、、この様なフィル
ムに添加量が少ないとその効果は小さく多重・の添加が
なされるため該フィルムの透明性濁度などが急激に低下
する。
すなわち、透明性を無添加のものとほぼ同一にして該フ
ィルムの吠擦係数を大巾に低下させたフィルムは存在し
なかつたのである。さらに同一の添加物を同一量だけポ
リエステルに添加しても摩擦係数の低下の割合は′熱処
理条件に大きく依存し。
熱履歴が大きいほどこの低下割合は大きくなる。
また一方,ポリエステルフィルムにポリ有機シロキサン
などを添加することにより、易滑透明性に優れたフィル
ムを得る方法が提案されているが、ポリ有機シロキサン
の添加量を増すと共に易滑性になるが逆にフィルムの透
明性低下はいなめず。
寸法安定性及びヤング平などの機械的性質も低下する傾
向があり,更にナール加工を巻きとる前に施す方法があ
るが,二次加工でのスリットでナール加工部分がトリミ
ングされたり,片側のみに存在するようになるなど,従
来の製造法は種々の問題を存していた。
本発明者らは.上記の問題を解決すべく鋭意研究の結果
,外部滑剤量が特定量以下のポリエステル樹脂より得ら
れるフィルムに,水に不溶性である特定のポリエステル
共重合体を水溶性有機化合物とともに水に分数させ,更
に無機粒子.水溶性シリコーン化合物を含有したコーテ
ィング剤をインラインコート法によって積層することに
よってフィルムの再洗利用ができ、かつコーティング工
程において防爆安定性がよい透明且つ易滑性の改善され
たコーティングポリエステルフィルムの製造法を提供す
るものである。
すなわち、本発明は,溶融押出された未延伸ポリエステ
ルフィルム又は−軸延伸ポリエステルフィルムの少なく
とも片面に (A)全ジカルボン酸成分に0.5〜15モル−〇スル
ホン酸金属塩基含有ジカルボン酸を含有する混合ジカル
ボン酸成分とグリコール成分とから形成された水不溶性
ポリエステル共重合体 (B)沸点60〜200℃の水溶性有機化合物(C)水 (D)無機粒子 及び (E)水溶性シリコーン化合物 からなり(A)/(B)= 100/20〜5000.
(B)/CC)= 100150〜1 000. (A
) / (D) = 10000010.5〜3000
.(A)/(E)=10010.1〜10の重量割合に
配合されたポリエステル樹脂の水分散液を塗布したのち
この塗布フィルムを更に二軸延伸又は−軸延伸すること
を特徴とする易滑透明性フィルムの製造法である。
この発明の水系分数液に含有されるポリエステル共重合
体(A)は、スルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸0.
5〜15モルチモルスルホン酸金属塩基を含有しないジ
カルボン酸85〜99.5モル饅との、混合ジカルボン
酸をグリコール成分と反応させて得られた実質的に水不
溶性のポリエステル共重合体である。実質的に水不溶性
とは、ポリエステル共重合体を80℃の熱水中で攪拌し
ても熱水中にポリエステル共重合体が消散しないことを
意味し、具体的にはポリエステル共重合体を過剰の80
℃熱水中で24時間攪拌処理した後のポリエステル共重
合体の重量減少が5恵量チ以下のものである。
上記のスルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸としては、
スルホテレフタル酸、5−スルホイソフタル酸、4−ス
ルホフタル酸、4−スルホナフタレン−2,7−ジカル
ボン酸、5[4−スルホフェノキシ〕イソフタル酸等の
金属塩があげられ、特に好ましいのVi5−ナトリウム
スルホイソフタル酸、ナトリウムスルホテレフタル酸で
ある。これらのスルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸成
分は。
全ジカルボン酸成分に対して0.5〜15モルチモルり
、15モモル饅越えると水に対する分散性は向上するが
ポリエステル共重合体の耐水性が著しく低下し、また0
、5モル饅未満では水に対する分散性が著しく低下する
。ポリエステル共重合体の水に対する分散性は、共重合
組成分、水溶性存機化合物の種類および配合比などによ
って異なるが。
上記スルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸は水に対する
分散性を損わない限り、/)>量の方が好ましい◎ スルホン酸金属塩基を含まないジカルボン酸としては、
芳香族、脂肪族、脂環族のジカルボン酸が使用できる。
芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタ
ル酸、オルソフタル酸。
2.6−ナフタレンジカルボン酸等をあげることができ
る。これらの芳香族ジカルボン酸は全ジカルボン酸成分
の40モモル饅上であることが好ましく、40モモル饅
済ではポリエステル共重合体の機械的強度や耐水性が低
下する。脂肪族および脂環族のジカルボン酸としては、
コハク酸、アジピン酸、セパシンe、1,3−シクロペ
ンタンジカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボ
ン酸。
1.3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロ
ヘキサンジカルボン酸などがあげられる。これらの非芳
香族ジカルボン酸成分を加えると、場合によっては接着
性能が高められるが、一般的にはポリエステル共重合体
の機械的強度や耐水性を低下させる。
上記混合ジカルボン酸と反応させるグリコール成分とし
ては、炭素数2〜8個の脂肪族グリコールまたは炭素数
6〜12個の脂環族グリコールであり、具体的には、エ
チレングリコール、1.2−プロピレングリコール、 
1.3−プロパンジオール。
1.4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール。
1.6−ヘキサンジオール、 1.2−シクロヘキサン
ジメタツール、1,3−シクロヘキサンジメタツールT
hl+4−5’クロヘキサンジメタツール、p−キシリ
レングリコール、ジエチレングリコール、トτ ジエチレングリコールなど/6る。またポリエーテルと
して、ポリエチレングリコール、ポリフロピレンゲリコ
ール、ポリテトラメチレングリコールなどがあげられる
ポリエステル共重合体は1通常の溶融蔦縮合によって得
られる。すなわち上記のジカルボン酸成分およびグリコ
ール成分を直接反応させて水を留去しエステル化したの
ち1重組合を行なう直接エステル化法、あるいは上記ジ
カルボン酸成分のジメチルエステルとグリコール成分を
反応させてメチルアルコールを留出しエステル交換を行
なわせたのち重縮合を行なうエステル交換法などによっ
て得られる。その他、溶液重縮合、界面重縮合なども使
用され、この発明のポリエステル共重合体は重縮合の方
法によって限定されるものではない。
上記のポリエステル共重合体の水系分数液を得るには、
水溶性有機化合物とともに水に分散することが必要であ
る。例えば、上記ポリエステル共重合体と水溶性有機化
合物とを50〜2oo℃であらかじめ混合し、この混合
物に水を加え攪拌して分散する方法、あるいは逆に、混
合物を水に加え攪拌して分散する方法、あるいけポリエ
ステル共重合体と水溶性有機化合物と水とを共存させて
40〜120℃で攪拌する方法がある。
上記水溶性有機化合物は、20℃で1ノの水に対する溶
解度が202以上の有機化合物であり。
具体的に脂肪族および脂環族のアルコール、エーテル、
エステル、ケトン化合物であり、例えばメタノール、エ
タノール、イソプロパツール%n−ブタノール等の1価
アルコール類、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール等のグリコール類。
メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、n−ブチルセロ
ソルブ等のグリコール誘導体、ジオキサン。
テトラヒドロフラン等のエーテル類、酢酸エチル等のエ
ステル類、メチルエチルケトン等のケトン類である。こ
れら水溶性有機化合物は、単独または2種以上を併用す
ることができる。上記化合物のうち、水への分散性、フ
ィルムへの塗布性からみて、ブチルセロソルブ、エチル
セロツルフカ好適である。
上記の(A)ポリエステル共重合体、(B)水溶性有機
化合物および(C)水の配合重量割合は(A) / (
B) = 100/’20〜5000(B)/(C)=
 100150〜10000を満足することか重要であ
る。ポリエステル共重合体に対して水溶性有機化合物が
少なく (A)/(B)が100/20を越える場合は
、水系分散液の分散性が低下する。この場合、界面活性
剤を添加することによって、分散性を補助することがで
きるが、界面活性剤の量が多過ぎると接着性、耐水性が
低下する。逆に(A)/CB)75f10015000
未満の場合、t タH(B) / (C)が10015
0を越える場合は、水系分散液中の水溶性有機化合物量
が多くなりインフィンコート時の溶剤による爆発の危険
性が生じ、このために防爆対策を講する必要があり、さ
らに環境汚染、コスト高となるので化合物回収を考慮す
る必要がある。(B) / (C)が100/1000
0未満の場合は、水系分散液の表面張力が大きくなり、
フィルムへの濡れ性が低下し、塗布斑を生じ易くなる。
この場合、界面活性剤の添加によって濡れ性を改良する
ことができるが、界面活性剤の量が多過ぎると上記した
と同様に接着性や耐水性が低下する。
更に、この分散液に添加する(D)無機粒子としては、
胡粉、チョーク、重質炭カル、軽微性炭カル、極微組員
カル、塩基性炭酸マグネシウム、ドロマイト、特殊炭酸
カルシウム、カオリン、焼成りレー、パイロフィライト
、ベントナイト、セリサライト、ゼオライト、ネフエリ
ン・シナイト。
タルク、アタパルジャナイト、合成珪酸アルミ。
合成珪酸カルシウム、珪藻土、珪石粉、含有微粉珪酸、
無水微粉珪酸、水酸化アルミニウム、パライト、沈降硫
酸バリウム、天然石膏、石膏、亜硫酸カルシウムなどが
あり、透明性と滑り性との関連でどれを用いてもよいが
、特に好ましいのは珪酸の天然及び合成品である。粒径
は0.01μ〜10μのものを用いるのが好ましい。0
.01μ以下の粒径のものでは、多量に用いなければな
らず。
10μ以上では粗大突起が生じ逆にすべり性は悪くなる
(A)に対して(D)の用いる量は(A) / (D)
 =10000010.5〜300の割合が良く、好ま
しくは(A)/(D)= 1000/20〜100 で
ある。
更に2本発明の特徴は水溶性シリコーン化合物として分
子量が500〜20000.シリコーン成分が60重量
%以下で、かつエチレンオキサイドとプロピレンオキサ
イドの構成比が下記(II)式を満足する下記一般式(
I)又は(11)あるいは(I)と(I[)の水溶性シ
リコーン化合物を混合することにある。
・・・・・・・・・(N) (式中、Rは水素又は炭素数1〜4の低級アルキル基、
■<′は炭素数1〜4の低級アルキル基、R〃は水素又
は低級アルキル基 R///は炭素数1〜4の低級アル
キレン基+x+’aViO又1d′1以上の整数=Y+
bけ1以上の整数) 分子量が20000を越えると常温での形態がペースト
伏もしくは固体となシ水に対する溶解性が低下し1作業
上の取り扱いの面から実用上好ましくない。逆に500
以下の低分子量域のものは水に列する溶解は良好である
が、熱固定などで蒸発しやすい。エチレンオキサイドと
プロピレンオキサイドの重量構成比はプロピレンオキサ
イドの量が増加し式(I[)でエチオキサイドが10以
下になす高分子量領域となってくると水に対する溶解性
が悪くなるばかりでなく水分散性ポリエステル樹脂との
相容性が悪くなり透明性を低下させる。次に、シリコン
成分については往来より易滑性向上にはジメチルポリシ
ロキサンやメチルハイドロジエンポリシロキサンなどが
よく使用されるが、水分散性ポリエステル樹脂との相溶
性が悪く透明性を低下せしめるだけでなく、接着性、印
刷性を著しく低下せしめるので好ましくない。しかしな
がら、水分散性ポリエステル樹脂に相溶性が良く接着性
を低下させないで易滑性を向上させるには、アルキレン
オキサイドの量とのバランスも重要であって、シリコー
ン成分全体に対して60重@%を越えてはならない。
水分散性ポリエステル共重合体に対して水溶性シリコー
ン化合物を0.05〜10重量%添加することが好まし
く、更に好ましくは0.1〜5重量%添加する方法であ
り、0.05重重量級下では易滑性の効果は少なく、1
0重置饅ではポリエステル共重合体を可塑化してやや粘
着性が生じ逆に易滑〆の水系分散液をポリエステルフィ
ルムに塗布するのは、ポリエステルフィルムが溶融押出
された未延伸フィルム、あるいは−軸延伸フィルムであ
る。二輪延伸フィルムに塗布するのは、フィルムが広幅
になっており、かつフィルムの走行速度が速くなってい
るため均一に塗布しにくいので好ましくない。
ポリエステルフィルムに塗布される水系分散液の塗布量
は、二軸延伸後のフィルム上に存在する量としてポリエ
ステル共重合体として0.01〜5f/dである。塗布
量が0.01f/d未満の場合は無機粒子を固着する力
が弱くなり耐久性能がわるくなる。5,0fld以上塗
布すると逆にすべり性が悪くなる。
以上述べた方法で得られるポリエステルフィル布する前
に、ポリエステルフィルムにコロナ放電処理を施すこと
によって、水系分散液の塗布性がよくなり、かつポリエ
ステルフィルムとポリエステル共重合体塗膜との間の接
着強度が改善される。
またインラインコート後あるいは二軸延伸後のポリエス
テル共重合体層に、コロナ放電処理、窒素雰囲気下での
コロナ放電処理、紫外線照射処理などを施すことによっ
てフィルム表面の濡れ性や接着性を向上させることがで
きる。
上記ノ方法によって製造されたコーティングポリエステ
ルフィルムは、磁気テープ用ベースフィルム、ラベルス
テーカ用ベースフィルム、ケミカルマット用ベースフィ
ルム、オーパヘットフロジエクタ用フィルム、食品包装
用フィルム、ソノ他以下にこの発明の詳細な説明する。
実施例中、部、%は重量基準を示す。
実施例1゜ (1) 透FJAホリエチレンテレフタレートの製造エ
チレングリコール200 ml中に水酸化鉛pbO−p
b(OH)22.2 f (pb O,95X 10−
2 モル) 全溶解し、この溶液KGe022.0 ?
 (1,9X10 ”モル〕を添加して197℃のエチ
レングリコールの沸点テ還流加熱すると約30分で透明
な溶液が得られた。
次にこの溶液を重縮合触媒とするポリエチレンテレフタ
レートの製造を行なった。ジメチルテレフタレート62
0部、エチレングリコール480 部。
エステル交換触媒として酢酸亜鉛Zn(OAc)2*2
H200,036部をエステル交換反応器にとり、エス
テル交換反応は150℃より230℃に徐々に昇温しり
つ行ない% 120分を要してメタノールの溜出を終っ
た。次いで内容物を重縮合装置に移し1重縮合触媒とし
て上記触媒溶液2.7部を加え徐々に昇温すると共に減
圧し、1時間を要して280℃とし0.5■H2の高減
圧下の重縮合反応を25分間行なって得られたポリマー
は極限粘度0.63.融点262℃であった。
(2) ポリエステル共重合体の水系分散液の製造ジメ
チルテレフタレー)117部(49モル%)%ジメチル
イソフタレート117J(49モル%)。
エチレングリコール103部(50モル%)、ジエチレ
ングリコール58部(50モル%)、l[亜鉛0.08
部、二酸化アンチモン0.08部を反応容器中で40〜
220℃に昇温させて3時間エステル交換反応させ、次
いで5−ナトリウムスルホイソフタル酸9部、(2モル
%)を添加して220〜260℃、1時間エステル化反
応させ、更に減圧下(10〜0.2aHf)で2時間重
縮合反応を行ない、平均分子量18000.軟化点14
0℃のポリエステル共重合体を得た。このポリエステル
共重合体300部とn−ブチルセロソルブ140部とを
容器中で150〜170℃、約3時間攪拌して、均一に
して粘稠な溶融液を得、この溶融液に水560部を徐々
に添加し約1時間後に均一な淡白色の固形分濃度30%
の水分散液を得、これに更にサイロイド150をポリエ
ステル共重合体に対して500ppmm式(I)の分子
量600%シリコン成分37wt%、エチレンオキサイ
ド80wtチのシリコーン化合物を3添加混合し、水4
500部、エチルアルコール4500部を加えて希釈し
固形分濃度3%の塗布液を得た。
(3) インラインコートフィルムの製造(1)で製造
したポリエチレンテレフタレートを280〜300℃で
溶融押出し、15℃の冷却ロールで冷却して厚さ100
0ミクロンの未延伸フィルムを得、この未延伸フィルム
を周速の異なる85℃の一対のロール間で縦方向に3.
5倍延伸し。
前記の塗布液をエアナイフ方式で塗布し、70℃の熱風
で乾燥し、次いでテンターで98℃で横方向に3.5倍
延伸し、さらに200〜210℃で熱固定し厚さ100
ミクロンの二軸延伸コーティングポリエステルフイルム
ヲ得た。
以下余白 実施例2〜3 実施例1においてシリコン化合物〔工〕の分子量及びシ
リコーン成分、エチレンオキサイド量の異なったシリコ
ン化合物を添加した以外実施例1と同様にして二軸延伸
フィルムを得た。
実施例4゜ 実施例1においてポリエステル共重合体のジエチレング
リコールの代りにネオペンチルグリコール、シリコン化
合物〔工〕の代りにシリコン化合物(II)を用いた以
外は実施例1と同様にして二軸延伸フィルムを得た。
実施例5〜6 実施例4においてサイロイド150の蓋を質えた以外は
実施例4と同様にして二軸延伸フィルムを得た。
実施例7 実施例4においてポリエチレンテレフタレート中にサイ
ロイド240添加及びポリエステル共重合体のサイロイ
ド150の量を変えた以外は実施例4と同様にして二軸
延伸フィルムを得た。
実施例8゜ 実施例4においてシリコン化合物をCI[]変え添加量
を増加鴫た以外実施例4と同様にして二軸延伸フィルム
を得た。
実施例9゜ 実施例4においてポリエステル共重合体中の5ナトリウ
ムスルホイソフタル酸を増加し実施例1の57リコ一ン
化合物を用いた以外は実施例1と同様にして二軸延伸フ
ィルムを得た。
比較例1〜2 実施例1においてポリエステル共重合体中のサイロイド
150又はシリコン化合物を除去した以外は実施例1と
同様にしてこ軸延伸フィルムを得たO 比較例3〜5 実施例1においてシリコン化合物(I)における分子量
、シリコン成分(%)、エチレンオキサイドC%)を各
々変えた以外は実施例1と同様にして二軸延伸フィルム
を得た。
比較例6゜ 実施例1においてサイロイド150の代すに粒径の大き
いサイロイド620を変えた以外は実施例1と同様にし
て二軸延伸フィルムを得た。
比較例7゜ 実施例1においてシリコン化合物〔工〕をポリエステル
共重合体に対して20%添加した以外は実施例1と同様
にして二軸延伸フィルムを得た。
比較例8゜ 実施例1においてポリエステル共重合体中の5−ナトリ
ウムスルホイソフタル酸を全ジカルボン酸に対して20
モル優に変えた以外は実施例1と同様にして二軸延伸フ
ィルムを得た。
比較例9゜ 実施例7においてポリエチレンテレフタレート中のサイ
ロイド240を400ppmi加した以外は実施例7と
同様にして二輪延伸ポリエステルフィルムを得た。
比較例10゜ 実施例5においてポリエステル共重合体中のサイロイド
150を5000 ppm&加した以外は実施例5と同
様にして二輪延伸ポリエステルフィルムを得た。
表中、TPAはテレフタル酸換算、IPAはイソフタル
換算、 s s rは5−ナトリウムスルホイソフタル
酸、EGけエチレングリコール、DEGはジエチレング
リコール、NPGiiネオペンチルグリコールである。
第2表 第2表中ヘーズはJIS K6714に準じ1日本精密
光学社製へ−ズメーターを用いて測定した。
摩擦係数は、ASTM−1894に準じ、東洋精機社製
テンシロンを使用し、塗布面と未塗布面とを合わせて測
定した値である。
ブロッキング性は、塗布面と未塗布面とを密着させて8
×12crnに切断し、これを2枚のシリコーンゴムシ
ートで挟着し、更にガラス板で挾み、ガラス板上から2
橡の荷重を掛け、これを40℃。
80%RHの雰囲気中で24時間放置し、しかる後にフ
ィルムを取外してフィルム間のブロッキング状態を目視
で判定し、ブロッキング面積の5%以下を0,5〜20
%をΔ、20%以上を×で示した。
上記第2表より本実施例に比べて、シリコーン化合物の
みの添加の場合(比較例1)、無機粒子のみの添加の場
合(比較例2)、無機粒子の粒径が大きい場合(比較例
6)、シリコーン化合物を多量添加した場合(比較例7
)は、滑り性が悪くシリコン化合物の分子量が極大の場
合(比較例3ン。
シリコン成分が60重訃襲を超えた場合(比較例4)、
エチレンオギサイド量が10重@′チより少ない場合(
比f例5)、ポリエチレンテレフタレート中の無機粒子
が300 ppm (比較例9)越えた場合、ポリエス
テル共重合体中の無機粒子が3000 ppmを越えた
場合(比較例10)と比較例6.7Fi透明性が悪く、
シリコーン成分のみの添加の場合(比較例1)、シリコ
ーン多’lit &加の場合(比較例7〕、ポリエステ
ル共重合体中の5−スルホイソフタル酸が15モルチ以
」二の場合(比較例8)はブロッキングしやすいことが
わかる。
特許出願人 東洋紡耘株式会社 手 続 補 正 書(自発) 昭和59年11月22日 特許庁長官 志 賀 学 殿 層重 L 事件の表示 特願昭58−2020’15号 2 発明の名称 易滑透明フィルムの製法 8、 補正をする者 事件との関係 特許出願人 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 (316)東洋紡績株式会社 明細書の「特許請求の範囲」および「発明(2) 明細
書の第7頁第1行目 r (A)/(m) −10010,1〜10」を「(
A) / (E) −10070,05〜lO」に訂正
する。
(8)同11頁第15行目 「グリコール類。」を「グリコール類、」に訂正する。
(4) 同第14頁第5行目〜第6行目[(A)/(D
) = 10000010.5〜300」を「(A)/
(D)= 10000010.5〜3000Jに訂正す
る。
(5) 同第15頁第1行目〜第2行目(OC2H5)
a −(QC!3H6)13 R’ Jに訂正する。
(6) 同第18頁第13行目 「その他jを「その他の用途に広く用いられる」に訂正
する。
(7) 同第22頁第1表中 比較例8のジカルボン酸(モル%)のT P A N工
PAの割合である「49」、「49」を夫々「40」、
「40」に訂正する。
(8) 同第22頁第1表中 無機粒子サイロイド150の粒径「25μ」を「2.5
μ」に訂正する。
(9)同第22頁第1表中 無機粒子「サイロイド620」を「サイロイド600」
に訂正する。
αO) 同第24頁第2行目 「シリコン化合物を(U)変え」を「シリコン化合物を
〔I〕に変え」に訂正する。
別 紙 特許請求の範囲 (1)溶融押出された未延伸ポリエステルフィルム又は
−軸延伸ポリエステルフィルムの少なくとも片面に (A)全ジカルボン酸成分に0.5〜15モル%のスル
ホン酸金属塩基含有ジカルボン酸を含有する混合ジカル
ボン酸成分とグリコール成分とから形成された水不溶性
ポリエステル共重合体 (B)沸点60〜200℃の水溶性有機化合物(p)水 (I))無機粒子 及び (R’)水溶性シリコーン化合物 からなり、(A)/(B)= 100/20〜5000
、(B) / rC) =100150〜1000、(
A)/(D)= 10000010.5〜3000、(
A)/ (E) = 10010.05〜10の重量割
合に配合されたポリエステル樹脂の水分散液を塗布した
のちこの塗布フィルムを更に二軸延伸又は−軸延伸する
ことを特徴とする易滑透明性フィルムの製法。
(2) ポリニスオルフィルムがポリエチレンテレフタ
レートフィルムである特許請求の範囲第1項記載の方法
(3) 水溶性シリコーン化合物は、その分子量が50
0〜20000、シリコーン成分が60重量%以下でか
つシリコーン化合物中のエチレンオキサイドとプロピレ
ンオキサイドの構成比が下記式(I)を満足する下記一
般式(1)又は(n)の化合物である特許請求の範囲第
1項記載の方法。
(式中、Rは水素又は炭素数1〜4の低級アルキル基 
R/は炭素数1〜4の低級アルキル基 Bsは水素又は
低級アルキル基、R# は炭素数1〜4の低級アルキレ
ン基、x、aは0又は1以上の整数、y、b は1以上
の整数) (4) 水溶性シリコーン化合物が、一般式(I)と(
I+)の割合が(I) / (If) = 0.1〜2
0の割合で混合されている特許請求の範囲第3項記載の
方法。
(5)無機粒子の平均第一次粒径が0.01〜10μで
ある特許請求の範囲第1項記載の方法。
(6)溶融押出された未延伸ポリエステルフィルム又は
−軸延伸ポリエステルフィルムの外部滑剤量が300 
ppn1以下である特許請求の範囲第1項記載の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) 溶融押出された未延伸ポリエステルフィルム又
    は−軸延伸ポリエステルフィルムの少なくとも片面に (A)全ジカルボン酸成分に0.5〜15モルチのスル
    ホン酸金属塩基含存ジカルボン酸を含有する混合ジカル
    ボン酸成分とグリコール成分とから形成された水不溶性
    ポリエステル共重合体 (B)沸点60〜200℃の水溶性有機化合物(C)水 (D)無機粒子 及び (E)水溶性シリコーン化合物 からなり、(A)/(B)= 100/20〜5000
    、(B)/(C)= 100150〜1000. (A
    ) / (D) =10000010.5〜3000.
     (A) / (E) = 10010.05〜100
    重量割合に配合されたポリエステル樹脂の水分散液を塗
    布したのちこの塗布フィルムを更に二軸延伸又は−軸延
    伸することを特徴とする易滑透明性フィルムの製法。 (2) ポリエステルフィルムがポリエチレンテレフタ
    レートフィルムである特許請求の範囲第1項記載の方法
    。 (3) 水溶性シリコーン化合物は、その分子量が50
    0〜20000、シリコーン成分が60M量チ以下でか
    つシリコーン化合物中のエチレンオキサイドとプロピレ
    ンオキサイドの構成比が下記式(ffi)を満足する下
    記一般式(1)又は(II)の化合物である特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 ・・・・・・・・・(I[) (式中、Rは水素又は炭素数1〜4の低級アルキル基 
    R/は炭素数1〜4の低級アルキルは水素又は低級アル
    キル基,R″は炭素数1〜4の低級アルキレン基,X,
    aは0又は1以上の整数s )’ t bは1以上の整
    数)(4) 水溶性シリコーン化合物が,一般式(I)
    と(I[)の割合がCI) / (I[) = 0.1
    〜20の割合で混合されている特許請求の範囲第3項記
    載の方法。 (6) 溶融押出された未延伸ポリエステルフィル
JP58202015A 1980-10-27 1983-10-27 易滑透明フイルムの製法 Granted JPS6092829A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58202015A JPS6092829A (ja) 1983-10-27 1983-10-27 易滑透明フイルムの製法
US06/664,199 US4605591A (en) 1983-10-27 1984-10-24 Thermoplastic resin film laminate and production thereof
EP19840112863 EP0172269B1 (en) 1983-10-27 1984-10-25 Thermoplastic resin film laminate and production thereof
DE8484112863T DE3478610D1 (en) 1983-10-27 1984-10-25 Thermoplastic resin film laminate and production thereof
KR1019840006700A KR890002367B1 (ko) 1980-10-27 1984-10-27 열가소성수지 필름 적층물 및 그 제법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58202015A JPS6092829A (ja) 1983-10-27 1983-10-27 易滑透明フイルムの製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6092829A true JPS6092829A (ja) 1985-05-24
JPH0347178B2 JPH0347178B2 (ja) 1991-07-18

Family

ID=16450509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58202015A Granted JPS6092829A (ja) 1980-10-27 1983-10-27 易滑透明フイルムの製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6092829A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS615941A (ja) * 1984-06-19 1986-01-11 東レ株式会社 易接着性ポリエステルフイルム
JPS61295037A (ja) * 1985-06-25 1986-12-25 東洋紡績株式会社 熱可塑性樹脂フイルム積層物
JPS63288749A (ja) * 1987-05-21 1988-11-25 Toyobo Co Ltd 耐水接着性二軸配向フイルム
JPH02310048A (ja) * 1989-05-25 1990-12-25 Toray Ind Inc 積層体
FR2654675A1 (fr) * 1989-11-21 1991-05-24 Rhone Poulenc Films Films polyester composites leur procede d'obtention et leur utilisation comme support de revetement finals d'application.
US9260613B2 (en) 2009-07-14 2016-02-16 Imerys Minerals Limited Clear coating compositions comprising particulate inorganic mineral
JP2016064519A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 三菱樹脂株式会社 積層ポリエステルフィルム
JP2016064518A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 三菱樹脂株式会社 積層ポリエステルフィルム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104708719B (zh) * 2013-12-13 2016-11-02 无锡斯达新能源科技股份有限公司 一种双头摇摆式蓝宝石晶圆开方机

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5443017A (en) * 1977-09-12 1979-04-05 Toray Industries Substrate for information recording material

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5443017A (en) * 1977-09-12 1979-04-05 Toray Industries Substrate for information recording material

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS615941A (ja) * 1984-06-19 1986-01-11 東レ株式会社 易接着性ポリエステルフイルム
JPS61295037A (ja) * 1985-06-25 1986-12-25 東洋紡績株式会社 熱可塑性樹脂フイルム積層物
JPS63288749A (ja) * 1987-05-21 1988-11-25 Toyobo Co Ltd 耐水接着性二軸配向フイルム
JPH02310048A (ja) * 1989-05-25 1990-12-25 Toray Ind Inc 積層体
FR2654675A1 (fr) * 1989-11-21 1991-05-24 Rhone Poulenc Films Films polyester composites leur procede d'obtention et leur utilisation comme support de revetement finals d'application.
US9260613B2 (en) 2009-07-14 2016-02-16 Imerys Minerals Limited Clear coating compositions comprising particulate inorganic mineral
JP2016064519A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 三菱樹脂株式会社 積層ポリエステルフィルム
JP2016064518A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 三菱樹脂株式会社 積層ポリエステルフィルム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0347178B2 (ja) 1991-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR890002367B1 (ko) 열가소성수지 필름 적층물 및 그 제법
JPS6092829A (ja) 易滑透明フイルムの製法
JP3245910B2 (ja) 表面処理二軸延伸ポリエステルフィルム
US5674618A (en) Biaxially oriented polyester film
JPH0422692B2 (ja)
JPS60141525A (ja) 易接着制電性ポリエステルフイルムの製法
JPH0410858B2 (ja)
JPH0376207B2 (ja)
JPH0149114B2 (ja)
JPH0376655B2 (ja)
JPS62152850A (ja) 熱可塑性樹脂フイルム積層物及びその製法
JP2001096696A (ja) 被覆ポリエステルフィルム
JPS61254637A (ja) 易滑透明性フイルム及びその製造法
JPS63115747A (ja) 熱可塑性樹脂フィルム積層物及びその製造法
JPH0747304B2 (ja) 熱可塑性樹脂フイルム積層物及びその製造法
JPH04226562A (ja) 水溶性共重合ポリエステル樹脂組成物
JPS63267550A (ja) 熱可塑性樹脂フイルム積層物
JPS63254037A (ja) 熱可塑性樹脂フイルム積層物
JPS61295037A (ja) 熱可塑性樹脂フイルム積層物
JPH03215588A (ja) 水溶性ポリエステル系帯電防止剤
KR950012796B1 (ko) 열가소성 수지필름 적층물
JP3303339B2 (ja) 改質ポリエステルおよびその製造方法
JPH0349751B2 (ja)
JPH1199603A (ja) 多層ポリエステルシート
JP2003211608A (ja) 包装用ポリエステルフィルム

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees