JPS63115747A - 熱可塑性樹脂フィルム積層物及びその製造法 - Google Patents

熱可塑性樹脂フィルム積層物及びその製造法

Info

Publication number
JPS63115747A
JPS63115747A JP26346086A JP26346086A JPS63115747A JP S63115747 A JPS63115747 A JP S63115747A JP 26346086 A JP26346086 A JP 26346086A JP 26346086 A JP26346086 A JP 26346086A JP S63115747 A JPS63115747 A JP S63115747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
dicarboxylic acid
thermoplastic resin
water
resin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26346086A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07108563B2 (ja
Inventor
敬也 井上
浩三 前田
克彦 野瀬
長原 良和
牧村 修
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP26346086A priority Critical patent/JPH07108563B2/ja
Publication of JPS63115747A publication Critical patent/JPS63115747A/ja
Publication of JPH07108563B2 publication Critical patent/JPH07108563B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は透明で帯電防止性の優れた熱可塑性樹脂フィル
ム積層物およびその製法を提供するものである。
(従来の技術) 周知の如く熱可塑性樹脂フィルム、例えばポリエステル
、ポリアミド、ポリプロピレン等、特にポリエステルフ
ィルムとりわけポリエチレンテレフタレートフィルムは
高度の結晶性、すぐれた透明光沢性、力学的性質、耐薬
品性、#熱性等を有することから、広範囲な用途に年々
急速に使用されている。
しかし、一般のポリエステルフィルムは高度の電気絶縁
性を有しているため、静電気の発生、蓄&を生じやすく
、静電気障害による種々のトラブルを惹起するという欠
点を有している。例えば、製膜工程や印刷、接着、製袋
、包装、その他2次加工工程等において、ロールへの巻
きつき1人体への電気ショック、取扱い困嬉のような作
業能率の低下や、印刷ヒゲの発生、フィルム表面の汚れ
など商品価値の低下をもたら−r原因となる。このよう
な静電気障害防止法として一般に帯電防止剤を樹脂中に
練込み製膜する方法とフィルム表面に帯電防止剤を塗布
する方法とがある。ポリエステルフィルムに関しては、
このいわゆる練込型帯電防止処理法がフィルム内部より
帯電防止剤が表面ににじみ出ることによって帯電防止効
果を発揮するのに対して、ポリエステル樹脂の高い2次
転移温度の為にフィルム製膜後、常温付近の温度では帯
電防止剤のフィルムへのしみ出しが行われず。
一方、1M膜温度条件が高いことやポリエステル自体の
もつ極性基の高い反応性のために帯電防止剤の配合によ
って製膜時に重合体の劣化を生じたり、着色及び物理的
性質の低下をもたらすなどの問題があり、困難であった
。特に2軸延伸したポリエステルフィルムの場合、延伸
工程でフィルム表面上にある帯電防止剤が逃散消失する
ため全く帯電防止効果を示さなくなる場合が多く、さら
に帯電防止剤のうちの多くはポリエステルフィルムの配
合によってフィルムの透明性を極度に低下させるもので
あり、実用に供し難い。又フィルム表面に帯電防止剤を
塗布する通常の方法はそれだけ余分な加工工程が必要で
あり、経済的に不利である。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは前記従来の技術に2ける問題点すなわち透
明性を損なわずに制N性を付与することの困難性を解決
するため鋭意研究、努力した結果。
本発明を完成させるに到った。
(問題点を解決するための手段) すなわち本発明は、(A)全ジカルボン酸成分に対し0
.5〜15七ルーのスルホン酸金属塩基含有ジカルボン
酸を含有する混合シカρポン酸成分とグリコール成分と
から形成された水不溶性ポリエステル共重合体及び(B
)下記式で示される共縮合物の混合物を含有する層が少
なくとも片面に積層されてなることを特徴とする熱可塑
性樹脂フィルム積層物 HO+R1〇九千R20÷。H (但しIn1mは6〜1200の整数* RI+R2は
炭素数が1〜4のアルキレン基又はアリーレン基。
R1≠R2であり、かつR1≠R2のうちいずれか一方
が炭素数3以上のアルキレン基又はアリ−レジ基) および溶融押出された未延伸熱可塑性相)揖フィルム又
は、一軸延伸熱可塑性樹脂フィルムの少なくとも片面に
(A)全ジカルボン酸成分に対し O,5〜15モA/
%のスルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸を含有する混
合ジカルボン酸成分とグリコール成分とから形成された
水不溶性ポリエステル共重合体及び(B)下記式で示さ
れる共縮合物の混合物を含有する塗布液を塗布後更に二
軸延伸又は一軸延伸する事を特徴とする熱可塑性樹脂フ
ィルム積層物の製法である。
HOそRtOテR20→−mH (但し、ntmは6〜1200の整数* R11R2は
炭素数が1〜4のアルキレン基又はナリーレン基。
R1≠R2であジ、かつRhR2のうちいずれか一方が
炭素数3以上のアルキレン基又はアリーレン基〕 本発明のポリエステル共重合体(A)は、スルホン酸金
mu基含有ジカルボン酸0.5〜15モIv%と、スル
ホン酸金属塩基を含有しないジカルボン酸85〜99.
5七ル饅との混合ジカルボン酸?グリコール成分と反応
させて得られた実質的に水不lS性のポリエステル共重
合体である。実質的に水不溶性とは、ポリエステル共重
合体を80℃の熱水中で攪拌しても熱水中にポリエステ
ル共重合体が消散しないことを意味し、具体的にはポリ
エステル共重合体を過剰の80℃熱水中で24時間攪拌
処理した後のポリエステル共重合体の重量減少が5重M
%以下のものである。
上記のスルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸としてハ、
スルホテレフタル酸、5−スルホイソフタ/L’酸、4
−スルホフタル酸s4−スルホナフタレン−2,7−ジ
カルポン酸、5(4−スルホフェノキシ〕イソフタル酸
等の金属塩があげられ、特に好ましいのは5−ナトリウ
ムスルホイソフタル酸、ナトリウムスルホテレフタル酸
である。これらのスルホン酸金属塩基含存ジカルボン酸
成分は。
全ジカルボン酸成分に対して0.5〜15七ルチであり
、15モIvtst−越えるとポリエステル共重合体の
耐水性が著しく低下し、また0、5七ル一未満では不活
性粒子に対する分数性が着しく低下する。
ポリエステル共重合体の水に対する分数性は。
共重合組成分、水溶性有機化合物の種類および配合比な
どによって異なるが、上記スルホン酸金属塩基含有ジカ
ルボン酸は水に対する分数性を損わない限り、少墓の方
が好ましい。
スルホン酸金属塩基を含まないジカルボン酸としては、
芳香族、脂肪族、指環族のジカルボン酸が使用できる。
芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、インフタ
ル酸、オルソフタル酸。
2.6−ナフタレンジカルボン酸等をあげることができ
る。これらの芳香族ジカルボン酸は全ジカルボン酸成分
の40モル−以上であることが好ましい。400七ル一
満ではポリエステル共重合体の機械的強度や耐水性が低
下する。脂肪族および指環族のジカルボン酸としては、
コハク酸、アジピン酸、セパシン酸、  1.3−シク
ロペンタンジカルボン酸% 1,2・−シクロヘキサン
ジカルボン酸。
1.3−シクロヘキサンジカルボンeI!、  1.4
−シクロヘキサンジカルボン酸などがあげられる。これ
らの非芳香族ジカルボン酸成分を加えると、場合によっ
ては接清注能が高められるが、一般的にはポリエステル
共重合体の機械的強度や耐水比を低下させる。
上記混合ジカルボン酸と反応させるグリコール成分とし
ては、炭素数2〜8個の脂肪族グリコールまたは炭素数
6〜12個の指環族グリコールであり、具体的には、エ
チレングリコ−/’1112−プロピレングリコール、
  1.3−プロパンジオール。
1.4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール。
1.6−ヘキサンジオール、  1.2−シクロヘキサ
ンジメタノ−A/mL3−シクロヘキサンジメタノ−/
L’S  114−シクロヘキサンジメタツール、p−
キシリレングリコール、ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコールなどである。またポリエーテルとして
、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
、ポリテトラメチレングリコールなどがあげられる。
ポリエステル共重合体は1通常の溶融重縮合によって得
られる。すなわち上記のジカルボン酸成分およびグリコ
ール成分を直接反応させて水を留去しエステル化したの
ち、重縮合を行なう直接エステル化法、あるいは上記ジ
カルボン酸成分のジメチルエステルとグリコール成分を
反応させてメチルアルコールを留出しエステル交換を行
なわせたのち重縮合を行なうエステル交換法などによっ
て得られる。その他、溶液重縮合、界面重稲合なトモ使
用され、この発明のポリエステル共重合体はTX縮合の
方法によって限定されるものではない。
上記のポリエステル共重合体の水系分数液を得るには、
水溶性有機化合物とともに水に分散することが必要であ
る。例えば、上記ポリエステル共重合体と水溶性有機化
合物とt−50〜240℃であらかじめ混合し、この混
合物に水を加え攪拌して分散する方法、あるいは逆に、
混合物を水に加え攪拌して分散する方法、あるいはポリ
エステル共重合体と水溶性有機化合物と水とを共存させ
て40〜120℃で攪拌する方法がある。
上記水溶性有機化合物は、20℃で11の水に対する溶
解度が20!?以上の有機化合物であり。
具体的に脂肪族および指環族のアルコール、エーテル、
エステル、ケトン化合物であり、例えばメタノール、エ
タノール、インプロパツールS n−ブタノ−μ等の1
価アルコール類、エチレングリコール、プロピレングリ
コール等のグリコール類。
メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、n−グチルセロ
ソルブ等のグリコール誘導体、ジオキサン。
テトラヒドロフラン等のエーテル類、酢酸エチル等のエ
ステル類、メチルエチルケトン等のケトン類である。こ
れら水溶性有機化合物は、単独または2種以上を併用す
ることができる。上記化合物のうち、水への分散性、フ
ィルムへの塗布性からみて、グチルセロソルブ、エチル
セロソルブが好適である。
上記の(A)ポリエステル共重合体、(C)水mfl有
機化合物および(D)水の配合重量割合は(A) / 
(C)冨100/20〜5000(c) / (D)り
100150〜10000を満足することが重要である
。ポリエステル共重合体に対して水溶性有機化合物が夕
なく (A)/(C)が100/20を越える場合は、
水系分数液の分数性が低下する。この場合、界面活性剤
t−添加することによって1分数l!1:t−補助する
ことができるが。
界面活性剤の量が多過ぎると接着性、耐水性が低下する
。逆に(A) / (C)が10015000  未満
の場合、または(C) / CD)が100150を越
える場合は。
水系分数液中の水溶性有機化合物量が多くなりインライ
ンコート時の溶剤による爆発の危険比が生じ、このため
に防爆対策を講する必要がありさらに環境汚染、コスト
高となるので化合物回収を考慮する必要がある。(C)
 / CD)が100/10000未満の場合は、水系
分数液の表面張力が大きくなり、フィルムへの濡れ性が
低下し、塗布斑を生じ易くなる。
この分数液と混合する(B)共縮合ポリエーテルは分子
Mk1000〜100000が最適であり1次式で示さ
れる構造f:育するものである。
HOそRIO殆千R20+−mH (但し、n9mは6〜1200の整数s RbR2は炭
素数が1〜4のアルキレン基又はアリーレン基。
R1ΦR2であり、かつR1+R2のうちいずれか一方
が炭素数3以上のアルキレン基又はアリーレン基) なお、上記式のうちRtOtlhOのセグメントがラン
ダムに縮合されているものの方がより好ましいO また、上記式の構造を有するものの中ではポリオキンエ
チレン−ポリオキシプロピレン縮合物が特に好ましく1
分子量1000〜3000 、共重合の組成が80〜5
/20〜95がよく、縮合物の構造がランダム共重合体
である方がよりよい制[性を示す。これらのポリオキシ
エチレン−ポリオキシプロピレンに6合物はポリエステ
ル共重合体(A)中に5〜30澁鰍の蓋を混合して用い
る。ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン縮合物
の混合量が少なすぎると制電比が発揮できず、多すぎる
と塗工性に問題が生じたり、フィルムのブロッキングが
起ったりする。
また、これらのポリオキシエチレン−ポリオキシプロピ
レン催合物とアニオン系帯電防止剤などの他の帯電防止
剤や不活性粒子等を併用することはポリオキシエチレン
−ポリオキシプロピレン縮合物の制電効果を何ら妨ける
ものではない。
このようにして得られるポリエステル共重合体の水系分
数液をポリエステルフィルムにコート法で塗布するのは
、ポリエステルフィルムがm M 押出された未延伸フ
ィルム、あるいは一軸延伸フィルム又は二軸延伸フィル
ムのいずれでもよいが。
二軸延伸フィルムに塗布するのはフィルムが広巾になっ
ており、かつフィルムの走行速度が速くなっているため
均一に塗布しに<<、更に前二者がコート剤の密着性、
耐久性などの点でより好ましいO ポリエステルフィルムにコート法で塗布される水系分蚊
液の塗布量は、二軸延伸後のフィルム上に存在する量と
してポリエステル共重合体として0.01〜5f/Wt
である。塗布量が0.01r/m未満の場合は不活性粒
子などを固着する力が弱くなり耐久性能が急くなる。5
.0t/p1以上塗布すると逆に丁ベク性が悪くなる。
以上述べた方法で得られるポリエステルフィルムは透明
性、制電性にすぐれている。
また、上記ポリエステル共重合体の水系分教液を塗布す
る前に、ポリエステルフィルムにコロナ放電処理を施す
ことによって、水系分散液の塗布性がよくなり、かつポ
リエステルフィルムとポリエステル共重合体塗膜との間
の*yt強度が改善される。
またコート後あるいは二軸延伸後のポリエステル共重合
体層に、コロナ放電処理、窒素雰囲気下でのコロナ放電
処理、紫外線照射処理などを施すことによってフィルム
表面の濡れ性や接WI性を向上させることができる。
上記の方法によって製造されたコーティングポリエステ
ルフィルムは、磁気テーフ用ヘースフィルム、ラベルス
テーカ用ベースフィルム、ケミカルマット用ベースフィ
ルム、オーバヘッドプロジェクタ用フィルム、食品包装
用フィルム、その他の用途に使用することが出来る。
(実施例) 実施例中1部4tsは重置基準を示す。
実施例1 (1)  ポリエチレンテレフタレートの製造エチレン
グリコール200 me中に水酸化epbOPb(OH
)z2.2 f (pbo、95xlO−2モy)を溶
解し。
この溶液にGeO22,Of (1,9X 10−”モ
ル)を添加して197℃のエチレングリコールの沸点で
還流加熱すると約30分で透明な溶液が得られた。次に
この溶液を重縮合触媒とするポリエチレンテレフタレー
トの製造を行なった。ジメチルテレフタレー)6201
1S、エチレングリコール480部。
エステル交換触媒として酢酸亜鉛Zn(OAc)2.2
HzOO,036部をエステル交換反応器にとり、エス
テル交換反応は150℃より230℃に徐々に昇温しク
ク行ない、120分を要してメタノールの溜出を終った
。次い”で内容物を重轍合装置に移し1重縮合触媒とし
て上記触媒溶液2.7部を加え徐々に昇温すると共に漱
圧し、1時間を要して280℃とし0.5111Hfの
高減圧下の重縮合反応を25分間行なって得られたポリ
マーは極限粘度0.63 、 m点262℃であった。
(2)  ポリエステル共重合体の水系分散液の製造ジ
メチルテレフタレート117部(49七ル*)。
ジメチルイソフタレート117部(49七ル*)。
エチレングリコール103部(50モA/チ)、ジエチ
レングリコール58部(50モill/us酢酸歪鉛0
.08部、三酸化アンチ叱ンO,OS部を反応容器中で
40〜220℃に昇温させて3時間エステル交換反応さ
せ1次いで5−ナトリウムスルホイソフタル酸9部(2
七ルlを添加して220〜260℃、1時間エステル化
反応させ、更に減圧下(10〜0.211111Hf)
で2時間重縮合反応を行ない、平均分子fit1800
0.軟化点140℃のポリエステル共重合体を得た。こ
のポリエステル共重合体300部とn−ブチルセロソル
ブ140部とを容器中で150〜170℃、約3時間攪
拌して、均一にして粘稠な溶融液を得、この溶融液に水
560部を徐々に添加し約1時間後に均一な淡白色の固
形分1度30チの水分散液を得。これに更に第1表に記
載のポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン共稲合
物をポリエステル共重合体への混合量として8重量加え
、更に水4500部。
エチルアルコ−A/4500部を加えて希釈し、固形分
濃度3%の塗布液を得た。
(3)  コートフィルムの製造 (1)で製造したポリエチレンテレフタレートを280
〜300℃で溶融押出し% 15℃の冷却ロールで冷却
して厚さ1000ミクロンの未延伸フィルムを得、この
未延伸フィルムを周速の異なる85℃の一対のロール間
で縦方向に3.5倍延伸し。
前記の塗布液をエアナイフ方式で塗布し、70℃の熱風
で乾燥し1次いでテンターで98℃で横方向に3.5倍
延伸し、さらに200〜210℃で熱固定し厚さ100
ミクロンの二軸延伸コーティングポリエステルフィルム
を得た。結果は第2表に示した。
sg1表中、TPAはテレフタル酸換算、IPAはイソ
フタル換算、SSIは5−ナトリウムスルホイソフタル
酸、EGはエチレングリコール。
DEGはジエチレングリコ−A/%NPCはネオペンチ
ルグリコール、EOはポリオキシエチレン。
POはポリオキシプロピレンである。
実施例2 実施例1においてDEGの代りにNPCに変え。
ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン縮合物のポ
リエステル共重合体への混合ff1f、変えた以外は、
実施例1と同様にして二軸延伸フィルムを得た。 。
実施例3 実施例1においてポリオキシエチレン−ポリオキシプロ
ピレン縮合物の分子量1組成、ポリエステル共重合体へ
の混合量金変えた以外は、実施例1と同様にして二軸延
伸フィルムを得た。
実施例4 実施例1においてSSIの址を増加せしめ、さらにポリ
オキシエチレン−ポリオキシプロピレン結合物の組成、
ポリエステル共重合体への混合社″f:便えた以外は、
実施例1と同様にして二軸延伸フィルムを得た。
実施例5 実施例1においてSSIの量を増加せしめ、さらにポリ
オキンエチレン−ポリオキシプロピレン結合物の分子量
1組成を変えた以外は、実施例1と同様にして二軸延伸
フィルムを得た。
実施例6 実施例2においてポリオキンエチレン−ポリオキシプロ
ピレン結合物の分子量を変えた以外は。
実施例1と同様にして二軸延伸フ゛イルムを得た。
実施例7 実施例1においてポリオキシエチレンーホリオキシプロ
ピレン翻合物の分子量1組成を変えた以外は、実施例1
と同様にして二軸延伸ライlレムを得た。
比較例1〜2 実施例1においてSSI量11r請灰範囲からはずれた
!l添加した以外は、実施例1と同様にして二軸延伸フ
ィルムを得た。
比較例3 実施例1において、二軸延伸後に塗布するという塗工方
法に変えた以外は、実施例1と同様にして二軸延伸フィ
ルムを得た。
比較例4 実施例5において、ポリオキシエチレン−ポリオキシプ
ロピレン縮合物の構造を変えた以外は。
実施例5と同様にして二軸延伸フィルムを得た。
比較例5 実施例4において、ポリオキシエチレン−ポリオキシプ
ロピレン結合物のポリエステル共重合体への混合量f!
:謂米範囲以外に変えた以外は、実施例4と同様にして
二軸延伸フィルムを得た。
比較例6 実施例6において、ポリオキシエチレン−ポリオキシプ
ロピレン結合物のポリエステル共重合体への混合mを1
米範囲以外に変えた以外は、実施例6と同様にして二輪
延伸フィルムを得た。
比較例7 実施例6において、ポリオキシエチレン−ポリオキシプ
ロピレン結合物の組成ft: RK 範囲以外に笑えた
以外は、実施例6と同様にして、二軸延伸フィルムを得
た。
比較例8 実施例2において、ポリオキシエチレン−ポリオキシプ
ロピレン結合物の組成を1氷範囲以外に変えた以外は、
実施例2と同様にしてこ軸延伸フィルムを得た。
比較例9,10 実施例1において、ポリオキシエチレン−ポリオキシプ
ロピレン結合物の分子量’fr 請求m曲以外に変えた
以外は、実施例1と同様にして二軸延伸フィルムを得た
比較例11 実施例1において、ポリオキシエチレン−ポリオキシプ
ロピレン稲合物ti加しなかった以外は実施例1と同様
にして二軸延伸フィルムを得た。
以1・゛7j″、白 第2表 第2表中ヘーズはJIS  K6714に準じ1日本精
密光学社製ヘーズメーターを用いて測定した。
ブロッキング性は、塗布面と未塗布面とを密着させて8
x123に切断し、これを2枚のシリコーンゴムシート
で挟着し、更にガラス板で挾み。
ガラス板上から2kFの荷重を掛け、これを40℃、8
0%RHの雰囲気中で24時間放置し、しかる後にフィ
ルムを取外してフィルム間のブロッキング状籾を目視で
判定し、ブロッキング面積の5%以下を0,5〜20%
を6.20%以上を×で示した。
塗工性は塗布液を塗工した後に塗工面の状合を目視で判
定し、はじき、むらなどを生じたものを×、生じないも
のを○で示した。
塗膜は塗工面にニチバン製セロテープを貼付し。
剥離角度が180’になるようにして剥離し、この後、
塗工面を積層ポリエステルのみ染色しつるような染料を
用い染色し、塗膜の剥離の有無を判定した。全く塗膜に
剥離を生じないものを○、少しでも剥離の生じたものを
×として示した。
表面抵抗は、タケダ理研社製固有抵抗測定器で印加電圧
500V、20℃、65%RHO条件下で測定した。第
2表中で本発明法はへ−ズ、ブロッキング性、塗工性、
塗膜の剥離性1表面抵抗(制電性)においていずれも良
好な特性を示す。
しかしながら、SSIの量が少なすぎる場合(比較例1
)は、ポリエステル共重合体の水分数が不可となり、逆
にSSI盪が多すぎる場合(比較例2〕は、ブロッキン
グしやすい。また、ポリオキシエチレン−ポリオキシプ
ロピレン縮合物のポリエステル共重合体への混合量が多
い場合(比較例5)は、ブロッキングをしやすく、逆に
少なすぎる場合(比較例6.11)は、制電性が悪い。
また、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンRa
合物の組成がrR米の範囲を外れている場合(比較例7
.8)、あるいは構造がブロック共重合である場合(比
較例4)は、良好な制電性は得られない。
更にポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン縮合物
の分子量が小さすぎる場合(比較例9)は、制[性が悪
く、逆に分子量が大きすぎる場合はヘイズが悪くなる。
又、塗布方法をオフラインコートにした場合(比較例3
)は、塗膜がはがれやすくなることがわかる。
(発明の効果) このように本発明の方法によって得られたポリエステル
フィルムは、塗膜の剥離・ブロッキングなどを起こすこ
となく良好な制wL注を供与することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)全ジカルボン酸成分に対し0.5〜15モ
    ル%のスルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸を含有する
    混合ジカルボン酸成分とグリコール成分とから形成され
    た水不溶性ポリエステル共重合体及び(B)下記式で示
    される共縮合物の混合物を含有する層が少なくとも片面
    に積層されてなることを特徴とする熱可塑性樹脂フィル
    ム積層物。 HO−(R_1O)−_n−(R_2O)−_mH (但し、n、mは6〜1200の整数、R_1、R_2
    は炭素数が1〜4のアルキレン基又はアリーレン基。R
    _1≠R_2であり、かつR_1、R_2のうちいずれ
    か一方が炭素数3以上のアルキレン基又はアリーレン基
  2. (2)溶融押出された未延伸熱可塑性樹脂フィルム又は
    、一軸延伸熱可塑性樹脂フィルムの少なくとも片面に(
    A)全ジカルボン酸成分に対し0.5〜15モル%のス
    ルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸を含有する混合ジカ
    ルボン酸成分とグリコール成分とから形成された水不溶
    性ポリエステル共重合体及び(B)下記式で示される共
    縮合物の混合物を含有する塗布液を塗布後更に二軸延伸
    又は一軸延伸する事を特徴とする熱可塑性樹脂フィルム
    積層物の製法。 HO−(R_1O)−_n−(R_2O)−_mH (但し、n、mは6〜1200の整数、R_1、R_2
    は炭素数が1〜4のアルキレン基又はアリーレン基。R
    _1≠R_2であり、かつR_1、R_2のうちいずれ
    か一方が炭素数3以上のアルキレン基又はアリーレン基
JP26346086A 1986-11-04 1986-11-04 熱可塑性樹脂フィルム積層物及びその製造法 Expired - Fee Related JPH07108563B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26346086A JPH07108563B2 (ja) 1986-11-04 1986-11-04 熱可塑性樹脂フィルム積層物及びその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26346086A JPH07108563B2 (ja) 1986-11-04 1986-11-04 熱可塑性樹脂フィルム積層物及びその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63115747A true JPS63115747A (ja) 1988-05-20
JPH07108563B2 JPH07108563B2 (ja) 1995-11-22

Family

ID=17389814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26346086A Expired - Fee Related JPH07108563B2 (ja) 1986-11-04 1986-11-04 熱可塑性樹脂フィルム積層物及びその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07108563B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5958552A (en) * 1995-02-27 1999-09-28 Teijin Limited Laminated film
JP2007084731A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Sanyo Chem Ind Ltd 吸湿もしくは吸放湿性付与剤

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090082529A1 (en) 2005-09-14 2009-03-26 Katsuhiko Kageyama Polyester, Process for Producing Polyester, and Polyester Molded Article

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5958552A (en) * 1995-02-27 1999-09-28 Teijin Limited Laminated film
JP2007084731A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Sanyo Chem Ind Ltd 吸湿もしくは吸放湿性付与剤

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07108563B2 (ja) 1995-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0422692B2 (ja)
JPS6092829A (ja) 易滑透明フイルムの製法
JPS63115747A (ja) 熱可塑性樹脂フィルム積層物及びその製造法
JPH0455215B2 (ja)
JPH0410858B2 (ja)
JPH0747304B2 (ja) 熱可塑性樹脂フイルム積層物及びその製造法
JPH0376207B2 (ja)
JPH0149114B2 (ja)
JPS62152850A (ja) 熱可塑性樹脂フイルム積層物及びその製法
JPH0428728A (ja) 帯電防止ポリエステルフイルム及びその製造方法
JP4143874B2 (ja) ガスバリアー性を有する導電性積層フィルム
JP3185367B2 (ja) 易接着性ポリエステルフイルム
JP3640026B2 (ja) 積層ポリエステルフィルム及びその製造方法
JPS63254037A (ja) 熱可塑性樹脂フイルム積層物
JP2681683B2 (ja) ポリエステルフイルム
KR950012796B1 (ko) 열가소성 수지필름 적층물
JPH0376655B2 (ja)
JP2867117B2 (ja) ポリエステル組成物及び該組成物を積層したプラスチックフィルム
JP3044271B2 (ja) 樹脂組成物および積層フィルム
JPS63267550A (ja) 熱可塑性樹脂フイルム積層物
JPH0554494B2 (ja)
JPS61295037A (ja) 熱可塑性樹脂フイルム積層物
JPH0554493B2 (ja)
JPH10193546A (ja) 積層ポリエステルフィルム及びその製造方法
JPH1095081A (ja) 導電性積層フィルム

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees