JPH0518334B2 - - Google Patents

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JPH0518334B2
JPH0518334B2 JP63119647A JP11964788A JPH0518334B2 JP H0518334 B2 JPH0518334 B2 JP H0518334B2 JP 63119647 A JP63119647 A JP 63119647A JP 11964788 A JP11964788 A JP 11964788A JP H0518334 B2 JPH0518334 B2 JP H0518334B2
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film
coating layer
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acid
less
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Takashi Sumya
Hideki Yamagishi
Takashi Mimura
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
  • Duplication Or Marking (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]5 本発明は、重送性,平面性,トナー易接着性に
すぐれた二軸延伸ポリエステルフイルムに関する
ものである。 [従来の技術] 従来、透明性、重送性、平面性、トナー易接着
性を賦与する方法としては、以下のような方法が
知られていた。すなわち、特開昭61−24493号公
報、特開昭60−244589号公報にみられるように、
トナー易接着層をフイルム表面に設ける方法、或
いは、特公昭51−34734号公報にみられるように、
帯電防止性を有するマツト層を塗布するという方
法、あるいは、特開昭52−47071号公報,特開昭
52−47069号公報にみられる如く、ポリエチレン
グリコール,ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウムのような各種界面活性剤を練込んだフイルム
上に、トナー易接着層を設けるなどの方法であ
る。 [発明が解決しようとする課題] しかし単にトナー易接着層をフイルム表面に設
けたのみでは、フイルムが帯電し相互にすべらな
くなるため、2枚以上重なつたフイルムが送られ
(重送)トラブルを起こすという欠点がある。 一方、帯電防止性を有するマツト層を設けた場
合重送性にすぐれたフイルムではあるが透明性に
欠けるという欠点が、又各種界面活性剤を基材フ
イルムや塗布層に添加した場合はトナー接着性が
悪化するという欠点がある。 本発明はかかる問題点を改善し、透明性,重送
性,平面性,トナー接着性にすぐれた複合フイル
ムを提供せんとするものである。 [課題を解決するための手段] 本発明は、ポリエステルフイルムの少なくとも
片面に被覆層が設けられた複合フイルムであつ
て、該ポリエステルフイルムの表層におけるスル
ホン酸又はスルホン酸塩の濃度が0.002〜2.0%で
あり、該ポリエステルフイルムの150℃における
熱収縮率が長手方向、幅方向共に1.0%以下であ
り、該被覆層が一般式 (但し、Rは水素又はメチル基、Mは水素,ア
ルカリ金属,アルカリ土類又はアンモニウム、
R1,R2,R3,R4は各々水素,ハロゲン,アルキ
ル基又はアルコキシ基。以下同様。) なる繰返し単位を主要構成成分とする重合体を5
〜60重量%含有する樹脂及び平均粒径0.08〜2.0
〓mの不活性無機粒子からなり、該不活性無機粒
子の平均粒径(d)と該被覆層の厚さ(T)の比(d/
T)が1.1〜80であることを特徴とする複合フイ
ルムである。 本発明におけるポリエステルは、エチレンテレ
フタレート,エチレン〓,〓−ビス(2−クロル
フエノキシ)エタン−4,4′−ジカルボキシレー
ト,エチレン〓,〓−ビス(フエノキシ)エタン
−4,4′−ジカルボキシレート,エチレン2,6
−ナタレート単位から選ばれた少なくとも一種の
構造単位を主要構成成分とする。 また、本発明を阻害しない範囲内、好ましくは
10モル%以内であれば、上記以外の他成分が共重
合されていてもよい。 本発明フイルムは上記組成物を主成分とする
が、本発明に目的を阻害しない範囲内で、多種ポ
リマをブレンドしてもよいし、また酸化防止剤,
熱安定剤,滑剤,紫外線吸収剤,核生成剤などの
無機または有機添加剤が通常添加される程度添加
されていてもよい。 本発明においてスルホン酸又はその塩の添加法
は特に限定されないが、ポリマの形で、好ましく
は重量平均分子量1000以上のポリマの形で、更に
好ましくは1万以上のポリマの形で添加するのが
好適である。スルホン酸又はその塩を持つポリマ
は特に限定されないが、代表的なものとして の形でアクリル酸、アクリル酸エステル、メタク
リル酸、メタクリル酸エステル、あるいはスチレ
ンと共重合したもの、あるいは のみからなるポリマー、 を種々のポリエステルのジカルボン酸の一部ある
いは全部として使用したポリマーを挙げることが
できる。 しかしその中でも の形で導入されたポリマを使用する場合、ベース
ポリマーであるポリエステルとの相溶性が不十分
であるためと思われれるが、改良効果がより著し
いため好ましい。 ただしXは特に限定されないが、H+,Na+
K+,NH4 +,Li+,Ca+)等のカチオン性イオン
でる。その中でもポリエステルと混合、押出す際
の熱安定性の点からNH4 +,Li+,Ca++,K+が、
特にLi+,K+,Ca++が好ましい。 本発明においては、フイルム表層における濃度
を0.002〜2.0%とする必要がある。好ましくは
0.006〜0.8%、更に好ましくは0.02〜0.2%であ
る。0.002%より小さい場合、塗膜強度に劣り、
一方2%を超える場合、基材ポリエステルの特性
が悪化する。 フイルム表層における濃度を本発明範囲とする
方法は種々あり特に限定されないが、代表的方法
としては、必要な添加物を練込むという方法、練
込んだ層と基材と複合するという方法、必要な添
加物を有する層を塗布するという方法を挙げるこ
とがきる。しかし、製膜方法が簡単であり、基材
ポリエステルフイルムの物性の悪化がなく、また
塗膜強靭性がすぐれているという点から練込むと
いう方法、特に以下に述べる手法を用いて練込む
という方法がすぐれている。即ち、該基材フイル
ムの溶融押出温度における溶融粘度が基材ポリエ
ステルの1/2以下、好ましくは1/3以下、更
に好ましくは1/8以下であるようなスルホン酸
又はスルホン酸塩を有する化合物を、押出機の混
練の程度を示すパラメーターであるいわゆる圧縮
比(フイード部とメタリング部でのポリマ充填量
の比(断面積比))が3.8以上である押出機を用い
て所定のポリエステルと混合、ポリマ投入から口
金より吐出されるまでの時間を10分以上、好まし
くは15分以上120分以下として、冷却ドラム上に
押出成形したのち延伸、熱処理するのが好適であ
る。このようにして得られたフイルムは、表層に
おけるスルホン酸又はスルホン酸塩の濃度がフイ
ルム中央部に比較して特に高くなるため、基材の
特性を悪化させることなく塗膜強靭性を高め得る
のが可能となるため好ましいのである。 ただし本発明において、表層におけるスルフオ
ン酸又はスルホン酸塩の濃度とは、島津X線光電
子分光ESCA750を用いて以下に示す測定条件で
最表層100ÅにおけるC1sに対するS2pの相対強度
比で表わすことにする。 −測定条件− 励起X線:MgK〓12線(1253.6eV) X線出力:8kV,30mA 温 度:20℃ 真空度:10-5Pa 本発明における一般式 なる繰返し単位を主要構成成分とする重合体と
は、スルホン基導入率の異なつたものを含む高分
子スルホン酸塩または高分子スルホン酸である。
スルホン基の導入率についての制限はないが、導
電性及び接着性改良効果からみて導入率40〜100
モル%がが好ましい。より好ましくは75モル%〜
100モル%、更に好ましくは90モル%〜100モル%
である。当然であるが上記一般式を有する化合物
とスチレン,メタクリル酸(エステル),アクリ
ル酸(エステル),フマール酸(エステル)との
共重合物も本発明に含まれるが、上記一般式を示
す化合物が40モル%以上、好ましくは60%以上、
更に好ましくは90%以上100%以下占めている場
合、導電性の点から好ましい。 重量平均分子量は特に限定されないが、1000〜
500万が好ましく、より好ましくは2000〜100万、
更に好ましくは1万〜50万である。 上記基材に設ける被覆層としては、一般式 なる繰返し単位を主要構成成分とする重合体と、
他の樹脂を混合したものを塗布する。 混合する樹脂は特に限定されないが、水溶性あ
るいは水分散性の樹脂と混合するのが水系塗料の
形で塗布可能である点及び分散性の点から好適で
ある。水溶性あるいは水分散性の樹脂としては、
ポリエステル系樹脂,アクリル系樹脂,ポリアミ
ド系樹脂,ウレタン系樹脂,ビニル系樹脂,プタ
ジエン系樹脂,エポキシ系樹脂,シリコーン系樹
脂あるいはそれらの混合物を熱可塑性,熱硬化性
を問わず挙げることができる。 塗布層の固着性(ブロツキング性),耐水性,
耐溶剤性,機械的強度の改良のため架橋剤として
メチロール化あるいはアルキロール化した尿素
系,メラミン系,アクリルアミド系,ポリアミド
系などの樹脂,エポキシ化合物,アジリジン化合
物,ブロツクポリイソシアネート,ビル化合物な
どの反応性化合物を塗布層に含有せしめてもよ
い。本発明の塗布層には、必要に応じて消泡剤,
塗布性改良剤,増粘剤,有機系潤滑剤,酸化防止
剤,紫外線吸収剤,発泡剤,染料,顔料などを含
有せしめてもよい。 塗布剤のフイルムへの塗布性,接着性を改良す
るため、塗布延伸前にフイルムの化学処理や放電
処理を施してもよいが、本発明においては基材フ
イルムとの親和性が向上しているため特に必要は
ない。 水溶性あるいは水分散性の樹脂として、ポリウ
レタン,ポリエステル,アルキル樹脂を使用する
のが接着性,透明性の点から好適である。好適で
あるポリウレタンの具体例としては、ポリウレタ
ンがカルボン酸塩基,スルホン酸塩基,硫酸半エ
ステル塩基の少なくとも一種を有するもの、その
中でもアンモニウム塩となつたものを挙げること
ができる。 又好適であるポリウレタンの具体例としては、
5−スルホソジウムイソフタリツクアシドを0.5
〜20モル%共重合したポリエステルを挙げること
ができる。その中でも酸成分としてテレフタル
酸,イソフタル酸,アジピン酸の少なくとも1種
を、又アルコール成分としてエチレングリコール
あるいはヘキサングリコール,1,4−ブタンジ
オール,ジエチレングリコール,ネオペンチルグ
リコール,テトラメチレングリコールの少なくと
も1種をもち、5重量%稀釈時の粘度が3〜6cps
なるポリエステルを使用した場合接着性,帯電防
止性のみならず複合層表面が平滑でフイルム光沢
にすぐれるため特に好ましい。 アクリル系樹脂としては、アルキルアクリレー
トあるいはアルキルメタクリレートを主要な成分
とするものを挙げられることができ、該成分30〜
99.9モル%と、これらと共重合可能でかつ官能基
を有するビニル単量体成分70〜0.1モル%を含有
する水溶性あるいは水分散性樹脂が好ましい。 アルキルアクリレートあるいはアルキルメタク
リレートと共重合可能でかつ官能基を有するビニ
ル単量体は、樹脂に親水性を賦与して樹脂の水分
散性を良好にしたり、あるいは樹脂とポリエステ
ルフイルムや、下塗り層上に設ける他の塗布層と
の接着性を良好にする官能基を有するものが好ま
しく、好ましい官能基とは、カルボキシル基また
はその塩、酸無水物基,スルホン酸基またはその
塩,アミド基又はアルキロール化されたアミド
基,アミノ基(置換アミノ基を含む)またはアル
キロール化されたアミノ基あるいはそれらの塩,
水酸基,エポキシ基等である。特に好ましいもの
はカルボキシル基またはその塩,酸無水物基,エ
ポキシ基等である。これらの基は樹脂中に二種以
上含有されてもよい。 アクリル系樹脂中のアルキルアクリレートある
いはアルキルメタクリレートが30モル%以上であ
るのが好ましいのは、塗布形成性,塗膜の強度,
耐ブロツキング性が良好になるためである。アク
リル系樹脂中のアルキルアクリレートあるいはア
ルキルメタクリレートが99.9モル%以下であるの
が好ましいのは、共重合成分として特定の官能基
を有する化合物をアクリル系樹脂に導入すること
により、水溶化,水分散化しやすくすると共にそ
の状態を長期にわたり安定にするためであり、さ
らに塗布層とポリエステルフイルム層との接着性
の改善、塗布層内での反応による塗布層の強度,
耐水性,耐薬品性の改善、さらには本発明のフイ
ルムと他の材料との接着性の改善などをはかるこ
とができるからである。 アルキルアクリレートあるいはアルキルメタク
リレートのアルキル基の例としては、メチル基,
エチル基,n−プロキル基,イソプロキル基,n
−ブチル基,イソブチル基,t−ブチル基,2−
エチルヘキシル基,ラウリル基,ステアリル基,
シクロヘキシル基どがあげられる。 アルキルクリレートあるいはアルキルメタクリ
レートと共重合する官能基を有するビニル系単量
体は、反応性官能基,自己架橋性官能基,親水性
基などの官能基を有する下記の化合物類が使用で
きる。 カルボキシル基またはその塩、あるいは酸無水
物基を有する化合物としては、アクリル酸,メタ
クリル酸,イタコン酸,マレイン酸,フマル酸,
クロトン酸,これらのカルボン酸のナトリウムな
どとの金属塩,アンモニウム塩あるいは無水マレ
イン酸などがあげられる。 スルホン酸基またはその塩を有する化合物とし
ては、ビニルスルホン酸,スチレンスルホン酸,
これらのスルホン酸のナトリウムなどとの金属
塩,アンモニウム塩などがあげられる。 アミド基あるいはアルキロール化されたアミド
基を有する化合物としては、アクリルアミド,メ
タクリルアミド,N−メチルメタクリルアミド,
メチロール化アクリルアミド,メチロール化メタ
クリルアミド,ウレイドビニルエーテル,〓−ウ
レイドイソブチルビニルエーテル,ウレイドエチ
ルアクリレートなどがあげられる。 アミノ基あるいはアルキロール化されたアミノ
基あるいはそれらの塩を有する化合物としては、
ジエチルアミノエチルビニルエーテル,2−アミ
ノエチルビニルエーテル,3−アミノプロピルビ
ニルエーテル,2−アミノブチルビニルエーテ
ル,ジメチルアミノエチルメタクリレート,ジメ
チルアミノエチルビニルエーテル,それらのアミ
ノ基をメチロール化したもの,ハロゲン化アルキ
ル,ジメチル硫酸,サルトンなどにより4級塩化
したものなどがあげられる。 水酸基を有する化合物としては〓−ヒドロキシ
エチルアクリレート、〓−ヒドロキキシルエチル
メタクリレート,〓−ヒドロキシプロピルアクリ
レート,〓−ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト,〓−ヒドロキシビニルエーテル.5−ヒドロ
キシペンチルビニルエーテル,6−ヒドロキシヘ
キシルビニルエーテル,ポリエチレングリコール
モノアクリレート,ポリエチレングリコールモノ
メタクリレート,ポリプロピレングリコールモノ
アクレート,ポリプロピレングリコールモノメタ
クリレートなどがあげれる。 エポキシ基を有する化合物としては、グリシジ
ルアクリレート,グリシジルメタクリレートなど
があげられる。 さらに上記以外に次に示すような化合物を併用
してもよい。すなわちアクリロニトリル,メタク
リロニトリル,スチレン類,ブチルビニルエーテ
ル,マレイン酸モノあるいはジアルキルエステ
ル,フマル酸モノあるいはジアルキルエステル,
イタコン酸モノあるいはジアルキルエステル,メ
チルビニルケトン,塩化ビニル,塩化ビニリデ
ン,酢酸ビニル,ビニリピリジン,ビニルピロリ
ドン,ビニルトリメトキシシランなどがあげれる
がこれらに限定されるものではない。 アクリル系樹脂は、界面活性剤を含有していて
もよいがアクリル系樹脂に含有される低分子量体
の界面活性剤が造膜過程で凝縮され、粒子と粒子
の界面に蓄積されたり、塗布層の界面に移行する
などして、塗布層の機械的強度,,耐水性,積層
体との接着性に問題を生ずる場がある。このよう
な場合には、界面活性剤を含有しないいわゆるソ
ープフリ重合による重合物を利用できる。 しかしその中でもメチルメタクリレートとメチ
ルアクリレートの35/65〜65/35(モル比)の共
重合体を幹ポリマーとし、−COOH,−CH2OHを
各々1〜5重量%導入した水分散性アクリルが特
に好適である。 本発明における被覆層中にはこれまで説明した
如き、一般式 なる繰返し単位を主要構成成分とする重合体が5
重量%以上60重量%以下含有されていることが必
要である。これは5重量%より少ない場合、帯電
防止性が不十分であるため好ましくなく、一方60
重量%より多い場合転写トナーがやせる、あるい
は著しい場合は、散つてしまうため好ましくな
い。特に10重量%〜30重量%である場合、トナー
接着性,帯電防止性のバランスが良好であり好ま
しい。 被覆層の厚みは特に限定されないが、通常は
0.001〜5〓mである。好ましくは0.01〜0.9〓m、
更に好ましくは0.04〜0.5〓mである場合、接着
性,帯電防止性の点から好適である。 本発明における不活性無機粒子は、平均粒径が
本発明範囲にあればよいのであり、その種類は特
に限定されないが、代表的なものとしてタルク,
カオリン,炭酸カルシウム,酸化チタン,酸化ケ
イ素,フツ化カルシウム,フツ化リチウム,アル
ミナ,硫酸バリウム,ジルコニア,マイカ,リン
酸カルシウムを挙げることができる。しかしその
中でも無機コロイド状態にある不活性無機粒子を
使用するのが特に好適である。 本発明でいう無機コロイドとは、共立出版社化
学大辞典に定義されており、粒子1個中に105
109個の原子を含むものである。元素により金属
コロイド、あるいは酸化物コロイド、あるいは水
酸化物コロイドとして得られる。金属コロイドと
しては、金,パラジウム,白金,銀,イオウなど
が好ましく使用され、酸化物コロイド,水酸化物
コロイド.炭酸塩コロイド,硫酸コロイドとして
は、亜鉛,マグネシウム,ケイ素,カルシウム,
アルミニウム,ストロンチウム,バリウム,ジル
コニウム,チタン,マンガン,鉄,コバルト,ニ
ツケル,スズなどの酸化物コロイド,水酸化物コ
ロイド,炭塩コロイド,硫酸塩コロイドが本発明
に好ましく使用される。例えば四ハロゲン化ケイ
素を水中に加えるか、ケイ酸アルカリの水溶液に
徐々に濃塩酸を加えるなどの操作により得られる
ケイ酸コロイドが本発明には極めて好ましく使用
される。 無機コロイドの平均粒径は0.08〜2.0〓m、好
ましくは0.10〜0.8〓m、より好ましくは0.15〜
0.50〓mの範囲であることが必要である。平均粒
径が0.08〓m以下では、積層フイルムの易滑性が
不十分となる。更には、粒子の凝集性が高まるた
め、粗大異物の発生によつて、透明性の低下を起
こしやすくなる。2.0〓mを超えるものは、積層
フイルム表面が顕著に粗れたり、耐摩耗性が悪化
しやすくなるのみならず、無機コロイド粒子の水
溶液中での安定性が著しく悪化し、場合によつて
は、粒子の沈澱,凝集,ゲル化等が発生する。更
には、フイルムフレークの回収、再利用において
粒子の混入により、フイルムの表面粗れが助長さ
れ、平滑性が悪化する。 なお、ここでいう平均粒径とは、無機コロイド
水溶液を遠心沈降式粒度分布測定装置(島津製作
所(株)製SA−CP2型)を用いて測定したものであ
る。 被覆層における不活性無機粒子の含有量は0.1
〜30重量%が好ましく、より好ましくは0.5〜20
重量%、更に好ましくは1.0〜15重量%の範囲で
ある。不活性無機粒子の含有量が0.1重量%未満
では。所望の易滑性を有する積層フイルムが得に
くい。30重量%を超えるものでは、積層フイルム
の透明性,易接着性,耐摩耗性が悪化したり、被
覆層のベースフイルムへの密着性が低下するの
で、好ましくない。 本発明フイルムを構成するポリエステルフイル
ムは、常法により、少なくとも二軸配向させたも
のであり、厚みは2〜300〓mが好ましく、5〜
150〓mの範囲がより好ましく基材ベースとして
の実用面での取り扱い性に優れている。更にポリ
エステルフイルムのヘイズ(濁度)は特に限定さ
れないが、通常は10%以下、好ましくは6%以
下、より好ましくは3.0%以下である。 又本発明フイルムの150℃の熱収縮率は、長手
方向、幅方向共1.0%以下、好ましくは長手方向
に0.4%以下、幅方向に0.1%以下であることが必
要である。これは熱収縮率が1%より大きい場
合、得られたフイルムにトナーを付着させる工程
で発生するフイルムの平面性の悪化が著しいため
好ましくないのである。又長手方向の熱収縮率が
0.4%以下、幅方向の熱収縮率が0.1%以下、更に
好ましくは、長手,幅方向共−1.5%以上−0.3%
以下の場合、フイルムの平面性が更に良好となる
ため好ましい。 本発明フイルムは、被覆層の不活性無機粒子の
平均粒径dと被覆層厚みTとの比(d/T)が
1.1〜80でなければならない。好ましくは2.0〜
40、より好ましくは3.0〜15の範囲である。d/
Tが1.1未満では、積層フイルムの重送性が悪化
し、表面欠点などの弊害が増すので好ましくな
い。d/Tが80を超えると、被覆層の耐摩耗性が
悪化して白粉が発生しやすくなつたり、逆に滑り
性が悪化するので好ましくない。 次に本発明の複合フイルムの代表的製造方法に
ついて説明するがこれれに限定されるものではな
い。 まずスルホン酸又はスルホン酸塩をもつ化合物
とその他必要に応じて種々の添加剤を配合したポ
リエステルのペレツトを十分乾燥した後、公知の
押出機、好ましくは圧縮比3.8以上の溶融押出機
に供給し、ペレツトが溶融する温度以上、ポリマ
が分解する温度以下の温度でスリツト状のダイか
らシート状に溶融押出し、冷却固化せしめて未延
伸シートを作る。該未延伸シートあるいは該未延
伸シートを80〜105℃で3〜8倍延伸したフイル
ム上に、所定の塗布層を設けた後80〜130℃で、
未延伸フイルムを用いる場合は、縦方向に3〜6
倍、横方向に3〜6倍、同時二軸延伸を、また一
軸延伸フイルムを用いる場合は3〜6倍横方向に
延伸する。また必要に応じて150℃〜250℃で0〜
10%弛緩を与えつつ0.1〜10秒熱処理する。 また必要に応じて1.1〜1.7倍縦方向に再度延伸
してもよい。 またスルホン酸又はスルホン酸塩をもつ化合物
を添加したポリエステルと通常のポリエステルの
複合体上に塗布を行なつてもよいことはいうまで
もない。 フイルム上に塗布する前に必要に応じ空気中そ
の他種々の雰囲気中でコロナ放電処理を施してお
いてもよい。またウレタン樹脂,エポキシ樹脂な
どの公知のアンカー処理剤を用いてアンカー処理
を施しておいてもよいが、通常は特に必要ではな
い。 塗布する方法は特に限定されず押出ラミネート
法、メルトコーテイング法を用いてもよいが、高
速で薄膜コートすることが可能であるという理由
から、水あるいは各種溶媒に分散した塗料をグラ
ビアコート,リバースコート,スプレーコート,
キツスコート、ダイコート、あるいはメタリング
バーコートするのが好適である。 特に、該被覆層を塗布した後延伸した場合、基
材との接着性が更に向上するためより好ましいの
である。 かくして得られた本発明の積層フイルムは、
PPC,レーザープリンター,静電プロツターな
ど各種複写機やプリンターに対する印字用フイル
ムとして好ましく用いることができる。 次に、特性および効果の評価方法について説明
する (1) 熱収縮率:JIS−C2318に基づいて、150℃に
おける長手方向及び巾方向の熱収縮率を評価す
る。 (2) 平面性:所定のフイルムにFUJI
XEROX4790でDPPCトナーを転写した後、反
射式のオーバーヘツドプロジエクターを用いて
写す。その際字がよく読めるものを「〇」,読
めないものを「×」として判定した。 (3) 透明性:100〓mのフイルムの濁度をJIS−K
−6714−58に基づいて測定する。濁度が10%以
上の場合を透明性「×」,それ未満を「〇」と
した。 (4) 重送性:所定のフイルムを30枚FUJI
XEROX5870に入れ、連続コピーを行う。その
際重送(2枚以上フイルムが送られる現象)を
全く起こさない場合を「〇」,重送が起つた場
合を「×」とした。 (5) トナー接着性:FUJI XEROX4790で、トナ
ーを転写する。転写したトナーを直後、及び手
で10回もんだ後、各々についてセロハン粘着テ
ープ(ニチバン(株)製、登録商標“セロテープ”)
で90゜方向に剥離し、トナーの剥離状態で評価
を行う。十分トナーが残留しているものを各々
直後、耐モミ性でのトナー接着性が「〇」,そ
れ以外を「×」として判定した。 (6) トナー転写性:(5)項と同様にしてトナーを転
写する。転写したトナーが細字部で部分的に切
断しているものを「字やせ」「×」と、それ以
外を「〇」として判定した。又黒ベタ部が散つ
ているものを「とび」「×」と、それ以外「〇」
とした。 (7) 耐摩耗性 テープ状にしたフイルムの被覆層表面を金属
(SUS)固定ガイド(5mm〓)に100回繰り返
し接触走行させた後、フイルム上に付着したス
クラツチ量を観察し、その数の多少で次の如く
判断した。 ◎:スクラツチが非常に少ない(耐久性が極めて
良好) 〇:スクラツチ性が少ない(耐久性良好) ×:スクラツチが多い(耐久性不良) (8) 被覆層の厚みT(〓m) 被覆層にセロハン粘着テープを貼り、セロハ
ン粘着テープ端部の被覆層をジメチルホルムア
ミド等の溶剤で溶解除去する。次いでセロハン
粘着テープを剥がし、セロハン粘着テープで保
護された面と、溶解除去した面との境界を小坂
研究所製ET−10高精度段差測定器により測定
し、厚みを求めた。 上記方法で困難な場合は、日立製作所製透過型
電子顕微鏡HU−12型を用い、積層フイルムの超
薄断面切片を観察し、厚みを求めた。 (9) 平均粒径dと積積厚みTの比(d/T) 平均粒子径dと上記(7)で措定した積層厚みT
より、比(d/T)を求めた。 [実施例] 本発明を以下の実施例、比較例を用いて説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。 実施例1〜9,比較例1〜7 平均粒径1.0〓mの酸化ケイ素を0.02%添加し
た固有粘度0.61のポリエチレンテレフタレート中
に、酸成分としてテレフタル酸82モル%とイソフ
タル酸8モル%および5−スルホイソフタル酸の
ナトリウム塩10モル%、またジオール成分として
エチレングリコールを用いた分子量約3万のポリ
エステル共重合体の添加量を種々変更して混合し
た樹脂(該樹脂表層におけるS2p/C1sを表中に示
した)を、180℃で2時間減圧乾燥した後、285℃
で圧縮比3.8のスクリユーを用いて溶融し、表面
温度50℃の冷却ドラムに押出成形した。この際ポ
リマ投入よりポリマ吐出までの時間は18分であつ
た。このようにして得られたフイルムを85℃で縦
方向に4倍延伸した後、メチルメタクリレートと
ブチルアクリレートを50対50で共重合したものを
主成分とし、官能基としてカルボキシル基,メチ
ロール基を各々2.5モル%導入した数平均分子量
が50万の水分散性アクリル系樹脂と、S02O-X+
のX+イオンとしてNH4 +を有し重量平均分子量が
約7万のスルホン化ポリスチレンとしてVERSA
−TL125(カネボウ・エヌエスシー(株)製)及び平
均粒径を変更した酸化ケイ素粒子を固形分の比率
にして各々変更して(その混合比率は表中に示し
た)塗布する。該塗布層を乾燥しつつ110℃で横
方向に3.5倍延伸した後、215℃で横方向に5%弛
緩しつつ熱処理を行つた後170℃でタテ方向に0.5
%弛緩させた。ただし比較例5の場合は縦延伸は
80℃で5倍行い、長手,巾方向の弛緩処理は行な
わなかつた。又実施例7の場合は、横方向の弛緩
率を3%に、又タテ方向の弛緩は行なわなかつ
た。この際得られたフイルムの厚みは100〓m、
塗布層の厚さは0.07〓mであつた。 表にみる如く本発明範囲にある場合のみトナー
接着性,平面性,重送性と透明性のバランスにす
ぐれていることが判る。 実施例 10 ポリエチレンテレフタレートと混合する化合物
としてスルホン化ポリスチレン(ただだしナトリ
ウム塩の形となつているもの)を添加し、実施例
1と同様にして製膜評価した。同様すぐれた特性
を示すことが判る。
【表】
【表】 [発明の効果] 本発明においては特定熱収縮特性を示しフイル
ム表層におけるスルホン酸又はスルホン酸塩の濃
度を0.002〜2.0重量%としたポリエステルフイル
ムに特定の樹脂組成物を特定厚み設けたので、次
のように優れた効果を得ることができた。 (1) 優れたトナー接着性、重送性を示す。 (2) 優れた透明性を示す。 (3) トナー接着後優れた平面性を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリエステルフイルムの少なくとも片面に被
    覆層が設けられた複合フイルムであつて、該ポリ
    エステルフイルムの表層におけるスルホン酸又は
    スルホン酸塩の濃度が0.002〜2.0%であり、該ポ
    リエステルフイルムの150℃における熱収縮率が
    長手方向、幅方向共に1.0%以下であり、該被覆
    層が一般式 (但し、Rは水素又はメチル基、Mは水素、ア
    ルカリ金属,アルカリ土類又はアンモニウム、
    R1,R2,R3,R4は各々水素,ハロゲン,アルキ
    ル基又はアルコキシ基) なる繰返し単位を主要構成成分とする重合体を5
    〜60重量%含有する樹脂及び平均粒径0.08〜2.0
    〓mの不活性無機粒子からなり、該不活性無機粒
    子の平均粒径(d)と該被覆層の厚さ(T)の比(d/
    T)が1.1〜80であることを特徴とする複合フイ
    ルム。 2 該被覆層が延伸されてなることを特徴とする
    請求項1記載の複合フイルム。 3 150℃における熱収縮率が長手方向0.4%以
    下、幅方向0.1%以下であることを特徴とする請
    求項1又は2記載の複合フイルム。
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