JP3279966B2 - プリペードカード用ポリエステルフィルム - Google Patents
プリペードカード用ポリエステルフィルムInfo
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- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリペードカード用
ポリエステルフィルムに関し、更に詳しくはロイコ染料
発色性、帯電防止性、背面転写性、耐削れ性、耐ブロッ
キング性、印刷性等に優れたプリペードカード用ポリエ
ステルフィルムに関する。
ポリエステルフィルムに関し、更に詳しくはロイコ染料
発色性、帯電防止性、背面転写性、耐削れ性、耐ブロッ
キング性、印刷性等に優れたプリペードカード用ポリエ
ステルフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気カードは、いわゆるキャッシュレス
の便利さからクレジットカードとして広く利用され、金
融機関では現金の自動入金、引き出し等、公共の通信、運
輸機関ではテレホンカード、オレンジカード等として使
用されている。最近では、パチンコ業界でパチンコカード
として使用され始め、普及している。
の便利さからクレジットカードとして広く利用され、金
融機関では現金の自動入金、引き出し等、公共の通信、運
輸機関ではテレホンカード、オレンジカード等として使
用されている。最近では、パチンコ業界でパチンコカード
として使用され始め、普及している。
【0003】一方、基材となるプラスチックフィルムと
しては、耐水性、耐薬品性、機械的強度、寸法安定性、電気
特性に優れたポリエステルフィルム、特にポリエチレン
テレフタレートやポリエチレンナフタレートからなるフ
ィルムが用いられ、或は検討されているが、かかるポリ
エステルフィルムは帯電し易い欠点を有している。フィ
ルムが帯電すると、その表面にゴミやほこりが付着し、
品質上のトラブルが生じる。また、フィルム加工工程で有
機溶剤を用いる場合には、帯電したフィルムからの放電
により引火の危険が生じる。
しては、耐水性、耐薬品性、機械的強度、寸法安定性、電気
特性に優れたポリエステルフィルム、特にポリエチレン
テレフタレートやポリエチレンナフタレートからなるフ
ィルムが用いられ、或は検討されているが、かかるポリ
エステルフィルムは帯電し易い欠点を有している。フィ
ルムが帯電すると、その表面にゴミやほこりが付着し、
品質上のトラブルが生じる。また、フィルム加工工程で有
機溶剤を用いる場合には、帯電したフィルムからの放電
により引火の危険が生じる。
【0004】このような帯電による問題の対策として、
ポリエステルフィルムに有機スルホン酸塩基等のアニオ
ン性化合物、金属粉、カーボン粉等を練り込む方法や、ポ
リエステルフィルムの表面に金属化合物を蒸着する方法
等が提案され、実用化されている。しかしながら、このよ
うな方法ではフィルムの透明性が低下してしまう問題
や、加工コストが高いといった問題がある。
ポリエステルフィルムに有機スルホン酸塩基等のアニオ
ン性化合物、金属粉、カーボン粉等を練り込む方法や、ポ
リエステルフィルムの表面に金属化合物を蒸着する方法
等が提案され、実用化されている。しかしながら、このよ
うな方法ではフィルムの透明性が低下してしまう問題
や、加工コストが高いといった問題がある。
【0005】また、別の方法として、フィルム表面に制電
性塗膜を形成する方法が種々提案され、かつ実用化され
ている。この制電性塗膜に含有させる帯電防止剤として
は、低分子型のものや高分子型のものが知られているが、
それぞれ長短を有する。そこで、帯電防止剤はその特性を
用途に合わせて使い分けられる。例えば、低分子型の帯電
防止剤としては、スルホン酸塩基を有する長鎖アルキル
化合物(特開平4−28728号)等のような界面活性
剤型のアニオン系帯電防止剤が知られており、また高分
子型の帯電防止剤としては、主鎖にイオン化された窒素
元素を有するポリマー(特開平3−255139号、特
開平4−288127号、特開平6−320390号)
や、スルホン酸塩基変性ポリスチレン(特開平5−32
0394号)等が知られている。
性塗膜を形成する方法が種々提案され、かつ実用化され
ている。この制電性塗膜に含有させる帯電防止剤として
は、低分子型のものや高分子型のものが知られているが、
それぞれ長短を有する。そこで、帯電防止剤はその特性を
用途に合わせて使い分けられる。例えば、低分子型の帯電
防止剤としては、スルホン酸塩基を有する長鎖アルキル
化合物(特開平4−28728号)等のような界面活性
剤型のアニオン系帯電防止剤が知られており、また高分
子型の帯電防止剤としては、主鎖にイオン化された窒素
元素を有するポリマー(特開平3−255139号、特
開平4−288127号、特開平6−320390号)
や、スルホン酸塩基変性ポリスチレン(特開平5−32
0394号)等が知られている。
【0006】しかしながら、低分子型の帯電防止剤を用
いた制電性塗膜では、帯電防止剤の一部が塗膜中を移動
して界面に集積しフィルムの反対面等に移行する問題
や、帯電防止性(制電性)が経時的に低下するという問
題がある。一方、高分子型の帯電防止剤を用いた制電性塗
膜では、良好な制電性を得るために多量の帯電防止剤の
配合が必要であったり、膜厚の厚い制電性塗膜を形成さ
せることが必要であるため経済的でない。また、製品にな
らなかった屑フィルム(例えば、製造工程で切断除去し
たフィルム端部等)を回収し、フィルム製造用の再生材
料として使用すると、溶融製膜の際に該再生材料中に含
まれる塗膜成分が熱劣化し、得られたフィルムが著しく
着色し実用性に欠ける(回収性が劣る)ものとなる等の
問題が生じる。更に、フィルム同士が剥離し難い(ブロッ
キングする)、塗膜が削れ易い等の欠点が生じ、その解
決が望まれている。
いた制電性塗膜では、帯電防止剤の一部が塗膜中を移動
して界面に集積しフィルムの反対面等に移行する問題
や、帯電防止性(制電性)が経時的に低下するという問
題がある。一方、高分子型の帯電防止剤を用いた制電性塗
膜では、良好な制電性を得るために多量の帯電防止剤の
配合が必要であったり、膜厚の厚い制電性塗膜を形成さ
せることが必要であるため経済的でない。また、製品にな
らなかった屑フィルム(例えば、製造工程で切断除去し
たフィルム端部等)を回収し、フィルム製造用の再生材
料として使用すると、溶融製膜の際に該再生材料中に含
まれる塗膜成分が熱劣化し、得られたフィルムが著しく
着色し実用性に欠ける(回収性が劣る)ものとなる等の
問題が生じる。更に、フィルム同士が剥離し難い(ブロッ
キングする)、塗膜が削れ易い等の欠点が生じ、その解
決が望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る従来技術の問題点を解消し、コロナ放電処理等の前処
理を施すことなく低加工コストで制電性被膜を塗設で
き、かつ優れた帯電防止性、背面転写性、耐削れ性、耐ブロ
ッキング性、回収性を有するとともに、ロイコ染料発色性
に優れたプリペードカード用ポリエステルフィルムを提
供することにある。
る従来技術の問題点を解消し、コロナ放電処理等の前処
理を施すことなく低加工コストで制電性被膜を塗設で
き、かつ優れた帯電防止性、背面転写性、耐削れ性、耐ブロ
ッキング性、回収性を有するとともに、ロイコ染料発色性
に優れたプリペードカード用ポリエステルフィルムを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、本発明
によれば、ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、
表面酸性度が5.7〜13で、かつ23℃、相対湿度6
0%における表面固有抵抗が3×1012Ω/□以下であ
る制電性被膜を設けたプリペードカード用ポリエステル
フィルムであって、該制電性被膜が、(1)共重合ポリ
エステル樹脂及びアクリル系共重合体から選ばれる少な
くとも1種のバインダー樹脂40〜85重量%、(2)
前記式(I)で示される構造の繰り返し単位を主成分と
する帯電防止剤5〜50重量%及び(3)界面活性剤5
〜15重量%からなる組成を含む水性塗液を塗布し、乾
燥、延伸して塗設されたプリペードカード用ポリエステ
ルフィルムによって達成される。
によれば、ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、
表面酸性度が5.7〜13で、かつ23℃、相対湿度6
0%における表面固有抵抗が3×1012Ω/□以下であ
る制電性被膜を設けたプリペードカード用ポリエステル
フィルムであって、該制電性被膜が、(1)共重合ポリ
エステル樹脂及びアクリル系共重合体から選ばれる少な
くとも1種のバインダー樹脂40〜85重量%、(2)
前記式(I)で示される構造の繰り返し単位を主成分と
する帯電防止剤5〜50重量%及び(3)界面活性剤5
〜15重量%からなる組成を含む水性塗液を塗布し、乾
燥、延伸して塗設されたプリペードカード用ポリエステ
ルフィルムによって達成される。
【0009】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明においてポリエステルとは、ジカルボン酸成分とグ
リコール成分とからつくられる線状飽和ポリエステルで
ある。このジカルボン酸成分としては、テレルタル酸、
イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ヘキ
サヒドロテレフタル酸、4,4´−ジフェニルジカルボ
ン酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン
酸、等を例示することができる。特にフィルムの機械的
性質の点から、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸が好ましい。
発明においてポリエステルとは、ジカルボン酸成分とグ
リコール成分とからつくられる線状飽和ポリエステルで
ある。このジカルボン酸成分としては、テレルタル酸、
イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ヘキ
サヒドロテレフタル酸、4,4´−ジフェニルジカルボ
ン酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン
酸、等を例示することができる。特にフィルムの機械的
性質の点から、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸が好ましい。
【0010】また、このグリコール成分としてはエチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリ
コール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジ
オール、ネオペンチルグリコール、1,6−へキサンジ
オール、シクロヘキサンジメタノール、ポリエチレング
リコール、等を例示することができる。特にフィルムの
剛直性の点から、エチレングリコールが好ましい。
ングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリ
コール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジ
オール、ネオペンチルグリコール、1,6−へキサンジ
オール、シクロヘキサンジメタノール、ポリエチレング
リコール、等を例示することができる。特にフィルムの
剛直性の点から、エチレングリコールが好ましい。
【0011】本発明におけるポリエステルは、白色顔料、
例えば酸化チタン及び/または硫酸バリウムを含有する
ことが好ましい。このほかに酸化珪素、酸化アルミニウ
ム、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、カオリン、タ
ルク、酸化チタン、硫酸バリウム等のような無機微粒子、
架橋シリコーン樹脂、架橋ポリスチレン樹脂、架橋アク
リル樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂等のような耐熱性ポ
リマーからなる有機微粒子、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン・プロピレンコポリマー、オレフィン系
アイオノマーのような他の樹脂、安定剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、蛍光増白剤等を必要に応じて含有するこ
ともできる。
例えば酸化チタン及び/または硫酸バリウムを含有する
ことが好ましい。このほかに酸化珪素、酸化アルミニウ
ム、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、カオリン、タ
ルク、酸化チタン、硫酸バリウム等のような無機微粒子、
架橋シリコーン樹脂、架橋ポリスチレン樹脂、架橋アク
リル樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂等のような耐熱性ポ
リマーからなる有機微粒子、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン・プロピレンコポリマー、オレフィン系
アイオノマーのような他の樹脂、安定剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、蛍光増白剤等を必要に応じて含有するこ
ともできる。
【0012】本発明におけるポリエステルフィルムは、
酸化チタン、硫酸バリウム等の白色顔料を5〜20重量
%含んでいる白色ポリエステルフィルムが好ましいが、
その表面光沢度は所望により、任意に選択することがで
きる。
酸化チタン、硫酸バリウム等の白色顔料を5〜20重量
%含んでいる白色ポリエステルフィルムが好ましいが、
その表面光沢度は所望により、任意に選択することがで
きる。
【0013】本発明においてポリエステルフィルム、特
に白色ポリエステルフィルムは二軸延伸フィルムである
ことが好ましい。また、ポリエステルフィルムの厚さは、
20〜500μm、さらには50〜450μm、特に7
5〜300μmであることが好ましい。この厚さが20
μm未満ではフィルムの腰が弱くなり、一方フィルムが
厚すぎ、例えば500μmを超えると製膜性が劣る傾向
が見られる。
に白色ポリエステルフィルムは二軸延伸フィルムである
ことが好ましい。また、ポリエステルフィルムの厚さは、
20〜500μm、さらには50〜450μm、特に7
5〜300μmであることが好ましい。この厚さが20
μm未満ではフィルムの腰が弱くなり、一方フィルムが
厚すぎ、例えば500μmを超えると製膜性が劣る傾向
が見られる。
【0014】本発明においてポリエステルフィルムの少
なくとも片面に設けられる制電性被膜は、表面酸性度が
5.7〜13、好ましくは6.0〜10、更に好ましくは
6.3〜9.5であり、かつ23℃、相対湿度60%にお
けて表面固有抵抗が3×1012Ω/□以下、好ましくは
3×1011Ω/□以下、更に好ましくは3×1010Ω/
□以下である被膜である。この表面酸性度が5.7に満
たない場合では、カードとして使用前にロイコ染料の発
色が起こってしまいプリペードカードには使用できな
い。また表面酸性度が13を超えると、その上に設ける
磁気塗料や印刷インキとの接着性が不十分なものとな
る。また、表面固有抵抗が3×1012Ω/□を超える
と、帯電防止効果が小さく、印刷などの工程で塵埃が付
着し、印刷欠点になる可能性やプリペードカードとなっ
た時のカードの搬送性が悪くなる可能性が高くなる。
なくとも片面に設けられる制電性被膜は、表面酸性度が
5.7〜13、好ましくは6.0〜10、更に好ましくは
6.3〜9.5であり、かつ23℃、相対湿度60%にお
けて表面固有抵抗が3×1012Ω/□以下、好ましくは
3×1011Ω/□以下、更に好ましくは3×1010Ω/
□以下である被膜である。この表面酸性度が5.7に満
たない場合では、カードとして使用前にロイコ染料の発
色が起こってしまいプリペードカードには使用できな
い。また表面酸性度が13を超えると、その上に設ける
磁気塗料や印刷インキとの接着性が不十分なものとな
る。また、表面固有抵抗が3×1012Ω/□を超える
と、帯電防止効果が小さく、印刷などの工程で塵埃が付
着し、印刷欠点になる可能性やプリペードカードとなっ
た時のカードの搬送性が悪くなる可能性が高くなる。
【0015】本発明において制電性被膜を構成する組成
物は、バインダー樹脂(1)、帯電防止剤(2)および
界面活性剤(3)を含むものである。このバインダー樹
脂(1)は共重合ポリエステル樹脂及びアクリル系共重
合体から選ばれる少なくとも1種のバインダー樹脂であ
ることが必要である。
物は、バインダー樹脂(1)、帯電防止剤(2)および
界面活性剤(3)を含むものである。このバインダー樹
脂(1)は共重合ポリエステル樹脂及びアクリル系共重
合体から選ばれる少なくとも1種のバインダー樹脂であ
ることが必要である。
【0016】この共重合ポリエステル樹脂を構成する酸
成分としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,4−シクロ
ヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、フェ
ニルインダンジカルボン酸、ダイマー酸等を例示するこ
とができる。これら成分は二種以上を用いることができ
る。更に、これら成分とともにマレイン酸、フマル酸、
イタコン酸等の如き不飽和多塩基酸やp−ヒドロキシ安
息香酸、p−(β−ヒドロキシエトキシ)安息香酸等の
如きヒドロキシカルボン酸を少割合用いることができ
る。不飽和多塩基酸成分やヒドロキシカルボン酸成分の
割合は高々10モル%、好ましくは5モル%以下であ
る。また、ポリオール成分としては、エチレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、
1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジ
メタノール、キシリレングリコール、ジメチロールプロ
ピオン酸、グリセリン、トリメチロールプロパン、ポリ
(エチレンオキシ)グリコール、ポリ(テトラメチレン
オキシ)グリコール、更に下記式で示されるビスフェノ
ールAのエチレンオキサイド付加物やプロピレンオキサ
イド付加物
成分としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,4−シクロ
ヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、フェ
ニルインダンジカルボン酸、ダイマー酸等を例示するこ
とができる。これら成分は二種以上を用いることができ
る。更に、これら成分とともにマレイン酸、フマル酸、
イタコン酸等の如き不飽和多塩基酸やp−ヒドロキシ安
息香酸、p−(β−ヒドロキシエトキシ)安息香酸等の
如きヒドロキシカルボン酸を少割合用いることができ
る。不飽和多塩基酸成分やヒドロキシカルボン酸成分の
割合は高々10モル%、好ましくは5モル%以下であ
る。また、ポリオール成分としては、エチレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、
1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジ
メタノール、キシリレングリコール、ジメチロールプロ
ピオン酸、グリセリン、トリメチロールプロパン、ポリ
(エチレンオキシ)グリコール、ポリ(テトラメチレン
オキシ)グリコール、更に下記式で示されるビスフェノ
ールAのエチレンオキサイド付加物やプロピレンオキサ
イド付加物
【0017】
【化2】
【0018】
【化3】 [但し、l+k=2〜10、PH=フェニレン基]等を
例示することができる。これらは二種以上を用いること
ができる。
例示することができる。これらは二種以上を用いること
ができる。
【0019】かかるポリオール成分の中でもエチレング
リコール、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加
物やプロピレンオキサイド付加物、1,4−ブタンジオ
ールが好ましく、更にエチレングリコール、ビスフェノ
ールAのエチレンオキサイド付加物やプロピレンオキサ
イド付加物が好ましい。
リコール、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加
物やプロピレンオキサイド付加物、1,4−ブタンジオ
ールが好ましく、更にエチレングリコール、ビスフェノ
ールAのエチレンオキサイド付加物やプロピレンオキサ
イド付加物が好ましい。
【0020】また、前記共重合ポリエステル樹脂には、
水性液化を容易にするために若干量の、スルホン酸塩基
を有する化合物やカルボン酸塩基を有する化合物を共重
合させることが可能であり、その方が好ましい。
水性液化を容易にするために若干量の、スルホン酸塩基
を有する化合物やカルボン酸塩基を有する化合物を共重
合させることが可能であり、その方が好ましい。
【0021】このスルホン酸塩基を有する化合物として
は、例えば5−Naスルホイソフタル酸、5−アンモニ
ウムスルホイソフタル酸、4−Naスルホイソフタル
酸、4−メチルアンモニウムスルホイソフタル酸、2−
Naスルホイソフタル酸、5−Kスルホイソフタル酸、
4−Kスルホイソフタル酸、2−Kスルホイソフタル
酸、Naスルホコハク酸等のスルホン酸アルカリ金属塩
系またはスルホン酸アミン塩系化合物等が好ましく挙げ
られる。また、このカルボン酸塩基を有する化合物とし
ては、例えば無水トリメリット酸、トリメリット酸、無
水ピロメリット酸、ピロメリット酸、トリメシン酸、シ
クロブタンテトラカルボン酸、ジメチロールプロピオン
酸等、あるいはこれらのモノアルカリ金属塩等が挙げら
れる。なお、遊離カルボキシル基は共重合後にアルカリ
金属化合物やアミン化合物を作用させてカルボン酸塩基
とする。
は、例えば5−Naスルホイソフタル酸、5−アンモニ
ウムスルホイソフタル酸、4−Naスルホイソフタル
酸、4−メチルアンモニウムスルホイソフタル酸、2−
Naスルホイソフタル酸、5−Kスルホイソフタル酸、
4−Kスルホイソフタル酸、2−Kスルホイソフタル
酸、Naスルホコハク酸等のスルホン酸アルカリ金属塩
系またはスルホン酸アミン塩系化合物等が好ましく挙げ
られる。また、このカルボン酸塩基を有する化合物とし
ては、例えば無水トリメリット酸、トリメリット酸、無
水ピロメリット酸、ピロメリット酸、トリメシン酸、シ
クロブタンテトラカルボン酸、ジメチロールプロピオン
酸等、あるいはこれらのモノアルカリ金属塩等が挙げら
れる。なお、遊離カルボキシル基は共重合後にアルカリ
金属化合物やアミン化合物を作用させてカルボン酸塩基
とする。
【0022】前記共重合ポリエステル樹脂は、変性ポリ
エステル共重合体、たとえば前記ポリエステル共重合体
をアクリル、ポリウレタン、シリコーン、エポキシ、フ
ェノール樹脂等で変性したブロック重合体、あるいはグ
ラフト重合体として用いることもできる。
エステル共重合体、たとえば前記ポリエステル共重合体
をアクリル、ポリウレタン、シリコーン、エポキシ、フ
ェノール樹脂等で変性したブロック重合体、あるいはグ
ラフト重合体として用いることもできる。
【0023】かかる共重合ポリエステル樹脂は、従来か
ら知られまたは用いられているポリエステルの製造技術
によって製造することができる。例えば、2,6−ナフ
タレンジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体
(特にジメチルエステル)、イソフタル酸またはそのエ
ステル形成性誘導体(特にジメチルエステル)及び無水
トリメリット酸をエチレングリコール及びビスフェノー
ルAのプロピレンオキサイド付加物と反応せしめてモノ
マーもしくはオリゴマーを形成し、その後真空下で重縮
合反応せしめることによって所定の固有粘度(o−クロ
ロフェノールを用いて35℃で測定した固有粘度が0.
2〜0.8が好ましい。)の共重合ポリエステルとし、
さらに遊離のカルボキシ基をアルカリ化合物またはアミ
ン化合物と反応させて塩とする方法で製造することがで
きる。その際、反応を促進する触媒、例えばエステル化
もしくはエステル交換触媒、重縮合触媒等を用いること
が好ましく、また種々の添加剤、例えば安定剤等を添加
することもできる。
ら知られまたは用いられているポリエステルの製造技術
によって製造することができる。例えば、2,6−ナフ
タレンジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体
(特にジメチルエステル)、イソフタル酸またはそのエ
ステル形成性誘導体(特にジメチルエステル)及び無水
トリメリット酸をエチレングリコール及びビスフェノー
ルAのプロピレンオキサイド付加物と反応せしめてモノ
マーもしくはオリゴマーを形成し、その後真空下で重縮
合反応せしめることによって所定の固有粘度(o−クロ
ロフェノールを用いて35℃で測定した固有粘度が0.
2〜0.8が好ましい。)の共重合ポリエステルとし、
さらに遊離のカルボキシ基をアルカリ化合物またはアミ
ン化合物と反応させて塩とする方法で製造することがで
きる。その際、反応を促進する触媒、例えばエステル化
もしくはエステル交換触媒、重縮合触媒等を用いること
が好ましく、また種々の添加剤、例えば安定剤等を添加
することもできる。
【0024】本発明においてバインダー樹脂(1)とし
て用いるアクリル系共重合体の構成成分としては、アク
リル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸ソーダ、アクリル酸アンモニウ
ム、2−ヒドロキシエチルアクリレート、メタクリル
酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸ブチル、メタクリル酸ソーダ、メタクリル酸アン
モニウム、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、グリ
シジルメタクリレート、アクリルメタクリレート、ビニ
ルスルホン酸ナトリウム、メタリルスルホン酸ナトリウ
ム、スチレンスルホン酸ナトリウム、アクリルアミド、
メタクリルアミド,N−メチロールメタクリルアミド等
を例示することができる。これらのモノマーは、例えば
スチレン、酢酸ビニル、アクリルニトリル、メタクリル
ニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ジビニルベン
ゼン等の他の不飽和単量体と併用することもできる。
て用いるアクリル系共重合体の構成成分としては、アク
リル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸ソーダ、アクリル酸アンモニウ
ム、2−ヒドロキシエチルアクリレート、メタクリル
酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸ブチル、メタクリル酸ソーダ、メタクリル酸アン
モニウム、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、グリ
シジルメタクリレート、アクリルメタクリレート、ビニ
ルスルホン酸ナトリウム、メタリルスルホン酸ナトリウ
ム、スチレンスルホン酸ナトリウム、アクリルアミド、
メタクリルアミド,N−メチロールメタクリルアミド等
を例示することができる。これらのモノマーは、例えば
スチレン、酢酸ビニル、アクリルニトリル、メタクリル
ニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ジビニルベン
ゼン等の他の不飽和単量体と併用することもできる。
【0025】また前記アクリル系共重合体として、変性
アクリル共重合体、例えば前記アクリル共重合体をポリ
エステル、ポリウレタン、シリコーン、エポキシ、フェ
ノール樹脂等で変性したブロック重合体、あるいはグラ
フト重合体として用いることもできる。
アクリル共重合体、例えば前記アクリル共重合体をポリ
エステル、ポリウレタン、シリコーン、エポキシ、フェ
ノール樹脂等で変性したブロック重合体、あるいはグラ
フト重合体として用いることもできる。
【0026】また、本発明における帯電防止剤(2)は
下記式(I)で示される構造の繰り返し単位を主成分と
する化合物であることが必要である。
下記式(I)で示される構造の繰り返し単位を主成分と
する化合物であることが必要である。
【0027】
【化4】 (ただし、式中のR1、R2はそれぞれH又はCH3、R3
はエチレン基または炭素数が4〜10のアルキレン基、
R4、R 5 はそれぞれ炭素数が1〜5の飽和炭化水素基、
R6は炭素数が2〜5のアルキレン基、mは1〜20の
数、nは1〜40の数、Y-はハロゲンイオン、モノも
しくはポリハロゲン化アルキルイオン、ナイトレートイ
オン、サルフェートイオン、アルキルサルフェートイオ
ン、スルホネートイオン又はアルキルスルホネートイオ
ンである。)
はエチレン基または炭素数が4〜10のアルキレン基、
R4、R 5 はそれぞれ炭素数が1〜5の飽和炭化水素基、
R6は炭素数が2〜5のアルキレン基、mは1〜20の
数、nは1〜40の数、Y-はハロゲンイオン、モノも
しくはポリハロゲン化アルキルイオン、ナイトレートイ
オン、サルフェートイオン、アルキルサルフェートイオ
ン、スルホネートイオン又はアルキルスルホネートイオ
ンである。)
【0028】前記帯電防止剤のうち、式(I)中のY-が
R7SO3 -で示されるアルキルスルホネートイオン(た
だし、R7は炭素数が1〜5の飽和炭化水素基)であり、
−(OR3)m−のR3がエチレン基であり、mが1〜20
の数、−(R6O)n−のR6がエチレン基であり、nが1
〜40の数であるものは、塗膜とポリエステルフィルム
との接着性、塗膜の耐熱性が良好であり、特に制電性に優
れるので好ましい。
R7SO3 -で示されるアルキルスルホネートイオン(た
だし、R7は炭素数が1〜5の飽和炭化水素基)であり、
−(OR3)m−のR3がエチレン基であり、mが1〜20
の数、−(R6O)n−のR6がエチレン基であり、nが1
〜40の数であるものは、塗膜とポリエステルフィルム
との接着性、塗膜の耐熱性が良好であり、特に制電性に優
れるので好ましい。
【0029】前記帯電防止剤は、例えば下記の方法で好
ましく製造することができる。すなわち、アクリル酸エ
ステルモノマーを、乳化重合により、重量平均分子量20
00〜100000のポリアクリル酸エステルとし、次
いでN,N−ジアルキルアミノアルキルアミン(例え
ば、N,N−ジメチルアミノプロピルアミン、N,N−ジ
エチルアミノプロピルアミン等)と反応させてアミド化
し、最後に4級ヒドロキシアルキル化反応を行わせて4
級カチオン対を導入することで製造できる。
ましく製造することができる。すなわち、アクリル酸エ
ステルモノマーを、乳化重合により、重量平均分子量20
00〜100000のポリアクリル酸エステルとし、次
いでN,N−ジアルキルアミノアルキルアミン(例え
ば、N,N−ジメチルアミノプロピルアミン、N,N−ジ
エチルアミノプロピルアミン等)と反応させてアミド化
し、最後に4級ヒドロキシアルキル化反応を行わせて4
級カチオン対を導入することで製造できる。
【0030】帯電防止剤の平均分子量(数平均分子量)
は任意であるが、3000〜300000、更に5000
〜100000であることが好ましい。この平均分子量
が3000未満であると、帯電防止剤の背面転写性が悪
化する傾向があり、一方平均分子量が300000を超
えると、水性塗液の粘度が高くなりすぎフィルムに均一
に塗布し難くなるため好ましくない。
は任意であるが、3000〜300000、更に5000
〜100000であることが好ましい。この平均分子量
が3000未満であると、帯電防止剤の背面転写性が悪
化する傾向があり、一方平均分子量が300000を超
えると、水性塗液の粘度が高くなりすぎフィルムに均一
に塗布し難くなるため好ましくない。
【0031】上記の制電性被膜に用いる帯電防止剤は、
前記式(I)中のY-が、CH3SO3 -、C2H5SO3 -、
またはC3H7SO3 -であり、−(OR3)m−が−(OC2
H 4 )m−であり、かつmが1〜5であることが好まし
い。また、−(R6O)n−が−(C2H 4 O)n−であ
り、かつnが1〜10であることが好ましい。
前記式(I)中のY-が、CH3SO3 -、C2H5SO3 -、
またはC3H7SO3 -であり、−(OR3)m−が−(OC2
H 4 )m−であり、かつmが1〜5であることが好まし
い。また、−(R6O)n−が−(C2H 4 O)n−であ
り、かつnが1〜10であることが好ましい。
【0032】本発明における制電性被膜には、被膜とポ
リエステルフィルムとの接着を強固なものとし、プリペ
ードカード用ポリエステルフィルムの耐ブロッキング性
を良好なものとするため、界面活性剤(3)を配合する。
この界面活性剤としては、例えばアルキレンオキサイド
単独重合体、アルキレンオキサイド共重合体、脂肪族アル
コール・アルキレンオキサイド付加物、長鎖脂肪族置換
フェノール・アルキレンオキサイド付加重合物、多価ア
ルコール脂肪族エステル、長鎖脂肪族アミドアルコール
等のノニオン系界面活性剤、4級アンモニウム塩を有す
る化合物、アルキルピリジニウム塩を有する化合物、スル
ホン酸塩を有する化合物等のカチオン系又はアニオン系
界面活性剤を挙げることができ、特にノニオン界面活性
剤が塗膜とベースフィルムとの接着性や制電性ポリエス
テルフィルムの耐ブロッキング性に対する効果が優れる
ため好ましい。
リエステルフィルムとの接着を強固なものとし、プリペ
ードカード用ポリエステルフィルムの耐ブロッキング性
を良好なものとするため、界面活性剤(3)を配合する。
この界面活性剤としては、例えばアルキレンオキサイド
単独重合体、アルキレンオキサイド共重合体、脂肪族アル
コール・アルキレンオキサイド付加物、長鎖脂肪族置換
フェノール・アルキレンオキサイド付加重合物、多価ア
ルコール脂肪族エステル、長鎖脂肪族アミドアルコール
等のノニオン系界面活性剤、4級アンモニウム塩を有す
る化合物、アルキルピリジニウム塩を有する化合物、スル
ホン酸塩を有する化合物等のカチオン系又はアニオン系
界面活性剤を挙げることができ、特にノニオン界面活性
剤が塗膜とベースフィルムとの接着性や制電性ポリエス
テルフィルムの耐ブロッキング性に対する効果が優れる
ため好ましい。
【0033】本発明において、共重合ポリエステル樹脂
及びアクリル系共重合体から選ばれる少なくとも一種の
バインダー樹脂(1)、前記式(I)で示される帯電防
止剤(2)並びに界面活性剤(3)からなる組成に当た
り、該バインダー樹脂(1)の割合は40〜85wt
%、好ましくは50〜80wt%である。この割合が4
0wt%未満では、被膜(プライマー層)のポリエステル
フィルムへの密着力が不足する。他方85wt%を超える
と、塗布フィルムのブロッキング性が悪化する。また、
前記帯電防止剤(2)の割合は5〜50wt%、好まし
くは10〜40wt%である。この割合が5wt%未満
では帯電防止性が不足し、他方50wt%を超えるとプ
ライマー層のポリエステルフィルムへの密着力が不足す
る。また、界面活性剤(3)の割合は5〜15wt%、
好ましくは5〜10wt%である。この割合が5wt%
未満では水性塗液のポリエステルフィルムへの濡れ性が
不足し、他方15wt%を超えるとプライマー層のポリ
エステルフィルムへの密着力が不足し、或いは耐ブロッ
キング性が不足する。
及びアクリル系共重合体から選ばれる少なくとも一種の
バインダー樹脂(1)、前記式(I)で示される帯電防
止剤(2)並びに界面活性剤(3)からなる組成に当た
り、該バインダー樹脂(1)の割合は40〜85wt
%、好ましくは50〜80wt%である。この割合が4
0wt%未満では、被膜(プライマー層)のポリエステル
フィルムへの密着力が不足する。他方85wt%を超える
と、塗布フィルムのブロッキング性が悪化する。また、
前記帯電防止剤(2)の割合は5〜50wt%、好まし
くは10〜40wt%である。この割合が5wt%未満
では帯電防止性が不足し、他方50wt%を超えるとプ
ライマー層のポリエステルフィルムへの密着力が不足す
る。また、界面活性剤(3)の割合は5〜15wt%、
好ましくは5〜10wt%である。この割合が5wt%
未満では水性塗液のポリエステルフィルムへの濡れ性が
不足し、他方15wt%を超えるとプライマー層のポリ
エステルフィルムへの密着力が不足し、或いは耐ブロッ
キング性が不足する。
【0034】本発明において制電性被膜を形成する前記
成分の組成物は、水性塗液(水を媒体とするもの)とし
て塗布するが、有機溶剤が水性塗液に少量含まれたもの
を溶剤として塗布することも可能である。この有機溶剤
としては、メチルエチルケトン、アセトン、酢酸エチ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、シクロヘキサノ
ン、n−ヘキサン、トルエン、キシレン、メタノール、
エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール等を
例示することができる。これらは単独で、もしくは複数
を組み合わせて用いることができる。
成分の組成物は、水性塗液(水を媒体とするもの)とし
て塗布するが、有機溶剤が水性塗液に少量含まれたもの
を溶剤として塗布することも可能である。この有機溶剤
としては、メチルエチルケトン、アセトン、酢酸エチ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、シクロヘキサノ
ン、n−ヘキサン、トルエン、キシレン、メタノール、
エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール等を
例示することができる。これらは単独で、もしくは複数
を組み合わせて用いることができる。
【0035】本発明においては、好ましくは前記組成を
含む水性塗液を用いて被膜を塗設するが、この水性塗液
には被膜表面の滑り性を良好なものとし、かつフィルム
の耐ブロッキング性を良好なものとするため、接着性等
の特性を損なわない範囲で滑剤を添加することが好まし
い。この滑剤としては、例えばポリスチレン樹脂、アクリ
ル樹脂、メラミン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、尿素
樹脂、ベンゾグナミン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステ
ル樹脂等の微粒子を好ましく挙げることができる。これ
らの樹脂の微粒子は、被膜中に微粒子で含まれるもので
あれば熱可塑性であっても熱硬化性のものであってもよ
い。この微粒子の平均粒径は0.001〜2.5μmで
あり、含有量が0.001〜50wt%であることが好
ましい。
含む水性塗液を用いて被膜を塗設するが、この水性塗液
には被膜表面の滑り性を良好なものとし、かつフィルム
の耐ブロッキング性を良好なものとするため、接着性等
の特性を損なわない範囲で滑剤を添加することが好まし
い。この滑剤としては、例えばポリスチレン樹脂、アクリ
ル樹脂、メラミン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、尿素
樹脂、ベンゾグナミン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステ
ル樹脂等の微粒子を好ましく挙げることができる。これ
らの樹脂の微粒子は、被膜中に微粒子で含まれるもので
あれば熱可塑性であっても熱硬化性のものであってもよ
い。この微粒子の平均粒径は0.001〜2.5μmで
あり、含有量が0.001〜50wt%であることが好
ましい。
【0036】さらに本発明の目的を損なわない範囲にお
いて、他の界面活性剤、紫外線吸収剤、顔料、潤滑剤、
ブロッキング防止剤、メラミン、エポキシ、アジリジン
等の架橋剤や他の帯電防止剤等の他の添加剤を配合する
ことができる。
いて、他の界面活性剤、紫外線吸収剤、顔料、潤滑剤、
ブロッキング防止剤、メラミン、エポキシ、アジリジン
等の架橋剤や他の帯電防止剤等の他の添加剤を配合する
ことができる。
【0037】本発明における塗剤の固形分濃度は、通常
30wt%以下であり、更には0.5〜30wt%である
ことが好ましい。この割合が0.5wt%未満であると、
ポリエステルフィルムへの塗れ性が不足し、また30w
t%を超えると被膜外観が悪化するので好ましくない。
30wt%以下であり、更には0.5〜30wt%である
ことが好ましい。この割合が0.5wt%未満であると、
ポリエステルフィルムへの塗れ性が不足し、また30w
t%を超えると被膜外観が悪化するので好ましくない。
【0038】本発明においては上述の成分を含む制電性
(プライマー)塗剤をポリエステルフィルムの少なくと
も片面に塗布するが、該フィルムとしては結晶配向が完
了する前のポリエステルフィルムである。この配向結晶
が完了する前のポリエステルフィルムとしては、該ポリ
エステルを熱溶融してそのままフィルム状となした未延
伸状フィルム、未延伸フィルムを縦方向または横方向の
何れか一方に配向せしめた一軸延伸フィルム、縦方向及
び横方向の二方向に低倍率延伸配向せしめたもの(最終
的に縦方向及び横方向に再延伸せしめて配向結晶化を完
了せしめる前の二軸延伸フィルム)等を例示することが
できる。
(プライマー)塗剤をポリエステルフィルムの少なくと
も片面に塗布するが、該フィルムとしては結晶配向が完
了する前のポリエステルフィルムである。この配向結晶
が完了する前のポリエステルフィルムとしては、該ポリ
エステルを熱溶融してそのままフィルム状となした未延
伸状フィルム、未延伸フィルムを縦方向または横方向の
何れか一方に配向せしめた一軸延伸フィルム、縦方向及
び横方向の二方向に低倍率延伸配向せしめたもの(最終
的に縦方向及び横方向に再延伸せしめて配向結晶化を完
了せしめる前の二軸延伸フィルム)等を例示することが
できる。
【0039】ポリエステルフィルムへの制電性(プライ
マー)塗液の塗布方法としては、公知の任意の塗工法が
適用できる。例えばロールコート法、グラビアコート
法、マイクログラビアコート法、リバースコート法、ロ
ールブラッシュ法、スプレーコート法、エアーナイフコ
ート法、含浸法及びカーテンコート法等を単独または組
み合わせて適用すると良い。なお、水性塗液を用いる場
合には、塗液の安定性を助ける目的で若干量の有機溶剤
を含ませても良い。
マー)塗液の塗布方法としては、公知の任意の塗工法が
適用できる。例えばロールコート法、グラビアコート
法、マイクログラビアコート法、リバースコート法、ロ
ールブラッシュ法、スプレーコート法、エアーナイフコ
ート法、含浸法及びカーテンコート法等を単独または組
み合わせて適用すると良い。なお、水性塗液を用いる場
合には、塗液の安定性を助ける目的で若干量の有機溶剤
を含ませても良い。
【0040】塗布量は走行しているフィルム1m2あた
り0.5〜50g、さらには5〜30gが好ましい。最
終乾燥塗膜(被膜)の厚さとしては、0.02〜1μm
が必要であり、好ましくは0.05〜0.8μmであ
る。塗膜の厚さが0.02μm未満であると、帯電防止
性が不十分となり、他方1μmを超えると、耐ブロッキ
ング性が低下するので好ましくない。塗布はフィルムの
用途に応じて片面のみに行うことも両面に行うこともで
きる。塗布後、乾燥することにより、均一な塗膜とな
る。
り0.5〜50g、さらには5〜30gが好ましい。最
終乾燥塗膜(被膜)の厚さとしては、0.02〜1μm
が必要であり、好ましくは0.05〜0.8μmであ
る。塗膜の厚さが0.02μm未満であると、帯電防止
性が不十分となり、他方1μmを超えると、耐ブロッキ
ング性が低下するので好ましくない。塗布はフィルムの
用途に応じて片面のみに行うことも両面に行うこともで
きる。塗布後、乾燥することにより、均一な塗膜とな
る。
【0041】本発明においては、ポリエステルフィルム
に制電性(プライマー)塗剤を塗布した後、乾燥、延伸
処理を行うが、この乾燥は90〜130℃で2〜20秒
間行うのが好ましい。この乾燥は延伸処理の予熱処理な
いし延伸時の加熱処理をかねることができる。ポリエス
テルフィルムの延伸処理は、温度70〜140℃で縦方
向に2.5〜7倍、横方向に2.5〜7倍、面積倍率で
8倍以上、さらには9〜28倍延伸するのが好ましい。
再延伸する場合には、1.05〜3倍の倍率で延伸する
のが好ましい(但し、面積倍率は前記と同じ)。延伸後
の熱固定処理は最終延伸温度より高く融点以下の温度で
1〜30秒行うのが好ましい。例えばポリエチレンテレ
フタレートフィルムでは170〜240℃で2〜30秒
熱固定するのが好ましい。
に制電性(プライマー)塗剤を塗布した後、乾燥、延伸
処理を行うが、この乾燥は90〜130℃で2〜20秒
間行うのが好ましい。この乾燥は延伸処理の予熱処理な
いし延伸時の加熱処理をかねることができる。ポリエス
テルフィルムの延伸処理は、温度70〜140℃で縦方
向に2.5〜7倍、横方向に2.5〜7倍、面積倍率で
8倍以上、さらには9〜28倍延伸するのが好ましい。
再延伸する場合には、1.05〜3倍の倍率で延伸する
のが好ましい(但し、面積倍率は前記と同じ)。延伸後
の熱固定処理は最終延伸温度より高く融点以下の温度で
1〜30秒行うのが好ましい。例えばポリエチレンテレ
フタレートフィルムでは170〜240℃で2〜30秒
熱固定するのが好ましい。
【0042】かくして得られたプリペードカード用ポリ
エステルフィルムは、例えば表面酸性度が5.7〜13、
特に6.3〜9.5であり、かつ表面固有抵抗(温度2
3℃、湿度60%)が3×1012[Ω/□]以下、特に2
×1010〜2×1011[Ω/□]であり、帯電防止性、耐
ブロッキング性、背面転写性、耐削れ性、回収性に優れ、
かつロイコ染料発色性に優れたものであり、プリペード
カード用フィルムとして有用である。
エステルフィルムは、例えば表面酸性度が5.7〜13、
特に6.3〜9.5であり、かつ表面固有抵抗(温度2
3℃、湿度60%)が3×1012[Ω/□]以下、特に2
×1010〜2×1011[Ω/□]であり、帯電防止性、耐
ブロッキング性、背面転写性、耐削れ性、回収性に優れ、
かつロイコ染料発色性に優れたものであり、プリペード
カード用フィルムとして有用である。
【0043】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。また、本発明における評価は次に示す方法で行っ
た。
るが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。また、本発明における評価は次に示す方法で行っ
た。
【0044】1.表面固有抵抗(帯電防止性) サンプルフィルムの表面固有抵抗を、タケダ理研社製・
固有抵抗測定器を使用し、測定温度23℃、測定湿度60
%の条件で、印加電圧500Vで1分後の表面固有抵抗
値(Ω/□)を測定する。尚、表面固有抵抗値は3×10
12[Ω/□]以下が好ましく、3×1011以下が更に好
ましい。
固有抵抗測定器を使用し、測定温度23℃、測定湿度60
%の条件で、印加電圧500Vで1分後の表面固有抵抗
値(Ω/□)を測定する。尚、表面固有抵抗値は3×10
12[Ω/□]以下が好ましく、3×1011以下が更に好
ましい。
【0045】2.表面酸性度 面積30cm2のフィルムサンプルを1cm2角にカットする。カッ
トしたフィルムサンプルをMEK/イオン交換水(pH=6.8)
=1/1溶液500mlで30分超音波処理を行う。フィル
ムサンプルを取り除き、溶液をイオン交換水500mlで
抽出し、分液ロートで水を分離する。分離した水のpH
を、pHメーター(東亜電波工業(株)製、HMー30S)で
測定する。
トしたフィルムサンプルをMEK/イオン交換水(pH=6.8)
=1/1溶液500mlで30分超音波処理を行う。フィル
ムサンプルを取り除き、溶液をイオン交換水500mlで
抽出し、分液ロートで水を分離する。分離した水のpH
を、pHメーター(東亜電波工業(株)製、HMー30S)で
測定する。
【0046】3.耐ブロッキング性 50mm幅に切断したサンプルフィルムの積層物塗膜塗
設面と非塗設面とを重ねあわせ.50kg/cm2の荷
重下、60℃×80%RHにて17時間処理した後、塗設
面と非塗設面との剥離力を測定し、耐ブロッキング性を
下記の通り評価する。 ランクA: 剥離力≦10g(耐ブロッキング性良好) ランクB: 10g<剥離力≦30g(耐ブロッキング性やや不良) ランクC: 30g<剥離力 (耐ブロッキング性不良)
設面と非塗設面とを重ねあわせ.50kg/cm2の荷
重下、60℃×80%RHにて17時間処理した後、塗設
面と非塗設面との剥離力を測定し、耐ブロッキング性を
下記の通り評価する。 ランクA: 剥離力≦10g(耐ブロッキング性良好) ランクB: 10g<剥離力≦30g(耐ブロッキング性やや不良) ランクC: 30g<剥離力 (耐ブロッキング性不良)
【0047】4.背面転写性 サンプルフィルムの塗布面と非塗布面とを重ねて6kg
/cm2の荷重を加え、50℃×70%RHの条件で1
7時間処理した後、非塗布面の水接触角(θ:背面転写
性の代用特性)を測定し、下記の基準により評価する。 ランクA: θ≧55°(背面転写性良好) ランクB: 55°>θ≧48°(背面転写性やや良好) ランクC: 48°>θ (背面転写性不良) 水接触角は上記サンプルフィルムを、非塗布面を上にし
て接触角測定装置(エルマ社製)にセットし、温度23
℃の条件にて水滴を落下させてから1分後の接触角を読
み取ることにより測定する。尚、背面転写性が全く無いフ
ィルムの水接触角は60〜72°であり、背面転写性良
好なフィルムの水接触角は55°以上であり、背面転写
性が著しい(背面転写性不良)フィルムの水接触角は4
8°未満である。
/cm2の荷重を加え、50℃×70%RHの条件で1
7時間処理した後、非塗布面の水接触角(θ:背面転写
性の代用特性)を測定し、下記の基準により評価する。 ランクA: θ≧55°(背面転写性良好) ランクB: 55°>θ≧48°(背面転写性やや良好) ランクC: 48°>θ (背面転写性不良) 水接触角は上記サンプルフィルムを、非塗布面を上にし
て接触角測定装置(エルマ社製)にセットし、温度23
℃の条件にて水滴を落下させてから1分後の接触角を読
み取ることにより測定する。尚、背面転写性が全く無いフ
ィルムの水接触角は60〜72°であり、背面転写性良
好なフィルムの水接触角は55°以上であり、背面転写
性が著しい(背面転写性不良)フィルムの水接触角は4
8°未満である。
【0048】5.耐削れ性 20mm幅に切断したフィルムサンプルを用い、フィル
ムの塗膜面を直径10mmの円柱状ステンレス製固定バ
ーにあてて200gの荷重を加えた状態で80m走行さ
せた後、バーに付着した塗膜の白粉を観察し、耐削れ性を
下記の通り評価する。 ランクA:バーに白粉の付着が無い(耐削れ性良好) ランクB:バーに白粉がやや付着する(耐削れ性やや不
良) ランクC:バーに白粉が多量に付着する(耐削れ性不
良)
ムの塗膜面を直径10mmの円柱状ステンレス製固定バ
ーにあてて200gの荷重を加えた状態で80m走行さ
せた後、バーに付着した塗膜の白粉を観察し、耐削れ性を
下記の通り評価する。 ランクA:バーに白粉の付着が無い(耐削れ性良好) ランクB:バーに白粉がやや付着する(耐削れ性やや不
良) ランクC:バーに白粉が多量に付着する(耐削れ性不
良)
【0049】6.再生フィルムの着色度(回収性) 塗膜を設けないフィルムを粉砕し、押出機にて約300
℃で溶融しチップ化し、次いで得られたチップを用いて
溶融製膜し、ブランクフィルムを作成する。このフィルム
の着色度をブランクとする。一方、積層物塗膜を設けたサ
ンプルフィルムを粉砕し、押出機にて約300℃で溶融
しチップ化し、次いで得られたチップを用いて溶融製膜
し、再生フィルムを作成する。このフィルムの着色度を下
記の基準により評価する。 ランクA:着色度がブランクフィルム並み ランクB:フィルムがやや着色している ランクC:フィルムの着色度が大で実用性に欠ける
℃で溶融しチップ化し、次いで得られたチップを用いて
溶融製膜し、ブランクフィルムを作成する。このフィルム
の着色度をブランクとする。一方、積層物塗膜を設けたサ
ンプルフィルムを粉砕し、押出機にて約300℃で溶融
しチップ化し、次いで得られたチップを用いて溶融製膜
し、再生フィルムを作成する。このフィルムの着色度を下
記の基準により評価する。 ランクA:着色度がブランクフィルム並み ランクB:フィルムがやや着色している ランクC:フィルムの着色度が大で実用性に欠ける
【0050】7.UVインキの接着性 サンプルの非塗膜面に厚さ250μmのポリエステルフ
ィルムを接着剤で貼り付ける。塗膜面の上に紫外線硬化
型印刷インキ(東洋インキ製フラッシュドライFDO紅
APN)をRIテスター(明製作所製)により印刷した
後、中圧水銀灯(80W/cm、一灯式;日本電池製)
UVキュア装置でキュアリングを行い、厚み3.0μm
のUVインキ層を形成する。このUVインキ層上にセロ
テープ(18mm幅;ニチバン製)を15cmの長さに
貼り、この上を2Kgの手動式荷重ロールで一定の荷重
を与え、フィルムを固定してセロハンテープの一端を9
0゜方向に剥離することにより剥離接着力を評価する。
接着性は次の基準で評価する。 ランクA:インキ層が全く剥離しない(インキ接着性良
好) ランクB:塗膜とインキ層間が部分的に凝集破壊状に剥
離する(インキ接着性やや良好) ランクC:塗膜とインキ層間が層状に剥離する(インキ
接着性不良)
ィルムを接着剤で貼り付ける。塗膜面の上に紫外線硬化
型印刷インキ(東洋インキ製フラッシュドライFDO紅
APN)をRIテスター(明製作所製)により印刷した
後、中圧水銀灯(80W/cm、一灯式;日本電池製)
UVキュア装置でキュアリングを行い、厚み3.0μm
のUVインキ層を形成する。このUVインキ層上にセロ
テープ(18mm幅;ニチバン製)を15cmの長さに
貼り、この上を2Kgの手動式荷重ロールで一定の荷重
を与え、フィルムを固定してセロハンテープの一端を9
0゜方向に剥離することにより剥離接着力を評価する。
接着性は次の基準で評価する。 ランクA:インキ層が全く剥離しない(インキ接着性良
好) ランクB:塗膜とインキ層間が部分的に凝集破壊状に剥
離する(インキ接着性やや良好) ランクC:塗膜とインキ層間が層状に剥離する(インキ
接着性不良)
【0051】8.ロイコ染料発色性サンプルフィルムの
制電制塗膜の上に、下記のロイコ染料系塗料を塗布、8
0℃で乾燥し、塗設された塗膜(ロイコ発色性層)の発
色の有無を評価する。 ○: 発色なし ×: 発色あり ロイコ染料系塗料の調製 下記式で示される化合物2.5重量部、ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)酢酸メチルエステル5.0重量部、5
−ヒドロキシエチルセルロース水溶液25.0重量部、
ステアリン酸アマイド5.0重量部、ポリウレタン系バ
インダー42.0重量部及び水73.5重量部を均一混
合してロイコ染料系塗料の調製した。
制電制塗膜の上に、下記のロイコ染料系塗料を塗布、8
0℃で乾燥し、塗設された塗膜(ロイコ発色性層)の発
色の有無を評価する。 ○: 発色なし ×: 発色あり ロイコ染料系塗料の調製 下記式で示される化合物2.5重量部、ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)酢酸メチルエステル5.0重量部、5
−ヒドロキシエチルセルロース水溶液25.0重量部、
ステアリン酸アマイド5.0重量部、ポリウレタン系バ
インダー42.0重量部及び水73.5重量部を均一混
合してロイコ染料系塗料の調製した。
【0052】
【化5】
【0053】[実施例1]固有粘度(オルソクロロフェ
ノール、35℃)0.65のポリエチレンテレフタレー
ト(PET)90wt%と酸化チタン10wt%からなる
組成物を溶融して冷却ドラム上にキャストし、次いで得
られた未延伸フィルムを縦方向に3.6倍延伸した。こ
の一軸延伸フィルムの片面にテレフタル酸(22mol
%)−イソフタル酸(1mol%)−2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸(65mol%)−4,4´−ジフェニ
ルジカルボン酸(12mol%)−エチレングリコール
(75mol%)−1,4−シクロヘキサンジメタノー
ル(10mol%)−下記構造式(〔化6〕)で示され
るビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物(1
5mol%)からつくられた共重合ポリエステル(Tg
=80℃、平均分子量=21,500)(A−1)75
wt%、下記式(I−2)で示される高分子帯電防止剤
20wt%およびポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル5wt%からなる固形分組成の10wt%水性液
を4g/m2(wet)の塗布量でマイクログラビアコ
ート法にてフィルムの両面に塗布した。乾燥後、横方向
に3.6倍延伸し、230℃で熱処理して厚さ100μ
mの制電性被膜被覆二軸延伸ポリエステルフィルムを得
た。このフィルムの制電性被膜面の特性を表1にまとめ
て示す。
ノール、35℃)0.65のポリエチレンテレフタレー
ト(PET)90wt%と酸化チタン10wt%からなる
組成物を溶融して冷却ドラム上にキャストし、次いで得
られた未延伸フィルムを縦方向に3.6倍延伸した。こ
の一軸延伸フィルムの片面にテレフタル酸(22mol
%)−イソフタル酸(1mol%)−2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸(65mol%)−4,4´−ジフェニ
ルジカルボン酸(12mol%)−エチレングリコール
(75mol%)−1,4−シクロヘキサンジメタノー
ル(10mol%)−下記構造式(〔化6〕)で示され
るビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物(1
5mol%)からつくられた共重合ポリエステル(Tg
=80℃、平均分子量=21,500)(A−1)75
wt%、下記式(I−2)で示される高分子帯電防止剤
20wt%およびポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル5wt%からなる固形分組成の10wt%水性液
を4g/m2(wet)の塗布量でマイクログラビアコ
ート法にてフィルムの両面に塗布した。乾燥後、横方向
に3.6倍延伸し、230℃で熱処理して厚さ100μ
mの制電性被膜被覆二軸延伸ポリエステルフィルムを得
た。このフィルムの制電性被膜面の特性を表1にまとめ
て示す。
【0054】
【化6】
【0055】
【化7】
【0056】[実施例2]共重合ポリエステル(A−
1)をメタクリル酸メチル(30mol%),アクリル酸エチル
(55mol%),アクリロニトリル(10mol%)及びN−メチロー
ルメタクリルアミド(5mol%)から作成されたアクリル共
重合体(数平均分子量:258000)(B−1)に変
更する以外は、実施例1と全く同様にして制電性被膜被
覆二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。このフィルム
の制電性被膜面の特性を表1にまとめて示す。
1)をメタクリル酸メチル(30mol%),アクリル酸エチル
(55mol%),アクリロニトリル(10mol%)及びN−メチロー
ルメタクリルアミド(5mol%)から作成されたアクリル共
重合体(数平均分子量:258000)(B−1)に変
更する以外は、実施例1と全く同様にして制電性被膜被
覆二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。このフィルム
の制電性被膜面の特性を表1にまとめて示す。
【0057】[実施例3]固形分組成を共重合ポリエス
テル(A−1)33wt%、アクリル共重合体(B−
1)32wt%、前記式(I−2)で示される高分子帯
電防止剤30wt%及びポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル5wt%からなる組成に変更する以外は、
実施例1と全く同様にして制電性被膜被覆二軸延伸ポリ
エステルフィルムを得た。このフィルムの制電性被膜面
の特性を表1にまとめて示す。
テル(A−1)33wt%、アクリル共重合体(B−
1)32wt%、前記式(I−2)で示される高分子帯
電防止剤30wt%及びポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル5wt%からなる組成に変更する以外は、
実施例1と全く同様にして制電性被膜被覆二軸延伸ポリ
エステルフィルムを得た。このフィルムの制電性被膜面
の特性を表1にまとめて示す。
【0058】[実施例4]高分子帯電防止剤として[Y
-]がC2H5SO3 -の高分子帯電防止剤(I−3)に変更
する以外は、実施例3と全く同様にして制電性被膜被覆
二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。このフィルムの
制電性被膜面の特性を表1にまとめて示す。
-]がC2H5SO3 -の高分子帯電防止剤(I−3)に変更
する以外は、実施例3と全く同様にして制電性被膜被覆
二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。このフィルムの
制電性被膜面の特性を表1にまとめて示す。
【0059】[実施例5]固形分組成を共重合ポリエス
テル(A−1)44wt%、アクリル共重合体(B−
1)44wt%、前記式(I-2)で示される高分子帯電
防止剤7wt%、及びポリオキシエチレンノニルフェニ
ルエーテル5wt%からなる組成に変更する以外は、実
施例1と全く同様にして制電性被膜被覆二軸延伸ポリエ
ステルフィルムを得た。このフィルムの制電性被膜面の
特性を表1にまとめて示す。
テル(A−1)44wt%、アクリル共重合体(B−
1)44wt%、前記式(I-2)で示される高分子帯電
防止剤7wt%、及びポリオキシエチレンノニルフェニ
ルエーテル5wt%からなる組成に変更する以外は、実
施例1と全く同様にして制電性被膜被覆二軸延伸ポリエ
ステルフィルムを得た。このフィルムの制電性被膜面の
特性を表1にまとめて示す。
【0060】[実施例6]固形分組成を共重合ポリエス
テル(A−1)23wt%、アクリル共重合体(B−
1)24wt%、前記式(I-2)で示される高分子帯電
防止剤48wt%、及びポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル5wt%からなる組成に変更する以外は、
実施例1と全く同様にして制電性被膜被覆二軸延伸ポリ
エステルフィルムを得た。このフィルムの制電性被膜面
の特性を表1にまとめて示す。
テル(A−1)23wt%、アクリル共重合体(B−
1)24wt%、前記式(I-2)で示される高分子帯電
防止剤48wt%、及びポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル5wt%からなる組成に変更する以外は、
実施例1と全く同様にして制電性被膜被覆二軸延伸ポリ
エステルフィルムを得た。このフィルムの制電性被膜面
の特性を表1にまとめて示す。
【0061】[実施例7]ポリエチレンテレフタレート
(PET)をポリエチレンナフタレート(PEN)に変える
以外は、実施例3と同様にして制電性被膜被覆二軸延伸
ポリエステルフィルムを得た。このフィルムの制電性被
膜面の特性を表1にまとめて示す。
(PET)をポリエチレンナフタレート(PEN)に変える
以外は、実施例3と同様にして制電性被膜被覆二軸延伸
ポリエステルフィルムを得た。このフィルムの制電性被
膜面の特性を表1にまとめて示す。
【0062】[比較例1]固形分組成を共重合ポリエス
テル(A−1)を92wt%、前記式(I-2)で示され
る高分子帯電防止剤3wt%、及びポリオキシエチレン
ノニルフェニルエーテル5wt%からなる組成に変更す
る以外は、実施例1と全く同様にして制電性被膜被覆二
軸延伸ポリエステルフィルムを得た。このフィルムの制
電性被膜面の特性を表1にまとめて示す。
テル(A−1)を92wt%、前記式(I-2)で示され
る高分子帯電防止剤3wt%、及びポリオキシエチレン
ノニルフェニルエーテル5wt%からなる組成に変更す
る以外は、実施例1と全く同様にして制電性被膜被覆二
軸延伸ポリエステルフィルムを得た。このフィルムの制
電性被膜面の特性を表1にまとめて示す。
【0063】[比較例2]固形分組成をメタクリル酸メ
チル(30mol%)、アクリル酸エチル(55mol%)、N−メチロー
ルメタクリルアミド(5mol%)及びメタクリル酸(10mol%)
から作成されたアクリル共重合体(数平均分子量:26
400)(B−2)35wt%、前記式(I-2)で示さ
れる高分子帯電防止剤60wt%、及びポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル5wt%からなる組成に変
更する以外は、実施例1と全く同様にして制電性被膜被
覆二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。このフィルム
の処理面の特性を表1にまとめて示す。
チル(30mol%)、アクリル酸エチル(55mol%)、N−メチロー
ルメタクリルアミド(5mol%)及びメタクリル酸(10mol%)
から作成されたアクリル共重合体(数平均分子量:26
400)(B−2)35wt%、前記式(I-2)で示さ
れる高分子帯電防止剤60wt%、及びポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル5wt%からなる組成に変
更する以外は、実施例1と全く同様にして制電性被膜被
覆二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。このフィルム
の処理面の特性を表1にまとめて示す。
【0064】[比較例3]固形分組成を共重合ポリエス
テル(A−1)70wt%、帯電防止剤をポリスチレン
スルホン酸ナトリウム25wt%、及びポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル5wt%からなる組成に変
更する以外は、実施例1と全く同様にして制電性被膜被
覆二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。このフィルム
の制電性被膜面の特性を表1にまとめて示す。
テル(A−1)70wt%、帯電防止剤をポリスチレン
スルホン酸ナトリウム25wt%、及びポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル5wt%からなる組成に変
更する以外は、実施例1と全く同様にして制電性被膜被
覆二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。このフィルム
の制電性被膜面の特性を表1にまとめて示す。
【0065】[比較例4]固形分組成を共重合ポリエス
テル(A−1)70wt%、ドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム25wt%、及びポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテル5wt%からなる組成に変更する以
外は、実施例1と全く同様にして積層塗膜被覆二軸延伸
ポリエステルフィルムを得た。このフィルムの処理面の
特性を表1にまとめて示す。
テル(A−1)70wt%、ドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム25wt%、及びポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテル5wt%からなる組成に変更する以
外は、実施例1と全く同様にして積層塗膜被覆二軸延伸
ポリエステルフィルムを得た。このフィルムの処理面の
特性を表1にまとめて示す。
【0066】[比較例5]実施例1において、組成物を
コーテイングをせずに得た二軸延伸ポリエステルフィル
ムの特性を表1にまとめて示す。
コーテイングをせずに得た二軸延伸ポリエステルフィル
ムの特性を表1にまとめて示す。
【0067】
【表1】
【0068】
【発明の効果】本発明におけるプリペードカード用ポリ
エステルフィルムは、従来のものに比べて、ロイコ染料
等の発色がなく、低湿度下における帯電防止性に優れ、
しかも耐ブロッキング性、背面転写性、耐削れ性、回収性
に優れた、磁気カード、例えばテレホンカード、オレンジ
カード、パチンコカード、磁気乗車券等のフィルムとして
有用である。
エステルフィルムは、従来のものに比べて、ロイコ染料
等の発色がなく、低湿度下における帯電防止性に優れ、
しかも耐ブロッキング性、背面転写性、耐削れ性、回収性
に優れた、磁気カード、例えばテレホンカード、オレンジ
カード、パチンコカード、磁気乗車券等のフィルムとして
有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C09D 167/00 C09D 167/00 G11B 5/73 G11B 5/73 (56)参考文献 特開 平8−143691(JP,A) 特開 平8−281891(JP,A) 特開 平8−157627(JP,A) 特開 平8−309940(JP,A) 特開 平9−31223(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 C08J 7/04 C09D 133/24 - 133/26
Claims (5)
- 【請求項1】 ポリエステルフィルムの少なくとも片面
に、表面酸性度が5.7〜13で、かつ23℃、相対湿
度60%における表面固有抵抗が3×10 12 Ω/□以下
である制電性被膜を設けたプリペードカード用ポリエス
テルフィルムであって、該制電性被膜が、(1)共重合
ポリエステル樹脂及びアクリル系共重合体から選ばれる
少なくとも1種のバインダー樹脂40〜85重量%、
(2)下記式(I)で示される構造の繰り返し単位を主
成分とする帯電防止剤5〜50重量%及び(3)界面活
性剤5〜15重量%からなる組成を含む水性塗液を塗布
し、乾燥、延伸して塗設されたプリペードカード用ポリ
エステルフィルム。 【化1】 (ただし、式中のR1、R2はそれぞれH又はCH3、R3
はエチレン基または炭素数が4〜10のアルキレン基、
R4、R5はそれぞれ炭素数が1〜5の飽和炭化水素基、
R6は炭素数が2〜5のアルキレン基、mは1〜20の
数、nは1〜40の数、Y-はハロゲンイオン、モノも
しくはポリハロゲン化アルキルイオン、ナイトレートイ
オン、サルフェートイオン、アルキルサルフェートイオ
ン、スルホネートイオン又はアルキルスルホネートイオ
ンである。) - 【請求項2】 水性塗液が(1)バインダー樹脂50〜
80重量%、(2)帯電防止剤10〜40重量%及び
(3)界面活性剤5〜10重量wt%からなる組成を含
む水性塗液である請求項1記載のプリペードカード用ポ
リエステルフィルム。 - 【請求項3】 ポリエステルフィルムがポリエチレンテ
レフタレートフィルムまたはポリエチレン−2,6−ナ
フタレートフィルムである請求項1記載のプリペードカ
ード用ポリエステルフィルム。 - 【請求項4】 ポリエステルフィルムが白色顔料を5〜
20重量%含有する厚さ20〜500μmの白色ポリエ
ステルフィルムである請求項1記載のプリペードカード
用ポリエステルフィルム。 - 【請求項5】 請求項4記載のポリエステルフィルムの
制電性被膜の少なくとも一部の上に磁気記録層及び/ま
たは印刷インキ層を設けたプリペードカード用ポリエス
テルフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23836697A JP3279966B2 (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | プリペードカード用ポリエステルフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23836697A JP3279966B2 (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | プリペードカード用ポリエステルフィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1177931A JPH1177931A (ja) | 1999-03-23 |
JP3279966B2 true JP3279966B2 (ja) | 2002-04-30 |
Family
ID=17029129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23836697A Expired - Fee Related JP3279966B2 (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | プリペードカード用ポリエステルフィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3279966B2 (ja) |
-
1997
- 1997-09-03 JP JP23836697A patent/JP3279966B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1177931A (ja) | 1999-03-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |