JPS61244427A - 多軸ナツトランナ - Google Patents

多軸ナツトランナ

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JPS61244427A
JPS61244427A JP8684285A JP8684285A JPS61244427A JP S61244427 A JPS61244427 A JP S61244427A JP 8684285 A JP8684285 A JP 8684285A JP 8684285 A JP8684285 A JP 8684285A JP S61244427 A JPS61244427 A JP S61244427A
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JP
Japan
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sockets
socket
shaft
nut
axis
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JP8684285A
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Masashi Onuma
正史 大沼
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPS61244427A publication Critical patent/JPS61244427A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P19/00Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
    • B23P19/04Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes for assembling or disassembling parts
    • B23P19/06Screw or nut setting or loosening machines
    • B23P19/069Multi-spindle machines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、複数本のナツトもしくはボルトを同時に締
付けるための多軸ナツトランナに関するものである。
従来の技術 周知のように多軸ナツトランナは、複数本のナツトもし
くはボルトの同時締付けを行なうことにより、作業性の
向上を図ることを本来の目的とするものであるが、例え
ば自動車の製造工程におけるハブナツトの締付作業にお
いては、最近の多車種混合生産のニーズから、多種のハ
ブナツトの配列に適合する多軸ナツトランナが求められ
るようになってきている。本出願人はこのような要望に
沿う多軸ナツトランナを特開昭58−132437号に
て既に提案した。その多軸ナツトランナは、5本のソケ
ットを有し、そのうちの1本を後退位置に保持するとと
もに、他の4本のソケットを、これを駆動するための歯
車箱と共に所定の軸心を中心に回転させてピッチ円を変
える構成であり、4本あるいは5本の場合であっても、
対象とするハブナツトの全てを同時に締付けることがで
きるが、適用できるナツトの配列は、5本の場合の1種
および4本の場合の1種の合計2種類のみである。
そこで本出願人は、多車種混合生産に更に適合させるべ
く、ソケットを3本設け、少なくとも3種類のナツト配
列に適応できる多軸ナツトランナを特願昭59−187
771号にて提案した。その概略的な構成を第7図に示
す。第7図において、図面の作成上3本のソケット1a
、1b、1Cが前後にずれているが、これらのソケット
1a、1b、1Cは実際には同一の面の円周上に位置す
るよう配列されており、各ソケット1a、1b、1Cは
ハブナツト(図示せず)に対して前後動じ、かつ回転駆
動され、さらには駆動軸(図示せず)を中心に旋回して
各ソケット1a、1b、1Cの配列ピッチ円半径を変え
るよう構成されている。
これらのソケットIa、1b、1Cのうち第1ソケツト
1aは、3層構造のシャフト2のうち円筒状の中間軸3
の先端部に保持板4aを介して取付けられており、また
第2ソケツト1bは、シャフト2のうちの中心軸5の先
端部に保持板4bを介して固定されている。さらに第3
ソケツト10は、中心軸5の先端部に保持板4Cを介し
て旋回自在に取付けられている。そしてシャフト2のう
ちの外筒6が、タイヤ7に連結固定される基板8に一体
化され、前記中間軸3および中心軸5がその外筒6の内
部に回転自在でかつ同心状に配置されている。
中間軸3を固定部分である外筒6に対して限定相対運動
をさせるために、前記基板8にサーボモータ9が取付け
られるとともに、そのサーボモータ9の回転軸と中間軸
3とがスプロケット10.11およびチェーン12を介
して連結されている。
また中間軸3に対して中心軸5を限定相対運動させるた
めに、すなわち第1ソケツト1aに対して第2ソケツト
1bを限定相対運動させるために、中間軸3の後端部に
サーボモータ13が取付けられるとともに、その出力軸
と一体であるネジ軸14に螺合させた雌ネジ部材15が
、中心軸5の後端部に取付けられている。ざらに第2ソ
ケツト1bに対して第3ソケツト1Cを限定相対運動さ
せるために、これらのソケット1b、IOを取付けた各
保持板4b 14cが、サーボモータ16およびその出
力軸であるネジ軸17ならびにこれに螺合した雌ネジ部
材18を介して連結されている。
したがって第7図に示す多軸ナツトランナでは、中間軸
3の後端部に設けたサーボモータ13を駆動することに
より、シャフト2の軸心を中心とした第1ソケツト1a
と第2ソケツト1bとの間の開き角度が変わり、また第
2の保持板4bと第3の保持板4Cとの間に設けたサー
ボモータ16を駆動することにより、第2ソケツト1b
と第3ソケツト1Cとの間の開き角度が変わるから、同
一半径でのピッチ円上での各ソケット1a、1b。
1cの間隔すなわちピッチを上記の各サーボモータ13
.16によって変えることができる。また各ソケットI
a、1b、1cを、その駆動軸を中心に回動させれば、
シャフト2の軸心からの距離が変わるから、各ソケット
1a、1b11cが位置するピッチ円半径を変えること
ができる。そして基板8に取付けたサーボモータ9を駆
動すれば、中間軸3と共に中心軸5が回転するから、全
てのソケット1a、1b、1Cが相対位置を変えずに旋
回する。したがって第7図に示す多軸ナツトランナでは
、ソケット1a、1b、1cが全体として旋回するため
にハブナツトが4本あるいは5本であっても適用でき、
またソケット1a、1b。
1Cの配列パターンが3種類に変わるため、通常の乗用
車の多種混合生産には好適である。
発明が解決しようとする問題点 ナツトランナによってソケットあるいはボルトを締め付
け、もしくは緩める場合、そのトルクの反力は最終的に
は所定の固定部分で受けなければならず、例えば手持ち
タイプの場合には作業者が支え、またタイヤに連結する
タイプの場合には、タイヤによって反力を受けることに
なる。しかるに第7図に示す構成では、各ソケット1a
、1b、1cを取付けである中間軸3および中心軸5な
らびにこれに付随する部材が可動部であり、外筒6およ
び基板8ならびにこれに付随する部材が固定部となるが
、これらの可動部と固定部とが、実質上チェーン12に
よって連結されているために、チェーン12にハブナツ
トの締付けの際に特に大きな力がかかってしまう。その
ために上述した多軸ナツトランナでは、チェーン12が
比較的早く伸びてしまい、その結果、ソケット1a11
b。
1Cの全体を旋回させた場合に、対象とするハブナツト
とソケット1a、1b、1cとの間に芯ズレが生じ、そ
のためにソケット1a、1b、1cをハブナツトに自動
的に嵌合させることができず、手動による微調整を必要
としたり、またチェーンの交換頓度が高くなったりする
問題があった。
この発明は上記の事情に鑑み、ソケットの位置決め精度
を長期にわたって良好に維持でき、かつより簡単な構成
とすることのできる多軸ナツトランナを提供することを
目的とするものである。
問題点を解決するための手段 同一のラインで混合生産される自動車のハブナツトの数
は、通常4本もしくは5本であるから、ソケットを3本
有していれば、2回の締付は作業のうち1回の締付は作
業では、1本ないし2本のソケットのみを位置変更すれ
ばよく、この点に着目し、この発明では3本のソケット
のうち1本のソケットを固定側として構成したことを特
徴とするものである。
すなわちこの発明は、ボルトもしくはナツトに嵌合する
べく前後動されかつ回転駆動される3本のソケットを所
定の軸心を中心とした円周上に互いに平行に配置したナ
ツトランナにおいて、相対0転可能な2本の軸を前記軸
心上に同心状に配置し、そのうちの一方の軸を、前記ボ
ルトもしくはナツトを有する対象物に連結固定するため
の連結部材に一体化するとともに、その一方の軸に前記
ソケットのうちの第1のソケットを保持部材を介して取
付け、また前記2本の軸のうちの他方の軸に、前記ソケ
ットのうちの第2のソケットを他の保持部材を介して一
体化するとともに、第3のソケットを前記軸心を中心に
旋回するよう更に他の保持部材を介して設け、さらに前
記2本の軸を第1の回転駆動機構を介して相対回転する
よう連結し、かつ第2のソケットを取付けた保持部材と
第3のソケットを取付けた保持部材とを、前記軸心を中
心とした開き角度を変えるよう第2の回転部a機構を介
して連結したことを特徴とするものである。
これを概略的に図示すれば、第1図の通りである。なお
、説明を省略するため、第1図に示す構成のうち第7図
に示す構成と同一の部分には、第7図と同一の符号を付
しである。第1図に示すようにこの発明の多軸ナツトラ
ンナでは、シャフト2が中空軸19とその内部に同心状
に挿入配置した中実軸20との2層構造であって、これ
らの中空軸19と中実軸20とが第1の回転駆動機構に
よって連結されている。すなわち、中空軸19の後端部
に連結部材である基板8が取付けられ、出力軸をネジ軸
21としたサーボモータ22が基板8に固定されるとと
もに、中実軸20の後端部には前記ネジ軸21に螺合し
た雌ネジ部材23が取付けられている。
作   用 したがってこの発明の多軸ナツトランナでは、連結部材
である基板8をタイヤ7等の対象物に連結固定すること
により、第1ソケツト1aのタイヤ7に対する相対位置
を固定し、その状態で第1の回転駆動機構を構成するサ
ーボモータ22を動作させて中実軸20を中空軸19に
対して回転させるとともに、第2の回転駆動機構を構成
するサーボモータ16を動作させて第2ソケツト1bと
第3ソケツト1Cとの間の開き角度を変えることにより
、各ソケット1a、1b、1cの間のピッチを、対象と
するナツトもしくはボルトの配列ピッチに合わせる。そ
の場合、各ソケット1a11b、1cを各々の駆動軸を
中心に回動させてソケット1a、1b、Icを配列した
ピッチ円半径を、対象とするナツトもしくはボルトを配
列しであるピッチ円半径に予め一致させておく。そして
各ソケット1a、1b、Icを前進させるとともに回転
させてナツトもしくはボルトを締付け、あるいは緩める
。その場合、第1ソケツト1aに対する反力は、中空軸
19および基板8を介してタイヤ7で支えられ、また第
2および第3ソケツト1b、1Cに対する反力は、中実
軸20および第1の回転駆動機構を介して中空軸19に
伝わる。したがって第1の回転駆動機構には2本のソケ
ット1b。
1Cの反力が作用するのみであるから、精度の狂いが生
じるおそれが少なく、特にネジ軸およびこれに螺合する
雌ネジ部材を用いた場合には、精度の狂いは殆んど生じ
ない。同一の対象物に対して2回目の締付けを行なう場
合、第1ソケツト1aはそのままにしておき、第2およ
び第3ソケット1b、ICを後退させて外し、ついで第
1および第2の回転駆動機構を動作させることにより第
2あるいは第3のソケットib1’lcを未だ締付けあ
るいは緩めていないナツトもしくはボルトの位置まで回
動させ、しかる後従前と同様にしてナツトもしくはボル
トを締付け、あるいは緩める。
実施例 第2図はこの発明の一実施例を示す略解側面図であり、
第3図はその主要部を示す一部破断した側面図であり、
さらに第4図は第3図のrV−IV線矢視図であって、
連結部材である基板8は対象とするタイヤ7に向けて開
いた図示の形状の枠体として構成させており、その基板
8の中央部にシャフト2がタイヤ7に向けて突設されて
いる。そのシャフト2は、基板8に後端部で固定した中
空軸19と、中空軸19の内部に軸受24を介して同軸
心上に挿入した中実軸20とからなる2m構造であって
、前記中空軸19の先端部(第3図では左端部)に第1
の保持板4aが半径方向へ向けて取付けられている。ま
た中空軸19から突出した中実軸20の先端部に、該中
実軸2oに対して回転不能な第2の保持板4bと中実軸
20に対して回転可能な第3の保持板4Cとが、半径方
向へ向けて取付けられている。したがって各保持板4a
4b 、4cは、中実軸20の軸心を中心にして個別に
回転するよう構成されている。
前記各保持板4a 、4b 、4cの背面所定個所に、
電動モータやエアーロータリーアクチュエータ等カらな
る駆動装置125a 、25b 、25cがそれぞれ取
付けられており、その駆動軸が保持板4a 、4b 、
4cの正面側へ貫通し、かつソケット1a、1b、1c
に歯車箱26a 、26b 、26Cを介して連結され
ている。歯車箱26a、26b、26Cの詳細は特には
図示しないが、各歯車箱26a 、26b 、26cは
従来の多軸ナツトランナにおけると同様に、前記駆動袋
[f25a。
25b 、25cの駆動軸とソケット1a、1b、1C
を先端に取付けた被動輪とを歯車を介して連結するとと
もに、その被動軸を軸方向に移動させてソケット1a、
1b、1Cを突出・退入させるシリンダを内装した構成
である。また歯車箱26a 、26b 、26cは、前
記駆動軸の軸心27a、27b、27cを中心に回動す
る構成であって、各保持板4a 、4b 、4cの正面
には、ピッチ円変更機構としてのエアーシリンダ28a
 、28b 。
280がその正面と平行に取付けられており、そのロッ
ドが各々に対応する歯車箱26a 、26b 。
260に回転自在に連結されている。したがってそ(7
)エアーシリンダ28a 、28b 128C(7)[
]ッドを伸ばし、あるいは引き戻すことにより、歯車箱
26a 、26b 、26c が、各々ニ対応スル駆動
軸の軸心27a 、27b 、27cを中心に旋回し、
その結果ソケットla、1b、ICの位置、すなわち配
列パターンが変わるよう構成されている。
また前記保持板4a 、 4b 、4c j5i士の相
対位置を変える第1および第2の回転駆動機構が設けら
れている。すなわち第1の回転駆動機構は、第1ソケツ
ト1aに対して第2ソケツト1bを限定相対運動させる
機構であり、また第2の回転駆動機構は第2ソケツト1
bに対して第3ソケツト1Cを限定相対運動させる機構
であって、先ず第1の回転駆動機構について説明すると
、前記中空軸19と一体の基板8にサーボモータ29が
ブラケットを介して取付けられており、そのサーボモー
タ29の出力軸がネジ軸30とされているとともに、こ
れに螺合する雌ネジ部材31が、第2の保持板4bと一
体になっている中実軸20の後端部(第3図の右端部)
にブラケットを介して取付けられている。すなわちサー
ボモータ29を駆動して雌ネジ部材31を前後動させる
ことにより中空軸19に対して中実軸20が相対的に回
動し、その結果第2ソケツト1bが第2の保持板4bと
共に中実軸20の軸心を中心に回動し、第1および第2
ソケット1a、1bの間の開き角度が変化するよう構成
されている。また第2の回転駆動機構について説明する
と、第2の保持板4bの背面には、サーボモータ32が
第5図に示すように第3の保持板4Cに向けて取付けら
れており、その出力軸がネジ軸33とされているととも
に、これに螺合する雌ネジ部材34が第3の保持板4C
の背面に取付けられている。すなわち第3の保持板4C
が中実軸20に対して回転自在に取付けられているから
、すTポモータ32を駆動して雌ネジ部材34を前機動
させることにより、第3の保持板4cが中実軸20の軸
心を中心にして回動し、その結果用2および第3のソケ
ット1b、1cのlIの開き角度が変化するよう構成さ
れている。
ところでハブナツトは通常4本以上であるから、上記の
ナツトランナでは、同一のホイールに対して2回の締付
作業を行なって総てのハブナツトを締付けることになり
、2回目の締付作業時のタイヤ7との相対位置のずれを
防ぐために、クランパー35が設けられている。クラン
パー35はタイヤ7をフィンガー36によって外周側か
ら挾み付けることによって前記中実軸20の軸心をタイ
ヤ7の中心に一致させる構成であり、タイヤ7に向けて
開口する図示の形状の基板8の端部に、エアーシリンダ
37が第2図に示すように内側に向けて取付けられ、そ
のエアーシリンダ37のロッドにフィンガー36が取付
けられている。
つぎに上記のように構成したナツトランナの作用につい
て説明する。第6図はハブナツトの3種類の配列パター
ンを示す図であり、O印で示す5輪の場合は、ソケット
1a、1b、1cを以下に述べるように設定する。すな
わち前記エアーシリンダ28a 、28b 、28cに
よりて歯車箱26a 、26b 、26cを回動させる
ことにより中実軸20の軸心から各ソケット1a、1b
、1aの中心までの距離を5軸の場合のピッチ円半径に
一致させる。その場合、第1ソケツト1aがA1で示す
ハブナツトに一致しているとすると、その第1ソケツト
1aを基準にして第2ソケツト1bを72°の開き角度
に設定し、A2で示すハブナツトに一致させ、また第3
ソケツト1Cを2164の開き角度に設定し、A4で示
すハブナツトに一致させる。このような位置調整は、第
1および第2の回転駆動機構におけるサーボモータ29
.32を動作させることにより行なう。
各ソケット1a、1b、1cの位置をこのように設定し
た後、ソケットIa、1b、1cを前進させるとともに
、各駆動装置25a 、25b 、25Cによってソケ
ットla、1b11cを回転させておき、その状態でナ
ツトランナ全体をタイヤ7に対してセットすれば、A1
、A2、A4で示す各ハブナツトを締付けることができ
る。このようなナツトランナのセット作業は、手作業に
よって行なうが、セット完了後に前記クランパー35を
動作させてタイヤ7に対してナツトランナを固定する。
ハブナツトの締付けに伴って反力が生じるが、第1ソケ
ツト1aに対する反力は、保持板4aおよび中空軸19
ならびに基板8を介して固定部分であるタイヤ7によっ
て支えられ、また第2および第3ソケット1b、Icに
対する反力は、各保持板4b、4cおよび中実軸20な
らびに回転駆動機構を介して基板8に伝わる。したがっ
て可動部である回転駆動機構には、1本もしくは2本の
ソケットに対する反力が作用するのみであり、しかも上
記の構成ではネジ軸およびこれに螺合する雌ネジ部材を
主体にしているから、精度に狂いが生じるおそれはない
上記3本のハブナツトを締付けた後、第2およ  ”び
第3ソケット1b、1cのみを後退させてハブナツトか
ら外す。なお、その場合、クランパー35によってタイ
ヤ7に対して連結一体化されているから、相対位置にず
れが生じることはない。ソケット1b11Cをハブナツ
トから外した後、第1の回転駆動機構を構成する前記サ
ーボモータ28を回転させて中実軸20を第4図の時計
方向へ72°旋回させる。その中実軸20には第2の保
持板4bを介して第2ソケツト1bが一体化され、また
第2の保持板4bと第3の保持板4Cとが、第2の回転
駆動機構によって連結されているから、中実軸20と共
に第2および第3ソケツト1b。
1Cが第4図の時計方向へ72°旋回し、第2ソケツト
1bがA3で示すハブナツトに一致し、かつ第3ソケツ
ト1CがA5で示すハブナツトに一致する。したがって
第2および第3ソケツト1b。
1Cを再度回転させつつ前進させることにより、残る2
本のハブナツトを締付けることができる。
締付は作業の完了後は、各ソケット1a、1b。
1Cを後退させてハブナツトから外すとともに、クラン
パー35をアンクランプしてナツトランナの全体をタイ
ヤ7が外す。
つぎに第6図に■印で示す4軸の場合について説明する
。この場合は、ハブナツトを配列しであるピッチ円半径
が5軸の場合によりも大きいから、各保持板4a 、4
b 、4cの正面に取付けであるエアーシリンダ28a
 、28b 、28cを動作させて歯車箱26a 、2
6b 、26cを回動させることにより、中実軸20の
軸心から各ソケット1a、1b、Oの中心までの距離を
4軸の場合のピッチ円半径に一致させる。その場合、ナ
ツトランナ全体を回動させて第1ソケツト1aを第6図
にC1で示すハブナツトに一致させたとすると、その第
1ソケツト1aを基準に他のソケット1b、1Cを他の
ハブナツトに一致させる。すなわち第1の回転駆動機構
におけるサーボモータ29を動作させて中実軸20を回
転させることにより、第2ソケツト1bを第1ソケツト
1aに対し中実軸20の軸心を中心にして90°の位置
に設定し、また第2の回転駆動機構におけるサーボモー
タ32を動作させて第2および第3の保持板4b、4C
の間の開き角度を変え、第3ソケツト1Cを第2ソケツ
ト1bに対し中実軸20の軸心を中心にして90”の位
置に設定する。このようにして第2ソケツト1bを02
で示すハブナツトに、第3ソケツト1CをC3で示すハ
ブナツトにそれぞれ一致させ、しかる接客ソケット18
11b、1cを前進かつ回転させつつ全体をタイヤ7に
セットすることにより、ハブナツトの締付けを行なう。
3本のハブナツトの締付完了後、第1ソケツト1aをそ
のままにしておき、第2および第3ソケット1b、1c
のみを後退させてハブナツトから外す。ついで各回転駆
動機構におけるサーボモータ29.32を動作させて、
第3ソケツト1oを90°移動させ、C4で示すハブナ
ツトに一致させる。ここで、第2の回転駆動機構のサー
ボモータ32にのみを動作させずに、第1および第2の
回転駆l!l1m構のサーボモータ29.32を動作さ
せる理由は、その動作量を少なくするためである。
すなわち第2の保持板4bと第3の保持板4cとが、第
2の回転m動機構によって連結されているから、中実軸
20を回転させれば1、これらの保持板4b、4cは一
体となって旋回し、第1の回転駆動機構の動作量が第3
ソケツト1Cの移動量となって表われ、したがって第3
ソケツト1Cは第1の回転駆動機構の動作量に第2の回
転駆動機構の動作量を加えた距離を移動するからである
第3ソケツト1Cを以上のようにして位置設定した後、
その第3ソケツト1Cによって残る1本のハブナツトC
4の締付けを行なう。
また第6図に0印で示す4軸の場合には、上述した■印
の4軸の場合に比べてピッチ円半径が小さいだけである
から、エアーシリンダ28a、28b 、28cによッ
テ各ソケット1a、1b、ICの中実軸20に対する半
径位置を変えて81〜B4で示すハブナツトのピッチ円
半径に一致させ、そのほかは上述の場合と同様にしてハ
ブナツトの締付けを行なう。
上述した各々の場合において、締付完了後にクランパー
35を外すことにより、ナツトランナをタイヤ7から離
脱させることができる。
なお、上記のナツトランナでは、1個のタイヤ7に対し
て2回の締付は作業を必要とするが、多車種混合生産の
場合は、生産スピードもさることながら“、同一ライン
で生産可能な車種の数を優先することもあるので、11
!のホイールに対する締付は作業回数が2回であっても
2回目は自動締付であるから生産性が低下することはな
い。
発明の効果 以上の説明から明らかなようにこの発明の多軸ナツトラ
ンナによれば、3本のソケットのうち1本のソケットを
連結部材に対して固定し、他の2本のソケットを第1お
よび第2の回転駆動機構により限定相対運動をするよう
構成したから、締付は作業時の反力の一部が直接連結部
材を介して所定の固定部にかかり、他の2本のソケット
分が回転駆動機構にかかるのみであり、したがって回転
駆動機構の狂いが生じにくく、特にネジ軸およびこれに
螺合する雌ネジ部材を使用すれば、その傾向は顕著であ
り、そのためソケットの位置決め精度を長期にわたって
良好に維持でき、メインテナンスを簡略化できる。また
実質上1本のソケットを固定し、他の2本のソケットを
旋回させる構成であるから、旋回の中心となるシャフト
を従来の3層構造から2層構造とすることができるうえ
に、回転駆動機構を簡素化でき、その結果小型かつ軽量
の多軸ナツトランナを得ることができる。さらにこの発
明の多軸ナツトランナは、本出願人が既に提案した3軸
の多軸ナツトランナと同様にソケットの配列パターンを
多様に変えることができるから、車両の多車種混合生産
に好適であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を原理的に示す模式図、第2図はこの
発明の一実施例を示す略解側面図、第3図はその主要部
を示す一部破断した側面図、第4図N本第3図のIV−
IV線矢視図、第5図は第2図のv−v線矢視図、第6
図はハブナツトの配列パターンを示す図、第7図は本出
願人が既に提案した3軸の多軸ナツトランナを原理的に
示す模式図である。 ia、 1b、ic・・・ソケット、  2・・・シャ
フト、4a 、 4b 、4a ・・・保持板、 7・
・・タイヤ、 8・・・基板、 16.22.29.3
2・・・サーボモータ、 17.21.30,33・・
・ネジ軸、 18.23.31.34・・・雌ネジ部材
、 19・・・中空軸、20・・・中実軸。 出願人  トヨタ自動車株式会社 代理人  弁理士 豊 1)武 久 (ほか1名) torn

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ボルトもしくはナットに嵌合するべく前後動されかつ回
    転駆動される3本のソケットが、所定の軸心を中心とし
    た円周上に互いに平行に配置されたナットランナにおい
    て、相対回転可能な2本の軸が前記軸心上に同心状に配
    置され、そのうちの一方の軸が、前記ボルトもしくはナ
    ットを有する対象物に連結固定するための連結部材に一
    体化されるとともに、その一方の軸に前記ソケットのう
    ちの第1のソケットが保持部材を介して取付けられ、ま
    た前記2本の軸のうちの他方の軸に、前記ソケットのう
    ちの第2のソケットが他の保持部材を介して一体化され
    るとともに、第3のソケットが前記軸心を中心に旋回す
    るよう更に他の保持部材を介して設けられ、さらに前記
    2本の軸が第1の回転駆動機構を介して相対回転するよ
    う連結され、かつ第2のソケットを取付けた保持部材と
    第3のソケットを取付けた保持部材とが、前記軸心を中
    心とした開き角度を変えるよう第2の回転駆動機構を介
    して連結されていることを特徴とする多軸ナットランナ
JP8684285A 1985-04-23 1985-04-23 多軸ナツトランナ Pending JPS61244427A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04189430A (ja) * 1990-11-22 1992-07-07 Nitto Seiko Co Ltd 作業工具間ピッチ調整装置およびねじ締めロボット
CN102581607A (zh) * 2012-03-11 2012-07-18 东华大学 一种柔性车轮多轴拧紧机构
JP2014205217A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 本田技研工業株式会社 多軸締付装置及び多軸締付方法

Cited By (3)

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JPH04189430A (ja) * 1990-11-22 1992-07-07 Nitto Seiko Co Ltd 作業工具間ピッチ調整装置およびねじ締めロボット
CN102581607A (zh) * 2012-03-11 2012-07-18 东华大学 一种柔性车轮多轴拧紧机构
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