JPH026964Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH026964Y2 JPH026964Y2 JP3879387U JP3879387U JPH026964Y2 JP H026964 Y2 JPH026964 Y2 JP H026964Y2 JP 3879387 U JP3879387 U JP 3879387U JP 3879387 U JP3879387 U JP 3879387U JP H026964 Y2 JPH026964 Y2 JP H026964Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- chuck
- scroll
- fixed
- main
- Prior art date
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- Expired
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 18
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Gripping On Spindles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、旋盤等において加工物を固定する
チヤツクであつて、3個(4個の場合もある)ク
ランプ爪が連動式となつているスクロールチヤツ
クに関するものであり、更に詳しく言えば、クラ
ンプ爪の摺動を自動的に行うことができる、即ち
チヤツクにおける被切削物の締め外し(チヤツキ
ング)を自動的に行うクランプ爪自動摺動スクロ
ールチヤツクに関するものである。
チヤツクであつて、3個(4個の場合もある)ク
ランプ爪が連動式となつているスクロールチヤツ
クに関するものであり、更に詳しく言えば、クラ
ンプ爪の摺動を自動的に行うことができる、即ち
チヤツクにおける被切削物の締め外し(チヤツキ
ング)を自動的に行うクランプ爪自動摺動スクロ
ールチヤツクに関するものである。
(従来の技術)
一般に、旋盤等における切削作業においては、
主軸(スピンドル)に加工物を取付ける必要があ
り、通常は手動式の3つめスクロールチヤツクが
使われている。
主軸(スピンドル)に加工物を取付ける必要があ
り、通常は手動式の3つめスクロールチヤツクが
使われている。
しかしながら、生産時間が短い作業では、取付
け取はずしの疲労により作業能率が著しく低下す
ると共に、近年切削作業においても自動化あるい
は無人化が進み、加工物の取付け取はずしも自動
的に行う必要があり、スクロールチヤツクにおい
ても、クランプ爪の摺動(開閉)を自動的に行う
必要がある。
け取はずしの疲労により作業能率が著しく低下す
ると共に、近年切削作業においても自動化あるい
は無人化が進み、加工物の取付け取はずしも自動
的に行う必要があり、スクロールチヤツクにおい
ても、クランプ爪の摺動(開閉)を自動的に行う
必要がある。
そこで従来、油圧またはエヤチヤツクと呼ばれ
るものがあり、これは一般に旋盤主軸の後方にエ
ヤシリンダまたは油圧シリンダを設け、シリンダ
内径と圧搾空気圧力の積により増力すると共にカ
ムやてこあるいはリンク機構等によつて動力を導
き、クランプ爪を摺動させるものであつた。
るものがあり、これは一般に旋盤主軸の後方にエ
ヤシリンダまたは油圧シリンダを設け、シリンダ
内径と圧搾空気圧力の積により増力すると共にカ
ムやてこあるいはリンク機構等によつて動力を導
き、クランプ爪を摺動させるものであつた。
(考案が解決しようとする問題点)
このような従来技術にあつても、一応上述の要
求に応じ得るものであるが、その構成上、第1
に、一般に油圧チヤツク等は、通常ストロークが
径で10mmから20mmと摺動量が小さいものであり、
これは、機構的に困難であると同時に、単一生産
用を目的としているためであつて、加工物の径が
変つた場合はその都度チヤツクのクランプ爪の位
置がえが必要となり作業性が悪い。
求に応じ得るものであるが、その構成上、第1
に、一般に油圧チヤツク等は、通常ストロークが
径で10mmから20mmと摺動量が小さいものであり、
これは、機構的に困難であると同時に、単一生産
用を目的としているためであつて、加工物の径が
変つた場合はその都度チヤツクのクランプ爪の位
置がえが必要となり作業性が悪い。
第2に、従来の油圧チヤツク等は、機械側のフ
レキな自動制御に対して対応できず、しかも最近
の多種少量の自動化傾向に対して不充分で効果が
出ない。このことは、加工物の供給や搬出のロー
デイングロボツト化に対して大きな難点となつて
いる。
レキな自動制御に対して対応できず、しかも最近
の多種少量の自動化傾向に対して不充分で効果が
出ない。このことは、加工物の供給や搬出のロー
デイングロボツト化に対して大きな難点となつて
いる。
第3に、従来の油圧チヤツク等は、油圧源や空
気圧源が必要であり、また主軸の後部には回転シ
リンダとアダプターがあつて、チヤツクとシリン
ダを主軸の中空部を通じて作動させる連結棒が必
要であり、その取付や調整が面倒であると共にチ
ヤツク本体の何倍かの周辺費用が掛る。
気圧源が必要であり、また主軸の後部には回転シ
リンダとアダプターがあつて、チヤツクとシリン
ダを主軸の中空部を通じて作動させる連結棒が必
要であり、その取付や調整が面倒であると共にチ
ヤツク本体の何倍かの周辺費用が掛る。
第4に、機構的に言つてチヤツク本体が回転し
ている場合、そのクランプ爪を摺動させるために
は、その摺動させるスライド機構も同時に回転し
てしまうため、回転に支障の無い中心部(中央
部)で作動させる必要があり、その為に、主軸の
中空部に通した連結棒を要し、後部に回転シリン
ダを設ける事となつて、その主軸の中空部は加工
物を通すことができず、長尺な加工物のチヤツキ
ングが不可能となると共に、もし中空部が使用可
能なものを製作しようとすれば、チヤツク本体及
びシリンダ共に大型になり、価格もアツプするも
のである。
ている場合、そのクランプ爪を摺動させるために
は、その摺動させるスライド機構も同時に回転し
てしまうため、回転に支障の無い中心部(中央
部)で作動させる必要があり、その為に、主軸の
中空部に通した連結棒を要し、後部に回転シリン
ダを設ける事となつて、その主軸の中空部は加工
物を通すことができず、長尺な加工物のチヤツキ
ングが不可能となると共に、もし中空部が使用可
能なものを製作しようとすれば、チヤツク本体及
びシリンダ共に大型になり、価格もアツプするも
のである。
(問題点を解決するための手段)
このような問題点を解決するために、この考案
によれば、スクロールチヤツクにおいて、スクロ
ール2にメインギヤー3を配設し、該メインギヤ
ー3と歯数が異なると共にチヤツク本体19に固
定された固定ギヤー4を配設し、該固定ギヤー4
及びメインギヤー3にそれぞれ噛合すると共に回
転自在な被駆動ギヤー22に回動自在に取着され
た第1及び第2のピニオン遊星ギヤー15,21
を配設し、チヤツク本体19と共に回動すること
なく配設されたモータ14に取着された入力ピニ
オンギヤー12を上記被駆動ギヤー22に噛合し
て成り、スクロール2に噛合されたクランプ爪1
の全ストロークの摺動をモータ14の正逆の回転
により行うことを特徴とするクランプ爪自動摺動
スクロールチヤツクが提供される。
によれば、スクロールチヤツクにおいて、スクロ
ール2にメインギヤー3を配設し、該メインギヤ
ー3と歯数が異なると共にチヤツク本体19に固
定された固定ギヤー4を配設し、該固定ギヤー4
及びメインギヤー3にそれぞれ噛合すると共に回
転自在な被駆動ギヤー22に回動自在に取着され
た第1及び第2のピニオン遊星ギヤー15,21
を配設し、チヤツク本体19と共に回動すること
なく配設されたモータ14に取着された入力ピニ
オンギヤー12を上記被駆動ギヤー22に噛合し
て成り、スクロール2に噛合されたクランプ爪1
の全ストロークの摺動をモータ14の正逆の回転
により行うことを特徴とするクランプ爪自動摺動
スクロールチヤツクが提供される。
(作用)
上記の技術的手段は次の様に作用する。
モータ14によつて入力された回転は入力ピニ
オンギヤー12を介して被駆動ギヤー22を回転
させピニオン軸16をチヤツク中心に対して回転
させる事となる。この場合、固定ギヤー4はチヤ
ツク本体19に対して動かないために、第1ピニ
オン遊星ギヤー15はその固定ギヤー4にそつて
回転することとなり、即ち自転と公転をする事と
なる。
オンギヤー12を介して被駆動ギヤー22を回転
させピニオン軸16をチヤツク中心に対して回転
させる事となる。この場合、固定ギヤー4はチヤ
ツク本体19に対して動かないために、第1ピニ
オン遊星ギヤー15はその固定ギヤー4にそつて
回転することとなり、即ち自転と公転をする事と
なる。
そして第2ピニオン遊星ギヤー21は、その第
1ピニオン遊星ギヤー15と一体であるから、同
じくメインギヤー3にそつて自転と公転をする。
1ピニオン遊星ギヤー15と一体であるから、同
じくメインギヤー3にそつて自転と公転をする。
この場合、固定ギヤー4はチヤツク本体19に
対して固定され、メインギヤー3はチヤツク本体
19に対してフリー状態であるために、第1ピニ
オン遊星ギヤー15と第2ピニオン遊星ギヤー2
1のギヤー差(歯数差)だけメインギヤー3を差
動させスクロールに伝達される。
対して固定され、メインギヤー3はチヤツク本体
19に対してフリー状態であるために、第1ピニ
オン遊星ギヤー15と第2ピニオン遊星ギヤー2
1のギヤー差(歯数差)だけメインギヤー3を差
動させスクロールに伝達される。
そして、スクロール2の回転によつてクランプ
爪1は摺動し、そのクランプ爪1が加工物をクラ
ンプ(3点締付け)した時に上記モータ14の回
転は停止される。
爪1は摺動し、そのクランプ爪1が加工物をクラ
ンプ(3点締付け)した時に上記モータ14の回
転は停止される。
なお、差動されるメインギヤー3の回転方向に
よつてクランプとアンクランプが決定し、その回
転方向は入力側のモータ14の正逆転させればよ
い。
よつてクランプとアンクランプが決定し、その回
転方向は入力側のモータ14の正逆転させればよ
い。
また、上記第1と第2のピニオン遊星ギヤー1
5,21の歯数差が第1<第2の場合は、メイン
ギヤー3は被駆動ギヤー22の回転方向に対して
逆方向に差動し、歯数差が第1>第2の場合は、
同方向に差動する。なお、被駆動ギヤー22自体
が回転しながら差動するために、上記歯数差が第
1<第2の場合の方が、クランプ状態を保持する
において有効である。
5,21の歯数差が第1<第2の場合は、メイン
ギヤー3は被駆動ギヤー22の回転方向に対して
逆方向に差動し、歯数差が第1>第2の場合は、
同方向に差動する。なお、被駆動ギヤー22自体
が回転しながら差動するために、上記歯数差が第
1<第2の場合の方が、クランプ状態を保持する
において有効である。
このようにモータ14の回転による入力は、ト
ルクを増大してクランプ爪1を動かし、クランプ
状態においてモータ14は停止状態となり、そし
て、チヤツク本体1が正逆転を開始(切削作業開
始)するとメインギヤー3はスクロール機能によ
りクランプ状態を保持し、チヤツク本体19と共
に回転する。
ルクを増大してクランプ爪1を動かし、クランプ
状態においてモータ14は停止状態となり、そし
て、チヤツク本体1が正逆転を開始(切削作業開
始)するとメインギヤー3はスクロール機能によ
りクランプ状態を保持し、チヤツク本体19と共
に回転する。
このチヤツク本体19の回転により、メインギ
ヤー3が同回転するとすれば、固定ギヤー4は勿
論チヤツク本体19に固定のため同回転し、第1
及び第2のピニオン遊星ギヤー15,21と共に
固定セツト状態となり自転も公転もしない。即ち
チヤツク本体19に対して回転しない事となる。
ヤー3が同回転するとすれば、固定ギヤー4は勿
論チヤツク本体19に固定のため同回転し、第1
及び第2のピニオン遊星ギヤー15,21と共に
固定セツト状態となり自転も公転もしない。即ち
チヤツク本体19に対して回転しない事となる。
そして、被駆動ギヤー22も同じくピニオン軸
16がチヤツク本体19と共に回るため、チヤツ
ク本体19に対しては回転せず、メインギヤー3
側からは回転できない特徴があり、チヤツク本体
19に対してロツク状態になり、固定ケース5に
取着されたモータ14に対しては回転する事とな
る。
16がチヤツク本体19と共に回るため、チヤツ
ク本体19に対しては回転せず、メインギヤー3
側からは回転できない特徴があり、チヤツク本体
19に対してロツク状態になり、固定ケース5に
取着されたモータ14に対しては回転する事とな
る。
従つて、モータ14と入力ピニオンギヤー12
は回転するが、この時の負荷トルクはクランプ伝
達トルクよりはるかに小さく回転させても全く支
障はない。
は回転するが、この時の負荷トルクはクランプ伝
達トルクよりはるかに小さく回転させても全く支
障はない。
(実施例)
この考案の一実施例を図面について説明すれ
ば、2はチヤツク本体19に回動自在に配設され
たスクロールであり、該スクロール2は3個のク
ランプ爪1と噛合していると共に、メインギヤー
3を一体に有している。
ば、2はチヤツク本体19に回動自在に配設され
たスクロールであり、該スクロール2は3個のク
ランプ爪1と噛合していると共に、メインギヤー
3を一体に有している。
4はチヤツク本体19にチヤツク取付ボルト9
によつて一体に取着された取付部本体8に取着さ
れた固定ギヤーであり、該固定ギヤー4は、上記
メインギヤー3より大径すなわち歯数が多く形成
されている。
によつて一体に取着された取付部本体8に取着さ
れた固定ギヤーであり、該固定ギヤー4は、上記
メインギヤー3より大径すなわち歯数が多く形成
されている。
22は上記取付部本体8にベアリング6を介し
て回動自在に配設された被駆動ギヤーである。
て回動自在に配設された被駆動ギヤーである。
15は上記固定ギヤー4に噛合する第1ピニオ
ン遊星ギヤー、21は上記メインギヤー3に噛合
する第2ピニオン遊星ギヤーであり、該遊星ギヤ
ー15,21は、一体に形成されていると共に、
上記被駆動ギヤー22に取着されたピニオン軸1
6に、ピニオンギヤー用ベアリング17を介して
回動自在に配設されている。
ン遊星ギヤー、21は上記メインギヤー3に噛合
する第2ピニオン遊星ギヤーであり、該遊星ギヤ
ー15,21は、一体に形成されていると共に、
上記被駆動ギヤー22に取着されたピニオン軸1
6に、ピニオンギヤー用ベアリング17を介して
回動自在に配設されている。
5は上記取付部本体8にベアリング7を介して
回動自在に配設された固定ケースであり、該固定
ケース5は、チヤツク本体19の回転と無関係な
固定部、例えば図示しない旋盤の本体等に固定ケ
ース取付孔13をボルト締めして固定すると共
に、固定カバー23を有している。
回動自在に配設された固定ケースであり、該固定
ケース5は、チヤツク本体19の回転と無関係な
固定部、例えば図示しない旋盤の本体等に固定ケ
ース取付孔13をボルト締めして固定すると共
に、固定カバー23を有している。
14は駆動源であるモータであり、該モータ1
4は、上記固定カバー23に取着されていると共
に、上記被駆動ギヤー22と噛合する入力ピニオ
ンギヤー12を有している。
4は、上記固定カバー23に取着されていると共
に、上記被駆動ギヤー22と噛合する入力ピニオ
ンギヤー12を有している。
10は旋盤の主軸であるスピンドルであり、該
スピンドル10は、取付ボルト20によつてチヤ
ツク本体19及び取付部本体8と固着されてい
る。
スピンドル10は、取付ボルト20によつてチヤ
ツク本体19及び取付部本体8と固着されてい
る。
11はスラストメタル、18はピニオン軸16
を被駆動ギヤー22に固定するブラケツトであ
る。
を被駆動ギヤー22に固定するブラケツトであ
る。
なお、クランプ爪1をアンクランプ方向に摺動
させた場合に、その爪1はチヤツク本体1より抜
け出る方向にあるが、別途ドツクを適位置アジヤ
スト設定すれば、ストロークエンド及びストロー
ク調整となる。
させた場合に、その爪1はチヤツク本体1より抜
け出る方向にあるが、別途ドツクを適位置アジヤ
スト設定すれば、ストロークエンド及びストロー
ク調整となる。
本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、例えば、モータはエヤーモータでもよく、結
果的に被駆動ギヤーを回動できるものであればよ
く、また、入力ピニオンギヤー部はベルト駆動で
もよく任意である。
く、例えば、モータはエヤーモータでもよく、結
果的に被駆動ギヤーを回動できるものであればよ
く、また、入力ピニオンギヤー部はベルト駆動で
もよく任意である。
(考案の効果)
以上に説明したように、本考案は、クランプ爪
の摺動長さ即ちストロークが、通常の手動式スク
ロールチヤツクと同一スクロールを自動で得られ
る(全スクロール自動)ものであり、少量多種生
産においても容易に自動化が出来ると共に、クラ
ンプ爪の位置変え等の作業も不要となり作業性が
向上できる。
の摺動長さ即ちストロークが、通常の手動式スク
ロールチヤツクと同一スクロールを自動で得られ
る(全スクロール自動)ものであり、少量多種生
産においても容易に自動化が出来ると共に、クラ
ンプ爪の位置変え等の作業も不要となり作業性が
向上できる。
また、本考案の駆動源は、比較的小トルクのモ
ータだけでよく、従来の油圧チヤツクのように油
圧源や回転シリンダあるいはアダプター等が不要
であるから、小型で取付も容易でしかも安価に実
施できるものである。
ータだけでよく、従来の油圧チヤツクのように油
圧源や回転シリンダあるいはアダプター等が不要
であるから、小型で取付も容易でしかも安価に実
施できるものである。
更に、本考案はチヤツク本体の中央部は勿論、
主軸の中空部をそのまま使用することができ、長
尺な加工物でも容易にチヤツキングができるので
より汎用性が高いものである。
主軸の中空部をそのまま使用することができ、長
尺な加工物でも容易にチヤツキングができるので
より汎用性が高いものである。
また更に、本考案は、油圧源等を使用していな
いので油漏れがなく、しかもクランプ爪を摺動さ
せる為の伝達機構は全て回転機構であり、高精度
で耐久性のあるもである。
いので油漏れがなく、しかもクランプ爪を摺動さ
せる為の伝達機構は全て回転機構であり、高精度
で耐久性のあるもである。
また本考案は、加工物をチヤツキング(ワーク
保持状態)している時はモータを停止することが
でき、省エネルギーであると共に、そのチヤツキ
ングは高トルクによるものであつて加工物の把握
力は大である。
保持状態)している時はモータを停止することが
でき、省エネルギーであると共に、そのチヤツキ
ングは高トルクによるものであつて加工物の把握
力は大である。
更にまた本考案は、従来のチヤツクを取り替え
するだけで実施でき、即ち、施盤の本体側を改造
することなく(取付面アダプター不要でJISシヨ
ートテーパーにダイレクト取付可能)実施でき、
容易に従来の手動のスクロールチヤツクを自動化
できるので、全切削を自動化しないような場合に
も、チヤツキング作業の疲労を軽減すると共に作
業性が向上できる等の効果を有するものである。
するだけで実施でき、即ち、施盤の本体側を改造
することなく(取付面アダプター不要でJISシヨ
ートテーパーにダイレクト取付可能)実施でき、
容易に従来の手動のスクロールチヤツクを自動化
できるので、全切削を自動化しないような場合に
も、チヤツキング作業の疲労を軽減すると共に作
業性が向上できる等の効果を有するものである。
図面はこの考案によるクランプ爪自動摺動スク
ロールチヤツクの一実施例であり、第1図は要部
縦断面図、第2図は第1図のA−A線要部断面図
である。 図面において、1はクランプ爪、2はスクロー
ル、3はメインギヤー、4は固定ギヤー、5は固
定ケース、6,7はベアリング、8は取付部本
体、9はチヤツク取付ボルト、10はスピンド
ル、11はスラストメタル、12は入力ピニオン
ギヤー、13は固定ケース取付孔、14はモー
タ、15は第1ピニオン遊星ギヤー、16はピニ
オン軸、17はピニオンギヤー用ベアリング、1
8はブラケツト、19はチヤツク本体、20は取
付ボルト、21は第2ピニオン遊星ギヤー、22
は被駆動ギヤー、23は固定カバーを示すもので
ある。
ロールチヤツクの一実施例であり、第1図は要部
縦断面図、第2図は第1図のA−A線要部断面図
である。 図面において、1はクランプ爪、2はスクロー
ル、3はメインギヤー、4は固定ギヤー、5は固
定ケース、6,7はベアリング、8は取付部本
体、9はチヤツク取付ボルト、10はスピンド
ル、11はスラストメタル、12は入力ピニオン
ギヤー、13は固定ケース取付孔、14はモー
タ、15は第1ピニオン遊星ギヤー、16はピニ
オン軸、17はピニオンギヤー用ベアリング、1
8はブラケツト、19はチヤツク本体、20は取
付ボルト、21は第2ピニオン遊星ギヤー、22
は被駆動ギヤー、23は固定カバーを示すもので
ある。
Claims (1)
- スクロールチヤツクにおいて、スクロール2に
メインギヤー3を配設し、該メインギヤー3と歯
数が異なると共にチヤツク本体19に固定された
固定ギヤー4を配設し、該固定ギヤー4及びメイ
ンギヤー3にそれぞれ噛合すると共に回動自在な
被駆動ギヤー22に回動自在に取着された第1及
び第2のピニオン遊星ギヤー15,21を配設
し、チヤツク本体19と共に回動することなく配
設されたモータ14に取着された入力ピニオンギ
ヤー12を上記被駆動ギヤー22に噛合して成
り、スクロール2に噛合されたクランプ爪1の全
ストロークの摺動をモータ14の正逆の回転によ
り行うことを特徴とするクランプ爪自動摺動スク
ロールチヤツク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3879387U JPH026964Y2 (ja) | 1987-03-17 | 1987-03-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3879387U JPH026964Y2 (ja) | 1987-03-17 | 1987-03-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63147206U JPS63147206U (ja) | 1988-09-28 |
JPH026964Y2 true JPH026964Y2 (ja) | 1990-02-20 |
Family
ID=30851372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3879387U Expired JPH026964Y2 (ja) | 1987-03-17 | 1987-03-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH026964Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2700461B1 (de) * | 2012-08-20 | 2016-05-18 | Klingelnberg AG | Vorrichtung zum Einspannen eines Werkzeugs oder eines Werkstücks und Verfahren zum Betätigen einer solchen Spannvorrichtung |
-
1987
- 1987-03-17 JP JP3879387U patent/JPH026964Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63147206U (ja) | 1988-09-28 |
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