JPH08197347A - 多軸締付装置 - Google Patents
多軸締付装置Info
- Publication number
- JPH08197347A JPH08197347A JP893295A JP893295A JPH08197347A JP H08197347 A JPH08197347 A JP H08197347A JP 893295 A JP893295 A JP 893295A JP 893295 A JP893295 A JP 893295A JP H08197347 A JPH08197347 A JP H08197347A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut runner
- nut
- radial direction
- holder
- drive source
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Automatic Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 1台の多軸締付装置で軸数及び軸間隔の異な
る複数のナットを螺着できるようにする。 【構成】 4個の第1ソケット7は円周方向及び半径方
向に移動可能であり、1個の第2ソケット7′は半径方
向及び軸方向に移動可能である。第2ソケット7′を半
径方向外側及び軸方向後方に退避させ、4個の第1ソケ
ット7を円周方向に等間隔に配置して半径方向の位置を
調節すれば、軸間隔の異なる4個のナットを同時に螺着
することができる。第2ソケット7′を半径方向内側及
び軸方向前方に移動させ、第2ソケット7′及び4個の
第1ソケット7を円周方向に等間隔に配置して半径方向
の位置を調節すれば、軸間隔の異なる5個のナットを同
時に螺着することができる。
る複数のナットを螺着できるようにする。 【構成】 4個の第1ソケット7は円周方向及び半径方
向に移動可能であり、1個の第2ソケット7′は半径方
向及び軸方向に移動可能である。第2ソケット7′を半
径方向外側及び軸方向後方に退避させ、4個の第1ソケ
ット7を円周方向に等間隔に配置して半径方向の位置を
調節すれば、軸間隔の異なる4個のナットを同時に螺着
することができる。第2ソケット7′を半径方向内側及
び軸方向前方に移動させ、第2ソケット7′及び4個の
第1ソケット7を円周方向に等間隔に配置して半径方向
の位置を調節すれば、軸間隔の異なる5個のナットを同
時に螺着することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車軸のハブの円周上に
植設した複数のボルトにナットランナでナットを螺着す
ることにより前記ハブに車輪を締め付ける多軸締付装置
に関する。
植設した複数のボルトにナットランナでナットを螺着す
ることにより前記ハブに車輪を締め付ける多軸締付装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の組立ラインにおいて車輪を組み
付ける場合に、複数のナットを同時に締め付けて作業性
を向上させるために、複数のナットランナを組み合わせ
た多軸締付装置が用いられている。
付ける場合に、複数のナットを同時に締め付けて作業性
を向上させるために、複数のナットランナを組み合わせ
た多軸締付装置が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車の車
輪には車種に応じて4個のナットで固定されるものと5
個のナットで固定されるものとがあり、それらナットが
配置される円の半径も車種に応じて異なっている。
輪には車種に応じて4個のナットで固定されるものと5
個のナットで固定されるものとがあり、それらナットが
配置される円の半径も車種に応じて異なっている。
【0004】そこで従来は、軸数及び軸間隔が異なる複
数の多軸締付装置のうちから車種に応じて所定の多軸締
付装置を選択して使用していたが、多軸締付装置を作業
者やロボットが持ち換えるために作業性が低下する問題
があり、しかも複数の多軸締付装置を準備するために設
備費が嵩んだり、それらを保管するためのスペースが必
要になる問題があった。
数の多軸締付装置のうちから車種に応じて所定の多軸締
付装置を選択して使用していたが、多軸締付装置を作業
者やロボットが持ち換えるために作業性が低下する問題
があり、しかも複数の多軸締付装置を準備するために設
備費が嵩んだり、それらを保管するためのスペースが必
要になる問題があった。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、複数の車種の車輪の締め付け作業に対応することが
可能な多軸締付装置を提供することを目的とする。
で、複数の車種の車輪の締め付け作業に対応することが
可能な多軸締付装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、車軸のハブの円周上
に植設した複数のボルトにナットランナでナットを螺着
することにより前記ハブに車輪を締め付ける多軸締付装
置であって、機枠と、機枠に円周方向に移動自在に支持
されて第1駆動源により移動する複数の第1ナットラン
ナホルダと、各第1ナットランナホルダに半径方向に移
動自在に支持されて第2駆動源により移動する第1ナッ
トランナと、機枠に半径方向に移動自在に支持されて第
3駆動源により移動する少なくとも1個の第2ナットラ
ンナホルダと、各第2ナットランナホルダに支持された
第2ナットランナとを備えたことを特徴とする。
に、請求項1に記載された発明は、車軸のハブの円周上
に植設した複数のボルトにナットランナでナットを螺着
することにより前記ハブに車輪を締め付ける多軸締付装
置であって、機枠と、機枠に円周方向に移動自在に支持
されて第1駆動源により移動する複数の第1ナットラン
ナホルダと、各第1ナットランナホルダに半径方向に移
動自在に支持されて第2駆動源により移動する第1ナッ
トランナと、機枠に半径方向に移動自在に支持されて第
3駆動源により移動する少なくとも1個の第2ナットラ
ンナホルダと、各第2ナットランナホルダに支持された
第2ナットランナとを備えたことを特徴とする。
【0007】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、第2ナットランナが第4駆動源によ
り軸方向に移動自在であることを特徴とする。
1の構成に加えて、第2ナットランナが第4駆動源によ
り軸方向に移動自在であることを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1の構成によれば、第1ナットランナの
数と等しい数のナットを螺着するには、第2ナットラン
ナホルダを第3駆動源で半径方向外側に退避させた状態
で、第1ナットランナホルダを第1駆動源で移動させて
円周方向に等間隔に位置させれば良い。第1ナットラン
ナホルダを第2駆動源で半径方向に移動させれば、異な
る半径の円周上に配置されたナットに対応することがで
きる。第2ナットランナホルダを第3駆動源で半径方向
内側に移動させるとともに、第1ナットランナホルダを
第1駆動源で円周方向に移動させ、第1ナットランナホ
ルダ及び第2ナットランナホルダを円周方向に等間隔に
位置させれば、第1ナットランナの数よりも多数のナッ
トを螺着することができる。第1ナットランナホルダ及
び第2ナットランナホルダを半径方向に移動させれば、
異なる半径の円周上に配置されたナットに対応すること
ができる。
数と等しい数のナットを螺着するには、第2ナットラン
ナホルダを第3駆動源で半径方向外側に退避させた状態
で、第1ナットランナホルダを第1駆動源で移動させて
円周方向に等間隔に位置させれば良い。第1ナットラン
ナホルダを第2駆動源で半径方向に移動させれば、異な
る半径の円周上に配置されたナットに対応することがで
きる。第2ナットランナホルダを第3駆動源で半径方向
内側に移動させるとともに、第1ナットランナホルダを
第1駆動源で円周方向に移動させ、第1ナットランナホ
ルダ及び第2ナットランナホルダを円周方向に等間隔に
位置させれば、第1ナットランナの数よりも多数のナッ
トを螺着することができる。第1ナットランナホルダ及
び第2ナットランナホルダを半径方向に移動させれば、
異なる半径の円周上に配置されたナットに対応すること
ができる。
【0009】請求項2の構成によれば、使用しない第2
ナットランナを第4駆動源で軸方向に移動させれば、第
1ナットランナとの干渉を防止することができる。
ナットランナを第4駆動源で軸方向に移動させれば、第
1ナットランナとの干渉を防止することができる。
【0010】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。
明する。
【0011】図1〜図11は本発明の一実施例を示すも
ので、図1は多軸締付装置の使用状態を示す図、図2は
多軸締付装置の全体斜視図、図3は図2の3方向矢視
図、図4は図2の4−4線断面図、図5は図2の5−5
線断面図、図6は図3の6−6線断面図、図7は図3の
7−7線断面図、図8は図3の8−8線断面図、図9は
作用の説明図、図10は作用の説明図、図11は図10
の11−11線断面図である。
ので、図1は多軸締付装置の使用状態を示す図、図2は
多軸締付装置の全体斜視図、図3は図2の3方向矢視
図、図4は図2の4−4線断面図、図5は図2の5−5
線断面図、図6は図3の6−6線断面図、図7は図3の
7−7線断面図、図8は図3の8−8線断面図、図9は
作用の説明図、図10は作用の説明図、図11は図10
の11−11線断面図である。
【0012】図1に示すように、本実施例の多軸締付装
置Tは、自動車の車軸のハブに植設した4本又は5本の
ボルトB…にそれぞれナットN…を螺着して車輪Wのホ
イールW1 を前記ハブに固定するためのものである。こ
の多軸締付装置Tは、小径円周上に90°間隔で配置さ
れた4本のボルトB…(小径4軸仕様)、大径円周上に
90°間隔で配置された4本のボルトB…(大径4軸仕
様)及び大径円周上に72°間隔で配置された5本のボ
ルトB…(大径5軸仕様)に対してナットN…の螺着を
行うことができる。
置Tは、自動車の車軸のハブに植設した4本又は5本の
ボルトB…にそれぞれナットN…を螺着して車輪Wのホ
イールW1 を前記ハブに固定するためのものである。こ
の多軸締付装置Tは、小径円周上に90°間隔で配置さ
れた4本のボルトB…(小径4軸仕様)、大径円周上に
90°間隔で配置された4本のボルトB…(大径4軸仕
様)及び大径円周上に72°間隔で配置された5本のボ
ルトB…(大径5軸仕様)に対してナットN…の螺着を
行うことができる。
【0013】図2に示すように、多軸締付装置Tの機枠
1は、前板2と、後板3と、前板2及び後板3を相互に
結合する5本の支柱4…とから構成される。機枠1の内
部には、4個の第1移動手段5…と1個の第2移動手段
6とが移動自在に支持されており、各第1移動手段5…
には第1ソケット7…を有する第1ナットランナ8…が
それぞれ支持され(図6参照)、第2移動手段6には第
2ソケット7′を有する第2ナットランナ9が支持され
る(図8参照)。
1は、前板2と、後板3と、前板2及び後板3を相互に
結合する5本の支柱4…とから構成される。機枠1の内
部には、4個の第1移動手段5…と1個の第2移動手段
6とが移動自在に支持されており、各第1移動手段5…
には第1ソケット7…を有する第1ナットランナ8…が
それぞれ支持され(図6参照)、第2移動手段6には第
2ソケット7′を有する第2ナットランナ9が支持され
る(図8参照)。
【0014】次に、図3〜図7に基づいて第1移動手段
5の構造を説明する。
5の構造を説明する。
【0015】第1移動手段5はコ字状の第1ナットラン
ナホルダ10を備えており、第1ナットランナホルダ1
0の前壁101 に設けた2個のローラ11,11が前板
2の後面に刻設した円周溝21 に嵌合するとともに、第
1ナットランナホルダ10の後壁102 に設けた2個の
ローラ12,12が後板3の前面に刻設した円周溝3 1
に嵌合し、これにより第1ナットランナホルダ10は円
周方向に移動自在に支持される。また第1ナットランナ
ホルダ10の前壁101 近傍に設けた2個のローラ1
3,13が前板2の後面に当接するとともに、第1ナッ
トランナホルダ10の後壁102 近傍に設けた2個のロ
ーラ14,14が後板3の前面に当接し、これにより第
1ナットランナホルダ10は前後方向に位置決めされ
る。
ナホルダ10を備えており、第1ナットランナホルダ1
0の前壁101 に設けた2個のローラ11,11が前板
2の後面に刻設した円周溝21 に嵌合するとともに、第
1ナットランナホルダ10の後壁102 に設けた2個の
ローラ12,12が後板3の前面に刻設した円周溝3 1
に嵌合し、これにより第1ナットランナホルダ10は円
周方向に移動自在に支持される。また第1ナットランナ
ホルダ10の前壁101 近傍に設けた2個のローラ1
3,13が前板2の後面に当接するとともに、第1ナッ
トランナホルダ10の後壁102 近傍に設けた2個のロ
ーラ14,14が後板3の前面に当接し、これにより第
1ナットランナホルダ10は前後方向に位置決めされ
る。
【0016】第1ナットランナホルダ10の後壁102
に植設されて後板3の円周溝31 を後方に貫通するピン
15に、後板3の後面に設けた第1駆動源としてのシリ
ンダ16の出力ロッド161 が接続される。従って、シ
リンダ16を伸縮駆動することにより、第1ナットラン
ナホルダ10の円周方向位置が調節可能である。第1ナ
ットランナホルダ10の前壁101 に半径方向に設けた
ガイド溝103 にスライダ17が摺動自在に係合してお
り、このスライダ17の後面に前記第1ナットランナ8
が片持ち支持される。スライダ17に設けたブラケット
18と第1ナットランナホルダ10とが第2駆動源とし
てのシリンダ19により接続されており、従って第1ナ
ットランナ8は第1ナットランナホルダ10に対して半
径方向に移動自在である。
に植設されて後板3の円周溝31 を後方に貫通するピン
15に、後板3の後面に設けた第1駆動源としてのシリ
ンダ16の出力ロッド161 が接続される。従って、シ
リンダ16を伸縮駆動することにより、第1ナットラン
ナホルダ10の円周方向位置が調節可能である。第1ナ
ットランナホルダ10の前壁101 に半径方向に設けた
ガイド溝103 にスライダ17が摺動自在に係合してお
り、このスライダ17の後面に前記第1ナットランナ8
が片持ち支持される。スライダ17に設けたブラケット
18と第1ナットランナホルダ10とが第2駆動源とし
てのシリンダ19により接続されており、従って第1ナ
ットランナ8は第1ナットランナホルダ10に対して半
径方向に移動自在である。
【0017】前板2に形成されて第1ナットランナ8の
回転軸20が貫通する開口22 は、第1ナットランナ8
の円周方向及び半径方向の移動を許容すべく前記回転軸
20よりも大きく形成される。
回転軸20が貫通する開口22 は、第1ナットランナ8
の円周方向及び半径方向の移動を許容すべく前記回転軸
20よりも大きく形成される。
【0018】次に、図3〜図5及び図8に基づいて第2
移動手段6の構造を説明する。
移動手段6の構造を説明する。
【0019】第2移動手段6はコ字状の第2ナットラン
ナホルダ21を備えており、第2ナットランナホルダ2
1の前壁211 に設けた4個のスライダ22…が前板2
の後面に設けた2本のガイドレール23,23に摺動自
在に係合するとともに、第2ナットランナホルダ21の
後壁212 に設けた4個のスライダ24…が後板3の前
面に設けた2本のガイドレール25,25に摺動自在に
係合し、これにより第2ナットランナホルダ21は半径
方向に移動自在に支持される。
ナホルダ21を備えており、第2ナットランナホルダ2
1の前壁211 に設けた4個のスライダ22…が前板2
の後面に設けた2本のガイドレール23,23に摺動自
在に係合するとともに、第2ナットランナホルダ21の
後壁212 に設けた4個のスライダ24…が後板3の前
面に設けた2本のガイドレール25,25に摺動自在に
係合し、これにより第2ナットランナホルダ21は半径
方向に移動自在に支持される。
【0020】第2ナットランナホルダ21の後壁212
に植設したピン26が後板3に形成した長孔32 を貫通
し、このピン26に後板3の後面に設けた第3駆動源と
してのシリンダ27の出力ロッド271 が接続される。
従って、シリンダ27を伸縮駆動することにより、第2
ナットランナホルダ21の半径方向位置が調節自在であ
る。
に植設したピン26が後板3に形成した長孔32 を貫通
し、このピン26に後板3の後面に設けた第3駆動源と
してのシリンダ27の出力ロッド271 が接続される。
従って、シリンダ27を伸縮駆動することにより、第2
ナットランナホルダ21の半径方向位置が調節自在であ
る。
【0021】第2ナットランナホルダ21の側壁213
内面に設けたガイドレール28にスライダ29,29を
介して摺動自在に支持されたブラケット30に第2ナッ
トランナ9が支持される。ブラケット30は第2ナット
ランナホルダ21の側壁21 3 内面に設けた第4駆動源
としてのシリンダ31の出力ロッド311 に接続されて
おり、第2ナットランナ9と共に前後方向に移動自在で
ある。前板2に半径方向に形成された開口23 を第2ナ
ットランナ9の回転軸32が貫通する。開口2 3 の半径
方向外端は軸方向に後退した第2ソケット7′が嵌合可
能である。
内面に設けたガイドレール28にスライダ29,29を
介して摺動自在に支持されたブラケット30に第2ナッ
トランナ9が支持される。ブラケット30は第2ナット
ランナホルダ21の側壁21 3 内面に設けた第4駆動源
としてのシリンダ31の出力ロッド311 に接続されて
おり、第2ナットランナ9と共に前後方向に移動自在で
ある。前板2に半径方向に形成された開口23 を第2ナ
ットランナ9の回転軸32が貫通する。開口2 3 の半径
方向外端は軸方向に後退した第2ソケット7′が嵌合可
能である。
【0022】上記多軸締付装置Tは、作業者が容易に操
作できるようにバランサ装置のアームの先端に装着され
るか、或いはロボットのアームの先端に装着される。
作できるようにバランサ装置のアームの先端に装着され
るか、或いはロボットのアームの先端に装着される。
【0023】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
の作用について説明する。
【0024】小径4軸仕様の車輪Wを取り付ける場合に
は、図2、図3及び図8に示すように、4個の第1移動
手段5…に支持した第1ナットランナ8…の第1ソケッ
ト7…は相互に90°離間しており、且つ半径方向内端
に位置している。また第2移動手段6の第2ナットラン
ナ9の第2ソケット7′は半径方向外端に位置して前板
2の開口23 内に退没している。この状態で予め4本の
ボルトB…に仮締めしたナットN…に第1ソケット7…
を係合させて第1ナットランナ8…を駆動すると、第1
ソケット7…と共に回転するナットN…がボルトB…に
螺着される。
は、図2、図3及び図8に示すように、4個の第1移動
手段5…に支持した第1ナットランナ8…の第1ソケッ
ト7…は相互に90°離間しており、且つ半径方向内端
に位置している。また第2移動手段6の第2ナットラン
ナ9の第2ソケット7′は半径方向外端に位置して前板
2の開口23 内に退没している。この状態で予め4本の
ボルトB…に仮締めしたナットN…に第1ソケット7…
を係合させて第1ナットランナ8…を駆動すると、第1
ソケット7…と共に回転するナットN…がボルトB…に
螺着される。
【0025】大径4軸仕様の車輪Wを取り付ける場合に
は、図6において4個の第1移動手段5…のシリンダ1
9…を収縮駆動して第1ナットランナ8…を半径方向外
端に移動させる。その結果、第1ナットランナ8…の回
転軸20が前板2の開口22…内を移動し、4個の第1
ソケット7…は図3の状態から図9の状態になり、大径
4軸仕様の車輪Wに対応することができる。
は、図6において4個の第1移動手段5…のシリンダ1
9…を収縮駆動して第1ナットランナ8…を半径方向外
端に移動させる。その結果、第1ナットランナ8…の回
転軸20が前板2の開口22…内を移動し、4個の第1
ソケット7…は図3の状態から図9の状態になり、大径
4軸仕様の車輪Wに対応することができる。
【0026】大径5軸仕様の車輪Wを取り付ける場合に
は、図5において4個のシリンダ16…を収縮駆動し、
4個の第1移動手段5…の第1ナットランナホルダ10
…を第1ナットランナ8…と共に円周溝21 ,31 に沿
って円周方向に移動させる。このとき、第2移動手段6
から遠い2個の第1移動手段5,5は矢印a方向にそれ
ぞれ9°ずつ移動し、第2移動手段6に近い2個の第1
移動手段5,5は矢印b方向にそれぞれ27°ずつ移動
する。その結果、第1ナットランナ8…の回転軸20…
が前板2の開口22 …内を移動し、4個の第1ソケット
7…は図9の状態から図10の状態になる。
は、図5において4個のシリンダ16…を収縮駆動し、
4個の第1移動手段5…の第1ナットランナホルダ10
…を第1ナットランナ8…と共に円周溝21 ,31 に沿
って円周方向に移動させる。このとき、第2移動手段6
から遠い2個の第1移動手段5,5は矢印a方向にそれ
ぞれ9°ずつ移動し、第2移動手段6に近い2個の第1
移動手段5,5は矢印b方向にそれぞれ27°ずつ移動
する。その結果、第1ナットランナ8…の回転軸20…
が前板2の開口22 …内を移動し、4個の第1ソケット
7…は図9の状態から図10の状態になる。
【0027】更に、第2移動手段6のシリンダ31を伸
長駆動して第2ナットランナホルダ21に対して第2ナ
ットランナ9を前進させ、その第2ソケット7′を前板
2から突出させるとともに、シリンダ27を収縮駆動し
て第2ナットランナホルダ21を半径方向内側に移動さ
せる。その結果、第2ナットランナ9の回転軸32が前
板2の開口23 内を移動し、第2ソケット7′が図8及
び図9の状態から図10及び図11の状態になる。而し
て、5個のソケット7…,7′は相互に72°間隔に整
列し、大径5軸仕様の車輪Wに対応することができる。
長駆動して第2ナットランナホルダ21に対して第2ナ
ットランナ9を前進させ、その第2ソケット7′を前板
2から突出させるとともに、シリンダ27を収縮駆動し
て第2ナットランナホルダ21を半径方向内側に移動さ
せる。その結果、第2ナットランナ9の回転軸32が前
板2の開口23 内を移動し、第2ソケット7′が図8及
び図9の状態から図10及び図11の状態になる。而し
て、5個のソケット7…,7′は相互に72°間隔に整
列し、大径5軸仕様の車輪Wに対応することができる。
【0028】上述したように、1台の多軸締付装置Tに
より小径4軸仕様、大径4軸仕様及び大径5軸仕様の車
輪Wを取り付けることができるので、多軸締付装置Tを
作業者やロボットが持ち換える必要がなくなって作業性
が向上するばかりか、多軸締付装置Tの数を減らして設
備費や保管スペースを削減することが可能となる。
より小径4軸仕様、大径4軸仕様及び大径5軸仕様の車
輪Wを取り付けることができるので、多軸締付装置Tを
作業者やロボットが持ち換える必要がなくなって作業性
が向上するばかりか、多軸締付装置Tの数を減らして設
備費や保管スペースを削減することが可能となる。
【0029】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0030】例えば、第1ナットランナ8及び第2ナッ
トランナ9の数は実施例に限定されるものではない。
トランナ9の数は実施例に限定されるものではない。
【0031】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、第1ナットランナが円周方向及び半径方向に
移動自在にあり、且つ第2ナットランナが半径方向に移
動自在であるため、1台の多軸締付装置で個数及び配置
半径の異なるナットを螺着することが可能になり、作業
性の向上及びコストの削減を図ることができる。
によれば、第1ナットランナが円周方向及び半径方向に
移動自在にあり、且つ第2ナットランナが半径方向に移
動自在であるため、1台の多軸締付装置で個数及び配置
半径の異なるナットを螺着することが可能になり、作業
性の向上及びコストの削減を図ることができる。
【0032】また請求項2に記載された発明によれば、
第2ナットランナが軸方向に移動自在であるため、使用
しない第2ナットランナが第1ナットランナと干渉する
ことが防止される。
第2ナットランナが軸方向に移動自在であるため、使用
しない第2ナットランナが第1ナットランナと干渉する
ことが防止される。
【図1】多軸締付装置の使用状態を示す図
【図2】多軸締付装置の全体斜視図
【図3】図2の3方向矢視図
【図4】図2の4−4線断面図
【図5】図2の5−5線断面図
【図6】図3の6−6線断面図
【図7】図3の7−7線断面図
【図8】図3の8−8線断面図
【図9】作用の説明図
【図10】作用の説明図
【図11】図11は図10の11−11線断面図
B ボルト N ナット W 車輪 1 機枠 8 第1ナットランナ 9 第2ナットランナ 10 第1ナットランナホルダ 16 シリンダ(第1駆動源) 19 シリンダ(第2駆動源) 21 第2ナットランナホルダ 27 シリンダ(第3駆動源) 31 シリンダ(第4駆動源)
Claims (2)
- 【請求項1】 車軸のハブの円周上に植設した複数のボ
ルト(B)にナットランナ(8,9)でナット(N)を
螺着することにより前記ハブに車輪(W)を締め付ける
多軸締付装置であって、 機枠(1)と、 機枠(1)に円周方向に移動自在に支持されて第1駆動
源(16)により移動する複数の第1ナットランナホル
ダ(10)と、 各第1ナットランナホルダ(10)に半径方向に移動自
在に支持されて第2駆動源(19)により移動する第1
ナットランナ(8)と、 機枠(1)に半径方向に移動自在に支持されて第3駆動
源(27)により移動する少なくとも1個の第2ナット
ランナホルダ(21)と、 各第2ナットランナホルダ(21)に支持された第2ナ
ットランナ(9)と、を備えたことを特徴とする多軸締
付装置。 - 【請求項2】 第2ナットランナ(9)が第4駆動源
(31)により軸方向に移動自在であることを特徴とす
る、請求項1記載の多軸締付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP893295A JPH08197347A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 多軸締付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP893295A JPH08197347A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 多軸締付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08197347A true JPH08197347A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11706447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP893295A Pending JPH08197347A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 多軸締付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08197347A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007118544A1 (de) * | 2006-04-12 | 2007-10-25 | Robert Bosch Gmbh | Schraubsystem mit variabel zustellbaren schraubspindeln |
CN103252645A (zh) * | 2013-03-21 | 2013-08-21 | 广州飞机维修工程有限公司 | 一种飞机前起落架外筒的旋转组装装置 |
CN111546049A (zh) * | 2020-05-18 | 2020-08-18 | 上海艾斯迪克汽车装备制造有限公司 | 一种新型汽车厂轮胎专用拧紧机 |
CN113001168A (zh) * | 2021-03-09 | 2021-06-22 | 江苏铭利达科技有限公司 | 一种自动化旋转铜螺母组装装置 |
-
1995
- 1995-01-24 JP JP893295A patent/JPH08197347A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007118544A1 (de) * | 2006-04-12 | 2007-10-25 | Robert Bosch Gmbh | Schraubsystem mit variabel zustellbaren schraubspindeln |
US8316739B2 (en) | 2006-04-12 | 2012-11-27 | Robert Bosch Gmbh | Screwdriving system with variably adjustable screwdriving spindles |
CN103252645A (zh) * | 2013-03-21 | 2013-08-21 | 广州飞机维修工程有限公司 | 一种飞机前起落架外筒的旋转组装装置 |
CN111546049A (zh) * | 2020-05-18 | 2020-08-18 | 上海艾斯迪克汽车装备制造有限公司 | 一种新型汽车厂轮胎专用拧紧机 |
CN113001168A (zh) * | 2021-03-09 | 2021-06-22 | 江苏铭利达科技有限公司 | 一种自动化旋转铜螺母组装装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4157995B2 (ja) | タイヤ装着用ハブナット締結装置 | |
EP3036072A1 (de) | Industrieroboter mit wenigstens einem antrieb | |
US5117551A (en) | Tool-carrier vehicle for inspecting and/or maintaining bolt holes in the cover of a steam vessel or the like | |
JPH08197347A (ja) | 多軸締付装置 | |
JP2773548B2 (ja) | 多軸ナットランナ装置のピッチチェンジ機構 | |
CN215846792U (zh) | 一种拧紧单元及拧紧机构 | |
JPH07506303A (ja) | 多軸自動旋盤 | |
JP2005111611A (ja) | 締結装置 | |
JP2629484B2 (ja) | ロータリ式ワーク位置決め固定装置 | |
JPH106151A (ja) | マルチナットランナー | |
JPS5850815B2 (ja) | シヤリンイチギメソウチ | |
CN220575931U (zh) | 一种检测设备用机械臂 | |
CN114833603B (zh) | 一种轮毂加工用自动旋转夹具 | |
KR100278075B1 (ko) | 가변 피치형 너트 런너 조립체 | |
JPS6212487Y2 (ja) | ||
JPH0663239U (ja) | 締付け装置 | |
JPH09155667A (ja) | 旋回多軸スピンドルヘッド装置 | |
KR100208494B1 (ko) | 타이어 장착용 허브 너트 체결 장치 | |
JPS6119526A (ja) | 混流組立用ナツトランナ装置 | |
JPH0214928Y2 (ja) | ||
JPS6348389Y2 (ja) | ||
JPH0232392Y2 (ja) | ||
JP2002036043A (ja) | 多軸締付装置 | |
KR950003117A (ko) | 차륜조립방법 및 장치 | |
JPS61244427A (ja) | 多軸ナツトランナ |