JPH0319757A - 位相割出し機構を備えた主軸装置 - Google Patents

位相割出し機構を備えた主軸装置

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JPH0319757A
JPH0319757A JP15484189A JP15484189A JPH0319757A JP H0319757 A JPH0319757 A JP H0319757A JP 15484189 A JP15484189 A JP 15484189A JP 15484189 A JP15484189 A JP 15484189A JP H0319757 A JPH0319757 A JP H0319757A
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川股 泰助
Toshio Maruyama
丸山 敏男
Hidetaka Irie
秀孝 入江
Masayoshi Inoue
雅由 井上
Shinji Nishio
臣司 西尾
Tsunaichi Murayama
村山 綱一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、クランクピン研削盤等に使用するのに適した
、位相割出し機構を備えた主軸装置に関する。
(従来の技術) この種の位相割出しm構を備えた主軸装置としては、例
えば特開昭62−15070号公報に開示された技術が
ある。この技術は、主軸の先端に偏心して支持された位
相変換軸に主軸と同芯に設けた位相割出し軸を連動連結
し、主軸と位相割出し軸の開に介装したハーモニックデ
イファレンシャルユニットをモータにより作動させて位
相変換軸を主軸に対し回動させ、位相変換軸の先端にジ
ャーナル部が連結されたクランクシャフトのクランクピ
ン部を主軸中心線上に割り出すようにしたものである。
(発明が解決しようとする課B) しかしながら、この技術においては,高価なサーボモー
タ等の駆動モータをクランクピン部の位相割出し用と主
軸の開動用の両方に別々に必要とするので、装置が高価
になる。
本発明は、一つの馳動モータによりクランクビン部の割
出しおよび主軸の駒動の両方を行わせるようにしてこの
ような問題を解決し、位相割出し機構を備えた主軸装置
の製造コストを低下させることを目的とする。
(課題を解決するための手段) このために、本発明による位相割出し機構を備えた主軸
装置は、添付図面に例示するごとく、主軸台10に軸承
された主軸11と、この主軸の先端に装着されたチャッ
ク本体12と、このチャック本体に前記主軸1lと偏心
しかつこれと平行に軸承された位相変換軸15と、前記
主軸↓1に同軸的に軸承され前記位相変換軸15と連動
して同主軸に対し回動するよう連結された位相割出し軸
16を備え、前記位相変換軸↓5と共に回動するよう連
結されて前記チャック本体12に支持された工作物Wを
前記主軸1lと位相割出し軸1Gの相対回動により前記
チャック本体12に対し回動して前記主軸の中心軸線に
対し所定の位相関係となる位置に割り出すようにした位
相割出し機構を備えた主軸装置において、3つの回転部
材31,33.34を有しこの各回転部材がそれぞれ駒
動モータ40、前記主軸l1及び位相割り出し軸↓6と
連動して回転するよう連結された差動歯車装置30と、
前記主軸11と位相割り出し軸]6を係脱可能に結合す
るカンプリング20と、前記主軸11及び位相割出し軸
コ6の何れか一方を前記主軸台↓Oに係脱可能に結合す
るブレーキ25.と、前記位相割出し軸16の回転角を
検出するエンコーダ26を備えたことを特徴とするもの
である。
(作用) 主軸11の中心軸心に対する工作物Wの割出しは、カン
プリング20を離脱しブレーキ25を係合して行う。こ
の状態においては、主軸1]及び位相割出し軸16の何
れか一方が主軸台10に係合されて停止しているので、
駒動モータ40を作動させれば、差動向車装置30を介
して何れも駅動モータ40に連結された主軸11と位相
割出し軸16は相対回動され,位相変換fil5に連結
されてチャック本体12に支持された工作物Wは主軸]
1の中心軸線に対し所定の位相に割り出される。この所
定の位相への割出しはエンコーダ26ににより検出され
る位相割出し軸16の停止位置からの回動角に基づいて
行うことができる。
主軸11の回転開動は、カンプリング20を係合しブレ
ーキ25を解除して行う。この状態においては、主軸1
1と位相割出し軸16は一体的に結合されているので、
醸動モータ40を作動させれば差動歯車装itffi3
0を介して主軸11と位相割出し輔】−6は一体的に回
転駈動される。
(発明の効果) 1:述のごとく、本発明によれば、−つの開動モータに
より主軸の中心軸線に対する工作物の割出し及びk軸の
ト81転駆動の両方を行うことができるので、位相割出
し機構を備えた主軸装置の製造コストを低下させること
ができる。
(実施例) 第工図はクランクピン研削盤における本発明の第1実施
例を示し、第2図は同じく第2実施例を示す。
先ず第1実施例の説明をすれば、クランクピン研削盤の
ベッド(図示省略)」一には−組の主軸台10と心押台
50が対向して設けられ、それぞれには主軸11と心押
軸51が互いに同軸的に軸承されている。心神台50は
主軸台↓Oに対し進退可能に設けられている。各軸11
,51の先端に装着されたチャック本体1.2.51に
は、後述のごとく工作物(以下クランク軸という)W両
端のジャーナル部Wb,Weが支持されている。クラン
ク軸Wの各クランクピン部Waは、ジャーナル部Wb,
Wcの中心軸線に対し異なった位相に配置されている。
第1図に示すごとく、主軸1]の先端に装着されたチャ
ック本体12の先端部には、クランク軸Wの一方のジャ
ーナル部wbを、クランクピン部Waの回転半径だけ主
軸1lの中心軸線に対し偏心した位置に把持するクラン
プ爪18aとこれを開閉するクランブ用シリンダ18b
よりなるクランプ装置↓8が設けられている。チャック
本体工2の先端から多少後退した位置には、クランプ爪
18aに把持されるジャーナル部wbと同軸的に中空軸
13が配置され、この中空軸13には位相変換輔],5
が回転自在に軸承されている。中空軸13及び位相変換
軸15は、中空軸工3とチャック本体12の間に設けた
ピン抜差シリンダ装置14により軸線方向に進退され、
この前進により位相変換軸15は、その先端に偏心して
設けた係合ピン19がジャーナル部wb端面の孔に係合
して、共に回転するようにクランク軸Wに連結される。
また、主軸11には位相割出し軸16が同軸的かつ回転
白在に軸承され、この位相割出し軸16と位相変換軸1
5は、連動しで同じ向きに同し角度だけ回転するように
、シュミットカップリング17により連結されている。
位相割出し軸l6と主軸↓↓の後端部には、この両軸工
1.16を係脱可能に結合するハースカップリング20
が設けられている。このハースカップリング20は主軸
」−1に固定された固定部+121と滑りキーにより位
相割出し軸16に軸動可能に係合された可動部材22よ
りなり、外周に形戒されたピストン部22aと主軸台1
0に取り付けられた係脱用シリンダ23により、可動部
材22が図示左方に移動して固定部材21に係合されれ
ば両軸11,16は一体的に結合され、可動部材22が
右方に移動して後退すれば両軸11,16はN脱されて
相対回動可能となる。位相割出し軸16の後端と主軸台
10の間には,位相割出し軸16の回転角を検出するエ
ンコーダ26が設けられている。
主軸11及び位相割出し軸16は差動歯車装置30を介
して駆動モータ40により回転開動される。差動歯車装
置30は太陽ギヤ(以下第1回転部材という)31と、
その外周に噛合した遊星ギャ32を回転自在に支持する
回転アーム(以下第2回転部材という)33と、遊星ギ
ャ32と噛合する内歯を有するリングギャ(以下第3回
転部材という)34により構威されている。そして、第
1回転部u31はギャ4工,42により廃動モータ40
に連結され、第2回転部材33はギャ43,4.4.,
45により位相割出し軸16に連結され、第3回転部材
34はその外周に設けた外歯とギャ46により主軸11
に連結されている。ギャ46に噛合するギャ47と主軸
台10の開には,主軸11を主軸台10に対し係脱可能
に結合する電磁式のブレーキ25が設けられている。
ブレーキ25を作動させて主軸↓lが回動しないように
拘束し、ハースカップリング20を離脱して位相割出し
軸16を回動自在とした状態で、駆動モータ40を作動
させれば、差動歯車装置30の第3回転部材34は回動
しないので第2回転部材33により位相割出し軸16が
回動され,シュミットカップリング17を介して位相変
換軸15も回動される。また、ハースカンプリング20
を係合して主軸↓1と位相割出し軸16を結合し、ブレ
ーキ25を解除した状態で、5v動モータ40を作動さ
せれば、差動歯車装置30の第2及び第3回転部材33
,34により両軸11.,16が一体的に回転馳動され
る。
第1図に示すごとく、心押台50に軸承された心押軸5
工先端の第2チャック本体52の先端部には、クランプ
爪58aとクランプ用シリンダ58bよりなり、クラン
プ装置18と実質的に同一構成でクランク軸Wのジャー
ナルfitl W cを同様に把持するクランプ装置5
8が設けられている。また、心神軸5工には進退軸53
が同軸的にかつ軸動自在に設けられ、プッシュシリンダ
55により進退運動が与えられるようになっている。進
退軸53のクランプ装置58側の先端に固定されたブロ
ック54には、進退軸53と車行方向に移動可能にかつ
クランプ爪58aに把持されるジャーナル部Wcと同軸
的にプッシャ56が設けられ、スプリング57によりジ
ャーナル部We側に向けて付勢されている。心押軸5]
は、駒動モータ40と同期して作動する第2駈動モータ
60により、−q 10 主#I1]と全く同−[ii71I2を行うよう、ギヤ
61〜64を介して回転駆動されるようになっている。
次に、この第1実施例によるクランクビン研削盤の作動
の説明をする。
主!P111 1 1及び心神軸5lが定位置停止され
、位相変換軸]5の係合ピン19が初期位相に割り出さ
れ、ハースカップリング20が係合され、ブレーキ25
が解除された状態で、クランク軸Wを概略の初期位相決
めをして搬入し、心押台50を前進させて両端のジャー
ナル部Wb,Weをクランプ爪1 8 a,  5 8
 aにまり回勤可能に仮支持する。
次いでビン抜差シリンダ装置14により位相変換軸15
を前進させ、係合ビン19をジャーナル部wb端面の孔
に係合すれば、最初に加工するクランクピン部Waは主
軸11の中心軸線上に確実にdqり出される。そしてプ
ッシュシリンダ55により進退軸53を前進位置とし、
プッシャ56によりクランク軸Wを図酩の基準部材に押
圧して軸方向位置決めを行う。この状態でクランプ爪1
8a,58aによりジャーナル部Wb,Weを回動不能
一11 に把持し、両駒動モータ40,60により主軸11及び
心押軸51を回転駆動して、図酩の砥石車により最初の
クランクピン部Waのω[削を行う。
最初のクランクピン部Waの研削が終了すれば、主軸1
1と心押軸51を停止させ,クランプ爪18 ah  
5 8 aによる把持を回動可能となるように緩め、ハ
ースカップリング20を離脱させ、ブレーキ25を作動
させる。そして邸動モータ7′IOを作動させて位相割
出し輔16を回動し、シュミットカップリング17を介
して位相変換軸15を同動し、係合ピン19を介してこ
れに連結されたクランク軸Wを回動して次に加工するク
ランクビン部Waを主軸11の中心軸線上に割り出す。
この割出しはエンコーダ26により検出される位相割出
し軸16の回動角(割出し前の位相と割出し後の位相と
の差)に基づいて行われる。そしてクランプ爪1 8 
a,  5 8 aによりジャーナル部wb,Wcを回
動不能に把κPし、ハースカンブリング20を結合し、
ブレーキ25を解除して、前述と同様に割り出されたク
ランクビン部Waの研削加工12 を行う。以下同様にして未加工のクランクピン部Waを
割り出して研削加工する。なお、主軸11の定位置停止
は、エンコーダ26に基づき、位相割出し軸16を割出
した直後の同−の位相になるまで主軸11を回転させる
ことによって行うことができる。
」二述した実施例によれば、一つの駒動モータ40によ
り、主軸1]の中心軸線上への各クランクビン部Waの
割り出し、及び主軸11の回転駆動の両方を行うことが
できるので馳動モータの数が減少し、クランクピン研削
盤の主軸装置の製造コストを低減させることができる。
ftS2図に示す第2実施例においては、心押台50側
にも主軸台10側と全く同一構造の位相割出し機構を備
えた主軸装置を使用し、ブレーキ25は位相割出し軸1
6側を主軸台10及び心押台50に係脱可能に結合した
点が前詑第1実施例と具なっている。この実施例におい
ては、クランクピン部Waを主軸11の中心軸線」二に
割り出す際には、主輔1]が回動するようになっている
。その他の構戊及び作用は第」実施例と同してあるので
、同一部分に同一符号を付して示すのみとし、詳細な説
明は省略する。なおこの場合は、エンコーダ26は位相
割出し軸l6と主軸11の間の相苅同動角を検出するよ
うにするのか好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による位相割出し機構を備えた主軸装置
の第1実施例の全体構造を示す長手方向断面図、第2図
は同しく第2実施例の全体4I’i逍を示す長手方向断
面図である。 符  な  の  説  明 10・・・主軸台、11・・・主軸、12・・・チャッ
ク本体、15・・・位相変換軸、 16・位相割出し軸
、20・・・カンブリング、25・・・ブレーキ、 2
6・・・エンコーダ、 30・・・差動歯車装置、31
,33.34・・・回叫部材、40・・・開動モータ、
W・・・工作物。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 主軸台に軸承された主軸と、この主軸の先端に装着され
    たチャック本体と、このチャック本体に前記主軸と偏心
    しかつこれと平行に軸承された位相変換軸と、前記主軸
    に同軸的に軸承され前記位相変換軸と連動して同主軸に
    対し回動するよう連結された位相割出し軸を備え、前記
    位相変換軸と共に回動するよう前記チャック本体に支持
    された工作物を前記主軸と位相割出し軸の相対回動によ
    り前記チャック本体に対し回動して前記主軸の中心軸線
    に対し所定の位相関係となる位置に割り出すようにした
    位相割出し機構を備えた主軸装置において、3つの回転
    部材を有しこの各回転部材がそれぞれ駆動モータ、前記
    主軸及び位相割り出し軸と連動して回転するよう連結さ
    れた差動歯車装置と、前記主軸と位相割り出し軸を係脱
    可能に結合するカップリングと、前記主軸及び位相割出
    し軸の何れか一方を前記主軸台に係脱可能に結合するブ
    レーキと、前記位相割出し軸の回転角を検出するエンコ
    ーダを備えたことを特徴とする位相割出し機構を備えた
    主軸装置。
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