JP2014008546A - 軸状のワークの加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半径方向外方に突出した突部を有する軸状のワークについて、軸方向および周方向の位置決めを効率良く、かつ作業者に特別の注意力を要求することなく正確に行うことができる軸状のワークの加工装置を提供する。
【解決手段】半径方向外方に突出した偏心部5c、5dを有する軸状のワークの研削盤は、ワーク5の一方の端面5eを軸方向に押圧してワーク5の軸方向の位置決めを行う押圧機構部と、位置決めされたワーク5の外周面を把持するチャック装置と、把持されたワーク5を加工する砥石ユニットと、を備える。押圧機構部は、端面5eに当接可能な端面当接部材711と、偏心部5dの側面に当接可能な側面当接部材712と、端面当接部材711および側面当接部材712が取り付けられるスピンドルと、スピンドルをワーク5の軸方向に移動させる移動手段と、スピンドルを回転させるモータと、を有している。
【選択図】図4

Description

本発明は、軸状のワークの加工装置に関し、特に、半径方向外方に突出した突部を有する軸状のワークの外周面を把持して当該ワークの加工を行う加工装置に関する。
ジャーナル部、および偏心ピンと呼ばれる偏心部を有するコンプレッサシャフト等の偏心シャフトのジャーナル部の外周面を、当該偏心シャフトの先端側を自由端としてチャック装置で把持すると共に、偏心シャフトを把持したチャック装置が取付けられた主軸を回転させ、回転する砥石を偏心シャフトの偏心部の外周面に接触させて研削を行う研削盤が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この研削盤では、主軸の軸心まわりの偏心シャフトの回転運動と、主軸の軸心に対して垂直な方向の砥石台の往復運動とを正確に同期させる周知の研削方法により、偏心シャフトの偏心部が高精度に研削加工される。
特開2003−94288号公報
ところで、前記した偏心部のような半径方向外方に突出した突部を有する軸状のワークにおいて例えば突部の外周面を加工する場合、軸状のワークについて、軸方向(長手方向)の位置決めに加えて、前記した回転運動と往復運動とを同期させるために周方向の位置決め(回転方向の位相決め)を行う必要がある。
従来では、周方向位置決め部を加工装置に予め設けておき、作業者がワークを軸方向に押して当該ワークの軸方向の位置決めを行うと共に、ワークを手で回して当該ワークの端面に形成された溝に前記周方向位置決め部を係合させることによりワークの周方向の位置決めを行っていた。
このため、作業者の位置決め作業が一々必要になり効率的とは言えない。また、溝と周方向位置決め部との間には多少のガタが存在しており、ワークの周方向の位置決めを正確に行うためには、ワーク端面の溝内の一方の側面を周方向位置決め部に当接させるように寄せてばらつきを小さくする必要があり、作業者に注意力が要求される。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、半径方向外方に突出した突部を有する軸状のワークについて、軸方向および周方向の位置決めを効率良く、かつ作業者に特別の注意力を要求することなく正確に行うことができる軸状のワークの加工装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、半径方向外方に突出した突部を有する軸状のワークの加工装置であって、前記ワークの一方の端面を軸方向に押圧して前記ワークの軸方向の位置決めを行う押圧機構部と、前記押圧機構部により位置決めされた前記ワークの外周面を把持するチャック装置と、前記チャック装置により把持された前記ワークを加工する加工部と、を備え、前記押圧機構部は、前記ワークの前記端面に当接可能な端面当接部材と、前記突部の側面に当接可能な側面当接部材と、前記端面当接部材および前記側面当接部材が取り付けられる支持部材と、前記支持部材を前記ワークの軸方向に移動させる移動手段と、前記支持部材を回転させる回転駆動手段と、を有することを特徴とする。
この発明によれば、移動手段の作動により端面当接部材を移動させてワークの端面に当接させ、当該ワークを押圧してワークの軸方向の位置決めを行うと共に、回転駆動手段の作動により側面当接部材を回転させてワークの突部の側面に当接させ、当該ワークを回転させてワークの周方向の位置決めを行うことができる。
すなわち、半径方向外方に突出した突部を有する軸状のワークについて、軸方向および周方向の位置決めを効率良く、かつ作業者に特別の注意力を要求することなく正確に行うことができる軸状のワークの加工装置を提供することが可能となる。
また、押圧機構部は、ワークの周方向の位置決め機能を兼ね備えることができるため、コンパクトな構成を実現できる。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の軸状のワークの加工装置であって、前記ワークの他方の端面に設けられた被係合部に係合して当該ワークを周方向に位置決めするための周方向位置決め部を備えることを特徴とする。
この発明によれば、回転駆動手段の作動によりワークを回転させて周方向位置決め部を当該ワークの被係合部に係合させることによって、軸状のワークの周方向の位置決めを、周方向位置決め部を利用して、より正確に行うことができる。
また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載の軸状のワークの加工装置であって、前記周方向位置決め部は、前記チャック装置が取り付けられる回転可能な主軸の先端側に形成され前記ワークの把持時に当該ワークが挿入される穴の底部に設置されていることを特徴とする。
この発明によれば、ワークを主軸の穴に挿入し、穴の底部に設置された周方向位置決め部により周方向の位置決めが行われた状態で、チャック装置によりワークを把持することができる。これにより、ワークの加工箇所により近い部分を安定して把持できると共に、主軸の先端からワークの先端までの距離を縮小することができ、チャック装置、ひいては加工装置がより小型化されて、省スペースがより図られる。
また、主軸の穴をある程度深く形成しておけば、軸方向寸法の異なるワークに対しても、周方向位置決め部を含む部品の軸方向寸法を変更することにより、最小限の変更で対応することができる。
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の軸状のワークの加工装置であって、前記側面当接部材は、前記端面当接部材に設けられると共に、当該端面当接部材の前記ワークと当接する部分の半径方向外側に位置されていることを特徴とする。
この発明によれば、側面当接部材が設けられた状態の端面当接部材を、容易かつコンパクトに支持部材に取り付けることができる。
また、請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の軸状のワークの加工装置であって、前記加工部は、前記ワークを研削する砥石を回転させる砥石ユニットを有し、前記押圧機構部は、前記支持部材に取り付けられ前記砥石をドレスするドレス部材を有することを特徴とする。
この発明によれば、押圧機構部は、砥石のドレス機能をも兼ね備えることができる。したがって、加工室内に、砥石のドレス機能を兼ね備えた押圧機構部を、チャック装置と共に設置すればよく、加工室を小さくすることができる。これにより、加工領域を覆う加工室カバーが小型化される。
本発明によれば、半径方向外方に突出した突部を有する軸状のワークについて、軸方向および周方向の位置決めを効率良く、かつ作業者に特別の注意力を要求することなく正確に行うことができる軸状のワークの加工装置を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る加工装置としての研削盤の全体構成を模式的に示す平面図である。 図1に示されるチャック装置の周辺を加工時におけるワークの軸心に垂直な鉛直面で切断した拡大断面図である。 図1に示されるチャック装置の周辺を加工時におけるワークの軸心に沿う鉛直面で切断した拡大断面図である。 当接部材、ワーク、および位置決め部材を示す斜視図である。 図3のV−V線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態に係る加工装置としての研削盤の全体構成を模式的に示す平面図である。 図6に示されるチャック装置の周辺を加工時におけるワークの軸心に垂直な鉛直面で切断した断面図である。 図6に示されるチャック装置の周辺を加工時におけるワークの軸心に沿う鉛直面で切断した断面図である。 側面当接部材の変形例を示す斜視図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
≪第1実施形態≫
まず、図1〜図5を参照しながら本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る加工装置としての研削盤の全体構成を模式的に示す平面図である。図2は、図1に示されるチャック装置の周辺を加工時におけるワークの軸心に垂直な鉛直面で切断した拡大断面図である。図3は、図1に示されるチャック装置の周辺を加工時におけるワークの軸心に沿う鉛直面で切断した拡大断面図である。具体的には、図2は、図3のB−B線に沿う断面図であり、図3は、図2のA−A線に沿う断面図である。なお、以下の説明においては、図1における左右方向をZ軸方向とし、図1における上下方向をX軸方向とする。
図1に示すように、研削盤1は、軸状のワーク5の外周面を当該ワーク5の先端側を自由端としてチャック装置2で把持すると共に、ワーク5を把持したチャック装置2が取付けられた主軸81を回転させ、回転する砥石61をワーク5に接触させて研削を行う研削盤である。
軸状のワーク5は、例えばコンプレッサシャフト等の、半径方向外方に突出した突部としての偏心ピンと呼ばれる偏心部5c,5dが形成されたクランク機構を構成する偏心シャフトである。ここでは、ワーク5は、チャック装置2により把持される第1ジャーナル部5aと、第1ジャーナル部5aの軸心に対して偏心した軸心を持つ偏心部5c,5dと、先端(自由端)側に位置され第1ジャーナル部5aと同軸の軸心を持つ第2ジャーナル部5bとを有している。ワーク5の安定した把持のため、第2ジャーナル部5bよりも軸方向に長い第1ジャーナル部5aがチャック装置2により把持される。
研削盤1は、基台となるベッド11を備えており、ベッド11上には、押圧機構部7、主軸ユニット8、および砥石ユニット(加工部)6が配置されている。押圧機構部7は、ワーク5の一方の端面5eを軸方向に押圧してワーク5の軸方向の位置決めを行う機能を有する。主軸ユニット8の先端側には、押圧機構部7により位置決めされたワーク5の外周面を把持するチャック装置2が装着されている。砥石ユニット6は、チャック装置2により把持されたワーク5を加工するものであり、この砥石ユニット6は、ワーク5を研削する砥石61を回転させる。
また、研削盤1には、電源スイッチや操作ボタン等(図示せず)を備える操作部9と、研削盤1における各部の動作を統括的に制御する制御部10とが設けられている。
主軸ユニット8は、回転可能な主軸81と、主軸81を例えばカップリング(図示せず)を介して回転させるモータ82とを備えている。主軸81の先端にチャック装置2が取り付けられており、ワーク5は、主軸81の軸心まわりで回転自在となるようにチャック装置2により把持されるようになっている。
押圧機構部7は、ワーク5に当接可能な当接部材71と、砥石61をドレス(ドレッシング)するドレス部材72と、当接部材71およびドレス部材72が取り付けられるスピンドル(支持部材)73と、スピンドル73をワーク5の軸方向(Z軸方向)に移動させる移動手段74と、スピンドル73を例えばカップリング(図示せず)を介して回転させるモータ(回転駆動手段)75と、を有している。
ドレス部材72は、円盤状を呈すると共に、スピンドル73の先端側に取り付けられている。ドレス部材72としては、例えばダイヤモンドの砥粒が埋め込まれたロータリドレッサが使用される。
当接部材71は、ワーク5の端面5eに当接可能な端面当接部材711と、偏心部5dの側面(外周面)に当接可能な側面当接部材712とを有している。この当接部材71は、ドレス部材72の中央先端側に取り付けられている。
移動手段74は、ベッド11に設置されるモータ74aと、モータ74aにより例えばカップリング(図示せず)を介して回転させられるボールねじ74bと、ボールねじ74bに螺合されるナット部74cと、ナット部74cが下面に固定される移動テーブル74dとを備えている。ここで、モータ74aによるボールねじ74bの回転がナット部74cを軸方向に移動させる送り作用によって、移動テーブル74dはZ軸方向に移動させられる。なお、移動テーブル74dは、周知の直線運動案内装置(図示せず)により、ベッド11上でZ軸方向に移動可能に構成されており、この移動テーブル74d上に、スピンドル73回転用のモータ75が設置されている。
砥石ユニット6は、回転可能な砥石61の回転軸62を回転させるモータ63を有している。なお、モータ63は、ここでは回転軸62の外周側に配置されるビルトインモータであるが、これに限定されるものではなく、ベルトやギア等の駆動力伝達部材を介して回転軸62を回転させる構成が採用されてもよい。
また、砥石ユニット6は、ベッド11上に配置されZ軸方向に移動可能なZ軸移動テーブル64と、Z軸移動テーブル64上に配置されX軸方向に移動可能な砥石台65とを有している。この砥石台65にモータ63が設置されており、モータ63は、回転軸62を介して砥石61に接続されている。また、砥石台65には、砥石61の前部(ワーク5側)の作用端のみ露出して砥石61の後部(ワーク5と反対側)全体を覆う砥石カバー66が取り付けられている。
なお、Z軸移動テーブル64および砥石台65は、周知の直線運動案内装置(図示せず)により、Z軸方向およびX軸方向にそれぞれ移動可能に構成されている。また、Z軸移動テーブル64および砥石台65は、モータにより回転されるボールねじとこれに螺合されるナット部とを有するボールねじ機構部(図示せず)の送り作用によって、Z軸方向およびX軸方向にそれぞれ移動させられるようになっている。
また、研削盤1は、ワーク5を研削する際に供給されるクーラントが飛散するのを防止するために、砥石61によるワーク5の加工領域を覆う加工室カバー13がベッド11上に設置されている。そして、この加工室カバー13の内部が加工室となる。
図2および図3に示すように、チャック装置2は、主軸81(図1参照)の先端側に取り付けられるチャック本体21と、チャック本体21に設けられワーク5の外周面を支持する第1クランプ部22と、チャック本体21に回動軸23のまわりで回動可能に連結される略L字形状のアーム24と、アーム24に設けられワーク5を第1クランプ部22との間で挟持する第2クランプ部25と、アーム24を回動軸23のまわりで回動させるアーム駆動部26とを備えている。なお、図2および図3では、ワーク5を把持したクランプ状態が実線で示されており、アンクランプ状態が二点鎖線で示されている。
チャック本体21は、主軸81(図1参照)の先端にねじ締結等により固定される円盤状の取付部21aと、取付部21aの主軸81と反対側に突出するように一体的に設けられた支持部21bとを有している。取付部21aの主軸81と反対側の中央には、円形の凹部21cが形成されており、この凹部21cに、ワーク5を位置決めするための位置決め部材12が嵌め込まれて、ねじ締結等により固定されている。
第1クランプ部22は、V字形状の把持面22aを有するVブロックであり、チャック本体21の支持部21bに形成された凹部35に嵌め込まれて、ねじ締結等によりチャック本体21の支持部21bに固定されている。第1クランプ部22は、Z軸方向に2つ並べて取り付けられている。第2クランプ部25は、ワーク5のクランプ時において平面視して、2つの第1クランプ部22を覆う大きさに形成されている。ただし、第2クランプ部25は、ワーク5のクランプ時において平面視して、2つの第1クランプ部22の間に位置するように形成されていてもよい。あるいは、第2クランプ部25が2つに分割された一対の部分を備え、当該一対の部分が2つの第1クランプ部22にそれぞれ対応する位置に設けられていてもよい。
アーム駆動部26は、略L字形状のアーム24の第2クランプ部25と反対側の端部近傍に第1ピン27のまわりで回動可能に連結されるリンク部材28と、リンク部材28の第1ピン27と反対側の端部近傍に第2ピン29のまわりで回動可能に連結されるロッド30とを有している。ロッド30の第2ピン29と反対側の端部には、ピストン31がねじ締結等により固定されており、ピストン31は、チャック本体21の支持部21bに形成されたシリンダボア32内において、ロッド30の長手方向(X軸方向)に沿って摺動自在に収納されている。また、ピストン31の前面側(図2における右側)には、油圧室34が形成されている。
ピストン31は、油圧室34に所定圧力の油圧が供給されないときには、コイルばね等の弾性部材33によって、ロッド30と共に図2中の右方向に付勢されている。これにより、アーム24は、図2における反時計回りに回動され、チャック装置2はアンクランプ状態(図2の二点鎖線で示す状態)となる。一方、油圧室34に所定圧力の油圧が供給されることにより、ピストン31が図2中の左方向に移動し、これに伴ってロッド30が移動する。これにより、アーム24は、図2における時計回りに回動され、チャック装置2はワーク5を把持してクランプ状態(図2の実線で示す状態)となる。
図4は、当接部材、ワーク、および位置決め部材を示す斜視図である。
図3および図4に示すように、当接部材71は、端面当接部材711と側面当接部材712とを備えている。側面当接部材712は、端面当接部材711に設けられると共に、当該端面当接部材711のワーク5と当接する部分である当接部711aの半径方向外側に相対して一対配置されている。このように構成すれば、側面当接部材712が設けられた状態の端面当接部材711を、容易かつコンパクトにドレス部材72(図1参照)を介してスピンドル73(図1参照)に取り付けることができる。ただし、端面当接部材711と側面当接部材712とはそれぞれ分離して、ドレス部材72を介してスピンドル73に取り付けられてもよい。
端面当接部材711は、例えば円柱形状を呈している。当接部711aは、図4では他の部分に対して同一高さ(面一)となっているが、凹部や凸部となっていてもよい。側面当接部材712は、例えば棒状を呈しており、端面当接部材711のワーク5側端面に、例えばねじ込まれることにより立設されている。
図5は、図3のV−V線に沿う断面図である。なお、図5では、当接部材およびワークのみ示している。図5に示すように、ワーク5の軸心CL(主軸81と共通の軸心)から側面当接部材712の最内位点までの距離R1は、ワーク5の軸心CLから偏心部5c,5dの最外位点までの距離R2よりも小さく設定されている。したがって、当接部材71の端面当接部材711をワーク5の端面5eに当接させた状態で当接部材71を回転させることにより、側面当接部材712がワーク5の偏心部5dの側面に当接して当該ワーク5を回転させることができる。また、前記した距離R1は、偏心部5c,5dの半径R0よりも大きく設定されている。これにより、側面当接部材712が偏心部5dに当接する点がワーク5の軸心CLから遠くなり、小さい力でワーク5を回転させることができる。
図3および図4に戻り、位置決め部材12は、ワーク5の軸方向の位置決めのための軸方向位置決め部12aと、ワーク5の周方向の位置決めのための周方向位置決め部12bとを有している。軸方向位置決め部12aは、例えば略円柱形状を呈している。軸方向位置決め部12aのワーク5側の端面12cは、ワーク5の軸方向の位置決め時にワーク5の端面5fが当接されるようになっている。一方、軸方向位置決め部12aのワーク5と反対側の端面には、取付部21aの凹部21cの底部に形成された例えば溝状の係合凹部21dに嵌着される例えば直方体形状の回転防止部12dが設けられている。
周方向位置決め部12bは、例えば台形板形状を呈しており、軸方向位置決め部12aのワーク5側の端面12cに突出して設けられている。周方向位置決め部12bは、ワーク5の周方向の位置決め時にワーク5の端面5fに設けられた被係合部としての溝部5gに挿入されて係合するようになっている。
次に、前記のように構成された研削盤1の作用について説明する。
軸状のワーク5が作業者によって研削盤1に搬入されると、研削盤1におけるワーク5の位置決めが行われる。なお、軸状のワーク5は、搬送装置(図示せず)によって研削盤1に搬入されてもよい。このとき、当接部材71はワーク5から離間した退避位置に移動させられている。また、弾性部材33の付勢力により、アーム24が図2における反時計回りに回動され、チャック装置2はアンクランプ状態にある。
ワーク5の位置決め時には、制御部10は、まず、モータ75を停止させると共に移動手段74の作動により当接部材71をワーク5に向けて移動させる制御を行う。当接部材71がワーク5に向けて移動させられて、当接部材71の側面当接部材712の先端が偏心部5dの端面に当接した場合には、制御部10は、一旦当接部材71をワーク5から離間する方向に退避移動させる制御を行って、モータ75の作動により所定角度当接部材71を回転させた後に、再度モータ75を停止させると共に当接部材71をワーク5に向けて移動させる制御を行う。これにより、側面当接部材712は、ワーク5の偏心部5dの側方に位置させられる。ただし、ワーク5の偏心部5c,5dをほぼ一定の向きにして保持する受け部材(図示せず)をワーク5に対して進退自在に設けることにより、側面当接部材712の先端が偏心部5dの端面に当接する事態を回避するように構成されてもよい。
当接部材71の端面当接部材711がワーク5の一方の端面5eに当接してワーク5を押圧して移動させると、ワーク5の他方の端面5fは、周方向位置決め部12bの先端に当接して停止する。そして、例えば、当接部材71が配置される移動テーブル74dの位置に基づいて、周方向位置決め部12bがワーク5の溝部5gに未だ係合していないことが検出される。この場合、図5に示すように、制御部10は、モータ75の作動により当接部材71の側面当接部材712を、スピンドル73の回転中心回りに一定方向(例えば図5中の矢印方向)に回転させてワーク5の偏心部5dの側面に当接させ、当該ワーク5をその軸心まわりに回転させる(図5中の二点鎖線で示す)。ワーク5が回転させられてワーク5の溝部5gが周方向位置決め部12bに対向する位置に来ると、ワーク5は引き続き軸方向に押圧されているため、周方向位置決め部12bがワーク5の溝部5gに挿入されて係合すると共に、ワーク5の基端側の端面5fが軸方向位置決め部12aのワーク5側の端面12cに当接する。
このようにして、押圧機構部7は、移動手段74の作動によりワーク5を押圧してワーク5の軸方向の位置決めを行う。ここでは、ワーク5は、軸方向に押圧され、ワーク5の端面5fが予め設けられた位置決め部材12の軸方向位置決め部12aの端面12cに当接するまで移動させられて、軸方向において位置決めされる。また、押圧機構部7は、モータ75の作動によりワーク5を回転させてワーク5の周方向の位置決めを行う。ここでは、ワーク5は、一定方向に回転され、ワーク5の溝部5gに周方向位置決め部12bが挿入されると共に、溝部5g内の一方の側面が周方向位置決め部12bに当接するように寄せられて、周方向において位置決めされる。
続いて、チャック装置2が、押圧機構部7により位置決めされたワーク5の外周面を把持する。ワーク5の把持が完了した後、移動手段74の作動により当接部材71がワーク5から離間した退避位置に移動させられる。
続いて、主軸ユニット8の主軸81が回転させられると、チャック装置2により把持されたワーク5が回転する。また、砥石ユニット6の砥石61が回転させられる。そして、回転する砥石61がワーク5に接触させられて研削が行われる。
ここでは、ワーク5の偏心部5c,5dの外周面が研削される。この場合、主軸81の軸心まわりのワーク5の回転運動と、主軸81の軸心に対して垂直なX軸方向の砥石台65の往復運動とを正確に同期させる周知の研削方法により、ワーク5の偏心部5c,5dが高精度に研削加工される。
一方、所定の加工時間あるいは加工回数が経過した場合等に、砥石61のドレスが行われる。砥石61のドレス時には、制御部10は、当接部材71がワーク5から離間した退避位置において移動手段74を停止させると共に、モータ75を作動させてドレス部材72を回転させる制御を行う。また、砥石ユニット6の砥石61が回転させられる。そして、砥石61およびドレス部材72が回転されながら、Z軸移動テーブル64および砥石台65の移動によって砥石61の外周面がドレス部材72の外周面と接触する位置に近接移動されることにより、砥石61の外周面がドレスされる。
前記したように、第1実施形態に係る加工装置は、半径方向外方に突出した偏心部5c、5dを有する軸状のワークの研削盤1であって、ワーク5の一方の端面5eを軸方向に押圧してワーク5の軸方向の位置決めを行う押圧機構部7と、押圧機構部7により位置決めされたワーク5の外周面を把持するチャック装置2と、チャック装置2により把持されたワーク5を加工する砥石ユニット6と、を備える。そして、押圧機構部7は、ワーク5の端面5eに当接可能な端面当接部材711と、偏心部5dの側面に当接可能な側面当接部材712と、端面当接部材711および側面当接部材712が取り付けられるスピンドル73と、スピンドル73をワーク5の軸方向に移動させる移動手段74と、スピンドル73を回転させるモータ75と、を有している。
したがって、第1実施形態によれば、移動手段74の作動により端面当接部材711を移動させてワーク5の端面5eに当接させ、当該ワーク5を押圧してワーク5の軸方向の位置決めを行うと共に、モータ75の作動により側面当接部材712を回転させてワーク5の偏心部5dの側面に当接させ、当該ワーク5を回転させてワーク5の周方向の位置決めを行うことができる。
すなわち、半径方向外方に突出した偏心部5c,5dを有する軸状のワークについて、軸方向および周方向の位置決めを効率良く、かつ作業者に特別の注意力を要求することなく正確に行うことができる軸状のワークの加工装置を提供することが可能となる。
また、押圧機構部7は、ワーク5の周方向の位置決め機能を兼ね備えることができるため、コンパクトな構成を実現できる。
また、第1実施形態では、ワーク5の他方の端面5fに設けられた溝部5gに係合して当該ワーク5を周方向に位置決めするための周方向位置決め部12bを備えている。このような構成によれば、モータ75の作動によりワーク5を回転させて周方向位置決め部12bを当該ワーク5の溝部5gに係合させることによって、軸状のワーク5の周方向の位置決めを、周方向位置決め部12bを利用して、より正確に行うことができる。
また、第1実施形態では、押圧機構部7は、スピンドル73に取り付けられ砥石61をドレスするドレス部材72を有している。このような構成によれば、押圧機構部7は、砥石61のドレス機能をも兼ね備えることができる。したがって、加工室内に、砥石61のドレス機能を兼ね備えた押圧機構部7を、チャック装置2と共に設置すればよく、加工室を小さくすることができる。これにより、加工領域を覆う加工室カバー13が小型化される。
≪第2実施形態≫
次に、図6〜図8を参照しながら本発明の第2実施形態について説明する。
図6は、本発明の第2実施形態に係る加工装置としての研削盤の全体構成を模式的に示す平面図である。図7は、図6に示されるチャック装置の周辺を加工時におけるワークの軸心に垂直な鉛直面で切断した断面図である。図8は、図6に示されるチャック装置の周辺を加工時におけるワークの軸心に沿う鉛直面で切断した断面図である。具体的には、図7は、図8のD−D線に沿う断面図であり、図8は、図7のC−C線に沿う断面図である。
図1〜図5に示した第1実施形態と同様の構成及び作用は、図6〜図8に示す第2実施形態に取り込まれるものとして詳細な説明を省略し、相違する点について説明する。
図6に示すように、第2実施形態では、チャック装置の構成が第1実施形態と相違している。また、第2実施形態では、ワーク5は、チャック装置102を挿通して主軸ユニット108の主軸181の先端側に形成された穴181a(図8参照)に挿入された状態で、チャック装置102により把持される点で、第1実施形態と相違している。
図7および図8に示すように、チャック装置102は、主軸181の先端側に取り付けられるチャック本体121と、チャック本体121に設けられワーク5の外周面を支持する第1クランプ部122と、チャック本体121に対して揺動可能に連結される略真直形状のアーム124と、アーム124に設けられワーク5を第1クランプ部122との間で挟持する第2クランプ部125と、アーム124を揺動させるアーム駆動部126とを備えている。なお、図7および図8では、ワーク5を把持したクランプ状態が示されている。
チャック本体121は、主軸181の先端にねじ締結等により固定される円盤状の取付部121aと、取付部121aの主軸181と反対側に突出するように一体的に設けられた支持部121bとを有している。取付部121aの中央付近には、ワーク5の把持時にワーク5が挿通される挿通部としての断面長円形状の貫通孔121cが主軸181側に開口して形成されている。一方、主軸181の先端側中央には、ワーク5の把持時にワーク5が貫通孔121cを経て挿入される円形の穴181aが形成されている。穴181aの底部には、円形の凹部181bが形成されており、この凹部181bに位置決め部材112が嵌め込まれて、ねじ締結等により固定されている。
第1クランプ部122は、略直方体形状の基部122c上に、V字形状の把持面122aを有すると共にZ軸方向に並ぶ一対のVブロック部122bが一体的に形成されて構成されている。第2実施形態では、第1クランプ部122のVブロック部122bがワーク5の軸方向の位置決めのための軸方向位置決め部として機能する。すなわち、Vブロック部122bの端面は、ワーク5の軸方向の位置決め時に、ワーク5の段部の端面5hが当接されるようになっている。
第1クランプ部122は、チャック本体121の支持部121bに形成された凹部135に嵌め込まれて、ねじ部材136によりチャック本体121の支持部121bに固定されている。ただし、第1クランプ部122は、Vブロック部122bをそれぞれ有する2つの部分に分割されていてもよく、あるいは第2クランプ部125に対向する位置に1つのVブロック部を備えるように構成されていてもよい。
アーム駆動部126は、略真直形状のアーム124の揺動中心となる揺動軸123と反対側の先端部近傍に球面座金138を介して揺動可能に連結されるロッド130を有している。ロッド130のアーム124側には、おねじ部139が形成されており、このおねじ部139にナット140が螺合されることにより、アーム124にロッド130が連結される。ロッド130のアーム124と反対側には、ピストン131が設けられており、ピストン131は、チャック本体121の支持部121bに形成されたシリンダボア132内において、ロッド130の長手方向(図7における上下方向)に沿って摺動自在に収納されている。また、ピストン131の前面側(図7における下側)には、油圧室134が形成されている。
ピストン131は、油圧室134に所定圧力の油圧が供給されないときには、皿ばね等の弾性部材133によって、ロッド130を図7中の下方向に付勢されている。これにより、アーム124は、揺動軸123を中心として図7における時計回りに揺動され、チャック装置102はワーク5を把持してクランプ状態(図7に示す状態)となる。一方、油圧室134に所定圧力の油圧が供給されることにより、ピストン131が図7中の上方向に移動し、これに伴ってロッド130が移動する。これにより、アーム124は、図7における反時計回りに揺動され、チャック装置102はアンクランプ状態(図示せず)となる。
図8に示すように、位置決め部材112は、略円柱形状を呈する基部112aと、ワーク5の周方向の位置決めのための周方向位置決め部112bとを有している。第2実施形態では、ワーク5の軸方向の位置決め時には、ワーク5の端面5fと、基部112aのワーク5側の端面112cとの間に隙間が形成される。ただし、第1実施形態と同様に、ワーク5の端面5fが基部112aの端面112cに当接されて、ワーク5の軸方向の位置決めが行われるように構成されてもよい。なお、この場合には、基部112aが、ワーク5が軸方向に当接して当該ワーク5を軸方向に位置決めするための軸方向位置決め部として機能する。一方、基部112aのワーク5と反対側の端面には、凹部181bの底部に形成された例えば溝状の係合凹部181cに嵌着される例えば直方体形状の回転防止部112dが設けられている。
周方向位置決め部112bは、例えば台形板形状を呈しており、基部112aのワーク5側の端面112cに突出して設けられている。周方向位置決め部112bは、ワーク5の周方向の位置決め時にワーク5の端面5fに設けられた被係合部としての溝部5gに挿入されて係合するようになっている。
第2実施形態では、第2クランプ部125(作用点)は、アーム124の揺動中心(支点)となる揺動軸123と、アーム124におけるアーム駆動部126との連結部(力点)との間において、ねじ部材137によりアーム124に固定されて配置されている。具体的には、把持時におけるワーク5の先端側から見て、ワーク5の左右のいずれか一方(図7では右側)に、アーム124におけるアーム駆動部126との連結部が配置されており、他方(図7では左側)に、アーム124の揺動中心となる揺動軸123が配置されている。
このような第2実施形態によれば、前記した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができることに加えて、以下の作用効果を奏することができる。すなわち、てこの原理に基づいて、前記した第1実施形態に比べて、アーム駆動部126による小さな駆動力でワーク5の把持力を大きく確保することが可能となる。したがって、ワーク5を確実に保持できる把持力を保有しつつ、チャック装置102をより小型化することができる。
また、第2実施形態では、周方向位置決め部112bは、チャック装置102が取り付けられる回転可能な主軸181の先端側にその軸心に沿って形成されワーク5の把持時に当該ワーク5が挿入される穴181aの底部に設置されている。このように構成すれば、ワーク5を主軸181の穴181aに挿入し、穴181aの底部に設置された周方向位置決め部112bにより周方向の位置決めが行われた状態で、チャック装置102によりワーク5を把持することができる。これにより、ワーク5の加工箇所により近い部分を安定して把持できると共に、主軸181の先端からワーク5の先端までの距離を縮小することができ、チャック装置102、ひいては研削盤1がより小型化されて、省スペースがより図られる。
また、主軸181の穴181aをある程度深く形成しておけば、軸方向寸法の異なるワーク5に対しても、周方向位置決め部112bを含む位置決め部材112の軸方向寸法を変更することにより、最小限の変更で対応することができる。
以上、本発明について、実施形態に基づいて説明したが、本発明は、前記した各実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、各実施形態に記載した構成を適宜組み合わせ乃至選択することを含め、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
例えば、前記実施形態では、側面当接部材712は棒状を呈しているが、これに限定されるものではなく、例えば図9に示すように、軸直角断面が長円形状の筒状を呈する側面当接部材712aであってもよい。この場合、側面当接部材712aの内面がワーク5の偏心部5dの側面に当接して当該ワーク5を回転させる。
また、側面当接部材712,712aは、ワーク5の偏心部5dのみならず、偏心部5cの側面にも当接して当該ワーク5を回転させるように、軸方向寸法が長く形成されていてもよい。
また、ワーク5を周方向に位置決めするための周方向位置決め部と、これが係合するワークの被係合部は、台形板形状等を呈するキーと溝部に限定されるものではなく、例えばピンと、これが係合する穴等であってもよい。
また、ワーク5の軸方向の位置決めは、前記実施形態ではワーク5を押圧して軸方向位置決め部12aに当接するまで移動させて行っているが、これに限定されるものではなく、移動手段74を制御することによってワーク5を移動させる距離を制御して行ってもよい。また、ワーク5の周方向の位置決めは、前記実施形態ではワーク5を回転させて周方向位置決め部12bを当該ワーク5の溝部5gに係合させて行っているが、これに限定されるものではなく、モータ75を制御することによってワーク5を回転する角度を制御して行ってもよい。
また、前記実施形態では、加工対象となる軸状のワークとして、2つの偏心部5c,5dを有するコンプレッサシャフトを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、例えば、1つの偏心部を有するコンプレッサシャフトや、カムシャフトなど、半径方向外方に突出した突部を有する各種の軸状のワークを加工する場合にも適用可能である。
また、前記実施形態では、加工装置の例として研削盤1を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば旋盤等の他の工作機械にも適用可能である。
1 研削盤(加工装置)
2 チャック装置
5 ワーク
5c,5d 偏心部(突部)
5e,5f 端面
5g 溝部(被係合部)
6 砥石ユニット(加工部)
7 押圧機構部
12b 周方向位置決め部
61 砥石
711 端面当接部材
712,712a 側面当接部材
72 ドレス部材
73 スピンドル(支持部材)
74 移動手段
75 モータ(回転駆動手段)
102 チャック装置
112b 周方向位置決め部
181a 穴
181 主軸

Claims (5)

  1. 半径方向外方に突出した突部を有する軸状のワークの加工装置であって、
    前記ワークの一方の端面を軸方向に押圧して前記ワークの軸方向の位置決めを行う押圧機構部と、
    前記押圧機構部により位置決めされた前記ワークの外周面を把持するチャック装置と、
    前記チャック装置により把持された前記ワークを加工する加工部と、を備え、
    前記押圧機構部は、前記ワークの前記端面に当接可能な端面当接部材と、前記突部の側面に当接可能な側面当接部材と、前記端面当接部材および前記側面当接部材が取り付けられる支持部材と、前記支持部材を前記ワークの軸方向に移動させる移動手段と、前記支持部材を回転させる回転駆動手段と、を有することを特徴とする軸状のワークの加工装置。
  2. 前記ワークの他方の端面に設けられた被係合部に係合して当該ワークを周方向に位置決めするための周方向位置決め部を備えることを特徴とする請求項1に記載の軸状のワークの加工装置。
  3. 前記周方向位置決め部は、前記チャック装置が取り付けられる回転可能な主軸の先端側に形成され前記ワークの把持時に当該ワークが挿入される穴の底部に設置されていることを特徴とする請求項2に記載の軸状のワークの加工装置。
  4. 前記側面当接部材は、前記端面当接部材に設けられると共に、当該端面当接部材の前記ワークと当接する部分の半径方向外側に位置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の軸状のワークの加工装置。
  5. 前記加工部は、前記ワークを研削する砥石を回転させる砥石ユニットを有し、
    前記押圧機構部は、前記支持部材に取り付けられ前記砥石をドレスするドレス部材を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の軸状のワークの加工装置。
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