JP5957723B2 - 軸状のワークのチャック装置およびこれを搭載した加工装置 - Google Patents

軸状のワークのチャック装置およびこれを搭載した加工装置 Download PDF

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Description

本発明は、軸状のワークの外周面を把持するチャック装置、およびこれを搭載した加工装置に関する。
軸状のワークの外周面をチャック装置で把持すると共に、ワークを把持したチャック装置が取付けられた主軸を回転させ、回転する砥石をワークに接触させて研削を行う研削盤が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような研削盤等の加工装置に搭載されるチャック装置は、主軸の先端側に取り付けられるチャック本体と、チャック本体に設けられワークの外周面を支持する第1クランプ部と、チャック本体に回動可能に連結される略L字形状のアームと、アームに設けられワークを第1クランプ部との間で挟持する第2クランプ部と、アームを回動させるアーム駆動部とを備えている。
特開2003−94288号公報
ところで、このようなワークの外周面を把持するチャック装置では、アーム駆動部として例えば油圧シリンダ機構がチャック本体に設置されている。しかしながら、ワークを確実に保持できる把持力を得るためには、アーム駆動部のサイズをある程度大きくせざるを得ず、結果的に、チャック装置の大型化を招いていた。このため、チャック装置が搭載される研削盤等の加工装置の設置スペースも大きくなり、設備コストも増大するという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、軸状のワークを確実に保持できる把持力を保有しつつ小型化が可能なチャック装置、およびこれを搭載した加工装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、軸状のワークの外周面を把持するチャック装置であって、前記ワークの加工装置に備えられる回転部の先端側に取り付け可能なチャック本体と、前記チャック本体に設けられ前記ワークの外周面を支持する第1クランプ部と、前記チャック本体に対して揺動可能に連結されるアームと、前記アームに設けられ前記ワークを前記第1クランプ部との間で挟持する第2クランプ部と、前記アームを揺動させるアーム駆動部と、を備え、前記アーム駆動部は、前記アームの揺動中心となる揺動軸と反対側における前記アームの先端側に揺動可能に連結されているロッドを有し、前記ロッドを前記アームと反対側に付勢することによって前記ワークを把持してクランプ状態にし、前記ロッドを前記アーム側に付勢することによって前記ワークをアンクランプ状態にするものであり、前記第2クランプ部は、前記揺動軸と、前記アームにおける前記アーム駆動部との連結部との間に配置されていることを特徴とする軸状のワークのチャック装置である。
この発明によれば、てこの原理に基づいて、従来と比べて、アーム駆動部による小さな駆動力でワークの把持力を大きく確保することが可能となる。すなわち、軸状のワークを確実に保持できる把持力を保有しつつ小型化が可能なチャック装置を提供することができる。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の軸状のワークのチャック装置であって、把持時における前記ワークの先端側から見て、当該ワークの左右のいずれか一方に前記アームにおける前記ロッドとの前記連結部が配置されており、他方に前記アームの揺動中心となる前記揺動軸が配置されていることを特徴とする。
この発明によれば、ワークが第1クランプ部により下方から支持された状態で第1クランプ部および第2クランプ部によって上下方向からワークを挟持して確実に把持することができる。
また、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の軸状のワークのチャック装置であって、前記チャック本体には、前記ワークの把持時に当該ワークが挿通される挿通部が形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、ワークをチャック本体の挿通部に挿入した状態で、チャック装置によりワークを把持することができる。これにより、ワークの研削箇所により近い部分を安定して把持できると共に、加工装置の回転部の先端からワークの先端までの距離を縮小することができ、チャック装置の軸方向寸法がより小さくなる。
また、請求項4に係る発明は、請求項3に記載の軸状のワークのチャック装置と、前記チャック装置が先端側に取り付けられる前記回転部と、を備え、前記回転部の先端側には、前記ワークの把持時に当該ワークが前記挿通部を経て挿入される穴が形成されていることを特徴とするワークの加工装置である。
この発明によれば、ワークをチャック本体の挿通部を経て加工装置の回転部の穴に挿入した状態で、チャック装置によりワークを把持することができる。これにより、ワークの加工箇所にさらに近い部分であるワークの重心近傍を安定して把持することができる。しかも、ワークの重心から離れた基端側の部分を加工装置の回転部の穴内に配置することができるため、加工装置の回転部の先端からワークの先端までの距離をさらに縮小することができる。したがって、チャック装置、ひいては加工装置の軸方向寸法がさらに小さくなり、省スペースがさらに図られる。
本発明によれば、軸状のワークを確実に保持できる把持力を保有しつつ小型化が可能なチャック装置、およびこれを搭載した加工装置を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る軸状のワークのチャック装置を搭載した加工装置としての研削盤の全体構成を模式的に示す平面図である。 図1に示されるチャック装置の周辺を加工時におけるワークの軸心に垂直な鉛直面で切断した拡大断面図である。 図1に示されるチャック装置の周辺を加工時におけるワークの軸心に沿う鉛直面で切断した拡大断面図である。 比較例に係る従来のチャック装置の周辺を加工時におけるワークの軸心に垂直な鉛直面で切断した断面図である。 図4に示されるチャック装置の周辺を加工時におけるワークの軸心に沿う鉛直面で切断した断面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る軸状のワークのチャック装置を搭載した加工装置としての研削盤の全体構成を模式的に示す平面図である。図2は、図1に示されるチャック装置の周辺を加工時におけるワークの軸心に垂直な鉛直面で切断した拡大断面図である。図3は、図1に示されるチャック装置の周辺を加工時におけるワークの軸心に沿う鉛直面で切断した拡大断面図である。具体的には、図2は、図3のB−B線に沿う断面図であり、図3は、図2のA−A線に沿う断面図である。なお、以下の説明においては、図1における左右方向をZ軸方向とし、図1における上下方向をX軸方向とする。
図1に示すように、研削盤1は、軸状のワーク5の外周面を当該ワーク5の先端側を自由端としてチャック装置2で把持すると共に、ワーク5を把持したチャック装置2が取付けられた主軸(回転部)81を回転させ、回転する砥石61をワーク5に接触させて研削を行う研削盤である。
軸状のワーク5は、例えばコンプレッサシャフト等の、偏心ピンと呼ばれる偏心部5c,5dが形成されたクランク機構を構成する偏心シャフトである。ここでは、ワーク5は、チャック装置2により把持される第1ジャーナル部5aと、第1ジャーナル部5aの軸心に対して偏心した軸心を持つ偏心部5c,5dと、先端(自由端)側に位置され第1ジャーナル部5aと同軸の軸心を持つ第2ジャーナル部5bとを有している。ワーク5の安定した把持のため、第2ジャーナル部5bよりも軸方向に長い第1ジャーナル部5aがチャック装置2により把持される。
研削盤1は、基台となるベッド11を備えており、ベッド11上には、押圧機構部7、主軸ユニット8、および砥石ユニット6が配置されている。押圧機構部7は、ワーク5の一方の端面5eを軸方向に押圧してワーク5の軸方向の位置決めを行う機能を有する。主軸ユニット8の先端側には、押圧機構部7により位置決めされたワーク5の外周面を把持するチャック装置2が装着されている。砥石ユニット6は、チャック装置2により把持されたワーク5を加工するものであり、この砥石ユニット6は、ワーク5を研削する回転可能な砥石61を備えている。
また、研削盤1には、電源スイッチや操作ボタン等(図示せず)を備える操作部9と、研削盤1における各部の動作を統括的に制御する制御部10とが設けられている。
主軸ユニット8は、回転可能な主軸81と、主軸81を例えばカップリング(図示せず)を介して回転させるモータ82とを備えている。主軸81の先端にチャック装置2が取り付けられており、ワーク5は、主軸81の軸心まわりで回転自在となるようにチャック装置2により把持されるようになっている。
押圧機構部7は、ワーク5に当接可能な当接部材71と、砥石61をドレス(ドレッシング)するドレス部材72と、当接部材71およびドレス部材72が取付けられるスピンドル73と、スピンドル73をワーク5の軸方向(Z軸方向)に移動させる移動手段74と、スピンドル73を例えばカップリング(図示せず)を介して回転させるモータ75と、を有している。
ドレス部材72は、円盤状を呈すると共に、スピンドル73の先端側に取り付けられている。ドレス部材72としては、例えばダイヤモンドの砥粒が埋め込まれたロータリドレッサが使用される。
当接部材71は、ワーク5の端面5eに当接可能な端面当接部材711と、偏心部5dの側面(外周面)に当接可能な側面当接部材712とを有している。この当接部材71は、ドレス部材72の中央先端側に取り付けられている。
移動手段74は、ベッド11に設置されるモータ74aと、モータ74aにより例えばカップリング(図示せず)を介して回転させられるボールねじ74bと、ボールねじ74bに螺合されるナット部74cと、ナット部74cが下面に固定される移動テーブル74dとを備えている。ここで、モータ74aによるボールねじ74bの回転がナット部74cを軸方向に移動させる送り作用によって、移動テーブル74dはZ軸方向に移動させられる。なお、移動テーブル74dは、周知の直線運動案内装置(図示せず)により、ベッド11上でZ軸方向に移動可能に構成されており、この移動テーブル74d上に、スピンドル73回転用のモータ75が設置されている。
砥石ユニット6は、回転可能な砥石61と、砥石61の回転軸62を回転させるモータ63とを有している。なお、モータ63は、ここでは回転軸62の外周側に配置されるビルトインモータであるが、これに限定されるものではなく、ベルトやギア等の駆動力伝達部材を介して回転軸62を回転させる構成が採用されてもよい。
また、砥石ユニット6は、ベッド11上に配置されZ軸方向に移動可能なZ軸移動テーブル64と、Z軸移動テーブル64上に配置されX軸方向に移動可能な砥石台65とを有している。この砥石台65にモータ63が設置されており、モータ63は、回転軸62を介して砥石61に接続されている。また、砥石台65には、砥石61の前部(ワーク5側)の作用端のみ露出して砥石61の後部(ワーク5と反対側)全体を覆う砥石カバー66が取り付けられている。
なお、Z軸移動テーブル64および砥石台65は、周知の直線運動案内装置(図示せず)により、Z軸方向およびX軸方向にそれぞれ移動可能に構成されている。また、Z軸移動テーブル64および砥石台65は、モータにより回転されるボールねじとこれに螺合されるナット部とを有するボールねじ機構部(図示せず)の送り作用によって、Z軸方向およびX軸方向にそれぞれ移動させられるようになっている。
また、研削盤1は、ワーク5を研削する際に供給されるクーラントが飛散するのを防止するために、砥石61によるワーク5の加工領域を覆う加工室カバー13がベッド11上に設置されている。そして、この加工室カバー13の内部が加工室となる。
本実施形態では、加工室内に、砥石61のドレス機能を兼ね備えた押圧機構部7が、チャック装置2と共に設置されているため、加工室が小さくなっており、加工領域を覆う加工室カバー13も小型化されている。ただし、ワーク5の位置決め機能を有する部分と、砥石61のドレス機能を有する部分とが別々に配置される構成が採用されてもよい。
図2および図3に示すように、チャック装置2は、主軸81の先端側に取り付け可能なチャック本体21と、チャック本体21に設けられワーク5の外周面を支持する第1クランプ部22と、チャック本体21に対して揺動可能に連結される略真直形状のアーム24と、アーム24に設けられワーク5を第1クランプ部22との間で挟持する第2クランプ部25と、アーム24を揺動させるアーム駆動部26とを備えている。なお、図2および図3では、ワーク5を把持したクランプ状態が示されている。
チャック本体21は、主軸81の先端にねじ締結等により固定される円盤状の取付部21aと、取付部21aの主軸81と反対側に突出するように一体的に設けられた支持部21bとを有している。取付部21aの中央付近には、ワーク5の把持時にワーク5が挿通される挿通部としての断面長円形状の貫通孔21cが形成されている。なお、ワーク5が挿通される挿通部は、貫通孔に限定されるものではなく、例えば略U字形状の切欠き部であってもよい。一方、主軸81の先端側中央には、ワーク5の把持時にワーク5が挿入される円形の穴81aが形成されている。穴81aの底部には、円形の凹部81bが形成されており、この凹部81bに位置決め部材12が嵌め込まれて、ねじ締結等により固定されている。
第1クランプ部22は、略直方体形状の基部22c上に、V字形状の把持面22aを有すると共にZ軸方向に並ぶ一対のVブロック部22bが一体的に形成されて構成されている。本実施形態では、第1クランプ部22のVブロック部22bがワーク5の軸方向の位置決めのための軸方向位置決め部として機能する。すなわち、Vブロック部122bの端面は、ワーク5の軸方向の位置決め時に、ワーク5の段部の端面5hが当接されるようになっている。
第1クランプ部22は、チャック本体21の支持部21bに形成された凹部35に嵌め込まれて、ねじ部材36によりチャック本体21の支持部21bに固定されている。ただし、第1クランプ部22は、Vブロック部22bをそれぞれ有する2つの部分に分割されていてもよく、あるいは第2クランプ部25に対向する位置に1つのVブロック部を備えるように構成されていてもよい。
アーム駆動部26は、略真直形状のアーム24の揺動中心となる揺動軸23と反対側の先端部近傍に球面座金38を介して揺動可能に連結されるロッド30を有している。ロッド30のアーム24側には、おねじ部39が形成されており、このおねじ部39にナット40が螺合されることにより、アーム24にロッド30が連結される。ロッド30のアーム24と反対側には、ピストン31が設けられており、ピストン31は、チャック本体21の支持部21bに形成されたシリンダボア32内において、ロッド30の長手方向(図2における上下方向)に沿って摺動自在に収納されている。また、ピストン31の前面側(図2における下側)には、油圧室34が形成されている。
ピストン31は、油圧室34に所定圧力の油圧が供給されないときには、皿ばね等の弾性部材33によって、ロッド30を図2中の下方向に付勢されている。これにより、アーム24は、揺動軸23を中心として図2における時計回りに揺動され、チャック装置2はワーク5を把持してクランプ状態(図2に示す状態)となる。一方、油圧室34に所定圧力の油圧が供給されることにより、ピストン31が図2中の上方向に移動し、これに伴ってロッド30が移動する。これにより、アーム24は、図2における反時計回りに揺動され、チャック装置2はアンクランプ状態(図示せず)となる。
本実施形態では、第2クランプ部25(作用点)は、アーム24の揺動中心(支点)となる揺動軸23と、アーム24におけるアーム駆動部26との連結部(力点)との間において、ねじ部材37によりアーム24に固定されて配置されている。具体的には、把持時におけるワーク5の先端側から見て、ワーク5の左右のいずれか一方(図2では右側)に、アーム124におけるアーム駆動部126との連結部が配置されており、他方(図2では左側)に、アーム24の揺動中心となる揺動軸23が配置されている。
図1および図3に示すように、当接部材71は、端面当接部材711と側面当接部材712とを備えている。側面当接部材712は、端面当接部材711に設けられると共に、当該端面当接部材711のワーク5と当接する部分の半径方向外側に相対して一対配置されている。端面当接部材711は、例えば円柱形状を呈している。側面当接部材712は、例えば棒状を呈しており、端面当接部材711のワーク5側端面に、例えばねじ込まれることにより立設されている。当接部材71の端面当接部材711をワーク5の端面5eに当接させた状態で当接部材71を回転させることにより、側面当接部材712がワーク5の偏心部5dの側面に当接して当該ワーク5を回転させることができる。
図3に示すように、位置決め部材12は、略円柱形状を呈する基部12aと、ワーク5の周方向の位置決めのための周方向位置決め部12bとを有している。ここでは、ワーク5の軸方向の位置決め時には、前記したようにワーク5の段部の端面5hがVブロック部22bの端面に当接され、ワーク5の端面5fと、基部12aのワーク5側の端面12cとの間に隙間が形成される。ただし、ワーク5の端面5fが基部12aの端面12cに当接されて、ワーク5の軸方向の位置決めが行われるように構成されてもよい。一方、基部12aのワーク5と反対側の端面には、凹部81bの底部に形成された例えば溝状の係合凹部81cに嵌着される例えば直方体形状の回転防止部12dが設けられている。
周方向位置決め部12bは、例えば台形板形状を呈しており、基部12aのワーク5側の端面12cに突出して設けられている。周方向位置決め部12bは、ワーク5の周方向の位置決め時にワーク5の端面5fに設けられた被係合部としての溝部5gに挿入されて係合するようになっている。
次に、前記のように構成された研削盤1の作用について説明する。
まず、軸状のワーク5が作業者によって研削盤1に搬入されると、研削盤1におけるワーク5の位置決めが行われる。なお、軸状のワーク5は、搬送装置(図示せず)によって研削盤1に搬入されてもよい。このとき、当接部材71はワーク5から離間した退避位置に移動させられている。また、油圧室34に所定圧力の油圧が供給されることにより、アーム24が図2における反時計回りに揺動され、チャック装置2はアンクランプ状態にある。ワーク5は、第1クランプ部22と第2クランプ部25との間を通過させられ、チャック本体21の貫通孔21cを経て主軸81の穴81aに挿入されるようにして、研削盤1に搬入される。
ワーク5の位置決め時には、制御部10は、まず、モータ75を停止させると共に移動手段74の作動により当接部材71をワーク5に向けて移動させる制御を行う。当接部材71がワーク5に向けて移動させられて、当接部材71の側面当接部材712の先端が偏心部5dの端面に当接した場合には、制御部10は、一旦当接部材71をワーク5から離間する方向に退避移動させる制御を行って、モータ75の作動により所定角度当接部材71を回転させた後に、再度モータ75を停止させると共に当接部材71をワーク5に向けて移動させる制御を行う。これにより、側面当接部材712は、ワーク5の偏心部5dの側方に位置させられる。ただし、ワーク5の偏心部5c,5dをほぼ一定の向きにして保持する受け部材(図示せず)をワーク5に対して進退自在に設けることにより、側面当接部材712の先端が偏心部5dの端面に当接する事態を回避するように構成されてもよい。
当接部材71の端面当接部材711がワーク5の一方の端面5eに当接してワーク5を押圧して移動させると、ワーク5の他方の端面5fは、周方向位置決め部12bの先端に当接して停止する。そして、例えば、当接部材71が配置される移動テーブル74dの位置に基づいて、周方向位置決め部12bがワーク5の溝部5gに未だ係合していないことが検出される。この場合、制御部10は、モータ75の作動により当接部材71を一定方向に回転させて側面当接部材712をワーク5の偏心部5dの側面に当接させ、当該ワーク5をその軸心まわりに回転させる。ワーク5が回転させられてワーク5の溝部5gが周方向位置決め部12bに対向する位置に来ると、ワーク5は引き続き軸方向に押圧されているため、周方向位置決め部12bがワーク5の溝部5gに挿入されて係合すると共に、ワーク5の段部の端面5hがVブロック部122bの端面に当接する。
このようにして、押圧機構部7は、移動手段74の作動によりワーク5を押圧してワーク5の軸方向の位置決めを行う。ここでは、ワーク5は、軸方向に押圧され、ワーク5の段部の端面5hがVブロック部122bの端面に当接するまで移動させられて、軸方向において位置決めされる。また、押圧機構部7は、モータ75の作動によりワーク5を回転させてワーク5の周方向の位置決めを行う。ここでは、ワーク5は、一定方向に回転され、ワーク5の溝部5gに周方向位置決め部12bが挿入されると共に、溝部5g内の一方の側面が周方向位置決め部12bに当接するように寄せられて、周方向において位置決めされる。
続いて、チャック装置2が、押圧機構部7により位置決めされたワーク5の外周面を把持する。すなわち、油圧室34への所定圧力の油圧の供給が停止されて、弾性部材33の付勢力によってアーム24が図2における時計回りに揺動され、チャック装置2はワーク5を把持してクランプ状態となる。ワーク5の把持が完了した後、移動手段74の作動により当接部材71がワーク5から離間した退避位置に移動させられる。
続いて、主軸ユニット8の主軸81が回転させられると、チャック装置2により把持されたワーク5が回転する。また、砥石ユニット6の砥石61が回転させられる。そして、回転する砥石61がワーク5に接触させられて研削が行われる。
ここでは、ワーク5の偏心部5c,5dの外周面が研削される。この場合、主軸81の軸心まわりのワーク5の回転運動と、主軸81の軸心に対して垂直なX軸方向の砥石台65の往復運動とを正確に同期させる周知の研削方法により、ワーク5の偏心部5c,5dが高精度に研削加工される。
一方、所定の加工時間あるいは加工回数が経過した場合等に、砥石61のドレスが行われる。砥石61のドレス時には、制御部10は、当接部材71がワーク5から離間した退避位置において移動手段74を停止させると共に、モータ75を作動させてドレス部材72を回転させる制御を行う。また、砥石ユニット6の砥石61が回転させられる。そして、砥石61およびドレス部材72が回転されながら、Z軸移動テーブル64および砥石台65の移動によって砥石61の外周面がドレス部材72の外周面と接触する位置に近接移動されることにより、砥石61の外周面がドレスされる。
前記したように、本実施形態に係る軸状のワークのチャック装置2では、第2クランプ部25は、アーム24の揺動中心となる揺動軸23と、アーム24におけるアーム駆動部26との連結部との間に配置されている。
このような本実施形態に係る軸状のワークのチャック装置2によれば、てこの原理に基づいて、アーム駆動部26による小さな駆動力でワーク5の把持力を大きく確保することが可能となる。すなわち、軸状のワーク5を確実に保持できる把持力を保有しつつ小型化が可能なチャック装置2を提供することができる。
次に、図4および図5に示す比較例を用いて、本実施形態の作用効果についてさらに詳しく説明する。図4は、比較例に係る従来のチャック装置の周辺を加工時におけるワークの軸心に垂直な鉛直面で切断した断面図である。図5は、図4に示されるチャック装置の周辺を加工時におけるワークの軸心に沿う鉛直面で切断した断面図である。具体的には、図4は、図5のD−D線に沿う断面図であり、図5は、図4のC−C線に沿う断面図である。
図4および図5に示すように、比較例に係るチャック装置102は、主軸の先端側に取り付け可能なチャック本体121と、チャック本体121に設けられワーク5の外周面を支持する第1クランプ部122と、チャック本体121に回動軸123のまわりで回動可能に連結される略L字形状のアーム124と、アーム124に設けられワーク5を第1クランプ部122との間で挟持する第2クランプ部125と、アーム124を回動軸123のまわりで回動させるアーム駆動部126とを備えている。なお、図4および図5では、ワーク5を把持したクランプ状態が実線で示されており、アンクランプ状態が二点鎖線で示されている。図5中の符号112は、ワーク5の軸方向における位置決め、および周方向の位置決めのために、チャック本体121に予め設けられた位置決め部材を示す。
アーム駆動部126はピストン131を有しており、ピストン131の前面側(図4の右側)には、油圧室134が形成されている。ピストン131は、油圧室34に所定圧力の油圧が供給されないときには、コイルばね等の弾性部材133によって、ロッド130と共に図4中の右方向に付勢されている。これにより、アーム124は、図4における反時計回りに回動され、チャック装置102はアンクランプ状態となる。油圧室134に所定圧力の油圧が供給されることにより、ピストン131が図4中の左方向に移動し、これに伴ってロッド130が移動する。これにより、アーム124は、図4における時計回りに回動され、チャック装置102はワーク5を把持してクランプ状態となる。
この比較例に係るチャック装置102では、第2クランプ部125(作用点)は、アーム124の回動中心(支点)となる回動軸123を間に挟んで、アーム24におけるアーム駆動部126との連結部にあたるピン129(力点)と反対側の端部近傍に配置されている。図4に示すように、ワーク5の保持に必要な把持力をFとすると、アーム駆動部126による必要最小駆動力P2は、P2=F×(L22/L21)となり、図4の例ではFよりも大きくなる。ここで、必要最小駆動力P2を小さくするために、回動軸123から連結部129までの距離L21を、回動軸123から第2クランプ部125までの距離L22と比較して大きくしようとすると、チャック装置102が大型化してしまう。一方、本実施形態に係るチャック装置2では、図2に示すように、ワーク5の保持に必要な把持力をFとすると、アーム駆動部126による必要最小駆動力P1は、P1=F×(L12/L11)となり、レイアウトの関係からFよりも必然的に小さくなる。したがって、本実施形態に係るチャック装置2によれば、比較例に係るチャック装置102に比べて、アーム駆動部26による小さな駆動力でワーク5の把持力を大きく確保することができることがわかる。
また、本実施形態では、図2に示すように、把持時におけるワーク5の先端側から見て、ワーク5の左右のいずれか一方に、アーム24におけるアーム駆動部26との連結部が配置されており、他方にアーム24の揺動中心となる揺動軸23が配置されている。このように構成すれば、ワーク5が第1クランプ部22により下方から支持された状態で第1クランプ部22および第2クランプ部25によって上下方向からワーク5を挟持して確実に把持することができる。
また、本実施形態では、図3に示すように、チャック本体21には、ワーク5の把持時に当該ワーク5が挿通される貫通孔21cが形成されている。このように構成すれば、ワーク5をチャック本体21の貫通孔21cに挿入した状態で、チャック装置2によりワーク5を把持することができる。これにより、ワーク5の研削箇所により近い部分を安定して把持できると共に、主軸81の先端からワーク5の先端までの距離を縮小することができ、チャック装置2の軸方向寸法がより小さくなる。
また、本実施形態では、主軸81の先端側には、ワーク5の把持時に当該ワーク5が貫通孔21cを経て挿入される穴81aが形成されている。このように構成すれば、ワーク5をチャック本体21の貫通孔21cを経て主軸81の穴81aに挿入した状態で、チャック装置2によりワーク5を把持することができる。これにより、ワーク5の研削箇所にさらに近い部分であるワーク5の重心近傍を安定して把持することができる。しかも、ワーク5の重心から離れた基端側の部分を主軸81の穴81a内に配置することができるため、主軸81の先端からワーク5の先端までの距離をさらに縮小することができる。したがって、チャック装置2、ひいては研削盤1の軸方向寸法がさらに小さくなり、省スペースがさらに図られる。
以上、本発明について、実施形態に基づいて説明したが、本発明は、前記した実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、前記実施形態に記載した構成を適宜組み合わせ乃至選択することを含め、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
例えば、前記実施形態では、把持対象となる軸状のワークとして、2つの偏心部5c,5dを有するコンプレッサシャフトを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、例えば、1つの偏心部を有するコンプレッサシャフトやカムシャフト、さらには偏心部を有しないシャフトなど、各種の軸状のワークを把持する場合にも適用可能である。
また、前記実施形態では、第1クランプ部22とチャック本体21、第2クランプ部25とアーム24は、それぞれ別体に構成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1クランプ部22はチャック本体21と一体的に形成されていてもよく、第2クランプ部25はアーム24と一体的に形成されていてもよい。
また、前記実施形態では、チャック装置2は、油圧室34に油圧が供給されないときに弾性部材33の付勢力によってクランプ状態となり、油圧室34に油圧が供給されたときにアンクランプ状態となるが、本発明はこれに限定されるものではなく、油圧室34に油圧が供給されたときにクランプ状態となり、油圧室34に油圧が供給されないときに弾性部材33の付勢力によってアンクランプ状態となるように構成されてもよい。
また、前記実施形態では、加工装置の例として研削盤1を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば旋盤等の他の工作機械にも適用可能である。
また、前記実施形態では、軸状のワーク5の先端側を自由端として当該ワーク5の基端側を1つのチャック装置2により把持して片持ち支持する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、軸状のワーク5の両端部近傍を2つのチャック装置2によりそれぞれ把持して両持ち支持する場合にも適用可能である。
1 研削盤(加工装置)
2 チャック装置
5 ワーク
21 チャック本体
21c 貫通孔(挿通部)
22 第1クランプ部
23 揺動軸
24 アーム
25 第2クランプ部
26 アーム駆動部
81a 穴
81 主軸(回転部)

Claims (4)

  1. 軸状のワークの外周面を把持するチャック装置であって、
    前記ワークの加工装置に備えられる回転部の先端側に取り付け可能なチャック本体と、
    前記チャック本体に設けられ前記ワークの外周面を支持する第1クランプ部と、
    前記チャック本体に対して揺動可能に連結されるアームと、
    前記アームに設けられ前記ワークを前記第1クランプ部との間で挟持する第2クランプ部と、
    前記アームを揺動させるアーム駆動部と、を備え、
    前記アーム駆動部は、前記アームの揺動中心となる揺動軸と反対側における前記アームの先端側に揺動可能に連結されているロッドを有し、前記ロッドを前記アームと反対側に付勢することによって前記ワークを把持してクランプ状態にし、前記ロッドを前記アーム側に付勢することによって前記ワークをアンクランプ状態にするものであり、
    前記第2クランプ部は、前記揺動軸と、前記アームにおける前記ロッドとの連結部との間に配置されていることを特徴とする軸状のワークのチャック装置。
  2. 把持時における前記ワークの先端側から見て、当該ワークの左右のいずれか一方に前記アームにおける前記ロッドとの前記連結部が配置されており、他方に前記アームの揺動中心となる前記揺動軸が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の軸状のワークのチャック装置。
  3. 前記チャック本体には、前記ワークの把持時に当該ワークが挿通される挿通部が前記回転部側に開口して形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の軸状のワークのチャック装置。
  4. 請求項3に記載の軸状のワークのチャック装置と、
    前記チャック装置が先端側に取り付けられる前記回転部と、を備え、
    前記回転部の先端側には、前記ワークの把持時に当該ワークが前記挿通部を経て挿入される穴が形成されていることを特徴とするワークの加工装置。
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