JP6006546B2 - 軸状のワークの加工装置 - Google Patents
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Description
すなわち、半径方向外方に突出した突部を有する軸状のワークについての回転方向の位相決めを、効率良く、かつ作業者に特別の注意力を要求することなく正確に行うことができる軸状のワークの加工装置を提供することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る加工装置としての研削盤の全体構成を模式的に示す平面図である。図2は、図1に示されるチャック装置の周辺を加工時におけるワークの軸心に垂直な鉛直面で切断した拡大断面図である。図3は、図1に示されるチャック装置の周辺を加工時におけるワークの軸心に沿う鉛直面で切断した拡大断面図である。具体的には、図2は、図3のB−B線に沿う断面図であり、図3は、図2のA−A線に沿う断面図である。なお、以下の説明においては、図1における左右方向をZ軸方向とし、図1における上下方向をX軸方向とする。
図4に示すように、変位センサ(変位検出手段)14が、チャック装置2による把持時のワーク5における偏心部5cの側面(外周面)5iに対向可能に設けられている。ここで、偏心部5cは、ワーク5の半径方向外方に向いた側面5iと軸方向に向いた一対の端面5j(図3参照)とを有している。変位センサ14は、チャック装置2によりワーク5を把持して主軸81を回転させたときのワーク5の軸心CL(主軸81と共通の軸心、図7参照)から当該軸心CLと垂直方向に延伸する直線L(図7参照)上における側面5iの位置の変化を検出する。ここでは、直線Lは、軸心CLから砥石61と反対側の水平方向に延伸する直線であり、変位センサ14は、チャック装置2による把持時のワーク5の砥石61と反対側の真横に配置され(図1参照)、研削盤1に設置された支持部材(図示せず)に取り付けられて固定されている。変位センサ14としては、高周波磁界を利用した渦電流式変位センサが例示できるが、これに限定されるものではなく、例えば超音波やレーザを利用した変位センサであってもよく、各種の変位センサが使用され得る。
図5は、ワークの加工処理の手順を示すフローチャートである。図6は、図5に示されるワークの回転方向の位相決め処理の手順を示すフローチャートである。図7は、図3のV−V線に沿う断面図であり、(a)〜(d)はワークを回転させたときの偏心部の位置の変化を順次示す図である。なお、図7では、ワーク5および変位センサ14のみ示している。図8は、ワークを回転させたときの変位センサの検出値と主軸の回転方向角度座標との対応関係を示す図である。
図6に示すように、まず、チャック装置2(主軸81)が回転される(ステップS601)。すなわち、チャック装置2によりワーク5が把持された状態で、主軸81が所定角度(例えば約180度)回転される。ここでは、図7に示すように、偏心部5cにおける軸心CLから最も遠い位置にある頂点Pが、ほぼ真下の位置(図7(a))から、砥石61と反対側の真横の位置(図7(b))を経て、ほぼ真上の位置(図7(c))まで移動するように主軸81が回転させられる。なお、ワーク5の搬入時の周方向位置を概ね一定とするために、例えばワーク5の偏心部5c,5dをほぼ一定の向きにして保持する受け部材(図示せず)が、ワーク5に対して進退自在に設けられることが望ましい。
すなわち、偏心部5cを有する軸状のワーク5についての回転方向の位相決めを、効率良く、かつ作業者に特別の注意力を要求することなく正確に行うことができる軸状のワークの加工装置を提供することが可能となる。
2 チャック装置
5 ワーク
5c,5d 偏心部(突部)
5i 側面
6 砥石ユニット(加工部)
10 制御部(演算手段)
14 変位センサ(変位検出手段)
61 砥石
81 主軸
CL 軸心
L 直線
P 頂点
θ 回転方向角度座標
Claims (4)
- 半径方向外方に突出した突部を有する軸状のワークの加工装置であって、
回転可能な主軸と、
前記主軸の先端側に取り付けられ、前記ワークの外周面を把持するチャック装置と、
前記チャック装置による把持時の前記ワークにおける前記突部の側面に対向可能に設けられ、前記チャック装置により前記ワークを把持して前記主軸を回転させたときの前記ワークの回転中心となる軸心から当該軸心と垂直方向に延伸する直線上における前記側面の位置の変化を検出する変位検出手段と、
前記変位検出手段により検出される検出値と前記主軸の回転方向角度座標との対応データに基づいて、前記突部における前記軸心から最も遠い位置にある頂点が所定位置にあるときの前記主軸の回転方向角度座標を演算してθ2とし、θ2の回転方向両側において前記変位検出手段により検出される検出値が同じ所定値を示す前記主軸の回転方向角度座標をθ1,θ3としたとき、(θ1+θ3)/2=θ2であることを確認した場合に、前記主軸の回転方向角度座標θ2に応じて前記ワークの回転方向の位相を決定する演算手段と、
前記演算手段により決定された前記ワークの回転方向の位相にしたがって、前記チャック装置により把持された前記ワークを加工する加工部と、を備え、
前記突部は、前記軸心を含み且つ当該突部における前記軸心から最も遠い位置にある頂点を通る平面に対して面対称であることを特徴とする軸状のワークの加工装置。 - 前記演算手段は、前記頂点が前記変位検出手段に対して最も接近する位置にあるとき、あるいは最も離間する位置にあるときの前記主軸の回転方向角度座標を演算することを特徴とする請求項1に記載の軸状のワークの加工装置。
- 前記変位検出手段は、前記側面の位置の変化を前記側面に非接触で検出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の軸状のワークの加工装置。
- 前記加工部は、前記ワークにおける前記突部の側面を研削する砥石を回転させる砥石ユニットを有し、前記演算手段により演算された前記主軸の回転方向角度座標に応じた前記ワークの回転方向の位相にしたがって、前記砥石を前記主軸の軸心に垂直な方向に往復運動させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の軸状のワークの加工装置。
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