JPS61241353A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JPS61241353A
JPS61241353A JP8516785A JP8516785A JPS61241353A JP S61241353 A JPS61241353 A JP S61241353A JP 8516785 A JP8516785 A JP 8516785A JP 8516785 A JP8516785 A JP 8516785A JP S61241353 A JPS61241353 A JP S61241353A
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Takashi Okamoto
岡本 孝士
Fumio Ohama
大浜 二三夫
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Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は成形性が良好で、かつ耐衝撃強度および耐熱性
の優れた成形品を与える樹脂組成物に関するものである
(従来の技術) ポリアリレートとポリエステルとからなる樹脂組成物は
特開昭48−54159号公報、特開昭49−2384
4号公報、特開昭49−61247号公報、特開昭50
−15834号公報で既に公知である。
かかる樹脂組成物はポリアリレートとポリエステルの組
成比に応じて耐熱性と成形加工性をバランスさせた優れ
た特性を有することが知られている。しかしエンジニア
リングプラスチックとしては、ポリエチレンテレフタレ
ートとポリアリレートの組成物ないし、それのガラス繊
維等を配合した強化樹脂組成物の欠点として耐衝撃強度
が低い。
特に低温における耐衝撃強度が低いという問題点があり
、その改良が強く望まれているのが現状である。
そして上記問題点を解決する方法、すなわち耐衝撃強度
を向上させる方法として種々の提案がなされている。例
えば特開昭51−144452号公報、特開昭52−3
2045号公報、特開昭58−17148号公報、特公
昭58−17151号公報、米国特許第4.284.5
40号公報、米国特許第4.461.871号公報にお
いてはポリエステルにグリシジル基を有する共重合体1
例えばエチレン/酢酸ビニル/グリシジル(メタ)クリ
レート共重合体を配合すると耐衝撃強度の向上すること
が提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながらグリシジル(メタ)アクリレートを共重合
したオレフィン系ポリマー、すなわちエポキシ基を有す
るポリオレフィンをポリアリレートとポリエステルとか
らなる樹脂組成物に配合すると、室温における耐衝撃強
度が向上する反面。
低温における耐衝撃強度は何ら改善されてはいない、上
記のような種々の問題点を解決すべく鋭意研究した結果
、(ハ)成分すなわちグリシジル(メタ)クリレートを
共重合したポリオレフィンと、(0)成分すなわち特定
の変性オレフィン系エラストマーを組合わせると、驚く
べきことに当該樹脂組成物の緒特性を維持したまま、低
温においても優れた衝撃特性を有する樹脂組成物を得る
ことができることを見い出し本発明に到達したものであ
る。
(問題点を解決するための手段) すなわち本発明はポリアリレート1〜99重量部とポリ
エチレンテレフタレート99〜1重量部からなる組成物
100重量部に対して、(イ)平均粒径5oμ以下の無
機系結晶核剤、カルボキシル基の一金属塩を有する有機
化合物、カルボキシル基の金属塩を有する高分子化合物
のうちの少なくとも一種を0.05〜10重量部、c口
)ポリオレフィンまたはオレフィン系エラストマーにシ
ス型二重結合を[内に有する脂環式カルボン酸またはそ
の機能誘導体からなる群から選ばれた少なくとも一種の
化合物を0.001〜10モル%付加した変性ポリオレ
フィンまたは変性オレフィン系エラストマー3〜30重
量部。
シリα−オレフィン80〜99重量%、グリシジルメタ
クリレートもしくはグリシジルアクリレート1〜20i
1量%および酢酸ビニル0〜19重量%からなる共重合
体1〜30重量部、に)繊維状強化材0〜150重量部
配合してなる耐衝撃性樹脂組成物に関するものである。
(作用) 本発明において用いられるポリエチレンテレフタレート
とはテレフタル酸ないしそのエステル誘導体とエチレン
グリコールから溶融重合したもの。
ないしはそれを固相重合して得られるものでその分子量
を特に限定するものではない。
また、樹脂組成物に用いられるポリアリレートはビスフ
ェノール類とテレフタル酸、イソフタル酸またはそれら
の混合物あるいはそれらの機能誘導体とより得られるも
のである。
かかるビスフェノール類の例としては、4,4”−ジヒ
ドロキシ−ジフェニルエーテル、ビス(4−ヒドロキシ
−2−メチルフェニル)−エーテル。
ビス(4−ヒドロキシフェニル)−サルファイド。
ビス(4−ヒドロキシフェニル)−スルホン、ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−ケトン、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−メタン、ビス(4−ヒドロキシ−3−メ
チルフェニル)−メタン。
1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−エタン。
2.2−t’ス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル
)プロパン71.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
n−ブタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)−フェニ
ルメタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)−ジフェニ
ルメタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4′−メ
チルフェニルメタン、1゜1−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)−シクロヘキサン、ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)−シクロヘキシルメタン、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシナフチル)−プロパン等があげられるが、最も
一般に製造され代表的なものは、2.2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパンすなわちビスフェノールA
と呼ばれているものである。もし必要ならば、前記ビス
フェノール類の混合物あるいはビスフェノール類と少量
の他の2価の化合物1例えば2,2゛−ジヒドロキシジ
フェニル、2.6−ジヒドロキシナフタレンの如きジヒ
ドロキシナフタレン。
ヒドロキノン8 レゾルシノール、2,6−シヒドロキ
シトルエン、3.6−シヒドロキシトルエン等の混合物
を使用することができる。
テレフタル酸またはイソフタル酸の機能誘導体とはこれ
らの酸のジクロライドまたはアルキル。
アリールなどのジエステルである。
本発明に用いられるテレフタル酸またはイソフタル酸ま
たはこれらの機能誘導体のフェニレン基はアルキル基で
置換されてもよい。
本発明に用いられるポリアリレートは界面重合法、溶液
重合法、溶融重合法などの任意の方法で合成される。
本発明の(イ)成分として使用される無機化合物は。
その粒径によって結晶核剤としての効果が異なり平均粒
径が約50μを超えるとその効果が小さくなるので2通
例は平均粒径50μ以下の無機化合物が有用である。
そして本発明において使用される平均粒径50μ以下の
無機化合物の具体例としては、たとえばカーボンブラッ
ク、シリカ、炭酸カルシウム、合成ケイ酸およびケイ酸
塩、亜鉛華、ハロサイトクレー、カオリン、塩基性炭酸
マグネシウム、マイカ。
タルク、石英粉、ケイ藻土、ドロマイト粉、酸化チタン
、酸化亜鉛、酸化アンチモン、硫酸バリウム、硫酸カル
シウム、アルミナ、ケイ酸カルシウム等を挙げることが
でき、これらの無機化合物の一種またはそれ以上を使用
することができるが。
なかでもマイカ、カオリン、タルク、シリカが本発明に
おいて有用である。
また本発明において使用されるカルボキシル基の金属塩
を有する有機化合物としては、カルボキシル基の金属塩
を有する化合物であればどのようなものでも使用するこ
とができるが1通常は炭素数が約7〜30の高級脂肪酸
、芳香族酸の金属塩が使用され、たとえばヘプタン酸、
ペラルゴン酸。
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、ベヘニン酸、セロチン酸、モンタン酸。
メリシン酸等の高級脂肪酸の金属塩、安息香酸。
テレフタル酸、テレフタル酸モノメチルエステル。
イソフタル酸、イソフタル酸のモノメチルエステル等の
芳香族酸の金属塩を具体例として挙げることができる。
またカルボキシル基の金属塩を有する高分子化合物とし
てはポリマーの末端ないし側鎖にカルボキシル基の金属
塩を有するポリマーであれば、特に制限されるものでは
ないが、たとえばポリエチレンの酸化によって得られる
カルボキシル基含有ポリエチレン、ポリプロピレンの酸
化によって得られるカルボキシル基含有ポリプロピレン
、エチレン、プロピレン、ブテン−1等のオレフィン類
と(メタ)アクリル酸の共重合体、オレフィン類と無水
マレイン酸の共重合体、スチレンと(メタ)アクリル酸
の共重合体、スチレンと無水マレイン酸の共重合体等の
金属塩を具体例として挙げることができ9通常はオレフ
ィンと(メタ)アクリル酸ないしスチレンと(メタ)ア
クリル酸の共重合体の金属塩が使用される。そしてカル
ボキシル基と塩を形成する金属としては9通常はアルカ
リ土類金属、アルカリ金属等が使用されるが、結晶核剤
としての効果はアルカリ金属が優れ、なかでもナトリウ
ム、カリウムが有用である。
本発明において(0)成分である。変性ポリオレフィン
ないし変性オレフィン系エラストマーを製造する際の出
発物質として使用されるポリオレフィンないしオレフィ
ン系エラストマーとしては9例えばポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリブテン−1、ポリペンテン−1などの
オレフィン類の単独重合体またはエチレン−プロピレン
共重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、プロピレン
−ブテン−1共重合体、エチレンー酢酸ビニル共重合体
プロピレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ブタジェ
ン共重合体、エチレン−イソプレン共重合体、エチレン
−クロロブレン共重合体、プロピレン−ブタジェン共重
合体、エチレン−プロピレン−ブタジェン共重合体等の
異種のオレフィン類またはジオレフィン類との共重合体
を挙げることができ、その共重合体の様式はランダム共
重合体。
ブロック共重合体、グラフト共重合体、交互共重合体の
いずれのものでもよい。
そして特にエチレン−プロピレン共重合体、エチL/ 
7−7’テン−1共重合体、エチレンー酢酸ビニル共重
合体、エチレン−プロピレン−ブタジェン共重合体、エ
チレン−プロピレン−イソプレン共重合体、エチレンー
プロピレンークロロブレン共重合体等が好ましい。そし
てポリオレフィンないしオレフィン系エラストマーは二
種以上を混合して用いることもできる。
本発明でいうシス型二重結合を環内に有する脂環式カル
ボン酸としては1例えばシス−4−シクロヘキセン−1
,2−ジカルボン酸、エンド−ビシクロ−(2,2,1
) −5−ヘプテン−2,3−ジカルボン酸、メチル−
エンド−シス−ビシクロ−〔2゜2.1)−5−ヘプテ
ン−2,3−ジカルボン酸、エンド−ビシクロ−(2,
2,1) −1,2,3,4,7,7−へキサクロロ−
2−へブテン−5,6−ジカルボン酸等を挙げることが
でき、また機能誘導体としてはこれらの酸無水物、エス
テル、酸アミド、酸ハロゲン化物等が挙げられる。
そして特に好ましくはエンド−ビシクロ−(2゜2.1
)−5−へブテン−2,3−ジカルボン酸またはその酸
無水物である。なお該機能誘導体は必ずしもポリオレフ
ィンないしオレフィン系エラストマーに付加する前に機
能誘導体とする必要はなく。
例えばポリオレフィンないしオレフィン系エラストマー
の変性過程あるいは熱可塑性ポリエステル組成物として
からも変換することができる。
本発明の変性ポリオレフィンないし変性オレフィン系エ
ラストマーとは前記のポリオレフィンないしオレフィン
系エラストマーにシス型二重結合を環内に有する脂環式
カルボン酸またはその機能誘導体からなる群から選ばれ
た少な(とも一種の化合物を付加することによって得ら
れる変性ポリオレフィンないし変性オレフィン系エラス
トマーまたはそれらと未変性ポリオレフィンないし未変
性オレフィン系エラストマーとの混合物を!味する。変
性ポリオレフィンないし変性オレフィン系エラストマー
は種々の方法で製造しうるが、望ましくは前記のポリオ
レフィンないしオレフィン系エラストマーと前記のシス
型二重結合を環内に有する脂環式カルボン酸または機能
誘導体にラジカル発生剤2例えばジ−ターシャリ−ブチ
ルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ベンゾイ
ルパーオキサイド等の有機過酸化物を加えて熔融するか
、あるいは前記のポリオレフィンないしオレフィン系エ
ラストマーと上記カルボン酸またはその機能誘導体を水
中に分散し、上記ラジカル発生剤または水溶性の過酸化
物の存在下で加熱する方法で行われる。
ここでポリオレフィンないしオレフィン系エラストマー
に付加させる前記カルボン酸またはその機能誘導体の付
加割合は、ポリオレフィンないしオレフィン系エラスト
マーの種類およびそれらの混合割合、前記カルボン酸ま
たはその機能誘導体の種類によって異なるが2通常はポ
リオレフィンないしオレフィン系エラストマーに対して
前記カルボン酸またはその機能誘導体0.001〜10
モル%付加したものが使用されるが、好ましくは0.0
1〜5.0モル%、さらに望ましくは0.05〜3.0
モル%付加したものが使用される。
前記カルボン酸または機能誘導体の付加量が0.001
モル%未満では、成分(ハ)と併用することによる耐衝
撃強度の向上に対する相乗効果が充分でなく、10モル
%を越えて付加すると、付加する工程あるいは熱可塑性
ポリエステルと配合する工程において、ポリオレフィン
ないしオレフィン系エラストマーの低分子量化やゲル化
などの副反応が発生するので好ましくない。
本発明において(ハ)成分として使用するα−オレフィ
ン−グリシジル(メタ)アクリレート共重合体またはα
−オレフィン−グリシジル(メタ)アクリレート−酢酸
ビニル共重合体におけるグリシジル(メタ)アクリレー
トの含有量は1〜20重量%好ましくは1〜10重量%
であり、1!量%以下の場合には前記の変性ポリオレフ
ィンまたは変性オレフィン系エラストマーとの併用にお
いて、耐衝撃性の改善に充分な効果がなく、20重量%
以上の場合1本発明の樹脂組成物の製造時にゲル化など
の副反応が生じるので好ましくない。これらの共重合体
におけるα−オレフィン成分はエチレン。
プロピレン、ブテン−1などである。三元共重合体にお
ける酢酸ビニル成分は0.1〜19重量%含有すること
ができる。酢酸ビニル含有量が19重置%を越える場合
には得られる樹脂組成物の熱安定性が低下するので好ま
しくない。
本発明において用いられる繊維状強化材としては、たと
えばガラス繊維、炭素繊維、芳香族ポリアミド繊維、炭
化ケイ素繊維、チタン酸繊維等を具体例として挙げるこ
とができるが9通常はガラス繊維がよく使用される。ま
た各種繊維の直径および長さについては特に制限される
ものではないが、繊維長が長すぎるとポリエステルや他
の配合剤、すなわち(イ)成分ないしΦ)成分と均一に
混合・分散させることが難しく、逆に繊維長が短かすぎ
ると強化材としての効果が不十分となるため9通常は0
.1〜10■−の繊維長のものが使用され、特に繊維状
強化材がガラス繊維である場合には繊維長としては0.
1〜7I111が好ましく、さらには0.3〜4mmが
望ましい。また繊維状強化材は、ポリエステルとの界面
接着力を向上させて補強効果を上げる目的で必要に応じ
て種々の化合物で処理したものを使用することができる
が、繊維状強化材としてガラス繊維を使用する際には1
種々の表面処理剤、たとえばビニルトリエトキシシラン
、γ−メタクリロキシプロピルメトキシシラン、β−(
3゜4−エポキシシクロヘキシル)−エチルトリメトキ
シシラン、T−グリシドキシプロビルトリメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−クロ
ロプロピルメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルト
リメトキシシラン等のシラン系処理剤、メタクリレート
クロミンククロリド等のクロム系処理剤で処理したもの
が使用される。
本発明の各成分の配合量に関しては、(イ)成分。
すなわち無機系結晶核剤とカルボキシル基の金属塩の配
合量に関しては、ポリアリレート1〜99重量%とポリ
エステル99〜1重量%とからなる樹脂組成物(以下P
AR/PET樹脂組成物と記す)100重量部に対して
0.05重量部より少ないと結晶核剤としての効果がな
く、逆に10重量部より多く配合しても結晶核剤として
の効果は、10重量部以下に比して良くなるわけではな
く、逆に耐衝撃強度の低下を誘起することがあるので好
ましくない。
したがって(イ)成分の配合量としては0.05〜10
重量部、好ましくは0.5〜5重量部である。(ロ)成
分すなわち変性ポリオレフィンないし変性オレフィン系
エラストマーの配合量は、 PAR/PET樹脂組成物
100重量部に対して3重量部より少ないと。
(ハ)成分との併用効果による耐衝撃強度の向上が小さ
く、逆に30重量部より多く配合すると組成物としての
熱的性質が低下するので好ましくない、したがって(ハ
)成分の配合量は3〜30重量部、好ましくは5〜25
重量部、さらに好ましくは5〜20f!量部である。(
ハ)成分、すなわちグリシジル(メタ)アクリレート共
重合ポリオレフィンの配合量に関しては、1重量部より
少ないと耐衝撃強度の向上効果が小さり、30重量部よ
り多く配合しても耐衝撃強度は配合量と共に大きくなる
わけではなく。
飽和値を示しかえって加熱混線時ゲル化を促進するので
好ましくない。
したがって(ハ)成分の配合量は1〜30重量部、好ま
しくは3〜20!i量部、さらに好ましくは3〜10重
量部である。そしてc口)成分と(ハ)成分の相対比率
は10:1ないし1:10.好ましくは8:1ないし1
:5.特に好ましくは4:1ないし1:3の範囲が目的
とする耐衝撃強度向上に対して有効である。
さらに本発明において必要に応じて配合される繊維強化
材の配合量に関しては、150重量部を越えると樹脂中
に均一に分散、混合させることが困難であるので150
 !量部以下9通常は100重量部以下配合される。さ
らに本発明の組成物には必要に応じて耐衝撃強度を著し
く低下させることのない範囲で、酸化防止剤、紫外線吸
収剤9着色剤。
充填剤等の各種無機系ないし有機系化合物を配合するこ
とができる。そして本発明の組成物の製造方法は特に限
定されるものではなく2種々の形態。
たとえば各種成形品、シート、繊維状物、管状物等の形
態に成形し使用することができる。
(実施例) 次に実施例と比較例を挙げて本発明を具体的に説明する
なお実施例と比較例中に示した「部」は重量部である。
参考例1 メルトインデックス2.0g / 10分/190℃、
エチレン含量72.0重量%のエチレン−プロピレン共
重合体(以下EPRと略称する。) 1000重量部、
エンド−ビシクロ−(2,2,1) −5−ヘプテン−
2,3−無水ジカルボン酸(以下無水ジカルボン酸−H
と略称する。)3重量部及びジ−ターシャリ−ブチルパ
ーオキサイド1!!L量部をヘンシェルミキサーにより
常温で混合した。この混合物を一軸押出機に供給し、2
00℃で押出して直径211m+ 1長さ3ml11の
変性ポリオレフィンの円筒状ペレットを作成した。
参考例2〜5 ポリオレフィンとして表1に示すメルトインデックスを
有するエチレン−ブテン−1共重合体(以下E/B共重
合体と略称する。)、ポリプロピレン(以下PPと略称
する。)、ポリエチレン(以下PRと略称する。)ある
いはエチレン−酢酸ビニル共重合体(以下BVAと略称
する。)を採りこれにシス型二重結合を環内に有する脂
環式ジカルボン酸としてエンド−ビシクロ(2,2,1
) −5−へブテン−2,3無水ジカルボン酸(以下無
水ジカルボン酸−Hと略称する。)を使用して参考例1
と同じ方法で表1に示す割合の脂環式無水ジカルボン酸
を付加した変性ポリオレフィンペレットを得た。
表1 実施例1〜5.比較例1〜3 固有粘度(フェノール/テトラクロルエタン−6/4中
、濃度0.5%、温度20℃で測定) 0.68のポリ
エチレンテレフタレート(PI!T)とテレフタル酸と
イソフタル酸の1:1 (モル比)混合フタル酸とビス
フェノールAとから得られたポリアリレート(フェノー
ル/テトラクロルエタン−6/4中、25℃、1g/d
Ilの対数粘度0.65)との100重量部に対して結
晶核剤、変性ポリオレフィン、グリシジル(メタ)アク
リレート共重合ポリオレフィン(GM共重合体)を表2
に示したように所定量混合し、この混合物を同方向回転
二軸押出機を用いて、シリンダ一温度260℃、スクリ
ュー回転数20Orpmの条件で混線押出し、ペレット
を作成した。
ペレットを減圧乾燥した後シリンダ一温度260℃、金
型温度40℃、冷却時間20秒でアイゾツト衝撃試験片
(12,7X 64x 6.4mm )と熱変形温度測
定用(12,7X 127 X 6.4mm )を得た
。アイゾツト衝撃試験片には室温と一30℃での測定を
行った。アイゾツト衝撃試験、熱変形温度測定はそれぞ
れASTM D−256,0−648に準拠した。
表2 X:エチレン(92重量%)−グリシジルメタクリレー
ト(8重量%)共重合体 V:エチレン(91重量%)−グリシジルメタクリレー
ト(7重量%)−酢酸ビニル(2重量%)共重合体 サーリン1555 +エチレンーアクリル酸共重合体ナ
トリウム塩(デュポン社製) 実施例6.比較例4 実施例1で示した組成に、さらにガラス繊維(旭ファイ
バーグラス■、3o+m長チョツプドストランド、品番
阻429)が全組成物中30重量%になるように配合し
て、二軸押出機で混練してペレットを作成した(実施例
6)。同様に比較として比較例1で示した組成からなる
ガラス繊維30重量%含有ペレットを作成しく比較例4
)、シリンダ一温度240−260−280℃、金型温
度110℃、冷却時間20秒で実施例1と同様な物性を
測定した。結果を表3に示す。
表3 (発明の効果) 上記したように各実施例の樹脂組成物は優れた耐衝撃強
度と低温においても高い保持率と耐熱変形性を合わせも
っていることが明らかである。
特許出願人  ユニチカ株式会社 手奄呑甫正書(自発 昭和60年7月12日 1.11牛のjし六 m6O−85167号 2、発明の名称 樹脂組成物 3、補正をする者 朋牛との側糸  特許出願人 住所 兵庫県厄埼市東木釘1丁目50番地5、補正の内
容 (1)明細書第22頁第9行目の「金型温度40℃」を
「金型温度105℃」と(2)明細書第詔頁表2の「熱
変形温度18.6Kg/−(℃) Jを「熱変形温度4
.64Kg/an! (℃) Jど訂正する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリアリレート1〜99重量部とポリエチレンテ
    レフタレート99〜1重量部からなる100重量部に対
    して、(イ)平均粒径50μ以下の無機系結晶核剤、カ
    ルボキシル基の金属塩を有する有機化合物、カルボキシ
    ル基の金属塩を有する高分子化合物のうちの少なくとも
    一種を0.05〜10重量部、(ロ)ポリオレフィンま
    たはオレフィン系エラストマーにシス型二重結合を環内
    に有する脂環式カルボン酸またはその機能誘導体からな
    る群から選ばれた少なくとも一種の化合物を0.001
    〜10モル%付加した変性ポリオレフィンまたは変性オ
    レフィン系エラストマー3〜30重量部、(ハ)α−オ
    レフィン80〜99重量%、グリシジルメタクリレート
    もしくはグリシジルアクリレート1〜20重量%および
    酢酸ビニル0〜19重量%からなる共重合体1〜30重
    量部、(ニ)繊維状強化材0〜150重量部を配合して
    なる耐衝撃性樹脂組成物。
  2. (2)平均粒径50μ以下の無機化合物として、タルク
    、マイカ、カオリン、シリカの群から選ばれる無機物の
    一種以上を使用することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の樹脂組成物。
  3. (3)カルボキシル基の金属塩がカルボキシル基のナト
    リウム塩ないしカリウム塩である特許請求の範囲第1項
    記載の樹脂組成物。
  4. (4)カルボキシル基の金属塩を有する化合物が、炭素
    数が約7〜30からなる化合物である特許請求の範囲第
    1項記載の樹脂組成物。
  5. (5)カルボキシル基を有する高分子化合物がオレフィ
    ンと(メタ)アクリル酸の共重合体ないしスチレンと(
    メタ)アクリル酸の共重合体である特許請求の範囲第1
    項記載の樹脂組成物。
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Citations (4)

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