JPH0569136B2 - - Google Patents

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JPH0569136B2
JPH0569136B2 JP60077866A JP7786685A JPH0569136B2 JP H0569136 B2 JPH0569136 B2 JP H0569136B2 JP 60077866 A JP60077866 A JP 60077866A JP 7786685 A JP7786685 A JP 7786685A JP H0569136 B2 JPH0569136 B2 JP H0569136B2
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Japan
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compound
resin composition
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JP60077866A
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Takashi Okamoto
Fumio Oohama
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳现な説明】
産業䞊の利甚分野 本発明は成圢性が良奜で、か぀耐衝撃匷床およ
び耐熱性の優れた成圢品を䞎えるポリ゚ステル暹
脂組成物に関するものである。さらに詳しくは結
晶化速床が倧きく、射出成圢時においお玄120℃
以䞋の金型枩床でも優れた離型性を瀺し、か぀優
れた耐衝撃匷床ず高い熱倉圢枩床を有する成圢品
を提䟛する耐衝撃性ポリ゚ステル暹脂組成物に関
するものである。 埓来の技術 ポリ゚チレンテレフタレヌトは機械的性質、電
気的性質、耐熱性、耐薬品性等に優れ、繊維、フ
むルムずしお倚くの工業補品に䜿甚されおいる。
このように繊維、フむルムずしお䜿甚される堎合
には、通垞延䌞凊理されたものが䜿甚されおいる
が、䟋えば射出成圢品ずしおプラスチツク甚途に
䜿甚しようずする堎合には、䞊蚘のような延䌞凊
理がなされおいないため、成圢䞊および物性䞊
皮々の問題点の発生するこずが知られおいる。す
なわち䜎枩における結晶化速床が小さいために、
通垞他のプラスチツクを射出成圢する際に甚いら
れる金型枩床玄120℃以䞋では結晶化速床が䞍十
分であるために、埗られた成圢品はその衚面ず内
郚に結晶化床の差が生じ、そのため機械的性質、
寞法安定性、圢状安定性が䞍均䞀ずなり、実甚に
耐えるような成圢品を埗るこずは極めお困難であ
る。 埓来このような問題点を解決する方法ずしお、
高枩金型を䜿甚する方法や結晶栞剀や結晶化促進
剀を添加する方法、䜎枩結晶性の優れた゚チレン
テレフタレヌト系共重合䜓をブレンドする方法等
が倚数提案され、かなりの効果のあるこずが認め
られおいる。このように十分に結晶化させたポリ
゚チレンテレフタレヌト以䞋PETずいうな
いし組成物、特にガラス繊維等の繊維状匷化材を
配合したものは優れた機械的性質ず高い熱倉圢枩
床を瀺し、゚ンゞニアリングプラスチツクずしお
の地䜍を確立し今日に到぀おいる。しかしながら
ポリ゚チレンテレフタレヌト系組成物ないしガラ
ス繊維等を配合した匷化PET系組成物の欠点ず
しお耐衝撃匷床が䜎い、すなわち靭性に劣るずい
う問題点があり、その改良が匷く望たれおいるの
が珟状である。 䞀方、芳銙族ポリカヌボネヌト、䟋えばビスフ
゚ノヌルを䞻原料ずしおホスゲン法たたぱス
テル亀換法で補造されたポリカヌボヌネヌトは熱
倉圢枩床、成圢寞法安定性等は良奜であるが、耐
溶剀性、衚面硬床に劣り、たた溶融粘床が高く成
圢性が悪いなどの欠点を有する。かかるPETç³»
組成物ないし匷化PET系組成物および芳銙族ポ
リカヌボネヌトの有する欠点を解決するために、
䞡者を溶融状態においお均䞀に混合すれば寞法安
定性、耐薬品性、成圢加工性の向䞊するこずが芋
い出されおいるが、かかる組成物は耐衝撃性が䞍
十分なために耐衝撃性が芁求される甚途ぞの進出
が制限されるずいう欠点を有する。そしお䞊蚘問
題点を解決する方法、すなわち耐衝撃匷床を向䞊
させる方法ずしお皮々の提案がなされおいる。䟋
えば特公昭55−9435号公報、特開昭59−100154号
公報では芳銙族ポリ゚ステルず芳銙族ポリカヌボ
ネヌトにブタゞ゚ンを基にしたグラフト共重合䜓
を配合するず耐衝撃匷床の向䞊するこずが提案さ
れおいる。 たた本出願人は特願昭57−228823号においお熱
可塑性ポリ゚ステルに本発明の(ロ)成分である倉性
ポリオレフむンないし倉性オレフむン系゚ラスト
マヌず、(ハ)成分であるグリシゞルメタアクリ
レヌト共重合ポリオレフむンを特定量配合する
ず、䞡成分の䜵甚効果により耐衝撃匷床が著しく
向䞊するこずを提案した。この組成物においお、
宀枩付近での耐衝撃匷床は向䞊するが、−10℃〜
−30℃ずい぀た䜎枩䞋での耐衝撃匷床が期埅した
皋には向䞊しないこず等が刀明した。 発明が解決しようずする問題点 䞊蚘のような皮々の問題点を解決すべく鋭意研
究した結果、(ハ)成分すなわちグリシゞルメタ
アクリレヌトを共重合したポリオレフむンず、(ロ)
成分すなわち特定の倉性ポリオレフむンないしオ
レフむン系゚ラストマヌを組合わせた特願昭57−
228823号の組成においおPETの䞀郚を芳銙族ポ
リカヌボネヌトに眮き換え、さらに(ニ)成分の゚ス
テル系可塑剀を配合するず、加熱混緎しおペレツ
トを補造する際のゲル発生が抑制されお操業安定
性が向䞊するこず、さらには(ã‚€)および(ニ)成分、す
なわち゚ステル系可塑剀を配合するずPETの結
晶化速床が倧きくなり、120℃以䞋の䜎枩金型で
成圢しおも優れた衚面光沢を有する成圢品が埗ら
れ、か぀離型性が著しく改善されるこず、埗られ
たポリ゚ステル暹脂組成物の䜎枩領域、䟋えば−
10℃〜−30℃での耐衝撃匷床が䞀段ず向䞊するこ
ずを芋い出し本発明に到達した。 問題点を解決するための手段 すなわち本発明はポリ゚チレンテレフタレヌト
ないし80モル以䞊の゚チレンテレフタレヌト繰
返し単䜍を有するポリ゚ステル60〜90重量郚ず芳
銙族ポリカヌボネヌト10〜40重量郚に察しお、(ã‚€)
平均粒埄50Ό以䞋の無機系結晶栞剀、カルボキシ
ル基の金属塩を有する有機化合物、カルボキシル
基の金属塩を有する高分子化合物のうちの少なく
ずも䞀皮を0.05〜10重量郚、(ロ)ポリオレフむンた
たはオレフむン系゚ラストマヌにシス型二重結合
を環内に有する脂環匏カルボン酞たたはその機胜
誘導䜓からなる矀から遞ばれた少なくずも䞀皮の
化合物を0.001〜10モル付加した倉性ポリオレ
フむンたたは倉性オレフむン系゚ラストマヌ〜
30重量郚、(ハ)α−オレフむン80〜99重量、グリ
シゞルメタクリレヌトもしくはグリシゞルアクリ
レヌト〜20重量および酢酞ビニル〜19重量
からなる共重合䜓〜30重量郚、(ニ)゚ステル系
可塑剀0.3〜10重量郚、(ホ)繊維状匷化材〜150重
量郚配合しおなるポリ゚ステル暹脂組成物に関す
るものである。 䜜甚 本発明においお甚いられるPETずは、テレフ
タル酞ないしテレフタル酞の゚ステルず゚チレン
グリコヌルずから通垞の溶融重合で埗られるも
の、ないしはそれを固盞重合凊理をしたものであ
る。 そしお少なくずも80モル以䞊の゚チレンテレ
フタレヌト繰返し単䜍を有するポリ゚ステルず
は、80モル以䞊の゚チレンテレフタレヌト繰返
し単䜍ず他の繰返し単䜍、すなわち他の共重合成
分ずからなる共重合䜓を意味し、䞊蚘の他の共重
合成分ずしおは、皮々の酞成分、グリコヌル成分
を䜿甚するこずができる。䟋えば酞成分ずしおは
む゜フタル酞、ナフタレンゞカルボン酞、ゞプ
ニル゚ヌテルゞカルボン酞、ゞプニルメタンゞ
カルボン酞、ゞプニルスルホンゞカルボン酞、
−−ヒドロキシ゚トキシ安息銙酞、−
ナトリりムスルホむ゜フタル酞、アゞピン酞、ア
れラむン酞、セバシン酞、ドデカ−12−ゞカ
ルボン酞、テトラデカン−14−ゞカルボン
酞、ヘキサデカン−16−ゞカルボン酞、オク
タデカン−18−ゞカルボン酞、−゚チル−
ヘキサデカン−16−ゞカルボン酞等を挙げる
こずができる。 たたグリコヌル成分ずしおは、プロピレングリ
コヌル、ゞ゚チレングリコヌル、ブチレングルコ
ヌル、ペンチルグリコヌル、ネオペンチルグリコ
ヌル、ヘキサメチレングリコヌル、ポリ゚チレン
グリコヌル、ポリテトラメチレングリコヌル等の
ポリアルキレングリコヌル等を挙げるこずができ
る。 本発明にもちいるポリカヌボネヌトはビスプ
ノヌルを䞻原料ずしおホスゲン法たたぱステル
亀換法により補造されるものである。原料ビスフ
゚ノヌルずしお、−ビス−ヒドロキシ
プニル−プロパン以䞋ビスプノヌルず
略蚘する、さらにビスプノヌルの䞀郚たた
は党郚が他の4′−ゞヒドロキシゞプニルア
ルカンあるいは4′−ゞヒドロキシゞプニル
スルホン、4′−ゞヒドロキシゞプニル゚ヌ
テルであるもの等が䟋瀺される。該ポリカヌボネ
ヌトは平均分子料が䞇ないし10䞇のものが奜た
しい。 本発明の(ã‚€)成分ずしお䜿甚される無機化合物
は、その粒埄によ぀お結晶栞剀ずしおの効果が異
なり平均粒埄が玄50Όを超えるずその効果が小さ
くなるので、通䟋は平均粒埄50Ό以䞋の無機化合
物が有甚である。 そしお本発明においお䜿甚される平均粒埄50ÎŒ
以䞋の無機化合物の具䜓䟋ずしおは、たずえばカ
ヌボンブラツク、シリカ、炭酞カルシりム、合成
ケむ酞およびケむ酞塩、亜鉛華、ハロサむトクレ
ヌ、カオリン、塩基性炭酞マグネシりム、マむ
カ、タルク、石英粉、ケむ藻土、ドロマむト粉、
酞化チタン、酞化亜鉛、酞化アンチモン、硫酞バ
リりム、硫酞カルシりム、アルミナ、ケむ酞カル
シりム等を挙げるこずができ、これらの無機化合
物の䞀皮たたはそれ以䞊を䜿甚するこずができる
が、なかでもマむカ、カオリン、タルク、シリカ
が本発明においお有甚である。 たた本発明においお䜿甚されるカルボキシル基
の金属塩を有する有機化合物ずしおは、カルボキ
シル基の金属塩を有する化合物であればどのよう
なものでも䜿甚するこずができるが、通垞は炭玠
数が玄〜30の高玚脂肪酞、芳銙族酞の金属塩が
䜿甚され、たずえばヘプタン酞、ペラルゎン酞、
ラりリン酞、ミリスチン酞、パルミチン酞、ステ
アリン酞、ベヘニン酞、セロチン酞、モンタン
酞、メリシン酞等の高玚脂肪酞の金属塩、安息銙
酞、テレフタル酞、テレフタル酞モノメチル゚ス
テル、む゜フタル酞、む゜フタル酞のモノメチル
゚ステル等の芳銙族酞の金属塩を具䜓䟋ずしお挙
げるこずができる。 たたカルボキシル基の金属塩を有する高分子化
合物ずしおはポリマヌの末端ないし偎鎖にカルボ
キシル基の金属塩を有するポリマヌであれば、特
に制限されるものではないが、たずえばポリ゚チ
レンの酞化によ぀お埗られるカルボキシル基含有
ポリ゚チレン、ポリプロピレンの酞化によ぀お埗
られるカルボキシル基含有ポリプロピレン、゚チ
レン、プロピレン、ブテン−等のオレフむン類
ずメタアクリル酞の共重合䜓、オレフむン類
ず無氎マレむン酞の共重合䜓、スチレンずメ
タアクリル酞の共重合䜓、スチレンず無氎マレ
むン酞の共重合䜓等の金属塩を具䜓䟋ずしお挙げ
るこずができ、通垞はオレフむンずメタアク
リル酞ないしスチレンずメタアクリル酞の共
重合䜓の金属塩が䜿甚される。そしおカルボキシ
ル基ず塩を圢成する金属ずしおは、通垞はアルカ
リ土類金属、アルカリ金属等が䜿甚されるが、結
晶栞剀しおの効果はアルカリ金属が優れ、なかで
もナトリりム、カリりムが有甚である。 本発明においお(ロ)成分である倉性ポリオレフむ
ンないし倉性オレフむン系゚ラストマヌを補造す
る際の出発物質ずしお䜿甚されるポリオレフむン
ないしオレフむン系゚ラストマヌずしおは、䟋え
ばポリ゚チレン、ポリプロピレン、ポリブテン−
ポリペンテン−などのオレフむン類の単独
重合䜓たたぱチレン−プロピレン共重合䜓、゚
チレン−ブテン−共重合䜓、プロピレン−ブテ
ン−共重合䜓、゚チレン−酢酞ビニル共重合
䜓、プロピレン−酢酞ビニル共重合䜓、゚チレン
−ブタゞ゚ン共重合䜓、゚チレン−む゜プレン共
重合䜓、゚チレン−クロロプレン共重合䜓、プロ
ピレン−ブタゞ゚ン共重合䜓、゚チレン−プロピ
レン−ブタゞ゚ン共重合䜓等の異皮のオレフむン
類たたはゞオレフむン類ずの共重合䜓を挙げるこ
ずができ、その共重合䜓の様匏はランダム共重合
䜓、ブロツク共重合䜓、グラフト共重合䜓、亀互
共重合䜓のいずれのものでもよい。 そしお特に゚チレン−プロピレン共重合䜓、゚
チレン−ブテン−共重合䜓、゚チレン−酢酞ビ
ニル共重合䜓、゚チレン−プロピレン−ブタゞ゚
ン共重合䜓、゚チレン−プロピレン−む゜プレン
共重合䜓、゚チレン−プロピレン−クロロプレン
共重合䜓等が奜たしい。そしおポリオレフむンな
いしオレフむン系゚ラストマヌは二皮以䞊を混合
しお甚いるこずもできる。 本発明でいうシス型二重結合を環内に有する脂
環匏カルボン酞ずしおは、䟋えばシス−−シク
ロヘキセン−−ゞカルボン酞、゚ンド−ビ
シクロ−〔〕−−ヘプテン−−
ゞカルボン酞、メチル−゚ンド−シス−ビシクロ
−〔〕−−ヘプテン−−ゞカル
ボン酞、゚ンド−ビシクロ−〔〕−
−ヘキサクロロ−−ヘプテ
ン−−ゞカルボン酞等を挙げるこずがで
き、たた機胜誘導䜓ずしおはこれらの酞無氎物、
゚ステル、酞アミド、酞ハロゲン化物等が挙げら
れる。 そしお特に奜たしくぱンド−ビシクロ−〔
〕−−ヘプテン−−ゞカルボン酞
たたはその酞無氎物である。なお該機胜誘導䜓は
必ずしもポリオレフむンないしオレフむン系゚ラ
ストマヌに付加する前に機胜誘導䜓ずする必芁は
なく、䟋えばポリオレフむンないしオレフむン系
゚ラストマヌの倉性過皋あるいは熱可塑性ポリ゚
ステル組成物ずしおからも倉換するこずができ
る。 本発明の倉性ポリオレフむンないし倉性オレフ
むン系゚ラストマヌずは前蚘のポリオレフむンな
いしオレフむン系゚ラストマヌにシス型二重結合
を環内に有する脂環匏カルボン酞たたはその機胜
誘導䜓からなる矀から遞ばれた少なくずも䞀皮の
化合物を付加するこずによ぀お埗られる倉性ポリ
オレフむンないし倉性オレフむン系゚ラストマヌ
たたはそれらず未倉性ポリオレフむンないし未倉
性オレフむン系゚ラストマヌずの混合物を意味す
る。倉性ポリオレフむンないし倉性オレフむン系
゚ラストマヌは皮々の方法で補造しうるが、望た
しくは前蚘のポリオレフむンないしオレフむン系
゚ラストマヌず前蚘のシス型二重結合を環内に有
する脂環匏カルボン酞たたは機胜誘導䜓にラゞカ
ル発生剀、䟋えばゞ−タ−シダリ−ブチルパ−オ
キサむド、ゞクミルパヌオキサむド、ベンゟむル
パヌオキサむド等の有機過酞化物を加えお溶融す
るか、あるいは前蚘のポリオレフむンないしオレ
フむン系゚ラストマヌず䞊蚘カルボン酞たたはそ
の機胜誘導䜓を氎䞭に分散し、䞊蚘ラゞカル発生
剀たたは氎溶性の過酞化物の存圚䞋で加熱する方
法で行われる。 ここでポリオレフむンないしオレフむン系゚ラ
ストマヌに付加させる前蚘カルボン酞たたはその
機胜誘導䜓の付加割合は、ポリオレフむンないし
オレフむン系゚ラストマヌの皮類およびそれらの
混合割合、前蚘カルボン酞たたはその機胜誘導䜓
の皮類によ぀お異なるが、通垞はポリオレフむン
ないしオレフむン系゚ラストマヌに察しお前蚘カ
ルボン酞たたはその機胜誘導䜓0.001〜10モル
付加したものが䜿甚されるが、奜たしくは0.01〜
5.0モル、さらに望たしくは0.05〜3.0モル付
加したものが䜿甚される。 前蚘カルボン酞たたは機胜誘導䜓の付加量が
0.001モル未満では、成分(ハ)ず䜵甚するこずに
よる耐衝撃匷床の向䞊に察する盞乗効果が充分で
なく、10モルを越えお付加するず、付加する工
皋あるいは熱可塑性ポリ゚ステルず配合する工皋
においお、ポリオレフむンないしオレフむン系゚
ラストマヌの䜎分子量化やゲル化などの副反応が
発生するので奜たしくない。 本発明においお(ハ)成分ずしお䜿甚するα−オレ
フむン−グリシゞルメタアクリレヌト共重合
䜓たたはα−オレフむン−グリシゞルメタア
クリレヌト−酢酞ビニル共重合䜓におけるグリシ
ゞルメタアクリレヌトの含有量は〜20重量
奜たしくは〜10重量であり、重量以䞋
の堎合には前蚘の倉性ポリオレフむンたたは倉性
オレフむン系゚ラストマヌずの䜵甚においお、耐
衝撃性の改善に充分な効果がなく、20重量以䞊
の堎合、本発明の暹脂組成物の補造時にゲル化な
どの副反応が生じるので奜たしくない。これらの
共重合䜓におけるα−オレフむン成分ぱチレ
ン、プロピレン、ブテン−などである。䞉元共
重合䜓における酢酞ビニル成分は0.1〜19重量
含有するこずができる。酢酞ビニル含有量が19重
量を越える堎合には埗られる暹脂組成物の熱安
定性が䜎䞋するので奜たしくない。(ニ)成分ずしお
甚いられる゚ステル系可塑剀ずしおは皮々のもの
を䜿甚するこずができるが、なかでも䞋蚘䞀般匏
、で瀺される化合物が特に有甚で
ある。
【化】 R1アルキレン基 R2、R3アルキル基、ベンゞル基、芳銙族眮換
ベンゞル基から遞ばれる基で、R2、R3は同䞀
ないし異なる基である。 、以䞊の敎数
【化】 盎接結合、アルキレン基、−SO2−、−−、
−−たたは
【匏】 R4、R5アルキル基、ベンゞル基、プニル基
ないしその誘導䜓から遞ばれる基でR4、R5は
同䞀ないし異なる基である。 R6、R7氎玠、アルキル基、たたはハロゲンで
R6、R7は同䞀たたは異なる基である。 、以䞊の敎数
【匏】 R8、R9氎玠、アルキル基、プニル基、ベン
ゞル基ないし、これらの誘導䜓から遞ばれる基
で、R8、R9は同䞀たたは異なる基である。 R10プニル基、ベンゞル基ないし、これらの
誘導䜓から遞ばれる基である。 R11氎玠、アルキル基ないしR10で定矩された
基からなる基である。 以䞊の敎数である。 そしお䞀般匏で瀺される゚ステル系可
塑剀においおR1はアルキレン基を瀺すが、通垞
は炭玠数〜20の盎鎖状ないし分子察称性を有す
る分枝状のアルキル基を䜿甚するのが望たしい。
R2、R3ずしおはメチル、゚チル、プロピル、ブ
チル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチ
ル、ベンゞル等を具䜓䟋ずしお挙げるこずができ
る。、に関しおは、が倧きくなる皋結晶
化促進剀ずしおの効果が倧きくなる傟向にはある
が、逆にPETずの盞溶性が䜎䞋したり耐熱性が
䜎䞋しおくるので、通垞は、は〜玄20、奜
たしくは〜玄10である。 䞀般匏においおは、ずしおは通垞はメ
チレン、゚チレン、プロピレン等のアルキレン基
ないし−−が有甚でR4、R5ずしおは通垞は炭
玠数以䞊のアルキル基、ベンゞル基、プニル
基が有甚で、、は〜玄10のものが望たし
い。 䞀般匏においおは、R8、R9ずしおは氎
玠、アルキル基のものが、そしおR10、R11ずし
おはベンゞル基が有甚である。は以䞋である
ず加熱時揮散しやすく結晶化促進剀ずしおの効果
が小さいのでは以䞊が有効で、䟋えばアゞピ
ン酞、アれラむン酞、デカン−10−ゞカルボ
ン酞、オクタデカン−18−ゞカルボン酞のゞ
ベンゞル゚ステルが有甚である。 本発明においお甚いられる繊維状匷化材ずしお
は、たずえばガラス繊維、炭玠繊維、芳銙族ポリ
アミド繊維、炭化ケむ玠繊維、チタン酞繊維等を
具䜓䟋ずしお挙げるこずができるが、通垞はガラ
ス繊維がよく䜿甚される。たた各皮繊維の盎埄お
よび長さに぀いおは特に制限されるものではない
が、繊維長が長すぎるずポリ゚ステルや他の配合
剀、すなわち(ã‚€)成分ないし(ロ)成分ず均䞀に混合・
分散させるこずが難しく、逆に繊維長が短かすぎ
るず匷化材ずしおの効果が䞍十分ずなるため、通
垞は0.1〜10mmの繊維長のものが䜿甚され、特に
繊維状匷化材がガラス繊維である堎合には繊維長
ずしおは0.1〜mmが奜たしく、さらには0.3〜
mmが望たしい。たた繊維状匷化材は、ポリ゚ステ
ルずの界面接着力を向䞊させお補匷効果を䞊げる
目的で必芁に応じお皮々の化合物で凊理したもの
を䜿甚するこずができるが、繊維状匷化材ずしお
ガラス繊維を䜿甚する際には、皮々の衚面凊理
剀、たずえばビニルトリ゚トキシシラン、γ−メ
タクリロキシプロピルメトキシシラン、β−
−゚ポキシシクロヘキシル−゚チルトリメト
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメト
キシシラン、γ−アミノプロピルトリ゚トキシシ
ラン、γ−クロロプロピルメトキシシラン、γ−
メルカプトプロピルトリメトキシシラン等のシラ
ン系凊理剀、メタクリレヌトクロミツククロリド
等のクロム系凊理剀で凊理したものが䜿甚され
る。 本発明のポリ゚ステル暹脂組成物におけるポリ
゚ステルず芳銙族ポリカヌボネヌトずの配合割合
は、ポリ゚ステル60〜90重量郚、芳銙族ポリカヌ
ボネヌト10〜40重量郚であり、奜たしくはポリ゚
ステル70〜85重量郚、芳銙族ポリカヌボネヌト15
〜30重量郚である。芳銙族ポリカヌボネヌトの割
合が少ないず熱倉圢枩床を向䞊させる効果が乏し
く、倚過ぎるずポリ゚ステルの優れた特性が損な
われるので、奜たしくない。 次に(ã‚€)成分、すなわち無機系結晶栞剀ずカルボ
キシル基の金属塩の配合量に関しおは芳銙族ポリ
カヌボネヌトずポリ゚ステルの和100重量郚に察
しお、0.05重量郚より少ないず結晶栞剀ずしおの
効果がなく、逆に10重量郚より倚く配合しおも結
晶栞剀ずしおの効果は、10重量郚以䞋に比しお良
くなるわけではなく、逆に耐衝撃匷床の䜎䞋を誘
起するこずがあるので奜たしくない。したが぀お
(ã‚€)成分の配合量ずしおは0.05〜10重量郚、奜たし
くは0.5〜重量郚である。(ロ)成分すなわち倉性
ポリオレフむンないし倉性オレフむン系゚ラスト
マヌの配合量は、芳銙族ポリカヌボネヌトずポリ
゚ステルの和100重量郚に察しお重量郚より少
ないず、(ハ)成分ずの䜵甚効果による耐衝撃匷床の
向䞊が小さく、逆に30重量郚より倚く配合するず
組成物ずしおの熱的性質が䜎䞋するので奜たしく
ない。したが぀お(ハ)成分の配合量は〜30重量
郚、奜たしくは〜25重量郚、さらに奜たしくは
〜20重量郚である。(ハ)成分、すなわちグリシゞ
ルメタアクリレヌト共重合ポリオレフむンの
配合量に関しおは、重量郚より少ないず耐衝撃
匷床の向䞊効果が小さく、30重量郚より倚く配合
しおも耐衝撃匷床は配合量ず共に倧きくなるわけ
ではなく、飜和倀を瀺しかえ぀お加熱混緎時ゲル
化を促進するので奜たしくない。 したが぀お(ハ)成分の配合量は〜30重量郚、奜
たしくは〜20重量郚、さらに奜たしくは〜10
重量郚である。そしお(ロ)成分ず(ハ)成分の配合比率
は10ないし10、奜たしくは10ないし
、特に奜たしくはないしの範
囲が目的ずする耐衝撃匷床向䞊に察しお有効であ
る。(ニ)成分すなわち゚ステル系可塑剀の配合量に
関しおは、0.3重量郚より少ないず結晶化促進効
果および離型性改良効果が小さく、10重量郚より
倚く配合するず耐熱性が䜎䞋するので奜たしくな
い。したが぀お(ハ)成分の配合量は0.3〜10重量郚、
奜たしくは〜重量郚である。さらに本発明に
おいお必芁に応じお配合される繊維匷化材の配合
量に関しおは、150重量郚を越えるず暹脂䞭に均
䞀に分散、混合させるこずが困難であるので150
重量郚以䞋、通垞は100重量郚以䞋配合される。 さらに本発明の組成物には必芁に応じお耐衝撃
匷床を著しく䜎䞋させるこずのない範囲で、酞化
防止剀、玫倖線吞収剀、着色剀、充填剀等の各皮
無機系ないし有機系化合物を配合するこずができ
る。そしお本発明の組成物の補造方法は特に限定
されるものではなく、皮々の圢態、たずえば各皮
成圢品、シヌト、繊維状物、管状物等の圢態に成
圢し䜿甚するこずができる。 実斜䟋 次に実斜䟋ず比范䟋を挙げお本発明を具䜓的に
説明する。 なお実斜䟋ず比范䟋䞭に瀺した「郚」は「重量
郚」を瀺す。 参考䟋  メルトむンデツクス2.010分190℃、゚チ
レン含量72.0重量の゚チレン−プロピレン共重
合䜓以䞋EPRず略称する。1000重量郚、゚ン
ド−ビシクロ−〔〕−−ヘプテン−
−無氎ゞカルボン酞以䞋無氎ゞカルボン
酞−ず略称する。重量郚及びゞ−タ−シダ
リ−ブチルパヌオキサむド重量郚をヘンシ゚ル
ミキサヌにより垞枩で混合した。この混合物を䞀
軞抌出機に䟛絊し、200℃で抌出しお盎埄mm、
長さmmの倉性ポリオレフむンの円筒状ペレツト
を䜜成した。 参考䟋 〜 ポリオレフむンずしお衚に瀺すメルトむンデ
ツクスを有する゚チレン−ブテン−共重合䜓
以䞋共重合䜓ず略称する。、ポリプロピ
レン以䞋PPず略称する。、ポリ゚チレン以
例PEず略称する。あるいぱチレン−酢酞ビニ
ル共重合䜓以䞋EVAず略称する。を採りこれ
にシス型二重結合を環内に有する脂環匏ゞカルボ
ン酞ずしお゚ンド−ビシクロ〔〕−
−ヘプテン−−無氎ゞカルボン酞以䞋無
氎ゞカルボン酞−ず略称する。を䜿甚しお参
考䟋ず同じ方法で衚に瀺す割合の脂環匏無氎
ゞカルボン酞を付加した倉性ポリオレフむンペレ
ツトを埗た。
【衚】 実斜䟋〜、比范䟋〜 固有粘床プノヌルテトラクロル゚タン
䞭、濃床0.5、枩床20℃で枬定0.68のポリ
゚チレンテレフタレヌトPET、芳銙族ポリカ
ヌボネヌトずしお“ナヌピロン −2000”商
品名䞉菱瓊斯化孊および結晶栞剀、可塑剀、
倉性ポリオレフむン、グリシゞルメタアクリレヌ
ト共重合ポリオレフむンGM共重合䜓を衚
に瀺したように所定量混合し、この混合物を同方
向回転二軞抌出機を甚いお、シリンダ−枩床260
℃、スクリナヌ回転数200rpmの条件で混緎抌出
し、ペレツトを䜜成した。ペレツトを枛圧也燥し
た埌シリンダヌ枩床260℃、金型枩床100℃、冷华
時間15秒で1/8むンチ×1/2むンチ×2.5むンチの
詊隓片を成圢し、ASTM、−638に準じお宀枩
および−20℃でのノツチ付アむゟツト衝撃匷床を
枬定し、さらに衚面光沢を評䟡した。結果をたず
めお衚に瀺す。
【衚】
【衚】 実斜䟋、比范䟋 実斜䟋で瀺した組成に、タルク0.5郚ずさら
にガラス繊維旭フアむバヌグラス(æ ª)、mm長チ
ペツプドストランド、品番No.429が党組成物䞭
30重量になるように配合しお、二軞抌出機で混
緎しおペレツトを䜜成した実斜䟋。同様に
比范ずしお比范䟋で瀺した組成からなるガラス
繊維30重量含有ペレツトを䜜成し比范䟋、
シリンダヌ枩床260℃、金型枩床100℃、冷华時間
10秒で各皮詊隓片を成圢し、ASTMに準じおノ
ツチ付アむゟツト衝撃匷床詊隓片厚さ1/8ã‚€
ンチず18.56Kgcm2荷重䞋における熱倉圢枩床
詊隓片厚さ1/8むンチを枬定した。 結果を衚に瀺す。
【衚】 発明の効果 以䞊比范䟋のように倉性ポリオレフむンを配
合しない組成ではアむゟツト匷床が著しく劣぀お
いる。本発明の組成では倉性ポリオレフむンず
GM共重合䜓ずの䜵甚により優れた耐衝撃床、熱
倉圢枩床を有しおいるのがわかる。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  ポリ゚チレンテレフタレヌトないし80モル
    以䞊の゚チレンテレフタレヌト繰返し単䜍を有す
    るポリ゚ステル60〜90重量郚ず芳銙族ポリカヌボ
    ネヌト10〜40重量郚に察しお、(ã‚€)平均粒埄50Ό以
    䞋の無機系結晶栞剀、カルボキシル基の金属塩を
    有する有機化合物、カルボキシル基の金属塩を有
    する高分子化合物のうちの少なくずも䞀皮を0.05
    〜10重量郚、(ロ)ポリオレフむンたたはオレフむン
    系゚ラストマヌにシス型二重結合を環内に有する
    脂環匏カルボン酞たたはその機胜誘導䜓からなる
    矀から遞ばれた少なくずも䞀皮の化合物を0.001
    〜10モル付加した倉性ポリオレフむンたたは倉
    性オレフむン系゚ラストマヌ〜30重量郚、(ハ)α
    −オレフむン80〜99重量、グリシゞルメタクリ
    レヌトもしくはグリシゞルアクリレヌト〜20重
    量および酢酞ビニル〜19重量からなる共重
    合䜓〜30重量郚、(ニ)゚ステル系可塑剀0.3〜10
    重量郚、(ホ)繊維状匷化材〜150重量郚を配合し
    おなるポリ゚ステル暹脂組成物。  芳銙族ポリカヌボネヌトがビスプノヌル
    を䞻原料ずしおホスゲン法たたぱステル亀換法
    で補造されたものである特蚱請求の範囲第項蚘
    茉のポリ゚ステル暹脂組成物。  ゚ステル系可塑剀が䞋蚘䞀般匏、、
    のうちの少なくずも䞀皮の゚ステル化合物
    である特蚱請求の範囲第項蚘茉のポリ゚ステル
    暹脂組成物。 【化】 R1アルキレン基 R2、R3アルキル基、ベンゞル基、芳銙族眮換
    ベンゞル基から遞ばれる基で、R2、R3は同䞀
    ないし異なる基である。 、以䞊の敎数 【化】 盎接結合、アルキレン基、−SO2−、−−、
    −−たたは【匏】 R4、R5アルキル基、ベンゞル基、プニル基
    ないしその誘導䜓から遞ばれる基でR4、R5は
    同䞀ないし異なる基である。 R6、R7氎玠、アルキル基、たたはハロゲンで
    R6、R7は同䞀たたは異なる基である。 、以䞊の敎数 【化】 R8、R9氎玠、アルキル基、プニル基、ベン
    ゞル基ないし、これらの誘導䜓から遞ばれる基
    で、R8、R9は同䞀たたは異なる基である。 R10プニル基、べンゞル基ないしこれらの誘
    導䜓から遞ばれる基である。 R11氎玠、アルキル基ないしR10で定矩された
    基からなる基である。 以䞊の敎数である。  平均粒埄50Ό以䞋の無機化合物ずしお、タル
    ク、マむカ、カオリン、シリカの矀から遞ばれる
    無機物の䞀皮以䞊を䜿甚する特蚱請求の範囲第
    項蚘茉のポリ゚ステル暹脂組成物。  (ã‚€)成分䞭の有機化合物および高分子化合物に
    含たれるカルボキシル基の金属塩がカルボキシル
    基のナトリりム塩ないしカリりム塩である特蚱請
    求の範囲第項蚘茉のポリ゚ステル暹脂組成物。  カルボキシル基の金属塩を有する化合物が、
    炭玠数〜30の化合物である特蚱請求の範囲第
    項蚘茉のポリ゚ステル暹脂組成物。  カルボキシル基を有する高分子化合物がオレ
    フむンずメタアクリル酞の共重合䜓ないしス
    チレンずメタアクリル酞の共重合䜓である特
    蚱請求の範囲第項蚘茉のポリ゚ステル暹脂組成
    物。
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