JPS61239925A - 射出成形用金型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、例えば発泡成形に好適する射出成形用金型に
関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

発泡成形法（ｇｘｐａｎｄａｂｌｅ　Ｍｏｌｄｉｎｇ　
エクスパンタプル・モールディング）は、多孔質をもっ
たプラスチック製品を成形する総称基である。そして、
成形法には、射出成形法、型物成形法、押出成形法。

吹込成形法等がある◇これらのうち、発泡射出成形法が
、最も一般に用いられている。とくに、この発泡射出成
形法は、（１）肉厚成形品の成形が可能である。（■）
密度の高い表皮部分と、低密度の中心部からなる構造の
ものが見られ、その結果、内部歪が小さく、優れた断熱
性、吸音性および緩衝性を有する。（２））成形品の表
面の外観が木材に似た木理模様または大理石模様がえら
れる、等のすぐれた特徴を有している。そのため、弱電
機器、事務機などのハウシングや大型構造部材として活
用されている。　　− とζろで４との発泡射出成形法は、発泡剤が添加された
成形材料を、シリンダ内に発泡しないように圧力をかけ
て可塑化し、この溶融している成形材料を常圧下の金型
内に射出する。射出された材料は、自刃の膨張力によっ
てキャビティ中にて充満する（これをシ冒−トシ嘗ット
とよぶ。）ことによシ成形品が得られる。しかし、発泡
射出成形法においては、キャビティに射出された材料は
発泡構造のため、熱伝導が悪く、普通の射出成形に比べ
冷却時間を長くする必要がある。もし、冷却時間が短か
すぎる場合、金型から成形品を取出した後に、内部の膨
張力によシ成形品の表面にフクレを生じてしまう。そこ
で、近時、射出成形後キャビティに成形されている金型
を支持機構から取シはずした後、別の場所で２次冷却を
行っている間、時期中の別の金型を支持機構に支持させ
、成形作業を続行することによシ、成形サイクルを短縮
することが行われている。けれども、この場合、支持機
構による型締圧を解除した際に、一対の金型が、内部の
発泡圧力によシ分離してしまう問題を生じている。

１　　　〔発明の目的〕 本発明は、上記事情を参酌してなされたもので、サイク
ルアップを向上させることができる射出成形用金型を提
供することを目的とする。

〔発明の概要〕

一対の金型をリンク機構を介して連結するとともに、リ
ンク機構を係止凹部に対して係脱自在に設けられたすべ
り子に枢着することによシ、一対の金型が密着したとき
に、係止凹部にすべり子を嵌入させて、一対の金型を締
着させるようにしたものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳述する。

第１図ないし第３図はこの実施例の射出成形用金型を示
している。この金型は、例えばトグル式型締装置の固定
して設けられている射出プレートに着脱自在に取付けら
れる固定側金型（１）と、この固定側金型（１）に進退
自在に型締装置の型締プレートに着脱自在に取付けられ
固定側金型（１）とともに発泡性の溶融樹脂が射出・注
入されるキャピテイを形成する可動側金型（２）と、こ
れら金型（１）　、　（２）に架設され金型（ｔ）　、
　（２）の締緩操作を行う金型着脱機構（３）とから構
成されている。そして金型着脱機構（３）は、金ｆｉｌ
　（１）のパーティング面（４）に近接して一端部が枢
着された第１のリンク（５）と、金型（２）のパーティ
ング面（６）に近接して一端部が枢着され且つ他端部が
第１のリンク（５）に回動自在に枢着され回り対偶（７
）をなす第２のリンク（８）と、一端部が第１及び第２
のリンク（５）　、　（８）の他端部に回動自在に連結
された第３のリンク（９）と、金型（２）の進退方向で
ある矢印（１０ａ）、（１０ｂ）方向に沿って金型（１
）に形成された断面Ｔ字状の案内溝ａυに摺動自在に嵌
着され、且つ第３のリンク（９）の他端部が回動自在に
連結されて回り対偶をなすすべり子（ｌｚ（第４図及び
第５図参照）とから構成されている。上記第１．第２゜
第３のリンク（５）　、　（８）　、　（９）は、リン
ク機構α湯を形成する。そして、上記案内溝αυは、一
端部がパーティング面（４）に近接して設けられている
。また、この案内溝αυの他端部く近接した位置には、
すべり子αのが嵌入する係止凹部α４が形成されている
。しかして、第１及び第２のリンク（５）　、　（８）
のなす角度θは、金型（１）　、　（２）が型締装置に
装着され、最大距離、離間したときにおいて、１８０度
以下となるように設定されている。

しかして、上記構成の射出成形用金型において二；二：
：：：二（１）　：＊　５１１　：？フ：′￥：（”τ
°、＝　　　。

１及び第２のリンク（５）　、　（８）は、角度θを減
じるとともに、回り対偶（７）の位置は、矢印（１０ａ
）方向に移動する。この回り対偶（７）の移動忙追従し
て、すべり子αりは第３のリンク（９）を介して案内溝
αυに沿って、矢印（１０ａ）方向に移動する。そうし
て、金型（１）（２）が互に密着すると、すペシ子ａｚ
は、第４図矢印（Ｍ）で示すように係止凹部α荀に嵌入
し、第１．第２及び第３のリンク（５）　、　（８）　
、　（９）は固定される。その結果、金型（１）　、　
（２）は、一体的釦締着される。かくて、ノズルを介し
て、キャピテイにポリスチレン、ポリプロピレン、ポリ
エチレン等の発泡性の溶融樹脂を射出・圧入する。する
と、圧入された発泡性の溶融樹脂は、ガス膨張によ）キ
ャビティ内に充満する。しかして、金型（１）　、　（
２）を型締装置からとりはすし、所定の別の場所に搬送
する。この後、同一構造の別の射出成形用の金型を型締
装置に装着する。

一方、別の場所に移送された金型（ｔ）　、　（２）は
キャビティに充填されている溶融樹脂が完全に固化する
まで、放置・冷却させる０この作業と平行して減締装置
に装着されている射出成形用金型に対しては、前と同様
にして発泡性溶融樹脂の注入作業を行い、冷却のために
別の場所に移す。ついで、冷却した金型（１）　、　（
２）を再び型締装置に装着し、第５図に示すように、案
内溝（１１１の上方に配設されている油圧シリンダ（Ｌ
！９の作動軸αｅを矢印（Ｎ）方向に前進させてすべり
子σ２に当接させる。すると、係止凹部ａ４へのすべり
子αりの係止が解除され、金型（Ｌ）　、　（２）は、
締着から解放される０しかして、金型（２）を金型（１
）に対して矢印（１０ｂ）方向に後退させ、キャビティ
中の発泡成形品を取り出す。

このように、この実施例の射出成形用金型は１、　一対
の金型（１）　、　（２）の締緩操作を自動的に行うこ
とができ、キャビティに充填された溶融樹脂冷却のため
の他の場所への移送を、安全かつ確実に行うことができ
るようになるので、同じ金型を複数、用いることにより
、成形サイクルが大幅に短縮する◇なお、金型着脱機構
（３）は、１個に限ることなく複数個設置してもよい。

さらに、案内溝αυ及びすべり子ｔ１３を金型（２）側
に設けるよう忙してもよい。

さらＫ、本発明の射出成形用金型は、発泡成形法はもと
よシ１通常の射出成形用金型にも適用できる。

〔発明の効果〕

本発明の射出成形用金型は、一対の金型締緩操作を自動
的に行うことができ、キャビティに充填された溶融樹脂
の冷却のための他の場所への移送を安全かつ確実罠行う
ことができるようになるので、同様の金型を複数用いる
こと忙よシ、成形品質を犠牲にすることなく、成形サイ
クルを大幅に短縮することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の一実施例の射出成形用金
型の構成及び作動を説明するための図、第４図はすべり
子の孫子凹部への嵌入を示す図、第５図はすぺ夛子の係
止解除の説明図である。 （１）　、　（２）・・・金型、　　　（３）・・・金
型着脱機構、αυ・・・案内溝、（１３・・・すべり子
。 α四・・・リンク機構、　　ａ４・・・係止凹部。 代理人　弁理士　　則　近　憲　佑 （ほか１名） 第１ｒ＆

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 溶融樹脂が注入されるキャビティを形成する一対の金型
   と、これら一対の金型を接離自在に連結するリンク機構
   並びにこのリンク機構の一端部が回り対偶をなして枢着
   されたすべり子を有する金型着脱機構とを具備し、上記
   一対の金型のいずれか一方には上記すべり子を上記金型
   の接離方向に摺動自在に保持する案内溝が形成され且つ
   この案内溝には上記一対の金型が密着したとき上記すべ
   り子を係止して上記リンク機構を固定することにより上
   記一対の金型を一体的に締着する係止凹部が設けられて
   いることを特徴とする射出成形用金型。