JPS61237613A - 射出成形用金型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は１例えば発泡成形に好適する射出成形用金型に
関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

発泡成形法（Ｅｌｘｐａｎｄａｂｌｅ　Ｍｏ１ｄｉｎｐ
　；　エクスパンダプル・モールディング）は、多孔質
をもったプラスチック製品を成形する総称基である。そ
して、成形法には、射出成形法、型物成形法、押出成形
法、吹込成形法等がある。これらのうち１発泡射出成形
法が、最も一般に用いられている。とくに。

この発泡射出成形法は、（１）肉厚成形品の成形が可能
である。　（ＩＩ）密度の高い表皮部分と、低密度の中
心部からなる構造のものがえられる。したがって、内部
歪が小さく、優れた断熱性、吸音性および緩衝性を有す
る。　（ｌｌｉ）成形品の表面の外観が木材に似た木理
模様または大理石模様かえられる。

等のすぐれた特徴を有している。そのため１弱電機器、
事務機などのハウジングや大型構造部材として活用され
ている。

ところで、この発泡射出成形法は１発泡剤が添加された
成形材料を、シリンダ内で発泡しないように圧力をかけ
て可塑化し、この溶融している成形材料を常圧下の金型
内に射出する。射出された材料は、自刃の膨張力によっ
てキャビティ中にて充満する（これをシロートシ胃ット
とよぶ。）ことによシ成形品が得られる。しかし１発泡
射出成形法においては、キャビティに射出された材料は
。

発泡構造のため、熱伝導性が悪く、普通の射出成形に比
べ、冷却時間を長くする必要がある。もし。

冷却時間が短かすぎる場合、金型から成形品を取出した
後に、内部の膨張力によシ成形品の表面にフクレを生じ
てしまう。そこで、近時、射出成形後、キャビティに成
形されている金型を支持機構から取シはずした後、別の
場所で２次冷却を行っている間、時期中の別の金型を支
持機構に支持させ、成形作業を続行することによシ、成
形サイクルを短縮することが行われている。けれども、
この場合、支持機構による型締圧を解除した際に。

一対の金型が、内部の発泡圧により分離してしまう問題
を持っている。

〔発明の目的〕

本発明は、上記事情を参酌してなされたもので。

サイクルアップを向上させることができる射出成形用金
型を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

溶融樹脂が充填されるキャビティを形成する一対の金型
のいずれか一方にロックレバ−を揺動自在に取付けると
ともに：、他方にロック体を突設させ、このロック体に
ロックレバ−の先端に設けられている係止片を係合させ
ることＫよ）、金型を一体的に固定できるようにしたも
のである。

〔発明の実施例〕

以下１本発明の一実施例を図面を参照して詳述する。

第１図ないし第７図は、この実施例の射出成形用金型を
示している。この射出成形用金型は、可動側金型（１）
と、この可動側金型（１）とともに成形材料が発泡によ
）充満するキャビティを形成する固定側金型（２）と、
これら可動側金型（１）及び固定側金型（２）の固定及
び固定の解除を行う一対の金型固定機構（３）　、　（
３）とからなっている□。しかして、上記固定側金型（
２）は１例えばトグル式型締機構の射出プレート側に着
脱自在に固定されている。他方、可動側金型（１）は、
トグル式型締機構の型締プレートに着脱自在に固定され
、トグルリンクを介して。

型締シリンダによシ、適時に、固定側金型（２）に対し
て接離するように設けられている。また、金型固定機構
（３）、（３）は、金型（１）　、　（２）の左右対称
となる位置に設けられている。これら金型固定機構（３
）、（３＞は、両者とも同一構造であるので、一方につ
いてその構成を説明する。すなわち、金型固定機構（３
１は、金型（２）にパーティング面に近接して植立され
た支軸（４）と、この支軸（４）に揺動自在に軸支され
且つ金型（１）側の一端部に係止片（５）が突設された
棒状のロックレバ−（６）と、金型（１）のパーティン
グ面端縁部に固設され前記係止片（５）と係合する突片
状のロック体（力と、金型（２）とロックレバ−（６）
の他端部との間に介装・固定されロックレバ−（６）を
矢印（８ａ）方向に弾性的に付勢して揺動させる圧縮ば
ね（９）と。

金型（２）に固設されこの圧縮ばね（９）により矢印（
８ａ）方向に付勢されているロックレバ−（６）を停止
させるスペーサａ０とから構成されている。そして、射
出成形機に支持板αυを介して取着されている油圧シリ
ンダ醤の作動軸（１階を矢印ａ４）方向に前進させ。

ロックレバ−（６）に当接・押圧させることによシ。

このロックレバ−（６）を圧縮はね（９）の付勢力に抗
して矢印（８ｂ）方向に揺動させるようになっている。

また、ロックレバ−（６）の係止片（５）の前端部には
。

摺接面αＱが傾斜して形成されている。また、ロック体
（７）の先端部の固定金型（ｌ邊側には、案内面（７ａ
）が傾斜して形成されている。そして、スペーサａ〔に
より位置決めされているロックレバ−（６）ハ、金型（
１）が金型（２）に対して矢印（１６ａ）方向つまシ両
者が密接する方向に前進してきたとき、摺接面０５１に
ロック体（力の案内面（７ａ）が当接するように設定さ
れている。

上記構成の射出成形用金型において、まず、金型（１）
をトグル式型締機構の型締プレートに装着するとともに
、金型（２）をとのトグル式型締機構の射出プレートに
装着する。ついで、トグルリンクを介して型締シリンダ
によｐ金型（１）を金型（２）に向つて矢印（１６ａ）
方向に前進させ、金型（１）を金型（２）に密接させる
。このとき、ロック体（力の案内面（７ａ）が係止片（
５）の摺接面０ωに当接する。このため、ロックレバ−
（６）は、圧縮ばね（９）の付勢力に抗して矢印（８ｂ
）方向にわずかに揺動する（第３図参照）。

ついで、金型（１）が、さらに矢印（１６ａ）方向に前
進すると、ロック体（７）は係止片（５）の摺接面に沿
って摺動する（第４図参照）。そうして、金型（１）　
、　（２）が密接すると、圧縮ばね（９）の弾性力によ
シ係止片（５）は、ロック体（力に係合し、金型（１）
、　（２）は一体的に固定される（第５図参照）。つぎ
に１図示せぬノズルより、溶融した発泡樹脂をキャビテ
ィに射出・圧入する。ついで、充填された溶融樹脂は。

発泡によシ膨張する。この時点で、金型（１）、　（２
）を。

上記金型固定機構（３）によシ、一体的に固定させた状
態で、型締機構から取りはずし、別の場所に移送し、２
次冷却する。一方、空となった型締機構には１次に射出
成形する金型を装着する。そして、前と同様にして発泡
射出成形を行った後、型締機構からとυはすし、すでに
冷却している前記金型（１）　、　（２）を再び型締機
構に取付ける。ついで、油圧シリンダａりの作動軸ａ３
を矢印（１４）方向に前進させ。

ロックレバ−（６）を押圧して、矢印（８ｂ）方向に揺
動させる（第６図参照）。すると、ロック体（７）と係
止片（５）Ｋよる金型（ｉ）、（２）のロックが解除さ
れる。

ついで、金型（１）を矢印（１６ｂ）方向に後退させ、
これら金型（１）、（２）を分離し、キャビティにて成
形・固化している発泡成形品を取シ出す（第７図参照）
。

とのように、この実施例の射出成形用金型は。

一対の金型（１）、（２）を適時に固定φ分離させる金
型分離機！（３）　、　（３＞を有しているので、冷却
のため型締機構から別の場所に移送する際に、分離する
虞が全くなくなり、高品質の発泡成形品を安定して得る
ことができる。また、一方の金型を冷却している間、他
方の金型に対して射出成形が可能と々るので、１個の金
型を使い、かつ冷却のため他の場所に移送しない場合に
比べて、成形サイクルが大幅に向上する。

なお、金型固定機構（３）の数は、必要に応じて適宜に
変更してよい。さらに、上記実施例とは逆に。

ロックレバ−（６）を金型（１）に、ロック体（２）を
金型（２）に設けてもよい。さらにまた、第８図ないし
第１０図に示すように、ロック体（７）に案内面を設け
なくともよい。この場合、第９図に示すように、金型（
１）を金型（２）に対して矢印（６ｂ）方向に前進させ
るときは、油圧シリンダａりの作動軸（１３を矢印１方
向に前進させ、ロックレバ−（６）を矢印（８ｂ）方向
に揺動させておく必要がある。そして、金型（１）、（
２）が密接した時点で、作動軸Ｑ３）を後退させ、圧縮
ばね（９）１の付勢力によシ、ロックレバ−（６）を矢
印（８１１）方向に揺動させて、ロック体（力に係止片
（５）を係止させる（第１０図参照）。逆に、金型（１
）、（２）を互に離間させるときは、上記実施例と同様
にして行う。

〔発明の効果〕

本発明の射出成形用金型は、一対の金型を適時に固定拳
分離させる金型分離機構を有しているので、冷却のため
型締機構から別の場合に移送する際に、分離する虞が全
くなくなシ、高品質のプラスチック成形品を安定して得
ることができるとともに、成形サイクルの短縮に寄与す
ることができ。

量産性にすぐれたものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の射出成形用金型の（１）：
可動側金型、　　　　　（２）　：固定側金型。 （６）：ロックレバー、　　　　（７）：ロック体。 （９）：圧縮ばね（弾性体）。 代理人　弁理士　　則　近　憲　佑 （ほか１名）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）溶融樹脂が充填されるキャビティを形成する一対
   の金型と、これら一対の金型のうち一方の金型に揺動自
   在に取付けられ、且つ一端部に係止片が突設された棒状
   のロックレバーと、上記一対の金型のうち他方の金型に
   取付けられ上記一対の金型が密接した状態で上記係止片
   と係合して上記一対の金型を一体的に固定するロック体
   と、上記一方の金型と上記ロックレバーとの間に介装さ
   れ上記ロックレバーを上記係止片が上記ロック体に係合
   する方向に弾性的に付勢する弾性体とを具備することを
   特徴とする射出成形用金型。
2. （２）ロック体にはロックレバーの先端を案内する案内
   面が形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の射出成形用金型。