JPS61227773A - 着色発泡酒の製造法 - Google Patents
着色発泡酒の製造法Info
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- JPS61227773A JPS61227773A JP60070515A JP7051585A JPS61227773A JP S61227773 A JPS61227773 A JP S61227773A JP 60070515 A JP60070515 A JP 60070515A JP 7051585 A JP7051585 A JP 7051585A JP S61227773 A JPS61227773 A JP S61227773A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の分野
本発明は着色発泡酒の製造法、さらに詳しくは、醸造に
より自然に発生する炭酸ガスを十分に内包させた、かつ
、天然着色料により鮮明な着色を施した、米を主原料と
する着色発泡酒の製造法に関する。
より自然に発生する炭酸ガスを十分に内包させた、かつ
、天然着色料により鮮明な着色を施した、米を主原料と
する着色発泡酒の製造法に関する。
発明の背景
従来から、赤ワインや着色を施したリキュール類のごと
き着色した酒類は種々知られているが、米を主原料とし
た醸造酒に着色を施した例はあまり見当たらず、モナス
カス菌から調製した紅麹から抽出した紅色色素で着色す
る方法(特公昭50−2760号)や、着色米を使用す
る方法(特公昭58−31192号)などが知られてい
るにすぎない。しかしながら、いずれも、保存中に褪色
を起こしたり、色調が不鮮明になるなどの問題がある。
き着色した酒類は種々知られているが、米を主原料とし
た醸造酒に着色を施した例はあまり見当たらず、モナス
カス菌から調製した紅麹から抽出した紅色色素で着色す
る方法(特公昭50−2760号)や、着色米を使用す
る方法(特公昭58−31192号)などが知られてい
るにすぎない。しかしながら、いずれも、保存中に褪色
を起こしたり、色調が不鮮明になるなどの問題がある。
一方、近年、清酒に炭酸ガスを内包させた、いわゆる発
泡清酒が注目され、本発明者らは、先に、米を主原料と
して液体発酵形式でアルコール発酵を行う発泡酒の新規
な製造法を見出し、すでに特許出願した(特願昭59−
231790号)。その後、本発明者らは、かかる発泡
酒に安定な着色が施せれば商品価値がなお一層向上する
ことを知り、該発泡酒の着色料について検討を重ねた。
泡清酒が注目され、本発明者らは、先に、米を主原料と
して液体発酵形式でアルコール発酵を行う発泡酒の新規
な製造法を見出し、すでに特許出願した(特願昭59−
231790号)。その後、本発明者らは、かかる発泡
酒に安定な着色が施せれば商品価値がなお一層向上する
ことを知り、該発泡酒の着色料について検討を重ねた。
その結果、該発泡酒の製造過程のある工程において天然
着色料、ことに、黒豆の抽出液で着色を施すことにより
、米を主原料として、安定に着色を施した醸造による発
泡酒が得られることを知り、本発明を完成するにいたっ
た。
着色料、ことに、黒豆の抽出液で着色を施すことにより
、米を主原料として、安定に着色を施した醸造による発
泡酒が得られることを知り、本発明を完成するにいたっ
た。
なお、特開昭54−154599号には、黒豆を用いて
着色したワインの製造方法が開示されているが、これは
米を主原料としたものでも、また、醸造酒でもなく、本
発明を何ら示唆するものではない。
着色したワインの製造方法が開示されているが、これは
米を主原料としたものでも、また、醸造酒でもなく、本
発明を何ら示唆するものではない。
聚胛Δ既炙
本発明は、米粉、米糠、粉砕玄米およびこれらの混合物
から選ばれる米原料を用い、液体発酵形式でアルコール
発酵を行い、ついで、後発酵させて発泡酒を製造するに
際し、後発酵時の発酵液または酵母分離後の発酵液に天
然着色料を添加することを特徴とする着色発泡酒の製造
法を提供するものである。本明細書において用いる「液
体発酵形式」によるアルコール発酵とは、前記特願昭5
9−231790号に開示されるごとく、米原料を常法
に従って液化、糖化して得られる上澄液に培養酵母また
はそれを固定化した固定化酵母を懸濁して行うアルコー
ル発酵を意味する。。
から選ばれる米原料を用い、液体発酵形式でアルコール
発酵を行い、ついで、後発酵させて発泡酒を製造するに
際し、後発酵時の発酵液または酵母分離後の発酵液に天
然着色料を添加することを特徴とする着色発泡酒の製造
法を提供するものである。本明細書において用いる「液
体発酵形式」によるアルコール発酵とは、前記特願昭5
9−231790号に開示されるごとく、米原料を常法
に従って液化、糖化して得られる上澄液に培養酵母また
はそれを固定化した固定化酵母を懸濁して行うアルコー
ル発酵を意味する。。
発明の詳説
用いる原料は米粉、米糠(白糠、中白線、赤糠またはこ
れらの混合物)、粉砕玄米またはこれらの混合物のいず
れでもよく、混合原料を用いる場合の混合割合は特に限
定するものではない。また、所望により、ブドウ糖、シ
ョ糖、異性化糖、デキストリンなどの他の原料を少量、
例えば、原料全体に対して5〜20重量%重量%用して
もよい。
れらの混合物)、粉砕玄米またはこれらの混合物のいず
れでもよく、混合原料を用いる場合の混合割合は特に限
定するものではない。また、所望により、ブドウ糖、シ
ョ糖、異性化糖、デキストリンなどの他の原料を少量、
例えば、原料全体に対して5〜20重量%重量%用して
もよい。
本発明の製造法における液体発酵形式によるアルコール
発酵を行うには、まず、原料の液化、糖化を行う。この
液化、糖化は液化、糖化酵素を用いて常法に従って行う
ことができ、また、酒税法上の清酒に適合させることが
所望の場合は米麹を用いてもよい。
発酵を行うには、まず、原料の液化、糖化を行う。この
液化、糖化は液化、糖化酵素を用いて常法に従って行う
ことができ、また、酒税法上の清酒に適合させることが
所望の場合は米麹を用いてもよい。
例えば、市販の液化酵素剤を含有する適当な濃度の原料
の水分散液を45〜60℃で60〜300分間保持し、
さらに、90〜97℃に昇温させて30〜120分間保
持して十分に液化させる。ついで、50〜70℃に冷却
し、市販の糖化酵素剤を添加し、10〜24時間保持し
て糖化を行う。
の水分散液を45〜60℃で60〜300分間保持し、
さらに、90〜97℃に昇温させて30〜120分間保
持して十分に液化させる。ついで、50〜70℃に冷却
し、市販の糖化酵素剤を添加し、10〜24時間保持し
て糖化を行う。
液化、糖化終了後、常法、例えば、濾過により上澄液を
分離する。所望により、この上澄液を活性炭処理して精
製してもよい。また、米麹を用いる場合、別途常法に従
って調製した米麹抽出液を酵素剤による液化、糖化液に
添加することができる。一般に、本発明の製造法におい
ては、米原料を液化、糖化して得られる上澄液は直接還
元糖分lO〜20%、全糖分15〜30%、酸度0.5
〜1.5xCSpH5,o〜6.5程度で、比重1.0
8〜1.11程度のものが好ましい。
分離する。所望により、この上澄液を活性炭処理して精
製してもよい。また、米麹を用いる場合、別途常法に従
って調製した米麹抽出液を酵素剤による液化、糖化液に
添加することができる。一般に、本発明の製造法におい
ては、米原料を液化、糖化して得られる上澄液は直接還
元糖分lO〜20%、全糖分15〜30%、酸度0.5
〜1.5xCSpH5,o〜6.5程度で、比重1.0
8〜1.11程度のものが好ましい。
得られた上澄液に酵母を懸濁させてアルコール発酵させ
る。要すれば、乳酸等でpHを適宜調整する。
る。要すれば、乳酸等でpHを適宜調整する。
用いる酵母は通常の醸造酵母でよく、例えば、協会6号
酵母、協会7号酵母、協会8号酵母、協会701号酵母
、協会9号酵母、協会10号酵母、協会11号酵母、協
会ブドウ酒酵母QC−No、2(いずれも日本醸造協会
販売)、その他ワイン酵母(例えば、lPO2220な
ど)が用いられる。酵母は常法に従って純粋培養したも
のを上澄液に懸濁させればよく、また、ゲル包括法など
の常法に従って固定化した固定化酵母として、上澄液に
懸濁させてもよい。
酵母、協会7号酵母、協会8号酵母、協会701号酵母
、協会9号酵母、協会10号酵母、協会11号酵母、協
会ブドウ酒酵母QC−No、2(いずれも日本醸造協会
販売)、その他ワイン酵母(例えば、lPO2220な
ど)が用いられる。酵母は常法に従って純粋培養したも
のを上澄液に懸濁させればよく、また、ゲル包括法など
の常法に従って固定化した固定化酵母として、上澄液に
懸濁させてもよい。
液体発酵形式によるアルコール発酵(主発酵)は、通常
、10〜20°Cで5〜!2日程度、発酵液が日本酒度
−10〜−70、アルコール分6.0〜9.0、酸度2
.0〜5 、5 m(1、pH3、0〜4.5程度にな
るまで行なわれる。
、10〜20°Cで5〜!2日程度、発酵液が日本酒度
−10〜−70、アルコール分6.0〜9.0、酸度2
.0〜5 、5 m(1、pH3、0〜4.5程度にな
るまで行なわれる。
主発酵が完了したら、発酵液を後発酵槽に導入し、後発
酵を行う。
酵を行う。
後発酵槽としては、温度および圧力の調節ができる密閉
式の発酵タンクを用いることができる。
式の発酵タンクを用いることができる。
後発酵は、通常、0〜5℃にて、ガス圧を0.3〜0
、5 ksF/c、w’程度に保持しながら、5〜14
日程度、日本酒度−5〜−60、アルコール分5.0〜
l010%、酸度2.0〜5 、 OytQ、I)H3
、0〜4.5程度になるまで行なわれる。
、5 ksF/c、w’程度に保持しながら、5〜14
日程度、日本酒度−5〜−60、アルコール分5.0〜
l010%、酸度2.0〜5 、 OytQ、I)H3
、0〜4.5程度になるまで行なわれる。
後発酵が完了したら、公知の方法、例えば、炭酸ガス置
換した密閉式遠心分離機に通すなどして、酵母を除去す
る。
換した密閉式遠心分離機に通すなどして、酵母を除去す
る。
本発明の着色発泡酒を得るには、前記の後発酵に供する
発酵液または後発酵後の酵母を除去した発酵液に天然着
色料を添加する。
発酵液または後発酵後の酵母を除去した発酵液に天然着
色料を添加する。
用いる天然着色料としては、酸性pH域において赤色系
を呈する着色料、例えば、黒豆、ブドウ、コーン、赤キ
ャベツ、シソ、ベリー類、ハイビスカス、ビート等の天
然材料を公知の方法または公知の方法に準じて抽出した
抽出物が挙げられる。
を呈する着色料、例えば、黒豆、ブドウ、コーン、赤キ
ャベツ、シソ、ベリー類、ハイビスカス、ビート等の天
然材料を公知の方法または公知の方法に準じて抽出した
抽出物が挙げられる。
ことに、本発明においては、鮮やかな桃紅色〜赤紫色が
得られ、発泡酒の泡もちが向上するところから黒豆の抽
出液を用いることが好ましい。
得られ、発泡酒の泡もちが向上するところから黒豆の抽
出液を用いることが好ましい。
黒豆の抽出液は黒豆を単に水で煮沸し、その上澄液を分
離することにより得られるが、抽出効率を高め、かつ、
濁りのない抽出液が得られるので、塩化マグネシウムま
たは塩化マグネシウムとエタノールを含有する水で煮沸
し、上澄液を分離することが好ましい。例えば、黒豆1
00重量部当たり、0.1〜5%の塩化マグネシウムお
よび0〜50%のエタノールを含有する水100〜50
0重量部を加え、5〜60分間煮沸し、上澄液を分取し
、これを用いて着色を施す。もちろん、上澄液を濃縮あ
るいは濃縮乾固して用いることも可能である。また、黒
豆の色素は種皮中に存在するので、公知の方法に従って
種皮だけを分離し、それから抽出してもよく、乾燥した
状態で種皮を分離した黒豆は長期間保存可能で、みそ、
醤油、豆乳等の食品原料として利用できる。
離することにより得られるが、抽出効率を高め、かつ、
濁りのない抽出液が得られるので、塩化マグネシウムま
たは塩化マグネシウムとエタノールを含有する水で煮沸
し、上澄液を分離することが好ましい。例えば、黒豆1
00重量部当たり、0.1〜5%の塩化マグネシウムお
よび0〜50%のエタノールを含有する水100〜50
0重量部を加え、5〜60分間煮沸し、上澄液を分取し
、これを用いて着色を施す。もちろん、上澄液を濃縮あ
るいは濃縮乾固して用いることも可能である。また、黒
豆の色素は種皮中に存在するので、公知の方法に従って
種皮だけを分離し、それから抽出してもよく、乾燥した
状態で種皮を分離した黒豆は長期間保存可能で、みそ、
醤油、豆乳等の食品原料として利用できる。
天然着色料の添加量は所望の色調に応じて適宜選択でき
、例えば、前記の黒豆抽出液を発酵液100容量部当た
り、3〜20容量部添加することにより、炭酸ガスを十
分に内包し、かつ、桃紅色に鮮やかに着色した発泡酒が
得られる。
、例えば、前記の黒豆抽出液を発酵液100容量部当た
り、3〜20容量部添加することにより、炭酸ガスを十
分に内包し、かつ、桃紅色に鮮やかに着色した発泡酒が
得られる。
得られた発泡酒は常法に従って製品化する。例えば、着
色し、酵母を除去した後、加圧下に瓶詰または缶詰を行
い、要すれば、50〜70℃で加熱殺菌し、冷却する。
色し、酵母を除去した後、加圧下に瓶詰または缶詰を行
い、要すれば、50〜70℃で加熱殺菌し、冷却する。
なお、同様にして着色を行わずに得られた発泡酒と組合
せることにより、本発明の着色発泡酒の商品価値がさら
に向上する。
せることにより、本発明の着色発泡酒の商品価値がさら
に向上する。
寒籠財
つぎに参考例および実施例を挙げて本発明をさらに詳し
く説明する。
く説明する。
参考例!
黒豆100重量部を水洗し、2%の塩化マグネシウムお
よび5%のエタノールを含む300重量部の水に加えて
15分間煮沸する。ついで、黒豆を取り除き、煮汁を濾
過して、黒豆抽出液190重量部を得る。
よび5%のエタノールを含む300重量部の水に加えて
15分間煮沸する。ついで、黒豆を取り除き、煮汁を濾
過して、黒豆抽出液190重量部を得る。
実施例!
水2500重量部を50℃に加温し、液化酵素剤(大和
化成(株)製、コクゲンL)0.6重量部および塩化カ
ルシウム7.5重量部を加え、これに粉砕した玄米l0
00重量部を徐々に加え、攪拌しながら液化させる。つ
いで、97℃に加熱し、十分に液化させた後、55℃に
冷却する。これに糖化酵素剤(大野製薬(株)製、グル
タtoo)o。
化成(株)製、コクゲンL)0.6重量部および塩化カ
ルシウム7.5重量部を加え、これに粉砕した玄米l0
00重量部を徐々に加え、攪拌しながら液化させる。つ
いで、97℃に加熱し、十分に液化させた後、55℃に
冷却する。これに糖化酵素剤(大野製薬(株)製、グル
タtoo)o。
2重量部を添加し、55℃で16時間糖化を行う。
得られた液化糖化液を圧搾し、上澄液に活性炭45重量
部を加え、濾過して精製上澄液1990重量部を得る。
部を加え、濾過して精製上澄液1990重量部を得る。
この上澄液は直接還元糖分15%、全糖分24%、酸度
1 、 ttIQ、pH5,5であった。
1 、 ttIQ、pH5,5であった。
この糖化液1000重量部に75%乳酸約4重量部を加
えてpH3、6に調製し、純粋培養したワイン酵母(r
ro2300)を2X10’細胞/m(1となるように
添加し、20℃で6日間液体発酵を行う。発酵終了後の
発酵液は日本酒度−63、アルコール分6.6%、酸度
5 、0 m(1、pH3、5であり、酵母lXl0’
細胞/M(lを含有していた。
えてpH3、6に調製し、純粋培養したワイン酵母(r
ro2300)を2X10’細胞/m(1となるように
添加し、20℃で6日間液体発酵を行う。発酵終了後の
発酵液は日本酒度−63、アルコール分6.6%、酸度
5 、0 m(1、pH3、5であり、酵母lXl0’
細胞/M(lを含有していた。
この発酵液に、その100容量部当たり、!0容量部の
割合で参考例1の黒豆抽出液を添加し、ガス圧が0 、
5 kg/cm2になるように調節した調圧弁を付した
密閉式後発酵タンクに導く。5℃において6日間後発酵
させた後、密閉式遠心分離機で酵母を除去し、加圧下に
瓶詰、打栓し、65℃で約10分間加熱殺菌し、ついで
、冷却して、所望の桃紅色に着色した発泡酒を得る。こ
の発泡酒は日本酒度−47、アルコール性6.7%、酸
度5.2mQzアミノ酸度0 、1 yQ、直接還元糖
分3.2%、色度(OD::’)0.28であり、炭酸
ガスを十分に内包しており、かつ、鮮やかな桃紅色を呈
していた。また、グラスに注ぐと持続性のある細かい泡
立ちが認められた。
割合で参考例1の黒豆抽出液を添加し、ガス圧が0 、
5 kg/cm2になるように調節した調圧弁を付した
密閉式後発酵タンクに導く。5℃において6日間後発酵
させた後、密閉式遠心分離機で酵母を除去し、加圧下に
瓶詰、打栓し、65℃で約10分間加熱殺菌し、ついで
、冷却して、所望の桃紅色に着色した発泡酒を得る。こ
の発泡酒は日本酒度−47、アルコール性6.7%、酸
度5.2mQzアミノ酸度0 、1 yQ、直接還元糖
分3.2%、色度(OD::’)0.28であり、炭酸
ガスを十分に内包しており、かつ、鮮やかな桃紅色を呈
していた。また、グラスに注ぐと持続性のある細かい泡
立ちが認められた。
実施例2
実施例1と同様にして、ただし、市販の天然着色料(赤
キヤベツ色素)を主発酵の発酵液100容量部当たり、
0.2重量部を加えて、鮮やかな赤紫色の、所望の発泡
酒を得る。
キヤベツ色素)を主発酵の発酵液100容量部当たり、
0.2重量部を加えて、鮮やかな赤紫色の、所望の発泡
酒を得る。
実施例Iおよび実施例2の発泡酒の試料150xQずつ
をメスシリンダーに入れ、1分間超音波処理後、静置し
て残存する泡の量を測定した。結果はつぎの第1表のと
おりである。
をメスシリンダーに入れ、1分間超音波処理後、静置し
て残存する泡の量を測定した。結果はつぎの第1表のと
おりである。
第1表
第1表に示すごとく、実施例1、すなわち、黒豆抽出液
で着色を施した方が泡もちが良好である。
で着色を施した方が泡もちが良好である。
これは黒豆由来の成分、特に、蛋白質およびサポニン成
分によるものと考えられる。
分によるものと考えられる。
参考例2
つぎのようにして着色を施さない発泡酒を得る。
水2500重量部を50℃に加温し、液化酵素剤(大和
化成(株)製、コクゲンL)0.32重量部および塩化
カルシウム7.5重量部を加え、これに米粉1000重
量部を攪拌しながら徐々に加える。ついで、97℃まで
加熱して十分に液化させた後、55℃に冷却し、糖化酵
素剤(大野製薬(株)製、グルタ100)0.13重量
部を加え、55℃で16時間糖化を行う。得られた液化
、糖化液を圧搾し、上澄液に活性炭45重量部を加え、
濾過して精製上澄液2060重量部を得る。
化成(株)製、コクゲンL)0.32重量部および塩化
カルシウム7.5重量部を加え、これに米粉1000重
量部を攪拌しながら徐々に加える。ついで、97℃まで
加熱して十分に液化させた後、55℃に冷却し、糖化酵
素剤(大野製薬(株)製、グルタ100)0.13重量
部を加え、55℃で16時間糖化を行う。得られた液化
、糖化液を圧搾し、上澄液に活性炭45重量部を加え、
濾過して精製上澄液2060重量部を得る。
別途、米麹200重量部に水500重量部を加え、55
℃で16時間糖化を行う。得られた米麹糖化液を圧搾し
、上澄液に活性炭10重量部を加え、濾過して米麹抽出
液500重量部を得る。これを前記の精製上澄液と混合
して、直接還元糖分14%、全糖分23%、酸度0.8
i(、pH5,2の糖化液を得る。
℃で16時間糖化を行う。得られた米麹糖化液を圧搾し
、上澄液に活性炭10重量部を加え、濾過して米麹抽出
液500重量部を得る。これを前記の精製上澄液と混合
して、直接還元糖分14%、全糖分23%、酸度0.8
i(、pH5,2の糖化液を得る。
この糖化液1000重量部に75%乳酸約2重 −置部
を加えてI)H3,7に調整し、純粋培養した協会7号
酵母を4X10’細胞/11Qとなるように添加して、
20℃で6日間液体発酵を行う。発酵終了後、発酵液は
日本酒度−48、アルコール性5.1%、酸度2.3x
Q、pH3,5であり、酵母lXl0’細胞/11eを
含有していた。
を加えてI)H3,7に調整し、純粋培養した協会7号
酵母を4X10’細胞/11Qとなるように添加して、
20℃で6日間液体発酵を行う。発酵終了後、発酵液は
日本酒度−48、アルコール性5.1%、酸度2.3x
Q、pH3,5であり、酵母lXl0’細胞/11eを
含有していた。
この発酵液をガス圧が0.5kg/ax2になるように
調節した調圧弁を付した密閉式後発酵タンクに導く。5
℃において6日間後発酵を行わせた後、密閉式遠心分離
機で酵母を除去し、加圧下に瓶詰し、打栓し、65℃で
約5分間加熱殺菌し、ついで冷却して未着色の発泡清酒
を得る。得られた発泡清酒は日本酒度−45、アルコー
ル性5.5%、酸度2.1酎、アミノ酸度0 、53!
(!、直接還元糖分363%であり、発酵により生成し
た自然の炭酸ガスを十分に内包したアルコール性飲料で
ある。
調節した調圧弁を付した密閉式後発酵タンクに導く。5
℃において6日間後発酵を行わせた後、密閉式遠心分離
機で酵母を除去し、加圧下に瓶詰し、打栓し、65℃で
約5分間加熱殺菌し、ついで冷却して未着色の発泡清酒
を得る。得られた発泡清酒は日本酒度−45、アルコー
ル性5.5%、酸度2.1酎、アミノ酸度0 、53!
(!、直接還元糖分363%であり、発酵により生成し
た自然の炭酸ガスを十分に内包したアルコール性飲料で
ある。
もちろん、この発泡清酒にも、実施例1または2と同様
に、後発酵あるいは酵母除去後の発酵液に着色を施すこ
とができる。
に、後発酵あるいは酵母除去後の発酵液に着色を施すこ
とができる。
Claims (5)
- (1)米粉、米糠、粉砕玄米およびこれらの混合物から
選ばれる米原料を用い、液体発酵形式でアルコール発酵
を行い、ついで、後発酵させて発泡酒を製造するに際し
、後発酵時の発酵液または酵母分離後の発酵液に天然着
色料を添加することを特徴とする着色発泡酒の製造法。 - (2)天然着色料が酸性pH域において赤色系を呈する
着色料である前記第(1)項の製造法。 - (3)天然着色料が黒豆の抽出液である前記第(2)項
の製造法。 - (4)天然着色料が黒豆の種皮の抽出液である前記第(
2)項の製造法。 - (5)塩化マグネシウムまたは塩化マグネシウムとエタ
ノールを含有する水で抽出した抽出液である前記第(3
)項または第(4)項の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60070515A JPS61227773A (ja) | 1985-04-02 | 1985-04-02 | 着色発泡酒の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60070515A JPS61227773A (ja) | 1985-04-02 | 1985-04-02 | 着色発泡酒の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61227773A true JPS61227773A (ja) | 1986-10-09 |
JPH0116152B2 JPH0116152B2 (ja) | 1989-03-23 |
Family
ID=13433740
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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JP (1) | JPS61227773A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006254809A (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-28 | Kimise Shoyu Kk | クエン酸含有飲料及びその製造方法 |
JP2009005689A (ja) * | 2007-05-25 | 2009-01-15 | Sapporo Breweries Ltd | 発泡性アルコール飲料の製造方法 |
-
1985
- 1985-04-02 JP JP60070515A patent/JPS61227773A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006254809A (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-28 | Kimise Shoyu Kk | クエン酸含有飲料及びその製造方法 |
JP4560431B2 (ja) * | 2005-03-17 | 2010-10-13 | キミセ醤油株式会社 | クエン酸・酢酸含有飲料の製造方法 |
JP2009005689A (ja) * | 2007-05-25 | 2009-01-15 | Sapporo Breweries Ltd | 発泡性アルコール飲料の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0116152B2 (ja) | 1989-03-23 |
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