JPS61224955A - 冷凍ス−プ付ワンタン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 １里り辣亙光里 本発明は、冷凍スープ付ワンタンの製造方法に関し、さ
らに詳しくは、製造コストが安く、しかも優れた味覚を
有する冷凍スープ付ワンタンの製造方法に関する。

明の技・的背景ならびにその間　点 ワンタンは、古来より日本人の食卓を賑わしている食品
で必って、その食べ方も多様である。ところでワンタン
は、一般に、熱湯で好みの固さにまでゆでた後、これと
スープとを混ぜて食用に供されてきた。

ところで最近に至って、手間のかからないインスタント
食品に対する要望が高まってきており、ワンタンについ
ても、粉末スープ付きで単に加熱するだけで食べること
のできるワンタンの発売が望まれている。

ところが、ゆでたてのワンタンは、長期間保存しておく
と味が低下したり、あるいは腐ったりすることがあり、
冷蔵庁に保存しておいても製造後数日間のうちに食べな
ければならず、このため長期間にわたって保存可能なワ
ンタンが求められている。また、粉末スープでは、コク
のあるスープはなかなか得られないという問題点があっ
た。

このような問題点を解決するため、ワンタンと液状スー
プとを袋詰め状態で冷凍して、発売することも考えられ
る。本発明者らは、ゆで上がりのワンタンと熱い状態に
ある液状スープとから、袋詰めされた冷凍スープ付ワン
タンを製造するべく鋭意研究したところ、以下のような
事実を見出した。すなわち、ゆで上がりのワンタンと熱
い状態にある液状スープとを混ぜて、通常の方法たとえ
ば水通水によって冷却するなどの方法によってワンタン
と液状スープとを冷却した後、液体窒素を噴射するなど
液体窒素を用いてスープおよびワンタンを冷凍しようと
すると、ワンタンの皮および具がスープの水分を吸収し
て柔らかくなりずぎることが多く、しかもワンタンの固
さを所望の固さに調節することはかなり難かしいことを
見出した。

しかも上記のようにして冷凍スープ付ワンタンを製造し
ようとすると、大がかりな装置を必要とし、また大量の
液体窒素が必要となるため、製造コストが非常に高くつ
くいう問題点がある。一方、通常の方法たとえば水通水
によって冷却するなどの方法によって冷却されたワンタ
ンと液状スープとを、−４０℃以下に保たれた一般の冷
凍庫に入れて、冷凍スープ付ワンタンを製造しようとす
ると、前述のようにワンタンを所望の固さに調節するこ
とが難かしいという問題点に加えて、ワンタンおよび液
状スープがなかなか冷凍せず、冷凍に時間がかかり、得
られた冷凍ワンタンの味はかなり低下してしまうことが
わかった。すなわち、冷凍スープ付ワンタンの味は、冷
凍に要する時間によって著しく影響され、この問題を解
決しなければ、美味な冷凍スープ付ワンタンは得られな
いことがわかった。

Ｒ更曵Ｈ力 本発明は、上記のような問題点を解決しようとするもの
であって、単に加熱するだけで美味なスープ付ワンタン
が簡単に得られ、しかも製造コストが安く、その上長期
保存が可能な冷凍スープ付ワンタンの製造方法を提供す
ることを目的としている。

発明の概要 本発明に係る冷凍スープ付ワンタンの製造方法は、ゆで
上がりのワンタンを水または冷水によって水洗いする第
１冷却工程に付し、次いで直ちに冷水と接触させてゆで
上がり後６分以内好ましくは４分以内にワンタンの中心
部分の温度を５℃以下にする第２冷却工程に付して得ら
れたワンタンと、所望によって種々の具が含まれた５℃
以下に冷却された液状スープとを混ぜ合せた後に、得ら
れたワンタンと液状スープとの混合物を一４０’Ｃ以下
に保たれた冷凍庫中に入れて冷凍することを特徴してい
る。

本発明では、ゆでたてのワンタンを第１冷却工程および
第２冷却工程に付し、ゆで上がり後６分以内好ましくは
４分以内にワンタンの中心温度を５℃以下にして得られ
たワンタンと、５℃以下に冷却された液状スープとを混
合して好ましくは袋詰めした後に、冷凍庫で冷凍して冷
凍スープ付ワンタンを得ているので、単に加熱するだけ
で簡単に美味なスープ付ワンタンが得られ、しかも通常
の冷凍庫で製造できるため、製造コストが著しく安く、
その上長期間保存可能である。

及１０且迷盤碧」 本発明で用いられるワンタンは、通常のワンタンと同じ
であって、ワンタンの皮に、肉、野菜などの所望の具を
包み込んだものである。

このようなワンタンは、まず、９８〜１００℃という高
温に保たれた熱湯に入れられて、所望の固さにまでゆで
られる。ゆで上げられたワンタンは、次いで、直ちに水
または冷水によって水洗いされて、ワンタンの中心部分
温度が５０〜３０’Ｃ好ましくは約４５℃程度にまで冷
却される第１冷却工程に付される。第１冷却工程に付さ
れたワンタンは、その後直ちに冷水に浸漬されるなどし
て冷水と接触されて、ゆで上がり後６分以内好ましくは
４分以内にワンタンの中心部の温度が５℃以下とされる
第２冷却工程に付される。

ゆで上がり後６分以内好ましくは４分以内にすいと／ν
の中心部温度を５℃以下とすることによって、このワン
タンを冷凍して得られる冷凍ワンタンの味が解凍後もゆ
で上がり直後のワンタンのような味であることができる
。

もし、ゆで上がり後、通常業界で行なわれている水洗い
工程などによってワンタンを冷却すると、６分以内には
ワンタンの中心部温度が５℃以下となることはなく、従
来方法により処理して得られたワンタンと液状スープと
を冷凍庫に入れて冷凍スープ付ワンタンを製造しても、
冷凍に時間がかかりすぎて、得られる冷凍スープ付ワン
タンの解凍時の味は、本発明で得られる冷凍スープ付ワ
ンタンの解凍時の味と比較してかなり劣っている。

なお、本発明において冷水とは、水道水あるいは井戸水
などの通常骨られる水を、たとえば冷蔵庫に入れたり、
あるいは水中に氷を入れるなどして積極的に冷やした水
を意味する。

また、本発明では、ゆで上がりのワンタンを、上記のよ
うな第１冷却工程と第２冷却工程とを組合せて冷却する
ことによって、コスト的にもかなり効率よく、６分以内
好ましくは４分以内にワンタンの中心部温度を５℃以下
とすることができる。

一方スープは、鳥から、玉ねぎ、にんじんなどを煮るこ
とによって得られ、場合によっては所望によって種々の
具たとえばねぎ、しいたけ、かまぼこ、にんじん、なす
の油いため、鳥肉、はうれんそうなどをスープ中に入れ
ておいてもよい。また、スープは塩、しょうゆ、かつお
ぶし、砂糖などの調味料を含んでいてもよい。

このようなスープは、水冷あるいは冷蔵庫中への保存な
どによって５℃以下にされた後に、前述のようにして準
備されたワンタンと混ぜ合わせて、これを−４０℃以下
に保たれた冷凍庫に入れるという冷凍工程に付されて冷
凍スープ付ワンタンが得られる。

ワンタンとスープとの混合物は、冷凍工程に付される前
に、重合体フィルムなどの包材中に密封されることが好
ましく、冷却されたワンタンと液状スープとを包材中に
密封する場合には、包材の臭気がスープ中に移行する心
配もない。

冷却されたワンタンと液状スープと冷凍するに際して、
冷凍されるまでの時間は短時間であればあるほど、美味
なワンタンが得られるため好ましい。

本発明で美味な冷凍スープ付ワンタンが得られる理由の
１つは、ワンタンと液状スープとの混ぜ合せを、５℃以
下の温度でのみ行なっていることにある。もしワンタン
と液状スープとの混ぜ合せを、５℃を越えた温度で行な
うと、スープ中の水分をワンタンの皮および具が吸収し
てしまい、ワンタン味が著しく低下するため好ましくな
い。

発明の効果 本発明に係る冷凍スープ付ワンタンの１！！’７Ｎ方法
では、ゆで上がりのワンタンに第１冷却工程および第２
冷却工程を施して、６分以内好ましくは４分以内にワン
タンの中心部温度を５℃以下として得られたワンタンと
、５℃以下に保たれた液状スープとを混ぜ合せた後に、
冷凍庫で冷凍して冷凍スープ付ワンタンを製造している
ので、ワンタンの皮および具はスープ中の水分を過度に
吸収することがなく、単に加熱するだけで簡単に美味な
スープ付ワンタンが得られる。また、本発明に係る冷凍
ワンタンは、長期保存が可能である。しかも冷凍コスト
について見ても、本発明に係る冷凍スープ付ワンタンの
製造方法は、液体窒素による冷凍スープ付ワンタンの製
造方法と比較して、現状では約１／３０程度ですみ、コ
スト面で著しく優れている。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ゆで上がりのワンタンを水または冷水によつて水洗
   いする第１冷却工程に付し、次いで直ちに冷水と接触さ
   せてゆで上がり後６分以内にワンタンの中心部分の温度
   を５℃以下にする第２冷却工程に付して得られたワンタ
   ンと、５℃以下に冷却された液状スープとを混ぜ合せた
   後に、−４０℃以下に保たれた冷凍庫中に入れて冷凍す
   ることを特徴とする冷凍スープ付ワンタンの製造方法。 ２、ゆで上がりのワンタンに前記第１冷却工程および第
   ２冷却工程を施して、ゆで上がり後４分以内にワンタン
   の中心部分の温度を５℃以下とする特許請求の範囲第１
   項に記載の冷凍スープ付ワンタンの製造方法。