JPS61223120A - 溶鋼の介在物低減方法 - Google Patents
溶鋼の介在物低減方法Info
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- JPS61223120A JPS61223120A JP60063896A JP6389685A JPS61223120A JP S61223120 A JPS61223120 A JP S61223120A JP 60063896 A JP60063896 A JP 60063896A JP 6389685 A JP6389685 A JP 6389685A JP S61223120 A JPS61223120 A JP S61223120A
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- molten steel
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21C—PROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
- C21C7/00—Treating molten ferrous alloys, e.g. steel, not covered by groups C21C1/00 - C21C5/00
- C21C7/04—Removing impurities by adding a treating agent
- C21C7/064—Dephosphorising; Desulfurising
- C21C7/0645—Agents used for dephosphorising or desulfurising
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は溶鋼の介在物低減を効率良く行う方法に関する
ものである。
ものである。
従来の技術
自動車用鋼板、製缶用鋼板等の分野において、製品に疵
や割れをもたらす酸化物系介在物の低減は最大の課題と
なっている。従来、鋼中の酸素(以下Oと言う)を低減
させるために、一般にSi、 M、 Caあるいはこれ
らの合金を溶鋼中へ添加して、これらの元素と鋼浴中の
酸素とを結合させ、生成する酸化物をRH,DH等に代
表される真空処理設備を用いて浮上させる方法が採用さ
れている。しかしながら、この方法においては生成した
酸化物を製品として満足が得られるレベルまで低減する
ことはできない。
や割れをもたらす酸化物系介在物の低減は最大の課題と
なっている。従来、鋼中の酸素(以下Oと言う)を低減
させるために、一般にSi、 M、 Caあるいはこれ
らの合金を溶鋼中へ添加して、これらの元素と鋼浴中の
酸素とを結合させ、生成する酸化物をRH,DH等に代
表される真空処理設備を用いて浮上させる方法が採用さ
れている。しかしながら、この方法においては生成した
酸化物を製品として満足が得られるレベルまで低減する
ことはできない。
そこで介在物をさらに低減させる手段として、例えば、
真空下において処理剤を添加し、生成する酸化物の浮上
を促進する処理方法(特公昭5B−137137)、取
鍋溶鋼にCaO系含有処理剤をキャリヤガスと共に吹込
む脱酸処理方法(特公昭513−22785)インジェ
クション処理時の取鍋スラグ、大気の巻き込みを抑制で
きる処理方法(特願昭58− IHO79)などが開発
された。しかしながら、これらの方法も次に示す問題点
を有し、未だ充分な介在物低減効果を得ることができな
かった。
真空下において処理剤を添加し、生成する酸化物の浮上
を促進する処理方法(特公昭5B−137137)、取
鍋溶鋼にCaO系含有処理剤をキャリヤガスと共に吹込
む脱酸処理方法(特公昭513−22785)インジェ
クション処理時の取鍋スラグ、大気の巻き込みを抑制で
きる処理方法(特願昭58− IHO79)などが開発
された。しかしながら、これらの方法も次に示す問題点
を有し、未だ充分な介在物低減効果を得ることができな
かった。
発明が解決しようとする問題点
・ m特公昭513−13787に示された
方法は、介在物の吸収に用いる処理剤を溶鋼上に位置せ
しめるため、溶鋼中の介在物との充分な接触が得られず
吸収効率が低い、又、処理剤の1つとして用いるCa0
−M、03系造滓剤中のAl1203は、主要な溶鋼中
介在物であるクラスター状、および非球状のM、0.系
介在物の吸収を妨害する。
方法は、介在物の吸収に用いる処理剤を溶鋼上に位置せ
しめるため、溶鋼中の介在物との充分な接触が得られず
吸収効率が低い、又、処理剤の1つとして用いるCa0
−M、03系造滓剤中のAl1203は、主要な溶鋼中
介在物であるクラスター状、および非球状のM、0.系
介在物の吸収を妨害する。
(用受鋼した取鍋溶鋼上には、酸素吹錬時に生成する酸
化性スラグが実質上存在する。この酸化性スラグは、溶
鋼への酸素供給、および溶鋼中へのスラグ自体の巻込み
等により新たな介在物を生成し、処理剤の介在物低減効
果に悪影響をおよぼす、したがって、特公昭58−13
787に示されるごとく、溶鋼上面に処理剤を添加する
場合には、処理剤の効果が取鍋スラグによって阻害され
る。このため処理前に酸化性スラグを取り除く方法も考
案されているが、設備費、およびスラグ除去後の熱放散
に伴う溶鋼温度降下を補償する必要から経済性に欠ける
。
化性スラグが実質上存在する。この酸化性スラグは、溶
鋼への酸素供給、および溶鋼中へのスラグ自体の巻込み
等により新たな介在物を生成し、処理剤の介在物低減効
果に悪影響をおよぼす、したがって、特公昭58−13
787に示されるごとく、溶鋼上面に処理剤を添加する
場合には、処理剤の効果が取鍋スラグによって阻害され
る。このため処理前に酸化性スラグを取り除く方法も考
案されているが、設備費、およびスラグ除去後の熱放散
に伴う溶鋼温度降下を補償する必要から経済性に欠ける
。
(至)特公昭59−227[15に示された方法は、キ
ャリヤガスとして吹込む不活性ガスの強攪拌によって生
じる溶鋼表面の乱れによって、大気から溶鋼へのガス成
分−特に酸素、窒素(以下Nと言う)−の吸収や、鋼浴
内へのスラグの巻き込みが避けられないため、新たな介
在物の生成がみちれ、低窒素鋼、低水素鋼の精錬に採用
することができない。
ャリヤガスとして吹込む不活性ガスの強攪拌によって生
じる溶鋼表面の乱れによって、大気から溶鋼へのガス成
分−特に酸素、窒素(以下Nと言う)−の吸収や、鋼浴
内へのスラグの巻き込みが避けられないため、新たな介
在物の生成がみちれ、低窒素鋼、低水素鋼の精錬に採用
することができない。
(財)特願昭58−IHO711に示された方法は、脱
硫を目的として開発されたものである。その潜在効果と
して、同法の処理剤がM2O3クラスターを中心とする
溶鋼中の諸介在物と凝集合体し、低融点化したのち、浮
上しやすい球形介在物とするので、介在物浮上にも効果
がある。又、同法は浴面のスラグを実質的に攪拌、又は
流動させることがないので、取鍋スラグや大気の巻き込
みを抑制できる利点がある。したがって、介在物量の比
較的少ない例えば中、高度M−Stギルド鋼等に対して
は、脱硫と同じに介在物低減も期待できる。しかしなが
ら、例えば極低炭素鋼のように、脱酸後に比較的介在物
が多くなる溶鋼の場合には、該処理方法を用いない場合
に比べ介在物量が低減するが、鋼板の介在物性欠陥を満
足し得る程度まで低減するには至らない。
硫を目的として開発されたものである。その潜在効果と
して、同法の処理剤がM2O3クラスターを中心とする
溶鋼中の諸介在物と凝集合体し、低融点化したのち、浮
上しやすい球形介在物とするので、介在物浮上にも効果
がある。又、同法は浴面のスラグを実質的に攪拌、又は
流動させることがないので、取鍋スラグや大気の巻き込
みを抑制できる利点がある。したがって、介在物量の比
較的少ない例えば中、高度M−Stギルド鋼等に対して
は、脱硫と同じに介在物低減も期待できる。しかしなが
ら、例えば極低炭素鋼のように、脱酸後に比較的介在物
が多くなる溶鋼の場合には、該処理方法を用いない場合
に比べ介在物量が低減するが、鋼板の介在物性欠陥を満
足し得る程度まで低減するには至らない。
本発明は、上記した従来の溶鋼の介在物低減における諸
問題を解決し1例えば極、低炭素鋼等のように本質的に
介在物の多い鋼種に対しても、溶鋼中の介在物を製品用
途において全く支障が生じない程度まで、迅速かつ経済
的に効率良く低減することを目的とする。
問題を解決し1例えば極、低炭素鋼等のように本質的に
介在物の多い鋼種に対しても、溶鋼中の介在物を製品用
途において全く支障が生じない程度まで、迅速かつ経済
的に効率良く低減することを目的とする。
問題点を解決するための手段
本発明は(1)浴中に吹込んだキャリヤガスが該浴内を
浮上して到達する浴の上面部分に、スラグ又は介在物を
吸収した処理剤を実質的に存在せしめることなく、Ca
F2及びCaOを主成分とし残部が不可避的成分からな
り、且つ上記CaF2及びCaOからなる主成分中のC
aF2濃度が20重量%以下である処理剤を、不活性ガ
スをキャリヤガスとして上記浴中に吹込むことを特徴と
する溶鋼の介在物低減方法。
浮上して到達する浴の上面部分に、スラグ又は介在物を
吸収した処理剤を実質的に存在せしめることなく、Ca
F2及びCaOを主成分とし残部が不可避的成分からな
り、且つ上記CaF2及びCaOからなる主成分中のC
aF2濃度が20重量%以下である処理剤を、不活性ガ
スをキャリヤガスとして上記浴中に吹込むことを特徴と
する溶鋼の介在物低減方法。
(2)第1工程として浴中に吹込んだキャリヤガスが該
浴内を浮上して到達する浴の上面部分に、スラグ又は介
在物を吸収した処理剤を実質的に存在せしめることなく
、CaF2及びCaOを主成分とし残部が不可避的成分
からなり、且つ上記CaF2及びCaOからなる主成分
中のCaF2濃度が20重量%以下である処理剤を、不
活性ガスをキャリヤガスとして上記浴中に吹込んだ後、
第2工程として浴面上のスラグを実質的に攪拌又は流動
させることなく、不活性ガスで溶鋼を攪拌し、浴面上の
スラグの下面と溶鋼上面との間に介在物を吸収した処理
剤を介在せしめることを特徴とする溶鋼の介在物低減方
法。
浴内を浮上して到達する浴の上面部分に、スラグ又は介
在物を吸収した処理剤を実質的に存在せしめることなく
、CaF2及びCaOを主成分とし残部が不可避的成分
からなり、且つ上記CaF2及びCaOからなる主成分
中のCaF2濃度が20重量%以下である処理剤を、不
活性ガスをキャリヤガスとして上記浴中に吹込んだ後、
第2工程として浴面上のスラグを実質的に攪拌又は流動
させることなく、不活性ガスで溶鋼を攪拌し、浴面上の
スラグの下面と溶鋼上面との間に介在物を吸収した処理
剤を介在せしめることを特徴とする溶鋼の介在物低減方
法。
(3)浴中に吹込んだキャリヤガスが該浴内を浮上して
到達する浴の上面部分に、スラグ又は介在物を吸収した
処理剤を実質的に存在せしめることなく、CaF2及び
CaOを主成分とし残部が不可避−的成分からなり、且
つ上記CaF2及びCaOからなる主成分中のCaF2
濃度が20重量%以下である処理剤を、不活性ガスをキ
ャリヤガスとして上記浴中に吹込んだ後、CaF2及び
CaOを主成分とし残部が不可避的成分からなり、且つ
上記CaF2及びCaOからなる主成分中のCaF2濃
度が20重量%超である処理剤を不活性ガスをキャリヤ
ガスとして上記浴中に吹込むことを特徴とする溶鋼の介
在物低減方法。
到達する浴の上面部分に、スラグ又は介在物を吸収した
処理剤を実質的に存在せしめることなく、CaF2及び
CaOを主成分とし残部が不可避−的成分からなり、且
つ上記CaF2及びCaOからなる主成分中のCaF2
濃度が20重量%以下である処理剤を、不活性ガスをキ
ャリヤガスとして上記浴中に吹込んだ後、CaF2及び
CaOを主成分とし残部が不可避的成分からなり、且つ
上記CaF2及びCaOからなる主成分中のCaF2濃
度が20重量%超である処理剤を不活性ガスをキャリヤ
ガスとして上記浴中に吹込むことを特徴とする溶鋼の介
在物低減方法。
(4) CaF2及びCaOを主成分とし残部が不可避
的成分からなり、且つ上記CaF2及びCaOからなる
主成分中のCaF2濃度が20重量%超である処理剤を
不活性ガスをキャリヤガスとして上記浴中に吹込んだ後
、浴中に吹込んだキャリヤガスが該浴内を浮上して到達
する浴の上面部分に、スラグ又は介在物を吸収した処理
剤を実質的に存在せしめることなく、CaF2及びCa
Oを主成分とし残部が不可避的成分からなり、且つ上記
CaF2及びCaOからなる主成分中のCaF2濃度が
20重量%以下である処理剤を、不活性ガスをキャリヤ
ガス′として上記浴中に吹込むことを特徴とする溶鋼の
介在物低減方法。
的成分からなり、且つ上記CaF2及びCaOからなる
主成分中のCaF2濃度が20重量%超である処理剤を
不活性ガスをキャリヤガスとして上記浴中に吹込んだ後
、浴中に吹込んだキャリヤガスが該浴内を浮上して到達
する浴の上面部分に、スラグ又は介在物を吸収した処理
剤を実質的に存在せしめることなく、CaF2及びCa
Oを主成分とし残部が不可避的成分からなり、且つ上記
CaF2及びCaOからなる主成分中のCaF2濃度が
20重量%以下である処理剤を、不活性ガスをキャリヤ
ガス′として上記浴中に吹込むことを特徴とする溶鋼の
介在物低減方法。
(5)浴中に吹込んだキャリヤガスが該浴内を浮上して
到達する浴の上面部分に、スラグ又は介在物を吸収した
処理剤を実質的に存在せしめることなく、CaF2及び
CaOを主成分とし残部が不可避的成分からなり、且つ
上記CaF2及びCaOか゛らなる主成分中のCaF2
濃度が20重量%以下である処理剤を、不活性ガスをキ
ャリヤガスとして上記浴中に吹込んだ後、CaF2及び
CaOを主成分とし残部が不可避的成分からなり、且つ
上記CaF2及びCaOからなる主成分中のCaF2濃
度が20重量%超である処理剤を不活性ガスをキャリヤ
ガスとして上記浴中に吹込み、次いで浴面上のスラグを
実質的に攪拌又は流動させることなく、不活性ガスで溶
鋼を攪拌し、浴面上のスラグの下面と溶鋼上面との間に
介在物を吸収した処理剤を介在せしめることを特徴とす
る溶鋼の介在物低減方法。
到達する浴の上面部分に、スラグ又は介在物を吸収した
処理剤を実質的に存在せしめることなく、CaF2及び
CaOを主成分とし残部が不可避的成分からなり、且つ
上記CaF2及びCaOか゛らなる主成分中のCaF2
濃度が20重量%以下である処理剤を、不活性ガスをキ
ャリヤガスとして上記浴中に吹込んだ後、CaF2及び
CaOを主成分とし残部が不可避的成分からなり、且つ
上記CaF2及びCaOからなる主成分中のCaF2濃
度が20重量%超である処理剤を不活性ガスをキャリヤ
ガスとして上記浴中に吹込み、次いで浴面上のスラグを
実質的に攪拌又は流動させることなく、不活性ガスで溶
鋼を攪拌し、浴面上のスラグの下面と溶鋼上面との間に
介在物を吸収した処理剤を介在せしめることを特徴とす
る溶鋼の介在物低減方法。
(13) CaF2及びCaOを主成分とし残部が不可
避的成分からなり、且つ上記CaF2及びCaOからな
る主成分中のCaF2濃度が20重量%超である処理剤
を不活性ガスをキャリヤガスとして上記浴中に吹込んだ
後、浴中に吹込んだキャリヤガスが該浴内を浮上して到
達する浴の上面部分に、スラグ又は介在物を吸収した処
理剤を実質的に存在せしめることなく、CaF2及びC
aOを主成分とし残部が不可避的成分からなり、且つ上
記CaF2及びCaOからなる主成分中のCaF2濃度
が20重量%以下である処理剤を。
避的成分からなり、且つ上記CaF2及びCaOからな
る主成分中のCaF2濃度が20重量%超である処理剤
を不活性ガスをキャリヤガスとして上記浴中に吹込んだ
後、浴中に吹込んだキャリヤガスが該浴内を浮上して到
達する浴の上面部分に、スラグ又は介在物を吸収した処
理剤を実質的に存在せしめることなく、CaF2及びC
aOを主成分とし残部が不可避的成分からなり、且つ上
記CaF2及びCaOからなる主成分中のCaF2濃度
が20重量%以下である処理剤を。
不活性ガスをキャリヤガスとして上記浴中に吹込み1次
いで浴面上のスラグを実質的に攪拌又は流動させること
なく、不活性ガスで溶鋼を攪拌し。
いで浴面上のスラグを実質的に攪拌又は流動させること
なく、不活性ガスで溶鋼を攪拌し。
浴面上のスラグの下面と溶鋼上面との間に介在物を吸収
した処理剤を介在せしめることを特徴とする溶鋼の介在
物低減方法である。
した処理剤を介在せしめることを特徴とする溶鋼の介在
物低減方法である。
作用
本発明は、溶鋼に吹込む介在物低減のための処理剤上し
て、Cab−CaF2を主成分とする組成のものを用い
、 CaF2を重量%表示で (%CaF2) / ((%CaO) + (%CaF
2) )≦0.2とする。かくすることにより、第1図
にM、03系介在物の例で示すように溶鋼内に吹込んだ
処理剤粒子中への1203系介在物吸収量が増大する。
て、Cab−CaF2を主成分とする組成のものを用い
、 CaF2を重量%表示で (%CaF2) / ((%CaO) + (%CaF
2) )≦0.2とする。かくすることにより、第1図
にM、03系介在物の例で示すように溶鋼内に吹込んだ
処理剤粒子中への1203系介在物吸収量が増大する。
このようにして、一旦処理剤に介在物が吸収されると、
浮上しにくいクラスター状および静止浴中でも非球状で
存在する高融点のAl1203系介在物が溶融状態とな
り、静止浴中では球状で観察される浮きやすい介在物に
変化して浮上する。
浮上しにくいクラスター状および静止浴中でも非球状で
存在する高融点のAl1203系介在物が溶融状態とな
り、静止浴中では球状で観察される浮きやすい介在物に
変化して浮上する。
更に1M脱酸前の溶鋼中に存在するFeO、Fe−0−
Mn0系介在物、および5102−Mn0系介在物のよ
うに、低融点で静止浴中では球状で観察されるにもかか
わらず比重が大きいがため浮きにくいものに対しても、
比重の小さい処理剤と凝集し介在物の比重低減をもたら
し、浮上を促進する。 ゛なお、本発明において
用いる処理剤中に、通常不可避的に含まれる不純物とし
ては、A1203 、5i02゜NgO等があり、それ
等の合計含有量は重量濃度で5%以下である。
Mn0系介在物、および5102−Mn0系介在物のよ
うに、低融点で静止浴中では球状で観察されるにもかか
わらず比重が大きいがため浮きにくいものに対しても、
比重の小さい処理剤と凝集し介在物の比重低減をもたら
し、浮上を促進する。 ゛なお、本発明において
用いる処理剤中に、通常不可避的に含まれる不純物とし
ては、A1203 、5i02゜NgO等があり、それ
等の合計含有量は重量濃度で5%以下である。
本発明は、上記した処理剤を浴中に吹込むにあたって、
浴面上のスラグを実質的に浴中に巻込まないように線温
(溶鋼)を攪拌又は流動させるため、第2図と第5図に
示すごとく、吹込みキャリヤガス又は浮上促進ガスが浴
中を浮上して到達する線温の上面部分にスラグが存在し
ない状態を形成して、上記した溶鋼中に吹込む、かくす
ることにより、攪拌により浴面上のスラグを巻き込んで
、新たな介在物を生成する弊害が防止できる。
浴面上のスラグを実質的に浴中に巻込まないように線温
(溶鋼)を攪拌又は流動させるため、第2図と第5図に
示すごとく、吹込みキャリヤガス又は浮上促進ガスが浴
中を浮上して到達する線温の上面部分にスラグが存在し
ない状態を形成して、上記した溶鋼中に吹込む、かくす
ることにより、攪拌により浴面上のスラグを巻き込んで
、新たな介在物を生成する弊害が防止できる。
−又、吹込んだ処理剤は、介在物吸収の後、スラグの下
面と溶鋼上面の間に介在する。かくすることにより、浴
面上の酸化性スラグ層が、溶鋼中のAil、Si等の無
用の酸化に寄与するスラグ−溶鋼界面反応を遮断する。
面と溶鋼上面の間に介在する。かくすることにより、浴
面上の酸化性スラグ層が、溶鋼中のAil、Si等の無
用の酸化に寄与するスラグ−溶鋼界面反応を遮断する。
この作用により、浴面上のスラグからの酸素供給(酸素
侵入)の遮断が、従来にみられない低原単位の処理剤で
達成され、上記した処理剤の介在物吸収効果は相殺要素
がなくなって更に高まる。
侵入)の遮断が、従来にみられない低原単位の処理剤で
達成され、上記した処理剤の介在物吸収効果は相殺要素
がなくなって更に高まる。
以上の作用により、通常浴内にクラスター、非球状介在
物として存在するものは極めて少なくなり、浮きやすい
球状介在物のみとなる。この球状介在物は鋳造までにほ
とんど製品に支障が生じないレベルにまで低減するが、
処理剤を吹込んだ後、更に浴面りのスラグを実質的に巻
込まないようにしつつ、不活性なガスを溶鋼に吹込むと
、球状介在物の凝集合体を促進し、介在物の浮上を更に
容易ならしめるので、一層の介在物低減効果が得られる
。
物として存在するものは極めて少なくなり、浮きやすい
球状介在物のみとなる。この球状介在物は鋳造までにほ
とんど製品に支障が生じないレベルにまで低減するが、
処理剤を吹込んだ後、更に浴面りのスラグを実質的に巻
込まないようにしつつ、不活性なガスを溶鋼に吹込むと
、球状介在物の凝集合体を促進し、介在物の浮上を更に
容易ならしめるので、一層の介在物低減効果が得られる
。
更に本発明における溶鋼の循環路として減圧槽又は不活
性ガス雰囲気槽を用いると、大気から溶鋼への酸素侵入
を防止できるので、介在物低減に効果的である。また、
同時に脱ガス反応が進行するため、窒素や水素等の濃度
も低減するので好ましい。
性ガス雰囲気槽を用いると、大気から溶鋼への酸素侵入
を防止できるので、介在物低減に効果的である。また、
同時に脱ガス反応が進行するため、窒素や水素等の濃度
も低減するので好ましい。
なお1重量法度20%以上のCaF2を含むCab−C
aF2を添加する特願昭58− [11079に示す方
法は次に示す理由で、本発明にみられる多大な介在物低
減効果を得ることができない。
aF2を添加する特願昭58− [11079に示す方
法は次に示す理由で、本発明にみられる多大な介在物低
減効果を得ることができない。
(i)第1図に示すように、重量濃度20%以上では処
理剤の介在物吸収効果が小さくなる。
理剤の介在物吸収効果が小さくなる。
(II)CaF2濃度の高い処理剤が浴面上のスラグ下
面に堆積すると、スラグの融点が著しく低下し、スラグ
の上面まで溶融する。この作用により全スラグ中の酸素
の移動が容易となるため、スラグから溶鋼へ酸素が侵入
しやすくなる。
面に堆積すると、スラグの融点が著しく低下し、スラグ
の上面まで溶融する。この作用により全スラグ中の酸素
の移動が容易となるため、スラグから溶鋼へ酸素が侵入
しやすくなる。
しかしながら、本発明方法と共に、CaF2濃度20重
量%以上のCa0−C:aF2系処理剤を加えて後記す
る実施例3で示したように脱硫処理を行うことによって
、優れた介在物低減効果が達成できる。
量%以上のCa0−C:aF2系処理剤を加えて後記す
る実施例3で示したように脱硫処理を行うことによって
、優れた介在物低減効果が達成できる。
実施例1
本発明の第1の発明の実施例には、第2[iii!に示
す、容器1.循環路2.吹込管3、出鋼口5、導管6.
溶鋼7、スラグ8から成る設備を用いた。
す、容器1.循環路2.吹込管3、出鋼口5、導管6.
溶鋼7、スラグ8から成る設備を用いた。
第2図の循環路2の上壁面は、吹込管3より吹込んだ不
活性なガスがスラグを攪拌することなく浴外に排出され
るように、ポーラスレンガ31を介してガス排気系32
に通じている。
活性なガスがスラグを攪拌することなく浴外に排出され
るように、ポーラスレンガ31を介してガス排気系32
に通じている。
又、比較例1としては、第3図に示す容器1、フタ11
.吹込管3、溶鋼7、スラグ8から成り、吹込ガスが到
達する浴上面にスラグが存在する取鍋インジェクシ璽ン
による介在物低減法を用い、重量濃度で18%、および
5%のCaF2を含むCab−CaF2((%CaF2
) / ((%Ca0) + (36c&F2)) =
Q、 1g、および0.05)を処理剤として用いた処
理と、第2図の設備を用い1重量法度で50%、および
60%のCaF2を含むCa0−CaF2((%CaF
2) /((%Ca0)+ (%CaF2)) = 0
.5、および0.8)を用いる処理を行った。
.吹込管3、溶鋼7、スラグ8から成り、吹込ガスが到
達する浴上面にスラグが存在する取鍋インジェクシ璽ン
による介在物低減法を用い、重量濃度で18%、および
5%のCaF2を含むCab−CaF2((%CaF2
) / ((%Ca0) + (36c&F2)) =
Q、 1g、および0.05)を処理剤として用いた処
理と、第2図の設備を用い1重量法度で50%、および
60%のCaF2を含むCa0−CaF2((%CaF
2) /((%Ca0)+ (%CaF2)) = 0
.5、および0.8)を用いる処理を行った。
本発明例と比較例1に用いた溶鋼は共に100tonで
、各々で用いた処理剤組成と条理条件を第1表にす、な
お、脱酸に用いた合金はMとSiである。
、各々で用いた処理剤組成と条理条件を第1表にす、な
お、脱酸に用いた合金はMとSiである。
本発明例と比較例では、溶鋼を容器1に受鋼する際に溶
鋼鍋底部のスライディングゲート式のノズルを通じて行
った。したがって第2図に示す設備を用いた処理におい
ては、循環路2中の溶鋼表面にスラグが見られなかった
。
鋼鍋底部のスライディングゲート式のノズルを通じて行
った。したがって第2図に示す設備を用いた処理におい
ては、循環路2中の溶鋼表面にスラグが見られなかった
。
本発明例と比較例1の処理前後の溶鋼成分を、第2表に
、溶鋼の全酸素量、(N)濃度、および処理中の溶鋼温
度降下量を第3表に示す。
、溶鋼の全酸素量、(N)濃度、および処理中の溶鋼温
度降下量を第3表に示す。
又、処理後の溶鋼中のM2O3クラスター検出頻度を第
4図に示す、第2表、および第4図から明らかなように
1本発明例のA、B、C,DおよびEは、処理剤原単位
1.5〜3.0kg/lon溶鋼の鋼浴内吹込みによっ
て、いずれも全酸素量線1.9 p、p m以下、M2
O3クラスター検出頻度は2以下が得られた。特に、脱
酸前から処理剤吹込みを始めたD、Eでは、処理後にM
2O,クラスターが検出されな又、第2表に示すように
、本実施例のA、B、C,D、およびEでは復燐が極め
て少なかった。
4図に示す、第2表、および第4図から明らかなように
1本発明例のA、B、C,DおよびEは、処理剤原単位
1.5〜3.0kg/lon溶鋼の鋼浴内吹込みによっ
て、いずれも全酸素量線1.9 p、p m以下、M2
O3クラスター検出頻度は2以下が得られた。特に、脱
酸前から処理剤吹込みを始めたD、Eでは、処理後にM
2O,クラスターが検出されな又、第2表に示すように
、本実施例のA、B、C,D、およびEでは復燐が極め
て少なかった。
更に、第3表に示すように、本実施例のA、B、C,D
、およびEでは処理中の(N)吸収がみられなかった。
、およびEでは処理中の(N)吸収がみられなかった。
一方、第3図に示す設備で実施した比較例F。
およびGでは、第3表および第4図のように、処理後の
全酸素量、およびM 203クラスタ一検出頻度が高く
、本発明例のような清浄度を得るこ゛とはできなかった
。又、第2表および第3表に示すごとく、処理中の復燐
量、〔N〕吸収量および溶鋼温度降下量が大きかった。
全酸素量、およびM 203クラスタ一検出頻度が高く
、本発明例のような清浄度を得るこ゛とはできなかった
。又、第2表および第3表に示すごとく、処理中の復燐
量、〔N〕吸収量および溶鋼温度降下量が大きかった。
本発明例と同様に、第2図に示す設備で実施した比較例
のHlおよびIでは、第2表、第3表および第4図のよ
うに、処理中の(N)吸収量、復燐量、溶鋼温度降下量
等は本発明例とほぼ同等であり、脱硫率80%以上の高
脱硫能を示す、しかしながら、処理後の全酸素量、およ
びM2O3クラスター検出頻度は本発明例に比べ高く製
品として満足されるレベルに到達しなかった。
のHlおよびIでは、第2表、第3表および第4図のよ
うに、処理中の(N)吸収量、復燐量、溶鋼温度降下量
等は本発明例とほぼ同等であり、脱硫率80%以上の高
脱硫能を示す、しかしながら、処理後の全酸素量、およ
びM2O3クラスター検出頻度は本発明例に比べ高く製
品として満足されるレベルに到達しなかった。
実施例2
本発明の第2発明の実施例には、容器(取鍋)1、循環
路2(減圧槽)、吹込管3、溶鋼7.スラグ8から成る
、第5図に示すような真空脱ガス□ト 槽を用いた。
路2(減圧槽)、吹込管3、溶鋼7.スラグ8から成る
、第5図に示すような真空脱ガス□ト 槽を用いた。
又、比較例2として、第5図の設備を用い、かつ本発明
例と同等め吹込み条件下で1重量源度30%、40%c
y)QaF2を含む CaO−CaF2((%CaF2) /((%Ca0)
+ (%ムF2))=0.3.0.4)を処理剤として
用いた処理と、第3図に示す取鍋インジェクションによ
る介在物低減法において。
例と同等め吹込み条件下で1重量源度30%、40%c
y)QaF2を含む CaO−CaF2((%CaF2) /((%Ca0)
+ (%ムF2))=0.3.0.4)を処理剤として
用いた処理と、第3図に示す取鍋インジェクションによ
る介在物低減法において。
各々重量濃度で10%、13%、15%のCaF2を含
むCaO−CaF2((%CaF2) /((%Ca0
)+ (%CaFz))= 0.1.0.13.0.1
5)を処理剤として用いた処理を行らた。
むCaO−CaF2((%CaF2) /((%Ca0
)+ (%CaFz))= 0.1.0.13.0.1
5)を処理剤として用いた処理を行らた。
本発明の第2発明の実施例と比較・例2の処理条件を第
4表に併せて示す0本発明例のに、M、比較例2のO,
Q、SおよびUではいずれも脱酸前から処理剤を添加し
た。又、本発明の第2発明の実施例のり、 M、比較例
のP、Q、T、およびUでは、処理剤吹込み終了後、吹
込管3より流量200ONu/分でArガスを5分間吹
込んだ、なお、溶鋼量はいずれも340ton 、処理
剤原単位は2.5kg/lon溶鋼、使用した脱酸合金
はMであった。又、第5図の設備の到達真空度はいずれ
も1.0Torrであった。
4表に併せて示す0本発明例のに、M、比較例2のO,
Q、SおよびUではいずれも脱酸前から処理剤を添加し
た。又、本発明の第2発明の実施例のり、 M、比較例
のP、Q、T、およびUでは、処理剤吹込み終了後、吹
込管3より流量200ONu/分でArガスを5分間吹
込んだ、なお、溶鋼量はいずれも340ton 、処理
剤原単位は2.5kg/lon溶鋼、使用した脱酸合金
はMであった。又、第5図の設備の到達真空度はいずれ
も1.0Torrであった。
本発明例と比較例2の処理前後の溶鋼成分を第5表に併
せて示す、又、処理前後の全酸素量、溶鋼(N)濃度、
(H)濃度、および処理中の溶鋼温度−重量を第6表に
、処理後の介在物検出頻度を球状と非球状、M2O3ク
ラスターに分けて第6図に示す。
せて示す、又、処理前後の全酸素量、溶鋼(N)濃度、
(H)濃度、および処理中の溶鋼温度−重量を第6表に
、処理後の介在物検出頻度を球状と非球状、M2O3ク
ラスターに分けて第6図に示す。
本発明例のJ、に、L、およびMでは、第6表および第
6図に示すように、処理後の全酸素量が15pp層以下
に低減し、At、O,クラスター検出頻度も小さかった
。特に、M脱酸前から処理剤を添加したK、およびMで
は、処理後にM2O3クラスターが検出されなかった。
6図に示すように、処理後の全酸素量が15pp層以下
に低減し、At、O,クラスター検出頻度も小さかった
。特に、M脱酸前から処理剤を添加したK、およびMで
は、処理後にM2O3クラスターが検出されなかった。
又、処理剤を添加した後Ar吹込みを行ったL、および
Mでは、球状の介在物も低減し、全介在物検出頻度が2
以下になった。更に、本発明例のJ、に、L、およびM
では、第5表、第6表のように、処理中の復燐量、(N
)吸収量、溶鋼温度降下量が小さく、かつ溶鋼(H)濃
度が低減した。加えて、M脱酸前からキャリヤガスと共
に処理剤を添加したKおよびMでは、処理中に溶鋼(C
)濃度も低減した。
Mでは、球状の介在物も低減し、全介在物検出頻度が2
以下になった。更に、本発明例のJ、に、L、およびM
では、第5表、第6表のように、処理中の復燐量、(N
)吸収量、溶鋼温度降下量が小さく、かつ溶鋼(H)濃
度が低減した。加えて、M脱酸前からキャリヤガスと共
に処理剤を添加したKおよびMでは、処理中に溶鋼(C
)濃度も低減した。
一方、第5図に示す設備で実施した比較例2のN、0、
P、およびQでは、第5表、第6表、および第6図に示
すごとく、処理後の〔H〕。
P、およびQでは、第5表、第6表、および第6図に示
すごとく、処理後の〔H〕。
(N)、(C)等の濃度、処理中の復燐量、溶鋼−温度
降下量等の状況は、前記本発明例とほぼ同等である。加
えて脱硫が進行する。しかしながら、鋼板の介在物性欠
陥を多発する非球状、M2O3クラスターが少ない溶鋼
を得ることができなかった。
降下量等の状況は、前記本発明例とほぼ同等である。加
えて脱硫が進行する。しかしながら、鋼板の介在物性欠
陥を多発する非球状、M2O3クラスターが少ない溶鋼
を得ることができなかった。
第3図に示す設備を用いた比較例のR,S、T、および
Uにおいては、第6表、および第6図に示すごとく、い
ずれの場合も20pp■以下の全酸素量が得られず、又
、介在物検出頻度(特に非球状、およびA112o、ク
ラスター)も高かった。更に、第5表、第6表から明ら
かなように、処理中に溶鋼(N)、(H)等のガス成分
の吸収量が大きく、復燐量、温度降下量も大きかった。
Uにおいては、第6表、および第6図に示すごとく、い
ずれの場合も20pp■以下の全酸素量が得られず、又
、介在物検出頻度(特に非球状、およびA112o、ク
ラスター)も高かった。更に、第5表、第6表から明ら
かなように、処理中に溶鋼(N)、(H)等のガス成分
の吸収量が大きく、復燐量、温度降下量も大きかった。
実施例3
本発明の第3〜6発明の実施例には、第8図に示す装置
を用いた。溶鋼の処理には実施例2と同様に第5図の真
空脱ガス槽を用い、第7表に示すように、異なる組成の
処理剤を連続的に浴内へ吹込む処理を行った。すなわち
、本発明例のV、およびWでは、本発明の第1の発明方
法を処理工で実施した後、続く処理■で脱硫を目的とし
てCaF2を45、および50重量%含むCab−Ca
F2系処理剤((%CaF2) / ((%Ca0)+
(%CaF2) ) =0.45.0.51)−を吹込
み第3の発明の処理を行った。
を用いた。溶鋼の処理には実施例2と同様に第5図の真
空脱ガス槽を用い、第7表に示すように、異なる組成の
処理剤を連続的に浴内へ吹込む処理を行った。すなわち
、本発明例のV、およびWでは、本発明の第1の発明方
法を処理工で実施した後、続く処理■で脱硫を目的とし
てCaF2を45、および50重量%含むCab−Ca
F2系処理剤((%CaF2) / ((%Ca0)+
(%CaF2) ) =0.45.0.51)−を吹込
み第3の発明の処理を行った。
又、本発明の第4の発明の実施例のX、およびYでは、
処理工でCaF2を45、および50重量%含むCab
−CaF2系処理剤 ((%CaF2) / ((%Ca0)+(%CaF2
) ) =0.45.51)を吹込んで脱硫処理の後、
続く処理■で第1の発明の処理を行なって第4の発明の
処理を行なった。更に、本発明例のW、およびYでは、
処理I、Hの終了後、吹込管3より流量180ON l
/分でArガスを5分間吹込んで第5.6の発明の2
つの処理を行なった。
処理工でCaF2を45、および50重量%含むCab
−CaF2系処理剤 ((%CaF2) / ((%Ca0)+(%CaF2
) ) =0.45.51)を吹込んで脱硫処理の後、
続く処理■で第1の発明の処理を行なって第4の発明の
処理を行なった。更に、本発明例のW、およびYでは、
処理I、Hの終了後、吹込管3より流量180ON l
/分でArガスを5分間吹込んで第5.6の発明の2
つの処理を行なった。
又、比較例3として、第5図の設備を用い、CaF24
5重量%を含むCab−CaF2系処理剤((%CaF
2) / ((36CaO) + (%CaF2) )
=0.45)を用いた処理を行った。
5重量%を含むCab−CaF2系処理剤((%CaF
2) / ((36CaO) + (%CaF2) )
=0.45)を用いた処理を行った。
本発明例と比較例3の処理条件を第7表に示す0本発明
例における処理工から処理■の間における処理剤組成の
変更は、別ホッパーに受は入れ九〇aF2とCaOを、
処理の経時的変化に応じて変化する所要配合比率に応じ
て各々のホッパーから切出して、CaOとCaF2の配
合比を連続的に変化させて行った。又、処理剤中には、
不可避的成分は、Al2O30,42重量%、 5i8
23.04重量%、およびMg00.43重量%が含ま
れていた。
例における処理工から処理■の間における処理剤組成の
変更は、別ホッパーに受は入れ九〇aF2とCaOを、
処理の経時的変化に応じて変化する所要配合比率に応じ
て各々のホッパーから切出して、CaOとCaF2の配
合比を連続的に変化させて行った。又、処理剤中には、
不可避的成分は、Al2O30,42重量%、 5i8
23.04重量%、およびMg00.43重量%が含ま
れていた。
なお1本発明例、および比較例3では、いずれもM、お
よびSiで脱酸した後、処理工の各処理を開始した。用
いた溶鋼の成分は、(C) :0.08〜0.01重量
%、(Si) :0.15〜0.23重量%、(M])
: 0.82〜1.28重量%、(At) :0.0
2〜0.06重量%であり、処理前後共に、溶鋼成分は
この範囲内で推移した。又、第5図の設備の循環路2内
の到達真空度は、 1.0〜1.2Torrであった・
本発明例と比較例3の処理前後の溶鋼(S)濃度、およ
び全酸素量を第8表に併せて示す、また処理後の介在物
検出頻度を球状と非球状、およびM2O3クラスターに
分類して第7図に示す。
よびSiで脱酸した後、処理工の各処理を開始した。用
いた溶鋼の成分は、(C) :0.08〜0.01重量
%、(Si) :0.15〜0.23重量%、(M])
: 0.82〜1.28重量%、(At) :0.0
2〜0.06重量%であり、処理前後共に、溶鋼成分は
この範囲内で推移した。又、第5図の設備の循環路2内
の到達真空度は、 1.0〜1.2Torrであった・
本発明例と比較例3の処理前後の溶鋼(S)濃度、およ
び全酸素量を第8表に併せて示す、また処理後の介在物
検出頻度を球状と非球状、およびM2O3クラスターに
分類して第7図に示す。
本発明例のV、W、X、およびYでは、第8表から明ら
かなように、処理後の溶鋼(S)濃度が1〜3ppm、
かつ全酸素量が9〜t3pp■に低減した。加えて、第
7図に示すように、非球状、およびM 203クラスタ
一検出頻度も小さかった。特に、処理剤を添加した後、
A’r吹込みを行ったW、およびYでは、球状の介在物
も低減し、全介在物検出頻度が2以下になり、極低硫高
清浄度鋼が得られた。又、本発明の第3の発明の実施例
V、およびWに示すように、処理工に続いて処理■を行
なうと、VとWは処理工によって浴内M2O3系介在物
が格段に低減しているので脱硫原単位が好転した。又、
XとYは脱硫処理後、介在物浮上処理を行なうので、脱
硫フラックスが持ち込んだ酸素が生成した酸化介在物も
浮上し、処理後の溶鋼中全酸素量は、9ppm以下の低
位に達した。
かなように、処理後の溶鋼(S)濃度が1〜3ppm、
かつ全酸素量が9〜t3pp■に低減した。加えて、第
7図に示すように、非球状、およびM 203クラスタ
一検出頻度も小さかった。特に、処理剤を添加した後、
A’r吹込みを行ったW、およびYでは、球状の介在物
も低減し、全介在物検出頻度が2以下になり、極低硫高
清浄度鋼が得られた。又、本発明の第3の発明の実施例
V、およびWに示すように、処理工に続いて処理■を行
なうと、VとWは処理工によって浴内M2O3系介在物
が格段に低減しているので脱硫原単位が好転した。又、
XとYは脱硫処理後、介在物浮上処理を行なうので、脱
硫フラックスが持ち込んだ酸素が生成した酸化介在物も
浮上し、処理後の溶鋼中全酸素量は、9ppm以下の低
位に達した。
一方、比較例3のZでは、第8表、および第7図から明
らかなように、処理後の溶鋼(S)濃度は3pp−にな
るが、全酸素量、および介在物検出頻度は高く:本発明
例のような介在物の少ない極低硫鋼が得られなかった。
らかなように、処理後の溶鋼(S)濃度は3pp−にな
るが、全酸素量、および介在物検出頻度は高く:本発明
例のような介在物の少ない極低硫鋼が得られなかった。
又、第8図の装置は、第5図に示す循環路2゜吹込管3
、容器l、減圧装置40の他にCaF2用ホッパー50
、CaO用ホッパー51、溶鋼サンプリング分析装置5
2.処理パターン設定器53、処理剤切出フィーダー5
4.55、サンプリング分析装置52の信号を入力し、
設定器53の設定処理パターンと時々刻々対比しつつ、
CaF2とCaOの所要配合比と添加タイミングを算
出し、これにホッパー50.51から吹込管3への処理
剤搬送時間を差し引いてフィーダー54.55、に切出
し指令を発する演算指令装置5Bからなっている。
、容器l、減圧装置40の他にCaF2用ホッパー50
、CaO用ホッパー51、溶鋼サンプリング分析装置5
2.処理パターン設定器53、処理剤切出フィーダー5
4.55、サンプリング分析装置52の信号を入力し、
設定器53の設定処理パターンと時々刻々対比しつつ、
CaF2とCaOの所要配合比と添加タイミングを算
出し、これにホッパー50.51から吹込管3への処理
剤搬送時間を差し引いてフィーダー54.55、に切出
し指令を発する演算指令装置5Bからなっている。
第8表
発明の効果
以上述べたように、本発明は、溶鋼表面に存在するスラ
グを浴中に巻込まず、更には溶鋼とスラ −グの界面
反応を避けるために、該浴中に吹込んだキャリヤガス又
は浮上促進ガスが到達する該浴上面部に実質的にスラグ
を存在せしめないで、介在物吸収性の良い重量濃度で (%CaF2) / ((%Ca0)+ (%CaF2
) )≦0.2のCab−CaF2処理剤を吹込むので
1本質的に介在物の多い極低炭素鋼等の鋼種に対しても
、溶鋼中の介在物を製品用途において全く支障が生じな
い程度まで、迅速的確かつ経済的に低減することが可能
になる。
グを浴中に巻込まず、更には溶鋼とスラ −グの界面
反応を避けるために、該浴中に吹込んだキャリヤガス又
は浮上促進ガスが到達する該浴上面部に実質的にスラグ
を存在せしめないで、介在物吸収性の良い重量濃度で (%CaF2) / ((%Ca0)+ (%CaF2
) )≦0.2のCab−CaF2処理剤を吹込むので
1本質的に介在物の多い極低炭素鋼等の鋼種に対しても
、溶鋼中の介在物を製品用途において全く支障が生じな
い程度まで、迅速的確かつ経済的に低減することが可能
になる。
又、副次的にもたらされる溶鋼温度降下の軽減、処理時
間短縮等により、省資源1.省エネルギー等の多大な効
果が得られる。
間短縮等により、省資源1.省エネルギー等の多大な効
果が得られる。
更に、上記処理方法において5反応環境としてRH又は
DH等の真空脱ガス槽、あるいは不活性ガス雰囲気槽を
用いることにより、介在物低減と同時に脱ガスを行うこ
とが可能になる。これによって、統合、併用による工程
省略が可能となりその結果、大巾な製造コスト低減、製
造歩留りの向上が得られる等、本発明が工業上にも象ら
す効果は大きい。
DH等の真空脱ガス槽、あるいは不活性ガス雰囲気槽を
用いることにより、介在物低減と同時に脱ガスを行うこ
とが可能になる。これによって、統合、併用による工程
省略が可能となりその結果、大巾な製造コスト低減、製
造歩留りの向上が得られる等、本発明が工業上にも象ら
す効果は大きい。
第1図は本発明におけるCab−CaF2系処理剤のC
aF2濃度と処理剤中へのM2O3系介在物吸収量の関
係図、第2図は実施例1を行った設備の立面図、第3図
は実施例1および2の比較例を行った設備の立面図、第
4図は実施例1における処理後のAQ 2o、クラスタ
ー検出頻度を示す図、第5図は実施例2および3を行っ
た設備の立面図、第6図は実施例2における処理後の介
在物検出頻度を球状介在物と浮上しにくい非球状、M2
O,クラスターに分けて示した図、第7図は実施例3に
おける処理後の介在物検出頻度を球状介在物と浮上しに
くい非球状、M2O3クラスターに分けて示した図、第
8図は、実施例3における本発明例を実施した装置の構
成説明図である。 l・・拳容器、2・・・循環路、3・・・吹込管、5・
・・出鋼0.6・・・導管、7−・・溶鋼、8・・Φス
ラグ、 11@−・フタ、31・・・ポーラスレンガ、
32・・・排気系、40・・・減圧装置、50.51・
・・ホッパー、52・・−分析装置、53Φ・―処理パ
ターン設定器、 54.55・・・フィーダー、561
10参演算参指令装置、5711・・設定信号。
aF2濃度と処理剤中へのM2O3系介在物吸収量の関
係図、第2図は実施例1を行った設備の立面図、第3図
は実施例1および2の比較例を行った設備の立面図、第
4図は実施例1における処理後のAQ 2o、クラスタ
ー検出頻度を示す図、第5図は実施例2および3を行っ
た設備の立面図、第6図は実施例2における処理後の介
在物検出頻度を球状介在物と浮上しにくい非球状、M2
O,クラスターに分けて示した図、第7図は実施例3に
おける処理後の介在物検出頻度を球状介在物と浮上しに
くい非球状、M2O3クラスターに分けて示した図、第
8図は、実施例3における本発明例を実施した装置の構
成説明図である。 l・・拳容器、2・・・循環路、3・・・吹込管、5・
・・出鋼0.6・・・導管、7−・・溶鋼、8・・Φス
ラグ、 11@−・フタ、31・・・ポーラスレンガ、
32・・・排気系、40・・・減圧装置、50.51・
・・ホッパー、52・・−分析装置、53Φ・―処理パ
ターン設定器、 54.55・・・フィーダー、561
10参演算参指令装置、5711・・設定信号。
Claims (8)
- (1)浴中に吹込んだキャリヤガスが該浴内を浮上して
到達する浴の上面部分に、スラグ又は介在物を吸収した
処理剤を実質的に存在せしめることなく、CaF_2及
びCaOを主成分とし残部が不可避的成分からなり、且
つ上記CaF_2及びCaOからなる主成分中のCaF
_2濃度が20重量%以下である処理剤を、不活性ガス
をキャリヤガスとして上記浴中に吹込むことを特徴とす
る溶鋼の介在物低減方法。 - (2)第1工程として浴中に吹込んだキャリヤガスが該
浴内を浮上して到達する浴の上面部分に、スラグ又は介
在物を吸収した処理剤を実質的に存在せしめることなく
、CaF_2及びCaOを主成分とし残部が不可避的成
分からなり、且つ上記CaF_2及びCaOからなる主
成分中のCaF_2濃度が20重量%以下である処理剤
を、不活性ガスをキャリヤガスとして上記浴中に吹込ん
だ後、第2工程として浴面上のスラグを実質的に攪拌又
は流動させることなく、不活性ガスで溶鋼を攪拌し、浴
面上のスラグの下面と溶鋼上面との間に介在物を吸収し
た処理剤を介在せしめることを特徴とする溶鋼の介在物
低減方法。 - (3)浴中に吹込んだキャリヤガスが該浴内を浮上して
到達する浴の上面部分に、スラグ又は介在物を吸収した
処理剤を実質的に存在せしめることなく、CaF_2及
びCaOを主成分とし残部が不可避的成分からなり、且
つ上記CaF_2及びCaOからなる主成分中のCaF
_2濃度が20重量%以下である処理剤を、不活性ガス
をキャリヤガスとして上記浴中に吹込んだ後、CaF_
2及びCaOを主成分とし残部が不可避的成分からなり
、且つ上記CaF_2及びCaOからなる主成分中のC
aF_2濃度が20重量%超である処理剤を不活性ガス
をキャリヤガスとして上記浴中に吹込むことを特徴とす
る溶鋼の介在物低減方法。 - (4)第1工程としてCaF_2及びCaOを主成分と
し残部が不可避的成分からなり、且つ上記CaF_2及
びCaOからなる主成分中のCaF_2濃度が20重量
%超である処理剤を不活性ガスをキャリヤガスとして上
記浴中に吹込んだ後、第2工程として浴中に吹込んだキ
ャリヤガスが該浴内を浮上して到達する浴の上面部分に
、スラグ又は介在物を吸収した処理剤を実質的に存在せ
しめることなく、CaF_2及びCaOを主成分とし残
部が不可避的成分からなり、且つ上記CaF_2及びC
aOからなる主成分中のCaF_2濃度が20重量%以
下である処理剤を、不活性ガスをキャリヤガスとして上
記浴中に吹込むことを特徴とする溶鋼の介在物低減方法
。 - (5)浴中に吹込んだキャリヤガスが該浴内を浮上して
到達する浴の上面部分に、スラグ又は介在物を吸収した
処理剤を実質的に存在せしめることなく、CaF_2及
びCaOを主成分とし残部が不可避的成分からなり、且
つ上記CaF_2及びCaOからなる主成分中のCaF
_2濃度が20重量%以下である処理剤を、不活性ガス
をキャリヤガスとして上記浴中に吹込んだ後、CaF_
2及びCaOを主成分とし残部が不可避的成分からなり
、且つ上記CaF_2及びCaOからなる主成分中のC
aF_2濃度が20重量%超である処理剤を不活性ガス
をキャリヤガスとして上記浴中に吹込み、次いで浴面上
のスラグを実質的に攪拌又は流動させることなく、不活
性ガスで溶鋼を攪拌し、浴面上のスラグの下面と溶鋼上
面との間に介在物を吸収した処理剤を介在せしめること
を特徴とする溶鋼の介在物低減方法。 - (6)第1工程としてCaF_2及びCaOを主成分と
し残部が不可避的成分からなり、且つ上記CaF_2及
びCaOからなる主成分中のCaF_2濃度が20重量
%超である処理剤を不活性ガスをキャリヤガスとして上
記浴中に吹込んだ後、第2工程として浴中に吹込んだキ
ャリヤガスが該浴内を浮上して到達する浴の上面部分に
、スラグ又は介在物を吸収した処理剤を実質的に存在せ
しめることなく、CaF_2及びCaOを主成分とし残
部が不可避的成分からなり、且つ上記CaF_2及びC
aOからなる主成分中のCaF_2濃度が20重量%以
下である処理剤を、不活性ガスをキャリヤガスとして上
記浴中に吹込み、次いで浴面上のスラグを実質的に攪拌
又は流動させることなく、不活性ガスで溶鋼を攪拌し、
浴面上のスラグの下面と溶鋼上面との間に介在物を吸収
した処理剤を介在せしめることを特徴とする溶鋼の介在
物低減方法。 - (7)浴中に吹込んだキャリヤガスが該浴内を浮上して
到達する浴の上面部分に、スラグ又は介在物を吸収した
処理剤を実質的に存在せしめることなく、CaF_2及
びCaOを主成分とし残部が不可避的成分からなり、且
つ上記CaF_2及びCaOからなる主成分中のCaF
_2濃度が20重量%以下である処理剤を、不活性ガス
をキャリヤガスとして上記浴中に吹込むにあたり、溶鋼
の循環路として、減圧槽又は不活性ガス雰囲気槽を用い
て、介在物低減と同時に脱ガスを行うことを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の溶鋼の介在物低減方法。 - (8)浴中に吹込んだキャリヤガスが該浴内を浮上して
到達する浴の上面部分に、スラグ又は介在物を吸収した
処理剤を実質的に存在せしめることなく、CaF_2及
びCaOを主成分とし残部が不可避的成分からなり、且
つ上記CaF_2及びCaOからなる主成分中のCaF
_2濃度が20重量%以下である処理剤を、不活性ガス
をキャリヤガスとして上記浴中に吹込むにあたり、溶鋼
の循環路として、減圧槽又は不活性ガス雰囲気槽を用い
て、介在物低減と同時に脱ガスを行うことを特徴とする
特許請求の範囲第2項記載の溶鋼の介在物低減方法。
Priority Applications (10)
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---|---|---|---|
JP60063896A JPS61223120A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | 溶鋼の介在物低減方法 |
AU54098/86A AU565415B2 (en) | 1985-03-04 | 1986-02-26 | Desulfurisation with cao/caf2/mgo |
AT86301388T ATE48851T1 (de) | 1985-03-04 | 1986-02-26 | Entschwefelungsmittel fuer fluessige staehle und verfahren zur behandlung. |
EP86301388A EP0194098B1 (en) | 1985-03-04 | 1986-02-26 | Treating agent for desulfurizing molten steels and method for treating molten steels |
DE8686301388T DE3667670D1 (de) | 1985-03-04 | 1986-02-26 | Entschwefelungsmittel fuer fluessige staehle und verfahren zur behandlung. |
BR8600910A BR8600910A (pt) | 1985-03-04 | 1986-03-03 | Agente e processo para tratamento de aco em fusao |
US06/835,554 US4661151A (en) | 1985-03-04 | 1986-03-03 | Treating agent for desulfurizing molten steels and method for treating molten steels |
CN86102210A CN86102210B (zh) | 1985-03-04 | 1986-03-03 | 用于钢水脱硫的处理剂及钢水的处理方法 |
ES552596A ES8705925A1 (es) | 1985-03-04 | 1986-03-03 | Un metodo para tratar acero fundido |
KR1019860001496A KR900006660B1 (ko) | 1985-03-04 | 1986-03-04 | 용융강철을 탈황시키기 위한 처리제 및 용융강철 처리법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60063896A JPS61223120A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | 溶鋼の介在物低減方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61223120A true JPS61223120A (ja) | 1986-10-03 |
JPH0312126B2 JPH0312126B2 (ja) | 1991-02-19 |
Family
ID=13242522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60063896A Granted JPS61223120A (ja) | 1985-03-04 | 1985-03-29 | 溶鋼の介在物低減方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61223120A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9055943B2 (en) | 2007-09-21 | 2015-06-16 | Covidien Lp | Hand held surgical handle assembly, surgical adapters for use between surgical handle assembly and surgical end effectors, and methods of use |
US8733613B2 (en) | 2010-09-29 | 2014-05-27 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Staple cartridge |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5956515A (ja) * | 1982-09-25 | 1984-04-02 | Nippon Steel Corp | 鋼の真空インジエクシヨン二次精錬方法 |
JPS59208011A (ja) * | 1983-05-13 | 1984-11-26 | Kawasaki Steel Corp | 溶鋼の脱硫方法 |
-
1985
- 1985-03-29 JP JP60063896A patent/JPS61223120A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5956515A (ja) * | 1982-09-25 | 1984-04-02 | Nippon Steel Corp | 鋼の真空インジエクシヨン二次精錬方法 |
JPS59208011A (ja) * | 1983-05-13 | 1984-11-26 | Kawasaki Steel Corp | 溶鋼の脱硫方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0312126B2 (ja) | 1991-02-19 |
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