JPS61223005A - 親水性基を有するフツ素化テロマ−及びその製法 - Google Patents

親水性基を有するフツ素化テロマ−及びその製法

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JPS61223005A
JPS61223005A JP60299606A JP29960685A JPS61223005A JP S61223005 A JPS61223005 A JP S61223005A JP 60299606 A JP60299606 A JP 60299606A JP 29960685 A JP29960685 A JP 29960685A JP S61223005 A JPS61223005 A JP S61223005A
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特に界面活性剤として消火名花剤の分野で使
用され得ろ完全に又は部分的にフッ素化したシーフェン
ス及び親水性炭化水素シーフェンスを含有する二重シー
フェンス化合物に関するものである。
ペルフッ素化化合物は、該化合物が溶解している液体の
表面張力を非常に低濃度でもかなり減少させることがで
きることが公知である。しかしながら、水性媒質中で界
面活性剤として使用され得るためには界面活性剤は水溶
性にしなくてはならない。この目的のために、性質がア
ニオン性、カチオン性、両性又は非イオン性であり得る
親水性基又は親水性シーフェンスをフッ素化した鎖に結
合する。このような界面活性剤は公知である(例えば、
アール・イー・バンクス(R,B、 Banks)著、
オルガノフルレオライン・ケミケルズ番エンド・ゼア−
・インダストリアル・アプリケーションズ(Organ
ofluorine chemicals and t
heir 1ndustrialapplicatio
ns)、エリス・ホーウッド(Bllis llorw
ood)社、ロンドン、1979年、第214ないし2
34頁参照)。
大部分のフッ素化界面活性剤では、親木部がカルボキシ
レート、スルフォネート、第三アンモニウム又はベタイ
ン基などの公知の化学基から構成されているが、親水部
が親水性オリゴマー配列であるようなフッ素化界面活性
剤もまた公知である。
かくして、アメリカ特許第2.723.999号では次
式=Cl1 F 231+I CH20(C2H40)
y H(y=1ないし200) に対応する生成物を開示しており、またアメリカ特許第
4.377、710号では次式:(y= 1ないし20
) の生成物が記載されている。
この種の界面活性剤の主な利点は、疎水性と親水性のバ
ランスを容易に変え得ることに基くものである。更に、
ヨーロッパ特許第19.584号では、例えば、アクリ
ル酸又はアクリルアミドなどのビニルモノマーとチオー
ルCxF2x+1C2H4SHとの遊離基テロ重合によ
る次式: 〔式中、yは4ないし500の範囲内で変えることがで
き、Xは特にC0OH基又はCONH2基を表わす〕 で表される生成物の製法を記載している。
更に、反応式: %式% で表されるペルフルオロアルキルアイオダイドとオレフ
ィンとの反応は、特にエヌ・オー・ブレイス(N、0.
Brace)により非常に広範に研究された(アメリカ
特許第3.145.222号及びジャーナル・才ブ・オ
ーガニック・ケミストリー(J、 Org、Chem、
)。
1962、27.3033; 1962.27.449
1及び1967、32゜430)。しかしながら、大部
分の場合上記反応はモノ付加生成物(y=1)Lか与え
ず、またある高反応性オレフィンだけが、yが1以上で
あるオリゴマーを与えるのみである。かくして、アクリ
ル酸エチルはy=8の生成物を与え、スチレンはy=2
の誘導体を与える。一方、ペルフルオロアルキルアイオ
ダイドとオレフィンとの遊離基反応は公知であるが、と
ころが同じことはC1IF2x+I−CHaI又はCx
 F zyt++  C2H−Iの型の誘導体の類似の
反応には適用されない。
フッ素化テロゲンと、(例えば、アクリルアミド又はア
クリル酸などの)あるオレフィンとを反応させると、フ
ッ素化テロマーが得られ、その平均テロ重合度は広い範
囲内で変化し得ることを今や知った。
それ故に、本発明の主題は、一般式: のフッ素化テロマーからなる新規な二重シーフェンス化
合物であり、該化合物は次式: のモノマーと、次式: RF  C−82,X          (DI)の
フッ素化テロゲンとを遊離基テロ重合することにより得
られる。
(1)式ないしくIII)式で、Rvは直鎖状又は分岐
鎖状のポリフッ素化ラジカル又はペルフッ素化ラジカル
を表わし、Xはヨウ素原子、臭素原子又は塩素原子を表
わし、mは0.1又は2の数に等しく、nは5ないし1
000の数であり、RI は水素原子又はメチル基を表
わし、及びR3は−COOH基又は−CON Rs R
4基を表わす。ここで記号R5及びR4は同一であるか
又は異なってもよく各々水素原子又はアルキル基又はヒ
ドロキシアルキル基を表わす。
RFO例としては、より詳細には、次式:%式%) 〔式中、Xは1ないし20、好ましくは4ないし16の
整数である〕 の直鎖状又は分岐鎖状のペルフルオロアルキル基を例示
することができる。
フッ素化テロゲン(III)としては、Xはヨウ素原子
であり及びmは0又は2に等しいテロゲンを使うことが
好ましい。
(III)式のモノマーとしては、より詳しくは、アク
リルアミド、メタクリルアミド、N−イソプロピルアク
リルアミド、N−(ヒドロキシメチル)アクリルアミド
、アクリル酸及びメタクリル酸などを例示することがで
きる。
(III)式のフッ素化テロゲンは、公知の物質である
。本発明により選択的に用いられる化学式RF−■及び
RF  C,aH−Iのテロゲンは、例えばアール・エ
ヌ・ハズゼルダイン(R,N、)laszeldine
)による文献:(ジャーナル・オプ・ケミカル・ソサイ
アティ(J、 C,S、)、 1949.2856−2
861及びJ、 C1S、、 1953.3761に記
載されている。誘導体RPC2H41は反応式: %式% に従ってR,I分子とエチレンとの遊離基反応によって
得ることが一般的であり、上記反応はほとんどもっばら
モノ付加生成物R,C,H,Iを与え、例えば、R,(
C,H4)21又はRF(C*H−)s Iなどの高級
テロマーはほんの少ししか与えないか又は全く与えない
。テロゲンRFCHaIを製造するためには、ジー・ブ
イ・ディー・ティアーズ(G、V。
D、 Tiers)による、ジャーナル・オブ・アメリ
カン・ケミカル・ソサイエティ(J、 A、C0S、)
、  1953゜75、5978及びフォスフォラス・
アンド・サルファー(Phosphorus and 
5ulfur)、  1984. 20. 197に記
載された論文を参照するとよい。
使われるモノマー(II)及びテロゲン(DI)の比率
は、広い範囲内で変えることができ、また所望の数平均
テロ重合度DP、、すなわちnの値に主に依存して変化
する。このテロ重合度は、次の関係式: %式% により、一方ではテロゲンの連鎖移動定数(Cア)と関
係し、他方ではテロゲン/モノマーのモル比(R)と関
係している。上記式中、■下。は連鎖移動剤の不在下で
の重合度を表わす。所定のテロゲンに対しては、連鎖移
動定数Ctはそれ自体公知の方法(以下の実施例1ない
し9を参照)で測定され、C7はRの関数として 75
7.の逆数をプロットした曲線の傾きに対応する(■下
。の値は比Rを変化させながら実施される手順の初期値
から得られ、かつ精製テロマー中のフッ素を分析するこ
とにより決定される)。
得ようとするテロマーに依存して、反応は不連続的に、
半連続的に又は連続的に実施することができる。
反応を開始するために、熱の作用下で2個の遊離基に分
解される化合物を用いる。上記化合物は、例えば過酸化
第三ブチル及び過酸化ベンゾイルなどの過酸化物、例え
ばクメンヒドロペルオキシド及び第三ブチルヒドロペル
オキシドなどのヒドロペルオキシド、アゾビスイソブチ
ロニトリルなどのアゾ化合物又は第三ブチル過安息香酸
などの過カルボン酸塩であり得る。反応はまた、例えば
ベンゾインエーテル、ベンゾフェノン、2−メチルアン
トラキノン及びベンジルなどの光重合開始剤の存在下又
は不在下でU■照射により開始できる。
用いられる開始剤又は光重合開始剤の量は、モノ1  
  マー(II)の重量に関して0.1ないし5%の範
囲内で変え得る。mが0に等しいフッ素化テロゲン(I
II)を用いる時、反応は光を遮断して実施することが
好ましい。
上記反応は、例えば、アルコール、二) IJル、テト
ラヒドロフラン、ケトン又はジメチルホルムアミドなど
の不活性溶媒中で実施することができる。上記反応は3
0ないし100℃の温度で実施するのが一般的である。
本発明の方法によって得られるフッ素化テロマーは、特
に水性媒体中で優れた界面活性剤である。
分子の親木部が例えば上記物質のようなオリゴマー鎖で
ある他の公知の二重シーフェンスフッ素化界面活性剤と
比較して、フッ素化テロマーは、例えばRFI分子及び
RFC,H,I分子などの容易に入手し易いテロゲンか
ら得られるという主な利点がある。アメリカ特許第2.
723.999号、同第4.377、710号及びヨー
ロッパ特許第19.584号に記載の同様の生成物は、
実際R,C,H,OH又はR,C2H,SHなどの物質
から得られ、これらの物質はそれ自体、RFC*H41
分子、従ってR,1分子から製造される。かくしてR,
1分子及びRPC2841分子を直接用い得る本発明の
方法は、経済的により有利である。
本発明の新規なフッ素化テロマーは、多くの分野、特に
液体の表面張力を低くするか又は基質に疎水性作用及び
親水性作用を与えようとするすべての場合に用い得る。
フッ素化テロマーは、例えば、湿潤剤、発泡剤、乳化剤
、分散剤、ワックス、フェス、塗料又はインクなどの展
開剤及び潤滑剤用添加剤として用いることができる。
本発明のテロマーの特に有用な用途は、フルオロ蛋白質
を主成分とする消火乳化剤の製造に関連する。消火の分
野での蛋白質を主成分とする乳化剤の使用は非常に広範
囲である〔例えば、アシアン・エクスタンクチュール(
Agents extincteurs)、サンドル・
ナシイオナール・ドウ・プレパンジョン・ニードウ”プ
ロテクション(Centre National de
Prevention et de Protecti
on)−ファイヤー・エクスティングウィッシング・二
一ジエンッ(Fireextingwishing A
gents) 、ナショナルeセンター・フォー・プリ
ペンション・エンド・プロテクション(Nationa
l Centre for Prevention a
ndprotect 1on)、パリ、1982年を参
照せよ〕。蛋白質を主成分とする乳化剤は、動物性蛋白
質又は植物性蛋白質の氷解物であり、原料は特に牛の角
、ひづめの粉末、粉砕した羽、血液などである。上記蛋
白質原料の加水分解は、主として水酸化ナトリウム又は
石灰を用いて実施され及び上記蛋白質を主成分とする乳
化剤は、(製油所、炭化水素貯蔵所、オイル・タンカー
などの)石油工業において遭遇する火災の高い危険防止
に広く使用される。
蛋白質を主成分とする乳化剤は、例外的に防火性で且つ
極めて遅い沈降性の気密性泡沫を得ることを可能にする
。しかしながら、蛋白質を主成分とする乳化剤から得ら
れる泡沫は、いくつかの下記のような欠点を有している
。即ち、 ・泡沫は非常に密で火災原車で拡散し難く、・炭化水素
に対する泡沫の耐汚染性は良好でなく、このことは例え
ば激しく射出するような使用を妨げている。
これらの蛋白質を主成分とする乳化剤の有効性を改善す
るために、上記乳化剤に非常に少量のフッ素化界面活性
剤を混合することが公知である(例えば、アメリカ特許
第3.475.333号、フランス特許第2.00?、
 254号及び同第2.010.842号及びヨーロッ
パ特許第19.584号を参照せよ)。蛋白質を主成分
とする乳化剤をフッ素化界面活性剤によってドーピング
することは、より密でなくかつ炭化水素によるより良好
な耐汚染性を有する、もっと流動性の高い泡沫を得るこ
とを可能にする。多くのフッ素化界面活性剤は、泡沫の
流動性、すなわち広がり易さの改善を可能とするが、泡
沫の他の性質は一般的にあまり改善されない。すなわち
泡沫の発泡力即ち(泡沫の体積とこの泡沫を生成するの
に使われた発泡液の体積との比である)泡沫膨張度は、
一般的により小さく、形成される泡沫はあまり安定でな
いのがたびたびである。すなわち、泡沫は早く沈降して
発泡液の状態に戻る(遅いデカンテーションは特性因子
である。というのは、泡沫は長期間安定した被覆を与え
るからである)。更に、多くのフッ素化界面活性剤は、
炭化水素に対する耐汚染性を実質的に改善することがで
きないが、この耐汚染性は良好な界面活性剤としての本
質的な性質の1つである。
本発明のフッ素化界面活性剤、特にアクリルアミドとR
FI分子及びRPC2H4I分子とのテロ重合によって
得られる生成物は、蛋白質を主成分とする標準的な乳化
剤を混合することにより、下記のような優れた泡沫性を
有する乳化剤を得ることを可能とすることがわかった: ・発泡力、 ・膨張比、 ・沈降時間、 ・泡沫流動性、 ・炭化水素による汚染性。
従って上記のものは特に消火に有効である。蛋白質を主
成分とする乳化剤に混合される本発明のフッ素化界面活
性剤の量は、例えば、乳化剤を水で希釈後、該希釈液が
フッ素化界面活性剤を0.005ないし0.5重量%含
有するような量とするのが−般的であり、所望ならば用
量は上記量よりも少なくとも多くともよいことは当然で
ある。
下記の実施例は、本発明を例示するものであって、何等
本発明を限定するものではない。
実施例1ないし9 アクリルアミドとC6F、、CH2CH,Iとのテロ重
合(連鎖移動定数の測定) 9種のテロ重合操作を、アクリルアミドに対するC6F
13CH2CH2I化合物のモル比(Ro)を変化させ
て実施する。上記反応を(アクリルアミドの体積の1.
5倍容量の)プチロニ) +フルの溶液中で、及びアク
リルアミドの重量基準でアゾビスイソブチロニトリル2
%の存在下で80℃の下で実施する。試料の重量を計っ
て測定した反応の進行度αが非常に小さい時(2%)に
上記反応を停止する。
得られた白色沈殿物を濾過除去してアセトンで数回洗浄
して、真空オーブン中で乾燥して、フッ素の元素分析に
かけて、関係式: %式% によってDP、を計算する。
下記の表に、モル比R6の関数として得られた結果を総
める。
表1 Roの関数として1/T’i’″7の値をプロットする
ことにより直線が得られ、その直線の傾きは80℃での
テロゲンCs F r3CHa CHa Iの連鎖移動
定数に対応し、C5o=28xlO”であることがわか
った。
IR分析によると、得られたテロマーはポリアクリルア
ミドの特性吸収帯のほかに、1100ないし1400c
m−’に数多くの吸収帯を示している。これらの吸収帯
はペルフッ素化生成物の特性吸収帯であり、丁乙が減少
するとそれらの相対強度は増加する。
実施例10ないし16 アクリルアミドが完全に消失した後(約3時間)に反応
を停止した以外は実施例1ないし9と同じ手順を繰返し
た。
7種の異なる操作で得られた結果を次表に総める。
実施例17 C6F13CH2CH,I化合物50g及びイソプロピ
ルアルコール25m1をガラス製反応器に投入する。
混合物を攪拌しながら還流し、アクリルアミド50g1
アゾビスイソブチロニトリル1.4g及びイソプロピル
アルコール200m1を含む溶液を8時間かけて添加す
る。添加が完了してから、混合物をさらに1時間還流し
、その後室温に冷却する。
その後反応混合物を濾過し、固形分をインプロパツール
20m1で2回洗浄し、しかる後にアルコール分を除き
減圧下で乾燥する。それによって白色粉末固形分45g
を得、そのフッ素含有量は2.57%に等しく、そのT
ff、は129に相当する。即ち、次式: に対応する生成物である。
上記生成物は水に可溶で、11000ppの水溶液の表
面張力は25℃で28.9mN/mであった。loOp
pmでは該生成物は44.8mN/mに等しい表面張力
を得ることを可能にした。
実施例1Bないし24 アクリルアミドとCsF+、Iとのテロ重合(連鎖移動
定数の測定) 化学線を通さない丸底フラスコ中でC6F、、1の化合
物を用いて実施例1ないし9と同様に操作することで、
下記の結果を得た: 表3 80℃でのテロゲンC,F、3Iの連鎖移動定数は55
4X10−’であった。
実施例25ないし34 本例での手順は、CsF+37を用いアクリルアミドが
完全に消失した後に反応を停止した以外は、実施例1な
いし9と同一である。
下記の表に0.1ないし40モル比で実施される10個
の操作で得られた結果を総める:表4 実施例35 c6F+aI50g、イソプロパ/−ル30m1及びア
ゾビスイソブチロニトリル0.2gの混合物を含有する
反応器中でアクリルアミド50 g 、イソプロパツー
ル200m1及びアゾビスイソブチロニトリル1.4g
を含有する溶液を加熱還流しながら、5時間かけて添加
する。
添加が完了したら、上記混合物をさらに1時間還流して
、その後室温に冷却し、反応媒質を濾過した。固形分を
20m lのイソプロパツールで3回洗浄し、70℃の
オーブン中で乾燥した後、黄色粉末固形分60gを得た
。そのフッ素含有量は11.3%で、■下イは24.5
であった。
上記生成物を11000pp含有する水溶液の表面張力
は25℃で16mN/mであり、1100ppでの該溶
液の表面張力は26.6mN/mであった。
実施例36 実施例35と同一の条件下でC,F、フI 61.2 
g投入し且つ他の試薬類は同一量で用いることにより、
フッ素を18.2%含有するテロマー64gを得た。そ
の1]−は17であった。
このテロマーを1100pp含有する水溶液の表面張力
は25℃で17.8mN/mであった。
実施例3フ イソプロパツール140m1及び下記の成分を重量基準
で以下の量含有するRFI混合物264.5 gを反応
器に投入する: C,F、、1   50.9%、 C,F、、1   25.7%、 CIoF21I   13%、 Cl2F2.I    6.3%、 Cl4F2111   2.6%、 C16F3.I    009%、 C15Fstl    0.1%。
上記混合物の平均分子量は513である。RFI及びイ
ソプロパツールを含む混合物を加熱還流し、アクリルア
ミド230 g 、イソプロパツール920m1及びア
ゾビスイソブチロニトリル6.4gを含む溶液を5時間
かけて攪拌しながら投入する。
添加が完了してから、さらにアゾビスイソブチロニトリ
ル2gを添加し、還流下2時間加熱する。
その後、反応混合物を室温に冷却して濾過する。
固形分を150m1のイソプロパツールを用いて2回洗
浄し、減圧下で乾燥した後、フッ素を17.6%含有す
る黄色粉末生成物304gを得た。そのτLは16,5
であった。
この生成物は水及び水性アルコール媒体に可溶であって
、水の表面張力を著しく低下させることができた。
以下の量で上記生成物を含有する水性溶液の表面張力は
25℃において下記の通りであった:フッ素化生成物1
1000pp:  18.9mN/m。
フッ素化生成物 1100pp:  21.6mN/m
0実施例38 溶媒としてメチル エチル ケトンを用いる以外は実施
例37と同一の条件下で、フッ素を16%含有する乾燥
テロマー305gを得た。そのπ丁。は19であった。
25℃での水性溶液の表面張力は下記の通りであった: フッ素化生成物11000pp:  19.4mN/m
フッ素化生成物 1100pp:  21.6mN/m
実施例39 実施例37で用いた混合物と組成が同じであるR、1混
合物57g1イソプロパツール160m1及びアゾビス
イソブチロニトリル0.3gを反応器に投入する。
混合物を加熱還流し、その後固体アクリルアミド5g及
びアゾビスイソブチロニトリル0.14gを9時間にわ
たり1時間ごとに添加して、全体としてアクリルアミド
50g及びアゾビスイソブチロニトリル、1.4gを投
入する。最後の投入の後、混合物をさらに0.5時間還
流し、その後アゾイソブチロニ) IJル0.3gを再
度添加して混合物をさらに1時間還流する。混合物を冷
却し、濾過した後、固形分をイソプロパツール30m1
を用いて2回洗浄し、乾燥すると、フッ素を14.6%
含有する固体テロマー69gが得られた。その1ゴーは
21.5であった。
下記の濃度での水性溶液の表面張力は25℃において次
の通りであった: フッ素化生成物11000pp: 19.7 mN/m
フッ素化生成物 1100pp: 21.1 mN/m
0実施例40 メタクリル酸とCs F 13CH2CH2Iとのテロ
重合 アクリルアミドの代わりに、モル比 C,F、、CH,CH21/メタクリル酸が4となるよ
うな量のメタクリル酸を用いた以外は実施例IOないし
16と同様に操作することで、フッ素を3.84%含有
するテロマーを得た。そのT57.は約69であった。
実施例41 CsF+s1125g、インプロパツール125m1及
びアゾイソブチロニトリル1.5gを反応器に投入する
。混合物を加熱還流して、その後アクリルアミド250
 g 、インプロパツール’150m1及びアゾイソブ
チロニトリル7gを含む混合物を5時間かけて添加する
。添加が完了したら、混合物を1時間還流して、その後
アゾビスイソブチロニトリル1.25gを添加して、混
合物をさらに2時間還流する。
その抜水400 gを反応器に投入して大部分のイソプ
ロパツールを蒸留によって除去する。それによ 。
ってC6F、、Hを20g含有するがC6Hl3Iを全
く含有しない留出物663gを得た。C6F、3Iの転
化度は定量的であった。蒸留残渣(769g)は、10
0℃のオーブン中で乾燥した後に、フッ素を14.3%
含有する乾燥生成物360gを与え、上記生成物は約1
8の丁りを有するテロマーであった。
実施例42 CsF+3162.5g、アセトニトリル48.5 g
及びアゾビスイソブチロニトリル1.1 gを反応器に
投入し、その後混合物を加熱還流する。
次いで、アセトニトリル292.5 g中にアクリルア
ミド125gを含む溶液を3.5時間かけて攪拌しなが
ら且つ還流しながら添加する。この間、アゾビスイソブ
チロニトリル1.1gを70分毎に添加する。
アクリルアミドの添加が完了したら、混合物を1.5時
間還流して、その後アゾビスイソブチロニトリル0.6
5 gを添加してさらに1時間還流する。
その後反応混合物に水200gを投入する。冷却後該混
合物は二相に分離する。上相はアセトニトリルからなる
。下相(352g)はテロマー溶液であり、該溶液は4
5.8%の乾燥抽出物を含み、かつ該テロマーは6.4
4%のフッ素含有量を有し、その■丁、は18.5であ
った。
実施例43 アセトン30m1.アゾビスイソブチロニトリル0.2
g及び下記の成分を重量基準で以下の量含有するRFl
混合物57.5 gを反応器に投入する:C,F、3I
    55.8%、 Cs F+tl    26.9%、 C0゜F、、I    11%、 C,2F2sI    4%、 CI*F25l    1.4%、 CI−F331   0.5%、 C,、F、、I      O,2%。
アセトン200m1中にアクリルアミド50g及びアゾ
ビスイソブチロニトリル1.4gを含む溶液を攪拌及び
還流しながら5時間かけて添加する。
添加が完了したら、さらにアゾビスイソブチロニトリル
0.2gを添加して、還流下に1時間加熱する。その後
反応混合物を室温に冷却して濾過する。固形分を20m
1のアセトンで3回洗浄し、70℃のオーブン中で乾燥
後、フッ素を14.6%含有する生成物66、7 gを
得た。そのπ下。は21.5であった。
実施例44 アセトンをエタノールで置き代えた以外は実施例43と
同様に操作する。かくして、フッ素を17.7%含有す
る固形分63gが得られ、その■下、は16.5゛であ
った。
実施例45 実施例43で用いた混合物と組成が同一であるR、1混
合物115g、2−メチルー2−プロパツール125m
1及びアゾビスイソブチロニトリル2.12 gを反応
器に投入する。
2−メチル−2−プロパツール750m1中にアクリル
アミド250gを含む溶液を、3.5時間かけて、攪拌
し且つ弱く還流しながら添加する。この間、アゾビスイ
ソブチロニトリル2.12 gを70分毎に添加する。
アクリルアミドの添加が完了したら、還流下に1.5時
間加熱し、その後さらにアゾイソブチロニトリル1.2
5 gを添加し、更に1時間還流する。
2−メチル−2−プロパツール261gを留去後、水4
00gを添加した後、水/2−メチルー2−プロパツー
ル共沸混合物350gを留去する。かくして、テロマー
溶液805.5 gを得るが、これは乾燥抽出物を44
.6%含有する。このテロマーのフッ素含有量は7.5
5%であって、その丁乙は約17で、R,Hの転化率は
91.2%であった。
上記留出物のガスクロマトグラフ分析によれば、該留出
物は再循環可能なR,Iのみを含み、RFHを全く含ま
ないことがわかった。
蛋白質を主成分とする乳化剤において、本発明のフッ素
化界面活性剤が小量存在することの影響は、上記乳化剤
の下記の性質を検査することで確かめられた: ・膨張比、 ・発泡力、 ・沈降時間、 ・泡沫流動性、 ・炭化水素による泡沫の汚染度。
市販の蛋白質を主成分とする乳化剤は、一般に3ないし
6%の濃度の濃縮液であり、これは使用に際して最終生
成物100部当たり該濃縮液3ないし6部の比率となる
ように水(純水または海水)で希釈される。
すべての試験は、6%濃度の蛋白質を主成分とする濃厚
液6部を純水で希釈することで得られる希釈溶液を用い
て実施した。
フッ素化界面活性剤が存在することの影響は、この種の
蛋白質含有希薄溶液中にフッ素化界面活性剤をある量混
合することで確かめられた。種々、のフッ素化界面活性
剤を正当に比較できるようにするために、常にフッ素含
有が同一の量、すなわち希釈液11当たり40mgのフ
ッ素に対応するフッ素化界面活性剤の量を投入すること
により試験を実施した。11当たり40mgのフッ素の
量は、例えば、フッ素を20%含有するフッ素化界面活
性剤の0、02重量%に対応する。
種々の型の蛋白質を主成分とする濃縮液を使用した。と
いうのは与えられた蛋白質を主成分とする乳化剤の性質
は、使われた蛋白質の性質、加水分解法及び場合により
添加された種々の構成成分に同時に依存するからである
泡沫の性質は、フッ素化界面活性剤を添加することの影
響を充分に確かめ得る数多くの簡単な試験に基づいて測
定された。
a) 膨張比および沈降時間 希釈液100m1を、2個の泡だで器を装備した家庭用
ミキサー(モウリネックス(Moulinex)型11
6゜2、02)を用いて泡沫にする。発泡溶液100m
1をボウルの中に入れ、ミキサーを2分15秒間運転す
る。
その後、一般に液体は完全に泡沫に転化されるので、上
記泡沫を出来るだけ早くコニカル底メスシリンダーに注
ぎ込むと、泡沫の体積及び沈降時間が測定できる。膨張
比(ER)は、次の比によって定義される: ER= − ■ 〔式中、■は得られる泡沫の体積を表わし、Vは実際に
泡沫に転化された水性溶液の体積を表す。即ち、事実上
すべての液が完全に泡沫に転化された場合にはVは10
0m1となる〕沈降時間(ST)は、泡沫にかえられた
発泡溶液の体積の4分の1、すなわち原理上25m1に
対応する体積の液体がメスシリンダー中に集められるの
に要する時間である。
b) 発泡力(FP) 発泡力は、漏斗の助けを借りて500m1の発泡溶液を
21のメスシリンダーの底に置かれた上記発泡溶液10
0m1中に注ぎ込む際に得られる泡沫の体積である。漏
斗の直径は160mmで、漏斗の底は100m1溶液の
表面上450mmにある(内径は13mmである)。泡
沫の体積は、発泡溶液500m1をシリンダーに投入し
てから30秒後に測定される。
C) 泡沫流動性 泡沫流動性は斜面上での泡沫の流速(SF)によって測
定される。この目的のために、PVC箱を使用し、箱の
底には穴があけられてふり、また該箱は水平面に対して
10度傾いている。箱の大きさは次の通りである: 高さ・・・l0CII+。
幅・・・21cI11 長さ・・・35cII0 箱は21の泡沫を収容できる隔室(10X21 X 1
0.5cm )をもっており、また該隔室は可動性のシ
ャッターによって箱の残りの部分から分離されている。
その隔室は、泡沫の膨張比及び沈降時間に関連して上記
a)で記載したミキサーを用いて得られる21の泡沫で
満たされ、その後泡沫を可動性シャッターを取り除いて
放出する。次いで、泡沫が傾斜面、すなわち箱の底を完
全におおう時間を記録する。この時間が短ければ短いほ
ど、泡沫はより一層流動性に富むことになる。泡沫が6
0秒後に全傾斜面をおおわない場合には、60秒後に泡
沫でおおわれる傾斜面の表面積の割合を記録する。
’     d)  炭化水素による泡沫の汚染度ある
蛋白質を主成分とする乳化剤の発泡力は、炭化水素の存
在により著しく妨害される。炭化水素に対するこの耐性
は、炭化水素の存在下で形成される泡沫の量を測定する
ことにより、すなわち下記の試験により特徴づけること
ができるニジクロヘキサン50m1及び被検泡沫溶液5
0鵬を含む混合物を11容量のガラスびん中にいれて、
1時間回転攪拌器で攪拌する。攪拌を止めた後、びん中
に形成される泡沫の高さくFH)を測定する。
この泡沫の高さが高いほど、泡沫の炭化水素による耐汚
染性は良好である。
下記の表5に上記の試験で得られた結果を総める。上記
試験は、まず同一のナトリウム含有蛋白質を主成分とす
る濃厚液を純水で使用すべき濃度に希釈し、次いで該希
釈液11当たりフッ素40mgに相当する量のフッ素化
界面活性剤を添加することにより行った。比較のために
、(界面活性剤なしの)対照試験及び本発明でない下記
の市販のフッ素化界面活性剤を用いた試験をも実施した
:・フォラファック(Forafac) 1110 :
非イオン性フッ素化界面活性剤、 ・フォラファック(Porafac) 1119 :ペ
ルフッ素化鋼を有するカルボン酸のカリウム塩、・フォ
ラフ7tり(Forafac) 1157 :両性のフ
ッ素化界面活性剤。
得られた結果を調査すると、フォラファック1110が
消泡剤として作用することが観察される。他の二種の市
販製品(フォラファック1119及び1157)はより
良好な挙動を示している。すなわち流速(SF)は優れ
ているが、発泡力は犠牲になる。
更に、炭化水素に対する耐性(FH)はこれらのいずれ
の場合に右いても良好とはいえなかった。
本発明のすべての生成物は、泡沫の性能、特に沈降時間
、流速及び炭化水素に対する耐汚染性を大巾に改善し得
たものであった。
羞1 表5 続き 本発明の生成物が、種々の起源の蛋白質氷解物の改良を
可能とすることを確かめるために、実施例37のテロマ
ーを他の二種の蛋白質を主成分とする乳化剤について試
験した。乳化剤■はカルシウム含有蛋白質氷解物であり
、乳化剤■は前記試験で使用されたようなナトリウム含
有蛋白質氷解物であるが、性質は異なっている。下記の
表6に示した結果によると、上記二種の乳化剤が、本発
明の二重シークエンステロマー型の界面活性剤の添加に
よって、明らかに改善されることを観察することができ
る。
−考」−

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R_Fはポリフッ素化ラジカル又はペルフッ素
    化ラジカルを表わし、Xはヨウ素原子、塩素原子又は臭
    素原子を表わし、mは0、1又は2に等しく、nは5な
    いし1000の数であり、R_1は水素原子又はメチル
    基を表わし、及びR_2はCOOH基又はCONR_3
    R_4基を表わす。ここで記号R_3およびR_4は同
    一であるか異なってもよく各々水素原子又はアルキル基
    又はヒドロキシアルキル基を表わす〕で表わされること
    を特徴とするフッ素化テロマー。
  2. (2)上記R_Fが直鎖状又は分岐鎖状のフッ素化ラジ
    カルC_xF_2_x_+_1−を表わし、ここでxが
    1ないし20の数、好ましくは4ないし16の数である
    特許請求の範囲第1項記載のフッ素化テロマー。
  3. (3)上記Xがヨウ素原子である特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載のフッ素化テロマー。
  4. (4)上記R_1が水素原子でありかつ上記R_2が−
    CONH_2である特許請求の範囲第1項ないし第3項
    のいずれか1項記載のフッ素化テロマー。
  5. (5)上記mが2に等しい特許請求の範囲第1項ないし
    第4項のいずれか1項に記載のフッ素化テロマー。
  6. (6)上記mが0に等しい特許請求の範囲第1項ないし
    第4項のいずれか1項記載のフッ素化テロマー。
  7. (7)次式: ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 〔式中、R_1は水素原子又はメチル基を表わし、及び
    R_2はCOOH基又はCONR_3R_4基を表わす
    。ここで記号R_3及びR_4は同一であるか異なって
    もよく各々水素原子又はアルキル基又はヒドロキシアル
    キル基を表わす。〕のエチレン性モノマーと、次式: R_F−C_mH_2_m−X(III) 〔式中、R_Fはポリフッ素化ラジカル又はペルフッ素
    化ラジカルを表わし、Xはヨウ素原子、塩素原子又は臭
    素原子を表わし、mは0、1又は2の数に等しい〕 で表わされるテロゲンとの遊離基反応によって反応させ
    ることを特徴とする次式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R_F、R_1、R_2、m及びXは上記に定
    義された通りであり、nは5ないし1000の整数を表
    わす〕 で表わされるフッ素テロマーの製法。
  8. (8)上記反応が30ないし100℃の温度で不活性溶
    媒中で実施される特許請求の範囲第7項記載の方法。
  9. (9)上記R_Fが直鎖状又は分枝鎖状のペルフッ素化
    ラジカルC_xF_2_x_+_1−を表わし、ここで
    xは1ないし20の整数、好ましくは4ないし16の整
    数であることを特徴とする特許請求の範囲第7項又は第
    8項記載の方法。
  10. (10)上記Xがヨウ素原子を表わす特許請求の範囲第
    7項ないし第9項のいずれか1項記載の方法。
  11. (11)上記エチレン性モノマーがアクリルアミドであ
    る特許請求の範囲第7項ないし第10項のいずれか1項
    記載の方法。
  12. (12)上記mが2に等しい特許請求の範囲第7項ない
    し第11項のいずれか1項記載の方法。
  13. (13)上記mが0に等しい特許請求の範囲第7項ない
    し第11項いずれか1項記載の方法。
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