JPS61218769A - 燃料噴射ポンプ - Google Patents

燃料噴射ポンプ

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JPS61218769A
JPS61218769A JP60060225A JP6022585A JPS61218769A JP S61218769 A JPS61218769 A JP S61218769A JP 60060225 A JP60060225 A JP 60060225A JP 6022585 A JP6022585 A JP 6022585A JP S61218769 A JPS61218769 A JP S61218769A
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control
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groove
fuel
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洋 及川
Akio Ishida
明男 石田
Kazuo Ito
和夫 伊藤
Kimio Uehara
上原 公夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃機関の燃焼室へ燃料を噴射するための燃料
噴射ポンプに関するものである。
従来、燃料噴射ノズルに燃料を圧送する燃料噴射ポンプ
において、燃料噴射基の制御はポンプのシリンダー内の
燃料を加圧するプランジャを回動することにより行なわ
れるように構成され、また燃料噴射開始時期の制御は、
エンジンによって駆動される上記プランジャ作動用カム
軸に遠心式オートタイマが設けられ、同軸の回転位相を
クランク角位相に対し変えることにより行なわれるよう
に構成されていた。ところが後者の噴射時期制御の場合
、カム軸の慣性質屋が比較的大きく、また同軸からプラ
ンジャに伝達されるポンプの駆動トトルクが大きいため
、上記タイマも必然的に大がかりなものとなり、そのた
めコスト高となったり。
ポンプ全体が粗大化するといった不具合があった。
第1の発明の目的は上記問題に鑑み、上記オートタイマ
を省略した簡単な構造で、しかも小さな操作力で燃料の
噴射時期調整を実現できる噴射ポンプを得ることにある
。また、第1図に示す従来装置においては次のような欠
点を有していた。すなわち、01はハウジングで、その
上部にはバレル02が、下部にはカム軸室03内にカム
軸04が配設され、プランジャ05の頭部06が上記バ
レル02に嵌合して摺動自在に配設されている。
上記プランジャ05の中央部にはバネ受07が嵌合され
、ポンプハウジング01との間に介装されたバネ08に
よってプランジャ05を下方に抑圧している。
上記プランジャ05には頭部06と下胴部09Cとを連
通ずる油孔010が設けられ、下胴部09には回動及び
上下摺動可能な制御スリーブ011が嵌合され、上記油
孔010を開閉するように配置されている。
上記制御スリーブ010には上リード012と下リード
013が形成され、第1図に対し垂直な方向に噴射量コ
ントロールロッド020が移動することにより該スリー
ブが回動されて燃料噴射量をff1liijされ、又、
噴射時期コントq−ルロッド014によりst心ピン0
15を介して該スリーブが上下摺動されて燃料噴射時期
を制御する。
しかしながら、上記構成によっては2図示しない燃料源
例えばフィードポンプから供給される燃料はハウジング
01内に形成された燃料室016に供給され、貯溜され
ているので、プランジャO5下方のタペッ1.017作
動のためには該燃料の逃げ道が必要であり、そのため該
タペッl−017には逃孔018が形成されて、燃料の
一部を逃孔018を介してカム軸室03に供給するよう
に形成している。。
このため、上記ハウジング01内には燃料が充満してい
ることとなり、このため上記タベッl−017及びカム
軸04等の潤滑は該燃料自身によって行なわれることと
なるが、各潤滑部の面圧が高すぎるtコめ焼付きを生じ
る惧が多大である。
又、上記従来装置ではカム軸04.同カム軸に駆動され
るタペット017.プランジャ05.バネ受07等の全
てが燃料内で摺動する構成であるために、抵抗が大きく
なってエンジンを高速回転させることが困難となり、又
、該抵抗による発熱が過大なものとなる等の不°具合が
生じる。
第1の発明の別の目的は上記欠点に鑑み、バレルの下方
筒部とプランジャとを油密に嵌合して燃料室の燃料がカ
ム軸室に洩れない構成を得ることにある。
また、上記のようにオートタイマ機構の代りにプランジ
ャ軸に沿って制御スリーブを軽い操作力により移動させ
る構造に置換するだけで、極めて容易に燃料の噴射時期
を調整できる。この点に着目して、カムのカムプロフィ
ルやプランジャ径を適宜変更しtこものを使用すること
により、プランジャのポンプ仕事による吐出圧を大きく
なるように設定すると共に、燃料噴射ポンプが破損しな
いよう吐出圧が燃料噴射ポンプの使用耐圧限界を上回ら
ないようにする必要があり、このため該耐圧限界付近以
上のエンジン高回転域では上記制御スリーブを進角方向
に移動させて噴射時期を制御することにより、エンジン
の中、低回転域では高吐出圧で燃料をエンジン燃焼室へ
供給し、上記高回転域ではほぼ耐圧限界付近の吐出圧で
、しかもエンジンにとっては進角されることとなって最
適制御の状態とな、る装置を得ることができる。
したがって、第2の発明の目的はエンジン出力の向上、
低燃費型、排気性能の良好なエンジンを得ることにある
第3の発明は次のことを目的とする。
すなわち、従来のディゼルエンジン用列型燃料噴射ポン
プにおいて、ポンプハウジング内にバレルを内装し、同
バレル内にばね負荷された吐出弁を有する加圧室を設け
ると共に、一端が同加圧室に臨み他端がエンジンによや
駆動されるカムに作動的に連結されたプランジャを収蔵
し、更に上記プランジャの外周に軸線方向に関し摺動自
在に制御スリーブを嵌装して、同制御スリーブを常時フ
ィードポンプにより燃料を供給されている燃a室内に配
置したものが2例えば昭和54年特許願第37541号
(昭和54年3月29日出W1)明細書において開示さ
れている。この公知装置では。
上記制御スリーブ上にプランジャ軸線に対し傾斜した制
御溝を設けると共に、一端が上記加圧室に開口し他端が
上記制御スリーブの下端面付近に開口して制御孔を形成
する油路を上記プランジャ内に設け、同プランジャをそ
の軸線の周りに廻動させ上記制御溝に対する制御孔の相
対関係位置を変化させることによって燃料噴射量を調整
し、又ハウジングに廻転自在に支持されたカム軸上の偏
心ピノの廻動によって上記制御スリーブをプランジャの
軸線方向に変位させ噴射タイミングを調整するように構
成されている。そしてこの種の燃料噴射ポンプは、当然
のことながら多筒エンジンの各シリンダに各−個具備さ
れるものであるが、製造時における各部品の製作誤差及
び組立誤差によって、各シリンダの燃料噴射ポンプの燃
料噴射時期は通常均一性を欠くので、エンジンに信載す
る前に各ポンプの燃料噴射時期を可及的均等に整合さ。
せる必要がある。このために従来は、各シリンダの噴射
ポンプ毎に実際に燃料を流して噴射時期を調べ、不整合
がある場合は、ハウジングのシールプラグを取外して調
整用開口から工具を挿入し制御スリーブとプランジャの
軸線方向の関係位置を微調整したのち再びシールプラグ
を取付は燃料を流して噴射時期を調べる方法を繰返し実
施していた。従ってシリンダ数が多くなればなるほど、
噴射時期の整合作業が著しく面倒になり、多大の手間と
費用とを要する不具合があった。
そとて第3の発明の目的はエンジンの複数シリンダに対
する燃料噴射ポンプの噴射時期を迅速。
容易かつ確実に微調整し、整合させることかでき噴射時
期調定方法を得るにある。
第1の発明はハウジング内に形成した加圧室に連通ずる
ばね負荷された吐出弁、その一端が上記加圧室に臨み他
端がエンジンにより駆動されるカムに作動的に連結され
たプランジャ、一端が上記加圧室に連通ずる同プランジ
ャ内の油路,ハウジング内において上記プランジャを囲
んで設けられた燃料室、上記燃料室内においてプランジ
ャの外側に摺動自在に嵌装された制御スリーブ、上記油
路を介して加圧室と燃料室とを連通させ又は遮断するた
めの上記プランジャの外周面又は制御スリーブのいずれ
か一方にプランジャ軸線に対して傾斜させて設けた傾斜
溝と同軸線に沿って設けた縦溝とを有する制御溝、プラ
ンジャ外周回又は制御スリーブのいずれか他方に設けら
れた上記制御溝と協働する制御孔、上記ノ\ウジングに
支持された燃料噴射量を制御するための噴射量制御部材
、及び同スリーブを上記プランジャの軸線方向に移動さ
せる噴射時期制御部材を備えたことを特徴とする燃料噴
射ポンプを要旨とする。
次に、第1の発明を第2〜14図に示す第1実施例につ
いて説明する。図中、符号2(よ)1ウジング、4は同
ハウジング内に保持されtこ複数個のバレルの−っであ
って、各バレル4の軸線がハウジング2内の一平面上に
並列に並ぶように位置されている。なお、とのバレル4
は第1バレル部4aとこれに圧入された第2バレル部4
bとよりなる。
6は各バレル4の上部に取付けられたエンジンの各気筒
に夫々接続される吐出弁ホルダ、7aは吐出弁、8は各
バレル4内に摺動自在に嵌装されたプラノジャ、10は
同プランジャを下方へ付勢するスプリング、12は図示
しないエンジンの駆動軸に連動されプラノジャ8を押し
上げるカム、14はプランジャ8外周に摺動自在に嵌装
された制御スリーブ、16は各バレル4に固定され制御
スリーブ14の案内溝17に係合してその回動を規制す
るガイドピン、18はバレル4に回動自在に支持されか
つプランジャ8に回動不能に係合され゛たスリーブであ
る。プランジャ8は、その上端面と周側面とを連通ずる
油路8aと、油路8aに連通して周側面に形成した周側
面開口8bと、開口8bと連続すると共にプランツヤ8
軸線に沿う周側面に刻設した縦溝8Cと、この縦溝8C
と交差すると共にプランジャ軸線に傾斜する傾斜溝8d
とを有しており、上記両溝8c、8dと給油孔8b(以
下開口という)とで制御溝が形成される。
他方、制御スリーブ14には噴射終りを規定する制御孔
14aが貫設されている。ここで、プランジャ8が第7
図に示すように所定の有効ストロークをするとき、燃料
を噴射するための条件は、制御スリーブ14の上下中を
4・、縦溝8Cと開口8bとを含む長さを!、とすると
、 la>l(なる関係が成立することが要求される。
また、第8図に示すようにプランジャ8が最小の有効ス
ト−りで燃料を噴射するときに、噴射終りにおける2段
吹きを防止するための条件は、制御孔14a上縁と制御
スリーブ14上端との間の長さをCY、該制御孔148
上縁と縦)1ζ8C上端との間の長さをIJとするとき
、  IJ≧14なる関係が成立することが要求される
。さらに第9図に示されるように、制御孔14aかa溝
80に対応した位置でプランジャ8が上下動するとき、
すなわち燃料の無噴射を決めるための条件1.f、制御
孔14a下縁と制御スリーブ14下端との間の長さを1
.とするとき、l、>lJなる関係が成立することが要
求されろ。さらに第10図において、上記無噴射作動の
状態で制御孔14aが開口8bの下縁でプランジャ8に
閉塞されても、無噴射をi実に実現できるための条件は
I、≧1、なる関係が成立することを要求される。なお
第4図において符号15は図示しないフィードポンプか
ら供給される燃料を貯溜する燃料室を示し。
燃料は、プランジャ8が筒形状の第2バレル部4bに油
密状態を保持したまま嵌合さ第1ているため。
カム軸室13に洩れない。また21はカム軸重13内へ
潤滑油を供給するための給油口、23はタペットに突設
したガイドピンであって、ハウジング2に刻設したガイ
ド溝27に摺動できるように係合する。さらに第5図で
は図示していないが。
第4図に示す符号29は後述する操作軸26のねし穴に
ねじ込まれた調整ねしく第5,12図では図示を省略し
ている)であって、同ねじを弛緩させてレバー28を適
宜回転させることにより噴射時期を微調整することがで
きるものである。
さらに上記構成ではエンジンの駆動軸より回転力を受け
て連動するカム軸12aにより、カム12が1回転する
と、タペット25のローラ25nはカム12に押圧され
る毎に、プランジャ8を上方に一定すフト量、即ち、1
ストローク上下に往IM、!!i11するものである。
ここで、第4図に示す状態からプランジャ8がカム12
により押圧されて燃料を圧送する過程を第11図(a)
〜(e)(制御スリーブ14は(fl)〜(b)間にお
いて定位置にあるものとする)について説明すると、制
御スリーブ14.プランジャ8と制御スリーブ14との
関係位置が(、)図に示す状態、すなわち、開口8bが
制御スリーブ14によって未だ完全に閉塞されていない
ときは加圧室20と燃料室15とは連通しているため、
燃料は圧送されない。次いで開口8bが(b)図の状態
を経由して(C)図に示すように制御スリーブ14によ
り閉塞されると、加圧室20は燃料室15から遮断され
、プランジャ8により加圧される。このa〜Cの間をプ
ランジャ8がストロークすることをプレストロークとい
う。0図からd図のようにプランジャ8が上昇しつづけ
ると、加圧室20内の吐出圧が吐出弁ホルダ6のスブリ
ノグ7bのばね力に打勝って、吐出弁7aが開き、高圧
燃料は噴射管6aを介して噴射ノズルVへ供給される。
そしてプラノジャの傾斜溝8dがe図のように制御孔1
4nに連通ずるまで燃料は圧送されるが、e図に示すよ
うに傾斜溝8dが制御孔14aに臨むようになると加圧
室20は油路8a、開口8bX樅溝8Cを介して燃料室
15と連通して圧送が終了する。また傾斜溝8dは第6
図から明らかなように、プランジャ8の外周においてそ
の軸線に対し傾斜して延びているので。
プランジャ8をスリーブ18によって回動変位させるこ
とにより、プランジャ8のストロークにおいて傾斜F1
4sbと制御スリーブ14の開口14nとの対応時期を
変えることができ、これによりプランジャ8の1ストロ
ーク当りの噴射皿を調節できる。なお、スリーブ18の
回動方向の変位は。
同スリーブ18上に固着されたボール22に係合するラ
ック24をその長手方向に変位させることによって行わ
れる。次に、噴射時期の制御機構について説明すると、
噴射時期の制御は制御スリーブ14をプランジャ8に沿
って摺動変位させることにより行われるが、との摺動変
位は、ハウジング2に支持され制御スリーブ14の側方
にあって上述したバレル4が並列にならぶ一平面と平行
なかつプランジャ8の軸線に直角な一直線上に軸線を有
する操作軸26と、同操作軸26に固定され同操作軸か
らプランジャ8に向って延びたレバー28と、制御スリ
ーブ14の外周面に形成されレバー28の先端部に係合
して同レバーの操作軸26を中心とする回動変位と制御
スリーブ14の摺動変位とを連動せしめる切欠溝14b
とにより行ねれる。なお、レバー28の先端部の外周面
はガタが生じないように切欠溝[4bの内周面と常に接
触する曲率を有している。また、第12図によく示され
るように操作軸26の両端の支持部26aは、同操作軸
とレバー2iとを含む同操作軸の直径方向外寸よりも大
きい外径を存する軸受30を介してハウジング2に支持
され、同軸受30の一端とハウジング2との間にはプレ
ー1.32が介装されている。34はハウジング2に嵌
着され軸受30の抜は止めを成すスナップリング、36
は軸受30に植設されプレート32を貫通してハウジン
グ2に係合する位置決めビンである。
操作軸26の取付けは、ハウジング2に各バレル4.プ
ランジヤ8および制御スリーブ14を装着した後で、操
作軸26をハウジング2の端部から挿入することにより
行われるのであるが、このときレバー28のバレル4に
対する干渉を防止するため操作軸26を正規の装着位置
よりもバレル4から遠い位置に変位させることができる
ように。
操作軸26の支持部26aに嵌装される軸受30および
プレート32をハウジング2へ装着しない状態でかつレ
バー28を第3図2点鎖線28nに示される位置に保持
すべ(操作軸26を保持した状態で同操作軸26をハウ
ジング2の端部開口から同ハウジング内に挿入する。そ
して、自重によって最下位置にある可動スリーブ14の
溝14bにレバー28の先端部が入り込むように、操作
軸26を側方へ変位させ、最後に同操作軸26の支持部
26aを軸受30およびプレート32によってハウジン
グ2の正規位置へ装着することにより完了する。
なお、1!I!!作軸26の回動変位は、第2.3.5
図に示されるように同操作軸26の一端部に固定された
操作レバー40と、ハウジング2にブラケット41によ
って支持され操作レバー40をスライダ42を介して回
動せしめる電磁ソレノイド44によって行われ、更に同
電磁ソレノイドを正確に作動させるために操作レバー4
0の回動変位全計測するポテンショメーク46がブラケ
ッ)・41に支持されている。そして、第14図に示さ
れるように、エンジン回転数、ペダル踏込量、冷却水温
、吸気温、吸気系のブースト圧、排気温等の種々の情報
源50を演算するコントロールユニット52にポテンシ
ョメータ46による情報が送られ。
これらを総合して演算してより正確な噴射時期のコンI
・ロールが得られるように構成されている。
なお、このボテンンヨメータ46の代わりに差動トラン
ス式センサを採用することも可能である。
また、上記実施例において,Ti磁リソレノイド44代
わりに,油圧ンリンダによって操作レバー40を回動さ
せることも可能である。
第1実施例は上記構成を有するため,次のような作用効
果を有する。すなわち、プランジャ8をその軸線の周り
に回動させ制rJs溝の一部を形成する傾斜溝8dに対
する制御孔14nの相対関係位置を変化させることによ
り,プランジャの有効ストロークが変化し,このため燃
料噴射量を調整する乙とができる。また縦溝8Cを制御
孔14aに一致させると第9図に示すように無噴射の状
態にできる。またレバー28を有する操作軸2Gが回動
変位することにより,制御スリーブ14はブランンヤの
軸線方向に変位する。このためプランジャのプレストロ
ークが変化することになって,噴射タイミングが調整で
きる。そして、プランジャと制御スリーブとの間の各部
の寸法が第7〜10図に示したように# ’!o> ’
+( (1)式)p4>’z((2)式)、l/≧l今
((3)式)、および4ノ≧ip((4)式)、の関係
が成立するように設定されているため,(1)式により
噴射が可能となる条件が,(2)式により無噴射を確保
できる条件が,(3)式により無噴射作動状態において
は燃料の噴射を確実に阻止する条件が,(4)式により
最小の有効ストロークで噴射させている場合に。
プランジャ8が第9図に示すように上死点まで変位した
とき,たとえ制御孔14aが制御溝と連通しなくなって
も縦溝8Cの上端が制御スリーブ14上端から燃料室1
5内に臨むことにより燃料の2段吹きを確実に阻止する
条件がそれぞれ規定される。このため、確実な燃料の噴
射量制御および噴射時期制御を実現でき,また噴射時期
は小さな操作力で制御できるため噴射時期の制御を電子
制御できることとなり、さらに従来のようなタイマを不
要にでき、それだけ構造を簡単にできる。さらに第2バ
レル4bの下方筒部においてプランジャ8が油密に嵌合
された構成であるため燃料室15の燃料がカム軸室13
へ流入するのを阻止できる。また第4図に示すプランジ
ャ径で、カム12にブロアー(ルを変更して、カムリフ
ト量を大きくしたり、あるいはカムリフト量はそのまま
て、プラノジャ径のみを大きくしたりして吐出圧、すな
わちポンプ圧力を増大させた構造のポンプの場合には、
ポンプ圧力がポンプ耐圧近傍に達したとき。
そのエンジン回転域から高回転域において、上記噴射時
期制御により進角操作(制御スリーブ14を下方に移動
させる)をすれば容易にポンプ耐圧以下でポンプを使用
可能となるもので、これにより、エンジン出力の向上を
図れるなどの種々の作用効果を有する。
上記第1実施例では噴射皿制御はプランジャ8を回動さ
せることにより行なったが、制御スリーブを1本の操作
リンク系によって上下動だけでな(、プランジャ軸線の
周りに回動させるように構成してもよい。また制御溝は
プランジャ8に、制御孔14aは制御スリーブ14に設
けたが、制御溝を制御スリーブ側に、制御孔をプランジ
ャ軸にそれぞれ設けてもよく、さらに制御溝はプランジ
ャ8の片側の局面にのみ刻設したが2反対側の周面にも
設けてもよい。またプランジャを貫通する開口8bおよ
び制御スリーブの制御孔14nはそれぞれ2個づつ設け
たが2両者共対応する位置に1個づつでもよい。また上
記実施例の制御溝の変形例として、第15図に示す如く
、縦溝8C傾斜溝8dおよびプランジャ内の油路8aに
連通する開口8bJi!有する制御でもよい。この場合
、無噴射の状態を確実にするため、制御孔の内径dを両
)l18c、8d間の距離dよりも少なくとも等しいか
、大きくなるように設定する。またP第16図や第17
図に示される制御溝でもよい。なおまた上記第1実施例
において、制御スリーブ14の上端の内外両局面に亘っ
て切欠きを設けたり、又は第1バレル4a下端に切欠き
を設けたりすれば。
制御スリーブが第1バレル4a下端に当接して油密にな
っても、該切欠きより燃料が燃料室内へ排出されるため
、2段吹きを防止できる作用効果を有する。
次に第2の発明について説明する。前述した目的にある
通り、第2の発明は、第1の発明がプランジャに設けた
制御スリーブをプランジャ軸方向に沿って上下動させる
ことによってプレストローク、すなわち噴射時期を容易
に制御できる構成を有ずろことに着目し、これを利用し
てエンジン出力の向上を図り、低燃費かつ排気性能の良
好なエンジンを得ることを目的として工夫されたもので
あり、その要旨はハウジング内に形成した加圧室に連通
ずるばね負荷された吐出弁、その一端が上記加圧室に臨
み他端がエンジンにより、駆動されるカムに作動的に連
結されたプランジャ、一端が上記加圧室に連通ずる同プ
ランジャ内の油路、ハウジング内において上記プランジ
ャを囲んで設けられた燃料室、上記燃料室内においてプ
ラン9ヤの外側にWIRJ自在に嵌装された制御スリー
ブ、上記油路を介して加圧室と燃料室とを連通させ又は
遮断するための上記プランジャの外周面又は制御スリー
ブのいずれか一方にプランジャ軸線に対し傾斜させて設
けた傾斜溝と同軸線に沿って設けた縦溝とを有する制御
溝、プランジャ外周面又は制御スリーブのいずれか他方
に設けられ上記制御溝と協働する制御孔、上記ハウジン
グに支持された燃料噴射量を制御するための噴射量制御
部材、及び同スリーブを上記プランジャの軸線方向に移
動させる噴射時期制御部材を備えたものにおいて。
上記プランジャの径D(+nm)と上記カムのリフトh
(M)とから求められる幾何学的平均送油率VF(am
’/ d e g )がvr= 2 、47 X 10
 X D X hの関係式で与えられるとき、同関係式
VPより求められる上記幾何学的平均送付油率Vpと上
記エンジンの単気筒当たりの行程容IA Vs (1)
 との間の関係式がV6=22.8Vp1+12.8お
よび剋= 18 、8Vp1+10 、2であって、上
記幾何学的送油率Vp1が上記両関係式との間に当=2
2・8 Vp1+12・8≧vy+≧vP、= 18 
、8 Vs +10 、2 ナルFIJ 係式ヲa足す
る範囲に存するように構成したことを特徴とする燃料噴
射ポンプにある。
市場ですでに知られているディーゼルエンジンの各機種
に使用されている燃料噴射ポンプの主要諸元を表わすと
第18図のようになる。これより。
横軸に平均送油率(m/deg)を、縦軸に(プランジ
ャ径)Xカムリフトをとって機種A−Jについてプロッ
トすると第19図のグラフを得る。
このグラフから幾何学的な平均送油率V (8’/ d
eg)とプランジ径D (m) トカムUフI−h (
aum)が成立することがわかる。この関係式は上記第
1の発明のように制御スリーブをプランジャ軸の周りに
回動させたりする。あるいは従来よ(知られている遠心
式オートタイマにより噴射時期の調整をする構造の噴射
ポンプの種類には関係なく成立するものであって、平均
送油率をプランジャ径とカムリフトとからほぼ算出でき
ることを意味する。
ところで2機種A−Jに関し、エンジンの単気筒当たり
行程容′!AVs (1)と幾何学的平均送油率Vとの
関係をみると、第20図のグラフのように示され、各燃
料ポンプは直線により下方領域に含まれることがわかる
。換言すれば直線により上方領域は平均送油率すなわち
吐出圧を高めてカムの単位角度当りの燃料噴射量を増大
させるような構造の噴射ポンプが存在していないという
ことが言える。この理由はA−Jの各噴射ポンプにおけ
る噴射時期の調整を遠心式オートタイマを用いて行なっ
ていたことに関係する。すなわち、第21図のグラフに
一点鎖線で示したように、A−Jの各噴射ポンプはエン
ジンの最高回転域のときポツプの吐出圧がポンプ自体の
耐圧限界にほぼ近い状態に到達するように設定されてお
り、その中間域では逐次タム軸の回転位相をエンジンの
クランク角位相に対し変えることにより噴射時期制御が
行なわれていたためである。このためエンジンの中低回
転域(500〜900力ム軸回転数に相当)において吐
出圧を直@L、M、Nで示される領域に高めてエンジン
出力性能を向上させるような使用が全くできなかったが
、これは第1の発明の構造を有するポンプであって、か
つ所定のプランジャ径およびカムリフトを有するポンプ
によって実現することが可能となった。すなわち、第4
図に示す噴射ポンプの構造において、カム12のプロフ
ィルを第22図に示される寸法を有するカム形状に形成
する。このカムリフトが14aaであるカムに対して、
プランジャ8の径を1211I11に設定したとき、得
られるカム線図は第23図のように示される。このとき
得られる幾何学的平均送油率Vを7X10X12X14
/ζ49,8 (am’/deg)となり、これを第2
0図のグラフに画くと点Pとなる。同様+cD=12.
h=15のとtkVp1:55となりグラフでは点Qが
、またD〒12.h=12.5のときvP−w 45 
t’点71(カ、 D=9 、5. h=12(7)ト
キVp1426.51’点sが、D=9.s。
h−11のときVp’=524 、5で点Tが、さらに
D=9.5.h=9.6で点Uが、それぞれ第20図に
画かれる。上記各点P〜Uを整理すると第24図を得る
。このように第18図と比較してプランジャ径とカムリ
フトとを増大させれば第20図に示される如く、平均送
油率V4が直線にの上方部分にプロットされることがわ
かる。ところが2列型噴射ポンプにおいては同ポンプの
大巾な設計変更をほとんどなさないとの前提の下に、プ
ランジャに外嵌するバレルの配置間隔の制約からプラン
ジャ径を大きくするにも一定の限界があり、ポンプハウ
ジングの高さが制約されることからカムリフトを高くす
ることに対しても限界があり、さらにポンプをエンジン
に取付ける際の取付ボルト穴の位置が制約されているこ
とからカム12の基礎円およびカムリフトを増大させる
ことに限界がある。
これら各ポンプの設計条件を考慮すると、適用可能とな
るプランジャ径およびカムリフトを決めるには第20図
に示すように平均送油率Vfが点Qと点Sとを結ぶ直線
冷、=22.8Vp1+10.8と。
点Rト点U ト’x1mフMmV(、= 18 、8 
Vjt10 。
2との両関係式の間に。
’17y、= 22.F? Vjt /2. I? a
 Vp≧If、=tF?、 8 丙+to、2なる関係
式を満足する範囲(第20図の斜線部分)プラノジャ径
りとカムリフトbとを選んで採用することができる。
次に水弟2の発明が第20図の点Pに示すようにプラン
ジャ径が12am、カムリフI−14amであって(第
22図に示すカムプロフィルを有する)。
第23図に示すカム線図となる構成を有する場合を例に
挙げて、その作用効果を述べると、第21図に示すよう
に、カム軸回転数とポンプ管内圧との関係はグラフMで
表わされる。このとき、ポンプの使用耐圧限界を800
kg/cdとすると、カムの回転数が500から約90
0回転までのいわゆるエンジン中、低回転域においては
、第23図のカム軸図に示すカム角度がθの範囲にある
ときに。
燃料がプランジャ8により吐出圧の高い状態で圧送され
る。そして約900回転になると、ポンプ耐圧に達する
が、最高回転が約1100の時点で吐出圧がM′となる
ように使用するポンプは破損してしまうので、これを@
避するため2M点に到達したとき1!制御スリーブ14
をプランジャ8に沿って所定量下方向に移動させる。す
るとプランジャ8のプレストp−りが短くなり、第23
図に示すように速度定数が矢印の方向、すなわちカム角
度がθの範囲で燃料が噴射されることとなる。
かくして噴射時期が進角mtsされたこととなって。
吐出圧は点Mで屈折してM′に変位する。このため、エ
ンジンの高回転域では燃料は最高の吐出圧で圧送される
このように第1の発明の構成を基本構成として有する水
弟2の発明によれば、エンジンの中、低回転域では吐出
圧の高い燃料噴射ポンプとして作用するため、エンジン
出力を向上でき、エンジンの高回転域では最大の吐出圧
の状態でしかも噴射時期が進角されているためエンジン
を最適制御して運転することができ、さらには第25図
のグラフに示したように上記従来の噴射ポンプの場合(
一点鎖1i)に比べて本第2発明(実線)はエンジンの
全回転域において噴射時間が短かくなるように構成され
ているため燃費がそれだけ向上し。
また排煙性能も良好となるなどの作用効果を有する。
ナオ、第21図1cおいて直t*Ll;tD= 12.
5゜h=14.直線NはD=12.h=13の各場合を
示し、これらの場合にも進角制御すれば点M′に至る間
は吐出圧を抑制できるものである。上記ではポンプ耐圧
を800kg/cdについて説明したが、これに限定さ
れるもので(よない。まtこ点M−M′間をポンプ耐圧
にほぼ一致させたが、ポンプ耐圧以下になるようにプレ
ストロークを制御してもよいものである。
さらに、上記第1の発明の実施例もそうであるが、水弟
2の発明の実施例では第22図に示される形状のカムプ
ロフィルを用いたが、このカムプロフィルを適宜変えた
カムを使用すれば、第23図のカム線図で示したように
、速度定数の線図がa −b −c −dで示されるこ
ととなり (当然にリフト曲線も変わる)、b−c間で
比較的速度定数がほぼ一定となる領域において燃料噴射
時期を自由に制御できる作用効果も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の燃料噴射ポンプの断面図、第2図は第1
の発明の第1実施例を示す側面図、第3図は第2図の矢
印■からみた矢視側面図、第4図は第2図の]V−11
/線に沿った矢視断面図、第5図は主要部品をみた分解
斜視図、第6図はプランジャ8お・上び制御スリーブ1
4の要部拡大斜視図、第7〜10図はプランジャと制御
スリーブとの相対関係位置における作用を示す作用説明
図、第11図はプランジャによる圧送作用を示す作用説
明図、第12図は第2図の■−■椋に沿った矢視断面図
、第13図は第12図の■−■線に沿った矢視断面図、
第14図は電磁ソレノイド44の作動を説明する回路図
、第15〜17図はプランジャ外周面に削設された制御
溝の変形例を示す正面図、第18図はエンジンの各機種
に対応して用いられている燃料噴射ポンプの主要諸元を
示す表、第19図は平均送油率と(プランジャ径D)x
カムリフトhとの関係を示すグラフ、第20図はエンジ
ンの単気筒当たりの行程容積と幾何学的平均送油率との
関係を示すグラフ、第21図はカム軸回転数とポンプ側
管内圧との関係を示すグラフ、第22図はカムプロフィ
ルの側面図、第23図はカム線図、第24図は水弟1の
発明に含まれる燃料噴射ポンプの諸元を示す表、第25
図は上記第1実施例における特性図である。 2 ・ハウジング、4 ・バレル、吐出弁、8・・プラ
ンジャ、8a−・油路、8 b−開口、8c  ・ti
I溝、8d・傾斜溝、14・・制御スリーブ、14a・
・制御孔、12・−カム、12a カム軸、20・・加
圧第1図 第2図 xr 第3図 第5図 第6図 第7図    第8図 第10図     第9図 第12図 第13図 第14図 第15図 第16図 第17図 第19図 平均tLsm季Vp (mm’/cLe4 )第20図 工〉ジ゛シ4猶j翁当ツ4↑―14(1)第21図 500      700      900    
  1′l0(1カへ@回駄撞矢ffF’m) 第22図 手続補正書(峠) 昭和60年 3月27日

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ハウジング内に形成した加圧室に連通するばね負
    荷された吐出弁,その一端が上記加圧室に臨み他端がエ
    ンジンにより駆動されるカムに作動的に連結されたプラ
    ンジャ,一端が上記加圧室に連通する同プランジャ内の
    油路,ハウジング内において上記プランジャを囲んで設
    けられた燃料室,上記燃料室内おいてプランジャの外側
    に摺動自在に嵌装された制御スリーブ,上記油路を介し
    て加圧室と燃料室とを連通させ又は遮断するための上記
    プランジャの外周面又は制御スリーブのいずれか一方に
    プランジャ軸線に対して傾斜させて設けた傾斜溝と同軸
    線に沿って設けた縦溝とを有する制御溝,プランジャ外
    周面又は制御スリーブのいずれか他方に設けられた上記
    制御溝と協働する制御孔,上記ハウジングに支持された
    燃料噴射量を制御するための噴射量制御部材,及び同ス
    リーブを上記プランジャの軸線方向に移動させる噴射時
    期制御部材を備えたことを特徴とする燃料噴射ポンプ。
  2. (2)噴射量制御部材はプランジャを回動させるように
    構成されたことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項
    記載の燃料噴射ポンプ。
  3. (3)噴射量制御部材は,制御スリーブをプランジャの
    周りに回動させるように構成されたことを特徴とする特
    許請求の範囲第(1)項記載の燃料噴射ポンプ。
  4. (4)プランジャのポンプ作用により生じるポンプ圧力
    が所定のポンプ耐圧近傍に到達したとき,該ポンプ耐圧
    近傍のエンジン回転数から高回転数域におけるエンジン
    回転数域において,噴射時期制御部材を進角操作するこ
    とにより,上記ポンプ圧力がポンプ耐圧以下に制御され
    るように構成したことを特徴とする特許請求の範囲第(
    1)項記載の燃料噴射ポンプ
  5. (5)制御溝は上記プランジャに,制御孔は上記制御ス
    リーブにそれぞれ設けたことを特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項記載の燃料噴射ポンプ。
  6. (6)油路は制御溝を介して貫通して形成した給油孔を
    有することを特徴とする特許請求の範囲第(5)項記載
    の燃料噴射ポンプ。
  7. (7)給油孔の両端のプランジャ外周に制御溝を刻設す
    ると共に,該制御溝に対応させて制御スリーブに2個の
    制御孔を穿設してなることを特徴とする特許請求の範囲
    第(6)項記載の燃料噴射ポンプ。
  8. (8)傾斜溝が縦溝と交差する方向における該両溝の最
    小間隔を,制御孔の内径よりも小さいか又は等しくなる
    ように構成したことを特徴とする特許請求の範囲第(1
    )項記載の燃料噴射ポンプ。
  9. (9)傾斜溝が縦溝の両端部以外の部分で交差するよう
    に形成すると共に,上記縦溝のプランジャ軸線方向の長
    さを制御スリーブの摺動方向の長さよりも小さく設定し
    て燃料噴射の条件を,且つ制御スリーブ下端と制御孔と
    の間の長さよりも大きく設定して燃料無噴射の条件を得
    るように構成したことを特徴とする特許請求の範囲第(
    1)項記載の燃料噴射ポンプ。
  10. (10)噴射量制御部材の作動によりプランジャが最少
    有効ストロークの状態で,且つプランジャが最上昇行程
    位置にあるとき,制御スリーブ上端と制御孔との間の長
    さを縦溝上端と制御孔との間の長さと等しいか又は該長
    さよりも小さくなるように設定して燃料の2段吹きを防
    止するように構成したことを特徴とする特許請求の範囲
    第(9)項記載の燃料噴射ポンプ。
  11. (11)噴射量制御部材の作動により縦溝と制御溝とが
    ほぼ一致してプランジャが変位するとき,制御スリーブ
    上端と制御孔との間の長さを縦溝の長さと等しいか又は
    該長さよりも小さく設定することにより燃料の無噴射を
    得るよう構成したことを特徴とする特許請求の範囲第(
    10)項記載の燃料噴射ポンプ。
  12. (12)カムの角度とプランジャの速度定数との関係で
    求められるカム線図において,所定のカム角度の範囲で
    速度定数がほぼ一定となるカムのプロフィルを形成し,
    上記所定のカム角度の範囲において噴射時期制御部材を
    制御するように構成したことを特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項記載の燃料噴射ポンプ。
  13. (13)ハウジング内に形成した加圧室に連通するばね
    負荷された吐出弁,その一端が上記加圧室に臨み他端が
    エンジンにより駆動されるカムに作動的に連結されたプ
    ランジャ,一端が上記加圧室に連通する同プランジャ内
    の油路,ハウジング内において上記プランジャを囲んで
    設けられた燃料室,上記燃料室内においてプランジャの
    外側に摺動自在に嵌装された制御スリーブ,上記油路を
    介して加圧室と燃料室とを連通させ又は遮断するための
    上記プランジャの外周面又は制御スリーブのいずれか一
    方にプランジャ軸線に対し傾斜させて設けた傾斜溝と同
    軸線に沿って設けた縦溝とを有する制御溝,プランジャ
    外周面又は制御スリーブのいずれか他方に設けられ上記
    制御溝と協働する制御孔,上記ハウジングに支持された
    燃料噴射量を制御するための噴射量制御部材,及び同ス
    リーブを上記プランジャの軸線方向に移動させる噴射時
    期制御部材を備えたものにおいて,上記プランジャの径
    D(mm)と上記カムのリフトh(mm)とから求めら
    れる幾何学的平均送油率Vp(mm^3/deg)がV
    p=2.47×10×D×hの関係式で与えられるとき
    ,同関係式Vpより求められる上記幾何学的平均送付油
    率Vpと上記エンジンの単気筒当たりの行程容積Vs(
    l)との間の関係式がVp_1=22.8Vs+12.
    8およびVp_2=18.8V+10.2であって,上
    記幾何学的平均送油率Vpが上記両関係式との間にVp
    _1=22.8Vs+12.8≧Vp≧Vp_2=18
    .8Vs+10.2なる関係式を満足する範囲に存する
    ように構成したことを特徴とする燃料噴射ポンプ。
  14. (14)噴射量制御部材はプランジャを回動させるよう
    に構成されたことを特徴とする特許請求の範囲第(13
    )項記載の燃料噴射ポンプ。
  15. (15)噴射量制御部材は制御スリーブをプランジャの
    回りに回動させるように構成されたことを特徴とする特
    許請求の範囲第(13)項記載の燃料噴射ポンプ。
  16. (16)プランジャのポンプ作用により生じるポンプ圧
    力が所定のポンプ耐圧近傍に到達したとき,該ポンプ耐
    圧近傍のエンジン回転数から高回転数域におけるエンジ
    ン回転数において,噴射時期制御部材を進角操作するこ
    とにより,上記ポンプ圧力がポンプ耐圧以下に制御され
    るように構成したことを特徴とする特許請求の範囲第(
    13)項記載の燃料噴射ポンプ。
  17. (17)制御溝は上記プランジャに,制御孔は上記制御
    スリーブにそれぞれ設けたことを特徴とする特許請求の
    範囲第(13)項記載の燃料噴射ポンプ。
  18. (18)油路は制御溝を介して貫通して形成した給油孔
    を有することを特徴とする特許請求の範囲第(17)項
    記載の燃料噴射ポンプ。
  19. (19)給油孔の両端のプランジャ外周に制御溝を刻設
    すると共に,該制御溝に対応させて制御スリーブに2個
    の制御孔を穿設してなることを特徴とする特許請求の範
    囲第(18)項記載の燃料噴射ポンプ。
  20. (20)傾斜溝が縦溝と交差する方向における該両溝の
    最小間隔を,制御孔の内径よりも小さいか又は等しくな
    るように構成したことを特徴とする特許請求の範囲第(
    13)項記載の燃料噴射ポンプ。
  21. (21)傾斜溝が縦溝の両端部以外の部分で交差するよ
    うに形成すると共に,上記縦溝のプランジャ軸線方向の
    長さを制御スリーブの摺動方向の長さよりも小さく設定
    して燃料噴射の条件を,且つ制御スリーブ下端と制御孔
    との間の長さよりも大きく設定して燃料無噴射の条件を
    構成したことを特徴とする特許請求の範囲第(13)項
    記載の燃料噴射ポンプ。
  22. (22)噴射量制御部材の作動によりプランジャが最小
    有効ストロークの状態で,且つプランジャが最上昇行程
    位置にあるとき,制御スリーブ上端と制御孔との間の長
    さを縦溝上端と制御孔との間の長さと等しいか又は該長
    さよりも小さくなるように設定して燃料の2段吹きを防
    止するように構成したことを特徴とする特許請求の範囲
    第(21)項記載の燃料噴射ポンプ。
  23. (23)噴射量制御部材の作動により縦溝と制御溝がほ
    ぼ一致してプランジャが変位するとき,制御スリーブ上
    端と制御孔との間の長さを縦溝の長さと等しいか又は該
    長さよりも小さく設定することにより燃料の無噴射を得
    るよう構成したことを特徴とする特許請求の範囲第(2
    2)項記載の燃料噴射ポンプ。
  24. (24)カムの角度とプランジャの速度定数との関係で
    求められるカム線図において,所定のカム角度の範囲で
    速度定数がほぼ一定となるカムのプロフィルを形成し,
    上記所定のカム角度の範囲において噴射時期制御部材を
    制御するように構成したことを特徴とする特許請求の範
    囲第(13)項記載の燃料噴射ポンプ。
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