JPH0424141Y2 - - Google Patents

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JPH0424141Y2
JPH0424141Y2 JP1985182247U JP18224785U JPH0424141Y2 JP H0424141 Y2 JPH0424141 Y2 JP H0424141Y2 JP 1985182247 U JP1985182247 U JP 1985182247U JP 18224785 U JP18224785 U JP 18224785U JP H0424141 Y2 JPH0424141 Y2 JP H0424141Y2
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barrel
control sleeve
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stroke
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、内燃機関の燃焼室へ燃料を噴射する
プレストローク制御式燃料噴射ポンプに関するも
のである。
従来の技術 従来より提案されているデイーゼルエンジンの
燃料噴射ノズルに燃料を圧送するためのプレスト
ローク制御式燃料噴射ポンプにおいては、第5図
〜第7図に示されているように、ハウジング2の
上部に取付けられたバレル4にはプランジヤ8が
摺動自在に嵌装され、プランジヤ8には、噴射ノ
ズルに通じる加圧室20と燃料室15とを連通す
る油路及び制御溝が設けられている。バレル4内
では制御スリーブ14がプランジヤ8の外周に上
下摺動自在に嵌装され、上記油路及び制御溝を開
閉するように配置されている。制御スリーブ14
の案内溝17にはバレル4に固定されたガイドピ
ン16が係合して制御スリーブの回動を規制し、
また制御スリーブ14の外周面の切欠き溝14b
には操作軸26に取付けられたレバー28の先端
が係合して、制御スリーブを摺動させることがで
きる。
エンジンの駆動軸に連動するカムによりプラン
ジヤ8が第5図上方に移動されると、加圧室20
が加圧されて燃料の噴射が行われ、プランジヤ8
が制御スリーブ14に対して回動変位されること
により燃料噴射量が制御される。又、操作軸26
を介して制御スリーブ14がプランジヤ8に対し
て摺動変位されることにより、上方移動時のプラ
ンジヤのプレストロークが変化されて燃料噴射時
期が制御される。そして、制御スリーブ14がバ
レル4の当接面32に油密的に当接した状態でも
噴射終りにおいて燃料を燃料室15に逃がして2
段吹きを防止するため、制御スリーブ14の上端
面にはスピル溝30′が設けられている。
考案が解決しようとする問題点 この従来のポンプでは、制御スリーブ14をプ
ランジヤ8上に嵌装するためバレル4に設けられ
た切欠き窓31を通してバレル内に挿入するので
あるが、制御スリーブ14の上端面にスピル溝3
0′が設けられているため制御スリーブの軸線方
向長さ(高さ)h1が大きく、従つて、制御スリー
ブ14を切欠き窓31から水平状態(バレルの軸
線とスリーブの軸線とが平行の状態)でバレル4
内に挿入する必要がある。この結果、切欠き窓3
1の幅D1は制御スリーブ14の径d1に等しいか
これよりも幾分大きくなければならず、幅の大き
い切欠き窓のためにバレル4の剛性が低くなり、
バレル4の剛性低下による変形のためにバレルと
プランジヤとの間でこじりが生じ焼付きの問題が
起つていた。
本考案の目的は、上記不具合を解消するため、
プレストローク制御式燃料噴射ポンプの制御スリ
ーブの寸法を小さくすることにより、制御スリー
ブをバレル内に挿入するためのバレルの切欠き窓
を小さくし、バレルの剛性を向上させることにあ
る。
問題点を解決するための手段 本考案によるプレストローク制御式燃料噴射ポ
ンプは、ハウジングに保持されたバレル内に摺動
自在に嵌装され燃料を加圧し噴射するプランジヤ
と、上記バレル内で上記プランジヤの外周に摺動
自在に嵌装され、プランジヤに対して軸線方向に
移動されることによりプランジヤのプレストロー
クを制御する制御スリーブとを具備し、噴射終り
において燃料を逃がすためのスピル溝を上記バレ
ルの制御スリーブとの当接面に設け、上記制御ス
リーブを挿入するための切欠き窓を上記バレルに
設け、上記切欠き窓の幅を上記制御スリーブの軸
線方向長さに等しいかこれよりも僅かに大きく且
つ制御スリーブの径よりも小さくすると共に、上
記バレルの内径は上記制御スリーブが上記プラン
ジヤの軸線に対する垂直方向に対して回転可能と
なる大きさに形成している。
作 用 このように構成したことにより、制御スリーブ
の軸線方向長さが小さくなり、バレルの切欠き窓
から制御スリーブを垂直に挿入した後バレル内で
スリーブを水平となるように回転させてスリーブ
をプランジヤに嵌合させることが可能となる。こ
の結果、バレルの切欠き窓の幅は制御スリーブの
軸線方向長さと略等しく、スリーブの径よりも大
幅に小さくでき、バレルの剛性が相当向上でき
る。
実施例 以下、本考案の実施例について添付図面を参照
して詳細に説明する。
第1図〜第4図に示すプレストローク制御式燃
料噴射ポンプにおいて、符号2はデイーゼルエン
ジンの列型の燃料噴射ポンプのハウジング、4は
同ハウジング内に保持された複数個のバレルの一
つであつて、各バレル4の軸線がハウジング2内
の一平面上に並列にならぶように位置される。図
示の例では、このバレル4は互いに圧入結合され
た2つの部分から成る。6は各バレル4の上部に
取付けられたエンジンの各気筒に夫々接続される
吐出弁ホルダ、7aは吐出弁、8は各バレル4内
に摺動自在に嵌装され上方移動時に加圧室20内
の燃料を加圧し噴射するプランジヤ、10はプラ
ンジヤ8を下方へ付勢するスプリング、12は図
示しないエンジンの駆動軸に連動されプランジヤ
8を押し上げるカム、14はバレル4内でプラン
ジヤ8の外周に摺動自在に嵌装された制御スリー
ブ16は各バレル4に固定された制御スリーブ1
4の案内溝17に係合してその回動を規制するガ
イドピン、18はバレル4に回動自在に支持され
かつプランジヤ8に回動不能に係合されたスリー
ブである。プランジヤ8は、加圧室20に連通す
る油路8aと、油路8aに連通して周側面に形成
した給油孔としての開口8bと、開口8bと連続
すると共にプランジヤ軸線に沿つて周側面に刻設
した縦溝8cと、この縦溝8cと交差すると共に
プランジヤ軸線に対し傾斜する傾斜溝8dとを有
しており、両溝8c,8dと開口8bとで制御溝
が形成される。他方、制御スリーブ14には噴射
終りを規定する制御孔14aが貫設されている。
また、第1図に示すようにバレル4の当接面32
と制御スリーブ14の上端面とが当接した状態に
おいて、プランジヤ8が最小の有効ストロークで
燃料を噴射するときに噴射終りにおける2段吹き
を防止するため、燃料を燃料室15へ逃がすため
のスピル溝30が設けられており、本考案では、
このスピル溝30はバレル4の当接面32に形成
されている。
なお、符号21はカム軸室13内へ潤滑油を供
給するための給油口、23はタペツト25に突設
しハウジング2のガイド溝27に係合するガイド
ピン、24はスリーブ18上に固着されたボール
22に係合しプランジヤ8を回動変位させるため
のラツク、26は先端が制御スリーブ14の外周
面の切欠き溝14bに係合するレバー28を介し
て制御スリーブ14をプランジヤ8に対し摺動変
位させるためのプレストローク制御用操作軸、2
9は操作軸26のねじ穴に螺着されたプレストロ
ーク微調整用ねじである。
本考案によると、バレル4内で制御スリーブ1
4をプランジヤ8に嵌合させるため、バレル4に
は制御スリーブ14を挿入するための切欠き窓3
1が形成されている。上述したように、スピル溝
30が制御スリーブ14に対向するバレル4の当
接面32に形成されているので、制御スリーブの
軸線方向長さ(高さ)h2を相当小さく設定でき
る。この結果、組付けにあたつては、制御スリー
ブ14を切欠き窓31から垂直(スリーブの軸線
がバレルの軸線に対し直角な状態)にバレル4内
に挿入し、そしてバレル内で制御スリーブを水平
となるように90°回転させて制御スリーブをプラ
ンジヤ8に嵌合させるようにする。従つて、バレ
ル4の切欠き窓31の幅D2は制御スリーブ14
の軸線方向長さh2と等しいかこれよりも僅かに大
きく設定され、制御スリーブの径d2に比べ大幅に
小さくすることができる。なお、この組付けの際
バレル4内での制御スリーブ14の回転を容易に
するため、制御スリーブの両端面の周縁部は面取
りされている。
作動において、エンジンの駆動軸より回転力を
受けて連動するカム軸12aにより、カム12が
1回転すると、タペツト25のローラ25aはカ
ム12に押圧される毎に、プランジヤ8を上方に
一定リフト量、即ち、1ストローク上下に往復動
する。プランジヤ8が上昇する際、開口8bが制
御スリーブ14によつて完全に閉塞されていない
間は加圧室20と燃料室15とは連通しているた
め、燃料は圧送されず、この間をプランジヤ8が
ストロークすることをプレストロークという。開
口8bが制御スリーブ14により閉塞された後プ
ランジヤ8が上昇しつづけると、加圧室20内の
吐出圧が吐出弁ホルダ6のスプリング7bのばね
力に打勝つて、吐出弁7aが開き、高圧燃料は噴
射ノズル(図示しない)へ供給される。その後傾
斜溝8dが制御孔14aに臨むようになると、加
圧室20は油路8a、開口8b、溝8cを介して
燃料室15と連通して圧送が終了する。傾斜溝8
dはプランジヤ8の外周においてその軸線に対し
傾斜して延びているので、プランジヤ8をラツク
24及びスリーブ18によつて回動変位させるこ
とにより、プランジヤ8のストロークにおいて傾
斜溝8bと制御孔14aとの対応時期を変えるこ
とができ、これによりプランジヤ8の1ストロー
ク当りの噴射量が調整される。またレバー28を
有する操作軸26が回動変位することにより、制
御スリーブ14がプランジヤの軸線方向に変位
し、このためプランジヤのプレストロークが変化
することになつて、噴射時期が調整される。そし
て、制御スリーブ14がバレル4の当接面32に
当接している状態において最小の有効ストローク
で噴射させている場合に、プランジヤ8が上死点
まで変位したとき、たとえ制御孔14aが制御溝
と連通しなくなつても縦溝8cの上端が制御スリ
ーブ14上端からバレル4のスピル溝30を経て
燃料室15内に連通することにより燃料の2段吹
きが確実に阻止される。
考案の効果 本考案のプレストローク制御式燃料噴射ポンプ
においては、燃料の2段吹きを防止するためのス
ピル溝30をバレル4の当接面32に設けたの
で、制御スリーブ14の軸線方向長さh2は従来装
置のスピル溝を設けた制御スリーブの軸線方向長
さh1よりも相当小さくできる。このため、バレル
4の切欠き窓31から制御スリーブ14を垂直に
挿入した後バレル内で制御スリーブを水平となる
ように回転させて制御スリーブをプランジヤに嵌
合させることが可能となる。この結果、バレル4
の切欠き窓31の幅D2は制御スリーブの軸線方
向長さh2に等しいかこれよりも僅かに大きいだけ
であり、制御スリーブの径d2に比べ大幅に小さく
することができる。従つて、切欠き窓31の寸法
は従来装置のものに比べ小さくなり、バレルの剛
性が相当向上し、剛性低下に伴うバレルとプラン
ジヤとの間のこじり、焼付等を防止できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるプレストローク制御式燃
料噴射ポンプの縦断面図、第2図は第1図の−
線に沿う部分断面図、第3図は第2図の−
線に沿う側面図、第4図は第2図に示す主要部品
の分解斜視図、第5図は従来の燃料噴射ポンプの
要部縦断面図、第6図は第5図のポンプの第2図
と同様な部分断面図、第7図は第5図の制御スリ
ーブの斜視図である。 2……ハウジング、4……バレル、7a……吐
出弁、8……プランジヤ、12……カム、14…
…制御スリーブ、15……燃料室、20……加圧
室、24……ラツク、26……操作軸、28……
レバー、30,30′……スピル溝、31……切
欠き窓、32……当接面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジング2に保持されたバレル4内に摺動自
    在に嵌装され燃料を加圧し噴射するプランジヤ8
    と、上記バレル4内で上記プランジヤ8の外周に
    摺動自在に嵌装され、プランジヤ8に対して軸線
    方向に移動されることによりプランジヤのプレス
    トロークを制御する制御スリーブ14とを具備
    し、噴射終りにおいて燃料を逃がすためのスピル
    溝30を上記バレル4の制御スリーブ14との当
    接面32に設け、上記制御スリーブ14を挿入す
    るための切欠き窓31を上記バレル4に設け、上
    記切欠き窓31の幅D2を上記制御スリーブ14
    の軸線方向長さh2に等しいかこれよりも僅かに大
    きく且つ制御スリーブの径d2よりも小さくすると
    共に、上記バレル4の内径は上記制御スリーブ1
    4が上記プランジヤ8の軸線に対する垂直方向に
    対して回転可能となる大きさに形成した、プレス
    トローク制御式燃料噴射ポンプ。
JP1985182247U 1985-11-28 1985-11-28 Expired JPH0424141Y2 (ja)

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JP1985182247U JPH0424141Y2 (ja) 1985-11-28 1985-11-28

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JP1985182247U JPH0424141Y2 (ja) 1985-11-28 1985-11-28

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JPS6290974U JPS6290974U (ja) 1987-06-10
JPH0424141Y2 true JPH0424141Y2 (ja) 1992-06-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3017730A1 (de) * 1980-05-09 1981-11-12 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Kraftstoffeinspritzpumpe fuer brennkraftmaschinen

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JPS6290974U (ja) 1987-06-10

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