JPS595160Y2 - 分配型燃料噴射ポンプの噴射時期調整装置 - Google Patents

分配型燃料噴射ポンプの噴射時期調整装置

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JPS595160Y2
JPS595160Y2 JP16793978U JP16793978U JPS595160Y2 JP S595160 Y2 JPS595160 Y2 JP S595160Y2 JP 16793978 U JP16793978 U JP 16793978U JP 16793978 U JP16793978 U JP 16793978U JP S595160 Y2 JPS595160 Y2 JP S595160Y2
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JP
Japan
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piston
timer
pressure
oil chamber
auxiliary piston
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JP16793978U
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JPS5583543U (ja
Inventor
戌 柿島
Original Assignee
株式会社ボッシュオートモーティブ システム
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内燃機関用の分配型燃料噴射ポンプの、噴射
時期調整装置に関するものである。
燃料噴射ポンプは、最適な噴射時期に燃料を噴射するた
め、機関回転数の上昇に伴ない噴射時期を進める必要が
あり、噴射時期調整装置(タイマ)を備えている。
一方ディーゼルエンジンでは、始動性能を向上させるた
め、始動時及びその直後に噴射時期を進めておく必要が
ある。
しかし、従来のタイマでは、始動時及びその直後に自動
的に噴射時期を進めて始動進角を得ることはできず、別
に設けた機構によって始動進角を得るようにしていた。
例えば、第1図に示すように、タイマーピストン22と
同一軸線上に補助ピストン29を配し、補助ピストン2
9の一端をタイマーピストン22の一端側に形成された
圧油室26に臨ませて、タイマーピストン22に当接可
能に対向配置し、補助ピストン29の他端に室を形成し
、該室内にスプリング33を設けた構成とし、圧油室2
6の油圧が小さい始動時には、スプリング33により補
助ピストン29を介しタイマーピストン22を左方に押
圧し、タイマーピストン22を始動進角位置にセットす
るようにしていた。
しかし、−たん始動したあとは、機関のアイドル回転時
タイマーピストンを進角Oの位置にまで戻さなくてはな
らないため、上記構成においては、機関始動による圧油
室26内の油圧の上昇により、アイドル回転時までには
タイマーピストンは補助ピストン29と共に進角Oの位
置にまで戻ってしまい、機関の完爆まで始動進角を保つ
ことができないという欠点を持っていた。
本考案は、タイマーピストンの動きを利用して始動進角
と同一の進角を得ることのできる回転以上への機関回転
数の上昇を検出し、始動進角を解除するようにし上記従
来の欠点を解消するものである。
以下図面に従って本考案の一実施例を説明する。
第2図及び第3図に示す分配型燃料噴射ポンプにおいて
、燃料油は、燃料タンク1から送油ポンプ2により、ポ
ンプハウジング3内の吸込空間4へ供給される。
吸込空間4の内部圧力は、周知の如く、機関回転数に関
連する圧力制御弁5により制御されるので、回転数の上
昇につれて内部圧力か増加する。
ポンプハウジング3内の摺動孔6にはポンプ兼分配用プ
ランジャ7が装置され、このプランジャ7は、後述する
手段により往復動と同時に回転する。
即ち、駆動軸(図示せず)とプランジャ7の端部に固定
したカムディスク8とを、トライビングチ゛イスク(図
示せず)を介して回転方向に連結し、機関の気筒数に対
応するカム面を有するカムディスク8のカム面に、プラ
ンジャスプリング(図示せず)によりローラホルダ9に
保持されたローラ10を押付けることにより、プランジ
ャ7に燃料の吸入圧送のための往復動と分配のための回
転とを同時に行なわせている。
プランジャ7が吸入行程(第2図で下方動)にある場合
は、吸込空間4の燃料が、供給孔11からプランジャ7
の頭部外周面に設けた複数の縦溝12の1つを経て、プ
ランジャ室13に供給される。
プランジャ7が圧送行程(第2図で上方動)に移行する
と、供給孔11と縦溝12とが切離されてプランジャ室
13の燃料は圧縮され、プランジャ7内の縦孔14から
分配縦溝15を経て、逆止弁16を備えた吐出孔17(
円周方向に気筒数分設けである)の1つへ供給され図外
の噴射ノズルから気筒内へ噴射される。
又、プランジャ7の吸込空間4側に突出する部分にはコ
ントロールスリーブ18が摺動自由に嵌装してあり、プ
ランジャ7の縦孔14に連なるカットオフポート19が
コントロールスリーブ18の上縁から外れて吸込空間4
に開口すると、燃料が吸込空間4に流出するので、吐出
孔17側への送出は停止され噴射路りとなる。
このコントロールスリーブ18は、これに係合するレバ
ー20を介して周知のガバナ機構(図示せず)によりプ
ランジャ7上の位置を調整され、これにより噴射路りが
制御され、噴射量の増減を制御できる。
一方前記ローラホルダ9はプランジャ室と同心に回転可
能に設けられており、ローラホルダ9に固定して半径方
向に突出させたレバー21の突端がタイマーピストン2
2に係合する。
このタイマーピストン22の一端にはタイマースプリン
グ23を収納する室24が形成され、鉄車24は連通孔
25により低圧側と連通し、タイマーピストン22の動
きを妨げることがない。
他端には、吸込空間4内の油圧がタイマーピストン22
に形成した開口部27を介して作用する圧油室26があ
る。
該タイマーはタイマースプリング23の力と圧油室26
内の油圧との関連において、タイマーピストン22の位
置従ってレバー21を介してローラホルダ9の円周方向
位置を決定するようになっている。
そして、このローラホルダ9の円周方向位置の変化によ
りローラ10とカムディスク8との相対位置が変わり、
駆動軸の周方向の位相とプランジャ7の作動位置との相
対的な変化が生じ、噴射時期を変化させることができる
尚この場合に油圧によりタイマーピストン22がタイマ
ースプリング23に抗して第3図で左方に移動したとき
、ローラホルダ9が時計方向に回動されて噴射時期が進
角する。
ここで、吸引空間4内の油圧はタイマ−ピストン22側
部に形成した開口部27とタイマーピストン22の軸方
向に設けた油圧通路28を通じて圧油室26に導かれる
そして、始動時に噴射時期を自動的に進めるため、タイ
マーピストン22と同一軸線上に補助ピストン29を配
し、補助ピストン29の一端を圧油室26に臨ませてタ
イマーピストン22に対向配置する。
該補助ピストン29のタイマーピストン22と当る部分
29 Hの外径はタイマーピストンと同一とされ、タイ
マーピストン22を収納するシリンダ30にタイマーピ
ストン22と同様油密に変位自在とされている。
この補助ピストン29の大径部29bは前記シリンダ3
0同心のシリンダ31に油密に変位自在とされ、該大径
部29 bの一端側には室32を形威し、室32にスプ
リング33を収納して補助ピストン29をタイマーピス
トン22に当接させるべく図で左方に付勢する。
該スプリング33の作用力はタイマースプリング23の
作用力に比べ大とされているため、補助ピストン29は
、補助ピストン29の他端側に形成された室34の壁3
5に補助ピストン29の肩部36が接するまで左方動し
、補助ピストン29のスプリング33による変位はこの
位置で規制される。
なお、補助ピストン29の壁35への当接、タイマーピ
ストン22への当接による受圧面積の変化は無視できる
程度とされている。
前記タイマーピストン22を収納するシリンダ30には
タイマーピストン22の始動進角位置よりの進角により
圧油室26に開口する孔37が設けられ該孔37は室3
4と連通している。
更に補助ピストン29の大径部29 bを油密に変位自
在とするシノンダ31には補助ピストン29のスプリン
グ33に抗しての変位により室34に開口する連通孔3
8が設けられ該連通孔38は前記吸込空間4に開口して
いる。
更に吸込空間4と室34との間には室34から吸込空間
4への油の流れを可能とする逆止弁39が設けられてい
る。
そして前記室32には低圧側との連通孔40が設けられ
ている。
次に、上記構成を持つ噴射時期調整装置の作動を説明す
る。
機関始動時は、圧油室26の油圧が極めて小さいため、
タイマーピストン22は、タイマースプリング23によ
り図で右動し、補助ビス1−ン29の肩部36が壁35
に当接する位置まで変化しタイマーピストン22に始動
進角を与えている。
始動後、回転が上昇し、圧油室26の油圧が上昇しても
、圧油室26内の圧力(吸込空間4内の圧力)が上昇し
てタイマービスI・ン22が変位し孔37が開口し、補
助ピストン2つの全面に圧油室26内の圧力が加わるま
では補助ピストン29は変位せず始動進角位置を保って
いる。
(すなわち、機関回転数が−たん始動進角と同一進角を
得ることのできる回転以上へ上昇するまでは始動進角位
置が保たれる。
)タイマーピストン22が変位し孔37が開口し補助ピ
ストン29の全面に圧力が加わると補助ピストン29は
スプリング33に抗し変位し、タイマーピストン22の
進角Oまでの変位に影響しなくなる。
この補助ピストン29の変位により連通孔38が室34
に開口しタイマーピストン22の動きによる孔37の開
閉に関係せず(機関回転数に関係なく)補助ピストン2
9は変位した位置を保つ(タイマは通常のタイマとして
機能する。
)。機関停止時には、圧油室26内の油圧が減少するの
でタイマビス1−ン22は進角0の方向(図中右方)へ
変位し孔37を閉じる。
同時に補助ピストン29はスプリング33により左方へ
変位し、連通孔38を閉じ逆止弁39を介し室34内の
油を吸込空間4に戻しながらタイマーピストン22を押
圧し始動進角位置に保ち次回の始動に備える。
すなわち機関停止後すぐ始動進角位置にセットされる。
以上のように本考案は機関始動によるタイマーピストン
の動きを検出し補助ピストンを変位させるため、機関始
動時、機関回転数が−たん設定回転にまで上昇するまで
確実に始動進角を保つことができ始動性が向上するとい
う効果を持ち有効な考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の噴射時期調整装置の一例を示す。 第2図は本考案の噴射時期調整装置を使用する分配型燃
料噴射ポンプの一実施例を示す。 第3図は第2図のIII−III断面を示す。 22:タイマーピストン、23:タイマースプリング、
26:圧油室、29:補助ピストン、30ニジリンダ、
37:孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関回転数に対し正比例的に変化する油圧とタイマース
    プリングとの釣合いによって作動するタイマーピストン
    により噴射時期制御部材を駆動する分配型燃料噴射ポン
    プの噴射時期調整装置において、タイマーピストンと同
    一軸線上に、かつタイマーピストンに当接可能に補助ピ
    ストンを対向配置し、該補助ピストンの圧油室内油圧を
    受ける部分を部分し、一方の受圧部分を圧油室に臨ませ
    、他方の受圧部分を該補助ピストンを収納するシリンダ
    に設はタイマーピストンにより開閉を制御される孔を介
    し圧油室に臨ませると共に、補助ピストンの反圧油室側
    に室を形威し、該室内にタイマーピストンが油圧により
    始動進角位置より更に進角方向に変移し、前記圧油室に
    臨む孔が開口するまで補助ピストンを圧油室内油圧に抗
    して始動進角位置に押圧保持するばね力を有するスプリ
    ングを設けたことを特徴とする分配型燃料噴射ポンプの
    噴射時期調整装置。
JP16793978U 1978-12-05 1978-12-05 分配型燃料噴射ポンプの噴射時期調整装置 Expired JPS595160Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5583543U JPS5583543U (ja) 1980-06-09
JPS595160Y2 true JPS595160Y2 (ja) 1984-02-16

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