JPH0421004Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0421004Y2
JPH0421004Y2 JP1984117811U JP11781184U JPH0421004Y2 JP H0421004 Y2 JPH0421004 Y2 JP H0421004Y2 JP 1984117811 U JP1984117811 U JP 1984117811U JP 11781184 U JP11781184 U JP 11781184U JP H0421004 Y2 JPH0421004 Y2 JP H0421004Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
sleeve
cylinder
fuel injection
delivery valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984117811U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6133967U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11781184U priority Critical patent/JPS6133967U/ja
Publication of JPS6133967U publication Critical patent/JPS6133967U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0421004Y2 publication Critical patent/JPH0421004Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、燃料噴射ポンプに関し、特に、車両
用エンジンの列型燃料噴射ポンプとして好適の燃
料噴射ポンプに関する。
〔従来の技術〕
従来の列型燃料噴射ポンプでは、プランジヤブ
ロツクに摺動可能にプランジヤが取り付けられて
おり、このプランジヤにはその移動方向(軸方
向)から周方向へ弯曲したリードが形成されてお
り、第7図に示すように、このリードに整合しう
る排出孔(スピルポート)7を穿設されたスリー
ブ(プランジヤバレル)8がプランジヤに外嵌め
されている。
また、プランジヤには、リードとプランジヤ室
とを連通する連通孔部が形成されており、プラン
ジヤの圧縮終了付近においてリードとスピルポー
ト7とが整合するようになつている。
そして、スリーブ位置を軸方向に変えることに
より、燃料噴射時期を調整すべく、スリーブを軸
方向に移動させるスリーブ移動機構が設けられて
おり、スリーブの外周には軸方向に沿つて案内溝
としての縦溝25′が形成されている。
そして、その縦溝25′にはノブが嵌合してお
り、このノブはプランジヤブロツクに固定されて
いる。
また、プランジヤは、エンジン回転数に応じた
カム機構からの駆動力を受けて、軸方向へ駆動さ
れ、デリバリバルブを介してノズルから燃料を噴
射する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の燃料噴射ポン
プでは、プランジヤ駆動機構がカム式プランジヤ
駆動機構として構成されていて、これにより、ス
リーブ位置の変化に伴い有効ストロークは変化し
ないものの、カムのリフトする速度とプランジヤ
室のデツドボリユームとが異なるので、第5図中
の破線に示すように、スリーブ位置の変化に伴い
燃料噴射量が異なるという問題点がある。
本考案は、このような問題点を解決しようとす
るもので、スリーブの移動に伴つた燃料噴射量の
変化を予め調整できるようにした、燃料噴射ポン
プを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案の燃料噴射ポンプは、シリン
ダの形成されたプランジヤブロツクと、上記シリ
ンダに連設されたギヤラリと、上記シリンダ内に
摺動自在に収容されたプランジヤと、上記シリン
ダの開口部に配設されたデリバリバルブと、上記
デリバリバルブ、上記プランジヤおよび上記シリ
ンダで囲まれたプランジヤ室と、上記プランジヤ
を上記シリンダの軸線方向に駆動し上記プランジ
ヤ室内の燃料を上記のデリバリバルブを介して噴
射せしめるプランジヤ駆動機構と、上記プランジ
ヤに穿設され上記プランジヤ室と上記ギヤラリと
を連通する連通路と、上記ギヤラリ内で上記プラ
ンジヤを外嵌し燃料噴射時に上記連通路を閉鎖す
るスリーブと、上記プランジヤの外周面に上記シ
リンダの中心軸線に対して傾斜して形成されたリ
ードと、上記スリーブに穿設されて燃料の噴射終
了時に上記リードと整合し上記プランジヤ室と上
記ギヤラリとを連通する排出孔と、上記スリーブ
の外周面に上記シリンダ軸線に対して傾斜して形
成された案内溝と、上記プランジヤブロツクに固
定され上記案内溝と係合する係合部材と、燃料噴
射時期を調整すべく上記スリーブ移動機構と、燃
料噴射量を調整すべく上記プランジヤを上記シリ
ンダ軸線回りに所定角度回動せしめるプランジヤ
回動機構とをそなえたことを特徴としている。
〔作用〕
本考案の燃料噴射ポンプは上述のごとく構成さ
れているので、燃料噴射時期を調整するのに伴つ
て、予め調整された噴射量の燃料を噴射する。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の実施例について説明
すると、第1〜6は本考案の一実施例としての燃
料噴射ポンプを示すもので、第1図は第2図の
−矢視断面図、第2図は本装置を配設された列
型燃料噴射ポンプの側面図、第3図は第2図の
矢視図、第4図はそのスリーブの斜視図、第5図
はその作用を示すグラフ、第6図はそのスリーブ
移動機構の制御ブロツク図である。
第1〜4,6図に示すように、列型燃料噴射ポ
ンプPが設けられており、プランジヤブロツク1
に摺動可能にプランジヤ2が取り付けられてお
り、このプランジヤ2には、プランジヤ2の移動
方向(軸方向)Aから周方向Bへ弯曲したリード
3aと軸方向Aに沿つたリード3bとが形成され
ており、リード3bの下端は、プランジヤ2の端
部2aに形成されたプランジヤ室4とギヤラリ5
とを連通する連通孔部6のギヤラリ5側下部開口
6aまで延在している。
また、リード3aに整合しうる排出孔(スピル
ポート)7を穿設されたスリーブ(プランジヤバ
レル)8がプランジヤ2に外嵌されている。
このプランジヤ2は、従来公知のカム機構(プ
ランジヤ駆動機構)により、軸方向Aに駆動され
るようになつている。
カム機構には、4サイクルエンジンにおいて
は、エンジンのクランクシヤフトの2分の1の回
転数で回転するカムシヤフトと、このカムシヤフ
トによつて回動されるカムと、同カムによつて上
下動されるタペツトとが設けられている。
また、プランジヤ2は、図示しないコントロー
ルラツクおよびコントロールピニオンにより、周
方向Bへ回転駆動されるようになつている。
スリーブ8は、その外周にほぼ軸方向Aに沿う
ように軸方向Aから所定角度傾斜した案内溝25
が形成されており、この案内溝25に嵌合するガ
イドピン26によつて、スリーブ8の軸方向Aへ
の移動に伴い周方向Bへ僅かに回動するようにな
つており、ガイドピン26はプランジヤブロツク
1に固定されている。
そして、プランジヤ2には、凹部9が形成され
ており、この凹部9には突起10が嵌合されてい
る。
この突起10はスリーブ回動用ロツド11に固
定されていて、ロツド11はタイミングコントロ
ールロツド27を介してリニヤソレノイド22に
より、方向Cへ回転駆動されるようになつてお
り、このリニヤソレノイド22はエンジン回転数
センサ18からのエンジン回転数やエンジン負荷
センサ19からの負荷(またはアクセルペダル2
0からのアクセル踏込量)に応じた制御信号を制
御手段21から受けて、ロツド11を回転制御す
る。
スリーブ回動用ロツド11、リニヤソレノイド
22および制御手段21とで、スリーブ移動機構
M1が構成される。
なお、第1図中の符号6cはプランジヤ室側開
口、14はデリバリバルブガイド、15はデリバ
リバルブ、16はデリバリバルブスプリング、1
7はデリバリバルブホルダをそれぞれ示してい
る。
本考案の一実施例としての燃料噴射ポンプは上
述のごとく構成されているので、ギヤラリ側下部
開口6aがスリーブ8により覆われた状態(噴射
始め状態)からリード3aまたはリード3bとス
ピルポート7とが整合した状態(噴射終わり状
態)までの間燃料の噴射が行なわれ、高圧の燃料
がプランジヤ室4からデリバリバルブ15および
インジエクシヨンパイプ(図示せず)を通じて、
インジエクシヨンノズル(図示せず)から噴射す
るようになつている。
そして、スリーブ移動機構M1のスリーブ回動
用ロツド11がエンジン回転数やエンジン負荷
(またはアクセル開度)に応じて回転制御されて、
ロツド11に連結する突起10がスリーブ8を軸
方向Aに移動して、これにより、リード3aまた
はリード3bと排出孔(スピルポート)7および
スリーブ8の下端との整合状態が変化する。
この変化により、プランジヤ2のプレストロー
クが変化し、燃料噴射時期が制御され、さらに、
案内溝25が、第4図に示すように傾斜して形成
されているので、スリーブ8が第1図中の上方
(符号A1参照)へ移動するのに伴い、スピルポー
ト7が第1図中に符号B1で示す方向へ回動する。
これにより、スリーブ8のプレストロークが高
くなるのに伴い有効ストロークを減少させて、第
5図中の実線に示すように、燃料噴射量を一定に
保つことができる。
すなわち、スリーブ回動用ロツド11を回動す
ることにより、燃料噴射量が一定の状態で燃料噴
射時期を調整することができる。
なお、案内溝25の形状は任意に形成すること
ができて、アングライヒ機能、逆アングライヒ機
能またはこれらの複合的機能が得られるように設
定することが可能である。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の燃料噴射ポンプ
によれば、簡素な構成で、スリーブの移動に伴つ
た燃料噴射量の調整を予め設定できる利点があ
り、カムのリフト速度や加圧室(プランジヤ室)
のデツドボリユームの変化をも考慮し、噴射時期
に対応した実際に噴射される燃料量を予め設定す
ることができ、例えば燃料噴射量を一定に保つこ
とができる、という作用効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1〜6は本考案の一実施例としての燃料噴射
ポンプを示すもので、第1図は第2図の−矢
視断面図、第2図は本装置を配設された列型燃料
噴射ポンプの側面図、第3図は第2図の矢視
図、第4図はそのスリーブの斜視図、第5図はそ
の作用を示すグラフ、第6図はそのスリーブ移動
機構の制御ブロツク図であり、第7図は従来の燃
料噴射ポンプのスリーブの斜視図である。 1……プランジヤブロツク、2……プランジ
ヤ、2a……端部、3a,3b……リード、4…
…プランジヤ室、5……ギヤラリ、6……連通孔
部、6a……ギヤラリ側下部開口、6c……プラ
ンジヤ室側開口、7……排出孔(スピルポート)、
8……スリーブ(プランジヤバレル)、9……凹
部、10……突起、11……スリーブ回動用ロツ
ド、14……デリバリバルブガイド、15……デ
リバリバルブ、16……デリバリバルブスプリン
グ、17……デリバリバルブホルダ、18……エ
ンジン回転数センサ、19……エンジン負荷セン
サ、20……アクセルペダル、21……制御手
段、22……リニヤソレノイド、25……案内
溝、26……ガイドピン、27……タイミングコ
ントロールロツド、P……列型燃料噴射ポンプ、
M1……スリーブ移動機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダの形成されたプランジヤブロツクと、
    上記シリンダに連設されたギヤラリと、上記シリ
    ンダ内に摺動自在に収容されたプランジヤと、上
    記シリンダの開口部に配設されたデリバリバルブ
    と、上記デリバリバルブ、上記プランジヤおよび
    上記シリンダで囲まれたプランジヤ室と、上記プ
    ランジヤを上記シリンダの軸線方向に駆動し上記
    プランジヤ室内の燃料を上記のデリバリバルブを
    介して噴射せしめるプランジヤ駆動機構と、上記
    プランジヤに穿設され上記プランジヤ室と上記ギ
    ヤラリとを連通する連通路と、上記ギヤラリ内で
    上記プランジヤを外嵌し燃料噴射時に上記連通路
    を閉鎖するスリーブと、上記プランジヤの外周面
    に上記シリンダの中心軸線に対して傾斜して形成
    されたリードと、上記スリーブに穿設されて燃料
    の噴射終了時に上記リードと整合し上記プランジ
    ヤ室と上記ギヤラリとを連通する排出孔と、上記
    スリーブの外周面に上記シリンダ軸線に対して傾
    斜して形成された案内溝と、上記プランジヤブロ
    ツクに固定され上記案内溝と係合する係合部材
    と、燃料噴射時期を調整すべく上記スリーブを上
    記軸方向に移動させるスリーブ移動機構と、燃料
    噴射量を調整すべく上記プランジヤを上記シリン
    ダ軸線回りに所定角度回動せしめるプランジヤ回
    動機構とをそなえたことを特徴とする、燃料噴射
    ポンプ。
JP11781184U 1984-07-31 1984-07-31 燃料噴射ポンプ Granted JPS6133967U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11781184U JPS6133967U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 燃料噴射ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11781184U JPS6133967U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 燃料噴射ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6133967U JPS6133967U (ja) 1986-03-01
JPH0421004Y2 true JPH0421004Y2 (ja) 1992-05-13

Family

ID=30676709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11781184U Granted JPS6133967U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 燃料噴射ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6133967U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1204924B (it) * 1986-03-22 1989-03-10 Bosch Gmbh Robert Pompa di iniezione del carburante per motori endotermici

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55160154A (en) * 1979-05-31 1980-12-12 Diesel Kiki Co Ltd Fuel injector for internal combustion engine

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55160154A (en) * 1979-05-31 1980-12-12 Diesel Kiki Co Ltd Fuel injector for internal combustion engine

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6133967U (ja) 1986-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4754737A (en) Fuel injection pump device and method for settling the same
US5592915A (en) Pilot injection controller in fuel injection system and method of controlling pilot injection quantity
US4611566A (en) Fuel injection pump for internal combustion engines
US4969442A (en) High pressure fuel injection device for engine
JPH0421004Y2 (ja)
JPS61157754A (ja) 内燃機関用の燃料噴射ポンプ
JPH0668261B2 (ja) デイーゼル機関用噴射ポンプ
JPS63167064A (ja) 内燃機関のための燃料噴射ポンプ
JPH0415982Y2 (ja)
JPS61190164A (ja) デイ−ゼルエンジン用燃料噴射ポンプ
US4469068A (en) Fuel injection apparatus
US4589394A (en) Injection timing control device in a distributor-type fuel injection pump
JPS6255454A (ja) 燃料噴射ポンプ
JP2808475B2 (ja) 燃料噴射ポンプ
JPS6329871Y2 (ja)
JP2508585Y2 (ja) 燃料噴射ポンプ
JPH0415983Y2 (ja)
JP3758264B2 (ja) 燃料噴射ポンプの制御装置
JPS595160Y2 (ja) 分配型燃料噴射ポンプの噴射時期調整装置
JPH0330595Y2 (ja)
JPH0533708Y2 (ja)
JPH0326868A (ja) 燃料噴射ポンプ
JPH051654Y2 (ja)
JPH0410380Y2 (ja)
JPH0541261Y2 (ja)