JP3758264B2 - 燃料噴射ポンプの制御装置 - Google Patents

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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関、特にディーゼルエンジン用の燃料噴射ポンプ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ディーゼルエンジン用の列型燃料噴射ポンプにおいて、ポンプ本体内に、一端にばね負荷された吐出弁を具えた加圧室を有するポンプバレルと、一端を同加圧室内に摺動自在に嵌装されると共に、他端をエンジンにより駆動されるカムに作動的に連結されて軸線方向に往復動するポンププランジャと、ポンプ本体の燃料室に収容され上記ポンププランジャの外側に摺動自在に嵌装されたコントロールスリーブを具え、同コントロールスリーブをポンププランジャの軸線方向に変位させることによって燃料噴射時期を制御すると共に、同コントロールスリーブを上記ポンププランジャの軸線の回りに回動させることによって燃料噴射時期を制御するようにした燃料噴射ポンプは、従来公知である。
【0003】
上記従来の燃料噴射ポンプにおいて、燃料噴射時期を制御するために上記コントロールスリーブをポンププランジャの軸線方向に変位させる第1のアクチュエータと、燃料噴射量を制御するためにコントロールスリーブをポンププランジャの軸線の回りに回転させる第2のアクチュエータとを、夫々エンジンの回転数及び負荷等に応じてコントロールユニットによりマップ制御して、エンジン出力、燃費、排ガス性能(NO、スモーク、白煙等)に関し最適制御しようとする場合、同一のコントロールスリーブを上下方向に移動させようとする第1アクチュエータの作動力と、回転方向に駆動しようとする第2アクチュエータの作動力とが、作用位置の関係により干渉して、コントロールスリーブが変位不能となり、所望のエンジン制御が不可能となってエンジンの出力、燃費及び排ガス性能等が悪化する可能性がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ポンププランジャにコントロールスリーブを摺動自在に嵌装し、同コントロールスリーブをポンププランジャ軸線方向に変位させることによって燃料噴射時期を制御すると共に、同コントロールスリーブをポンププランジャ軸線の回りに回動させることによって燃料噴射量を制御するようにしたタイプの燃料噴射ポンプにおいて、エンジンの運転状態に応じ燃料噴射時期及び噴射量の双方を変化させる必要がある場合、コントロールスリーブに、プランジャ軸線回りの回転変位と軸線方向の上下変位とが同時に行なわれることによって同コントロールスリーブが変位不能となる上記不具合を確実に防止し、エンジンの出力、燃費、排ガス等に関し優れた性能を確保することができる燃料噴射ポンプの制御装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために創案されたもので、軸線方向に往復動するポンププランジャが、ポンプ本体の燃料室に収容されたコントロールスリーブを摺動自在に貫通し、同コントロールスリーブを上記ポンププランジャの軸線方向に変位させることによって燃料噴射時期を制御すると共に、同コントロールスリーブを上記ポンププランジャの軸線の回りに回動させることによって燃料噴射量を制御するようにした燃料噴射ポンプにおいて、上記コントロールスリーブの外周面に設けられた歯車と、同歯車と噛合いその変位によって上記コントロールスリーブをポンププランジャ軸線の回りに回動させる燃料噴射量制御ラックと、上記コントロールスリーブの外周面に上記ポンププランジャ軸線に直交する面内に削設された案内溝と、同案内溝に嵌装されその変位によって上記コントロールスリーブをポンププランジャ軸線の方向に変位させる燃料噴射時期制御ロッドとを備え、エンジンの運転状態に応じ燃料噴射量及び燃料噴射時期を共に変更することが必要なとき、上記燃料噴射量制御ラックと、燃料噴射時期制御ロッドとを時間的に独立に作動させる制御手段を設けたことを特徴とする燃料噴射ポンプの制御装置を提案するものである。
【0006】
上記本発明の構成により、上記コントロールスリーブのポンププランジャ軸線方向の変位とポンププランジャ軸線の回りの回転変位とが同時に行なわれず、時間的に独立して、かつ好ましくは連続的に行なわれるので、コントロールスリーブにポンププランジャ軸線方向の作動力と軸線の回りの回転方向の作動力とが同時に作用することによるコントロールスリーブの変位不能又は固着を確実に防止し、エンジンの出力燃費、排出カス等に関する運転性能を確保することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明の好ましい実施形態を図1ないし図4について具体的に説明する。図中符号10は列型燃料噴射ポンプのハウジング、12は上記ハウジングの上端部分に着脱自在に嵌装されたバレル、14は同バレル12内に形成された燃料加圧室、16は上記バレル12の上端に螺合された吐出弁ホルダ18内に収容されたばね20により予負荷されて上記加圧室14を閉塞する燃料吐出弁である。なお、上記ハウジング10及びバレル12を合わせて、以下場合により、ポンプ本体という。)
【0008】
上記吐出弁ホルダ18内に、図示しない燃料噴射管を経てエンジンの各気筒に設けられた燃料噴射ノズルに連通する燃料吐出通路22が設けられ、また上記ハウジング10内には、上記加圧室14に対し同軸的に、かつ軸線方向に摺動自在にポンププランジャ24が収容され、同ポンププランジャ24の上端部分は上記バレル12の加圧室14内に摺動自在に嵌装され、従ってその上端面24aは加圧室14に臨んでいる。また、ポンププランジャ24の下端部24bは、カムホルダ26及びローラ28を介してカム30に当接している。
【0009】
上記カム30は、図示しないエンジンのクランク軸に連動して駆動されるカム軸32上に形成され、また上記カムホルダ26はスプリング34によって常時カム30側に向い弾性的に付勢されている。
【0010】
上記ハウジング10内に、上記ポンププランジャ24を囲繞して燃料室36が形成され、同燃料室36には、エンジンの運転中、図示しないフィードポンプによって常時燃料が供給されている。また、上記燃料室36内において、プランジャ24の外側に、プランジャ軸線方向に摺動自在に、かつプランジャ軸線の回りに回転自在に、円筒状のコントロールスリーブ38が嵌装されている。同コントロールスリーブ38の外周面に、上記ポンププランジャ軸線に対し直交する面内に含まれる弧状の案内溝40が削設されている。
【0011】
また、上記燃料室36内に、ポンププランジャ軸線に直交する平面内に中心線を有する噴射時期制御部材42が配設され、同噴射時期制御材42には、噴射時期制御腕又はロッド44が上記コントロールスリーブ38に向い突設されている。同ロッド44の先端に球状部46が設けられ、同球状部46は、上記案内溝40に挿入されている。
【0012】
上記コントロールスリーブ38の上記案内溝40とは反対側の外周面に、略半円周にわたって歯車48が設けられ、同歯車48には上記燃料室36に収容された燃料噴射量制御用の制御ラック50のラック歯が噛合している。
【0013】
上記ポンププランジャ24には、その一端が上記加圧室14に開口すると共に、他端が上記コントロールスリーブ38に摺接するプランジャ外周面に削設された制御溝54に連通する油路52が設けられ、同制御溝54はプランジャ軸線に対し傾斜した部分とプランジャ軸線方向に延びた部分とを具え全体としてλ(ラムダ)字状をなしている。一方、上記コントロールスリーブ38には、半径方向に延びた制御孔56が穿設され、同制御孔56は上記制御溝54に協働する。
【0014】
上記ポンププランジャ24の下方部分外側に中空管状のプランジャガイド58が同軸的に配設され、同プランジャガイド58の下端部に設けられた角形断面部を、ポンププランジャ24の対応する角形部24cに嵌合されている。この結果、ポンププランジャ24は、バレル12及びプランジャガイド58に対して軸線方向には自在に変位し得るが、軸線の回りには、プランジャガイド58に対し相対回転できないように構成されている。
【0015】
また、プランジャガイド58の上端フランジの外周部分に係合溝を具えた突起60が設けられ、一方、ハウジング10の突起60に対向する壁部には、同突起60の係合溝に嵌合する偏心ピン62を具えた調整部材64が回動自在に嵌装され、同調整部材64のハウジング外部に突出したネジ部にロックナット66が螺合されるように構成されている。
【0016】
図2に良く示されているように、上記噴射時期制御部材42のハウジング10外部に突出した端部に、同制御部材42を、その軸線の回りに時計方向及び反時計方向に回動させることができる電磁式、電動式或いは流体式その他任意構造の第1アクチュエータ68が連結されると共に、上記燃料噴射量制御用の制御ラック50のハウジング10外部に突出した端部に、同制御ラック50を直線的に往復変位させることができる電磁式、電動式或いは流体式その他任意構造の第2アクチュエータ70が連結されている。
【0017】
上記第1アクチュエータ68及び第2アクチュエータ70はコントロールユニット又は制御手段72によって制御され、同コントロールユニット72は、エンジンの回転数を検知する回転数センサ74の出力又は回転数情報Ne、エンジンの負荷を検知する負荷センサ76の出力又は負荷情報Le、及び、必要に応じ、エンジンの冷却水温度を検知する温度センサ、エンジンを搭載した車両の走行速度即ち車速を検知する車速センサ等の出力信号又は情報を受容して、エンジンの運転状態に応じ、その出力、燃費、排ガス等に関し最適の燃料噴射量及び噴射時期が制御されるような駆動出力を上記第1及び第2アクチュエータ68及び70に供給することができる制御マップを内蔵している。
【0018】
上記装置において、燃料噴射ポンプの各部材が図1に示す位置にあるときは、コントロールスリーブ38の制御孔56とポンププランジャ24の制御溝54とは連通せず、制御溝54の下端がコントロールスリーブ38の下端面より下方に突出し、燃料室36に開口しているので、加圧室14と燃料室36とが連通している。いま、この状態でエンジンによりカム軸32が回転され、カム30によって、ローラ28を介しプランジャ24が上方に押し上げられると、上記制御溝54の下端がコントロールスリーブ38によって閉じられ、かつ制御溝54の傾斜部分と制御孔56との連通は遮断されているので、加圧室14と燃料室36との連通が遮断される。
【0019】
従って、ポンププランジャ24の上昇により加圧室14内の燃料が加圧され、その圧力が設定値を超えると、ばね20の閉弁力に抗し吐出弁16が開かれて、燃料が吐出通路22から燃料噴射管を経てエンジンの対応する気筒に設けられた燃料噴射ノズルに供給される。ポンププランジャ24が更に上昇して制御溝54の傾斜した溝部分が制御スリーブ38の制御孔56に連通すると、加圧室14が再び燃料室36に連通し、燃料噴射が終了する。なお、その後さらに上記制御溝54の軸線方向部分の上端が、コントロールスリーブ38の上端面から上方に突出して加圧室14と燃料室36とを直接連通させ、二段噴射が確実に防止される。
【0020】
エンジンの運転状態に応じて、コントロールユニット72の駆動出力に基づき上記第1アクチュエータ68を正逆何れかの方向に所要の回転角だけ回転させると、噴射時期制御部材42及びロッド44が回転し、同ロッド44の球状部46aと案内溝40との協作動によりコントロールスリーブ38が、ポンププランジャ24の軸線方向、上方又は下方に上記回転角に応じて変位し、制御孔56と制御溝54との相対関係位置が変化するので、燃料噴射の時期が制御されることとなる。
【0021】
次にエンジンの運転状態に応じて、コントロールユニット72の駆動出力に基づき上記第2アクチュエータ70により制御ラック50を正逆何れかの方向に所要の変位量だけ軸線方向に変位させると、同制御ラック50の変位量に応じた回転角度だけコントロールスリーブ38がポンププランジャ24の軸線の回りに回動し、制御孔56と制御溝54との関係位置が変化するので、エンジンへの燃料供給量が増減制御される。
【0022】
なお、上記燃料噴射ポンプにおいて、複数気筒の噴射量のばらつきを解消して整合させる際に、ロックナット66を弛めて調整部材64をドライバ等の工具を用いて回動させると、偏心ピン62と突起60の係合溝との協作動によってプランジャガイド58がポンププランジャ24と共に、プランジャ軸線の回りに所望の方向に微小角度回動されて同ポンププランジャ24のコントロールスリーブ38に対する相対的関係位置が変更され、換言すれば、制御溝54に対する制御孔56の相対位置が変化するので、各気筒に対応する燃料噴射ポンプの噴射量の微調整が行なわれ、気筒毎の噴射量のばらつきが解消される。
【0023】
さらに、エンジンの運転状態により、燃料噴射時期及び燃料噴射量の双方を変化させなければならない事態が頻繁に発生する。その一例として、図4は、或る運転状態A(図の縦軸に示した噴射タイミングθがθであり、かつ横軸に示した燃料噴射量Qがqの運転状態)から、他の運転状態B、即ち燃料噴射タイミングがθ、燃料噴射量qの運転状態に変化させる場合、上記第1及び第2アクチュエータ68及び70を同時に作動させると、同一のコントロールスリーブ38に、上述したように上下方向の作動力と回転方向の作動力とが同時に作用するため、双方の作用位置関係により、コントロールスリーブ38が変位不能となる恐れがある。もし、コントロールスリーブ38が変位不能になると、エンジンの運転状態に適合した燃料噴射が行なわれないので、エンジンの出力、燃費、排ガス等に関し、所要の性能が発揮されなくなる。
【0024】
しかしながら、本発明においては、図4に実線の矢印で示されているように、先ず、A点からC点まで、コントロールユニット72の駆動出力により第2アクチュエータ70を作動させてコントロールスリーブ38を燃料増量方向に所要回転角度だけ回転させ、燃料噴射量をqに増加させたのち、直ちに、第1アクチュエータ68を作動させてコントロールスリーブ38を進角方向に所定距離だけ変位させ、燃料噴射時期θが進角θのD点に変化させる。
【0025】
引続き、上記D点において、第2アクチュエータ70を作動させて、コントロールスリーブ38を燃料増量方向に所要回転角度だけ回転させることにより、燃料噴射量qのE点に達し、同E点で第1アクチュエータ68を作動させてコントロールスリーブ38を進角方向に所定距離だけ変位させ、燃料噴射時期θを進角θのF点に変化させる。その後直ちに、第2アクチュエータ70を作動させて、コントロールスリーブ38を燃料増量方向に所要回転数だけ回転させて燃料噴射量をqに増加させる。
【0026】
上記の結果、エンジンの運転状態が、燃料噴射量q、燃料噴射時期θのA点から、燃料噴射量q,燃料噴射時期θのB点まで変化し、この間、燃料噴射量Qを制御する第2アクチュエータ70と、燃料噴射時期θを制御する第1アクチュエータ68の作動が、同時に行なわれることなく、時間的に独立に、かつ連続的に行なわれるので、エンジンの運転状態の変化に迅速かつ円滑に適応して燃料噴射量及び燃料噴射時期の制御が行なわれ、エンジンの出力、燃費、排ガス等の全般にわたり、優れたエンジン性能を確保することができる利点がある。
【0027】
なお、上記図4では、燃料噴射量及び噴射進角を増大する場合について説明したが、逆に燃料噴射量及び噴射進角を低減する場合についても同様に、第1及び第2アクチュエータ68及び70が時間的に独立して夫々別個に作動される。また、図4では、燃料噴射量Qがqから3段階でqに変化すると共に、燃料噴射時期θがθから2段階でθに変化しているが、夫々の変化段数は対象エンジンの特性、運転状態に応じ適宜に設定することができ、夫々コントロールユニット又は制御手段72内に制御マップとして収蔵される。
【0028】
【発明の効果】
叙上のように、本発明に係る燃料噴射ポンプの制御装置は、軸線方向に往復動するポンプフランジャが、ポンプ本体の燃料室に収容されたコントロールスリーブを摺動自在に貫通し、同コントロールスリーブを上記ポンププランジャの軸線方向に変位させることによって燃料噴射時期を制御すると共に、同コントロールスリーブを上記ポンププランジャの軸線の回りに回動させることによって燃料噴射量を制御するようにした燃料噴射ポンプにおいて、上記コントロールスリーブの外周面に設けられた歯車と、同歯車と噛合いその変位によって上記コントロールスリーブをポンププランジャ軸線の回りに回動させる燃料噴射量制御ラックと、上記コントロールスリーブの外周面に上記ポンププランジャ軸線に直交する面内に削設された案内溝と、同案内溝に嵌装されその変位によって上記コントロールスリーブをポンププランジャ軸線の方向に変位させる燃料噴射時期制御ロッドとを備え、エンジンの運転状態に応じ燃料噴射量及び燃料噴射時期を共に変更することが必要なとき、上記燃料噴射量制御ラックと、燃料噴射時期制御ロッドとを時間的に独立に作動させる制御手段を設けたことを特徴とし、上記コントロールスリーブをポンププランジャ軸線の回りに回動させることによって燃料噴射量を制御することと、コントロールスリーブをポンププランジャ軸線方向に変位させて燃料噴射時期を制御することとを同時に行なう場合に生起する恐れがあるコントロールスリーブが変位不能となる不具合を確実に解消して、エンジン出力、燃費、排ガス等に関し優れたエンジン性能を確保し得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施形態を示す燃料噴射ポンプの断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図2における第1及び第2アクチュエータ68及び70の作動態様を説明した燃料噴射時期及び燃料噴射量制御線図である。
【符号の説明】
10…ハウジング、12…バレル、14…燃料加圧室、16…燃料吐出弁、18…吐出弁ホルダ、24…ポンププランジャ、26…カムホルダ、30…カム、32…カム軸、36…燃料室、38…コントロールスリーブ、40…案内溝、42…噴射時期制御部材、44…噴射時期制御ロッド、48…歯車、50…制御ラック、54…制御溝、56…制御孔、68…第1アクチュエータ、70…第2アクチュエータ、72…コントロールユニット又は制御手段、74…回転数センサ、70…負荷センサ。

Claims (1)

  1. 軸線方向に往復動するポンプフランジャが、ポンプ本体の燃料室に収容されたコントロールスリーブを摺動自在に貫通し、同コントロールスリーブを上記ポンププランジャの軸線方向に変位させることによって燃料噴射時期を制御すると共に、同コントロールスリーブを上記ポンププランジャの軸線の回りに回動させることによって燃料噴射量を制御するようにした燃料噴射ポンプにおいて、上記タイミングスリーブの外周面に設けられた歯車と、同歯車と噛合いその変位によって上記コントロールスリーブをポンププランジャ軸線の回りに回動させる燃料噴射量制御ラックと、上記コントロールスリーブの外周面に上記ポンププランジャ軸線に直交する面内に削設された案内溝と、同案内溝に嵌装されその変位によって上記コントロールスリーブをポンププランジャ軸線の方向に変位させる燃料噴射時期制御ロッドとを備え、エンジンの運転状態に応じ燃料噴射量及び燃料噴射時期を共に変更することが必要なとき、上記燃料噴射量制御ラックと、燃料噴射時期制御ロッドとを時間的に独立に作動させる制御手段を設けたことを特徴とする燃料噴射ポンプの制御装置。
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