JPS6121858A - 縫製用コンベアシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、各種の衣服類の縫製を流れ作業方式で行う
ためのコンベアシステムに関し、とくにパーツやブラン
クを運ぶためのキャリアが搬送路上を自重で転がって次
工程へ移動するものに関する。

〔従来の技術〕

この種のコンヘアシステムの従来例として２代表的なも
のに特開昭５８−４７６５３号公報がある。これは第５
図に示すごとく各工程間を次工程に向かって下り傾斜の
搬送路７で連絡し、キャリア５を転勤により移動させる
。また、隣り合う各搬送路７間には、キャリア５を次の
搬送路７へ持ち上げて移行させるリフト手段８を設けて
いる。

そこでは、各工程ごとに作業内容に難易差があり７また
作業者によって熟練度に差があることから、リフト手段
８を各工程で独立して作動させ。

キャリア５を個別に送れるようにする。そして。

送られてきたキャリア５は搬送路７上の待機位置Ｃにス
トックして、必要時にのみゲート手段１５を開いてキャ
リア５を一個づつ作業位置Ｂへ移動させるようにしてい
る。この従来例では作業位置Ｂが各搬送路７の傾斜下端
に設定されていて、そこが同時にリフト手段８によるキ
ャリア５のリフト位置Ａになっている。つまり、搬送路
７にキャリア５をストックすることで、各工程間の作業
時間の差などを吸収して調整をやりやすくしている。

この限りでは工程間の搬送路７が長いほどキャリア５の
ストック量が増え、生産管理が容易になる。

その反面、コンヘアシステムを設置するためのスペース
が大きくなる不利がある。すなわち９通常はワークポジ
ションＷを直線的な列状にして一定間隔置きに配置する
か、ワークポジションＷ間の距離を大きくするとそれだ
け生産管理が容易になるものの、長大な設置スペースを
要する。それに隣接するワークポジションＷ間の距離は
離れ過ぎると作業者間での監視、連繋プレイがスムーズ
に行えなくなり限界がある。

こうした事情から、従来システムでは、むしろワークポ
ジションＷを詰めて配列するライン配置を採る。そのか
わり、搬送路７と平行に専用のストック枠を別に設け、
これに搬送路上のキャリアを必要に応じて一時的に移し
替えておき、Ｉｌ！送路７でのストック量の過不足を補
っている。しかし。

キャリア５の移し替えは人手によるので面倒であり、こ
の操作がとくに遅れの大きな工程で不可欠となることか
ら、各工程間の作業の進捗度の調整を図るうえで問題が
あた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記のように１作業時間に工程間で格差があることを前
提とするこの種のｔａ製クシステムは、搬送路でのキャ
リアのストック量が生産性の向上を図るうえで重要な要
件となる。

そこで１本発明ではコンベアシステムの設置スペースを
大きくすることなく、各工程間の搬送路長を十分に太き
（設定できるようにしてキャリアを十分にストックでき
るものとし、これにより生産性の向上を実現しようとす
るものである。

〔問題点を解決するための手段〕

搬送路７の長さを大きり、シかもコンベアシステムの設
置スペースを最小限にする具体的手段として、コンヘア
ライン３に基本的に略Ｕ字形の迂回路１３を多数設け、
この隣接する迂回路１３・１３間に各工程のワークポジ
ションＷを設定し。

以て迂回路１３の存在で各工程間の搬送路長を大きく採
れるようにしたものである。

〔実施例〕

本発明の実施例を図面に基づき説明すると、第１図にお
いてコンベアシステムは左右に長い縦通フレーム１とこ
れから張り出される枝フレーム２を基本構造体にして２
両フレームト２に沿ってコンヘアライン３を配置し、こ
れを各フレームト２に支持腕４を介して支持し、全体と
して連続十字形に構成した。コンへアライン３の周囲に
は縦通フレーム】を挟んで前後２列にワークポジション
Ｗか配置される。各ワークポジションＷにはミシンやア
イロン台などが設置され１例えば左端前側のワークポジ
ションＷをライン始端として。

ここで衣服頓の全パーツを取りＮけたキャリア５をコン
−・アライン３に供給すると、キャリア５か各ワークボ
ー２．・コンＷを通過するごとに順にパーツが縫い−に
げられ５て行き、コンベアジイン３を一巡すると製品が
完成する。

第４図において、キャリア５はローラ６を介して搬送路
７に吊り下げられる。ローラ６は搬送路７を両側から挾
む一対の側輪部６ａと１　これの中央に対向状に突設す
る転輪部６ｂと５搬送路７を跨ぐボス６Ｃとを一体に形
成したプラスチック成形品であり、ハンガーアームの上
端に遊転自在に軸支しである。

第２図および第３図におい゛乙コンベアライン３は各工
程のワークポジションＷど・うしを連絡する丸パイプ製
の搬送路７と、隣接する各搬送路７・７間に設げられる
リフト手段８とで一連に形成きれる。

Ｉ股送路７ばキャリア５が自声で転がって移動できるよ
う、各工程のワ〜クボジノ号ンＷから次工程のワークポ
ジションＷに向かって６ないし９度の下り傾斜にしであ
る。またリフｌ一手段８ば前工程の１般送路７の傾斜下
端と、これに続く後工稈の搬送路７の傾斜り端との間を
上り傾斜状に接ドＬする。従って、コニ／−、アライン
３は、なだｑンかな下り傾斜の搬送路７と、急角度で立
ち上がるリフト手段８とがあたかも鋸刃状に連続する状
態になる。

リフト手段８は一対のフレーム９間にスプロケット１０
を介して支持されるチェーン１１と、これを回転駆動す
るモーフ１２などで構成され、チェーン１１の周面に固
定したロード爪１１ａでローラ６を係止してキャリア５
を持ち上げ１次の搬送路７へと移行させる。

不発明はかかるコンヘアシステムにおいて、コンヘアラ
イン３を次のように配置した点に特徴を有する。つまり
、互いに隣接するワークポジションＷ−Ｗの間で、各搬
送路７を枝フレーム２に沿って周回させ、平面視で上下
に長いＵ字形の迂回路工３を形成する。そして、この迂
回路１３で各ワークポジションＷの両側を区画し、各ワ
ークポジションＷに臨む搬送路７を大きく設定できるよ
うにし、キャリア５のストック量を増加できるものとし
た。迂回路１３の幅はコンヘアシステムの設置スペース
の増加を防ぐために、できるだけ幅狭であることが好ま
しいが、その突端の転向部分１３ａをキャリア５が支障
なく通過できることが必要なため、キャリア５が通過し
得る最小曲げ半径を基準にその幅を定める。図示例では
、迂回路１３に挟まれるワークポジションＷの幅が１４
０ｃｍであるのに対し、迂回路１３の幅が５Ｑｃｍとや
や余裕を見込んだ幅に設定しである。

第２図において、各搬送路７の傾斜下端がリフト手段８
によるキャリア５のリフト位置Ａに設定されており、こ
のリフト位置Ａより搬送方向上手側に作業位置Ｂついで
待機位置Ｃを順に設定し。

作業位置Ｂに補助ゲート手段１４を、待機位置Ｃにゲー
ト手段１５をそれぞれ配設しである。第４図において、
補助ゲート手段１４は円板状のゲート板１６と、これを
正逆に回転駆動するロータリーシリンダ１７とからンよ
り２両部材１６・１７を振分は状に支持するブラケット
１８を介して搬送路７に固定されている。ゲート板１６
は周面の回転軌跡がローラ６の転輪部６ｂの移動領域と
重なる位置に設けられ、板面の下部に転輪部６ｂが嵌ま
り込むポケット１９を切欠き形成しである。ロータリー
シリンダ１７は空気圧で駆動されて正逆両方向に半回転
し、ポケット１９の開口が搬送方向下手側を向く停止姿
勢と、逆に搬送方向下手側を向く解放姿勢との間でゲー
ト板１６を往復駆動する。各工程では作業位置Ｂの真横
に作業者か位置するように機器類が配置される。

ゲート手段１５は、その設置位置が異なることを除けば
、上記の補助ゲート手段１４と同一の構成である。但し
、これでは搬送路７上にストックされた多数のキャリア
５を１　（ｆｌｉｔづつ送り出すために、最前列のキャ
リア５を送るとき後続のキャリア５をゲート板１６の周
面で受は止める点か補助ゲート手段１４と異なる。

上記の両ゲート手段１４・１５は作業者からの指令信号
でそれぞれ同時に起動し、待機位置Ｃにあるケート手段
１５からは加工前のブランクやパーツを保持するキャリ
ア５が５作業位置已にある補助ケート手段１４からは加
工済みのブランクを保持したキャリア５かそれぞれ前方
に送られて行く。補助ゲート手段１４から送られたキャ
リア５は搬送路７の傾斜下端のリフト位置Ａに達すると
自動的に検知され、その検知信号でリフト手段８が作動
して次の搬送路７に持ち上げられて行く。

ゲート手段１５から送られたキャリア５は補助ゲート手
段１４に捕捉されて加工を待つ。このように、各工程で
は作業者の処理速度に応じて次々にキャリア５がリフト
手段８て次工程へ送られる。

しかし搬送路７は迂回路１３によって十分に長く設定し
であるので、各工程間で作業の進捗度に差があっても、
送られてきたキャリア５を搬送路７上の待機位置Ｃに大
量にストックでき７前後の工程の影響を受けることなく
作業を継続して行える。

なお、全てのワークポジションＷで作業が行われるとは
限らない。多くの場合は予備のワークポジションＷをい
くつか設ける。この予備のワークポジションＷではキャ
リア５の送りを前述の手動から自動に切換えておき、キ
ャリア５を素通りさせることになる。

上記の実施例では理解しやすいよう、ごく単純な形状の
コンヘアライン３について説明したが。

ワークポジションＷの配置は単純な一列状であったり９
例えば円形や渦巻状など特殊な配列にすることもある。

また１両ゲート手段１４・１５およびリフト手段８につ
いても同等限定するものではなく２例えば従来システム
における往復動式のゲート手段、あるいは往復動式のリ
フト手段でもよい。両ゲート手段１４・１５およびリフ
ト手段８の設置個所も、ワークポジションＷに臨む搬送
路７上であること以外はとくに限定するものではなく５
作業者位置に対応して任意に変更できる。従来例のよう
に作業位置Ｂとリフト位置Ａとが一致していてもよい。

更に１本発明では搬送路７．リフト手段８．搬送路７・
・・の順で連絡されて行くことを要件としているが、コ
ンヘアライン３の一部が工場内の敷地の都合その他で別
の搬送路でつながることがあるは言うまでもない。かか
る形態も本発明の予想するところである。

〔発明の効果〕

この発明では、互いに隣り合うワークポジションＷ−Ｗ
間でコンベアライン３を構成する搬送路７が略Ｕ字形の
迂回路１３を持つものとし、これらの迂回路１３で各ワ
ークポジションＷの両側を区画して、ワークポジション
Ｗに臨む搬送路７の長さを十分に大きく設定できるよう
にした。これにより、隣接するワークポジションＷ・Ｗ
間の距離、つまり作業者間の距離は連繋プレイができる
ように従来例と変わらないものにしても各工程の搬送路
７でのキャリア５のストック量は必要かつ十分なものに
できるから１作業の難易差や作業者の熟練度の差に基づ
く作業の進捗度の差をよく吸収できる。従って１作業者
の出動状況や能力に大きな変動が生じる場合でも、これ
に柔軟に対応して生産性を向上できる。また、迂回路１
３を各ワークポジションＷ間に設けるので、各ワークポ
ジションＷにおいて作業者位置を比較的自由に定めるこ
とができ、コンヘアシステムの設置状況に応じて最良の
機器配置を行える。しかも、コンヘアシステム全体の設
置スペースの増加を必要最小限に止めることができ、経
済的にコンヘアシステムを敷設できる。加えて、迂回路
１３を含む搬送路７とリフト手段８はユニット化して用
意しておきさえすれば、それらの本数を変えるだけで、
求めに応じてワークポジションＷの数を簡単に増減でき
る利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明に係るコンベアシステムの
実施例を示しており、第１図は概略平面図、第２図は第
１図における■−■線矢視図、第３図は要部の平面図２
第４図は第２図における■−■線断面図である。 第５図は従来例を示す要部の側面図である。 ３・・・・コンベアライン。 ５・　・・　・キャリア。 ７・・・・搬送路。 ８・・・・リフト手段。 １３・・・迂回路。 １５・・・ゲー１一手段。 Ｗ・・・・ワークポジション。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）キャリア５が自重で転動する下り傾斜の搬送路７
   を多数有し、隣り合う各搬送路７・７の傾斜下端と傾斜
   上端との間に、前の搬送路７上にあるキャリア５を後の
   搬送路７に持ち上げ移行するリフト手段８を配置し、こ
   れら搬送路７とリフト手段８とで一連のコンベアライン
   ３を構成し、各ワークポジションＷに臨む搬送路７上の
   待機位置Ｃに、ストックされたキャリア５を一個づつ作
   業位置Ｂに送り出すゲート手段１５を配設してあり、各
   搬送路７が基本的に略Ｕ字形に折り曲げ形成された迂回
   路１３を持っており、隣接する迂回路１３・１３間にワ
   ークポジションＷが設定されていることを特徴とする縫
   製用コンベアシステム。