JPH0316811Y2 - - Google Patents

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JPH0316811Y2
JPH0316811Y2 JP1986055134U JP5513486U JPH0316811Y2 JP H0316811 Y2 JPH0316811 Y2 JP H0316811Y2 JP 1986055134 U JP1986055134 U JP 1986055134U JP 5513486 U JP5513486 U JP 5513486U JP H0316811 Y2 JPH0316811 Y2 JP H0316811Y2
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hanger
conveyor belt
stopper
guide rail
roller
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、各種の物品を運ぶハンガの多数を先
入れ先出し方式でベルト搬送しながら、搬送路に
沿つて設定した多数の作業ステーシヨンにおい
て、ハンガ上の運搬物を工程順に加工するプロセ
スコンベヤに関する。
〔従来の技術〕
この種のプロセスコンベヤに関する第1の従来
技術として、スウエーデン国のマツツ・イングバ
ー・ダビツトソンの提案に係る特公昭52−1193号
公報および特開昭59−43713号公報に係るものが
ある。
これは縫製用として実用化されており、第5図
ないし第7図に示すごとくループ状をなす1本の
主搬送路1aの途中で多数の分岐路1bを設け、
各分岐路1bに作業ステーシヨンを設定する。運
搬物として衣服1着分の全パーツを保持し得る多
数のローラ・ハンガ16を有し、このハンガ16
は行先指定キー34を備えていて主搬送路1aに
送り込まれ、主搬送路1aから指定された作業ス
テーシヨンに分岐路1bを介して移動し、このス
テーシヨンでの縫製作業が済むと次のステーシヨ
ンへの行先が作業者によつて指定され、いつたん
主搬送路1aに戻つたのち指定された更に次のス
テーシヨンへと移動し、これを繰り返して縫製を
仕上げて行くものとなつている。
この場合の主搬送路1a上におけるハンガ移送
形態に着目すると、そこでは第6図および第7図
に示すごとく主搬送路1aを構成する案内レール
2に沿つて搬送ベルト6が矢印P方向に走る。搬
送ベルト6の上面に送り爪35を所定の間隔置き
に列設しておく。ハンガ16の上端に支持した遊
転ローラ18が搬送ベルト6を跨いでおり、該ロ
ーラ18の左右の内輪部18a,18aがレール
2の左右の上端面に受け止められている。
いま、搬送ベルト6が矢印P方向に走行する
と、送り爪35がローラ18の軸部21に接当係
合し、これでローラ18がレール2に受け止めら
れて転動して行く。主搬送路1aから分岐路1b
にハンガ16を送り込むときは、ストツパでハン
ガ16の移動を停止し、搬送ベルト6の移動に伴
いローラ18が送り爪35に乗り掛かつて上方に
移動する。
更に、この種の縫製システムに関する第2の従
来技術例として、特開昭58−47653号公報および
実開昭58−41704号公報に示すものがある。これ
は第8図に示すごとく、1本の搬送路1に多数の
ハンガ16を先入れ先出し方式で送り込む。搬送
路16のハンガ送り方向下手側に作業ステーシヨ
ンを列状に設定し、これらステーシヨンに臨む搬
送路部分は下り傾斜路36と上り傾斜路37とが
連続する波形とし、ハンガ16は上端のローラ1
8を介して下り傾斜路36を自重で転がり移動
し、下り傾斜路36の途中でストツパ手段により
ハンガ16を受け止めてひとつずつ最下点の作業
位置に送り込む。この作業位置でハンガ16を停
止させて、ハンガ16からパーツを外して縫製作
業を行い、これが済むと作業者がリフト手段38
を作動させてハンガ16を上り傾斜路37に沿つ
て持ち上げて行き、次の下り斜面路36の上端に
まで案内するものとなつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前出の第1従来技術例では、主搬送路1a上の
各ハンガ16が行先指定された分岐路1bにのみ
順に移動して行く。全ての分岐路1bを配列順に
通過しない。したがつて、作業工程の増減、縫製
工の習熟度などに迅速に対応でき、分岐路1bの
数を増すことによつてひとつのシステムで同時に
多種類の作業工程(具体的には縫製工程)を行え
る、といつた利点を有する。
しかし、第1従来技術例は装置が極めて大掛り
で複雑であり、使用するハンガ16も行先指定キ
ー34を備えた特殊仕様のものを要し、高価につ
く点に最大の難がある。
この点、前出の第2従来技術例では、前述の分
岐路1bを設ける必要がなく、1本の搬送路1に
沿つて多数のハンガ16を順に通すだけであり、
ハンガ16も行先指定キーなどを要さず、全体に
構造が簡単で安価に製造できる。多品種少量の衣
服の縫製に向いている。
しかし、この第2従来技術例によるときは、搬
送路1を構成するレールを全長にわたつて波形に
形成しなければならず、かつ各縫製ステーシヨン
毎に下り傾斜路36の下端からハンガ16を引き
上げるリフト手段38をそれぞれ個別に設けなけ
ればならない。この点は第1従来技術例の分岐路
1bの構成そのものである。そのため、なお依然
として高価につく。更に、下り傾斜路36の下端
近傍を常に作業位置に定めなければならず、融通
性がない。つまり、作業位置が一定ピツチに設定
されるため、その数を予想される作業工程の最大
に設定しておかなければならず、無駄が多いうえ
に作業工程のそれ以上の増加には即応できない。
〔考案の目的〕
本考案は、かかる事実に着目し、前出の第2従
来技術例を更に発展し、そこに前出の第1従来技
術例の長所を取り込んだものである。
本考案の目的は、従来例に比べて格段に安価に
製造できる縫製等のプロセスコンベヤを得るにあ
る。
本考案の他の目的は、1本の搬送路に沿つて多
数のハンガが先入れ先出し方式で極めてスムーズ
に移送し得るプロセスコンベヤを得るにある。
本考案の更に他の目的は、搬送路上に設定すべ
き作業ステーシヨンの増減ならびに配設ピツチが
任意に選定でき、作業工程などの状況に迅速に対
応できるプロセスコンベヤを得るにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案では、第1図に示すごとく1本の搬送路
1が適当なループ形状を以て設定され、この搬送
路1に沿つて案内レール2が走る。この案内レー
ル2は単なる水平状でよい。
案内レール2は上面が開口する縦向きの案内溝
4を有し、この案内溝4の溝底にローラベアリン
グ5を該案内溝4の全長にわたつて適当間隔置き
に配設してある。別に平板状のベルト材をループ
状に接続してなる搬送ベルト6を有し、案内レー
ル2の案内溝4に、これの上方から搬送ベルト6
がベルト幅方向を垂直姿勢にして嵌合装着してあ
り、案内溝4に搬送ベルト6を嵌合装着した状態
において、搬送ベルト6は下端が案内溝4の溝底
に前記ローラベアリング5を介して案内レール2
に沿つて走行自在に支持されているとともに、搬
送ベルト6の上端面6aが案内レール2の上端か
ら突出している。そして、第3図に示すごとき駆
動手段7で案内レール2に沿つて搬送ベルト6が
循環走行する。
搬送路1に沿つて順に移送される多数のハンガ
16を有する。この各ハンガ16は第2図に示す
ごとく連結ロツド17の上端にローラ18を遊転
自在に支持し、連結ロツド17の下端に運搬物の
保持手段19を備えている。そのローラ18は左
右の外輪部20,20と両外輪部20,20をつ
なぐ軸部21とを有し、各ハンガ16はローラ1
8が前記軸部21を介して搬送ベルト6の上端面
6aに遊転自在に受け止め支持されている。運搬
物の保持手段19としては吊り掛け、挟着などの
各種形態を含み、投げ込まれる受箱状でもよい。
搬送路1に沿つて任意の位置に任意のピツチで
多数の作業ステーシヨンBを設定する。搬送路1
には各ステーシヨンBに対応させてストツパ手段
23をそれぞれ設ける。このストツパ手段23は
搬送ベルト6に支持されて移送して来るハンガ1
6に接当作用して、これの移送を停止させる機能
を有する。すなわち各作業ステーシヨンB上のス
トツパ手段23は、ストツパ26と、該ストツパ
26を作動させるエアシリンダ27と、手動運転
と自動運転とに切換えるための切換えスイツチと
を含んでおり、各ストツパ手段23の切換えスイ
ツチを手動運転に切換えたときは、エアシリンダ
27を介してストツパ26が搬送ベルト6上のハ
ンガ16に接当作用して前記ローラ18を搬送ベ
ルト6の上端面6aで回転させながら各ハンガ1
6の送りを停止させるとともに、作業者の指令で
各ハンガ16の送り停止を解除するように作動
し、各ストツパ手段23の切換えスイツチを自動
運転に切換えたときは、エアシリンダ27でスト
ツパ26による各ハンガ16の送り停止が解除さ
れて該当の作業ステーシヨンBを各ハンガ16が
素通りすることを要件とする。
〔考案の効果〕
以上のようにした本考案によれば、ハンガ16
はループ状の案内レール2と該案内レール2に沿
つて循環走行する搬送ベルト6とで1本の搬送路
1上を先行のものから順に移送されて行く。駆動
系としては1本の搬送ベルト6を走行させるだけ
であり、各ハンガ16はベルト6の上端面6aに
ローラ18が受け止められて移動する。したがつ
て、本考案では搬送路1を1本にして構造の簡略
化を図つた前出の第2従来技術例と比較しても、
各作業ステーシヨン毎にハンガ16を持ち上げる
リフト手段38をそれぞれ設ける必要がないし、
案内レール2も上下に屈曲する波形にする必要が
なく水平状態に走らせれば足りるから、全体をほ
ぼ半額程度で安価に製造できるところに最大の利
点を有する。
しかも、ハンガ16はベルト移送方式を採るの
で、搬送路1の平面形状は敷地条件に合わせて自
在に設定できる。また、搬送路途中の任意の位置
に作業ステーシヨンBを設定ピツチを自在に変え
ながら設けることができる。したがつて、敷地条
件や工程数などに応じてレイアウトの変更が容易
に行え、使い勝手の良いものが得られる。
また、同じベルト移送方式とは言え、前出の第
1従来技術例では搬送ベルト6の上面に多数の送
り爪35を全長にわたつて設けなければならな
い。そして、ハンガ16のローラ18を案内レー
ル2で受けて転がり移動させ、主搬送路1a上で
のハンガ16の送り停止に際してはハンガ16の
ローラ18を前記送り爪35を乗り越えさせて搬
送ベルト6の上方に持ち上げるものである。これ
に対し、本考案では案内レール2から突出する搬
送ベルト6の上端面6aにハンガ16のローラ1
8を直接に受け止めて該ローラ18を回転させず
にハンガ16を移送する。そこでは搬送ベルト6
の上端面6aに前記送り爪35の類を設ける必要
がない。本考案では作業位置において、ストツパ
手段23でベルト上のハンガ16の移動を停止さ
せると、ハンガ16が走行する搬送ベルト6に接
して回転することにより、ハンガ16を支障なく
作業位置に停止できるものとした。したがつて、
本考案によるときは、前出の第1従来技術例とは
共に搬送ベルトを使用するというもその形態が異
なり、この点でも構造が簡略化されている。
更に、本考案では作業をしないステーシヨンB
に対応するストツパ手段23は送られて来るハン
ガ16を停止させることなく素通りさせて行く
が、この場合も案内レール2が波形状を呈する第
2従来技術例のものと異なり、次のステーシヨン
Bに向けてハンガ16を直接に移送できることに
なり、作業能率の向上にも資するところ大であ
る。その各ストツパ手段23はエアシリンダ27
でストツパ26を動かしてハンガ16の送り停止
をするか、この送り停止を解除するだけであるか
ら、ストツパ手段23の構造も簡略化でき、作業
ステーシヨンBの増減にもよく対応できる。しか
も、作業者が居るか居ないかで切換えスイツチを
手動運転と自動運転とに切換えるだけでよいか
ら、この点でも取り扱いが簡単に行える。
〔実施例〕
第1図ないし第4図は本考案に係るプロセスコ
ンベヤの好適な実施例として、縫製用のものを示
す。
図において、1はループ状を呈する1本の搬送
路である。この搬送路1を構成する案内レール2
はフレーム3に水平姿勢で1.0〜1.7mの高さを以
て固定する。
第2図および第4図において、案内レール2は
上面が開口する案内溝4を有する。この案内溝4
の溝底にローラベアリング5を全長にわたつて適
当間隔置きに配設する。
案内レール2には、その案内溝4に上方からル
ープ状の搬送ベルト6を嵌合装着する。このベル
ト6は下端が前記ローラベアリング5に受け止め
られて案内レール2に沿つて走行する。搬送ベル
ト6の上端面6aは案内レール2から突出した状
態にある。この搬送ベルト6は比較的剛性のある
低摩擦のプラスチツク材などからなる。
搬送路1の途中には案内レール2に沿つて搬送
ベルト6を矢印P方向に循環走行させる駆動手段
7を有する。この駆動手段7としては、第3図に
示すごとく案内レール2の左右対向部分間にモー
タ8を配置する。該モータ8の基端プーリ9と左
右に配置した従動プーリ10,10とにベルト1
1,11を巻き掛ける。各従動プーリ10,10
の外周に係合突子12を等間隔置きに突設する。
案内レール2の左右対向部分に従動プーリ10の
外周部が臨む切欠き13を設ける。一方、搬送ベ
ルト6には第4図に示すごとく全長にわたつて係
合孔15を等間隔置きに設ける。そして、左右の
各従動プーリ10が同期して回動することによ
り、係合突子12が切欠き13を介して搬送ベル
ト6の係合孔15に嵌係合し、これで該ベルト6
を走行駆動するものとした。なお、符号14は各
ベルト6に接当作用するテンシヨンローラであ
る。
搬送路1に沿つて移送される多数のハンガ16
を有する。このハンガ16は連結ロツド17の上
端にローラ18を遊転自在に支持し、連結ロツド
17の下端に運搬物として衣服1着分の全パーツ
を着脱自在に吊り掛け保持する保持手段19を備
えている。
ハンガ16はそのローラ18を介して搬送ベル
ト6の上端面6aに受け止め支持する。即ち、ロ
ーラ18は第2図に示すごとく左右の外輪部2
0,20をつなぐ軸部21を有する。この軸部2
1が搬送ベルト6の上端面6aに乗り掛り、左右
の外輪部20,20が案内レール2の上端左右の
ガイド22,22に外嵌する状態で案内されてい
る。
第1図において、搬送路1の適所に、案内レー
ル2上にある多数の各ハンガ16に衣服1着分の
全パーツを吊り掛けるための移載ステーシヨンA
を設定し、該ステーシヨンAよりも搬送路1のベ
ルト送り方向Pの下手側に、多数の作業ステーシ
ヨンBを作業工程数に応じて任意の間隔で設定
し、最下側に回収ステーシヨンCを設定する。
搬送路1には各作業ステーシヨンBに対応させ
てハンガ16の移動を停止させるストツパ手段2
3をそれぞれ有する。各ストツパ手段23は第2
図および第4図に示すごとく軸25まわりに回動
するストツパ26と、該ストツパ26を一定角度
だけ回動操作するエアシリンダ27とを含む。こ
れらストツパ26およびエアシリンダ27は取付
枠29に装着してユニツト化し、取付枠29をフ
レーム3に固定する。ストツパ26はほぼ半円形
の板状で下部を切欠いてあり、この切欠き部を定
義する下向きの蹴り出し面30の一端にこれと直
交状の係止面31を、他端に円弧状の割り込み面
32をそれぞれ有し、取付状態において搬送ベル
ト6の直上に位置する。図示例では主たるストツ
パ手段23の更にベルト送り方向上手側に所定の
間隔を置いて同一構成の補助ストツパ手段23a
を有する。
次に本案コンベヤの動きを説明する。搬送路1
上に移載ステーシヨンAにおいて多数の各ハンガ
16に衣服1着分の全パーツを吊り掛け、ハンガ
16のローラ18を案内レール2上の搬送ベルト
6に吊り掛ける。これでローラ18の軸部21が
搬送ベルト6の上端面6aに受け止められる。各
ハンガ16は案内レール2に沿つて走行する搬送
ベルト6に乗つて先のものから順にベルト送り方
向Pの下手側に設置した作業ステーシヨンBへと
移送されて行く。
各作業ステーシヨンBには二連のストツパ手段
23,23aに作用する手動運転と自動運転との
切換えスイツチを備えている。全ての作業ステー
シヨンBに作業者が居て、作業をするとは限らな
い。作業者が居ない予備のステーシヨンBが予め
設定されている。作業が行われるステーシヨンB
では前述の切換えスイツチを手動運転とし、作業
をしない予備ステーシヨンBでは切換えスイツチ
を自動運転に切換えておく。
切換えスイツチが手動運転になつている作業ス
テーシヨンBでは、ベルト送り方向Pの上手側の
補助ストツパ手段23aと下手側の主ストツパ手
段23が作業者で操作される。まず、補助ストツ
パ手段23aでハンガ16の移送が一旦停止され
たのち、次に先行のハンガ16から順にストツパ
手段23にひとつずつ移送されてここで停止させ
られる。すなわち、ストツパ手段23,23aは
同時に作動し、それぞれのストツパ26の係止面
31がハンガ・ローラ18の軸部21に係止して
ハンガ16の移動を停止する。移動を停止させら
れたハンガ16ではローラ18が走行中の搬送ベ
ルト6の上端面6aで回転している。
多くの場合、補助ストツパ手段23aで数個の
ハンガ16が留つた状態に停止する。各作業ステ
ーシヨンBにおいて、作業者は主ストツパ手段2
3aで移動を停止したハンガ16からパーツを外
し、該パーツを加工したのち、再び該ハンガ16
に戻す。こうして加工が済むと、作業者のスイツ
チ操作で両ストツパ手段23,23aによるハン
ガ16の移動停止をほぼ同時的に解除する。この
ときは、エアシリンダ27でストツパ26が軸2
5まわりに時計回り方向へと回転し、これでスト
ツパ26の蹴り出し面30にてハンガ・ローラ1
8を下手側に蹴り出す。その際に補助ストツパ手
段23aにおいては、ストツパ26の割り込み面
32が下方に回り込んで後行のハンガ・ローラ1
8をせき止め、次にストツパ26が素早く元のス
トツプ姿勢に切換つたとき後行のローラ18を再
び係止面31で受け止め、各作業ステーシヨンB
すなわち主ストツパ手段23にハンガ16をひと
つずつ送り込む。
作業者の熟練度の差や工程によつては、隣接す
る作業ステーシヨンBで異なる作業者が同じ加工
をすることがある。その場合は上手側の作業者が
ハンガ16のたまり具合をみながら下手側の作業
ステーシヨンBへとハンガ16を加工しないまま
手動操作で送り込む。
前述の切換えスイツチを自動運転に切換えた作
業ステーシヨンBにおいては、前記ストツパ26
でハンガ16を一旦停止させたのち、直ちに停止
を解除する動作を繰り返してハンガ16を下手側
に素通りさせて行く。
かくして、全ての作業ステーシヨンBを通過し
たハンガ16は回収ステーシヨンCに至り、ここ
でハンガ16から完成品すなわち縫製済の衣服が
回収される。
〔別実施例〕
図示例の全容は以上の通りであるが、例えば搬
送ベルト6の駆動手段7、ハンガ16のとくに運
搬物の保持手段19の形態、およびストツパ手段
23については図示例に限られず種々の設計変更
が可能である。
例えば、図示例では各作業ステーシヨンBごと
に本来のストツパ手段23に補助ストツパ手段2
3aを付設し、ハンガ16を作業位置に向けて1
個ずつ送るものとしたが、これは作業位置でハン
ガ16が2個以上連なると、先行のハンガ16か
らの運搬物の受け取りが煩わしくなるからであ
る。この点、ハンガ16の保持手段19をバケツ
ト(箱)状にするときは、これが接当し合つて先
行のハンガ16と後行のハンガ16との間に十分
な間隔が生じることになるので、それらの場合に
補助ストツパ手段23aは不要である。
ストツパ手段23をロツド状のストツパ26が
ハンガ16の移動軌跡上に出退する形態などに変
更したときは、自動運転に切換えた予備の作業ス
テーシヨンBにおいて、ストツパ26をハンガ1
6に一切接当せずに素通りさせてもよい。
その他、ハンガ16を予備搬送路から搬送路1
の最上手側に受け渡し、かつ搬送路1の最下手側
から完成品を保持するハンガ16を回収搬送路に
導くようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の実施例を示して
おり、第1図は装置全体の概略平面図、第2図は
縦断正面図、第3図は搬送ベルトの駆動手段を示
す平面図、第4図は要部の一部縦断側面図であ
る。第5図ないし第7図は第1従来技術例を示し
ており、第5図は装置全体の概略平面図、第6図
は搬送ベルトによるハンガの送り機構を示す側面
図、第7図はその縦断正面図である。第8図は第
2従来技術例を示す概略側面図である。 1……搬送路、2……案内レール、6……搬送
ベルト、6a……搬送ベルトの上端面、7……搬
送ベルトの駆動手段、16……ハンガ、17……
ハンガの連結ロツド、18……ハンガのローラ、
19……ハンガの保持手段、20……ローラの外
輪部、21……ローラの軸部、23……ストツパ
手段、26……ストツパ、B……作業ステーシヨ
ン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ループ状を呈する1本の搬送路1に沿つて案内
    レール2を配設してあり、 この案内レール2は、上面が開口する縦向きの
    案内溝4を有し、この案内溝4の溝底にローラベ
    リング5を該案内溝4の全長にわたつて適当間隔
    置きに配設してあり、 平板状のベルト材をループ状に接続してなる搬
    送ベルト6を有し、 案内レール2の案内溝4に、これの上方から搬
    送ベルト6がベルト幅方向を垂直姿勢にして嵌合
    装着してあり、 案内溝4に搬送ベルト6を嵌合装着した状態に
    おいて、搬送ベルト6は下端が案内溝4の溝底に
    前記ローラベアリング5を介して案内レール2に
    沿つて走行自在に支持されているとともに、搬送
    ベルト6の上端面6aが案内レール2の上端から
    突出しており、 案内レール2に沿つて搬送ベルト6を循環走行
    させる駆動手段7を備えており、 搬送路1に沿つて移送される多数のハンガ16
    を有し、 各ハンガ16は、連結ロツド17の上端にロー
    ラ18を遊転自在に支持するとともに、連結ロツ
    ド17の下端に運搬物を保持する保持手段19を
    備えており、ローラ18は左右の外輪部20,2
    0と両外輪部20,20をつなぐ軸部21とを有
    し、 各ハンガ16はローラ18が前記軸部21を介
    して搬送ベルト6の上端面6aに遊転自在に受け
    止め支持されており、 搬送路1上の任意の位置に設定された多数の各
    作業ステーシヨンBに、各ハンガ16の移動を停
    止させるストツパ手段23をそれぞれ備えてお
    り、 各ストツパ手段23はストツパ26と、該スト
    ツパ26を作動させるエアシリンダ27と、作業
    者が関与する手動運転と作業者が関与しない自動
    運転とに切換えるための切換えスイツチとを含ん
    でおり、 各ストツパ手段23の切換えスイツチを手動運
    転に切換えたときは、エアシリンダ27を介して
    ストツパ26が搬送ベルト6上のハンガ16に接
    当作用して前記ローラ18を搬送ベルト6の上端
    面6aで回転させながらハンガ16の送りを停止
    させるとともに、作業者の指令で各ハンガ16の
    送り停止を解除するように作動し、 各ストツパ手段23の切換えスイツチを自動運
    転に切換えたときは、エアシリンダ27でストツ
    パ26による各ハンガ16の送り停止が解除され
    て該当の作業ステーシヨンBを各ハンガ16が素
    通りすることを特徴するプロセスコンベヤ。
JP1986055134U 1986-04-12 1986-04-12 Expired JPH0316811Y2 (ja)

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JPS5425312A (en) * 1977-07-28 1979-02-26 Sumitomo Metal Ind Ltd Detection of leakage point in condenser cooling equipment

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