JPH0144489Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0144489Y2
JPH0144489Y2 JP1986008204U JP820486U JPH0144489Y2 JP H0144489 Y2 JPH0144489 Y2 JP H0144489Y2 JP 1986008204 U JP1986008204 U JP 1986008204U JP 820486 U JP820486 U JP 820486U JP H0144489 Y2 JPH0144489 Y2 JP H0144489Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hanger
guide rail
sewing
conveyor belt
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986008204U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62119314U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986008204U priority Critical patent/JPH0144489Y2/ja
Publication of JPS62119314U publication Critical patent/JPS62119314U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0144489Y2 publication Critical patent/JPH0144489Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pusher Or Impeller Conveyors (AREA)
  • Framework For Endless Conveyors (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、衣服1着分のパーツを保持するハン
ガの多数を先入れ先出し方式でベルト搬送しなが
ら、搬送路に沿つて設定した多数の縫製ステーシ
ヨンにおいて、ハンガ上のパーツを工程順に縫製
加工して完成品とする縫製装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の縫製装置に関する第1の従来技術とし
て、スウエーデン国のマツツ・イングバー・ダビ
ツトソンの提案に係る特公昭52−1193号公報およ
び特開昭59−43713号公報に係るものがある。
これは第5図ないし第7図に示すごとくループ
状をなす1本の主搬送路1aの途中に多数の分岐
路1bを設け、各分岐路1bに縫製ステーシヨン
Bを設定する。衣服1着分の全パーツを保持した
多数のローラ・ハンガ16は、行先指定キー34
を備えていて主搬送路1aに送り込まれ、主搬送
路1aから指定された縫製ステーシヨンBに分岐
路1bを介して移動し、この縫製ステーシヨンB
での縫製作業が済むと次の縫製ステーシヨンBへ
の行先が作業者によつて指定され、いつたん主搬
送路1aに戻つたのち指定された次の縫製ステー
シヨンBへと移動し、これを繰り返して縫製して
行く。
この第1従来技術例にみる主搬送路1a上での
ハンガ移送形態に着目すると、そこでは第6図お
よび第7図に示すごとく主搬送路1aを構成する
案内レール2に沿つて搬送ベルト6を矢印P方向
に走らせる。搬送ベルト6の上面に送り爪35を
所定の間隔置きに列設しておく。ハンガ16の上
端に支持した遊転ローラ18が搬送ベルト6を跨
ぎ、該ローラ18の左右の内輪部18a,18a
がレール2の左右の上端面に受け止められるもの
とする。そして、搬送ベルト6を矢印P方向に走
行させたとき、送り爪35がローラ18の軸部2
1に接当係合し、これでローラ18がレール2に
受け止められて転動して行く。そして、主搬送路
1aから分岐路1bにハンガ16を送り込むとき
は、ストツパでハンガ16の移動を停止させ、搬
送ベルト6の移動に伴いローラ18が送り爪35
に乗り掛かつて上方に移動するものとなつてい
る。
更に、この種の縫製システムに関する第2の従
来技術例として、特開昭58−47653号公報および
実開昭58−41704号公報に示すものがある。これ
は第8図に示すごとく、1本の搬送路1に多数の
ハンガ16を先入れ先出し方式で送り込む。そし
て、搬送路16のハンガ送り方向下手側に縫製ス
テーシヨンを列状に設定し、これら縫製ステーシ
ヨンに臨む搬送路部分は下り傾斜路36と上り傾
斜路37とが連続する波形とし、ハンガ16は上
端のローラ18を介して下り傾斜路36を自重で
転がり移動し、下り傾斜路36の途中でストツパ
手段によりハンガ16を受け止めてひとつづつ最
下点の作業位置に送り込む。この作業位置でハン
ガ16を停止させて、ハンガ16からパーツを外
して縫製作業を行い、これが済むと作業者がリフ
ト手段38を作動させてハンガ16を上り傾斜路
37に沿つて持ち上げて行き、次の下り斜面路3
6の上端にまで案内するものとなつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前出の第1従来技術例では、主搬送路1a上の
各ハンガ16が行き先指定された分岐路1bにの
み順に移動して行く。全ての分岐路1bを配列順
に通過しない。したがつて、縫製工程の増減、縫
製工の習熟度などに迅速に対応でき、分岐路1b
の数を増すことによつてひとつのシステムで2種
類の異なる衣服を支障なく縫製できる、といつた
利点を有する。
しかし、第1従来技術例は装置が極めて大掛り
で複雑であり、使用するハンガ16も行先指定キ
ー34を備えた特殊仕様のものとなり、高価につ
く点に最大の難がある。とくに多品種少量の縫製
には向かない。
この点、前出の第2従来技術例では、前述の分
岐路1bを設ける必要がなく、1本の搬送路1に
そつて多数のハンガ16を順に通すだけであり、
ハンガ16も行先指定キーなどを要せず、全体に
構造が簡単で安価に製造できる。多品種少量の衣
服の縫製に向いている。
しかし、この第2従来技術例によるときは、搬
送路1を構成するレールを全長にわたつて波形に
形成しなければならず、かつ各縫製ステーシヨン
毎に下り傾斜路36の下端からハンガ16を引き
上げるリフト手段38をそれぞれ個別に設けなけ
ればならない。そのため、なお依然として高価に
つく。更に、下り傾斜路36の最下点を常に作業
位置に定める必要があり、融通性が利かない。つ
まり、作業位置が一定ピツチに設定されるため、
その数を予想される縫製工程の最大に設定してお
かなければならず、無駄が多いうえに縫製工程の
それ以上の増加には対応できない。
〔考案の目的〕
本考案は、かかる事実に着目し、前出の第2従
来技術例を更に発展し、そこに前出の第1従来技
術例の長所を取り込んだものである。
本考案の目的は、従来例に比べて格段に安価に
製造できる縫製装置を得るにある。
本考案の他の目的は、1本の搬送路に沿つて多
数のハンガが先入れ先出し方式で極めてスムーズ
に移送し得る縫製装置を得るにある。
本考案の更に他の目的は、搬送路上に設定すべ
き作業位置すなわち縫製ステーシヨンの増減なら
びに配設ピツチが任意に選定でき、縫製工程等の
状況に迅速に対応できる縫製装置を得るにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案では、第1図に示すごとく1本の搬送路
1が適当なループ形状を以て設定され、この搬送
路1に沿つて案内レール2が走る。この案内レー
ル2は単なる水平状でよい。
案内レール2は、第2図に示すごとく上面が開
口する案内溝4を有し、この案内溝4にループ状
の搬送ベルト6をこれの上端面6aが案内レール
2の上方に突出する状態で走行自在に嵌合装着さ
れている。そして、第3図に示すごとき駆動手段
7で案内レール2に沿つて搬送ベルト6が循環走
行させられる。
搬送路1に沿つて順に移送される多数のハンガ
16を有する。この各ハンガ16は第2図に示す
ごとく連結ロツド17の上端にローラ18を遊転
自在に支持し、連結ロツド17の下端に衣服1着
分のパーツを保持する手段19を備えている。そ
のローラ18は一対の外輪部20,20と両外輪
部20,20どうしをつなぐ軸部21とを有し、
この軸部21が搬送ベルト6の上端面6aに直接
に受け止められ、両外輪部20,20が搬送ベル
ト6を跨いで案内レール2の上端部の両外側面に
それぞれ外嵌している。パーツ保持手段19とし
てはパーツの吊り掛け、挟着などの各種形態を含
み、パーツが重ね状態で投げ込まれる受箱状でも
よい。
搬送路1に沿つて任意の位置に任意のピツチで
縫製ステーシヨンBを多数設ける。搬送路1には
各縫製ステーシヨンBに対応させてストツパ手段
23をそれぞれ設ける。このストツパ手段23は
搬送ベルト6に支持されて移送して来るハンガ1
6に接当作用してこれの移送を停止させる機能を
有する。ハンガ16が停止状態にあるとき、走行
中の搬送ベルト6上でローラ18が回転してい
る。このストツパ手段23は対応する縫製ステー
シヨンBに作業者がおらず縫製作業をしないとき
はハンガ16の停止作用をせず、ハンガ16を素
通りさせる。また、ストツパ手段23は縫製作業
の終了後に作業者の指令を受けてハンガ16の停
止状態を解き、該ハンガ16が次の縫製ステーシ
ヨンBに移送して行くことを許す。
〔考案の効果〕
以上のようにした本考案によれば、ハンガ16
はループ状の案内レール2と該案内レール2に沿
つて循環走行する搬送ベルト6とで1本の搬送路
1上を先行のものから順に移送されて行く。駆動
系としては1本の搬送ベルト6を走行させるだけ
であり、各ハンガ16はベルト6の上端面6aに
ローラ18が受け止められて移動する。したがつ
て、本考案では搬送路1を1本にして構造の簡略
化を図つた前出の第2従来技術例と比較しても、
各縫製ステーシヨン毎にハンガ16を持ち上げる
リフト手段38をそれぞれ設ける必要がないし、
案内レール2も上下に屈曲する波形にする必要が
なく水平状態に走らせれば足りるから、全体をほ
ぼ半額程度で安価に製造できるところに最大の利
点を有する。
しかも、ハンガ16はベルト移送方式を採るの
で、搬送路1の平面形状は敷地条件に合わせて自
在に設定できる。また、搬送路途中の任意の位置
に縫製ステーシヨンBを設定ピツチを自在に変え
ながら設けることができる。したがつて、敷地条
件や縫製工程数などに応じてレイアウトの変更が
容易に行え、使い勝手の良いものが得られる。
また、同じベルト搬送方式とは言え、前出の第
1従来技術例では搬送ベルト6の上面に多数の送
り爪35を全長にわたつて設けなければならな
い。そして、ハンガ16のローラ18を案内レー
ル2で受けて転がり移動させ、主搬送路1a上で
のハンガ16の送り停止に際してはハンガ16の
ローラ18を前記送り爪35を乗り越えさせて搬
送ベルト6の上方に持ち上げるものである。これ
に対して本考案では、案内レール2に設けた案内
溝4に搬送ベルト6を嵌合装着し、前記ローラ1
8が一対の外輪部20,20と両外輪部20,2
0どうしをつなぐ軸部21とを有するものとし、
案内レール2上に突出する搬送ベルト6の上端面
6aに前記軸部21を直接に受け止め、両外輪部
20,20が案内レール2の上端部の両外側面に
それぞれ外嵌する仕様とした。そこではハンガ1
6の搬送中にローラ18を回転させないので、該
ローラ18の回転騒音がなく、搬送ベルト6の上
端面6aに従来例のごとき前記送り爪35の類を
設ける必要がないから、搬送ベルト6これ自体も
単純な平ベルトでよい。しかもローラ18の両外
輪部20,20が案内レール2の上端部の外側面
に接当作用することにより、ハンガ16の振れ止
め機能を果し、ハンガ16が案内レール2から脱
落することもよく防止する。本案では作業位置に
おいて、ストツパ手段23でベルト上のハンガ1
6の移動を停止させると、ハンガ16が走行する
搬送ベルト6に接して回転することにより、ハン
ガ16を支障なく作業位置に停止できるものとし
た。したがつて、本考案によるときは前出の第1
従来技術例とは共に搬送ベルトを使用するという
もその形態が異なり、この点でも構造が簡略化さ
れている。
さらに、本考案では作業をしない縫製ステーシ
ヨンBに対応するストツパ手段23は送られて来
るハンガ16を停止させることなく素通りさせて
行くが、この場合も案内レール2が波形状を呈す
る第2従来技術例のものと異なり、次の縫製ステ
ーシヨンBに向けてハンガ16をダイレクトに移
送できることになり、作業能率の向上にも資する
ところ大である。
〔実施例〕
第1図ないし第4図は本考案に係る縫製装置の
好適な実施例を示す。
図において、1はループ状を呈する1本の搬送
路である。この搬送路1を構成する案内レール2
はフレーム3に水平姿勢で1.0〜1.7mの高さを以
て固定されている。
第2図および第4図において、案内レール2は
上面が開口する案内溝4を有し、この案内溝4の
溝底にローラベアリング5が全長にわたつて適当
間隔置きに配設されている。そして、案内レール
2にはその案内溝4に上方からループ状の搬送ベ
ルト6が嵌合装着され、該ベルト6は下端が前記
ローラベアリング5に受け止められて案内レール
2に沿つて走行する。搬送ベルト6の上端面6a
は案内レール2から突出した状態にある。この搬
送ベルト6は比較的剛性のある低摩擦のプラスチ
ツク材などからなる。
搬送路1の途中には案内レール2に沿つて搬送
ベルト6を矢印P方向に循環走行させる駆動手段
7を有する。この駆動手段7としては、第3図に
示すごとく案内レール2の左右対向部分間にモー
タ8を配置し、該モータ8の基端プーリ9と左右
に配置した従動プーリ10,10とにベルト1
1,11を巻き掛け、各従動プーリ10,10の
外周に係合突子12を等間隔置きに突設してあ
り、案内レール2の左右対向部分に従動プーリ1
0の外周部が臨む切欠き13を設ける。一方、搬
送ベルト6には第4図に示すごとく全長にわたつ
て係合孔15を等間隔置きに設ける。そして、左
右の各従動プーリ10が同期して回動することに
より、係合突子12が切欠き13を介して搬送ベ
ルト6の係合孔15に嵌係合し、これで該ベルト
6を走行駆動するものとした。なお、符号14は
各ベルト6に接当作用するテンシヨンローラであ
る。
搬送路1に沿つて移送される多数のハンガ16
を有する。このハンガ16は連結ロツド17の上
端にローラ18を遊転自在に支持し、連結ロツド
17の下端に衣服1着分の全パーツを着脱自在に
吊り掛け保持する保持手段19を備えている。
ハンガ16はそのローラ18を介して搬送ベル
ト6の上端面6aに受け止め支持される。即ち、
ローラ18は第2図に示すごとく左右の外輪部2
0,20をつなぐ軸部21を有し、この軸部21
が搬送ベルト6の上端面6aに乗り掛り、左右の
外輪部20,20が案内レール2の上端左右のガ
イド22,22に外嵌する状態で案内されてい
る。かくしてハンガ16の連結ロツド17の上端
部を水平状に折り曲げ、第4図に示すごとくこの
折り曲げ上端部17aを前記軸部21に挿通する
ことにより、連結ロツド17の上端にローラ18
を回転自在に支持している。
第1図において、搬送路1の適所に案内レール
2上にある多数の各ハンガ16に衣服1着分の全
パーツを吊り掛けるためのハンギングステーシヨ
ンAを設定し、該ステーシヨンAよりも搬送路1
のベルト送り方向Pの下手側に多数の縫製ステー
シヨンBを縫製工程数に応じて任意の間隔で設定
し、最下側に回収ステーシヨンCを設定する。
搬送路1には各縫製ステーシヨンBに対応させ
てハンガ16の移動を停止させるストツパ手段2
3をそれぞれ有する。各ストツパ手段23は第2
図および第4図に示すごとく軸25まわりに回動
するストツパ26と該ストツパ26を一定角度だ
け回動操作するエアシリンダ27とを含み、これ
らストツパ26およびエアシリンダ27を取付枠
29に装着してユニツト化してあり、取付枠29
がフレーム3に固定されている。ストツパ26は
ほぼ半円形の板状で下部を切欠いてあり、この切
欠き部を定義する下向きの蹴り出し面30の一端
にこれと直交状の係止面31を、他端に円弧状の
割り込み面32をそれぞれ有し、取付状態におい
て、搬送ベルト6の直上に位置する。図示例では
主たるストツパ手段23の更にベルト送り方向上
手側に所定の間隔を置いて同一構成の補助ストツ
パ手段23aを設けてある。
次に本案装置の動きを説明すると、搬送路1上
のハンギングステーシヨンAにおいて多数の各ハ
ンガ16に衣服1着分の全パーツを吊り掛け、ハ
ンガ16のローラ18を案内レール2上に搬送ベ
ルト6に吊り掛ける。これでローラ18の軸部2
1が搬送ベルト6の上端面6aに受け止められ、
各ハンガ16が案内レール2に沿つて走行する搬
送ベルト6に乗つて先のものから順にベルト送り
方向Pの下手側に設置した縫製ステーシヨンBへ
と移送されて行く。
各縫製ステーシヨンBには二連のストツパ手段
23,23aに作用する手動運転と自動運転との
切換えスイツチを備えている。全ての縫製ステー
シヨンBに作業者が居て、縫製作業をするとは限
らない。作業者が居ない予備の縫製ステーシヨン
Bが予め設定されている。縫製作業が行われる縫
製ステーシヨンBでは前述の切換えスイツチを手
動運転とし、縫製作業をしない予備の縫製ステー
シヨンBでは切換えスイツチを自動運転に切換え
ておく。
切換えスイツチが手動運転になつている縫製ス
テーシヨンBでは、ベルト送り方向Pの上手側の
補助ストツパ手段23aと下手側の主ストツパ手
段23が作業者で操作される。まず、補助ストツ
パ手段23aでハンガ16の移送が一旦停止され
たのち、次の先行のハンガ16から順にストツパ
手段23にひとつづつ移送されてここで停止させ
られる。すなわち、ストツパ手段23,23aは
同時に作動し、それぞれのストツパ26の係止面
31がハンガ・ローラ18の軸部21に係止して
ハンガ16の移動を停止する。移動を停止させら
れたハンガ16ではローラ18が走行中の搬送ベ
ルト6の上端面6aで回転している。
多くの場合、補助ストツパ手段23aで数個の
ハンガ16が留つた状態で停止させられている。
各縫製ステーシヨンBにおいて、作業者は主スト
ツパ手段23aで移動停止させられているハンガ
16からパーツを外し、該パーツを加工したのち
再び該ハンガ16に戻す。こうして加工が済む
と、作業者のスイツチ操作で両ストツパ手段2
3,23aによるハンガ16の移動停止をほぼ同
時的に解除する。このときは、エアシリンダ27
でストツパ26が軸25まわりに時計回り方向へ
と回転し、これでストツパ26の蹴り出し面30
にてハンガ・ローラ18を下手側に蹴り出す。そ
の際に補助ストツパ手段23aにおいては、スト
ツパ26の割り込み面32が下方に回り込んで後
行のハンガ・ローラ18をせき止め、次にストツ
パ26が素早く元のストツプ姿勢に切換つたとき
後行のローラ18を再び係止面31で受け止め、
各縫製ステーシヨンBすなわち主ストツパ手段2
3にハンガ16をひとつづつ送り込むよう作用す
る。
作業者の熟練度の差や縫製工程によつては、隣
接する縫製ステーシヨンBで異なる作業者が同じ
加工をすることがある。その場合は上手側の作業
者がハンガ16のたまり具合をみながら下手側の
縫製ステーシヨンBへとハンガ16を加工しない
まま手動操作で送りこむ。
前述の切換えスイツチを自動運転に切換えた縫
製ステーシヨンBにおいては、前記ストツパ26
でハンガ16を一旦停止させたのち、直ちに停止
を解除する動作を繰り返してハンガ16を下手側
に素通りさせて行く。
かくして、全ての縫製ステーシヨンBを通過し
たハンガ16は回収ステーシヨンCに至り、ここ
でハンガ16から縫製済の衣服が回収される。
〔別実施例〕
図示例の全容は以上の通りであるが、例えば搬
送ベルト6の駆動手段7、ハンガ16のとくに保
持手段19の形態、およびストツパ手段23によ
いては図示例に限られず種々の設計変更が可能で
ある。
より具体的に例示すると、図示例では各縫製ス
テーシヨンBごとに本来のストツパ手段23に補
助ストツパ手段23aを付設して、ハンガ16を
作業位置に向けて1個ずつ送るものとしたが、こ
れは作業位置でハンガ6が2個以上連なると、先
行のハンガ16からのパーツの取り外しが煩わし
くなるからである。この点、例えばハンガ16の
保持手段19をバケツト(箱)状にするときは、
これが接当し合つて先行のハンガ16と後行のハ
ンガ16との間に十分な間隔が生じることになる
ので、それらの場合には補助ストツパ手段23a
は不要である。
ストツパ手段23をロツド状のストツパ26が
ハンガ16の移動軌跡上に出退する形態などに変
更したときは、自動運転に切換えた予備の縫製ス
テーシヨンBにおいて、ストツパ26がハンガ1
6に一切接当せずに素通りするものとしてもよ
い。
その他、パーツを保持するハンガ16を予備搬
送路から搬送路1の最上手側に受け渡し、かつ搬
送路1の最下手側から完成品を保持するハンガ1
6を回収搬送路に導くようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の実施例を示して
おり、第1図は装置全体の概略平面図、第2図は
縦断正面図、第3図は搬送ベルトの駆動手段を示
す平面図、第4図は要部の一部縦断側面図であ
る。第5図ないし第7図は第1従来技術例を示し
ており、第5図は装置全体の概略平面図、第6図
は搬送ベルトによるハンガの送り機構を示す側面
図、第7図はその縦断正面図である。第8図は第
2従来技術例を示す概略側面図である。 1……搬送路、2……案内レール、6……搬送
ベルト、6a……搬送ベルトの上端面、7……搬
送ベルトの駆動手段、16……ハンガ、17……
ハンガの連結ロツド、18……ハンガのローラ、
19……ハンガの保持手段、20……ローラの外
輪部、21……ローラの軸部、23……ストツパ
手段、26……ストツパ、B……縫製ステーシヨ
ン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ループ状を呈する1本の搬送路1に沿つて案内
    レール2を実質的に水平姿勢で固定してあるこ
    と、 案内レール2は上面が開口する案内溝4を有す
    ること、 案内レール2の案内溝4にループ状の搬送ベル
    ト6をこれの上端面6aが案内レール2の上方に
    突出する状態で走行自在に嵌合装着してあるこ
    と、 案内レール2に沿つて搬送ベルト6を循環走行
    させる駆動手段7を有すること、 連結ロツド17の上端にローラ18が遊転自在
    に支持されているとともに、連結ロツド17の下
    端に衣服1着分のパーツを保持する保持手段19
    が連結されたハンガ16を有すること、 ローラ18は一対の外輪部20,20と両外輪
    部20,20どうしをつなぐ軸部21とを有し、
    この軸部21が搬送ベルト6の上端面6aに受け
    止められ、両外輪部20,20が案内レール2の
    上端部の両外側面にそれぞれ外嵌していること、 搬送路1上の任意の位置に設定された多数の各
    縫製ステーシヨンBに対応してそれぞれ設けられ
    るストツパ手段23を有すること、 各ストツパ手段23は搬送ベルト6上の各ハン
    ガ16に接当作用して前記ローラ18を搬送ベル
    ト6の上端面6aで回転させながら各ハンガ16
    の送りを停止させるとともに、作業者の指令で各
    ハンガ16の送り停止を解除するよう作動するこ
    と、を特徴とする縫製装置。
JP1986008204U 1986-01-23 1986-01-23 Expired JPH0144489Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986008204U JPH0144489Y2 (ja) 1986-01-23 1986-01-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986008204U JPH0144489Y2 (ja) 1986-01-23 1986-01-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62119314U JPS62119314U (ja) 1987-07-29
JPH0144489Y2 true JPH0144489Y2 (ja) 1989-12-22

Family

ID=30792370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986008204U Expired JPH0144489Y2 (ja) 1986-01-23 1986-01-23

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0144489Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5425312A (en) * 1977-07-28 1979-02-26 Sumitomo Metal Ind Ltd Detection of leakage point in condenser cooling equipment
JPS5431514U (ja) * 1977-08-04 1979-03-01

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5425312A (en) * 1977-07-28 1979-02-26 Sumitomo Metal Ind Ltd Detection of leakage point in condenser cooling equipment
JPS5431514U (ja) * 1977-08-04 1979-03-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62119314U (ja) 1987-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE102007040465B3 (de) Vorrichtung zum Zuführen von Wäschestücken zu einer Wäschebehandlungseinrichtung, insbesondere einer Mangel
CA1319901C (en) Arrangement for conveyor systems
CN104831431A (zh) 一种筒纱输送系统
US4957051A (en) Automatic fitting apparatus for hose part of half made pantyhose
US5111750A (en) Conveyor system
JPH0489768A (ja) パッケージ搬送方法
JPH0144489Y2 (ja)
JPH0316811Y2 (ja)
US4633793A (en) Apparatus for sewing a curved seam
US5062524A (en) Course changing device for conveyer system
EP0401828A1 (en) Roving Bobbin Carrier System including a Residual Roving Removing Device
KR920006348B1 (ko) 봉제용 컨베이어 시스템(conveyer system)
JPS606040Y2 (ja) 延反機用原反供給装置
US2796165A (en) Automatic garment conveyor
US3776541A (en) Cloth folding machine
DE20012889U1 (de) Automatische Rollenwechseleinrichtungen für Folienwickelmaschinen
JPS6041133B2 (ja) 焼鈍炉への管搬入方法
US5337551A (en) Textile machine tube transport assembly with full package and empty tube capability
JPH0253549B2 (ja)
JPH0355536Y2 (ja)
JP2890211B2 (ja) ヘム縫装置
JPS641310Y2 (ja)
JPH0729714B2 (ja) ゴム製シートの集積機
KR910003284Y1 (ko) 직조 원단 재단용 펼침장치
EP0153796A1 (en) Apparatus and method for sewing a curved seam