JPS61215260A - SrO―MgO―CeO2系窒化珪素セラミックスの製造法 - Google Patents
SrO―MgO―CeO2系窒化珪素セラミックスの製造法Info
- Publication number
- JPS61215260A JPS61215260A JP60055252A JP5525285A JPS61215260A JP S61215260 A JPS61215260 A JP S61215260A JP 60055252 A JP60055252 A JP 60055252A JP 5525285 A JP5525285 A JP 5525285A JP S61215260 A JPS61215260 A JP S61215260A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sintering
- silicon nitride
- nitrogen gas
- pressure
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は内部と表面とが均質で強度の大きい窒化珪素セ
ラミックスを工業的に製造することができる窒化珪素セ
ラミックスの製造法に関するものである。
ラミックスを工業的に製造することができる窒化珪素セ
ラミックスの製造法に関するものである。
(従来の技術)
窒化珪素セラミックスは高温における強度、破壊靭性、
耐熱衝馨性、耐酸化性等において優れた特性を有し、炭
化珪素、ジルコニアセラミックスとともに構造用セラミ
ックスの中心的存在として期待されている材料であるが
、窒化珪素は自己焼結性に乏しいために焼結時に特別な
手段が必要とされており、工業的な製造法としては特開
昭59−18165号公報、特公昭58−49509号
公報、特開昭57−77072号公報′に示されるよう
な雰囲気加圧焼成法が普通である。ところがこれらの雰
囲気加圧焼成法は、いずれも成形体を高圧のガス雰囲気
中で常温から次第に昇温して焼結を行わせるものであり
、焼結の初期段階から高圧が加えられているために成形
体の内部に存在する気孔の内部も当然に高圧となり、焼
結過程で気孔を排除することが極めて困難となる欠点が
あった。このため、得られた製品は内部に多数の気孔を
含んだものとなり、機械的強度が低いうえに表面と内部
との焼結状態が異なり不均質なものとなり、特にターボ
ローターのような形状が複雑で羽根部分の肉厚と軸部分
の肉厚とが極度に異なる製品においては実用に耐える製
品を得ることが困難とされていた。一方、特開昭58−
64274号公報に示されるように、焼結の初期段階を
減圧下で行う方法も研究されているが、この場合には成
形体に含まれている焼結助剤や窒化珪素、酸化珪素等が
蒸発するために特に表面部分の気孔が多くなり、表面と
内部との特性差や肉厚差による焼結状態の差を防止でき
ないことは前記の方法による場合と同様であった。
耐熱衝馨性、耐酸化性等において優れた特性を有し、炭
化珪素、ジルコニアセラミックスとともに構造用セラミ
ックスの中心的存在として期待されている材料であるが
、窒化珪素は自己焼結性に乏しいために焼結時に特別な
手段が必要とされており、工業的な製造法としては特開
昭59−18165号公報、特公昭58−49509号
公報、特開昭57−77072号公報′に示されるよう
な雰囲気加圧焼成法が普通である。ところがこれらの雰
囲気加圧焼成法は、いずれも成形体を高圧のガス雰囲気
中で常温から次第に昇温して焼結を行わせるものであり
、焼結の初期段階から高圧が加えられているために成形
体の内部に存在する気孔の内部も当然に高圧となり、焼
結過程で気孔を排除することが極めて困難となる欠点が
あった。このため、得られた製品は内部に多数の気孔を
含んだものとなり、機械的強度が低いうえに表面と内部
との焼結状態が異なり不均質なものとなり、特にターボ
ローターのような形状が複雑で羽根部分の肉厚と軸部分
の肉厚とが極度に異なる製品においては実用に耐える製
品を得ることが困難とされていた。一方、特開昭58−
64274号公報に示されるように、焼結の初期段階を
減圧下で行う方法も研究されているが、この場合には成
形体に含まれている焼結助剤や窒化珪素、酸化珪素等が
蒸発するために特に表面部分の気孔が多くなり、表面と
内部との特性差や肉厚差による焼結状態の差を防止でき
ないことは前記の方法による場合と同様であった。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明はこのような従来の問題点を解決し、形状が複雑
で部分的な肉厚差のある場合にも表面も内部をも均質に
焼結させることができる窒化珪素セラミックスの製造法
を目的として完成されたものである。
で部分的な肉厚差のある場合にも表面も内部をも均質に
焼結させることができる窒化珪素セラミックスの製造法
を目的として完成されたものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明は窒化珪素粉末と焼結助剤とを混合し成形したの
ち、絶対圧で1〜1.3kg/cm2の窒素ガス雰囲気
中においてl・450〜1600℃の範囲内の一定温度
で1〜5時間の1次焼結を行い、次に5〜lokg/c
m2の窒素ガス雰囲気中において1600〜1800℃
の温度で2次焼結を行うことを特徴とするものであり、
これによって表面も内部も特性が均一であり、全体とし
て緻密で高強度の窒化珪素セラミックスを経済的に製造
することができる0次に本発明の工程について更に詳細
に説明する。
ち、絶対圧で1〜1.3kg/cm2の窒素ガス雰囲気
中においてl・450〜1600℃の範囲内の一定温度
で1〜5時間の1次焼結を行い、次に5〜lokg/c
m2の窒素ガス雰囲気中において1600〜1800℃
の温度で2次焼結を行うことを特徴とするものであり、
これによって表面も内部も特性が均一であり、全体とし
て緻密で高強度の窒化珪素セラミックスを経済的に製造
することができる0次に本発明の工程について更に詳細
に説明する。
窒化珪素セラミックスの原料としては、微細で焼結性の
良好な粉末原料を選択して用いるものとし、市販されて
いる窒化珪素粉末のうち、粒径lμ以下でα−3i、N
、の含有率が90%以上のものが好ましい。焼結助剤と
してはMgO,5rO1YzOs 、L atos 、
Ce Ox 、A 1zO*等が用いられ、窒化珪素粉
末に対して通常は5〜15%が添加される。窒化珪素粉
末と焼結助剤との混合物は粉砕混合機で更に粉砕して微
粉化するとともに焼結助剤との混合を確実なものとする
0次に少量の有機バインダを加えて顆粒としたうえプレ
ス成形、流込み成形、押出成形、射出成形等の任意の方
法により所定形状に成形する。
良好な粉末原料を選択して用いるものとし、市販されて
いる窒化珪素粉末のうち、粒径lμ以下でα−3i、N
、の含有率が90%以上のものが好ましい。焼結助剤と
してはMgO,5rO1YzOs 、L atos 、
Ce Ox 、A 1zO*等が用いられ、窒化珪素粉
末に対して通常は5〜15%が添加される。窒化珪素粉
末と焼結助剤との混合物は粉砕混合機で更に粉砕して微
粉化するとともに焼結助剤との混合を確実なものとする
0次に少量の有機バインダを加えて顆粒としたうえプレ
ス成形、流込み成形、押出成形、射出成形等の任意の方
法により所定形状に成形する。
成形体は先ずを機バインダを取除くため空気中で約50
0℃まで徐々に加熱し、有機バインダを燃焼させる。昇
温速度は成形体の形状によって異るが20〜b 1.3kg/a!の窒素ガス雰囲気中において1450
〜1600℃の範囲内の一定温度に1〜5時間保持する
1次焼結を行う、この1次焼結中に成形体の表面及び内
部で徐々に焼結が進行し、終了時点では理論密度の80
%以上まで焼結するが、この間の窒素ガス雰囲気圧は常
圧に近いため、焼結助剤の蒸発水l1l(及び成形体内
部の気孔への高圧ガスの封じ込みを生ずることもなく表
面も内部も均一状態に焼結される。この1次焼結の温度
と焼結された窒化珪素セラミックスの抗折強度との関係
は第1図に示されるとおりであって、1450℃未満で
は長時間保持しても焼結が不十分となり、後の2次焼結
時に気孔に高圧ガスが入って緻密な製品が得られず、特
に内部に欠陥が残り易くなる。
0℃まで徐々に加熱し、有機バインダを燃焼させる。昇
温速度は成形体の形状によって異るが20〜b 1.3kg/a!の窒素ガス雰囲気中において1450
〜1600℃の範囲内の一定温度に1〜5時間保持する
1次焼結を行う、この1次焼結中に成形体の表面及び内
部で徐々に焼結が進行し、終了時点では理論密度の80
%以上まで焼結するが、この間の窒素ガス雰囲気圧は常
圧に近いため、焼結助剤の蒸発水l1l(及び成形体内
部の気孔への高圧ガスの封じ込みを生ずることもなく表
面も内部も均一状態に焼結される。この1次焼結の温度
と焼結された窒化珪素セラミックスの抗折強度との関係
は第1図に示されるとおりであって、1450℃未満で
は長時間保持しても焼結が不十分となり、後の2次焼結
時に気孔に高圧ガスが入って緻密な製品が得られず、特
に内部に欠陥が残り易くなる。
逆に1600℃を越えると、窒化珪素の分解や焼結助剤
の蒸発等により表面が多孔質となり易く、最終的に強度
の小さい製品しか得られなくなる。
の蒸発等により表面が多孔質となり易く、最終的に強度
の小さい製品しか得られなくなる。
このように、1450〜1600℃の範囲内の一定温度
に維持しつつ1次焼結を行わせることが好ましく、緩や
かな昇温を行っても近似した結果が得られるものの、昇
温カーブによってはやはり表面と内部との差が出易くな
る。保持時間は第2図のグラフからも明らかなように、
肉厚によっても異なるが1時間未満では焼結が不十分と
なり、5時間を越えると若干の蒸発が生じて強度の低下
を生ずる。更に、窒素ガス雰囲気圧力は第3図からも明
らかなように1.0ki/cd未満、即ち減圧状態とな
ると焼結助剤の蒸発が増加して製品の強度が弱くなり、
逆に1.3kg/−を越えると気孔への高圧ガスの封じ
込みが生じてやはり製品強度の低下を生ずる。
に維持しつつ1次焼結を行わせることが好ましく、緩や
かな昇温を行っても近似した結果が得られるものの、昇
温カーブによってはやはり表面と内部との差が出易くな
る。保持時間は第2図のグラフからも明らかなように、
肉厚によっても異なるが1時間未満では焼結が不十分と
なり、5時間を越えると若干の蒸発が生じて強度の低下
を生ずる。更に、窒素ガス雰囲気圧力は第3図からも明
らかなように1.0ki/cd未満、即ち減圧状態とな
ると焼結助剤の蒸発が増加して製品の強度が弱くなり、
逆に1.3kg/−を越えると気孔への高圧ガスの封じ
込みが生じてやはり製品強度の低下を生ずる。
このようにして1次焼結を行わせた後引続き、あるいは
一度常温に冷却したうえで、2次焼結が行われる。2次
焼結は絶対圧で5〜lQkg/e+aの窒素ガス雰囲気
中において1600−1800℃で行われる。2次焼結
は焼結を完全に行わせるために高温で行われ、窒化珪素
の熱分解や焼結助剤の蒸発が生し易い、このために窒素
ガス雰囲気の圧力を高めることが有効であるが、成形体
は1次焼結によって80%以上焼結していて開気孔は少
いため、気孔内に高圧のガスが封入されることもなく焼
結が進行し、これにつれて表面及び内部の気孔は全て排
除されて均質かつ緻密な製品が得られる。なお、2次焼
結の温度が1600℃未満では焼結が完結しにくく、1
800℃を越えると窒化珪素の熱分解及び焼結助剤の蒸
発が顕著となり表面が多孔質となり易い、また2次焼結
における窒素ガス雰囲気圧は第4図に示されるように5
kg/cd以上で安定した特性が得られるが、10k
r/−を越しても目立った効果はなく、不経済であるこ
のように本発明は1次焼結と2次焼結との組合せによっ
て表面も内部も均質で気孔の少ない高強度の窒化珪素セ
ラミックスを製造することができるものであるが、1次
焼結により10%を越える収縮が生ずるので、高温高圧
を受ける2次焼結用の炉は比較的小さくて済み、経済性
に優れる利点もある。
一度常温に冷却したうえで、2次焼結が行われる。2次
焼結は絶対圧で5〜lQkg/e+aの窒素ガス雰囲気
中において1600−1800℃で行われる。2次焼結
は焼結を完全に行わせるために高温で行われ、窒化珪素
の熱分解や焼結助剤の蒸発が生し易い、このために窒素
ガス雰囲気の圧力を高めることが有効であるが、成形体
は1次焼結によって80%以上焼結していて開気孔は少
いため、気孔内に高圧のガスが封入されることもなく焼
結が進行し、これにつれて表面及び内部の気孔は全て排
除されて均質かつ緻密な製品が得られる。なお、2次焼
結の温度が1600℃未満では焼結が完結しにくく、1
800℃を越えると窒化珪素の熱分解及び焼結助剤の蒸
発が顕著となり表面が多孔質となり易い、また2次焼結
における窒素ガス雰囲気圧は第4図に示されるように5
kg/cd以上で安定した特性が得られるが、10k
r/−を越しても目立った効果はなく、不経済であるこ
のように本発明は1次焼結と2次焼結との組合せによっ
て表面も内部も均質で気孔の少ない高強度の窒化珪素セ
ラミックスを製造することができるものであるが、1次
焼結により10%を越える収縮が生ずるので、高温高圧
を受ける2次焼結用の炉は比較的小さくて済み、経済性
に優れる利点もある。
(実施例)
実施例1
純度99.5%、粒径lμ以下、α−3i、Nn90%
以上の窒化珪素む)末20 kgに対し、3rO1゜5
%、MgO15,0%、Ce Ot 4.0%を加えて
トロンメルに投入し、Zr01球石を用いて乾式にて6
時間粉砕用合した。その後珪石を分離したうえPVA扮
末を全体の“2%加えてV型ミキサーで十分混合した。
以上の窒化珪素む)末20 kgに対し、3rO1゜5
%、MgO15,0%、Ce Ot 4.0%を加えて
トロンメルに投入し、Zr01球石を用いて乾式にて6
時間粉砕用合した。その後珪石を分離したうえPVA扮
末を全体の“2%加えてV型ミキサーで十分混合した。
これを金型プレスにより2 ton/aJの圧力でプレ
スして60X60X15fiの板状サンプルを成形した
。成形物を電気炉中で加熱して500℃で3時間保持し
、PVAを完全に除去した。その後この成形体を窒素ガ
ス雰囲気焼結炉に入れ、窒素ガス圧1.0kr/cm2
の雰囲気中で500℃/Hの割合で1400.1450
,1500.1550.1600.1650℃まで昇温
し、それぞれの温度で1時間保持して1次焼結したうえ
、引続いて窒素ガス圧を8.0kr/−とし、200℃
/Hの割合で1700℃まで昇温しで1時間保持の2次
焼結を行った。得られた板状のサンプルから曲試験用サ
ンプルを切出し、万能試験機によりJISに規定される
4点曲げ強度を測定した。その結果は第1図に示された
とおりであり、1450−1600℃で1次焼結したも
のは表面、内部ともに均質で高強度の窒化珪素セラミッ
クスが得られた。
スして60X60X15fiの板状サンプルを成形した
。成形物を電気炉中で加熱して500℃で3時間保持し
、PVAを完全に除去した。その後この成形体を窒素ガ
ス雰囲気焼結炉に入れ、窒素ガス圧1.0kr/cm2
の雰囲気中で500℃/Hの割合で1400.1450
,1500.1550.1600.1650℃まで昇温
し、それぞれの温度で1時間保持して1次焼結したうえ
、引続いて窒素ガス圧を8.0kr/−とし、200℃
/Hの割合で1700℃まで昇温しで1時間保持の2次
焼結を行った。得られた板状のサンプルから曲試験用サ
ンプルを切出し、万能試験機によりJISに規定される
4点曲げ強度を測定した。その結果は第1図に示された
とおりであり、1450−1600℃で1次焼結したも
のは表面、内部ともに均質で高強度の窒化珪素セラミッ
クスが得られた。
実施例2
実施例1と同一の原料から2.5ton/cm2の圧力
で60X60X5重目と60x60x30龍の板状サン
プルを成形し、実施例1と同様にバインダーを除去した
うえ窒素ガス雰囲気焼結炉に入れ窒素ガス圧1.1 k
g / (Jl 、温度1500℃、保持時間0.5〜
6時間の1次焼結と、引続いて窒素ガス圧10kg /
aJ、温度1700℃、1時間の2次焼結を行った。
で60X60X5重目と60x60x30龍の板状サン
プルを成形し、実施例1と同様にバインダーを除去した
うえ窒素ガス雰囲気焼結炉に入れ窒素ガス圧1.1 k
g / (Jl 、温度1500℃、保持時間0.5〜
6時間の1次焼結と、引続いて窒素ガス圧10kg /
aJ、温度1700℃、1時間の2次焼結を行った。
1次焼結のための昇温速度は700℃/H12次焼結の
ための昇温速度は300℃/Hである。得られた板状サ
ンプルの中心部から3×4×40 mlのテストピース
を切出して強度測定した結果、第2図に示すように肉厚
30關の場合には1次焼結の保持時間は2〜5時間が好
ましく、肉厚5龍の場合には1〜5時間が適当であるこ
とが明らかとなった。
ための昇温速度は300℃/Hである。得られた板状サ
ンプルの中心部から3×4×40 mlのテストピース
を切出して強度測定した結果、第2図に示すように肉厚
30關の場合には1次焼結の保持時間は2〜5時間が好
ましく、肉厚5龍の場合には1〜5時間が適当であるこ
とが明らかとなった。
実施例3
実施例2と同様に60 X 60 X 5 鶴の仮杖サ
ンプルを成形し、0.9〜1.4kg/an!の窒素ガ
ス雰囲気中で1500℃、2時間の1次焼結を行い、次
いて4〜12kr/cm2の窒素ガス雰囲気中で175
0℃、30分の2次焼結を行った。得られた板状サンプ
ルからテストピースを切出し強度測定した結果、第3図
及び第4図に示されるように1次焼結時の窒素ガス雰囲
気圧は1.0〜1.3kg/cm2が好ましく、2次焼
結時の窒素ガス雰囲気圧は5〜lOkg / cdが適
当であることが判明した。
ンプルを成形し、0.9〜1.4kg/an!の窒素ガ
ス雰囲気中で1500℃、2時間の1次焼結を行い、次
いて4〜12kr/cm2の窒素ガス雰囲気中で175
0℃、30分の2次焼結を行った。得られた板状サンプ
ルからテストピースを切出し強度測定した結果、第3図
及び第4図に示されるように1次焼結時の窒素ガス雰囲
気圧は1.0〜1.3kg/cm2が好ましく、2次焼
結時の窒素ガス雰囲気圧は5〜lOkg / cdが適
当であることが判明した。
実施例4
実施例1と同様に60 X 60 X 151mの板状
サンプルを成形し、1.2kg/cJの窒素ガス雰囲気
中で1500℃に2時間保持した後、常温まで冷却して
寸法を測定したところ5.20 X 5.22 X 1
3.ommであった。これを7に+r/cm2の窒素ガ
ス雰囲気中で1700℃、1時間の2次焼結を行ったと
ころ、抗折強度が80kt/−を越える高強度の窒化珪
素セラミックスが得られた。2次焼結後に再度寸法を測
定したところ5.13 X 5.14 X 12.8龍
であった。
サンプルを成形し、1.2kg/cJの窒素ガス雰囲気
中で1500℃に2時間保持した後、常温まで冷却して
寸法を測定したところ5.20 X 5.22 X 1
3.ommであった。これを7に+r/cm2の窒素ガ
ス雰囲気中で1700℃、1時間の2次焼結を行ったと
ころ、抗折強度が80kt/−を越える高強度の窒化珪
素セラミックスが得られた。2次焼結後に再度寸法を測
定したところ5.13 X 5.14 X 12.8龍
であった。
(発明の効果)
本発明は以上の説明からも明らかなように、比較的低い
焼結温度と雰囲気圧力下で内部、表面ともに均質で強度
の大きい窒化珪素セラミックスを得ることができ、肉厚
差のある場合についても均質で緻密な製品を得ることが
できるものである。
焼結温度と雰囲気圧力下で内部、表面ともに均質で強度
の大きい窒化珪素セラミックスを得ることができ、肉厚
差のある場合についても均質で緻密な製品を得ることが
できるものである。
また、本発明は低圧の1次焼結により収縮した成形体を
2次焼結するので、2次焼結を別の炉で行う場合には比
較的小型の炉を用いることができる利点もある。このよ
うに、本発明は構造用セラミックスとして期待されてい
る窒化珪素セラミックスを形状の如何を問わず工業的に
生産することができるものであるから、従来の窒化珪素
セラミックスの製造法の問題点を解消したものとして産
業の発展に寄与するところは極めて大である。
2次焼結するので、2次焼結を別の炉で行う場合には比
較的小型の炉を用いることができる利点もある。このよ
うに、本発明は構造用セラミックスとして期待されてい
る窒化珪素セラミックスを形状の如何を問わず工業的に
生産することができるものであるから、従来の窒化珪素
セラミックスの製造法の問題点を解消したものとして産
業の発展に寄与するところは極めて大である。
第1図は1次焼結温度と製品の抗折強度との関係を示す
グラフ、第2図は1次焼結時の保持時間と抗折強度との
関係を示すグラフ、第3図は1次焼結時の窒素ガス雰囲
気圧と抗折強度との関係を示すグラフ、第4図は2次焼
結時の窒素ガス雰囲気圧と抗折強度との関係を示すグラ
フである。 第1図 τ、’toy灸−11J虻 (”C)第2図 1吹焼峰膓碕吟− 第3図 1;欠焼物吟11零日帆氏 1 秦4図 1吹ari粂舛 2戻曖玲吟の雰囲駄 τ蒙
グラフ、第2図は1次焼結時の保持時間と抗折強度との
関係を示すグラフ、第3図は1次焼結時の窒素ガス雰囲
気圧と抗折強度との関係を示すグラフ、第4図は2次焼
結時の窒素ガス雰囲気圧と抗折強度との関係を示すグラ
フである。 第1図 τ、’toy灸−11J虻 (”C)第2図 1吹焼峰膓碕吟− 第3図 1;欠焼物吟11零日帆氏 1 秦4図 1吹ari粂舛 2戻曖玲吟の雰囲駄 τ蒙
Claims (1)
- 窒化珪素粉末と焼結助剤とを混合し成形したのち、絶対
圧で1〜1.3kg/cm^2の窒素ガス雰囲気中にお
いて1450〜1600℃の範囲内の一定温度で1〜5
時間の1次焼結を行い、次に5〜10kg/cm^2の
窒素ガス雰囲気中において1600〜1800℃の温度
で2次焼結を行うことを特徴とする窒化珪素セラミック
スの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60055252A JPS61215260A (ja) | 1985-03-19 | 1985-03-19 | SrO―MgO―CeO2系窒化珪素セラミックスの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60055252A JPS61215260A (ja) | 1985-03-19 | 1985-03-19 | SrO―MgO―CeO2系窒化珪素セラミックスの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61215260A true JPS61215260A (ja) | 1986-09-25 |
JPH0321503B2 JPH0321503B2 (ja) | 1991-03-22 |
Family
ID=12993403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60055252A Granted JPS61215260A (ja) | 1985-03-19 | 1985-03-19 | SrO―MgO―CeO2系窒化珪素セラミックスの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61215260A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6252177A (ja) * | 1985-08-31 | 1987-03-06 | 京セラ株式会社 | 窒化珪素質焼結体の製造方法 |
JPS63147868A (ja) * | 1986-12-09 | 1988-06-20 | マツダ株式会社 | 耐摩性摺動部材の製造方法 |
JPH03131572A (ja) * | 1989-07-18 | 1991-06-05 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 高強度窒化ケイ素焼結体の製造方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5247015A (en) * | 1975-10-11 | 1977-04-14 | Kagaku Gijutsucho Mukizai | Manufacture of silicon nitride sintered bodies |
JPS55109277A (en) * | 1979-02-15 | 1980-08-22 | Kagaku Gijutsucho Mukizai | Manufacture of silicon nitride sintered body |
JPS55116677A (en) * | 1979-02-27 | 1980-09-08 | Ngk Insulators Ltd | Manufacture of silicon nitride sintered body |
JPS5891072A (ja) * | 1981-11-24 | 1983-05-30 | 日本特殊陶業株式会社 | 窒化珪素焼結体の製造法 |
-
1985
- 1985-03-19 JP JP60055252A patent/JPS61215260A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5247015A (en) * | 1975-10-11 | 1977-04-14 | Kagaku Gijutsucho Mukizai | Manufacture of silicon nitride sintered bodies |
JPS55109277A (en) * | 1979-02-15 | 1980-08-22 | Kagaku Gijutsucho Mukizai | Manufacture of silicon nitride sintered body |
JPS55116677A (en) * | 1979-02-27 | 1980-09-08 | Ngk Insulators Ltd | Manufacture of silicon nitride sintered body |
JPS5891072A (ja) * | 1981-11-24 | 1983-05-30 | 日本特殊陶業株式会社 | 窒化珪素焼結体の製造法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6252177A (ja) * | 1985-08-31 | 1987-03-06 | 京セラ株式会社 | 窒化珪素質焼結体の製造方法 |
JPS63147868A (ja) * | 1986-12-09 | 1988-06-20 | マツダ株式会社 | 耐摩性摺動部材の製造方法 |
JPH03131572A (ja) * | 1989-07-18 | 1991-06-05 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 高強度窒化ケイ素焼結体の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0321503B2 (ja) | 1991-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4908171A (en) | Method of sintering articles of silicon nitride | |
JPS5823345B2 (ja) | セラミックス焼結体の製造方法 | |
US3953221A (en) | Fully dense ceramic article and process employing magnesium oxide as a sintering aid | |
JPS6125677B2 (ja) | ||
JPS61242960A (ja) | 反応結合した窒化珪素からなる成形体を高い窒素ガス圧下での窒化によつて製造する方法 | |
JPS61215260A (ja) | SrO―MgO―CeO2系窒化珪素セラミックスの製造法 | |
JPH03218967A (ja) | 高強度アルミナ―ジルコニア系セラミックス焼結体 | |
US4801414A (en) | Production of silicon nitride sintered body | |
JP3317421B2 (ja) | 炭化ケイ素/窒化ケイ素複合材料およびその製造方法 | |
JP3112286B2 (ja) | 緻密なマシナブルセラミックスの製造方法 | |
JPS6011261A (ja) | セラミツクス焼結体の製造方法 | |
JPS5951515B2 (ja) | サイアロン焼結体の製造方法 | |
JP2876521B2 (ja) | 窒化アルミニウム焼結体の製造方法 | |
JPH0333058A (ja) | 高強度マイカセラミックス | |
JPS62241876A (ja) | 窒化珪素焼結体の製造法 | |
JPH0723270B2 (ja) | 窒化ケイ素系セラミックス部品 | |
JPS62113769A (ja) | 窒化ケイ素焼結体の製造方法 | |
JPS63307167A (ja) | 高強度高耐酸化性セラミックス焼結体及びその製造方法 | |
JPS60260463A (ja) | 高密度酸化物焼結体の製造方法 | |
JPH057348B2 (ja) | ||
JPS60260464A (ja) | セラミツクス焼結体およびその製造方法 | |
JPS62230671A (ja) | 窒化珪素焼結体の製法 | |
JPS5939395B2 (ja) | 炭化珪素焼結体の製法 | |
JPH0873271A (ja) | 靭性および耐食性に優れたセラミック焼結体およびその製造方法 | |
JPS6385051A (ja) | 窒化珪素反応焼結体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |