JPS61212539A - α−クロロプロピオン酸類の光学分割方法 - Google Patents

α−クロロプロピオン酸類の光学分割方法

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JPS61212539A
JPS61212539A JP5203985A JP5203985A JPS61212539A JP S61212539 A JPS61212539 A JP S61212539A JP 5203985 A JP5203985 A JP 5203985A JP 5203985 A JP5203985 A JP 5203985A JP S61212539 A JPS61212539 A JP S61212539A
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JP
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polysaccharide
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alpha
chloropropionic acid
carrier
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Akito Ichida
昭人 市田
Ichiro Okamoto
一郎 岡本
Toru Shibata
徹 柴田
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Daicel Corp
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はα−クロロプロピオン酸類の光学分割方法に関
する。
〔従来の技術及び問題点〕
α−クロロプロピオン酸部分を有する農薬の中には、優
れた除草剤効果を示すものも多く知られている。しかし
、これらの腹案にはα−クロロプロピオン酸部分の不斉
炭素に由来する鏡像異性体が存在し、その生理活性が異
性体によって大きく異なる可能性が考えられる。この様
な観点から要となるα−クロロプロピオン酸の光学活性
体を合成的に得る試みが成されている〔例えば、アラニ
ンからの誘導(J、 Am、 Chem 。
Soc、 76 、6054 (1954) )、塩化
チオニルによる光学活性乳酸のクロル化(特開昭56−
7743゜同57−142945.同58−10596
8 。
同5B−105969号各公報)〕。
この様な状況下、α−クロロプロピオン酸の分析には品
質管理上及び効力評価上簡便な方法を提供することは極
めて有益なことである。しかしながら、これまでにα−
クロロプロピオン酸類のクロマトグラフィーによる光学
分割は全く知られていない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは鋭意検討した結果、α−クロログロビオン
酸を簡単な誘導体に導き、多糖誘導体を光学活性な固定
相とする液体クロマトグラフィー等の光学分割によシ、
光学純度の分析を簡単かつ正確に行ない得ることを見い
出し、本発明に到達した。
即ち、本発明は一般式 (式中、AはO,N、S原子のいずれかであシ、Rは置
換あるいは無置換の芳香族基、シクロアルキル基又はア
ルキル基を示す。傘は不斉炭素原子を示す。) で示されるα−クロロプロピオン酸類の鏡偉異性体混合
物を、多糖誘導体を有効成分とする分離剤によって光学
分割することを特徴とするα−クロロプロピオン酸類の
光学分割方法に関するものである。
上記、一般式(1)において、Rで示される芳香族基と
しては炭素数が5〜14のものが好ましく、フェニル基
、ナフチル基及びアンスリル基などが例示される。さら
に、ピリジル基などのへテロ芳香族基をも含むものであ
る。また、置換基としてはO!、 Br 、工等のハロ
ゲン、さらK −ON 、 −No2.アルコキシカル
ボニル基等が挙げられる。一方、一般式(1)において
、Rで示されるアルキル基としては炭素数3〜20のも
のが好ましく、構造中2重結合を含んでいるものをも包
含する。
一般式(1)の化合物は、常法に従ってdノーα−クロ
ロプロピオン酸を塩化チオニルあるいは塩化オキサリル
を用いて酸クロリドとした後、相当するアルコール化合
物あるいはチオアルコール化合物、アミン化合物を加え
て容易に得られる。又、相当するアルコラードを用いて
も得られる。
本発明に用いられる分離剤は多糖又はその誘導体を有効
成分とするものである。ここでいう多糖とは合成多糖、
天然多糖、天然物変成多糖のいずれかを問わず、光学活
性であればいかなるものでも良いが、好ましくは規則性
の高いホモグリカンであり、しかも結合様式も一定であ
るものである。更に好ましくは高純度の多糖を容易に得
ることのできるセルロース、アミロース、β−1,4−
キトサン、キチン、β−1,4−マンナン、β−1,4
−キシラン、イヌリン、α−1,3−グルカン、β−1
,3−グルカン等である。多糖の誘導体とは、上記多糖
の有する水酸基上の水素原子の一部あるいは全部、好ま
しくは85%以上を他の原子団で置換したものである。
ここでいう原子団は であり s R’は炭素数1乃至3よシ成る脂肪族基、
3乃至8より成る環式脂肪族基、炭素数4乃至20よシ
成る芳香族基もしくはヘテロ芳香族基であシ、いずれも
置換基を有しても良い0これらの誘導体は公知の各種の
化学反応を用いて容易に得ることができる。
これら多糖又はその誘導体は分離剤の耐圧能力の向上、
溶媒置換による膨潤、収縮の防止、理論段数の向上のた
めに1担体に保持させることが好ましい。適当な担体の
大きさは、使用するカラムやプレートの大きさによシ変
るが、一般に1μm〜10闘であり、好ましくは1μm
〜300μmである。担体は多孔質であることが好まし
ぐ、平均孔径は10A〜100μmであシ、好ましくは
50λ〜10000λである。多糖又はその誘導体を保
持させる量は担体に対して1〜100重量%、好ましく
は5〜50重量%である。
多糖又はその誘導体を担体に保持させる方法は化学的方
法でも物理的方法でも良い。物理的方法としては、多糖
又はその誘導体を可溶性の溶剤に溶解させ、担体と良く
混合し、減圧又は加温下、気流によシ溶剤を留去させる
方法や、多糖又はその誘導体を可溶性の溶剤に溶解させ
、担体と良く混合した後、該溶剤と相溶性のない液体中
に攪拌、分散せしめ、該溶剤を拡散させる方法もある。
このようにして担体に保持した多糖又はその誘導体を結
晶化する場合には熱処理などの処理を行うことができる
。又、少量の溶剤を加えて多糖又はその誘導体を一旦膨
潤あるいは溶解せしめ、再び溶剤を留去することによシ
その保持状態、ひいては分離能を変化せしめることが可
能である。
担体としては、多孔質有機担体又は多孔質無機担体があ
シ、好ましくは多孔質無機担体である。多孔質有機担体
として適当なものは、ポリスチレン、ポリアクリルアミ
ド、ポリアクリレート等から成る高分子物質が挙げられ
る。多孔質無機担体として適当なものはシリカ、アルミ
ナ、マグネシア、酸化チタン、ガラス、ケイ酸塩、カオ
リンの如き合成若しくは天然の物質が挙げられ多糖又は
その誘導体との親和性を良くするために表面処理を行っ
ても良い。表面処理の方法としては、有機シラン化合物
を用いたシラン化処理やプラズマ重合による表面処理法
等がある。
上記分離剤を用いてα−クロログロビオン酸類を光学分
割するための手段としてはガスクロマトグラフィー、液
体クロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー法など
のクロマトグラフィー法がある。
液体クロマトグラフィーあるいは薄層クロマトグラフィ
ーを行なう場合の展開溶媒としては、該分離剤を溶解ま
たはこれと反応する液体を除いて特に制約はない。該分
離剤を化学的方法で担体に結合したシ、架橋によ)不溶
化した場合には反応性液体を除いては制約はない。いう
までもなく、展開溶媒によって化合物または光学異性体
の分離特性は変化するので、各種の展開溶媒を検討する
ことが望ましい。
〔実施例〕
以下実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれによって限定されるものではない。
実施例1〜4 α−クロロプロピオン酸2−イソプロピルフェニル、α
−クロロプロピオン酸1−ナフチル、α−クロロプロピ
オン酸2−ナフチル及びα−クロロプロピオン酸アニリ
ドの鏡像異性体混合物を液体クロマトグラフィーによシ
分離し、分離係数を求めた。結果を表1〜4に示す。
伺液体クロマトグラフィー用カラムとしては、セルロー
ストリアセテート(OA ) 、セルローストリベンゾ
ニー)(OB)、セルローストリスフェニルカルバメー
ト(OC)ヲシフェニルシラン処理したシリカゲルに各
々約り2%重量担持し、長す25cII11内径0.4
6(111のステンレスカラムに充填したものを用いた
又、α−クロロプロピオン酸アニリドの鏡像異性体混合
物を、セルローストリベンゾエート(OB)を用いて分
割した時のクロマトグラムを第1図に示す。
尚、移動相はヘキサン−2−グロパノール=9:1で流
速1.0 txt / minの条件で行なった。
図の縦軸は強度を横軸は保持時間を表わす。
【図面の簡単な説明】 第1図はセルローストリベンゾエート(OB )ヲ用い
て、α−クロロプロピオン酸アニ1ノドを分割した時の
クロマトグラムである。 出願人代理人  古  谷     警笛  1  図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中、AはO、N、S原子のいずれかであり、Rは置
    換あるいは無置換の芳香族基、シクロアルキル基又はア
    ルキル基を示す。*は不斉炭素原子を示す。) で示されるα−クロロプロピオン酸類の鏡像異性体混合
    物を、多糖誘導体を有効成分とする分離剤によつて光学
    分割することを特徴とするα−クロロプロピオン酸類の
    光学分割方法。
JP5203985A 1985-03-15 1985-03-15 α−クロロプロピオン酸類の光学分割方法 Granted JPS61212539A (ja)

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CN113607840A (zh) * 2021-07-29 2021-11-05 京博农化科技有限公司 一种2-氯丙酸手性异构体的分离检测方法

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