JPH03109351A - β―ヒドロキシカルボン酸誘導体の直接分割方法 - Google Patents

β―ヒドロキシカルボン酸誘導体の直接分割方法

Info

Publication number
JPH03109351A
JPH03109351A JP24883489A JP24883489A JPH03109351A JP H03109351 A JPH03109351 A JP H03109351A JP 24883489 A JP24883489 A JP 24883489A JP 24883489 A JP24883489 A JP 24883489A JP H03109351 A JPH03109351 A JP H03109351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
polysaccharide
derivative
formula
hydroxycarboxylic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24883489A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2771863B2 (ja
Inventor
Haruo Miyoshi
三好 晴雄
Kozo Tachibana
浩三 橘
Michio Ito
美智夫 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to JP24883489A priority Critical patent/JP2771863B2/ja
Publication of JPH03109351A publication Critical patent/JPH03109351A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2771863B2 publication Critical patent/JP2771863B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はβ−ヒドロキシカルボン酸誘導体の直接分割方
法に関するものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕β−ヒ
ドロキシカルボン酸誘導体は、医薬中間体や光学活性機
能性材料の原料として利用されている0例えば、光学活
性なβ−ヒドロキシ酪酸エステルは、活性な天然型のβ
−ラクタム構造を持つ抗生物質の中間体として有用な化
合物であり、高純度の光学活性β−ヒドロキシ酪酸エス
テルの製法が活発に検討されている。又、光学活性β−
ヒドロキシ醋酸エステルは強誘電性液晶の原料としても
有用な化合物である。したがって、β−ヒドロキシカル
ボン酸エステルの光学純炭を簡便かつ迅速に決定する方
法を提供することは、効力評価上及び品質管理土掻めて
有益なことである。これまでβ−ヒドロキシカルボン酸
誘導体の光学純度決定法としては、(R)−MTPA 
(α−メトキシ−α−トリフルオロメチルフェニル酢酸
)エステルにして11P1、C分析するなどの方法(野
依ら、 J、 Amer、 Chew、 Soc、+1
09(19)、 5856−8 )が知られているが、
直接分析する方法は知られていない。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した
結果、β−ヒドロキシカルボン酸誘導体を、多糖又はそ
の誘導体を光学活性な固定相とする液体クロマトグラフ
ィー等により光学分割することにより、その光学純度の
決定を簡単かつ正確に行い得ることを見い出して本発明
を完成するに到った。
即ち本発明は、−数式 (式中、R1はアルキル基、又は無置換あるいは置換芳
香族基を示し、Xはアルキルオキシ基、アリールオキシ
基、アルキルチオ基、アリールチオ基、無置換アミノ基
、−置換アミノ基又は二置換アミノ基を示す。率は不斉
炭素原子を示す。) で示されるβ−ヒドロキシカルボン酸誘導体の鏡像異性
体を多糖又はその誘導体を有効成分とする分離剤によっ
て光学分割することを特徴とするβ−ヒドロキシカルボ
ン酸誘導体の直接分割方法を提供するものである。
上記−数式(1)においてR1で示される芳香族基とし
ては、炭素数5〜14の芳香族基が好ましく、フェニル
基、ナフチル基などが例示される。更に、ピリジル基な
とのへテロ芳香族基をも含むものである。また、芳香族
基の置換基としては、炭素数1〜10のアルキル基、C
I、 Br、 r等のハロゲン、更に−CN、−NO□
、−CF、、アルコキシ基等が挙げられる。一方、−数
式(1)においてR1で示されるアルキル基としては、
炭素数1〜20のものが好ましく、その構造の中に二重
結合、フェニル基、あるいは置換基を有してもよい。
−数式(1)において、Xで示されるアルキルオキシ基
及びアルキルチオ基としては、炭素数1〜lOのアルキ
ルオキシ基及びアルキルチオ基が好ましく、その構造の
中に二重結合、フェニル基、あるいは置換基を有しても
良い、具体的にはメトキシ基、エトキシ基、ブチルオキ
シ基、オクチルオキシ基、デシルオキシ基、シンナミル
オキシ基、ビニルオキシ基、アリルオキシ基、ベンジル
オキシ基、メチルチオ基、エチルチオ基、ブチルチオ基
、オクチルチオ基、デシルチオ基、シンナミルチオ基、
ビニルチオ基、アリルチオ基、ベンジルチオ基などが挙
げられる。
又、Xで示されるアリールオキシ基及びアリールチオ基
としては、炭素数5〜14のアIJ −ルオキシ基及び
アリールチオ基が好ましく、具体的にはフェニルオキシ
基、ピリジルオキシ基、トリルオキシ基、ナフチルオキ
シ基、フェニルチオ基、ピリジルチオ基、トリルチオ基
、或いはナフチルチオ基等が例示され、更にこれらの基
は置換基を有しても良い。
更に一般式(1)においてXで示される一置換アミノ基
としては、アルキルアミノ基及びアリールアミノ基が含
まれる。アルキルアミノ基としては炭素数1〜10のア
ルキルアミノ基が好ましく、その構造の中に二重結合、
フェニル基、或いは置換基を有してもよい。具体的には
メチルアミノ基、エチルアミノ基、ブチルアミノ基、ヘ
プチルアミノ基、デシルアミノ基、シンナミルアミノ基
、ビニルアミノ基、アリルアミノ基、ベンジルアミノ基
などが挙げられる。アリールアミノ基としては炭素数5
〜14のアリールアミノ基が好ましく、フェニルアミノ
基、ピリジルアミノ基、トリルアミノ基、ナフチルアミ
ノ基などが例示される。又−数式(1)においてXで示
される二置換アミノ基としては、ジアルキルアミノ基、
アルキルアリールアミノ基、及びジアリールアミノ基が
含まれ、アルキル基としては、炭素数1−10のアルキ
ル基が好ましく、アリール基としては、炭素数5〜14
のアリール基が好ましい。具体的にはジメチルアミノ基
、メチルエチルアミノ基、ベンジルフェニルアミノ基、
ベンジルブチルアミノ基、アリルメチルアミノ基、ジフ
ェニルアミノ基、シンナミルメチルアミノ基、ナフチル
メチルアミノ基、ヘキシルトリルアミノ基等が挙げられ
る。
本発明に用いられる分離剤は多糖又はその誘導体を有効
成分とするものである。ここでいう多糖とは合成多糖、
天然多糖、天然物変成多糖のいずれかを問わず、光学活
性であればいかなるものでも良いが、好ましくは規則性
の高いホモグルカンであり、しかも結合様式も一定であ
るものである。更に好ましくは高純度の多糖を容易に得
ることのできるセルロース、アミロース、β−1,4−
キトサン、キチン、β−1,4−マンナン、β−1,4
−キシラン、イヌリン、α−1,3−グルカン、β−1
,3−グルカン等である。
また多糖の誘導体とは、上記多糖の有する水酸基上の水
素原子の一部あるいは全部、好ましくは85%以上を他
の原子団で置換したものである。
ここでいう原子団とは、下記式 (式中、1は炭素数1〜3より成る脂肪族基、炭素数3
〜8より成る環式脂肪族基、又は炭素数4〜20より成
る芳香族基もしくはヘテロ芳香族基であり、いずれも置
換基を有しても良い)で表されるものであり、これらの
多l!誘導体は公知の各種の化学反応を用いて容易に得
ることができる。
これら多糖又はその誘導体は分離剤の耐圧能力の向上、
溶媒置換による膨潤、収縮の防止、理論段数の向上のた
めに、担体に保持させることが好ましい。適当な担体の
大きさは使用するカラムやプレートの大きさにより変わ
るが、−般にlI!m〜101I11であり、好ましく
はlp〜300−である、担体は多孔質であることが好
ましく、平均孔径は10λ〜100 tsであり、好ま
しくは50人〜10000人である。多糖又はその誘導
体を保持させる量は担体に対して1〜100重量%、好
ましくは5〜50重量%である。
多糖又はその誘導体を担体に保持させる方法は化学的方
法でも物理的方法でも良い。物理的方法としては、多糖
又はその誘導体を可溶性の溶剤に溶解させ、担体と良く
混合し、減圧又は加温下、気流により溶剤を留去させる
方法や、多糖又はその誘導体を可溶性の溶剤に溶解させ
、担体と良く混合した後、該溶剤と相溶性のない液体中
に攪拌、分散せしめ、該溶剤を拡散させる方法もある。
このようにして担体に保持した多糖又はその誘導体を結
晶化する場合には熱処理などの処理を行うことができる
。又、少量の溶剤を加えて多糖又はその誘導体を一旦膨
潤あるいは溶解せしめ、再び溶剤を留去することにより
その保持状態、ひいては分離能を変化せしめることが可
能である。
本発明に用いられる担体としては、多孔質有機担体又は
多孔質無機担体があり、好ましくは多孔質無機担体であ
る。多孔質有機担体として適当なものは、ポリスチレン
、ポリアクリルアミド、ポリアクリレート等から成る高
分子物質が挙げられる。多孔質無機担体として適当なも
のはシリカ、アルミナ、マグネシア、酸、化チタン、ガ
ラス、ケイ酸塩、カオリンの如き合成若しくは天然の物
質が挙げられ、多糖又はその誘導体との親和性を良くす
るために表面処理を行っても良い0表面処理の方法とし
ては、有機シラン化合物を用いたシラン化処理やプラズ
マ重合による表面処理法等がある。
本発明において、上記分離剤を用いてβ−ヒドロキシカ
ルボン酸誘導体を光学分割するための手段としては、ガ
スクロマトグラフィー、液体クロマトグラフィー、薄層
クロマトグラフィー法などのクロマトグラフィー法があ
る。
液体クロマトグラフィーあるいは薄層クロマトグラフィ
ーを行う場合の展開溶媒としては、該分離剤を溶解また
はこれと反応する液体を除いて特に制約はない、該分離
剤を化学的方法で担体に結合したり、架橋により不溶化
した場合には反応性液体を除いては制約はない。いうま
でもなく、展開溶媒によって化合物または光学異性体の
分離特性は変化するので、各種の展開溶媒を検討するこ
とが望ましい。
〔実施例〕
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれらによって限定されるものではない。
実施例1〜3 次式(2) ンレスカラムに充填したものを用いた。
また実施例1及び2で得られた液体クロマトグラフィー
のチャートをそれぞれ第1図及び第2図に示す。
表 工: β−ヒドロキシ酪酸アルキルの分割において
、R3がアルキル基(アルキル基としてはメチル基、エ
チル基、イソプロピル基)であるβ−ヒドロキシ醋酸ア
ルキルの鏡像異性体混合物を液体クロマトグラフィーに
より分離し、保持時間を求めた。
液体クロマトグラフィーの条件及びその結果を表1に示
す。
尚、液体クロマトグラフィー用カラムとしては、セルロ
ース−3,5−ジメチルフェニルカルバメート(ダイセ
ル化学工業■製商品名rODJ )をジフェニルルシラ
ン処理したシリカゲルに約20重量%担持し、長さ25
C11,内径0.46cmのステ
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られた液体クロマトグラフィーの
チャート、第2図は実施例2で得られた液体クロマトグ
ラフィーのチャートである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(1) (式中、R^1はアルキル基、又は無置換あるいは置換
    芳香族基を示し、Xはアルキルオキシ基、アリールオキ
    シ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、無置換アミノ
    基、一置換アミノ基又は二置換アミノ基を示す。*は不
    斉炭素原子を示す。) で示されるβ−ヒドロキシカルボン酸誘導体の鏡像異性
    体を多糖又はその誘導体を有効成分とする分離剤によっ
    て光学分割することを特徴とするβ−ヒドロキシカルボ
    ン酸誘導体の直接分割方法。
JP24883489A 1989-09-25 1989-09-25 β―ヒドロキシカルボン酸誘導体の直接分割方法 Expired - Fee Related JP2771863B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24883489A JP2771863B2 (ja) 1989-09-25 1989-09-25 β―ヒドロキシカルボン酸誘導体の直接分割方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24883489A JP2771863B2 (ja) 1989-09-25 1989-09-25 β―ヒドロキシカルボン酸誘導体の直接分割方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03109351A true JPH03109351A (ja) 1991-05-09
JP2771863B2 JP2771863B2 (ja) 1998-07-02

Family

ID=17184118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24883489A Expired - Fee Related JP2771863B2 (ja) 1989-09-25 1989-09-25 β―ヒドロキシカルボン酸誘導体の直接分割方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2771863B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6767553B2 (en) 2001-12-18 2004-07-27 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Natural fibers treated with acidic odor control/binder systems

Also Published As

Publication number Publication date
JP2771863B2 (ja) 1998-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4322310A (en) Chiral supports for resolution of racemates
JPH054377B2 (ja)
JPS60226829A (ja) 多糖誘導体より成る分離剤
JPS60226830A (ja) 1,3−グルカンより成る分離剤
JP3272354B2 (ja) 新規な多糖誘導体及び分離剤
JPS60161928A (ja) セルロースの硝酸エステルを含有する分離剤
JPS61267537A (ja) 4―ヒドロキシシクロペンテノンの光学分割方法
JPH03109351A (ja) β―ヒドロキシカルボン酸誘導体の直接分割方法
EP0699902B1 (en) Filler for high-performance liquid chromatography and method of manufacturing the same
JPS60226833A (ja) 多糖の芳香族エステル誘導体より成る分離剤
JP3051782B2 (ja) セルロースのアルコキシ置換芳香族カルバメート誘導体より成る分離剤
JPH07113026B2 (ja) オフロキサシンのエステル類の光学分割方法
JPH0430376B2 (ja)
JP3148032B2 (ja) 多糖の置換芳香族カルバメート誘導体および分離剤
JPS61233633A (ja) 多糖のハロゲン置換芳香族カルバメート誘導体を有効成分とする分離剤
JPS61176538A (ja) アラルキルアルコ−ル類の光学分割方法
JP2506633B2 (ja) 環状カルボニル化合物の光学分割方法
JPH05148163A (ja) 分離剤
JPS6330444A (ja) アセトイン誘導体の直接光学分割方法
JPS63145255A (ja) 2−(4−ヒドロキシフエノキシ)カルボン酸エステルの直接分割方法
JPS61225138A (ja) 多重結合を含む原子団を持つアルコ−ルの光学分割方法
JPS61212539A (ja) α−クロロプロピオン酸類の光学分割方法
JPS63250327A (ja) 分離方法
JPS62211552A (ja) 分離剤の製造方法
JPS61176558A (ja) ニトリル類の光学分割方法

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees