JPS62211552A - 分離剤の製造方法 - Google Patents

分離剤の製造方法

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JPS62211552A
JPS62211552A JP61052704A JP5270486A JPS62211552A JP S62211552 A JPS62211552 A JP S62211552A JP 61052704 A JP61052704 A JP 61052704A JP 5270486 A JP5270486 A JP 5270486A JP S62211552 A JPS62211552 A JP S62211552A
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JP
Japan
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liquid
solvent
porous
arom
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JP61052704A
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Toru Shibata
徹 柴田
Kousaku Sasaki
佐々木 孝策
Michiyo Yamane
山根 みち代
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は光学分割を主目的とする液体クロマトグラフィ
ー用分離剤の製法に関するものである。
[従来技術及び問題点] 光学分割におけるクロマトグラフィー法の応用が、その
困難なプロセスをいかに簡単なものにするかはすでによ
く紹介されている。また、この目的に多糖誘導体を多孔
質担体に担持した複合物が良好な効果を与えることが明
らかにされている。
しかし、光学分割をなお効率的に行なうためにはカラム
の分離能力を少しでも高くする必要がある。
[問題点を解決するための手段] 本発明はかかる充填剤の分離能力を向上せしめるための
検討の結果達成されたものである。即ち多糖誘導体を担
体に担持するためには、いったんこれを溶解しなければ
ならないが、この時に用いる溶媒の選択が、得られた分
離剤の分離特性に影響を与えることは知られていた。本
発明者らは更にすぐれた性能を有するカラム充填剤を得
るべく、検討を重ねた結果従来用いられたことのない芳
香族液体を溶媒として用いるか、あるいは主溶媒の中に
添加することが極めてすぐれた効果を示すことを発見し
たものである。即ち本発明は溶媒に溶解したる多糖誘導
体を微多孔質担体に担持させ、前記溶媒を除去し分離剤
を調整する方法において、該溶媒として芳香族液体、も
しくは芳香族液体を含む液体を用いることにより得られ
た分離剤の光学分割能力を高める方法に関するものであ
る。
本発明にいう芳香族液体とは、炭素数10以下より成る
芳香族環、あるいはへテロ芳香族環を有する化合物をさ
し、いかなる置換基を有しても良い。例えば、ベンゼン
、トルエン、ニトロベンゼン、ベンゾニトリル、ベンズ
アルデヒド、安息香酸エステル、アニソール、酢酸フェ
ニル、フェノール、クレゾール、アニリン、N、N−ジ
メチルアニリン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、
チオフェン、ビロール、N−メチルフラン、ビロール、
ピリジン、とリジンオキシドなどを例としてあげること
ができるが、これらの各々が結果する分離剤の分離特性
に与える影響は異なっており、好ましくは溶解せんとす
る多m誘導体との相容性にすぐれたものが好ましい。更
に好ましくは例えばセルローストリアセテートを多糖誘
導体として用いる場合にはフェノールやクレゾール、セ
ルローストリベンゾエートにはベンゼンやニトロベンゼ
ン等である。
これらの液体を用いる場合に、それ自体を溶媒として用
いても良いが該多糖誘導体に対する溶解性が不十分であ
ったり、また通常比較的沸点の高いものが多(、乾固が
困難である場合もあるので、該多糖誘導体を溶解するこ
とのできる他の溶媒、例えばジクロロメタン、トリクロ
ロメタンなどの沸点の低い適切な溶媒に少量混合した方
が扱いが容易となる。この場合の芳香族液体の重最含有
率は1〜100%好ましくは5〜100%である。
本発明に用いる分離剤は多糖誘導体を有効成分とするも
のである。ここでいう多糖とは合成多糖、天然多糖、天
然物変成多糖のいずれかを問わず、光学活性であればい
かなるものでも良いが、好ましくは規則性の高いホモグ
リカンであり、しかも結合様式も一定であるものである
。更に好ましくは高純度の多糖を容易に得ることのでき
るセルロース、アミロース、β−1,4−キトサン、キ
チン、β−1,4−マンナン、β−1,4−キシラン、
イヌリン、α−1,3−グルカン、β−1,3−グルカ
ン等である。多糖の誘導体とは、上記多糖の有する水酸
基上の水素原子の一部あるいは全部、好ましくは85%
以上を他の原子団で置換したものである。ここでいう原
子団は、 であり、Roは炭素数1乃至3より成る脂肪族基、3乃
至8より成る環式脂肪族基、炭素数4乃至20より成る
芳香族基もしくはヘテロ芳香族基であり、いずれも置換
基を有しても良い。これらの誘導体は公知の各種の化学
反応を用いて容易に得ることができる。
本発明に用る微多孔質担体としては、多孔質有機担体又
は多孔質無機担体があり、好ましくは多孔質無機担体で
ある。多孔質有機担体として適当なものは、ポリスチレ
ン、ポリアクリルアミド、ポリアクリレート等からなる
高分子物質が挙げられる。多孔質無機担体として適当な
ものはシリカ、アルミナ、マグネシア、酸化チタン、ガ
ラス、ケイ酸塩、カオリンの如き合成もしくは天然の物
質が挙げられ多糖誘導体との親和性を良くするために表
面処理を行なっても良い。表面処理の方法としては、有
機シラン化合物を用いたシラン化処理やプラズマ重合に
よる表面処理法等がある。
適当な担体の大きさは、一般に1μm〜10sであり、
好ましくは1μm〜300μmである。
多孔質の平均孔径は10A〜100μmであり、yまし
くは50八〜10000八である。多Xll誘導体を保
持させる譬は担体に対して1〜100ffi量%、好ま
しくは5〜501iffi%である。
[作用] 本発明の芳香族液体が多糖誘導体の光学分割特性に影響
を与える理由は明らかではないが、芳香族化合物のよう
にかなりの大きさを有する化合物が多′M誘導体に溶媒
和した場合に、例えばグリコシド結合のフンホメーショ
ンが伸張して、分子鎮のコンホメーション的均一性を増
大させるといった効果が想像される。
[効果1 本発明の効果は、比較例、実施例を比較すれば明らかな
ように、分割能力の著しい効果が認められる。このこと
は言うまでもなく分析、分取のいずれをとわず、従来極
めて困難な場合の多かった光学分割をカラムクロマトグ
ラフィーという簡便な手段をもって行なう方法を更に進
歩させることに貢献するものである。
[実施例] 以下、本発明を実施例、比較例を用いて説明するが、本
発明がこれら実施例に限られるものでないことはいうま
でもない。
本実施例中に分離能力を表わす指標として主に用いる分
離係数 αは以下のように定義される。
α=に′2/に′1 実施例1及び比較例1 三酢醒セルロース1部を、表面をジフェニルシラン処理
したシリカゲル(Herck社製、Lichrosph
er 5i1000) 4部に担持してクロマトグラフ
ィー用分離剤を調整する際に、溶媒(約8部を用いる)
としてジクロロメタン−フェノール混合液(8: 1 
)を用いた場合(実施例1)とジクロロメタンのみを用
いた場合(比較例1)に、それぞれ得られた分離剤がい
くつかの化合物に対して示すαを表1に記した。なお、
分析は得られた分離剤を長さ25am、内径0.46 
txのカラムにスラリー法により充填し、ヘキサン−イ
ソプロピルアルコール9:1混合液を溶離液とし、流速
0.5d/分、温度20−25℃の条件下に行なった。
実施例2.3及び比較例2 実施例1と同様の製造方法にしてセルローストリベンゾ
エートを担持する際に、溶媒としてジクロ−メタン−ベ
ンゼン混合液(4: 1 )を用いた場合(実施例2)
、ジクロロメタン−ニトロベンゼン(8: 1 )混合
液を用いた場合(実施例3)、及びジクロロメタンのみ
を用いた場合(比較例2)に各々分離剤がいくつかの化
合物に対して示したのを表−2に記す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 溶媒に溶解したる多糖誘導体を微多孔質担体に吸着させ
    、前記溶媒を除去して分離剤を調整する方法において、
    該溶媒として芳香族液体もしくはこれを含む液体を用い
    ることを特徴とする分離剤の製造方法
JP61052704A 1986-03-12 1986-03-12 分離剤の製造方法 Expired - Lifetime JPH0718849B2 (ja)

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