JPH02289601A - 新規な多糖誘導体及び分離剤 - Google Patents

新規な多糖誘導体及び分離剤

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JPH02289601A
JPH02289601A JP1119137A JP11913789A JPH02289601A JP H02289601 A JPH02289601 A JP H02289601A JP 1119137 A JP1119137 A JP 1119137A JP 11913789 A JP11913789 A JP 11913789A JP H02289601 A JPH02289601 A JP H02289601A
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derivative
separating agent
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佳男 岡本
Koichi Hatada
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば光学分割を行う機能材料として極めて
有用な、新規な多糖誘導体に関する。
詳細には不斉炭素をもった原子団を有する新規な多糖誘
導体であり、又該誘導体からなる分離剤に関する。
〔従来技術及び発明が解決しようとする課題〕従来、多
糖類にアキラルな化合物を反応させた誘導体は知られて
いる。構造的には、立体的に規則正しいボリマー主鎖に
アキラルな基が結合したもので、液体クロマトグラフィ
ーのカラム充填剤として種々のラセミ体に対し不斉識別
能を示す。しかし、不斉中心を2個有する化合物、ある
いは不斉中心に種々の官能基を持つラセミ体と構造が複
雑になるに従い、識別能がうまく発現されない場合があ
る。
本発明は、キラルな化合物を多糖に反応させて、主鎖及
び側鎖を共に立体的に規制することにより、より優れた
不斉識別能を持たせた多糖誘導体及び分離剤を提供しよ
うとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
即ち本発明は、多糖の有する水酸基又はアミノ基上の水
素原子の一部又は全部を下記の式(1). (2)又は
(3)で示される原子団の1種又は2種以上で置換して
なる新規な多糖誘導体及び該多糖誘導体を主成分とする
分離剤に係るものである。
−C−R          (1) n R《3) (但しRを構成する炭素原子数は1〜30であり、Rは
少なくとも1個の不斉中心を有するグループである) 尚、上記原子団による置換度は少なくとも30%以上で
あり、好ましくは50%以上、更に好ましくは85%以
上である。
〈多 糖〉 本発明における多糖とは、合成多糖、天然多糖及び天然
物変成多糖のいずれかを問わず、光学活性であればいか
なるものでも良いが、好ましくは結合様式の規則性の高
いものである。例示すれば、α−1.4−グルカン(ア
ミロース、アミロペクチン)、α−1.6−グルカン(
デキストラン)、β−1.6−グルカン(プスッラン)
、β−1.3−グルカン(例えば、カードラン、シゾフ
ィラン等)、α−1.3−グルカン、β−1.2グルカ
ン(Crown Gall多糖)、β−1.4−ガラク
タン、β−1.4−マンナン、α−1.6−マンナン、
β−1.2−フラクタン(イヌリン)、β−2,6−フ
ラクタン(レバン)、β−1,4一キシラン、β−1.
3−キシラン、β−1.4−キトサン、β−1.4−N
〜アセチルキトサン(キチン)、プルラン、アガロース
、アルギン酸等であり、アミロースを含有する澱粉など
も含まれる。特に好ましいものは高純度の多糖を容易に
得ることのできるアミロース、β−1.4−キトサン、
キチン、β−1.4−マンナン、β−1.4−キシラン
、イヌリン、カードラン等である。
これら多糖の数平均重合度(1分子中に含まれるピラノ
ース或いはフラノース環の平均数)は5以上、好ましく
は10以上であり、上限は2000、好ましくは500
以下であることが取り扱いの容易さにおいて好ましい。
〈原 子 団〉 導入される原子団としては、多糖の水酸基、又はアミノ
基と反応して上記(1).(2)及び(3)式で示され
る、エステル結合、ウレタン結合及びエーテル結合を形
成する化合物である。
式中のRを構成する炭素原子数は1〜30であり、Rは
少なくとも1個の不斉中心を有する。
さらに構造中に実際の反応に関与しないエーテル結合、
カルボニル結合やハロゲンなどの官能基を含んでいても
かまわない。また、Rを構成する炭素原子はSP3混成
(C−C単結合時の炭素の原子軌道》のみ、あるいはS
P3, SP2(C=C二重結合の炭素の原子軌道) 
、sp(−c=c−あるいは−(’=%三重結合の炭素
の原子軌道》のうち2種あるいは3種の組み合わせから
なるグループがあり、幾何学的には鎮状でも環状でもか
まわない。
具体的には、例えば以下のようなものがある。
尚、式中*印は不斉中心を示す。
A)  SP3混成炭素原子単独からなるグループロ H3c じH3 SP3とSP2混成炭素原子からなるグループロ れか1種あるいは2種以上用いてもかまわない。
これは目的とする分離性能の面から選択することが好ま
しい。
また、Rとして分子不斉なグループがあり、例えば次の
ようなものが挙げられる。
また、 原子団としては式(1). (2). (3)のいずく
合成方法〉 1》 エステル結合 本発明の多糖のエステル誘導体をなすカルボニル基は前
述の一般式(1)で示され、対応する多糖が有する全水
酸基及びアミノ基のうち30%乃至100%、好ましく
は50%以上、更に好ましくは85%以上が該カルボニ
ル基とエステル結合を形成しているものである。
本発明に係るエステル誘導体の合成は、対応するカルボ
ン酸を塩化チオニノペオキサリルクロリドなどを用いて
酸クロリドとした後、ピリジン溶媒中、対応する多糖と
反応させることにより、容易に得られる。
2) カルバメート結合 本発明の多糖のカルバメート誘導体をなすカルバモイル
基は前述の一般式(2) で示され、対応する多糖が有
する全水酸基及びアミノ基のうち30%乃至100%、
好ましくは50%以上、更に好ましくは85%以上が該
カルバモイル基とウレタン結合を形成しているものであ
る。
本発明に係るカルバメート誘導体の合成には通常のアル
コールとインシアナートからウレタンを生ずる反応をそ
のまま適用できる。
例えば、適当な溶媒中で三級アミノ等のルイス塩基、又
は錫化合物等のルイス酸を触媒として、対応するイソシ
アナートと多糖を反応させることにより得ることができ
る。また、インシアナートの合成は、例えば、対応する
アニリン誘導体のアミノ基にホスゲンを作用させること
により容易に得ることができる。
3) エーテル結合 本発明の多糖エーテル誘導体をなすグループは前述の一
般式(3)で示され、対応する多糖が有する全水酸基及
びアミノ基のうち30%乃至100%、好ましくは50
%以上、更に好ましくは85%以上が該グループとエー
テル結合を形成しているものである。
本発明に係るエーテル誘導体の合成は、対応するハロゲ
ン化物を、例えばジオキサン、ピリジン溶媒中、塩基と
して水酸化カリウム、カリウムt−ブトキシドを用いて
、相当する多糖と反応させることにより得られる。
く分 離 剤〉 本発明の多糖誘導体は、機能材料として極めて有用な物
質であり、とくに光学分割用充填剤、即ち分離剤として
有用なものである。
本発明の多糖誘導体を分離剤として、化合物の混合物や
光学異性体混合物を分離する目的に使用するには、本発
明の多糖誘導体を充填したガスクロマトグラフィー、液
体クロマトグラフィー、薄層クロマトグラフイーなどの
クロマトグラフィー法を用いるのが一般的であるが、こ
の他、本発明多糖誘導体を含む膜を成形し、これで膜分
離を行うこともできる。
本発明の誘導体を分離剤として液体クロマトグラフィー
法に応用するには、その粉体としてカラムに充填する方
法が簡便である。本発明誘導体を粉砕するかビーズ状に
することが好ましく、粒子は多孔質であることがより好
ましい。
更に分離剤の耐圧能力の向上、溶媒置換による膨潤、収
縮の防止、理論段数の向上のために多糖誘導体を担体に
担持させることも好ましい。
粉体として用いる場合の粒子の大きさおよび担体の大き
さは使用するカラムの大きさによって異なるが、1μm
〜1 mmであり、好ましくは1μm〜300μmであ
る。担体は多孔質であることが好ましく、その平均孔径
は10人〜100μmであり、好ましくは、50A〜5
0000人である。
担体に担持させる多糖誘導体の量は担体に対して1〜1
00重量%、好ましくは5〜50重量%である。
多糖誘導体を担体に担持させる方法は化学的方法でも物
理的方法でもよい。物理的方法としては、多糖誘導体を
可溶性の溶剤に溶解させ、担体と良く混合し、減圧また
は加温下、気流により溶剤を留去させる方法や、多糖誘
導体を可溶性の溶剤に溶解させ、担体と良く混合した後
、多糖誘導体に対し不溶性の溶剤に分離させることによ
って可溶性溶剤を拡敗さ仕てしまう方法もある。この様
にして得られた分離剤は、加熱、溶媒の添加、洗浄など
の適当な処理を行うことによって、その分離能を改善す
ることも可能である。
用いる担体としては多孔質有機担体または多孔質無機担
体があり、好ましくは多孔質無機担体である。多孔貿有
機担体として適当なものは、ボリスチレン、ポリアクリ
ルアミド、ポリアクリレート等からなる高分子物質が挙
げられる。
多孔質無機担体として適当なものは、シリカ、アルミナ
、マグネシア、ガラス、カオリン、酸化チタン、ケイ酸
塩などであり、これらの表面に、カルバメート誘導体と
の親和性を良くしたり、担体自身の表面の特性を改質す
るために処理を施したものを用いても良い。表面処理の
方法としては有機シラン化合物によるシラン化処理やプ
ラズマ重合による表面処理方法等がある。
液体クロマトグラフィーあるいは薄層クロマトグラフィ
ーを行う場合の展開溶媒としては多糖誘導体を溶解また
はこれと反応するものを除いて特に制約はない。多糖誘
導体を化学的方法で担体に結合したり、架橋により不溶
化した場合にはこれと反応するものを除いて特に制約は
ない。
一方、薄層クロマトグラフィーを行う場合には、0.1
μm〜Q.l+nm程度の粒子からなる該分離剤と、必
要であれば少量の結合剤より成る厚さ0.1M〜100
mmの層を支持板上に形成すれば良い。
又、膜分離を行う場合には中空糸あるいはフィルムとし
て用いる。
〔実 施 例〕
以下本発明を実施例によって詳述するが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。さらに上記の分
離効果を応用例に示す。
実施例1 〔セルローストリス((−)−1−フェニルエチル力ル
バメート)〕の合成 セ/l/ CI − ス(Avicel +メルク社)
0.80gを80℃で6時間LiCl/N,N−ジメチ
ルアセトアミド1.2g/12ml!中で撹拌した後、
これにピリジン6ml、(−)−1−フエニルエチルイ
ソシア−1−−}3.5一を加え、26時間、100℃
で反応させた。反応溶液をメタノールに注ぎ入れ、生成
物を析出させ、グラスフィルターで濾取し、60℃で真
空乾燥した。
収1  2.21g    収率 74.2%尚、(−
)−1−フエニルエチルイソシアナー}は(一)−1−
フェニルエチルアミノにホスゲンを反応させて合成した
得られたセルローストリカルバメート誘導体(以下(−
) − isomerとよぶ)の元素分析値は次の如く
である。
C%  H%  N% 実測値 64.42  6.08  6.78計算値 
65.66  6.18  6.96応用例1 実施例lで得られた多糖誘導体の1部(部は重量部、以
下同じ)を、8部のアセトンに溶解し、ジフエニルシラ
ン処理したシリカゲル(Merck社製: Lichr
ospher Si−1000) 4部と混和した後、
アセトンを減圧留去することにより充填剤を得た。該充
填剤をメタノールを用いたスラリー法により内径0. 
46cm,長さ25cmのステンレス製力ラムに充填し
た。
この分離剤を用いて種々のラセミ体化合物を分離した。
その結果を表−1に示す。
尚、表中の容量比(k″》、分離係数(α)及び分離度
(Rs)は、それぞれ下式により定義される。
容景比(k′) 分離体化合物の保持時間一デッドタイムデッドタイム 分離係数 (α) より弱く吸着される化合物の容量比 分離度(Rs) = 両ピークの半値幅の合計 (分離度が1以上であれば完全分離であることを示す) 溶離液 表−1 ヘキサン/2 プロバノール=90/10(容量比) 実施例2 〔キシランビス((+)−1−フエニルエチル力ルパメ
ート)及びキシランビス((−)−1−フェニルエチル
力ルバメート)の合成〕 1) (+)及び(−)−1−フエニルエチルイソシア
ナートの合成 合成は常法により行った。
・(+)−1−フエニルエチルイソシアナート66. 
2〜67. 8℃75mmHg収率69.4% (ロ)P   +10,4゜ (Aldrich   [α]+9 +9.2゜ (n
eat))・(−)−1−フエニルエチルイソシアナー
ト66. 3〜66. 8℃75mmHg収率71.1
% 2)  キシランビス(1−フェニルエチル力ルバメー
ト)の合成 50−二ロフラスコに還流冷却管を取りつけた。N2下
にてキシラン0.80g(生化学工業株式会社製)、L
iCI 0.85gを入れ、乾燥ジメチルアセトアミド
(モレキュラーシーブ上)6rnI!を加え、90℃に
て2時間撹拌した。粘度はかなり高くなったが、均一系
であった。これに乾燥ピリジン(KOH上) 15ml
を加えた後、1−フェニルエチルイソシアナート2.5
mj!(キシランの−OHモル数X 1. 5)を加え
た。24時間後、反応系にはインシアナートは存在せず
(IRより)、反応もそれほど進んでいないので、更に
インシアナー}1.1mj!を加えた。
反応開始後92時間でMeOHに沈殿させ、遠沈回収し
た。この直前にはイソシアナートは系に残っていた(I
R)。ピリジン添加後は塩化カルシウム管を取り付けた
得ラれたキシランビス((+)−1−7二二ルエチル力
ルバメート) (以下(+) − isomerとよぶ
)及びキシランビス((−)−1−フェニルエチル力ル
バメート》(以下(−)−isomerとよぶ)は次式
で表される構造を有する。
CH3 注》(》 内は計算値 応用例2 実施例2で得られたキシランビス(l−フェニルエチル
力ルバメート)0.75gをジメチルアセトアミド7r
nlに溶かした。これを2〜3回に分けてシリカゲル(
4000−7 、3−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン処理)3.OOgに担持した。
カラム(25 X 0, 46 (i d) cm)に
はヘキサンー流動パラフィン(2:1)に分散させて充
填した。
圧力 330kg/cm” この分離剤を用いて種々のラセミ体化合物を分離した。
その結果を表−2、表−3及び表一4に示した。
実施例3 〔アミローストリス((−)−1−フェニルエチル力ル
バメート)の合成〕 CHs 50nj!二ロフラスコに還流留去管を取り付け、N2
下にてアミロース(半井化学) 0. 80 g , 
Li(1’10. 80 gを入れ、乾燥ジメチルアセ
トアミド(モレキニラーシーブ上)5−を加えた。90
℃にて2時間加熱撹拌した。不均一系ではあったが、こ
れに乾燥ピリジン(KO}l上)Tdを加えた後、(−
)−1−フェニルエチルイソシアナートヲ加え、90℃
にて50時間反応させた。反応系の粘度はかなり高かっ
た。また、メタノールに沈殿させた際、ポリマーは粉状
ではなく糸状に沈殿した。
収量1. 33 g   収率44.7%更にこのポリ
マーをTHFにより溶媒分別した。
可溶部 0.77g (61.1%) 不溶部 0.49g (38.9%〉−・・未反応の−
OHが見られた。
得ラれたアミローストリス((−) −1−7二二ルエ
チル力ルパメートの収量は0. 77 g ,収率は2
5.9%であった。
元素分析   C%  H%  N% 実測値  63.93   6,05   6.72計
算値  65.72   6.14   6.97応用
例3 実施例3で得られたボリマー0. 72 gを15一の
THFに溶かし、シリカゲル(3−アミノブロピルトリ
エトキシシラン処理)2.90gに担持した。バッヰン
グはヘヰサンー流動バラフィン(2:1)に分散させ、
330kg/cm”で加圧した。
この分離剤を用いて種々のラセミ体化合物の光学分割を
行った。分割の結果は表−5に示した。
実施例4 〔アミローストリス((+)−1−フェニルエチル力ル
バメート)の合成] CH. 50ml!二ロフラスコに還流留去管を取り付け、N2
下にてアミロース(半井化学) 0. 80 g , 
LiCl0. 80 gを入れ、乾燥ジメチルアセトア
ミド(モレキニラーシーブ上)  7mj’を加えた。
90℃にて5時間加熱撹拌した。不均一系ではあったが
、これに乾燥ビリジン(KOH上》10−を加えた後、
(+)−1−フェニルエチルイソシアナート3.6gを
加え、90℃にて70時間反応させた。反応系の粘度は
かなり高かった。また、メタノールに沈殿させた際、ボ
リマーは粉状ではなく糸状に沈殿した。
更にこのポリマーをTHFにより溶媒分別した。
可溶部 0.72g (61.1%) 得られたアミローストリス((+)−1−フエニルエチ
ル力ルバメートの収量は0. 72 g ,収率は22
.6%であった。
元素分析   C%  H%  N% 実測値  64,85   6.11   6.87計
算値  65.72   6.14   6.97応用
例4 実施例4で得られたポリマー0. 72 gを15ml
のTHFに溶かし、シリカゲル(3−アミノブ口ピルト
リエトキシシラン処理)2.90gに担持した。バッヰ
ングはヘキサンー流動パラフィン(2:1)に分散させ
、330kg/cm’で加圧した。
この分離剤を用いて種々のラセミ体化合物の光学分割を
行った。分割の結果は表−5に示した。
実施例5 〔セルローストリス((+)−1−フエニルエチル力ル
バメート)の合成〕 CH. 50一二ロフラスコに還流留去管を取り付け、N2下に
てセルo−ス(Merck) 0.80g, LiC1
 0.90gを入れ、乾燥ジメチルアセトアミド(モレ
キュラーシーブ上)7rnlを加えた。90℃にて4時
間加熱撹拌した。不均一系ではあったが、これに乾燥ピ
リジン8mlを加えた後、(+)−1−フエニルエチル
イソシアナートを加え、90℃にて27時間反応させた
。不均一系であったので、停止前2時間の時にイソシア
ナー} 0. 80 gを再添加した。ボリマーはメタ
ノールに沈殿させ、グラスフィルターにて回収した。
収量2. 10 g   収率70.6%更に、このポ
リマーをTHFにより溶媒分別した。
可溶部 1.96g (91.6%〉 不溶部 0.18g (8.4%) 未反応の−OHが見られた。
得ラレタセルローストリス((+)−1−7二二ルエチ
ル力ルバメート)の収量は1.96g、収率は65.9
%であった。
元素分析   C%  H%  N% 実測値  65.44   6,19   6.96計
算値  65.72   6.14   6.97応・
用例 5 実施例5で得られたポリマー0. 74 gをTHF1
2艷に溶かし、シリカゲル(3−アミノプ口ビルトリエ
トキシシラン処理)3.00gに担持した。
パッキングはヘキサンー流動パラフィン(2:1)で分
散させ、330kg/cm’ テ加圧した。
この分離剤((+) I SOfller と略す) を用いて種 表 々のラセミ体化合物の光学分割を行った。
分割 の結果は次の表−6にまとめた。
表 〈続 き) 手 続 補 正 書 (自発) ■. 事件の表示 特願平1−119 137号 2. 発明の名称 新規な多糖誘導体及び分離剤 3. 補正をする者 事件との関係

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多糖の有する水酸基又はアミノ基上の水素原子の一
    部又は全部を下記の式(1)、(2)又は(3)で示さ
    れる原子団の1種又は2種以上で置換してなる新規な多
    糖誘導体。▲数式、化学式、表等があります▼・・・・
    ・(1) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・(2) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・(3) (但しRを構成する炭素原子数は1〜30であり、Rは
    少なくとも1個の不斉中心を有するグループである) 2 キラルな側鎖を有する多糖誘導体を主成分とする分
    離剤。
JP1119137A 1989-01-20 1989-05-12 新規な多糖誘導体及び分離剤 Expired - Lifetime JP2669554B2 (ja)

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